JPH0574599U - 劇場用カーテン吊下装置 - Google Patents

劇場用カーテン吊下装置

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JPH0574599U
JPH0574599U JP1236092U JP1236092U JPH0574599U JP H0574599 U JPH0574599 U JP H0574599U JP 1236092 U JP1236092 U JP 1236092U JP 1236092 U JP1236092 U JP 1236092U JP H0574599 U JPH0574599 U JP H0574599U
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JP
Japan
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wire
curtain
runner
sheave
theater
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Withdrawn
Application number
JP1236092U
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English (en)
Inventor
重人 松本
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 レール5上を走行可能なランナ6に、カーテ
ンの開閉方向に沿って挿通されたワイヤ2を支持する回
転自在のシーブ25を設けてなる。 【効果】 カーテンの開閉作動時にワイヤ2がランナ6
内を走行すると、ワイヤ2の走行によってシーブ25は
回転することになる。よって、ワイヤ2とシーブ25と
は転がり接触となるため、ワイヤ2の摺接走行音が発生
することがなく、かつワイヤ2およびシーブ25に摩耗
を生じることがない。したがって、カーテン開閉動作時
の静粛性に優れ、耐久性に優れることになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、劇場用カーテン吊下装置に関し、特に静粛性に優れる劇場用カーテ ン吊下装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、劇場用には水平方向にカーテンを開閉作動させる中割幕および引割幕等 が使用されているが、この中割幕および引割幕等には、カーテンの開閉方向に沿 って設けられたレールと、カーテンが吊り下げられるとともにレール上を走行可 能なランナとを有し、ワイヤをランナに設けられた挿通孔に挿通させかつ該ラン ナのカーテン閉塞側先端のものをワイヤに固定する構成の劇場用カーテン吊下装 置が採用されている。そして、ワイヤを開方向に移動させることにより、ワイヤ に固定されていないランナの挿通孔をワイヤが摺接走行しながら、該ワイヤに固 定されたランナが順次隣り合うランナを当接させて移動させカーテンを開作動さ せるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したように、この劇場用カーテン吊下装置はワイヤがラン ナの挿通孔を摺接走行することになるため、これを、かなり高速で開閉されるオ ペラカーテン等に採用した場合、このワイヤの摺接走行音が大きく耳障りとなっ てしまうという問題があった。また、上記摺接走行によりワイヤおよびランナに 摩耗を生じてしまうという問題があった。
【0004】 したがって、本考案の目的は、カーテンの開閉作動の際のワイヤとランナとの 摺接走行音の発生を防ぐことにより静粛性に優れ、かつワイヤおよびランナの摩 耗を防ぐことにより耐久性に優れる劇場用カーテン吊下装置を提供することであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の劇場用カーテン吊下装置は、カーテンの 開閉方向に沿って設けられたレールと、カーテンが吊り下げられるとともに前記 レール上を走行可能なランナとを有するものであって、該ランナに、カーテンの 開閉方向に沿って挿通されたワイヤを支持する回転自在のシーブを設けてなるこ とを特徴としている。
【0006】
【作用】
本考案の劇場用カーテン吊下装置によれば、ワイヤがランナ内に設けられたシ ーブに支持されているため、カーテンの開閉作動時にワイヤがランナ内を走行す ると、ワイヤの走行によってシーブは回転することになる。よって、ワイヤとシ ーブとは転がり接触となるため、ワイヤの摺接走行音が発生することがなく、か つワイヤおよびランナに摩耗を生じることがない。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例による劇場用カーテン吊下装置について図1および図2を参 照して以下に説明する。
【0008】 図中、符号1は本実施例の劇場用カーテン吊下装置、符号2は該劇場用カーテ ン吊下装置1を作動させ図示せぬカーテンを開閉させるワイヤを示しており、劇 場用カーテン吊下装置1は、ビーム3、該ビーム3に吊り下げられる複数対のブ ラケット4(一対のみ図示)、該ブラケット4に固定される一対のレール5およ び該レール5を走行する複数のランナ6(一つのみ図示)から主に構成されてい る。
【0009】 上記ビーム3は、カーテンの開閉方向(図1における紙面を貫く方向)に沿っ て設けられたものでアルミニウム合金型鋼を採用している。
