JP2580787Y2 - 連続焼成装置の耐久型焼成板 - Google Patents

連続焼成装置の耐久型焼成板

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JP2580787Y2
JP2580787Y2 JP1992013494U JP1349492U JP2580787Y2 JP 2580787 Y2 JP2580787 Y2 JP 2580787Y2 JP 1992013494 U JP1992013494 U JP 1992013494U JP 1349492 U JP1349492 U JP 1349492U JP 2580787 Y2 JP2580787 Y2 JP 2580787Y2
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plate
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sintering
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JP1992013494U
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島 道 川
本 正 之 中
谷 登 中
相 浩 二 河
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株式会社あじかん
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、連続的に移動する焼
成部に流動性を有する材料を供給し、卵焼き、ホットケ
ーキ、クッキー等を連続して焼成する連続焼成装置にお
ける焼成板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の連続焼成装置には、回転する焼
成ドラムの表面に材料を供給するドラム方式、エンドレ
スに巻回した薄いスチールベルト上に材料を供給するベ
ルトコンベヤ方式、多数の焼成板を搬送チェーンを介し
てエンドレスに連結して焼成部を形成したクローラ方式
など種々の方式があるが、ドラム方式では、焼成距離が
短く極薄いシート状食品しか製造できない、ベルトコン
ベヤ方式では、材料による冷却によって薄いスチールベ
ルトが局部的に歪み、均一な厚さのシート状食品が得ら
れない、クローラ方式では、搬送チェーンが加熱により
伸びて焼成板間に隙間が発生し、材料が漏れる等の欠点
がある。
【0003】そのため、本出願人は、このような欠点を
解消することのできる連続焼成装置を既に出願している
(特願平2-254599号)。この連続焼成装置は、独立した
焼成板を一枚づつ焼成部に供給し、これを後ろから押し
進めることにより移動する連続した板状の焼成部が形成
されるようにしたものである。焼成部における焼成板
は、スライドレール上をスライドさせるようにしてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなスライドレール上をスライドさせる焼成板の場
合、焼成板の下面がスライドレールとの摩擦により摩耗
し、比較的短期に新しい焼成板と取り替える必要があ
り、交換作業に手間がかかる、設備維持費に負担がかか
るなどの問題があった。また、摩耗状態により焼成板の
レベルが変化し、製品の品質や厚さなどにも影響を与え
ることがある。
【0005】この考案は、前述のような従来の欠点を解
消すべくなされたもので、その目的は、独立した焼成板
を後ろから押し進めて連続した板状の焼成部を形成して
なる連続焼成装置において、比較的簡単な構成により、
焼成板の摺動面の摩耗を解消することのできる焼成板を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、複数個の焼
成板をスライドレール上に並べて搬送方向に連続する板
状の焼成部を形成し、これら焼成板を後方より押し進め
つつ、これら焼成板上に材料を供給して焼成食品を連続
的に製造する連続焼成装置において、前記各焼成板の前
記スライドレールに当接する部分に、油含有プレートを
設けたものである。
【0007】
【作用】各焼成板のスライドレールに当接する部分に油
含有プレートが取り付けられているので、レールとの摩
擦抵抗を大幅に低減することができ、油含有プレート自
体の摩耗を大幅に減少でき、長期間にわたって焼成板の
レベル変化による製品の品質や厚さなどの変動を抑制す
