JPH0574283U - 連続焼成装置の駆動装置 - Google Patents

連続焼成装置の駆動装置

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JPH0574283U
JPH0574283U JP013493U JP1349392U JPH0574283U JP H0574283 U JPH0574283 U JP H0574283U JP 013493 U JP013493 U JP 013493U JP 1349392 U JP1349392 U JP 1349392U JP H0574283 U JPH0574283 U JP H0574283U
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JP
Japan
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firing
plate
baking
continuous
plates
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JP013493U
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English (en)
Inventor
島 道 川
本 正 之 中
谷 登 中
相 浩 二 河
Original Assignee
株式会社あじかん
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の焼成板をスライドレール上に並べて押
送することにより、移動する連続した板状の焼成部を形
成し、この焼成部で卵焼き等を連続して焼成するに際し
て、各焼成板を隙間無く押送できるようにする。 【構成】 複数個の焼成板1をスライドレール17上に
並べて搬送方向に連続する板状の焼成部を形成し、これ
ら焼成板1を後方より押し進める連続焼成装置におい
て、押送用の駆動装置を、各焼成板の両側面に突設した
ラック用ピン2と、このピンに噛合するピニオン3と、
このピニオンを回転駆動する電動モータ4から構成す
る。ピニオン位置の焼成板がピニオン3により直接送り
出され、下流側の焼成板が間接的に押送され、スライド
レール上を隙間なく移動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、連続的に移動する焼成部に流動性を有する材料を供給し、卵焼き 、ホットケーキ、クッキー等を連続して焼成する連続焼成装置における駆動装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、シート状の卵焼きを焼成する場合、焼成鍋によるバッチ式の製造方法 では、手間と時間がかかり、生産性を上げることができないため、連続して移動 する焼成部に卵液等を供給し、加熱焼成によりシート状の卵焼きを連続的に製造 する連続焼成装置が開発されている。 この種の連続焼成装置には、回転する焼成ドラムの表面に材料を供給するドラ ム方式、エンドレスに巻回した薄いスチールベルト上に材料を供給するベルトコ ンベヤ方式など種々の方式があるが、ドラム方式では、焼成距離が短く極薄いシ ート状食品しか製造できない、ベルトコンベヤ方式では、材料による冷却によっ て薄いスチールベルトが局部的に歪み、均一な厚さのシート状食品が得られない 等の欠点がある。
【0003】 このような欠点を解消するものとして、長方形状の焼成板(板状鍋部材)を多 数エンドレスに連結して焼成部を形成したクローラ式の連続焼成装置がある。こ の装置は、スプロケットにエンドレスに巻回された一対の搬送チェーン間に、多 数の焼成板をそれぞれの前端、後端が当接するように並べるとともに、焼成板の 左右端部を搬送チェーンに連結し、上行する焼成板部分で、移動する連続した板 状の焼成部を形成している。また、隣接する焼成板の当接前後端部における厚さ 方向中央部には、それぞれシール用の凹溝を対向して形成し、卵液を一対の凹溝 で形成される空間に充填させることにより、下面側へ卵液が流出するのを防止し ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のような多数の焼成板をエンドレスのチェーンで搬送する クローラ式では、焼成板のチェーンへの取付ピッチを焼成板の搬送方向幅より若 干小さくすることにより、後段の焼成板を前段の焼成板に押し付けて焼成板間の 隙間をなくすように工夫されているものの、加熱によりチェーンが伸びて焼成板 間の隙間の発生が避けられない。なお、高温時に隙間が0となるように構成して も、常温の材料の供給により焼成板の温度が降下して隙間が発生する。 また、シール構造が設けられているが、このシール構造内に材料が侵入して焦 げ付き、焼成板の間隔が次第に広がり、ますます液体(材料や油)の漏れが生ず る欠点があった。 なお、本出願人は、このような欠点を解消することのできる連続焼成装置を既 に出願している(特願平2-254599号)。この連続焼成装置は、独立した焼成板を 一枚づつ焼成部に供給し、これを後ろから押し進めることにより連続した板状の 焼成部が形成されるようにしたものである。
