JPH057413U - 乗車式コンクリート切断機 - Google Patents
乗車式コンクリート切断機Info
- Publication number
- JPH057413U JPH057413U JP6429291U JP6429291U JPH057413U JP H057413 U JPH057413 U JP H057413U JP 6429291 U JP6429291 U JP 6429291U JP 6429291 U JP6429291 U JP 6429291U JP H057413 U JPH057413 U JP H057413U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- movable
- cutting machine
- vehicle body
- support base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Road Repair (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型で機動性、作業性に優れた乗車式コンク
リート切断機を提供する。 【構成】 前輪6、後輪7及び走行駆動手段12を備
え、乗車して走行自在に駆動される車体2と、車体2に
その幅方向と直角の水平軸線を中心として傾斜可能に設
けられた支持台13と、支持台13に前記水平軸線と直
角の方向に移動可能に設けられた可動台18と、支持台
13上で可動台18を移動させる移動駆動手段19と、
可動台18に回転自在に設けられた切断作業輪22、2
7と、可動台18上で切断作業輪22、27を回転させ
る回転駆動手段21とから構成される。
リート切断機を提供する。 【構成】 前輪6、後輪7及び走行駆動手段12を備
え、乗車して走行自在に駆動される車体2と、車体2に
その幅方向と直角の水平軸線を中心として傾斜可能に設
けられた支持台13と、支持台13に前記水平軸線と直
角の方向に移動可能に設けられた可動台18と、支持台
13上で可動台18を移動させる移動駆動手段19と、
可動台18に回転自在に設けられた切断作業輪22、2
7と、可動台18上で切断作業輪22、27を回転させ
る回転駆動手段21とから構成される。
Description
【0001】
本考案は、コンクリート路面やコンクリート構築物等を機動的に切断するため
の乗車式コンクリート切断機に関する。
【0002】
エンジン式コンクリートカッターとして、車体の前端下部にブレードを枢着す
ると共に車体の走行及びブレードの回転のための駆動装置を搭載してなるものが
周知である。しかし、このコンクリートカッターの場合、重量500Kg以上に
もなる車体を切断操作に際して人力で傾斜させると共にブレード部分を持上げた
り旋回させたりすることは切断作業者にとって危険であると共に大きな負担であ
り、またその場合において車体が傾斜することによりブレード駆動用のエンジン
の出力が不安定になる等の問題があった。
【0003】
一方、走行車を路面に固定すると共にブレードを駆動装置によって前後動、上
下動、かつ旋回自在に移動させてコンクリート構築物を切断解体するようにした
コンクリート解体機が特公昭53−22383号公報に開示されている。このコ
ンクリート解体機の場合、切断操作に際して前記のように人力の駆使に伴う問題
等は解消されたが、ブレードに多くの自由度を付与するためにブレード移動機構
が複雑で大重量になり、走行車を大型にすると共に切断作業中は車体をアウトリ
ガー等で確実に固定する必要があり、操作が複雑で機動性に劣る等の問題があっ
た。
【0004】
本考案の解決課題は、小型で機動性、作業性に優れた乗車式コンクリート切断
機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る乗車式コンクリート切断機は、前輪、後輪及び走行駆動手段を備
え、乗車して走行自在に駆動される車体と、車体にその幅方向と直角の水平軸線
を中心として傾斜可能に設けられた支持台と、支持台に前記水平軸線と直角の方
向に移動可能に設けられた可動台と、支持台上で可動台を移動させる移動駆動手
段と、可動台に回転自在に設けられた切断作業輪と、可動台上で切断作業輪を回
転させる回転駆動手段とからなるものである。
【0006】
前記切断作業輪として円板状ブレードやワイヤソー駆動輪を好適に使用できる
。
【0007】
切断作業輪が円板状ブレードの場合において、例えばコンクリート路面の垂直
切断に際しては、支持台を、可動台が鉛直方向に移動するように車体に配置し、
可動台の移動駆動操作によりブレードを被切断物に対して該厚さ方向に切り込ま
