JPH0573868A - 記録再生素子の位置検出装置 - Google Patents
記録再生素子の位置検出装置Info
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- JPH0573868A JPH0573868A JP15577191A JP15577191A JPH0573868A JP H0573868 A JPH0573868 A JP H0573868A JP 15577191 A JP15577191 A JP 15577191A JP 15577191 A JP15577191 A JP 15577191A JP H0573868 A JPH0573868 A JP H0573868A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型で性能の良い記録再生素子の位置検出装
置を得る。 【構成】 記録再生素子の駆動装置の可動部に取付けら
れた記録再生素子の両側に個別に設けられる第1,第2
の遮光用突起部23a,23bにおける同一平面に含ま
れる端面αが、前記した記録再生素子が基準の位置にあ
る状態で、前記の第1,第2の遮光用突起部のそれぞれ
のもの毎に前記した第1,第2の遮光用突起部をも含め
て構成されるそれぞれの位置検出素子の中心に一致する
ようにされ、また他方の端面が前記した平面に対して互
に反対の方向に離隔している位置を占めている状態にし
たから位置検出装置が小型化され、また第1,第2の遮
光用突起部における一方の端面を含む同一平面に前記し
た記録再生素子を取付けることにより記録再生素子の駆
動装置が動作に際して記録再生素子をねじるような動作
を行なっても記録再生素子の位置が余分に変位するよう
なことが起こらない。
置を得る。 【構成】 記録再生素子の駆動装置の可動部に取付けら
れた記録再生素子の両側に個別に設けられる第1,第2
の遮光用突起部23a,23bにおける同一平面に含ま
れる端面αが、前記した記録再生素子が基準の位置にあ
る状態で、前記の第1,第2の遮光用突起部のそれぞれ
のもの毎に前記した第1,第2の遮光用突起部をも含め
て構成されるそれぞれの位置検出素子の中心に一致する
ようにされ、また他方の端面が前記した平面に対して互
に反対の方向に離隔している位置を占めている状態にし
たから位置検出装置が小型化され、また第1,第2の遮
光用突起部における一方の端面を含む同一平面に前記し
た記録再生素子を取付けることにより記録再生素子の駆
動装置が動作に際して記録再生素子をねじるような動作
を行なっても記録再生素子の位置が余分に変位するよう
なことが起こらない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録再生素子の位置検出
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転磁気ヘッドを用いて磁気テープに情
報信号の記録再生を行なうようにした磁気記録再生装置
の代表例としては、テレビジョン放送番組内容の録画
や、テレビジョンカメラで撮像した映像信号の録画など
のように、連続的な画像の記録のために用いられるビデ
オ・テープ・レコーダ(VTR)を挙げることができる
が、VTRにおける磁気テープが大きな記憶容量を有し
ていることに着目して、VTRを例えばデジタル情報処
理装置における記憶装置、その他の構成部材の一つとし
て使用する等の試みもなされるようになった。ところ
で、VTRをデジタル情報処理装置の構成部材、例えば
「コンピュータの外部補助記憶装置」や、「コンピュー
タグラフィックスの画像を計算終了時に順次に記録し、
それを連続的に再生することにより動画とする装置」な
どに使用する場合には、磁気テープに対する情報信号の
記録が、1本の記録跡(1トラック)〜数トラックを単
位とするような記録態様でなされることがあり、そのよ
うな場合にはVTRに対して、例えば1トラック〜数ト
ラックを単位として行なわれる情報の記録動作も高安定
度、かつ高信頼性で実現できるような機能を備えさせる
ことが必要とされる。
報信号の記録再生を行なうようにした磁気記録再生装置
の代表例としては、テレビジョン放送番組内容の録画
や、テレビジョンカメラで撮像した映像信号の録画など
のように、連続的な画像の記録のために用いられるビデ
オ・テープ・レコーダ(VTR)を挙げることができる
が、VTRにおける磁気テープが大きな記憶容量を有し
ていることに着目して、VTRを例えばデジタル情報処
理装置における記憶装置、その他の構成部材の一つとし
て使用する等の試みもなされるようになった。ところ
で、VTRをデジタル情報処理装置の構成部材、例えば
「コンピュータの外部補助記憶装置」や、「コンピュー
タグラフィックスの画像を計算終了時に順次に記録し、
それを連続的に再生することにより動画とする装置」な
どに使用する場合には、磁気テープに対する情報信号の
記録が、1本の記録跡(1トラック)〜数トラックを単
位とするような記録態様でなされることがあり、そのよ
うな場合にはVTRに対して、例えば1トラック〜数ト
ラックを単位として行なわれる情報の記録動作も高安定
度、かつ高信頼性で実現できるような機能を備えさせる
ことが必要とされる。
【0003】磁気テープに回転磁気ヘッドを用いて情報
信号の記録再生が行なわれるVTRにおいて、磁気テー
プにおける特定なトラックに対して記録を行なったり、
あるいは磁気テープにおける特定なトラックの記録内容
の書換えを行なったりするような場合には、プリロー
ルにより記録開始予定位置より前に磁気テープを巻戻し
ておき、記録時に前記の巻戻された位置から磁気テープ
を移送して記録開始予定位置を所定のテープ送り速度で
通過させ、その記録開始予定位置から所定のトラック数
の記録が行なわれるようにする。コントロールパルス
とキャプスタンモータの回転位置制御によって、記録が
行なわれるべき位置に磁気テープを停止させ、停止状態
の磁気テープに回転磁気ヘッドによって記録を行なう。
という前記した,のような2つの方法が従来から行
なわれて来ている。
信号の記録再生が行なわれるVTRにおいて、磁気テー
プにおける特定なトラックに対して記録を行なったり、
あるいは磁気テープにおける特定なトラックの記録内容
の書換えを行なったりするような場合には、プリロー
ルにより記録開始予定位置より前に磁気テープを巻戻し
ておき、記録時に前記の巻戻された位置から磁気テープ
を移送して記録開始予定位置を所定のテープ送り速度で
通過させ、その記録開始予定位置から所定のトラック数
の記録が行なわれるようにする。コントロールパルス
とキャプスタンモータの回転位置制御によって、記録が
行なわれるべき位置に磁気テープを停止させ、停止状態
の磁気テープに回転磁気ヘッドによって記録を行なう。
という前記した,のような2つの方法が従来から行
なわれて来ている。
【0004】そして、前記したの方法は、VTRの編
集機能におけるアセッンブリ記録・インサート記録のモ
ードで実施されている方法であるが、このの方法では
磁気テープに記録が行なわれる度毎に、磁気テープの巻
戻しと順方向への送りとを繰返すことが必要であるため
に、テープ走行系のメカニズムと磁気テープとに負担が
掛かるから頻繁に記録動作が行なわれるような場合には
適していないし、また、記録が行なわれるトラックの位
置は、走行する磁気テープと回転磁気ヘッドとの相対運
動によって定まるので高い精度でトラックの位置を設定
すること困難であり、さらにプリロール等に時間が掛か
るために記録時間間隔を短縮できない等の諸点が問題に
なり、また、前記したの方法は前記したの方法で必
要とされていたような巻戻し動作が不要な他に、記録動
作が磁気テープの停止している状態で行なわれるため
に、テープ走行系のメカニズムと磁気テープとに大きな