【0005】 この考案は、従来の欠点を解消すべくなされたもので、その目的は、独立した 焼成板を後ろから押し進めて連続した板状の焼成部を形成してなる連続焼成装置 において、比較的簡単な構成で、焼成板間に隙間を発生させることなく焼成板を 押送することのできる駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る駆動装置は、複数個の焼成板をスライドレール上に並べて搬送 方向に連続する板状の焼成部を形成し、これら焼成板を後方より押し進めつつ、 これら焼成板上に材料を供給して焼成食品を連続的に製造する連続焼成装置にお いて、 前記各焼成板の両側面に突設されたピン等からなるラック用突起と、このラッ ク用突起に噛合し得るピニオンと、このピニオンを回転駆動する電動モータ等の 駆動源とから構成する。
【0007】
【作用】
スライドレールの入口側に位置した焼成板は、その両側面に突設されたラック 用突起がピニオンに噛合し、回転するピニオンにより送り出される。次の焼成板 も連続して同様に送り出される。ピニオンによって直接送り出される焼成板より 下流側の焼成板は、焼成板を介して間接的に押送され、スライドレール上を一定 速度で滑動し、隙間のないトラフ状の焼成部が形成される。 隙間のない焼成部には、材料供給装置から材料が投入され、加熱器により加熱 焼成される。従来のような搬送チェーンの伸び等がないため、各焼成板間の隙間 を0に保持することができる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案を図示する一実施例に基づいて説明する。これは、卵焼きやホ ットケーキを製造する連続焼成装置に適用した例である。 図3は、この考案に係る駆動装置が適用される連続焼成装置の概略側面図であ り、連続焼成装置10は、多数個のトラフ付き焼成板1と、上流側から下流側へ 配設された焼成板供給用エレベータ11、移載用プッシャー12、塗油装置13 、材料供給装置14、ローラコンベヤ15、押送用の駆動装置16、スライドレ ール17、加熱器18、ブレーキ装置19、焼成板回収用エレベータ20等から 構成されている。
【0009】 トラフ付き焼成板1は、図1、図2に示すように、平面視長方形であり、両短 辺に堰1aを一体的に突設することにより、中央部にトラフ1bが形成されてい る。スライドレール17は、例えば焼成板1の側面に当接して横方向の移動を阻 止するガイド片17aを有する断面L字状の部材であり、左右方向に一対のスラ イドレール17上に、焼成板1の両短辺部を載せ、駆動装置16でスライドレー ル17の最上流側の焼成板1を押送することにより、隣接する長辺側の前端面、 後端面どうしを当接させて並べ、スライドレール17上に連続したトラフ状の焼 成部21を形成する。
【0010】 焼成板1は、図3に示すように、供給用エレベータ11からローラコンベヤ1 5を介して供給する。供給用エレベータ11の支持爪11a上の焼成板1が移載 用プッシャー12の手前にくると、移載用プッシャー12で焼成板1を押し出し 、ローラコンベヤ15上に移載する。ローラコンベヤ15は、ローラ群がチェー ン駆動機構22で同期して回転駆動し、焼成板1をスライドレール17上に移送 する。この移送速度は、スライドレール17の入口側における前の焼成板と後ろ の焼成板との間に隙間が生じないように、駆動装置16による押送速度と同調さ せ、あるいは押送速度より若干速い速度に設定する。
【0011】 塗油装置13、材料供給装置14は、スライドレール17の最上流すなわち駆 動装置16位置の上方に配置し、焼成板1上に焦げ付き防止用の油を敷いた後、 材料を供給できるようにされている。加熱器18は、スライドレール17の下方 に延在させ、一定速度で移動する焼成部21上の材料を焼成できるようにする。 スライドレール17の出口側から押し出される焼成板1は、回収用エレベータ 20の支持爪20aで受け、プッシャーを備えたリターンコンベヤ、あるいは焼 成部21のスライドレールと駆動装置による押送方式等で供給用エレベータ11 に返送する。なお、このリターン工程では、必要に応じて焼成板1の予熱を行う ようにする。
【0012】 このような構成において、駆動装置16を、図1、図2に示すように、焼成板 1の短辺側の端面にそれぞれ突設したラック用ピン2と、スライドレール17の 入口に位置し、ラック用ピン2に噛合するピニオン3と、このピニオン3を回転 駆動する電動モータ4から構成し、ピニオン3位置の焼成板を直接送り出し、か つこれより下流側の焼成板を全部押送できるようにする。 ラック用ピン2は、例えば1つの焼成板1に搬送方向に間隔をおいて2本配設 し、焼成板1の前後端における当接面どうしが密着した状態で、各焼成板1のピ ン2が等ピッチのピンラックを構成するようにする。
【0013】 ピニオン3は、その歯3aの下流側の歯面がピンに当接し、反対側の歯面と対 向するピンとの間に充分な隙間ができるようにし、ピン2の位置がずれていても ピニオン3が噛合できるようにする。また、歯3aのピッチはピン2のピッチよ り若干小さく設定して焼成板1を充分に密着できるようにする。 このピニオン3は焼成板1の左右両側に配設されており、回転軸5で連結し、 同期して回転できるようにする。電動モータ4は、チェーン・スプロケット等に よる伝動機構6により一方のピニオン3に接続する。
