JPH0575163B2 - - Google Patents

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JPH0575163B2
JPH0575163B2 JP3914986A JP3914986A JPH0575163B2 JP H0575163 B2 JPH0575163 B2 JP H0575163B2 JP 3914986 A JP3914986 A JP 3914986A JP 3914986 A JP3914986 A JP 3914986A JP H0575163 B2 JPH0575163 B2 JP H0575163B2
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JP
Japan
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electromagnetic coil
current
magnetic
plastic
injection molding
Prior art date
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JP3914986A
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English (en)
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JPS62198110A (ja
Inventor
Masahiro Fujisawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62198110A publication Critical patent/JPS62198110A/ja
Publication of JPH0575163B2 publication Critical patent/JPH0575163B2/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスチツクマグネツトの射出成形装
置、特に、射出成形時間を短縮することのできる
射出成形装置に関する。
(従来の技術) プラスチツクマグネツトは、射出成形装置の金
型のキヤビテイ内の、フエライト、希土類等の磁
性材料の粉末を混入した合成樹脂材料(以下磁性
プラスチツクと呼ぶ)を射出した状態で、射出成
形装置に備えられた電磁コイルによつて磁場を発
生させ、この磁場によつて磁性材料を異方化して
成形されている。
ところで、一般に射出成形装置においてプラス
チツクマグネツトを成形する場合、電磁コイルか
らの励磁磁界は、キヤビテイ内への磁性プラスチ
ツクの射出直前に発生させ、磁性プラスチツクを
異方化した後、今度は上記の励磁磁界と逆向きの
磁界(以下脱磁磁界という。)を発生させて、磁
力を消し、後述するように型開き時における成形
されたプラスチツクマグネツトの取り出しを容易
にしている。
即ち、第3図及び第4図に示す如く、磁性材料
で構成されたダイバー1には磁性体の固定プレー
ト2が固定されており、この固定プレート2の一
面上には固定金型3が固着されている。一方、ダ
イバー1には磁性体の可動プレート4が摺動可能
に取り付けられており、この可動プレート4の一
面上には可動金型5が固着されている。ダイバー
1の内側には固定金型部3を取り巻くように電磁
コイル6が固定プレート2の一面上に配設され、
一方、可動金型5を取り巻くようにして電磁コイ
ル7が可動プレート4の一面上に配設されてい
る。
固定金型3の中央部には磁性マグネツトを注入
するためのスプール8が形成され、このスプール
8は固定金型3と可動金型5とによつて形成され
るキヤビテイ9に連通すると共に固定プレート2
を貫通して、射出シリンダ10が接続されてお
り、この射出シリンダ10からキヤビテイ9内に
磁性プラスチツクが注入される。
なお、固定金型3及び可動金型5において、白
色の部分は磁性体を示し、一点鎖線の斜線で示す
部分は非磁性体を示す。
電磁コイル6及び7への通電によつて発生した
磁束は第3図に実線矢印で示すように固定プレー
ト2、タイバー1、可動プレート4、可動金型5
及び固定金型3を通る閉磁気回路を構成する(な
お、図示のように非磁性体で構成された部分には
磁束は通過しない)。電磁コイル6及び7によつ
て磁束を発生させた後、射出シリンダ10から溶
融状態の磁性プラスチツクをキヤビテイ9内に射
出(充填)する。キヤビテイ9内に射出された磁