【0010】 上記ブラケット4は、ビーム3の側面部7に沿いかつ該ビーム3より下方に所 定量延在する側板部8と、該側板部8の下端から内側に屈曲され所定量延在する 下板部9とを有しており、側板部8をビーム3の側面部7に当接させた状態でブ ラケット4の側方外側から螺合されるボルト10により該ビーム3に固定されて いる。ここで、このブラケット4は、制振鋼板(合成樹脂層を両側から鋼板によ り挟んだ構造としたもの)により作製されている。なお、このブラケット4は、 ビーム3の両側面部7の長手方向の同位置にそれぞれ対をなすように設けられ、 しかもこれらの対がビーム3の長手方向に所定のピッチで複数対設けられている 。
【0011】 ビーム3の同一の側面部7側に設けられたそれぞれのブラケット4の下板部9 の上には、カーテンの開閉方向に沿って一対の上記レール5が所定の間隔をもっ て相互に対向するように搭載されており、各レール5は、対応するブラケット4 の側板部8の内側に当接した状態で、該ブラケット4の側方外側から螺合される 図示せぬボルトにより固定されている。なお、両レール5は、MCナイロン等の 高強度の合成樹脂材料あるいはアルミニウム合金等により作製されている。
【0012】 上記ランナ6は、カーテンの開閉方向に沿って設けられた概略角筒形状のラン ナ本体12を有しており、該ランナ本体12には、その上下方向の中央位置に、 カーテンの開閉方向に直交しかつレール5の上面部13と平行する方向に貫通す る貫通孔14が、カーテンの開閉方向に並列して二ケ所設けられている。またラ ンナ本体12の下部にはその下面部15からランナ本体12の内面側に抜けるネ ジ穴部16がカーテンの開閉方向に所定ピッチで三ケ所設けられている(図2参 照)。
【0013】 そして、上記した各貫通孔14にはシャフト17が挿入されており、該シャフ ト17のランナ本体12外の両側には円筒形状のスペーサ18が挿入されている 。またシャフト17のスペーサ18より外側の部分にはベアリング19がスナッ プリング20により外側への抜け止めがなされた状態で嵌合されており、このベ アリング19の外周部には各二つのスナップリング21で両方向の抜け止めがな された状態で、ウレタンゴム等の合成樹脂材料からなるローラ22が嵌合されて いる。なお、各ローラ22は、上記スペーサ18、ベアリング19および各スナ ップリング20,21によってランナ本体12と常に一定間隔をなすようにシャ フト17に回転自在に取り付けられている。また、各ローラ22の外側面23は 、シャフト17の端面24より外側に位置するようになっている。
【0014】 加えて、ランナ本体12内には各シャフト17に回転自在に支持された状態で MCナイロン等の合成樹脂材料からなるシーブ25が設けられている。このシー ブ25には、中央に上記シャフト17が挿入される挿入孔26が、外周部にワイ ヤ2を支持する凹部27が設けられており、その幅はシャフト17上を若干移動 できるようにランナ本体12の内側の幅よりも若干薄く形成されている。なお、 上記両貫通孔14間のピッチは、両シーブ25が相互に接触しないように決めら れるものである。
【0015】 また、図2に示すように、ランナ本体12のカーテン開閉方向側の両側面部2 8の上側部分には、MCナイロン等の合成樹脂材料からなる口部材29がそれぞ れ接着固定されており、この口部材29には上記シーブ25の最も上側に位置す る凹部27と対応する位置にワイヤ2より所定径大径の穴部30が設けられてい る。ここで、この口部材29は、穴部30にワイヤ2を挿通させるようになって いて、ワイヤ2に何等かの理由でたるみ等が生じた場合に、この口部材29で該 ワイヤ2を支持し該ワイヤ2とランナ本体12との直接接触を防ぐものである。 加えて、一方の側面部28の下側部分には、隣り合うランナ6と当接した場合の 衝撃力および当接音を抑えるためのゴム等からなるクッション部材31が、側面 部28に溶接された固着部材32に固着されている。なお、上記口部材29はそ の端面33がシーブ25よりカーテン開閉方向外側に位置するように、またクッ ション部材31はその端面34が口部材29の端面33よりカーテン開閉方向外 側に位置するようになっている。
【0016】 そして、ランナ本体12の両端側のネジ穴部16には、それぞれ軸部材35が その上部に形成されたネジ部36により螺合支持されている。この軸部材35は 、上部に形成された前記ネジ部36と、該ネジ部36の下側に設けられた該ネジ 部36より所定量大径の支持軸部37と、支持軸部37より下側に設けられた該 支持軸部37より所定量大径の大径軸部38とからなっており、支持軸部37に は、該支持軸部37より若干大径かつ大径軸部38より小径の内径および大径軸 部38より大径の外径を有する、高強度のエンジニアリングプラスチック等の合 成樹脂材料からなるガイドローラ39が回転自在に設けられている。このガイド ローラ39は、各レール5の側面部40間に位置するように設けられており、し かもその外径がランナ本体12の図1における左右方向の幅より大きく形成され ている。これにより、ランナ6の走行時に該ガイドローラ39がいずれかのレー ル5の側面部40に当接して該ランナ6のレール5への当接および側方の移動を 規制するようになっている。
【0017】 また、ランナ本体12の中央のネジ穴部16には、支持部材41が、その上部 に設けられたネジ部42により螺合支持されている。該支持部材41は、上部に 形成された前記ネジ部42と、該ネジ部42の下側に設けられた該ネジ部42よ り所定量大径の軸部43と、軸部43より下側に設けられ、図2における紙面を 貫く方向に貫通する支持孔44を有する支持孔形成部45とからなっており、こ の支持孔44にはカーテンを吊り下げるためのリング46が挿入支持されている 。