負担を掛けることもなく、さらに、高い精度でトラック
の位置を設定することも容易であるという利点が得られ
るが、記録動作が停止している状態の磁気テープに対し
て回転磁気ヘッドによって行なわれるために、磁気テー
プに記録形成されるトラックパターンが、予め定められ
た走行速度で走行する磁気テープに回転磁気ヘッドの回
転軌跡と対応して記録形成されるトラックパターンとは
異なったものになるから、このの方法によって情報信
号が記録された磁気テープを、予め定められた走行速度
で走行させた状態で再生した場合には、回転磁気ヘッド
によってトラックを正確に追跡することができないし、
またこのの方法によって記録させたトラックと、予め
定められた走行速度で走行させた状態で磁気テープに記
録形成させたトラックとを同一の磁気テープに混在する
ような状態で記録して使用することは困難である。
集機能におけるアセッンブリ記録・インサート記録のモ
ードで実施されている方法であるが、このの方法では
磁気テープに記録が行なわれる度毎に、磁気テープの巻
戻しと順方向への送りとを繰返すことが必要であるため
に、テープ走行系のメカニズムと磁気テープとに負担が
掛かるから頻繁に記録動作が行なわれるような場合には
適していないし、また、記録が行なわれるトラックの位
置は、走行する磁気テープと回転磁気ヘッドとの相対運
動によって定まるので高い精度でトラックの位置を設定
すること困難であり、さらにプリロール等に時間が掛か
るために記録時間間隔を短縮できない等の諸点が問題に
なり、また、前記したの方法は前記したの方法で必
要とされていたような巻戻し動作が不要な他に、記録動
作が磁気テープの停止している状態で行なわれるため
に、テープ走行系のメカニズムと磁気テープとに大きな
負担を掛けることもなく、さらに、高い精度でトラック
の位置を設定することも容易であるという利点が得られ
るが、記録動作が停止している状態の磁気テープに対し
て回転磁気ヘッドによって行なわれるために、磁気テー
プに記録形成されるトラックパターンが、予め定められ
た走行速度で走行する磁気テープに回転磁気ヘッドの回
転軌跡と対応して記録形成されるトラックパターンとは
異なったものになるから、このの方法によって情報信
号が記録された磁気テープを、予め定められた走行速度
で走行させた状態で再生した場合には、回転磁気ヘッド
によってトラックを正確に追跡することができないし、
またこのの方法によって記録させたトラックと、予め
定められた走行速度で走行させた状態で磁気テープに記
録形成させたトラックとを同一の磁気テープに混在する
ような状態で記録して使用することは困難である。
【0005】,として既述した従来技術における問
題点を解決するために、従来、例えば予め定められた走
行速度で走行する磁気テープに回転磁気ヘッドの回転軌
跡と対応して記録形成される情報信号の記録跡と同様な
情報信号の記録跡が、前記したテープ走行方向において
間欠的に所定の距離ずつ移動した後に停止した状態の磁
気テープに対する回転磁気ヘッドの回転軌跡によって記
録形成されるように、前記した磁気テープにおけるテー
プ基準縁を基準とする回転磁気ヘッドの絶対位置と対応
して発生させた回転磁気ヘッドの位置信号に基づいて間
欠記録動作時における回転磁気ヘッドの回転軌跡を制御
するアクチュエータを備えさせたVTRが提案されてい
る。ところで、前記のように磁気テープにおけるテープ
基準縁を基準とする回転磁気ヘッドの絶対位置と対応し
て発生させた回転磁気ヘッドの位置信号に基づいて間欠
記録動作時における回転磁気ヘッドの回転軌跡を制御す
るアクチュエータを備えて構成されているVTRにおい
ては、回転磁気ヘッドの正確な位置を安定に検出するこ
とが必要とされるが、従来、電歪物質を用いて構成した
電気ー機械変換素子によるアクチュエータにおいて、例
えば特開昭52ー117105号公報に記載の装置のよ
うに、回転ヘッドの動きの検出のために、電歪物質を用
いて構成した電気ー機械変換素子に接着させたストレィ
ンゲージによってアクチュエータの変位を検出するよう
にしたものが知られている。
題点を解決するために、従来、例えば予め定められた走
行速度で走行する磁気テープに回転磁気ヘッドの回転軌
跡と対応して記録形成される情報信号の記録跡と同様な
情報信号の記録跡が、前記したテープ走行方向において
間欠的に所定の距離ずつ移動した後に停止した状態の磁
気テープに対する回転磁気ヘッドの回転軌跡によって記
録形成されるように、前記した磁気テープにおけるテー
プ基準縁を基準とする回転磁気ヘッドの絶対位置と対応
して発生させた回転磁気ヘッドの位置信号に基づいて間
欠記録動作時における回転磁気ヘッドの回転軌跡を制御
するアクチュエータを備えさせたVTRが提案されてい
る。ところで、前記のように磁気テープにおけるテープ
基準縁を基準とする回転磁気ヘッドの絶対位置と対応し
て発生させた回転磁気ヘッドの位置信号に基づいて間欠
記録動作時における回転磁気ヘッドの回転軌跡を制御す
るアクチュエータを備えて構成されているVTRにおい
ては、回転磁気ヘッドの正確な位置を安定に検出するこ
とが必要とされるが、従来、電歪物質を用いて構成した
電気ー機械変換素子によるアクチュエータにおいて、例
えば特開昭52ー117105号公報に記載の装置のよ
うに、回転ヘッドの動きの検出のために、電歪物質を用
いて構成した電気ー機械変換素子に接着させたストレィ
ンゲージによってアクチュエータの変位を検出するよう
にしたものが知られている。
【0006】しかし、前記の既提案では検出されたアク
チュエータの変位を微分してアクチュエータの速度信号
を発生し、その速度信号を駆動回路にフィードバックさ
せることによりアクチュエータの自由振動を抑圧するこ
とはできても、回転磁気ヘッドの位置を検出することは
できなかった。すなわち、前記の公報に記載の装置のよ
うに電気ー機械変換素子を構成している電歪物質の反り
量の検出を行なうようにしたものでは、電歪物質の反り
量がヒステリシス特性を示すこと、及び電歪物質の反り
の状態が温度の変化によって変化する、等のために、電
歪物質の反り量によっては回転磁気ヘッドの位置を知る
ことができないからである。それで、本出願人会社では
前記した既提案の問題点のない記録再生素子の位置検出
方式として、先に、記録再生素子の位置の変化と対応し
てそれぞれの位置検出素子に生じる出力が互に相補的に
変化するように設けられた同一入出力特性を有する2個
の位置検出素子と、前記した2個の位置検出素子からの
出力信号の差信号を得る手段とを備えてなる記録再生素
子の位置検出方式(特願平2ー253034号)を提案
した。
チュエータの変位を微分してアクチュエータの速度信号
を発生し、その速度信号を駆動回路にフィードバックさ
せることによりアクチュエータの自由振動を抑圧するこ
とはできても、回転磁気ヘッドの位置を検出することは
できなかった。すなわち、前記の公報に記載の装置のよ
うに電気ー機械変換素子を構成している電歪物質の反り
量の検出を行なうようにしたものでは、電歪物質の反り
量がヒステリシス特性を示すこと、及び電歪物質の反り
の状態が温度の変化によって変化する、等のために、電
歪物質の反り量によっては回転磁気ヘッドの位置を知る
ことができないからである。それで、本出願人会社では
前記した既提案の問題点のない記録再生素子の位置検出
方式として、先に、記録再生素子の位置の変化と対応し
てそれぞれの位置検出素子に生じる出力が互に相補的に
変化するように設けられた同一入出力特性を有する2個
の位置検出素子と、前記した2個の位置検出素子からの
出力信号の差信号を得る手段とを備えてなる記録再生素
子の位置検出方式(特願平2ー253034号)を提案
した。
【0007】図7の(a)〜(e)は前記した本出願人
会社による記録再生素子の位置検出方式において使用さ
れている2個の位置検出素子の構成配置を示すための図