性プラスチツクの磁性粒子は電磁コイル6及び7
による磁場により各磁性粒子の極性がこの磁場に
平行になるように磁気配向されるとともに、磁性
プラスチツクは冷却されて、所定の形状に成形さ
れ、その結果所謂異方性プラスチツクマグネツト
が成形される。
キヤビテイ9内で成形されたプラスチツクマグ
ネツトは可動プレート4を左方向へ移動させるこ
とによつて、即ち型開きして取り出されるが、こ
の時磁化したままのプラスチツクマグネツトは金
型3,5に付着するため、キヤビテイ9からの取
り出しが困難である。また、プラスチツクマグネ
ツトの取り出し時に、摩擦等によつて生じたプラ
スチツクマグネツトの微小な破片あるいは粉が金
型3,5に付着する。その結果、成形品等が取出
されないままに次工程の成形に移ると型締時に金
型を損傷したり、成形不良の原因となる。
従つて、プラスチツクマグネツトの取り出しを
容易にするため、また破片等の吸着を防止するた
め、一般に型開前に金型に上述の磁場と逆向きの
磁場をかけて、プラスチツクマグネツトを所謂脱
磁してから型開きして、プラスチツクマグネツト
を取り出すようになつている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、プラスチツクマグネツトの射出成形
装置の場合、型締完了後、電磁コイルに一定電圧
を印加する。第5図に示すように通電直後はコイ
ルのリアクタンスが極めて大きく、時間の経過と
ともに徐々に低下するため、電磁コイルに流れる
励磁電流が安定するまでに時間を要する。
励磁電流が安定した状態でキヤビテイ内に前述
のように溶融した磁性プラスチツクを射出する。
磁性プラスチツクの磁性粒子の磁気配向に必要な
時間(一般的成形条件にあつては通電開始後約6
秒間)、電磁コイルへの通電を行い、その後電磁
コイルへの通電を断つ。ところが、電磁コイルへ
の通電を断つてもコイルに生じる逆起電力によつ
て励磁電流は直ちにゼロにはならず、第5図に示
すように徐々に低下する(一般に5〜6秒後には
ゼロとなる)。
また、図示はしないが、同様にプラスチツクマ
グネツト脱磁のための脱磁電流も電磁コイルへの
通電を断つても直ちにゼロにはならない。
このように、励磁電流を印加し、磁性プラスチ
ツクの射出完了後、電磁コイルの通電を断つが、
電磁コイルの電磁エネルギー消滅の後でなければ
脱磁電流を印加できない。従つて、従来の射出成
形装置の場合、電磁エネルギーの消滅には約5〜
6秒の時間が必要であり、この消滅時間は励磁磁
界印加時間の約1/2も必要となる。同様に脱磁電
流の印加による電磁エネルギーの消滅にも時間を
要する。このようにプラスチツクマグネツトの成
形に当つては励磁電流等による電磁エネルギーの
消滅を考慮しなければならないため、プラスチツ
クマグネツトの成形サイクルが短縮できないとい
う問題点がある。
本発明の目的はプラスチツクマグネツトの成形
サイクルを短縮し、生産性の向上をはかることが
できる射出成形装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、電磁コイルを備え、射出成形用キヤ
ビテイに充填される磁性材料を混入したプラスチ
ツクを磁場成形するための射出成形装置におい
て、予め定められた電流値を設定する設定手段
と、電磁コイルに流れる電流を計測する計測手段
と、電磁コイルに流れる電流をバイパスするバイ
パス手段と、このバイパス手段と電磁コイルとの
接続を規定する制御手段とを有し、電磁コイルに
流れる電流がオフとされた時点で、バイパス手段
が電磁コイルに並列に接続され、制御手段は上記
のオフ後に計測手段によつて計測される電流が設
定手段に設定された電流値と一致するバイパス手
段と電磁コイルを切り放すようにしたことを特徴
としている。
(実施例) 以下本発明について実施例によつて説明する。
なお、射出成形装置自体の構成は第3図及び第4
図に示した従来装置と同様であるから説明を省略
する。
第1図を参照して、本発明による射出成形装置
の給電制御装置について説明する。
トランス11にはサイリスタ12及び13を備
えたスイツチ装置16とサイリスタ14及び15
を備えたスイツチ装置17が接続され、スイツチ
装置16及び17は同一の中線を経てトランス1
1の所定のタツプに接続されている。
上記の中線には電磁コイルに流れる電流の大き
さを検知する電流検出回路21が配設され、また
中線にはコネクタ18を介して電磁コイル6(あ
るいは電磁コイル7)が連結されており、電磁コ
イル6,7と並列に中線には後述するバイパス回
路22が連結されている。バイパス回路22は図