【0018】 なお、上記ガイドローラ39がいずれのレール5に当接した状態であっても、 ローラ22がブラケット4に接触することがないようにこれらの寸法関係が決め られている。
【0019】 以上のような構成の劇場用カーテン吊下装置1によれば、図示せぬカーテンに 所定のピッチでランナ6を取り付け、該ランナ6の両口部材29の穴部30にワ イヤ2を挿通させ両シーブ25の凹部27でワイヤ2を支持するとともに、カー テンの閉塞側先端に設けられたランナ6をワイヤ2に固定した状態とする。そし て、ワイヤ2を開方向に移動させると、該ワイヤ2に固定されたランナ6がその ローラ22をレール5上を転動させながらワイヤ2とともに移動し、ワイヤ2が 、該ワイヤ2に固定されていない各ランナ6のシーブ25に案内されて走行しな がら固定されたランナ6から順次隣り合うランナ6を当接させてレール5上を走 行させカーテンを開作動させるようになっている。一方カーテンを閉じる場合に は、ワイヤ2をカーテン閉塞方向に移動させることにより、該ワイヤ2が各ラン ナ6のシーブ25に案内されて走行しつつ各ランナ6をカーテンの展張により走 行させて適正な位置に配置することになる。
【0020】 そして、ランナ6内をワイヤ2が走行する際に、該ワイヤ2の走行を案内する シーブ25は、ワイヤ2の走行によって回転することになる。よって、ワイヤ2 とシーブ25とは転がり接触となるため、ワイヤ2の摺接走行音が発生すること がなく、かつワイヤ2およびランナ6に摩耗を生じることがない。したがって、 カーテン開閉時の静粛性に非常に優れ、耐久性に優れることになる。しかも、本 実施例においては、シーブ25をMCナイロン等の合成樹脂材料により作製して いるため、ワイヤ2とシーブ25と接触音も低減されることになり、カーテン開 閉時の静粛性がさらに優れることになる。
【0021】 また、本実施例においては、カーテンの開閉作動時に相互に接触しながら相対 移動する部分、すなわちレール5、このレール5上を転動するランナ6のローラ 22、レール5に当接してランナ本体12の走行方向側方の移動を規制するガイ ドローラ39が合成樹脂材料からなっているため、これらの接触移動等により金 属音が発生することがない。またランナ本体12にはゴム等からなるクッション 部材31が設けられているため、隣り合うランナ6と当接した場合の衝撃力およ び当接音を抑えることができる。さらにレール5が制振鋼板からなるブラケット 4を介してビーム3に設けられているため、上記した接触および当接により発生 する音等がビーム3に伝達し共振して拡張されることもなくなるのである。した がって、カーテン開閉作動時の静粛性に非常に優れることになる。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の劇場用カーテン吊下装置によれば、ワイヤがラ ンナ内に設けられたシーブに支持されているため、カーテンの開閉作動時にワイ ヤがランナ内を走行すると、ワイヤの走行によってシーブは回転することになる 。よって、ワイヤとシーブとは転がり接触となるため、ワイヤの摺接走行音が発 生することがなく、かつワイヤおよびシーブに摩耗を生じることがない。したが って、カーテン開閉動作時の静粛性に優れ、耐久性に優れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による劇場用カーテン吊下装
置を示す正面図であって、ランナを断面としたものであ
る。
【図2】本考案の一実施例による劇場用カーテン吊下装
置を示す側面図であって、ビームおよびブラケット等を
略したものである。
【符号の説明】
1 劇場用カーテン吊下装置 2 ワイヤ 5 レール 6 ランナ 25 シーブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンの開閉方向に沿って設けられた
    レールと、 カーテンが吊り下げられるとともに前記レール上を走行
    可能なランナとを有する劇場用カーテン吊下装置におい
    て、 該ランナに、カーテンの開閉方向に沿って挿通されたワ
    イヤを支持する回転自在のシーブを設けてなることを特
    徴とする劇場用カーテン吊下装置。
JP1236092U 1992-03-12 1992-03-12 劇場用カーテン吊下装置 Withdrawn JPH0574599U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1236092U JPH0574599U (ja) 1992-03-12 1992-03-12 劇場用カーテン吊下装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1236092U JPH0574599U (ja) 1992-03-12 1992-03-12 劇場用カーテン吊下装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0574599U true JPH0574599U (ja) 1993-10-12

Family

ID=11803112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1236092U Withdrawn JPH0574599U (ja) 1992-03-12 1992-03-12 劇場用カーテン吊下装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606