であって、図7の(a)は平面図、図7の(b)は側面
図、図7の(c)は正面図、図7の(d)は一部の拡大
平断面図、図7の(e)は一部の断面図である。図7に
おいて1はベース部、1a,1bは部材取付用突起部、
2は電気ー機械変換素子として使用される電歪物質のバ
イモルフであって、前記のバイモルフ2はそれの基部2
aが、ベース部1の部材取付用突起部1aの上面に載置
された後に、それの上部に抑え板3をのせ、前記の抑え
板3とバイモルフ2とをねじ4,5により前記したベー
ス部1の部材取付用突起部1aに固着される。前記した
バイモルフ2の先端部2bには位置検出部の作動板6が
固着されており、前記の位置検出部の作動板6の両端に
は突起部6a,6bが構成されている。位置検出部の作
動板6の突起部6a,6bは、図7の(d)に示す一部の
拡大平断面図で明らかなように、位置検出部の作動板6
の突起部6aは、位置検出素子として用いられているフ
ォトインタラプタ8における発光部8Aと受光部8Bと
の間の光路中に突出している状態になされており、ま
た、前記の位置検出部の作動板6の突起部6bは、位置
検出素子として用いられているフォトインタラプタ9に
おける発光部9Aと受光部9Bとの間の光路中に突出し
ている状態になされている。
会社による記録再生素子の位置検出方式において使用さ
れている2個の位置検出素子の構成配置を示すための図
であって、図7の(a)は平面図、図7の(b)は側面
図、図7の(c)は正面図、図7の(d)は一部の拡大
平断面図、図7の(e)は一部の断面図である。図7に
おいて1はベース部、1a,1bは部材取付用突起部、
2は電気ー機械変換素子として使用される電歪物質のバ
イモルフであって、前記のバイモルフ2はそれの基部2
aが、ベース部1の部材取付用突起部1aの上面に載置
された後に、それの上部に抑え板3をのせ、前記の抑え
板3とバイモルフ2とをねじ4,5により前記したベー
ス部1の部材取付用突起部1aに固着される。前記した
バイモルフ2の先端部2bには位置検出部の作動板6が
固着されており、前記の位置検出部の作動板6の両端に
は突起部6a,6bが構成されている。位置検出部の作
動板6の突起部6a,6bは、図7の(d)に示す一部の
拡大平断面図で明らかなように、位置検出部の作動板6
の突起部6aは、位置検出素子として用いられているフ
ォトインタラプタ8における発光部8Aと受光部8Bと
の間の光路中に突出している状態になされており、ま
た、前記の位置検出部の作動板6の突起部6bは、位置
検出素子として用いられているフォトインタラプタ9に
おける発光部9Aと受光部9Bとの間の光路中に突出し
ている状態になされている。
【0008】位置検出素子として用いられている前記し
た2つのフォトインタラプタ8,9は、それぞれの発光
部8A,9Aに設けられている発光素子(例えば発光ダイ
オード)8L,9Lと、前記した発光部8A,9Aに設け
られている発光素子8L,9Lから放射された光を受光
するために、受光部8B,9Bに設けられている受光素
子(例えばフォトトランジスタ)8P,9Pなどによって
構成されているが、前記した2個のフォトインタラプタ
8,9としては、同一の入出力特性を示すものが使用さ
れている。そして、前記した2つのフォトインタラプタ
8,9において、それぞれの発光部8A,9Aに設けら
れている発光素子(例えば発光ダイオード)8L,9Lか
ら放射された光の内で、受光部8B,9Bにおける受光
素子(例えばフォトトランジスタ)8P,9Pで受光され
る受光量は、前記した発光部8A,9Aと受光部8B,
9Bとの間の光路中で、前記したバイモルフ板2によっ
て記録再生素子(例えば磁気ヘッド)7と一体的に図中の
矢印Y方向に変位するようになされている位置検出部の
作動板6の突起部6a,6bの変位の態様に従って変化
する。
た2つのフォトインタラプタ8,9は、それぞれの発光
部8A,9Aに設けられている発光素子(例えば発光ダイ
オード)8L,9Lと、前記した発光部8A,9Aに設け
られている発光素子8L,9Lから放射された光を受光
するために、受光部8B,9Bに設けられている受光素
子(例えばフォトトランジスタ)8P,9Pなどによって
構成されているが、前記した2個のフォトインタラプタ
8,9としては、同一の入出力特性を示すものが使用さ
れている。そして、前記した2つのフォトインタラプタ
8,9において、それぞれの発光部8A,9Aに設けら
れている発光素子(例えば発光ダイオード)8L,9Lか
ら放射された光の内で、受光部8B,9Bにおける受光
素子(例えばフォトトランジスタ)8P,9Pで受光され
る受光量は、前記した発光部8A,9Aと受光部8B,
9Bとの間の光路中で、前記したバイモルフ板2によっ
て記録再生素子(例えば磁気ヘッド)7と一体的に図中の
矢印Y方向に変位するようになされている位置検出部の
作動板6の突起部6a,6bの変位の態様に従って変化
する。
【0009】図7の(e)は前記した図7の(d)における
X−X線位置における側断面図であって、図7の(e)に
示されている受光素子8P,9Pにおける四角形は光電
変換部の受光面を示している。前記した2つのフォトイ
ンタラプタ8,9における受光部8B,9Bの受光素子
8P,9Pの配置の態様は、前記したバイモルフ板2の
変形によって記録再生素子(例えば磁気ヘッド)7と一体
的に図中の矢印Y方向に変位するようになされている位
置検出部の作動板6の突起部6a,6bによる遮光作用
により、受光素子8P,9Pに対する入射光量が相補的
に変化する状態となされており、したがって、前記した
2つのフォトインタラプタ8,9における受光部8B,
9Bの受光素子8P,9Pからの出力信号は、記録再生
素子(例えば磁気ヘッド)7と一体的に図中の矢印Y方向
に変位する位置検出部の作動板6の突起部6a,6bの
変位に応じて相補的に変化する状態のものになる。それ
で記録再生素子7が正規の位置にある状態において、前
記した2個のフォトインタラプタ8,9におけるそれぞ
れの受光素子8P,9Pに入射される光量が等しくなる
ように、予め前記した位置検出部の作動板6の突起部6
a,6bの位置をバイモルフ2と検出部の作動板6とに
よって調節しておけば、記録再生素子7が正規の位置に
あるときには、2個のフォトインタラプタ8,9におけ
る同一の入出力特性を有する受光素子8P,9Pからの
出力は同一となるから、前記した2つの受光素子8P,
9Pからの出力信号が差動増幅器を介して取出されるよ
うになされていると、この状態における差動増幅器から
の出力は零となる。
X−X線位置における側断面図であって、図7の(e)に
示されている受光素子8P,9Pにおける四角形は光電
変換部の受光面を示している。前記した2つのフォトイ
ンタラプタ8,9における受光部8B,9Bの受光素子
8P,9Pの配置の態様は、前記したバイモルフ板2の
変形によって記録再生素子(例えば磁気ヘッド)7と一体
的に図中の矢印Y方向に変位するようになされている位
置検出部の作動板6の突起部6a,6bによる遮光作用
により、受光素子8P,9Pに対する入射光量が相補的
に変化する状態となされており、したがって、前記した
2つのフォトインタラプタ8,9における受光部8B,
9Bの受光素子8P,9Pからの出力信号は、記録再生
素子(例えば磁気ヘッド)7と一体的に図中の矢印Y方向
に変位する位置検出部の作動板6の突起部6a,6bの
変位に応じて相補的に変化する状態のものになる。それ
で記録再生素子7が正規の位置にある状態において、前
記した2個のフォトインタラプタ8,9におけるそれぞ
れの受光素子8P,9Pに入射される光量が等しくなる
ように、予め前記した位置検出部の作動板6の突起部6
a,6bの位置をバイモルフ2と検出部の作動板6とに
よって調節しておけば、記録再生素子7が正規の位置に