ることができる。また、焼成板の摩耗を完全に無くすこ
とができ、手間や費用のかかる焼成板の交換作業を解消
することができる。
【0008】
【実施例】以下、この考案を図示する一実施例に基づい
て説明する。これは、卵焼きやホットケーキを製造する
連続焼成装置に適用した例である。図4は、この考案に
係る耐久型焼成板が適用される連続焼成装置の概略側面
図であり、連続焼成装置10は、多数個のトラフ付き焼
成板1と、上流側から下流側へ配設された焼成板供給用
エレベータ11、移載用プッシャー12、塗油装置1
3、材料供給装置14、ローラコンベヤ15、押送用の
駆動装置16、スライドレール17、加熱器18、ブレ
ーキ装置19、焼成板回収用エレベータ20等から構成
されている。
【0009】トラフ付き焼成板1は、図1ないし図3に
示すように、平面視長方形であり、両短辺に堰1aを一
体的に突設することにより、中央部にトラフ1bが形成
されている。このような焼成板1の両短辺部を一対のス
ライドレール17上に載せ、駆動装置16でスライドレ
ール17の最上流側の焼成板1を押送することにより、
隣接する長辺側の前端面、後端面どうしを当接させて並
べ、スライドレール17上に連続したトラフ状の焼成部
21を形成する。駆動装置16は、例えば焼成板1の短
辺側の端面にそれぞれ突設したラック用ピン2と、この
ラック用ピン2に噛合するピニオン3と、このピニオン
3を回転駆動する電動モータ4から構成され、スライド
レール17入口側の焼成板1をピニオン3により直接送
り出し、かつこれより下流側の焼成板全部を間接的に押
送できるようにされている。
【0010】焼成板1は、供給用エレベータ11からロ
ーラコンベヤ15を介して供給する。供給用エレベータ
11の支持爪11a上の焼成板1が移載用プッシャー1
2の手前にくると、移載用プッシャー12で焼成板1を
押し出し、ローラコンベヤ15上に移載する。ローラコ
ンベヤ15はローラ群がチェーン駆動機構22で同期し
て回転駆動し、焼成板1をスライドレール17上に移送
する。この移送速度は、ピニオン3位置における前の焼
成板と後ろの焼成板との間に隙間が生じないように、ピ
ニオン3による押送速度と同調させ、あるいは押送速度
より若干速い速度に設定する。
【0011】塗油装置13、材料供給装置14は、スラ
イドレール17の入口側すなわち駆動装置16位置の上
方に配置し、焼成板1上に焦げ付き防止用の油を敷いた
後、材料を供給できるようにされている。加熱器18
は、スライドレール17の下方に延在させ、一定速度で
移動する焼成部21上の材料を焼成できるようにする。
スライドレール17の出口側から押し出される焼成板1
は、回収用エレベータ20の支持爪20aで受け、プッ
シャーを備えたリターンコンベヤ、あるいは焼成部21
のスライドレールと駆動装置による押送方式等で供給用
エレベータ11に返送する。なお、このリターン工程で
は、必要に応じて焼成板1の予熱を行うようにする。
【0012】このような構成において、図1ないし図3
に示すように、焼成板1の下面のスライドレール17に
対応した部分に油含有プレート5を埋込ボルト6などに
より着脱可能に取り付ける。スライドレール17は、支
持基板23上に左右方向に間隔をおいて一対で配設され
ており、油含有プレート5はこれに合わせて左右一対で
設ける。なお、支持基板23には、焼成板1の側面に当
接し焼成板1の横移動を規制するガイド片23aを設け
ておく。油含有プレート5は、多孔質あるいは非多孔質
の含油金属、含油プラスチック含油セラミクスなどの高
潤滑材料から形成する。
【0013】押送される各焼成板1は、スライドレール
17との摩擦抵抗により、焼成板間の当接面が離れるこ
とはないが、ブレーキ装置19により抵抗を与えるよう
にするのが好ましい。このブレーキ装置19は、押圧ロ
ーラ19aとコイルスプリング19bから構成し、焼成
板1の堰1aの上面を押圧ローラ19aで軽く押圧する
ように構成する。また、焼成板1は、例えば130〜1
80°Cに加熱され、焼成板の温度分布はほぼ一様で熱
膨張も一定であるが、常温の材料が焼成板1の左右方向
中央部に供給される場合には、この中央部分の温度降下
が両端部より大きくなり、熱膨張の差により、中央部分
に隙間が生じることになる。この場合には、中央部の収
縮量に見合った曲線状の凸部を焼成板1の前端、後端に
予め形成しておき、材料供給時に隙間が生じないように
する。
【0014】以上のような構成において、次のように作
動する。 (1) 供給用エレベータ11の支持爪11aにより上昇し