示のようにサイリスタ19を備えており、サイリ
スタ19と逆並列にスイツチ20が接続されてい
る。上述のサイリスタ12,13,14,15、
及び19、スイツチ20は制御装置24によつて
オンオフ制御される。そしてこの制御装置24に
は電流検出回路21及び予め定められた電流値が
設定される電流設定器23が連結されている。
次に第2図も参照して、上述の給電制御装置の
動作について説明する。
スイツチ装置16のサイリスタ12及びスイツ
チ装置17のサイリスタ15を動作させると、実
線矢印で示す電流がコネクタ18を通つて電磁コ
イル6,7に流れる。電流検出回路21で示され
る電流が安定した状態となつたら(第2図にB点
で示す)溶融した磁性プラスチツクをキヤビテイ
内に射出する。磁性プラスチツクの磁性粒子の磁
気配向に必要な時間電磁コイル6,7への通電を
行つた時点(第2図C)で、即ち、電流が安定状
態となつて所定の時間が経過すると、サイリスタ
12及び15をオフし、同時にサイリスタ19を
オンする。サイリスタ19のオンによつて励磁電
流がサイリスタ19を通つて流れるようになるか
ら、励磁電流は急激に減衰する。
電流設定器23に設定されている電流値(例え
ば電流値ゼロ)と励磁電流の減衰によつて電流検
出回路21で検知される電流値が一致すると(第
2図においてC′点)制御装置24はスイツチ20
を閉じるとともにサイリスタ19をオフとする。
その結果、サイリスタ19の両端は零電位となつ
てオフ状態が持続する。そして、脱磁電流通電前
にスイツチ20は開とされる。
このように電磁コイルに流れる電流をオフとし
た時点で実質的にバイパス回路を電磁コイルに並
列に接続しているから、励磁電流が急激に減衰
し、しかも励磁電流が減衰して例えばゼロとなる
と直ちにバイパス回路22と電磁コイル6を切り
放しているから、即ち励磁電流の減衰終了を検知
しているから、励磁から脱磁に直ちに移行でき
る。なお、脱磁電流印加の場合は、サイリスタ1
3及び14をオンして、破線矢印で示す方向に電
流を流す。また、第1図に示していないが、別に
サイリスタを用いれば脱磁電流を急激に減衰させ
ることができることは明らかである。
(発明の効果) 以上説明したように本発明による射出成形装置
ではプラスチツクマグネツトの成形に必要な励磁
時間(及び脱磁時間)を実質的に短くでき、プラ
スチツクマグネツトの生産性が向上するという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による射出成形装置に用いられ
る給電制御装置を示す回路図、第2図は本発明に
よる射出成形装置に印加される励磁電流を示す波
形図、第3図は射出成形装置一部を一部破断して
示す図、第4図は第3図のA−A線断面図、第5
図は従来の射出成形装置に印加される励磁電流を
示す波形図。 1……ダイバー、2……固定プレート、3……
固定金型、4……可動プレート、5……可動金
型、6,7……電磁コイル、8……スプール、9
……キヤビテイ、10……射出シリンダ、11…
…トランス、12,13,14,15……サイリ
スタ、16,17……スイツチ装置、18……コ
ネクタ、19……サイリスタ、20……スイツ
チ、21……電流検出回路、22……バイパス回
路、23……電流設定器、24……制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電磁コイルを備え、射出成形用キヤビテイに
    充填される磁性材料を混入したプラスチツクを磁
    場成形するための射出成形装置において、予め定
    められた電流値を設定する設定手段と、前記電磁
    コイルに流れる電流を計測する計測手段と、前記
    電磁コイル流れる電流をバイパスするためのバイ
    パス手段と、該バイパス手段と前記電磁コイルと
    の接続を規定する制御手段とを備え、前記電磁コ
    イルに流れる電流がオフとされた時点で、前記バ
    イパス手段が前記電磁コイルと並列に接続され、
    前記制御手段は該オフ後に前記計測手段によつて
    計測される電流が前記設定手段に設定された電流
    値と一致すると前記バイパス手段と前記電磁コイ
    ルとを切り放すようにしたことを特徴とするプラ
    スチツクマグネツトの射出成形装置。
JP3914986A 1986-02-26 1986-02-26 プラスチツクマグネツトの射出成形装置 Granted JPS62198110A (ja)

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