あるときには、2個のフォトインタラプタ8,9におけ
る同一の入出力特性を有する受光素子8P,9Pからの
出力は同一となるから、前記した2つの受光素子8P,
9Pからの出力信号が差動増幅器を介して取出されるよ
うになされていると、この状態における差動増幅器から
の出力は零となる。
【0010】記録再生素子7が正規の位置にある状態に
おいて前記した2個のフォトインタラプタ8,9の受光
素子8P,9Pの受光面と位置検出部の作動板6の突起
部6a,6bとの相対的な配置態様を例示している図7
の(e)において、一方のフォトインタラプタ8における
受光素子8Pの受光面は、それの上方の半分の部分が位
置検出部の作動板6の突起部6aによって遮光されてお
り、また、他方のフォトインタラプタ9における受光素
子9Pの受光面は、それの上方の半分の部分が位置検出
部の作動板6の突起部6bによって遮光されている状態
になされているが、前記した位置検出部の作動板6が図
中の矢印Yの方向に変位したときには前記した2個のフ
ォトインタラプタ8,9の受光素子8P,9Pの受光面
に対する入射光量が、位置検出部の作動板6の突起部6
a,6bによる遮光作用により相補的に変化する。例え
ば、記録再生素子7が正規の位置からずれたのに伴っ
て、位置検出部の作動板6が仮に図7の(e)の図示の位
置から上方にΔYだけ変位したとすると、位置検出部の
作動板6の突起部6a,6bも図中で上方にΔYだけ変
位し、それにより前記した位置検出部の作動板6の突起
部6aの上方へのΔYの変位と対応する分だけ受光素子
8Pの受光面の受光面積が増加し、また、位置検出部の
作動板6の突起部6bの上方へのΔYの変位と対応する
分だけ受光素子9Pの受光面の受光面積が減少する。
おいて前記した2個のフォトインタラプタ8,9の受光
素子8P,9Pの受光面と位置検出部の作動板6の突起
部6a,6bとの相対的な配置態様を例示している図7
の(e)において、一方のフォトインタラプタ8における
受光素子8Pの受光面は、それの上方の半分の部分が位
置検出部の作動板6の突起部6aによって遮光されてお
り、また、他方のフォトインタラプタ9における受光素
子9Pの受光面は、それの上方の半分の部分が位置検出
部の作動板6の突起部6bによって遮光されている状態
になされているが、前記した位置検出部の作動板6が図
中の矢印Yの方向に変位したときには前記した2個のフ
ォトインタラプタ8,9の受光素子8P,9Pの受光面
に対する入射光量が、位置検出部の作動板6の突起部6
a,6bによる遮光作用により相補的に変化する。例え
ば、記録再生素子7が正規の位置からずれたのに伴っ
て、位置検出部の作動板6が仮に図7の(e)の図示の位
置から上方にΔYだけ変位したとすると、位置検出部の
作動板6の突起部6a,6bも図中で上方にΔYだけ変
位し、それにより前記した位置検出部の作動板6の突起
部6aの上方へのΔYの変位と対応する分だけ受光素子
8Pの受光面の受光面積が増加し、また、位置検出部の
作動板6の突起部6bの上方へのΔYの変位と対応する
分だけ受光素子9Pの受光面の受光面積が減少する。
【0011】記録再生素子7が正規の位置からずれたの
に伴って、位置検出部の作動板6が仮に図7の(e)の図
示の位置から下方にΔYだけ変位したとすると、位置検
出部の作動板6の突起部6a,6bも図中で下方にΔY
だけ変位し、それにより前記した位置検出部の作動板6
の突起部6aの下方へのΔYの変位と対応する分だけ受
光素子8Pの受光面の受光面積が減少し、また、位置検
出部の作動板6の突起部6bの下方へのΔYの変位と対
応する分だけ受光素子9Pの受光面の受光面積が増加す
る。前記のように記録再生素子7が正規の位置にある状
態において、2個のフォトインタラプタ8,9における
それぞれの受光素子8P,9Pに入射される光量が等し
くなるように、発光部と受光部との光路中において遮光
作用を行なう位置検出部の作動板6の突起部6a,6b
の位置を設定しておき、記録再生素子7の位置の正規の
位置からのずれの方向と大きさとに対応して変位する前
記した位置検出部の作動板6の突起部6a,6bの位置
の変化によって、前記した2個のフォトインタラプタ
8,9におけるそれぞれの受光素子8P,9Pからの出
力信号が相補的に変化するようにされているから、記録
再生素子7が正規の位置にあるときの2個のフォトイン
タラプタ8,9における受光素子8P,9Pからの出力
信号は、発光ダイオードの輝度やフォトトランジスタの
暗電流が温度の変化によって変動しても、常に等しい値
の出力信号が生じるような態様で変動しており、したが
って前記の差動増幅器からの出力信号は零となる。
に伴って、位置検出部の作動板6が仮に図7の(e)の図
示の位置から下方にΔYだけ変位したとすると、位置検
出部の作動板6の突起部6a,6bも図中で下方にΔY
だけ変位し、それにより前記した位置検出部の作動板6
の突起部6aの下方へのΔYの変位と対応する分だけ受
光素子8Pの受光面の受光面積が減少し、また、位置検
出部の作動板6の突起部6bの下方へのΔYの変位と対
応する分だけ受光素子9Pの受光面の受光面積が増加す
る。前記のように記録再生素子7が正規の位置にある状
態において、2個のフォトインタラプタ8,9における
それぞれの受光素子8P,9Pに入射される光量が等し
くなるように、発光部と受光部との光路中において遮光
作用を行なう位置検出部の作動板6の突起部6a,6b
の位置を設定しておき、記録再生素子7の位置の正規の
位置からのずれの方向と大きさとに対応して変位する前
記した位置検出部の作動板6の突起部6a,6bの位置
の変化によって、前記した2個のフォトインタラプタ
8,9におけるそれぞれの受光素子8P,9Pからの出
力信号が相補的に変化するようにされているから、記録
再生素子7が正規の位置にあるときの2個のフォトイン
タラプタ8,9における受光素子8P,9Pからの出力
信号は、発光ダイオードの輝度やフォトトランジスタの
暗電流が温度の変化によって変動しても、常に等しい値
の出力信号が生じるような態様で変動しており、したが
って前記の差動増幅器からの出力信号は零となる。
【0012】それで、前記した記録再生素子7の位置の
正規の位置からのずれの方向と大きさとに対応して変位
する前記した位置検出部の作動板6の突起部6a,6b
の位置の変化によって、前記した2個のフォトインタラ
プタ8,9におけるそれぞれの受光素子8P,9Pから
出力された相補的に変化する出力信号が与えられた前記
の差動増幅器からの出力信号は、それに入力された2つ
の入力信号の差信号であるから、前記した記録再生素子
7の位置の正規の位置からのずれの大きさと対応して1
個のフォトトランジスタの出力信号に生じる信号の変化
分の2倍の信号変化分を有しているものになっていると
ともに、2個のフォトインタラプタ8,9の受光素子8
P,9Pにおける暗電流分と対応する出力信号分が相殺
されて出力信号中には現われない。また、記録再生素子
7を変位駆動するのに用いられているバイモルフ2は、
複雑な振動モードで動作しているから、それによってバ
イモルフ2の自由端部に取付けられている位置検出部の
作動板6に、例えば図8に例示されているような角度θ
1だけのねじれが生じることも起こるが、位置検出部の
作動板6に生じる前記した角度θ1の傾斜により、位置
検出部の作動板6の突起部6a,6bに図8中にH1で
示すような変位が生じても、前記した突起部6a,6b
のH1の変位によって2個のフォトインタラプタ8,9
の受光素子8P,9Pに生じる出力信号分は相殺されて
出力信号中には現われることがない。
正規の位置からのずれの方向と大きさとに対応して変位
する前記した位置検出部の作動板6の突起部6a,6b
の位置の変化によって、前記した2個のフォトインタラ
プタ8,9におけるそれぞれの受光素子8P,9Pから
出力された相補的に変化する出力信号が与えられた前記
