JPH0574179U - ブラシレスdcモーター - Google Patents

ブラシレスdcモーター

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JPH0574179U
JPH0574179U JP1012592U JP1012592U JPH0574179U JP H0574179 U JPH0574179 U JP H0574179U JP 1012592 U JP1012592 U JP 1012592U JP 1012592 U JP1012592 U JP 1012592U JP H0574179 U JPH0574179 U JP H0574179U
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JP
Japan
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hub
bracket
permanent magnet
magnetic
magnetic flux
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Pending
Application number
JP1012592U
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English (en)
Inventor
稔 大塚
光芳 塚田
昇 八木
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ハブ8の外周とブラケット1の溝1bにそれ
ぞれ電磁シールド層10,11を設けているため、永久
磁石9から電磁シールド層10と11の対向部を通り電
磁石のコア2を経て永久磁石9に戻る磁束の閉ループが
形成され、この閉ループにより永久磁石9や電磁石の磁
束が強制的に循環するので、ハブ8の外側に磁束が漏れ
ることがなくなり、また、同様の原理で、ロータの回転
に起因する電磁ノイズの漏れも防止される。 【効果】 磁気ヘッドのデータの書き込みエラーや読み
出しエラーを防止することができると共に、従来のよう
なロータ及びステータ全体を覆う別体のシールド用の鋼
板が不要となるのでモータ径を小さくすることができ、
磁気ディスクの内径を縮小化に対応可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気ディスク記録装置において磁気ディスクの回転駆動源として用 いられるブラシレスDCモーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスク記録装置はコンピュータシステムにおける外部記憶装置として用 いられ、高速で回転している磁気ディスク上の所望の位置に磁気ヘッドを位置決 めして、データの書き込みと読み出しを行う。 近年、コンピュータシステムにおいては、ワードプロセッサ等の普及に伴って 従来のデスクトップ型のものからラップトップ型のものへとニーズが変化してき たが、更に小型,薄型のブックまたはノートサイズのものが今後益々ニーズが高 くなるものと予想される。
【0003】 このような背景から磁気ディスク記録装置においても小型,薄型化が図られて きており、磁気ディスクのサイズの主流が5.25インチものから3.5インチ のサイズものへ移行するに伴い、ブラシレスDCモーターも小型,軽量化の要求 に応じてボトムロータタイプのものに代わってインテグラルハブタイプのものが 使用されてきている。
【0004】 インテグラルハブタイプにおける従来のブラシレスDCモーターは、所定形状 のブラケット上にコア及びコイルを有する複数の電磁石を円形に配して成るステ ータと、前記ブラケットに回転軸を介して支持されたハブに永久磁石を前記電磁 石と対向するように設けて成るロータを備えており、そしてこの永久磁石や電磁 石からの漏れ磁束やロータの回転に起因する電磁ノイズによって磁気ヘッドによ るデータの書き込みエラーや読み出しエラーが発生するのを防止するためステー タ及びロータ全体を1mm以上の厚さを有する別体の鋼板で覆ってシールドした 構造となっているが、このような従来のブラシレスDCモーターでは以下に述べ る問題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、磁気ディスク記録装置の小型,薄型化に伴って、ブラシレスDCモ ーターも小型,軽量化が要求されてきたことはすでに述べた通りであるが、最近 では磁気ディスクのサイズが更に小型である2.5インチ以下のサイズへと移行 しつつあり、このような小型の磁気ディスクにおいてはその内径を小さくしてそ の分データ領域を拡げることが必要になり、従ってブラシレスDCモーターにお いても、それに応じてより一層の小型,軽量化つまり径の縮小化が要求されてき ている。
【0006】 しかしながら、インテグラルハブタイプの従来のブラシレスDCモーターの場 合、上述したようにロータ及びステータ全体を別体のシールド用の鋼板で覆う構 造としているために磁気ディスクの内径を縮小化に対応できないという問題があ り、このシールド用の鋼板を取り除いて磁気ディスクの内径を縮小化に対応させ ると、永久磁石や電磁石からの漏れ磁束やロータの回転に起因する電磁ノイズに よって磁気ヘッドによるデータの書き込みエラーや読み出しエラーが発生するこ とになる。
