JPH0574826U - ブロー成形機の型締装置 - Google Patents
ブロー成形機の型締装置Info
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- JPH0574826U JPH0574826U JP1463192U JP1463192U JPH0574826U JP H0574826 U JPH0574826 U JP H0574826U JP 1463192 U JP1463192 U JP 1463192U JP 1463192 U JP1463192 U JP 1463192U JP H0574826 U JPH0574826 U JP H0574826U
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- mold clamping
- molds
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷却時間による遊びをなくして生産性の向上
を図り、設置スペースを小さくする。 【構成】 テーブル1上に起立された固定板2の両面に
それぞれ内側片10,11が固定された金型3,4と、
金型3,4の外側片5,6を開閉方向に移動させるため
の型締シリンダー7,8と、テーブル1を型締シリンダ
ー7,8の伸縮方向と同一の方向に移動させて金型3,
4のいずれか一方をパリソンヘッド25の下方に位置さ
せると共に型締シリンダー7,8と協動して金型3,4
を開閉させるための移動機構9とを備える。
を図り、設置スペースを小さくする。 【構成】 テーブル1上に起立された固定板2の両面に
それぞれ内側片10,11が固定された金型3,4と、
金型3,4の外側片5,6を開閉方向に移動させるため
の型締シリンダー7,8と、テーブル1を型締シリンダ
ー7,8の伸縮方向と同一の方向に移動させて金型3,
4のいずれか一方をパリソンヘッド25の下方に位置さ
せると共に型締シリンダー7,8と協動して金型3,4
を開閉させるための移動機構9とを備える。
Description
【0001】
本考案は、ブロー成形機の型締装置に関するものである。
【0002】
一般に、ブロー成形機の型締装置は、ブロー成形機のパリソンヘッド(ダイス )の真下に縦半割りにされた開閉自在の金型を設けて、その分割片をそれぞれ型 締シリンダーにより適宜移動させるようになっている。そして金型を開いておい て、パリソンが押出されたならこれを閉じてくわえ、空気の吹き込みにより金型 面に圧着させてから、パリソンをそのまま保持して充分冷却させ、その後、金型 を開いて取り出すことで所望の成形品を得るようになっている。
【0003】
ところで上記従来の型締装置を使用したブロー成形サイクルにおいては、冷却 のための時間が多くを占め、生産性の向上を図る上での障害になっていた。この 対策として、金型を複数用意してこれに順次パリソンを押出すようにすることも 考えられるが、それぞれの金型用型締シリンダーのストロークを確保するために 、広大な設置スペースが必要になってしまう。
【0004】 そこで本考案は、上記事情に鑑み、冷却時間による遊びがなく、しかも省スペ ースなブロー成形機の型締装置を提供すべく創案されたものである。
【0005】 なお本考案に対比すべき従来技術としては、「2組の型締機構を有する型締装 置」(特開昭60−96436号公報)があるが、この装置は単に金型を並設し た構成が示されているだけであり、生産性の向上と省スペースとを両立させるに は不充分であると考えられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案は、テーブル上に起立された固定板の両面にそれぞれ内側片が固定され た金型と、この金型の外側片を開閉方向に移動させるための型締シリンダーと、 テーブルを型締シリンダーの伸縮方向と同一の方向に移動させて金型のいずれか 一方をパリソンヘッドの下方に位置させると共に型締シリンダーと協動して金型 を開閉させるための移動機構とを備えたものである。
【0007】
上記構成によって、移動機構は、金型のいずれか一方をパリソンヘッドの下方 に位置させる。そして型締シリンダーがその外側片を、移動機構がテーブルごと 内側片をそれぞれ移動させることで金型を開き、パリソンが押出されたなら逆方 向に移動させて閉じる。パリソン内に空気が吹き込まれて金型内壁に付着させた なら、移動機構は他方の金型をパリソンヘッドの下方に位置させて同様にしてパ リソンを受ける。これと並行して、一方の型締シリンダーはその金型を閉ざした まま保持して冷却させる。
【0008】
以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