の差動増幅器からの出力信号は、それに入力された2つ
の入力信号の差信号であるから、前記した記録再生素子
7の位置の正規の位置からのずれの大きさと対応して1
個のフォトトランジスタの出力信号に生じる信号の変化
分の2倍の信号変化分を有しているものになっていると
ともに、2個のフォトインタラプタ8,9の受光素子8
P,9Pにおける暗電流分と対応する出力信号分が相殺
されて出力信号中には現われない。また、記録再生素子
7を変位駆動するのに用いられているバイモルフ2は、
複雑な振動モードで動作しているから、それによってバ
イモルフ2の自由端部に取付けられている位置検出部の
作動板6に、例えば図8に例示されているような角度θ
1だけのねじれが生じることも起こるが、位置検出部の
作動板6に生じる前記した角度θ1の傾斜により、位置
検出部の作動板6の突起部6a,6bに図8中にH1で
示すような変位が生じても、前記した突起部6a,6b
のH1の変位によって2個のフォトインタラプタ8,9
の受光素子8P,9Pに生じる出力信号分は相殺されて
出力信号中には現われることがない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記したように本出願
人会社による記録再生素子の位置検出方式は、記録再生
素子の位置決め精度が向上できるとともに、記録再生素
子の定常位置ではドリフトを完全に打消すことができ、
また、信号成分の加算とランダムノイズ成分の引算とに
よってS/Nの良好な位置検出信号を得ることができる
他、外乱光等の外部から混入するノイズが引算によって
打消される、その他の諸特徴を有するものであったが、
記録再生素子の位置の変化と対応してそれぞれの位置検
出素子に生じる出力が互に相補的に変化するように設け
た同一入出力特性を有する2個の位置検出素子の構成配
置が、図7を参照して説明したように記録再生素子7が
正規の位置にある状態において、2個のフォトインタラ
プタ8,9におけるそれぞれの受光素子8P,9Pに入
射される光量が等しくなるようにし、かつ発光部と受光
部との光路中において遮光作用を行なう位置検出部の作
動板6の突起部6a,6bの位置を設定しておき、記録
再生素子7の位置の正規の位置からのずれの方向と大き
さとに対応して変位する前記した位置検出部の作動板6
の突起部6a,6bの位置の変化によって、前記した2
個のフォトインタラプタ8,9におけるそれぞれの受光
素子8P,9Pからの出力信号が相補的に変化するよう
に、前記した2つのフォトインタラプタ8,9が位置検
出部の作動板6の厚さ方向にずらして配置されているた
めに、それを狭い取付け空間しか存在しない回転ドラム
内に取付けることが困難であるという点が問題になり、
また、記録再生素子の取付け位置と2つの位置検出素子
の中心位置とが記録再生素子の変位する方向にずれてい
るために、記録再生素子の駆動装置における可動部がね
じれ運動を行なった場合に、記録再生素子が記録跡の延
長方向と記録跡の巾方向との双方に変位するということ
が起こることも問題になった。
人会社による記録再生素子の位置検出方式は、記録再生
素子の位置決め精度が向上できるとともに、記録再生素
子の定常位置ではドリフトを完全に打消すことができ、
また、信号成分の加算とランダムノイズ成分の引算とに
よってS/Nの良好な位置検出信号を得ることができる
他、外乱光等の外部から混入するノイズが引算によって
打消される、その他の諸特徴を有するものであったが、
記録再生素子の位置の変化と対応してそれぞれの位置検
出素子に生じる出力が互に相補的に変化するように設け
た同一入出力特性を有する2個の位置検出素子の構成配
置が、図7を参照して説明したように記録再生素子7が
正規の位置にある状態において、2個のフォトインタラ
プタ8,9におけるそれぞれの受光素子8P,9Pに入
射される光量が等しくなるようにし、かつ発光部と受光
部との光路中において遮光作用を行なう位置検出部の作
動板6の突起部6a,6bの位置を設定しておき、記録
再生素子7の位置の正規の位置からのずれの方向と大き
さとに対応して変位する前記した位置検出部の作動板6
の突起部6a,6bの位置の変化によって、前記した2
個のフォトインタラプタ8,9におけるそれぞれの受光
素子8P,9Pからの出力信号が相補的に変化するよう
に、前記した2つのフォトインタラプタ8,9が位置検
出部の作動板6の厚さ方向にずらして配置されているた
めに、それを狭い取付け空間しか存在しない回転ドラム
内に取付けることが困難であるという点が問題になり、
また、記録再生素子の取付け位置と2つの位置検出素子
の中心位置とが記録再生素子の変位する方向にずれてい
るために、記録再生素子の駆動装置における可動部がね
じれ運動を行なった場合に、記録再生素子が記録跡の延
長方向と記録跡の巾方向との双方に変位するということ
が起こることも問題になった。
【0014】前記した問題点について図9,及び図10
等を参照して説明すると次のとおりである。図9の
(a)は図7の(a)と対応する図であり、また、図9
の(b)は図7の(c)に対応している図であって、図
9の(b)中に示されているH2は既述した2個のフォ
トインタラプタ8,9の上端面の高さの差を示してお
り、前記した高さの差H2は位置検出部の作動板6の厚
さと同一の厚さを有する位置検出部の作動板6の突起部
6a,6bの厚さと対応している。前記のように2個の
フォトインタラプタ8,9の上端面間に位置検出部の作
動板6の突起部6a,6bの厚さと対応するH2の高さ
の差がつくのは、2個のフォトインタラプタ8,9にお
けるそれぞれの受光部8B,9Bの設置位置が図7の
(e)に明示されているように位置検出部の作動板6の
突起部6a,6bの厚さだけ、記録再生装置7の変位す
る方向にずらされているからである。そのために狭い取
付け空間しか存在しない回転ドラム内に取付けることが
困難になるという問題点が生じる。前記の問題点は位置
検出部の作動板6の突起部6a,6bの厚さを薄くすれ
ば解決できるのではないか、とも考えられるが、位置検
出部の作動板6の突起部6a,6bの厚さを薄くする
と、その部分のコンプライアンスが大きくなるためにそ
の部分の共振周波数が低下してしまって、高い周波数範
囲にまでの応答が要求される位置決めサーボが良好に動
作しなくなるためにそのような解決策が採用できないの
である。
等を参照して説明すると次のとおりである。図9の
(a)は図7の(a)と対応する図であり、また、図9
の(b)は図7の(c)に対応している図であって、図
9の(b)中に示されているH2は既述した2個のフォ
トインタラプタ8,9の上端面の高さの差を示してお
り、前記した高さの差H2は位置検出部の作動板6の厚
さと同一の厚さを有する位置検出部の作動板6の突起部
6a,6bの厚さと対応している。前記のように2個の
フォトインタラプタ8,9の上端面間に位置検出部の作
動板6の突起部6a,6bの厚さと対応するH2の高さ
の差がつくのは、2個のフォトインタラプタ8,9にお
けるそれぞれの受光部8B,9Bの設置位置が図7の
(e)に明示されているように位置検出部の作動板6の
突起部6a,6bの厚さだけ、記録再生装置7の変位す
る方向にずらされているからである。そのために狭い取
付け空間しか存在しない回転ドラム内に取付けることが
困難になるという問題点が生じる。前記の問題点は位置
検出部の作動板6の突起部6a,6bの厚さを薄くすれ
ば解決できるのではないか、とも考えられるが、位置検
出部の作動板6の突起部6a,6bの厚さを薄くする
と、その部分のコンプライアンスが大きくなるためにそ
の部分の共振周波数が低下してしまって、高い周波数範
囲にまでの応答が要求される位置決めサーボが良好に動
作しなくなるためにそのような解決策が採用できないの
である。
【0015】次に図7及び図9に示されているように、