てきた焼成板1が、プッシャー12によりローラコンベ
ヤ15に移載され、スライドレール17の入口側に移送
される。焼成板1は前の焼成板1に当接するように送ら
れる。 (2) スライドレール17の入口側に位置した焼成板1
は、そのラック用ピン2がピニオン3に噛合し、回転す
るピニオン3により送り出される。次の焼成板1も連続
して同様に送り出される。ピニオン3により直接送り出
される焼成板より下流側の焼成板は、焼成板を介して間
接的に押送され、スライドレール17上を一定速度で滑
動し、隙間のないトラフ状の焼成部21が形成される。
焼成板1とスライドレール17との間には、油含有プレ
ート5が介在するため、摩擦抵抗が極めて少なく、油含
有プレート自体の摩耗を大幅に低減でき、長期間にわた
って焼成板1のレベル変化による製品の品質や厚さなど
の変動を抑制でき、良好な製品を製造できる。なお、摩
耗が進んだ場合には、油含有プレート5を取り替えれば
よい。また、焼成板1の摩耗を完全に無くすことがで
き、焼成板の交換作業の解消により、設備維持費の低減
等を図れる。
【0015】(3) 隙間のない焼成部21には、材料供給
装置14から材料が投入され、加熱器18により加熱焼
成される。 (4) 焼成されたシート状の焼成食品は、コンベヤ等から
なる取出装置(図示省略)により取り出す。 (5) スライドレール17の出口側から押し出された焼成
板1は、回収用エレベータ20の支持爪20a上に移載
され、リターンコンベヤ等により供給用エレベータ11
に返送される。以上の工程が繰り返されてシート状の焼
成食品が連続して製造される。
【0016】
【考案の効果】前述の通り、この考案は、独立した焼成
板を後ろから押し進めて連続した板状の焼成部を形成し
てなる連続焼成装置において、各焼成板のスライドレー
ルに当接する部分に、摩擦抵抗の極めて少ない油含有プ
レートを設けたため、プレートの摩耗を大幅に低減で
き、長期間にわたって焼成板のレベル変化による製品の
品質や厚さなどの変動を抑制でき、良好な製品を製造で
きる。また、焼成板の摩耗を完全に無くすことができ、
手間のかかる焼成板の交換作業を解消できるとともに、
設備維持費等を低減でき、連続運転を行う場合に特に有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る耐久型焼成板を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】図1の縦断面図である。
【図4】この考案が適用される連続焼成装置を示す概略
側面図である。
【符号の説明】
1 トラフ付き焼成板 10 連続焼成
装置 2 ラック用ピン 13 塗油装置 3 ピニオン 14 材料供給
装置 4 電動モータ 16 駆動装置 5 油含有プレート 17 スライド
レール 18 加熱器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−179663(JP,A) 特開 平2−238852(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A21B 3/15 A21B 1/42 A23L 1/32 A47J 29/00 A47J 44/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の焼成板をスライドレール上に並
    べて搬送方向に連続する板状の焼成部を形成し、これら
    焼成板を後方より押し進めつつ、これら焼成板上に材料
    を供給して焼成食品を連続的に製造する連続焼成装置に
    おいて、 前記各焼成板の前記スライドレールに当接する部分に、
    油含有プレートを設けたことを特徴とする連続焼成装置
    の耐久型焼成板。
JP1992013494U 1992-03-16 1992-03-16 連続焼成装置の耐久型焼成板 Expired - Lifetime JP2580787Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59179663A (ja) * 1983-03-31 1984-10-12 Bando Chem Ind Ltd 含油合成樹脂組成物
JPH072092B2 (ja) * 1989-03-10 1995-01-18 株式会社幸和工業 せんべい焼成方法及びその装置

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