せると共に車体の走行駆動操作によりブレードを被切断物に対して前方又は後方
に切り進ませる。なお、路面の傾斜切断に際しては、支持台を、可動台が鉛直方
向に対して傾斜して移動するように車体に配置して、前記と同様に車体の走行駆
動操作及び可動台の移動駆動操作を行えばよい。
【0008】
一方、切断作業輪がワイヤソー駆動輪の場合は、支持台を、可動台上のワイヤ
ソー駆動輪が鉛直方向又はそれに対して所定角度となるように車体に配置し、可
動台の移動駆動操作によりワイヤソー駆動輪を支持台上の所定位置に固定配置さ
せると共に前方の被切断物とワイヤソー駆動輪とに切削用ワイヤを必要に応じて
案内輪を途中に介して無端状に掛け渡し、回転駆動手段によりワイヤソー駆動輪
を回転させて切削用ワイヤを循環走行させながら、車体の走行駆動操作により切
削用ワイヤを所要の張力が生じるように引っ張ると共に被切断物に対して該厚さ
方向に切り込ませる。
【0009】
前記構成において、少なくとも後輪が駆動輪であり、補助輪が前輪の後方にお
いて前輪より下方に突出可能に設けられてもよく、その場合は、路面上に前輪が
乗り上げることのできない段差がある場合に前記補助輪を下方に突出させて前輪
を段差より高く持ち上げることにより、段差の踏破を可能にする。
【0010】
図1は本考案の実施例に係る乗車式コンクリート切断機の要部側面図、図2は
図1に示す乗車式コンクリート切断機の前部正面図である。
【0011】
同図において、路面1上に移動可能に載置された車体2には、上部に運転台3
、運転用ハンドル4及び操作パネル5、下部に前輪6及び駆動用後輪7、内部に
エンジン8、油圧ポンプ装置9、並びに運転用ハンドル4に連結されたハンドル
操作用油圧モータ10、駆動用後輪7の操舵機構(図示しない)に連結された操
舵用油圧モータ11及び駆動用後輪7に連結された走行駆動手段としての走行用
油圧モータ12が各々設けら、さらに車体2の前部に支持台13が車体幅方向と
直角の水平軸14を介して変角可能に枢着されると共に所定角度の位置において
ボルト15で固定されている。前記ハンドル操作用油圧モータ10、操舵用油圧
モータ11及び走行用油圧モータ12には必要に応じて油圧ポンプ装置9から油
圧が供給され、運転用ハンドル4の操作、後輪7の操舵及び車体2の走行を各々
可能にする。
【0012】
支持台13の上端及び下端には送りねじ軸16が回転可能に垂設されると共に
一対のガイド軸17が送りねじ軸16を挟んで垂設され、送りねじ軸16に可動
台18が螺合されると共にガイド軸17が可動台18に摺動可能に挿入され、支
持台13上部に、送りねじ軸16に連結された移動駆動手段としての昇降用油圧
モータ19が設けられている。さらに、可動台18には水平軸14及び送りねじ
軸16と直角に駆動軸20が支承されると共に駆動軸20に連結された回転駆動
手段としての回転用油圧モータ21が設けられ、駆動軸20に切断作業輪として
の円板状ブレード22(一点鎖線で示す)が固着されている。前記昇降用油圧モ
ータ19及び回転用油圧モータ21には必要に応じて油圧ポンプ装置9から油圧
が供給され、可動台18の昇降及びブレード22の回転を各々可能にする。
【0013】
さらに、車体2には、前輪6の後方にレバー23がピン24を介して揺動自在
に枢着され、レバー23先端に補助輪25が設けられると共にレバー23基端と
車体2後部との間に前輪昇降用油圧シリンダ26が設けられている。前輪昇降用
油圧シリンダ26には必要に応じて前記油圧ポンプ装置9から油圧が供給され、
レバー23を介して補助輪25を前輪6より下方へ突出させると共に前輪6の浮
上による路面1上の段差等の踏破を可能にする。
【0014】
前記構成において、回転用油圧モータ21によりブレード22を回転させなが
ら、昇降用油圧モータ19により可動台18を下降させてブレード22を路面1
に切り込ませると共に走行用油圧モータ12により車体2を前進又は後退させる
ことにより、路面1を所要深さに垂直切断することができる。なお、ブレード2
2が路面1に対して直角以外の所要角度に傾斜するように支持台13を車体2の
前部に固定した場合は、路面1を所要角度及び所要深さに傾斜切断することがで
きる。
【0015】
一方、前記駆動軸20に、ブレード22の代わりにワイヤソー駆動輪27(二
点鎖線で示す)が固着されてもよく、その場合、好ましくは、ワイヤソー駆動輪
27への切削用ワイヤの巻き掛け角を調節するために可動台18に張り側案内輪
28及び緩み側案内輪29(何れも二点鎖線で示す)をワイヤソー駆動輪27外
周に沿って設けられる。
【0016】
前記構成において、切削用ワイヤ30(二点鎖線で示す)をワイヤソー駆動輪