記録再生素子7の取付け位置と2つの位置検出素子の中
心位置とが記録再生素子7の変位する方向にずれている
ときには、記録再生素子の駆動装置における可動部がね
じれ運動を行なった場合に記録再生素子7が記録跡の延
長方向と記録跡の巾方向との双方に変位するということ
が起こる。図10は前記の問題点を説明するための図で
あって、図10における一点鎖線CーCは2つの位置検
出素子の中心位置を結ぶ直線であり、H3は前記したC
ーC線位置から記録再生素子7の取付け面までの距離を
示している。前記した記録再生素子7を変位駆動するの
に用いられているバイモルフ2が複雑な振動モードで動
作することにより、バイモルフ2の自由端部に取付けら
れている位置検出部の作動板6が、図10に例示されて
いるような角度θ1だけのねじれを生じたときに、位置
検出部の作動板6に生じた前記した角度θ1の傾斜によ
って位置検出部の作動板6の突起部6a,6bに生じる
変位によって2個のフォトインタラプタ8,9の受光素
子8P,9Pに生じる出力信号分は、差動増幅器によっ
て相殺されて出力信号中には現われないことは、図8を
参照して既述したとおりであるが、記録再生素子7の取
付け面が図10における一点鎖線CーCによって示して
ある2つの位置検出素子の中心位置を結ぶ直線位置から
H3だけずれていると、記録再生素子7を変位駆動する
のに用いられているバイモルフ2が複雑な振動モードで
動作して、バイモルフ2の自由端部に取付けられている
位置検出部の作動板6が、図10に例示されているよう
な角度θ1だけねじれた場合には、記録再生素子7は記
録跡の延長する方向にH3・sinθ1だけ位置がずれると
ともに、記録跡の距巾方向にH3(1−cosθ1)だけ余分
に変位することが起こるのであり、前記の各種の問題点
についての改善策が求められた。
記録再生素子7の取付け位置と2つの位置検出素子の中
心位置とが記録再生素子7の変位する方向にずれている
ときには、記録再生素子の駆動装置における可動部がね
じれ運動を行なった場合に記録再生素子7が記録跡の延
長方向と記録跡の巾方向との双方に変位するということ
が起こる。図10は前記の問題点を説明するための図で
あって、図10における一点鎖線CーCは2つの位置検
出素子の中心位置を結ぶ直線であり、H3は前記したC
ーC線位置から記録再生素子7の取付け面までの距離を
示している。前記した記録再生素子7を変位駆動するの
に用いられているバイモルフ2が複雑な振動モードで動
作することにより、バイモルフ2の自由端部に取付けら
れている位置検出部の作動板6が、図10に例示されて
いるような角度θ1だけのねじれを生じたときに、位置
検出部の作動板6に生じた前記した角度θ1の傾斜によ
って位置検出部の作動板6の突起部6a,6bに生じる
変位によって2個のフォトインタラプタ8,9の受光素
子8P,9Pに生じる出力信号分は、差動増幅器によっ
て相殺されて出力信号中には現われないことは、図8を
参照して既述したとおりであるが、記録再生素子7の取
付け面が図10における一点鎖線CーCによって示して
ある2つの位置検出素子の中心位置を結ぶ直線位置から
H3だけずれていると、記録再生素子7を変位駆動する
のに用いられているバイモルフ2が複雑な振動モードで
動作して、バイモルフ2の自由端部に取付けられている
位置検出部の作動板6が、図10に例示されているよう
な角度θ1だけねじれた場合には、記録再生素子7は記
録跡の延長する方向にH3・sinθ1だけ位置がずれると
ともに、記録跡の距巾方向にH3(1−cosθ1)だけ余分
に変位することが起こるのであり、前記の各種の問題点
についての改善策が求められた。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は記録再生素子の
駆動装置の可動部に取付けられている記録再生素子の取
付位置の両側に個別に設けられる第1,第2の遮光用突
起部は、前記の第1,第2の遮光用突起部において前記
した可動部が変位する方向に面しているそれぞれ2つず
つの端面の内で、一方の端面同士が同一平面内に含まれ
る状態になされているとともに、他方の端面が前記した
平面に対して互に反対の方向に離隔している位置を占め
ている状態となされて前記の可動部と一体的に構成され
ており、また、前記した記録再生素子が基準の位置にあ
る状態において、前記した第1,第2の遮光用突起にお
ける前記した一方の端面同士を含む平面が位置検出素子
の中心部となされるようにして、前記した第1,第2の
遮光用突起部毎に個別の位置検出素子が構成されるよう
にする手段と、前記した第1,第2の遮光用突起部毎に
個別に構成された2個の位置検出素子からの出力信号の
差信号を得る手段とを備えてなる記録再生素子の位置検
出装置を提供する。
駆動装置の可動部に取付けられている記録再生素子の取
付位置の両側に個別に設けられる第1,第2の遮光用突
起部は、前記の第1,第2の遮光用突起部において前記
した可動部が変位する方向に面しているそれぞれ2つず
つの端面の内で、一方の端面同士が同一平面内に含まれ
る状態になされているとともに、他方の端面が前記した
平面に対して互に反対の方向に離隔している位置を占め
ている状態となされて前記の可動部と一体的に構成され
ており、また、前記した記録再生素子が基準の位置にあ
る状態において、前記した第1,第2の遮光用突起にお
ける前記した一方の端面同士を含む平面が位置検出素子
の中心部となされるようにして、前記した第1,第2の
遮光用突起部毎に個別の位置検出素子が構成されるよう
にする手段と、前記した第1,第2の遮光用突起部毎に
個別に構成された2個の位置検出素子からの出力信号の
差信号を得る手段とを備えてなる記録再生素子の位置検
出装置を提供する。
【0017】
【作用】記録再生素子の駆動装置の可動部に取付けられ
ている記録再生素子の取付位置の両側に個別に設けられ
る第1,第2の遮光用突起部における同一平面に含まれ
るような端面が、前記した記録再生素子が基準の位置に
ある状態において、前記した第1,第2の遮光用突起部
のそれぞれのもの毎に前記した第1,第2の遮光用突起
部をも含めて構成されるそれぞれの位置検出素子の中心
に一致するようになされており、また、他方の端面が前
記した平面に対して互に反対の方向に離隔している位置
を占めている状態となされているから、小型な位置検出
装置が構成でき、また、前記した第1,第2の遮光用突
起部における一方の端面を含む同一平面に前記した記録
再生素子を取付けることにより、記録再生素子の駆動装
置が動作に際して記録再生素子をねじるような動作を行
なっても記録再生素子の位置が余分に変位するようなこ
とが起こらない。
ている記録再生素子の取付位置の両側に個別に設けられ
る第1,第2の遮光用突起部における同一平面に含まれ
るような端面が、前記した記録再生素子が基準の位置に
ある状態において、前記した第1,第2の遮光用突起部
のそれぞれのもの毎に前記した第1,第2の遮光用突起
部をも含めて構成されるそれぞれの位置検出素子の中心
に一致するようになされており、また、他方の端面が前
記した平面に対して互に反対の方向に離隔している位置
を占めている状態となされているから、小型な位置検出
装置が構成でき、また、前記した第1,第2の遮光用突
起部における一方の端面を含む同一平面に前記した記録
再生素子を取付けることにより、記録再生素子の駆動装
置が動作に際して記録再生素子をねじるような動作を行
なっても記録再生素子の位置が余分に変位するようなこ
とが起こらない。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の記録再生
素子の位置検出装置の具体的な内容について詳細に説明
する。図1及び図2は本発明の記録再生素子の位置検出
装置を備えた記録再生素子の駆動装置の斜視図、図3は