【0007】 本考案はこのような問題を解決するためになされたもので、永久磁石や電磁石 からの漏れ磁束やロータの回転に起因する電磁ノイズに対するシールド性能を損 なうことなく磁気ディスクの内径を縮小化に対応できる小型,軽量のブラシレス DCモーターを実現することを目的とするものであある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は、ブラケット上に形成された円筒部の外周 に沿ってコア及びコイルを有する複数の電磁石を円形に配列固定して成るステー タと、前記ブラケットの円筒部に回転軸を介して支持されたハブの内周面に永久 磁石を前記電磁石と対向するように設けて成るロータを備えたブラシレスDCモ ーターにおいて、前記ハブの外周面の少なくともブラケット側の位置に高透磁率 材料から成る電磁シールド層を設け、かつ前記ブラケットのハブとの対向面の少 なくとも一部にも高透磁率材料から成る電磁シールド層を設けたことを特徴とす る。
【0009】
【作用】
このような構成を有する本考案は、ハブの外周とブラケットの溝にそれぞれ電 磁シールド層を設けているため、永久磁石からそれぞれの電磁シールド層を通り 電磁石のコアを経て永久磁石に戻る磁束の閉ループが形成され、この閉ループに より永久磁石や電磁石の磁束が強制的に循環するので、ハブの外側に磁束が漏れ ることがなくなり、また、同様の原理で、ロータの回転に起因する電磁ノイズの 漏れも防止される。
【0010】 従って、これによれば永久磁石や電磁石からの漏れ磁束やロータの回転に起因 する電磁ノイズによる磁気ヘッドのデータの書き込みエラーや読み出しエラーを 防止することができると共に、従来のようなロータ及びステータ全体を覆う別体 のシールド用の鋼板が不要となるのでモータ径を小さくすることができ、磁気デ ィスクの内径を縮小化に対応可能となる。
【0011】
【実 施 例】
以下に図面を参照して実施例を説明する。 図1は本考案によるインテグラルハブタイプのブラシレスDCモーターの一実 施例を示す縦断面図である。 図において1はアルミ等により形成されたブラケット、2はコア、3はこのコ ア2の外周に装着されたコイルで、このコア2とコイル3により電磁石が構成さ れており、そしてこの電磁石とブラケット1によりステータが構成されている。
【0012】 前記ブラケット2は上面側中央に円筒部1aを有し、この円筒部1aの外周に 沿ってコア2とコイル3から成る複数の電磁石が円形に配列固定されている。 また、ブラケット2には円筒部1aの回りに溝1bが設けられており、更に周 縁部にはモーター取り付け基準面1cと複数の取り付け用孔1dが設けられてい る。
【0013】 4は回転軸で、この回転軸4は一端(図では上端)が前記ブラケット1の円筒 部1aから突出するようにベアリング5,6を介して前記円筒部1a内に回転自 在に支持されており、そして一方のベアリング5の外周側ケースはスプリング7 により付勢されていて、これによりベアリング5及び6のボールがそれぞれ外周 側ケースと内周側ケースに当接され、回転軸4がガタつくのを防止している。
【0014】 8は断面形状が略コの字形に形成されたアルミ等から成るハブで、開放面をブ ラケット1側に向けて前記コア2とコイル3から成る複数の電磁石を内包するよ うに中央部が前記回転軸の一端に固定されており、このハブ8の外周面には軸方 向と直交するディスク取り付け基準面8aが形成されていて、更にハブ8の開放 面側の端部(図では下端)は前記ブラケット1の溝1bに入り込んでいる。
【0015】 9は前記ハブ8と共にステータを成すリング状の永久磁石で、複数のN極とS 極を円周方向に交互に着磁した構造となっており、この永久磁石9は前記電磁石 と対向するようにハブ8の内周面に固定されている。 10と11は電磁シールド層で、この両者はそれぞれパーマロイ,スーパーマ ロイ,パーメジュール等の高透磁率材料で形成されており、一方の電磁シールド 層10はハブ8のディスク取り付け基準面8aよりブラケット1側の外周面に接 着剤により固定され、また他方の電磁シールド層11はブラケット1の溝1b内 全体に接着剤により固定されていて、互いの一部は溝1b内で対向している。
【0016】 12aと12bは強磁性体から成るリング状のシールヨークで、前記円筒部1 aの上部と回転軸4の間に設けられており、この両シールヨーク12a,12b 間にはシール用磁石13が挟み込まれていて、更に前記回転軸4とシールヨーク 12a,12b及びシール用磁石13との間に磁性流体14が注入されている。 この磁性流体14はシール用磁石13からシールヨーク12a,回転軸4,及 びシールヨーク12bを経てシール用磁石13に戻る磁束の閉ループにより保持 され、これによりベアリング5,6から飛散したグリースや塵埃がベアリング6 を通ってステータとロータ間へ侵入するのを防止している。
【0017】 次に上述した構成の作用について説明する。 ブラシレスDCモーターとしての回転の原理は従来と同様であり、電磁石のコ イル3に通電して永久磁石9の磁極との間にフレミングの左手の法則による電流 力を生じさせと、この電流力により回転軸4と一体に永久磁石9とハブ8から成 るロータが回転するものである。
【0018】 ところで、このブラシレスDCモーターにおいては、ハブ8のディスク取り付 け基準面8aに図示しない磁気ディスクが装着され、ロータの回転に伴って図示 しない磁気ヘッドによる磁気ディスク上へのデータの書き込みや、磁気ディスク 上のデータの読み取りが行われるが、前記永久磁石9や電磁石の磁束がハブ8の 外側に漏れると、その漏れ磁束により磁気ヘッドの書き込みエラーや読み取りエ ラーが発生することになる。
