JPH0574262A - 継電器接点の固着方法 - Google Patents
継電器接点の固着方法Info
- Publication number
- JPH0574262A JPH0574262A JP23425691A JP23425691A JPH0574262A JP H0574262 A JPH0574262 A JP H0574262A JP 23425691 A JP23425691 A JP 23425691A JP 23425691 A JP23425691 A JP 23425691A JP H0574262 A JPH0574262 A JP H0574262A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- spring material
- leg
- fixing
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H11/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
- H01H2011/0087—Welding switch parts by use of a laser beam
Landscapes
- Manufacture Of Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】接点3に設けた凸状の脚部4を対向するばね材
1に形成した穴部2に貫通させる。しかる後、脚部4も
しくは脚部4の近傍のばね材1のいずれかをレーザー光
6により溶融し、双方を固着する。 【効果】超小型継電器における接点と高導電性材料との
固着を実現でき、リレーの超小型化とともに接点負荷容
量を大きくできる。
1に形成した穴部2に貫通させる。しかる後、脚部4も
しくは脚部4の近傍のばね材1のいずれかをレーザー光
6により溶融し、双方を固着する。 【効果】超小型継電器における接点と高導電性材料との
固着を実現でき、リレーの超小型化とともに接点負荷容
量を大きくできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は継電器接点の固着方法に
関し、特に固定接点や可動接点をばね材に固着する継電
器接点の固着方法に関する。
関し、特に固定接点や可動接点をばね材に固着する継電
器接点の固着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる継電器接点の固着方法は、
ばね材に接点を抵抗溶接する方法や、かしめ固着する方
法が一般的である。
ばね材に接点を抵抗溶接する方法や、かしめ固着する方
法が一般的である。
【0003】図3(a),(b)はそれぞれ従来の一例
を説明するための工程順に示すばね材と接点等の断面図
である。まず、図3(a)に示すように、抵抗溶接の場
合は、接点3aがばね材1aに対向する面に凸状の溶接
部8を有しており、しかもばね材1aと接点3aとを挾
んで上下に溶接電極9を配置する。これら上下の電極9
を介し接点3aとばね材1a間に電流を流す。次に、図
3(b)に示すように、電流が流れるとジュール熱が発
生し、このジュール熱により溶接部8を溶着し、接点3
のばね材1に対する固着が完了する。
を説明するための工程順に示すばね材と接点等の断面図
である。まず、図3(a)に示すように、抵抗溶接の場
合は、接点3aがばね材1aに対向する面に凸状の溶接
部8を有しており、しかもばね材1aと接点3aとを挾
んで上下に溶接電極9を配置する。これら上下の電極9
を介し接点3aとばね材1a間に電流を流す。次に、図
3(b)に示すように、電流が流れるとジュール熱が発
生し、このジュール熱により溶接部8を溶着し、接点3
のばね材1に対する固着が完了する。
【0004】図4(a),(b)はそれぞれ従来の他の
例を説明するための工程順に示すばね材と接点等の断面
図である。まず、図4(a)に示すように、かしめ固着
の場合は、接点3がばね材1に対向する面に円筒状の脚
部4を有しており、しかもばね材1が接点3の脚部4に
対向する位置に穴部を形成している。手順としては、こ
の接点3の脚部4をばね材1の穴部に貫通した後、上下
のかしめ型10によりかしめる。これにより、図4
(b)に示すように、かしめ部7aがばね材1上に形成
され、双方の固着が完了する。
例を説明するための工程順に示すばね材と接点等の断面
図である。まず、図4(a)に示すように、かしめ固着
の場合は、接点3がばね材1に対向する面に円筒状の脚
部4を有しており、しかもばね材1が接点3の脚部4に
対向する位置に穴部を形成している。手順としては、こ
の接点3の脚部4をばね材1の穴部に貫通した後、上下
のかしめ型10によりかしめる。これにより、図4
(b)に示すように、かしめ部7aがばね材1上に形成
され、双方の固着が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】継電器の体積は年々小
型化を辿り、現在寸法14mm×9mm×5mmの超小
型継電器が実現されている。一方、継電器に要求される
接点負荷容量は、従来のものと同等、もしくはより一層
大きな容量となっている。かかる継電器の小型化に伴
い、負荷電流を通電もしくはしゃ断するための接点およ
びばね材は、小さくならざるをえないが、従来以上の負
荷容量を確保するためには、ベリリウム銅やリードフレ
ーム材等の高導電性材料のばね材を使用することが有効
である。
型化を辿り、現在寸法14mm×9mm×5mmの超小
型継電器が実現されている。一方、継電器に要求される
接点負荷容量は、従来のものと同等、もしくはより一層
大きな容量となっている。かかる継電器の小型化に伴
い、負荷電流を通電もしくはしゃ断するための接点およ
びばね材は、小さくならざるをえないが、従来以上の負
荷容量を確保するためには、ベリリウム銅やリードフレ
ーム材等の高導電性材料のばね材を使用することが有効
である。
【0006】しかしながら、高導電性材料は、高導電性
であるため、抵抗溶接の溶着に必要なジュール熱を得る
ことが困難であり、極論すれば製造できない。また、接