図2に示してある記録再生素子の駆動装置を回転ドラム
に取付けた状態の回転磁気ヘッド型VTRのドラム構体
の一状の縦断面図、図4図乃至図6は本発明の記録再生
素子の位置検出装置の構成の一部の具体例を示す図であ
る。本発明の記録再生素子の位置検出装置を備えた記録
再生素子の駆動装置の斜視図を示す図1及び図2におい
て、図1に示されている記録再生素子の駆動装置に設け
られている記録再生素子の位置検出装置では、ベース部
12の基端部に取付けられている支持体13の空隙13
aに一端部が挿入された状態でねじ15,16を用いて
固着させてある電歪物質のバイモルフ14の他端部に固
着させた可動部23に記録再生素子の取付部25を介し
て記録再生素子26を取付けるとともに、可動部23に
おける前記した記録再生素子26の取付け位置の両側の
部分に、それぞれ位置検出素子の構成素子として使用さ
れる第1,第2の遮光用突起部23a,23bを設けて
ある。図1の17,18はフォトインタラプタ21,2
2の取付部で、このフォトインタラプタ21,22の取
付部はベース部12と一体的に構成されている。また、
図2に示されている記録再生素子の駆動装置に設けられ
ている記録再生素子の位置検出装置では、ベース部27
にねじ28,29により固着されているボイスコイルモ
ータ30の駆動軸(図示されていない)にねじ31によっ
て固着させた可動部23に記録再生素子の取付部25を
介して記録再生素子26を取付けるとともに、可動部2
3における前記した記録再生素子26の取付け位置の両
側の部分に、それぞれ位置検出素子の構成素子として使
用される第1,第2の遮光用突起部23a,23bを設
けてある。図1,図2においてねじ19,20は回転ド
ラムへの取付ねじである。
素子の位置検出装置の具体的な内容について詳細に説明
する。図1及び図2は本発明の記録再生素子の位置検出
装置を備えた記録再生素子の駆動装置の斜視図、図3は
図2に示してある記録再生素子の駆動装置を回転ドラム
に取付けた状態の回転磁気ヘッド型VTRのドラム構体
の一状の縦断面図、図4図乃至図6は本発明の記録再生
素子の位置検出装置の構成の一部の具体例を示す図であ
る。本発明の記録再生素子の位置検出装置を備えた記録
再生素子の駆動装置の斜視図を示す図1及び図2におい
て、図1に示されている記録再生素子の駆動装置に設け
られている記録再生素子の位置検出装置では、ベース部
12の基端部に取付けられている支持体13の空隙13
aに一端部が挿入された状態でねじ15,16を用いて
固着させてある電歪物質のバイモルフ14の他端部に固
着させた可動部23に記録再生素子の取付部25を介し
て記録再生素子26を取付けるとともに、可動部23に
おける前記した記録再生素子26の取付け位置の両側の
部分に、それぞれ位置検出素子の構成素子として使用さ
れる第1,第2の遮光用突起部23a,23bを設けて
ある。図1の17,18はフォトインタラプタ21,2
2の取付部で、このフォトインタラプタ21,22の取
付部はベース部12と一体的に構成されている。また、
図2に示されている記録再生素子の駆動装置に設けられ
ている記録再生素子の位置検出装置では、ベース部27
にねじ28,29により固着されているボイスコイルモ
ータ30の駆動軸(図示されていない)にねじ31によっ
て固着させた可動部23に記録再生素子の取付部25を
介して記録再生素子26を取付けるとともに、可動部2
3における前記した記録再生素子26の取付け位置の両
側の部分に、それぞれ位置検出素子の構成素子として使
用される第1,第2の遮光用突起部23a,23bを設
けてある。図1,図2においてねじ19,20は回転ド
ラムへの取付ねじである。
【0019】図1及び図2において前記した可動体23
に一体的に設けられている第1,第2の遮光用突起部2
3a,23bは、それぞれ個別のフォトインタラプタ2
1,22(図1,図2においては第1,第2の遮光用突
起部23a,23bの状態が明瞭に示されるようにする
ために、フォトインタラプタ21,22の一部を破砕し
た状態で示してある)における発光部と受光部との間の
空隙中に挿入された状態になされている。図1中及び図
2中にそれぞれ構成の一部だけが示されているフォトイ
ンタラプタ21,22において、それらに設けられるべ
き発光部と受光部とは前記した発光部から放射された光
が第1,第2の遮光用突起部23a,23bによって一
部が遮光された状態で受光部に到着する状態になされる
ように、第1,第2の遮光用突起部23a,23bを間
に挟んで第1,第2の遮光用突起部23a,23bの両
側に配置されているものであることは、図7を参照して
既述した従来例の場合と同じである。
に一体的に設けられている第1,第2の遮光用突起部2
3a,23bは、それぞれ個別のフォトインタラプタ2
1,22(図1,図2においては第1,第2の遮光用突
起部23a,23bの状態が明瞭に示されるようにする
ために、フォトインタラプタ21,22の一部を破砕し
た状態で示してある)における発光部と受光部との間の
空隙中に挿入された状態になされている。図1中及び図
2中にそれぞれ構成の一部だけが示されているフォトイ
ンタラプタ21,22において、それらに設けられるべ
き発光部と受光部とは前記した発光部から放射された光
が第1,第2の遮光用突起部23a,23bによって一
部が遮光された状態で受光部に到着する状態になされる
ように、第1,第2の遮光用突起部23a,23bを間
に挟んで第1,第2の遮光用突起部23a,23bの両
側に配置されているものであることは、図7を参照して
既述した従来例の場合と同じである。
【0020】図1中及び図2中に示されている可動体2
3に一体的に設けられている第1,第2の遮光用突起部
23a,23bは、前記した可動部23が変位する方向
に面しているそれぞれ2つずつの端面の内で、一方の端
面同士が同一平面内に含まれる状態になされているとと
もに、他方の端面が前記した平面に対して互に反対の方
向に離隔している位置を占めている状態となされて前記
の可動部と一体的に構成されており、また、前記した記
録再生素子26が基準の位置にある状態において、前記
した第1,第2の遮光用突起23a,23bにおける前
記した一方の端面同士を含む平面が位置検出素子26の
中心部となされるようにして、前記した第1,第2の遮
光用突起部23a,23b毎に個別の位置検出素子が構
成されるようになされている。図1中及び図2中に示さ
れている可動体23に一体的に設けられている第1,第
2の遮光用突起部23a,23bにおいて、前記した可
動部23が変位する方向に面しているそれぞれ2つずつ
の端面の内で、一方の端面同士が同一平面内に含まれる
状態になされている端面と、第1の遮光用突起部23a
については図中で下面として示されている端面であり、
また、第2の遮光用突起部23bについては図中で上面
として示されている端面である。したがって、前記した
図1中及び図2中に示されている可動体23に一体的に
設けられている第1,第2の遮光用突起部23a,23
bにおいて、前記した平面に対して互に反対の方向に離
隔している位置を占めている状態となされて他方の端面
は、前記した第1の遮光用突起部23aについては図中
で上面として示されている端面であり、また前記した第
2の遮光用突起部23bについては図中で下面として示
されている端面である。前記した可動体23に一体的に
設けられている第1,第2の遮光用突起部23a,23
bの構成態様は図4の(c)及び図5の(c)にそれぞ
れ示されている可動部23及び可動体23に一体的に設
けられている第1,第2の遮光用突起部23a,23b
を見れば、より一層良好に理解できるであろう。
3に一体的に設けられている第1,第2の遮光用突起部
23a,23bは、前記した可動部23が変位する方向
に面しているそれぞれ2つずつの端面の内で、一方の端