27と前方の壁体31とに張り側案内輪28及び緩み側案内輪29を介して無端
状に掛け渡し、回転用油圧モータ21によりワイヤソー駆動輪27を回転させる
と共に切削用ワイヤ30を循環させながら、走行用油圧モータ12により車体2
を反壁体方向に後退させることにより、切削用ワイヤ30を壁体31に切り込ま
せて切断することができる。
【0017】
以上のように、本考案に係る乗車式コンクリート切断機は、機構が簡素で小型
化が可能であり、機動性及び作業性に優れ、人力に頼らずにコンクリートを容易
に切断できる。
【0018】
車体に対する支持台の取り付け角度を選択すると共に切断作業輪を被切断物に
対して所要角度に配置させることにより、被切断物を所要の角度に切断すること
ができる。
【0019】
また、前記切断機は、切断作業輪として円板式ブレードやワイヤソー駆動輪を
適宜選択することにより、ブレード式切断機としてもワイヤソー駆動機としても
使用することができると共にそれらを被切断物の種類や切断態様等に応じて容易
に使い分けることができる。
【0020】
補助輪が前輪の後方において前輪より下方に突出可能に設けられたものでは、
段差の踏破が容易に可能であり、機動性、作業性を向上させる。
【図1】本考案の実施例に係る乗車式コンクリート切断
機の要部側面図である。
機の要部側面図である。
【図2】図1に示す乗車式コンクリート切断機の前部正
面図である。
面図である。
2 車体
6 前輪
7 後輪
12 走行用油圧モータ(走行駆動手段)
13 支持台
18 可動台
19 昇降用油圧モータ(移動駆動手段)
21 回転用油圧モータ(回転駆動手段)
22 ブレード(切断作業輪)
27 ワイヤソー駆動輪(切断作業輪)
Claims (6)
- 【請求項1】 前輪、後輪及び走行駆動手段を備え、乗
車して走行自在に駆動される車体と、車体にその幅方向
と直角の水平軸線を中心として傾斜可能に設けられた支
持台と、支持台に前記水平軸線と直角の方向に移動可能
に設けられた可動台と、支持台上で可動台を移動させる
移動駆動手段と、可動台に回転自在に設けられた切断作
業輪と、可動台上で切断作業輪を回転させる回転駆動手
段とからなる乗車式コンクリート切断機。 - 【請求項2】 支持台が可動台を鉛直方向に移動させる
ように車体に配置された請求項1の乗車式コンクリート
切断機。 - 【請求項3】 支持台が可動台を鉛直方向に対して傾斜
して移動させるように車体に配置された請求項1の乗車
式コンクリート切断機。 - 【請求項4】 少なくとも後輪が駆動輪であり、補助輪
が前輪の後方において前輪より下方に突出可能に設けら
れた請求項1の乗車式コンクリート切断機。 - 【請求項5】 切断作業輪が円板状ブレードからなる請
求項1の乗車式コンクリート切断機。 - 【請求項6】 切断作業輪がワイヤソー駆動輪からなる
請求項1の乗車式コンクリート切断機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6429291U JPH057413U (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 乗車式コンクリート切断機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6429291U JPH057413U (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 乗車式コンクリート切断機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057413U true JPH057413U (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=13254020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6429291U Pending JPH057413U (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 乗車式コンクリート切断機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057413U (ja) |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP6429291U patent/JPH057413U/ja active Pending
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