【0009】 図1は、本考案に係わるブロー成形機の型締装置の一実施例を示したものであ る。この装置は、テーブル1上に起立された固定板2の両側に設けられた一対の 金型3,4と、この金型3,4の外側片5,6を開閉方向に移動させるための型 締シリンダー7,8と、テーブル1を型締シリンダー7,8の伸縮方向と同一の 方向に移動させるための移動機構9とにより主として構成されている。
【0010】 金型3,4は、双方とも従来と同様に縦半割りに形成され、その内側片10, 11が固定板2の両面にそれぞれ固定されている。テーブル1上には固定板2の 他に、その両面から所定の間隔を隔てて並行に起立固定された支持板12,13 と、固定板2及び支持板12,13の間で金型3,4の外側片5,6を保持する 可動板14,15とが設けられている。支持板12,13には型締シリンダー7 ,8の本体が水平に取り付けられており、それぞれ内側に(固定板2側に)ピス トンロッド16,17が伸びるように保持されている。そしてそのピストンロッ ド16,17の先端が、可動板14,15に連結されている。可動板14,15 の下端にはテーブル1上を滑動するローラーユニット18が設けられ、型締シリ ンダー7,8の伸縮によって、固定板2と支持板12,13との間に掛け渡され たタイロッド19により案内されつつ、金型開閉方向に往復移動するようになっ ている。本実施例にあっては型締シリンダー7,8は、両側に三本づつ並行に設 けられている。
【0011】 移動機構9は、テーブル1の下面に設けられて台盤20上を転動する転動ロー ラ21と、ブラケット22,23を介してテーブル1と台盤20との間に設けら れた駆動シリンダー24とで構成されている。駆動シリンダー24は、一方の金 型3の型締シリンダー7と同じ向きで並行に設けられ、その伸縮によってテーブ ル1を移動させることで、金型3,4のうちのいずれかをパリソンヘッド25の 下方の所定位置にセットするようになっている。そしてパリソンヘッド25の下 方に位置された金型3(4)を適宜開閉させるべく、型締シリンダー7(8)の 伸縮方向と反対の方向に、テーブル1を移動させるようになっている。
【0012】 このほか本実施例にあっては、台盤20の下面にモータ26により駆動される 車輪27が取り付けられており、テーブル1の移動方向と交差する方向(紙面垂 直方向)に延長されたレール28上を走行して、台盤20及びテーブル1を移動 できるようになっている。すなわちそれぞれの金型3,4の位置に複数の金型を レール延長方向に多数並設することで、多数の金型に対して順次ブロー成形がで きるようになっている。
【0013】 次に本実施例の作用を説明する。
【0014】 まず移動機構9の駆動シリンダー24を作動させて、一方(図中右側)の金型 3をパリソンヘッド25の下方の所定位置にセットする。そしてパリソンPが押 出されたならばその型締シリンダー7を伸長させると共に、駆動シリンダー24 を短縮させることで金型3を閉じ、空気の吹き込みによりパリソンPを金型面に 圧着させる(図1に示した状態)。このときの型締力の保持は、型締シリンダー 7によって行われる。
【0015】 そして駆動シリンダー24を短縮させて、図2に示すように、一方の金型3を 閉じた状態のままパリソンヘッド25の下方から外れた位置まで移動させると共 に、他方の金型4をパリソンヘッド25の位置にセットする。この際、その型締 シリンダー8を短縮して可動板15を図中左方に相対移動させることで外側片6 を開くと共に、駆動シリンダー24の短縮によりテーブル1を、すなわち固定板 2を所定位置よりも右側に偏らせることで、内側片11をパリソンヘッド25の 真下の位置から離した状態にして、所定の開姿勢とする。
【0016】 開かれた金型4にパリソンPが押出されたなら、型締シリンダー8を伸長させ ると共に駆動シリンダー24を伸長させて金型4を閉じ、パリソンPをくわえる 。このとき型締シリンダー8のストローク速度は、駆動シリンダー24の二倍と して、内側片11と外側片15とをヘッド中央位置で接合させる。そして空気を パリソン内に吹き込んで、パリソンPを金型4の内壁面に圧着させる。この時間 内に、一方の金型3内のパリソンPは充分冷却され、その型締シリンダー7の短 縮により金型3を開いて、成形品を取り出す。
【0017】 以降、左右の金型3,4のうちのいずれか一方を押出し・圧着工程に、他方を 冷却・取り出し工程に使用することで、連続的に成形を行う。
【0018】 このように、駆動シリンダー24によって移動されるテーブル1上に、固定板 2に取り付けられた内側片10,11と、型締シリンダー7,8によって開閉移 動される外側片5,6とで成る一対の金型3,4を設けて、これら金型3,4を 型締シリンダー7,8及び駆動シリンダー24の伸縮により成形及び冷却に交互 に使用するようにしたので、成形サイクルにおける冷却のための時間が実質的に 消去されて、連続的な成形が可能となり、生産性の向上が達成される。そして金 型3,4の開閉に駆動シリンダー24を併用する構成なので、型締シリンダー7 ,8は外側片5,6の移動のためのものだけでよく、装置の規模を従来の単一金 型のものと大差ないコンパクトなものにできる。すなわち設置スペースを縮減さ せることができる。
