JPH0575218U - 傾動機能付きハンガーコンベア - Google Patents

傾動機能付きハンガーコンベア

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JPH0575218U
JPH0575218U JP1363092U JP1363092U JPH0575218U JP H0575218 U JPH0575218 U JP H0575218U JP 1363092 U JP1363092 U JP 1363092U JP 1363092 U JP1363092 U JP 1363092U JP H0575218 U JPH0575218 U JP H0575218U
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JP
Japan
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hanger
door
roller
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holding
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Application number
JP1363092U
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English (en)
Inventor
功 下村
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアパネル等の物品をハンガーで保持して搬
送する途中の接着剤塗布工程等において、該ハンガーと
共に物品を垂下状態から所定の傾き角度の仰向け姿勢と
なるように傾動できて、塗布物の流れ落ちを防止するな
どに効果的となる傾動機能付きハンガーコンベアを提供
することにある。 【構成】 自動車のドアAを保持したままハンガーレー
ル1に沿って移動するハンガー5の下部に縦軸的にコロ
10を設けると共に、このハンガー5の移動途中の下側
箇所にコロ10が転接してー側斜め上方に押し上げられ
ることでハンガー5を垂下状態から所定の傾き角度に傾
動させる彎曲形状のガイドレール11を設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車組立工場のドアレスラインに設置されてドアを各種処 理工程に次々と搬送するハンガーコンベアに関し、特にドアレスラインの途中の 防水シート用接着剤塗布工程に有用な傾動機能付きハンガーコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車組立工場のドアレスラインには、ドア内面に対しドアトリムを 装着する前に、該ドアのインナーパネルに透明なビニール製の防水シートを貼り 付ける工程がある。この防水シートを貼り付けるために、その前の準備工程でド アのインナーパネルに接着剤を塗布している。この接着剤の塗布は従来作業員が ハンドガン等を用いて手作業で行っている。
【0003】 ところで、近年ではドアレスラインにハンガーコンベアを設置し、このハンガ ーコンベアのハンガーによりドアを垂下状態に保持して各種処理工程に次々と搬 送し、その各処理工程ではロボットによる自動化を出来るだけ図り、作業員の削 減と能率向上が押し進められて来ている。 そこで、ハンガーコンベアで送られて来るドアのインナーパネルに対し防水シ ート用接着剤をロボットにより自動的に塗布する試みを行った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述のハンガーコンベアにより送られて来たドアのインナーパネルに対し防水 シート用接着剤をロボットにより塗布した場合、そのドアがハンガーにより垂下 状態に保持されていることから、塗布した接着剤が流下して床面に垂れ落ちる不 具合を生じる問題が起きた。
【0005】 本考案は前記事情に鑑みなされ、その目的とするところは、自動車のドア等の 物品をハンガーで保持して搬送する途中の接着剤塗布工程などにおいて、該ハン ガーと共に物品を垂下状態から所定の傾き角度の仰向け姿勢となるように傾動で きて、塗布物の流れ落ちを防止するなどに効果的となる傾動機能付きハンガーコ ンベアを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の傾動機能付きハンガーコンベアは、前記目的を達成するために、自動 車のドア等の物品を保持したままハンガーレールに沿って移動するハンガーの下 部に縦軸的にコロを設けると共に、このハンガーの移動途中の下側に前記コロが 転接してー側斜め上方に押し上げられることでハンガーを垂下状態から所定の傾 き角度に傾動させる彎曲形状のガイドレールを設けてなる。
【0007】
【作用】