【0019】 しかしながら、本実施例ではハブ8の外周とブラケット1の溝1bにそれぞれ 電磁シールド層10,11を設けているため、模式的に矢印Gで示したように、 永久磁石9から電磁シールド層10と11の対向部を通り電磁石のコア2を経て 永久磁石9に戻る磁束の閉ループが形成され、この閉ループにより永久磁石9や 電磁石の磁束が強制的に循環するので、ハブ8の外側に磁束が漏れることがなく なり、また、同様の原理で、ロータの回転に起因する電磁ノイズの漏れも防止さ れる。
【0020】 以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案はこれに限られるもので はない。 例えば、上述した実施例では、電磁シールド層10をハブ8のディスク取り付 け基準面8aよりブラケット1側の外周面に固定するものとしたが、ハブ8の外 周面全体を固定してもよいことは無論である。
【0021】 また、上述した実施例では、電磁シールド層11をブラケット1の溝1b内全 体に固定するものとしたが、一般に磁気ディスク記録装置の磁気ヘッドの位置は 決まっているため、電磁シールド層11を扇形等に形成して、この扇形等の電磁 シールド層11を磁気ヘッドに対応した位置に設けるようにすれば、磁気ヘッド 方向への磁束の漏れを防止できるので有効である。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ハブの外周面の少なくともブラケット側の位置 に高透磁率材料から成る電磁シールド層を設け、かつ前記ブラケットのハブとの 対向面の少なくとも一部にも高透磁率材料から成る電磁シールド層を設けた構成 として、永久磁石からそれぞれの電磁シールド層を通り電磁石のコアを経て永久 磁石に戻る磁束の閉ループを形成し、この閉ループにより永久磁石や電磁石の磁 束を強制的に循環させて、ハブの外側への磁束が漏れを防止すると共に、同様の 原理で、ロータの回転に起因する電磁ノイズの漏れも防止するようにしている。
【0023】 従って、これによれば永久磁石や電磁石からの漏れ磁束やロータの回転に起因 する電磁ノイズによる磁気ヘッドのデータの書き込みエラーや読み出しエラーを 防止することができると共に、従来のようなロータ及びステータ全体を覆う別体 のシールド用の鋼板が不要となるのでモータ径を小さくすることができ、磁気デ ィスクの内径を縮小化に対応できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるブラシレスDCモーターの一実施
例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 1b 溝 2 コア 3 コイル 4 回転軸 8 ハブ 8a ディスク取り付け基準面 9 永久磁石 10 電磁シールド層 11 電磁シールド層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラケット上に形成された円筒部の外周
    に沿ってコア及びコイルを有する複数の電磁石を円形に
    配列固定して成るステータと、前記ブラケットの円筒部
    に回転軸を介して支持されたハブの内周面に永久磁石を
    前記電磁石と対向するように設けて成るロータを備えた
    ブラシレスDCモーターにおいて、 前記ハブの外周面の少なくともブラケット側の位置に高
    透磁率材料から成る電磁シールド層を設け、 かつ前記ブラケットのハブとの対向面の少なくとも一部
    にも高透磁率材料から成る電磁シールド層を設けたこと
    を特徴とするブラシレスDCモーター。
JP1012592U 1992-03-02 1992-03-02 ブラシレスdcモーター Pending JPH0574179U (ja)

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JP1012592U JPH0574179U (ja) 1992-03-02 1992-03-02 ブラシレスdcモーター

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JP1012592U JPH0574179U (ja) 1992-03-02 1992-03-02 ブラシレスdcモーター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0574179U true JPH0574179U (ja) 1993-10-08

Family

ID=11741574

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JP1012592U Pending JPH0574179U (ja) 1992-03-02 1992-03-02 ブラシレスdcモーター

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JP (1) JPH0574179U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100783451B1 (ko) * 2006-12-26 2007-12-11 전자부품연구원 연료전지 시스템의 에어 블로워 구동용 모터 조립체
JP2018516527A (ja) * 2015-05-29 2018-06-21 ヴァレオ システム テルミク 電子的に切り替えられる電気モータ及び対応の空気脈動装置

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