【0019】 なお上記実施例においては、金型3,4として左右同じ物を図示したが、同じ パリソンPで成形できるような形状のものであるなら、異なる金型を左右に配置 しても構わない。
【0020】 また移動機構9としては、上記実施例の転動ローラー21と駆動シリンダー2 4の組み合わせに限らず、テーブル1を適宜往復移動させることができるもので あれば、どのような構成であっても構わない。
【0021】
以上要するに本考案によれば、次のような優れた効果を発揮する。
【0022】 テーブル上の固定板の両面側に設けられた金型と、金型の外側片を開閉方向に 移動させる型締シリンダーと、テーブルを型締シリンダーの伸縮方向と同一の方 向に適宜移動させる移動機構とを備えたので、冷却のために費やされる時間が削 減されて生産性の向上が達成されると共に、型締シリンダーのためのスペースを 縮小できる。
【図1】本考案に係わるブロー成形機の型締装置の一実
施例を示した側面図である。
施例を示した側面図である。
【図2】図1の作用を説明するための側面図である。
1 テーブル 2 固定板 3,4 金型 5,6 外側片 7,8 型締シリンダー 9 移動機構 10,11 内側片 25 パリソンヘッド
Claims (1)
- 【請求項1】 テーブル上に起立された固定板の両面に
それぞれ内側片が固定された金型と、該金型の外側片を
開閉方向に移動させるための型締シリンダーと、上記テ
ーブルを上記型締シリンダーの伸縮方向と同一の方向に
移動させて上記金型のいずれか一方をパリソンヘッドの
下方に位置させると共に上記型締シリンダーと協動して
上記金型を開閉させるための移動機構とを備えたことを
特徴とするブロー成形機の型締装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1463192U JP2550294Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ブロー成形機の型締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1463192U JP2550294Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ブロー成形機の型締装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574826U true JPH0574826U (ja) | 1993-10-12 |
JP2550294Y2 JP2550294Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=11866550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1463192U Expired - Lifetime JP2550294Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ブロー成形機の型締装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550294Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030069747A (ko) * | 2002-02-28 | 2003-08-27 | 유지춘 | 양방향 성형기 |
CN111417502A (zh) * | 2017-11-28 | 2020-07-14 | 韦勒工程公司 | 吹模装置 |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP1463192U patent/JP2550294Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030069747A (ko) * | 2002-02-28 | 2003-08-27 | 유지춘 | 양방향 성형기 |
CN111417502A (zh) * | 2017-11-28 | 2020-07-14 | 韦勒工程公司 | 吹模装置 |
JP2021513468A (ja) * | 2017-11-28 | 2021-05-27 | ウェイラー エンジニアリング インコーポレイテッド | ブロー成形装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2550294Y2 (ja) | 1997-10-08 |
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