前記構成の傾動機能付きハンガーコンベアによれば、自動車のドア等の物品を ハンガーで保持して搬送する途中で、そのハンガー下部のコロが下側の彎曲した ガイドレールに転接してー側斜め上方に押し上げられる。これで該ハンガーが物 品を保持したまま垂下状態から所定の傾き角度に傾動せしめられて、その物品が 適当な角度の仰向け状態となる。こうした状態でその物品にロボットなどにより 接着剤塗布を行えば、その塗布物が物品から流れ落ちるような不都合がなくなる 。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の傾動機能付きハンガーコンベアの一実施例を図面により説明す る。なお、図1は要部の側面図、図2は同平面図、図3は図1のX−X線に沿う 矢視図である。
【0009】 ここでは、本考案の傾動機能付きハンガーコンベアを自動車のドアレスライン にドア搬送手段として適用した例を示すが、その他適宜の物品の搬送に利用して も可である。
【0010】 まず、図1乃至図3において、図中1は長尺なハンガーレール、これはドアレ スラインの上部の固定梁2の下側にC形ブラケット3を介し固定支持することで 、水平状態で長く環状に亘り架設されている。このハンガーレール1は図3に断 面を示す如く左右一対のコ字形レールを小間隙を存し平行に対向配置した構成で ある。
【0011】 図中5は前記ハンガーレール1に多数懸吊されたハンガーである。これら各ハ ンガー5は略L字形態をなし、それぞれ自動車のドアAをこの前後端縁並びに下 側縁から咬持するようにして同一向きで垂直状態に保持する。このハンガー5の 前端立上りポール5aの上端に懸架部材6を有すると共に、この懸架部材6の前 後端にブラケット7,7を有している。これら前後のブラケット7,7にそれぞ れハンガーローラ8を有し、これらハンガーローラ8を前記ハンガーレール1の 左右のコ字形レール内に転動可能に摺嵌することで、各ハンガー5がハンガーレ ール1に沿って走行移動可能に懸吊されている。
【0012】 なお、これら各ハンガー5は前後に隣接するもの同志の上部ブラケット7,7 が係合して後押し的に前進駆動せしめられるか、或いはハンガーレール1に沿っ て張設した前進駆動用ローラーチェーン(図示せず)に上部ブラケット7を係脱 可能に係合して一定速度で前進せしめられるようになっている。
【0013】 ここで、図1及び図3に示す如く前記各ハンガー5の下辺部5bの下側に縦軸 的に突出する状態でー個のコロ10が回転自在に設けられている。また、前記ハ ンガー5がドアAを保持して移動するドアレスラインの途中の接着剤塗布工程M を含む前後適当長さの範囲の下側箇所に、前記ハンガー5の移動に伴いコロ10 が転接するガイドレール11が設けられている。
【0014】 このガイドレール11は、長尺な一本の丸棒状のもので、床デッキ上に位置決 め固定したベース12上に多数のスタンド13…を介し固定支持されている。こ のガイドレール11は図1〜図3に示す如く三次元的に折曲した彎曲形状をなす 。
【0015】 つまり、このガイドレール11は、始端11aがハンガーレール5の真下の中 心線O(図2及び図3参照)より進行方向に向かって左側(ハンガー5に保持さ れたドアAの外面が向いてる側)に位置し、この始端11aから進行方向に向か って前記中心線Oと合致する位置まで斜めに延びる水平傾斜部11bと、これか ら一度再び中心線Oより左側に少し片寄って延びる水平退避部11cと、これか ら斜めに中心線Oを横切って右側に延びながら徐々に円弧状に上昇する傾斜上昇 部11dと、この上昇端から進行方向に水平のまま延びる頂上水平部11eと、 これから逆に円弧状に下降しながら斜めに中心線Oを横切るように延びる傾斜下 降部11fとを有し、この終端11gが前記始端11a同様に中心線Oより左側 に位置する配置形状とされている。その頂上水平部11eが接着剤塗布工程Mと 対応している
【0016】 そしてドアAを保持したハンガー5がハンガーレール1に懸吊されながら移動 して来ると、この下部のコロ10がガイドレール11の始端側の水平傾斜部11 bの右側面に転接し、更に進行すると該コロ10がガイドレール11の傾斜上昇 部11dにより中心線Oから右側斜め上方に大きく押し上げられて、頂上水平部 11eに乗り上がることで、ハンガー5と共にドアAを図3に示す如く通常の垂 下状態から所定の傾き角度(θ=30度)の仰向け状態(ドアパネルの内面側が 斜め上を向く状態)に傾動せしめる。そのコロ10がガイドレール11の頂上水 平部11eを過ぎると傾斜下降部11fに沿って下降しながら中心線O側に戻り 、ハンガー5と共にドアAが通常の垂下状態に復帰するようになっている。
【0017】 前記ドアレスラインの接着剤塗布工程Mには、前記ガイドレール11の頂上水 平部11eより更に右方外側の定位置にドアシーラ塗布ロボット15が設置され ている。このロボット15は多関節アームの先端に接着剤のスプレーガンを持ち 、前述のようにハンガー5に保持されて30度に傾動されたドアAのインナーパ ネル面に防水シート接着用の接着剤を自動的に塗布する作業をなす。
【0018】 また、そのロボット15によりドアAに接着剤を塗布して定着するまでの塗布 工程時間(十数秒)を稼ぐために、間欠早送り装置20が前記ハンガーレール1 のー側部に設けられている。これはハンガーレール1と平行に固設した固定ガイ ド21と、これに沿って取付けた長尺エアシリンダー22と、このピストンロッ ド22aの先端に取付けられた第1クランプ23及びこれと連結部材24を介し 連動した第2クランプ25とを備えて構成されている。