【0014】 押送される各焼成板1は、スライドレールとの摩擦抵抗により焼成板間の当接 面が離れることはないが、ブレーキ装置19により抵抗を与えるようにしてもよ い。このブレーキ装置19は、押圧ローラ19aとコイルスプリング19bから 構成し、焼成板1の堰1aの上面を押圧ローラ19aで軽く押圧できるように構 成する。 また、焼成板1は、例えば130〜180°Cに加熱され、焼成板の温度分布 はほぼ一様で熱膨張も一定であるが、常温の材料が焼成板1の左右方向中央部に 供給される場合には、この中央部分の温度降下が両端部より大きくなり、熱膨張 の差により、中央部分に隙間が生じることになる。この場合には、中央部の収縮 量に見合った曲線状の凸部を焼成板1の前端、後端に予め形成しておき、材料供 給時に隙間が生じないようにする。
【0015】 以上のような構成において、次のように作動する。 (1) 供給用エレベータ11の支持爪11aにより上昇してきた焼成板1が、プッ シャー12によりローラコンベヤ15に移載され、スライドレール17の入口側 に移送される。焼成板1は前の焼成板1に当接するように送られ、各焼成板1の ラック用ピン2が連続したラックを構成する。 (2) スライドレール17の入口側に位置した焼成板1は、そのラック用ピン2が ピニオン3に噛合し、回転するピニオン3により送り出される。次の焼成板1も 連続して同様に送り出される。ピニオン3により直接送り出される焼成板1より 下流側の焼成板は、焼成板を介して間接的に押送され、スライドレール17上を 一定速度で滑動し、隙間のないトラフ状の焼成部21が形成される。焼成部21 の各焼成板1は、スライドレール17の摩擦抵抗、あるいはブレーキ装置19に よる制動力により密着し、隙間を生じることはない。
【0016】 (3) 隙間のない焼成部21に、材料供給装置14から材料が投入され、加熱器1 8により加熱焼成される。各焼成板間の隙間をなくすことができるため、材料の 液体分や焦げ付き防止用の油などが焼成板の下方に漏れ出すことがなく、頻繁な メンテナンスが不要となり、また衛生的な運転が可能となる。 (4) 焼成されたシート状の焼成食品は、コンベヤ等からなる取出装置(図示省略 )により取り出される。 (5) スライドレール17の出口側から押し出された焼成板1は、回収用エレベー タ20の支持爪20a上に移載され、リターンコンベヤ等により供給用エレベー タ11に返送される。以上の工程が繰り返されてシート状の焼成食品が連続して 製造される。
【0017】
【考案の効果】
前述の通り、この考案は、独立した焼成板を後ろから押し進めて連続した板状 の焼成部を形成してなる連続焼成装置において、焼成板の両側面にラック用突起 を突設し、このラック用突起に駆動源により回転駆動されるピニオンを噛合させ て押送するようにしたため、従来のような搬送チェーンのように熱膨張により各 焼成板間に隙間が生じることがなく、比較的簡単な構造で焼成板押送式の連続焼 成装置において流動性材料の漏れを解消することができる。これにより、メンテ ナンスフリーでかつ衛生的な運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る駆動装置を示す斜視図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【図3】この考案の駆動装置が適用される連続焼成装置
を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 トラフ付き焼成板 2 ラック用ピン 3 ピニオン 4 電動モータ 10 連続焼成装置 13 塗油装置 14 材料供給装置 16 駆動装置 17 スライドレール 18 加熱器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の焼成板をスライドレール上に並
    べて搬送方向に連続する板状の焼成部を形成し、これら
    焼成板を後方より押し進めつつ、これら焼成板上に材料
    を供給して焼成食品を連続的に製造する連続焼成装置に
    おいて、 前記各焼成板の両側面に突設されたラック用突起と、こ
    のラック用突起に噛合し得るピニオンと、このピニオン
    を回転駆動する駆動源とを備えていることを特徴とする
    連続焼成装置の駆動装置。
JP013493U 1992-03-16 1992-03-16 連続焼成装置の駆動装置 Pending JPH0574283U (ja)

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JP013493U JPH0574283U (ja) 1992-03-16 1992-03-16 連続焼成装置の駆動装置

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JP013493U JPH0574283U (ja) 1992-03-16 1992-03-16 連続焼成装置の駆動装置

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JPH0574283U true JPH0574283U (ja) 1993-10-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102168239B1 (ko) * 2020-08-03 2020-10-20 농업회사법인주식회사 영림유통 선별장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02238852A (ja) * 1989-03-10 1990-09-21 Kowa Kogyo:Kk せんべい焼成方法及びその装置

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