点寸法やばね材の寸法は、かしめで行える限界を越える
までに小さくなっており、かしめによる方法も使用でき
ない。従って、いずれの方法においても、高導電性材料
を超小型継電器に使用することはできないので、超小型
化も限界があり、しかも接点負荷容量も満足できないと
いう欠点がある。
であるため、抵抗溶接の溶着に必要なジュール熱を得る
ことが困難であり、極論すれば製造できない。また、接
点寸法やばね材の寸法は、かしめで行える限界を越える
までに小さくなっており、かしめによる方法も使用でき
ない。従って、いずれの方法においても、高導電性材料
を超小型継電器に使用することはできないので、超小型
化も限界があり、しかも接点負荷容量も満足できないと
いう欠点がある。
【0007】本発明の目的は、かかる高導電性材料を用
いて超小型化を図るとともに、接点負荷容量を大きくと
れる継電器接点の固着方法を提供することにある。
いて超小型化を図るとともに、接点負荷容量を大きくと
れる継電器接点の固着方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の継電器接点の固
着方法は、凸状の脚部を設けた接点と前記脚部に対向す
る位置に穴部を形成したばね材を固着するにあたり、前
記接点の脚部を前記ばね材の穴部に貫通させ、前記接点
の脚部もしくは前記接点の脚部近傍のばね材の少くとも
一方をレーザー光にて溶融することにより双方を固着し
て形成される。
着方法は、凸状の脚部を設けた接点と前記脚部に対向す
る位置に穴部を形成したばね材を固着するにあたり、前
記接点の脚部を前記ばね材の穴部に貫通させ、前記接点
の脚部もしくは前記接点の脚部近傍のばね材の少くとも
一方をレーザー光にて溶融することにより双方を固着し
て形成される。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例を説明するための
ばね材,接点およびレーザー照射装置の斜視図である。
図1に示すように、本実施例は、ばね材1に形成した穴
部2に接点3の凸状脚部4を挿入し、その周囲をレーザ
ー照射装置5からのレーザー光6によりレーザー溶接す
る。この接点3はばね材1に対向する面に凸状の脚部4
を有し、一方ばね材1は脚部4を貫通させる穴部2を形
成している。
ばね材,接点およびレーザー照射装置の斜視図である。
図1に示すように、本実施例は、ばね材1に形成した穴
部2に接点3の凸状脚部4を挿入し、その周囲をレーザ
ー照射装置5からのレーザー光6によりレーザー溶接す
る。この接点3はばね材1に対向する面に凸状の脚部4
を有し、一方ばね材1は脚部4を貫通させる穴部2を形
成している。
【0011】図2(a)〜(d)はそれぞれ図1におけ
るばね材と接点の固着手順を示す断面図である。まず、
図2(a)に示すように、図1のA−A線断面をみる
と、接点3はその脚部4をばね材1の対向する穴部2に
貫通させる。次に図2(b)に示すように、貫通後の状
態では、脚部4がばね材1の面より上に突出する。次
に、図2(c)に示すように、脚部4もしくは脚部近傍
のばね材1の少くともどちらか一方にレーザー光6を照
射する。これにより、図2(d)に示すように、脚部4
とばね材1を溶融し、溶着部7を形成する。
るばね材と接点の固着手順を示す断面図である。まず、
図2(a)に示すように、図1のA−A線断面をみる
と、接点3はその脚部4をばね材1の対向する穴部2に
貫通させる。次に図2(b)に示すように、貫通後の状
態では、脚部4がばね材1の面より上に突出する。次
に、図2(c)に示すように、脚部4もしくは脚部近傍
のばね材1の少くともどちらか一方にレーザー光6を照
射する。これにより、図2(d)に示すように、脚部4
とばね材1を溶融し、溶着部7を形成する。
【0012】かかる接点の固着方法におけるレーザーは
微細加工に適しており、超小型継電器用の小さい接点と
ばね材の固着を容易にするとともに、高導電性材料の溶
着も可能にする。また、接点やばね材および脚部や穴部
の形状あるいは大きさは、図示したものに限定されず、
レーザーの種類も限定されない。しかも、レーザー光6
で溶着する個所(数量)は1点以上あればよく、脚部全
周にわたっても構わない。
微細加工に適しており、超小型継電器用の小さい接点と
ばね材の固着を容易にするとともに、高導電性材料の溶
着も可能にする。また、接点やばね材および脚部や穴部
の形状あるいは大きさは、図示したものに限定されず、
レーザーの種類も限定されない。しかも、レーザー光6
で溶着する個所(数量)は1点以上あればよく、脚部全
周にわたっても構わない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の継電器接
点の固着方法は、接点に設けた凸状の脚部を対向するば
ね材に形成した穴部に貫通させ、脚部もしくは脚部近傍
のばね材の少くとも一方をレーザー光にて溶融し固着さ
せることにより、超小型継電器における接点とベリリウ
ム銅やリードフレーム材等の高導電性材料との固着を実
現することができ、超小型化とともに接点負荷容量を大
きくできるという効果がある。
点の固着方法は、接点に設けた凸状の脚部を対向するば
ね材に形成した穴部に貫通させ、脚部もしくは脚部近傍
のばね材の少くとも一方をレーザー光にて溶融し固着さ
せることにより、超小型継電器における接点とベリリウ
ム銅やリードフレーム材等の高導電性材料との固着を実
現することができ、超小型化とともに接点負荷容量を大
きくできるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を説明するためのばね材,接
点およびレーザー照射装置の斜視図である。
点およびレーザー照射装置の斜視図である。
【図2】図1におけるばね材と接点の固着手順を示す断
面図である。
面図である。
【図3】従来の一例を説明するための工程順に示すばね
材と接点等の断面図である。
材と接点等の断面図である。
【図4】従来の他の例を説明するための工程順に示すば
ね材と接点等の断面図である。
ね材と接点等の断面図である。