【0019】 その第1クランプ23で待機ゾーンNに来ているハンガー5を掴むと同時に、 その先の接着剤塗布工程Mでの塗布作業中のハンガー5を第2クランプ25で掴 み、その両ハンガー5,5を塗布作業終了毎にエアシリンダー22の駆動により 高スピードで所定の早送りストロークSずつ早送りする構成である。その早送り ストロークSは前後ストッパ26,27で設定されている。
【0020】 更に、その間欠早送り装置20により接着剤塗布工程Mに早送りされたハンガ ー5をロボット15の塗布作業終了まで正確に位置決め保持する保持機構30、 31が図2に示す如く前記ガイドレール11の頂上水平部11e外側近傍に設置 されている。これら保持機構30,31はそれぞれ進退用エアシリンダと上部先 端のクランプ用エアシリンダを備えてなるもので、その一方の保持機構30はハ ンガー5の前端立上りポール5aの途中を掴んで前後方向の位置決めを行い、他 方の保持機構31は図1のみに示しその他省略したが、ガイドレール11の頂上 水平部11eの下側から進出してハンガー5の下辺部5bを掴んでドア重量のバ ラツキによる該ハンガー5の傾き修正を行う。
【0021】 しかして、前述した構成の傾動機能付きハンガーコンベアによれば、前述の如 くドアAをハンガー5で保持して搬送する途中で、そのハンガー5下部のコロ1 0が下側の彎曲したガイドレール11に転接して進行しながら右側斜め上方に押 し上げられる。これで該ハンガー5がドアAを保持したまま垂下状態から所定の 傾き角度θに傾動せしめられて、そのドアAが適当な角度の仰向け状態となり、 この状態で保持機構30,31により正確に位置決め保持される。こうした状態 でそのドアAのインナーパネルにロボット15により接着剤を自動的に塗布すれ ば、その接着剤がドアパネルから流れ落ちるような不都合がなくなる。
【0022】
【考案の効果】
本考案の傾動機能付きハンガーコンベアは前述の如く構成したから、ドアパネ ル等の物品をハンガーで保持して搬送する途中の接着剤塗布工程などにおいて、 該ハンガーと共に物品を垂下状態から所定の傾き角度の仰向け姿勢となるように 傾動できて、塗布物の流れ落ちを防止するなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の傾動機能付きハンガーコンベアの一実
施例を示す側面図。
【図2】同上平面図。
【図3】図2のX−X線に沿う矢視図。
【符号の説明】
1…ハンガーレール、5…ハンガー、10…コロ、11
…ガイドレール、A…物品(ドア)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア等の物品を保持したままハ
    ンガーレールに沿って移動するハンガーの下部に縦軸的
    にコロを設けると共に、このハンガーの移動途中の下側
    に前記コロが転接してー側斜め上方に押し上げられるこ
    とでハンガーと共に物品を垂下状態から所定の傾き角度
    に傾動させる彎曲形状のガイドレールを設けてなる傾動
    機能付きハンガーコンベア。
JP1363092U 1992-03-16 1992-03-16 傾動機能付きハンガーコンベア Withdrawn JPH0575218U (ja)

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JP1363092U JPH0575218U (ja) 1992-03-16 1992-03-16 傾動機能付きハンガーコンベア

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JP1363092U JPH0575218U (ja) 1992-03-16 1992-03-16 傾動機能付きハンガーコンベア

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JPH0575218U true JPH0575218U (ja) 1993-10-15

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JP (1) JPH0575218U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008096517A1 (ja) * 2007-02-02 2008-08-14 Honda Motor Co., Ltd. 車体の傾斜搬送装置
JP2009052264A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Yasunari Tanimura 帰宅支援駐輪システム及び帰宅支援駐輪システムロケーション決定法

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Effective date: 19960606