1 ばね材 2 穴部 3 接点 4 脚部 5 レーザー照射装置 6 レーザー光 7 溶着部
Claims (3)
- 【請求項1】 凸状の脚部を設けた接点と前記脚部に対
向する位置に穴部を形成したばね材を固着するにあた
り、前記接点の脚部を前記ばね材の穴部に貫通させ、前
記接点の脚部もしくは前記接点の脚部近傍のばね材の少
くとも一方をレーザー光にて溶融することにより双方を
固着させることを特徴とする継電器接点の固着方法。 - 【請求項2】 前記ばね材は、ベリリウム銅やリードフ
レーム材等の高導電性材料を用いて形成することを特徴
とする請求項1記載の継電器接点の固着方法。 - 【請求項3】 前記接点の脚部もしくは前記接点の脚部
近傍のばね材の一方は、レーザー光にて溶融することに
より溶着部を形成し、双方を固着させることを特徴とす
る請求項1記載の継電器接点の固着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23425691A JPH0574262A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 継電器接点の固着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23425691A JPH0574262A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 継電器接点の固着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574262A true JPH0574262A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16968124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23425691A Pending JPH0574262A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 継電器接点の固着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574262A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017504172A (ja) * | 2014-01-28 | 2017-02-02 | タイコ エレクトロニクス オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハウツンク | 切換コンタクトおよびそれを製造する方法 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP23425691A patent/JPH0574262A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017504172A (ja) * | 2014-01-28 | 2017-02-02 | タイコ エレクトロニクス オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハウツンク | 切換コンタクトおよびそれを製造する方法 |
US10431397B2 (en) | 2014-01-28 | 2019-10-01 | Tyco Electronics Austria Gmbh | Switching contact and a method of producing the latter |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02103876A (ja) | 圧着端子、及び圧着端子と電線の接続方法 | |
US4058784A (en) | Indicator-equipped, dual-element fuse | |
JPH11329206A (ja) | ヒューズ | |
JP3454055B2 (ja) | 絶縁電線の接続構造及び接続方法 | |
US5297716A (en) | Soldering tool with attached thermocouple | |
JPH0574262A (ja) | 継電器接点の固着方法 | |
EP0957538B1 (en) | Welding station | |
US6681484B1 (en) | Method for manufacturing electronic component | |
JP3003902B2 (ja) | 異種金属端子の溶接方法 | |
JP2002279877A (ja) | プロテクタ | |
JP2002197954A (ja) | 熱応動スイッチ | |
JP2553887B2 (ja) | ヒューズ付電子部品 | |
KR100473425B1 (ko) | 전자기계식 릴레이 및 그 제조방법 | |
JPH0649237B2 (ja) | 接点材料の溶接方法 | |
JPH11162276A (ja) | 電気接触子 | |
US20100012374A1 (en) | Welding method and welding structure of conductive terminals | |
JP3070785B2 (ja) | 電磁接触器 | |
JPH06104019A (ja) | リードフレームと電線の接続構造 | |
JPH02108482A (ja) | 接点材料の溶接方法 | |
JP2776879B2 (ja) | 接点の溶接方法 | |
JP2528571B2 (ja) | 異種金属部材の溶接工法 | |
JPS6215727A (ja) | 電子管の陰極構体及びその製造方法 | |
JPH03176919A (ja) | 多層接点の溶接方法 | |
JPS633080Y2 (ja) | ||
JPH07220549A (ja) | 接点開閉装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001017 |