面同士が同一平面内に含まれる状態になされているとと
もに、他方の端面が前記した平面に対して互に反対の方
向に離隔している位置を占めている状態となされて前記
の可動部と一体的に構成されており、また、前記した記
録再生素子26が基準の位置にある状態において、前記
した第1,第2の遮光用突起23a,23bにおける前
記した一方の端面同士を含む平面が位置検出素子26の
中心部となされるようにして、前記した第1,第2の遮
光用突起部23a,23b毎に個別の位置検出素子が構
成されるようになされている。図1中及び図2中に示さ
れている可動体23に一体的に設けられている第1,第
2の遮光用突起部23a,23bにおいて、前記した可
動部23が変位する方向に面しているそれぞれ2つずつ
の端面の内で、一方の端面同士が同一平面内に含まれる
状態になされている端面と、第1の遮光用突起部23a
については図中で下面として示されている端面であり、
また、第2の遮光用突起部23bについては図中で上面
として示されている端面である。したがって、前記した
図1中及び図2中に示されている可動体23に一体的に
設けられている第1,第2の遮光用突起部23a,23
bにおいて、前記した平面に対して互に反対の方向に離
隔している位置を占めている状態となされて他方の端面
は、前記した第1の遮光用突起部23aについては図中
で上面として示されている端面であり、また前記した第
2の遮光用突起部23bについては図中で下面として示
されている端面である。前記した可動体23に一体的に
設けられている第1,第2の遮光用突起部23a,23
bの構成態様は図4の(c)及び図5の(c)にそれぞ
れ示されている可動部23及び可動体23に一体的に設
けられている第1,第2の遮光用突起部23a,23b
を見れば、より一層良好に理解できるであろう。
【0021】図4及び図5は可動体23に一体的に設け
られている第1,第2の遮光用突起部23a,23b
と、可動体23に記録再生素子の取付部25を介して取
付けられている記録再生素子26との関連構成を示して
いる図であり、図4及び図5における各(a)に示す図
は平面図、図4及び図5における各(b)に示す図は側
面図、図4及び図5における各(b)に示す図は正面図
である。図4及び図5において可動体23に一体的に設
けられている第1,第2の遮光用突起部23a,23b
における前記した可動部23が変位する方向に面してい
るそれぞれ2つずつの端面の内で、同一平面内に含まれ
る状態になされている端面α,αは、前記した記録再生
素子26が基準の位置にある状態において、位置検出素
子26の中心部となされるようにして、前記した第1,
第2の遮光用突起部23a,23b毎に個別の位置検出
素子が構成されるのであるが、図4に示されている構成
例においては記録再生素子26が前記した第1,第2の
遮光用突起部23a,23bの端面α,αを含む平面か
らずれている状態で記録再生素子の取付部25を介して
可動体23に取付けられているのに対して、図5に示さ
れている構成例においては前記した第1,第2の遮光用
突起部23a,23bの端面α,αを含む平面と同一の
面に記録再生素子26が位置するように記録再生素子の
取付部25を介して記録再生素子26が可動体23に取
付けられている。
られている第1,第2の遮光用突起部23a,23b
と、可動体23に記録再生素子の取付部25を介して取
付けられている記録再生素子26との関連構成を示して
いる図であり、図4及び図5における各(a)に示す図
は平面図、図4及び図5における各(b)に示す図は側
面図、図4及び図5における各(b)に示す図は正面図
である。図4及び図5において可動体23に一体的に設
けられている第1,第2の遮光用突起部23a,23b
における前記した可動部23が変位する方向に面してい
るそれぞれ2つずつの端面の内で、同一平面内に含まれ
る状態になされている端面α,αは、前記した記録再生
素子26が基準の位置にある状態において、位置検出素
子26の中心部となされるようにして、前記した第1,
第2の遮光用突起部23a,23b毎に個別の位置検出
素子が構成されるのであるが、図4に示されている構成
例においては記録再生素子26が前記した第1,第2の
遮光用突起部23a,23bの端面α,αを含む平面か
らずれている状態で記録再生素子の取付部25を介して
可動体23に取付けられているのに対して、図5に示さ
れている構成例においては前記した第1,第2の遮光用
突起部23a,23bの端面α,αを含む平面と同一の
面に記録再生素子26が位置するように記録再生素子の
取付部25を介して記録再生素子26が可動体23に取
付けられている。
【0022】また、図6は前記した図5に示されている
構成例の場合のように、第1,第2の遮光用突起部23
a,23bの端面α,αを含む平面と同一の面に記録再
生素子26が位置するように記録再生素子の取付部25
を介して記録再生素子26が可動体23に取付けられて
いるときには、記録再生素子の駆動装置における可動部
がねじれ運動を行なった場合でも、記録再生素子26は
記録跡の延長する方向と、記録跡の距巾方向とに大きく
変位することがないことを図示説明している図である。
記録再生素子の位置検出装置は、前記した第1,第2の
遮光用突起部23a,23b毎に構成される位置検出素
子を備えて構成されるのであるが、前記した第1,第2
の遮光用突起部23a,23b毎に構成される位置検出
素子は、記録再生素子26から略々等距離の位置に設け
ることにより、記録再生素子26の位置の検出の精度が
向上できる。
構成例の場合のように、第1,第2の遮光用突起部23
a,23bの端面α,αを含む平面と同一の面に記録再
生素子26が位置するように記録再生素子の取付部25
を介して記録再生素子26が可動体23に取付けられて
いるときには、記録再生素子の駆動装置における可動部
がねじれ運動を行なった場合でも、記録再生素子26は
記録跡の延長する方向と、記録跡の距巾方向とに大きく
変位することがないことを図示説明している図である。
記録再生素子の位置検出装置は、前記した第1,第2の
遮光用突起部23a,23b毎に構成される位置検出素
子を備えて構成されるのであるが、前記した第1,第2
の遮光用突起部23a,23b毎に構成される位置検出
素子は、記録再生素子26から略々等距離の位置に設け
ることにより、記録再生素子26の位置の検出の精度が
向上できる。
【0023】前記のように本発明の記録再生素子の位置
検出装置では、可動体23に一体的に設けられている第
1,第2の遮光用突起部23a,23bにおける前記し
た可動部23が変位する方向に面しているそれぞれ2つ
ずつの端面の内で、同一平面内に含まれる状態になされ
ている端面α,αが、前記した記録再生素子26が基準
の位置にある状態において、位置検出素子の中心部とな
されるようにして、前記した第1,第2の遮光用突起部
23a,23b毎に個別の位置検出素子が構成されるた
めに、従来の記録再生素子の位置検出装置に比較して高
さの低いものとして構成できるから、図3のように回転
磁気ヘッドを用いるVTRにおける回転ドラム34にお
ける狭い空間内にも容易に収納して固着することができ
る。図3において32は回転軸,33は固定ドラム、3
5,36は軸受け、37,38はロータリトランスであ
り、この図3には図2に例示してあるボイスコイルモー
タ30を記録再生素子26の駆動装置として用いている
場合に本発明の記録再生素子の位置検出装置が適用され
ている場合の例を示している。
検出装置では、可動体23に一体的に設けられている第
1,第2の遮光用突起部23a,23bにおける前記し
た可動部23が変位する方向に面しているそれぞれ2つ
ずつの端面の内で、同一平面内に含まれる状態になされ
ている端面α,αが、前記した記録再生素子26が基準
の位置にある状態において、位置検出素子の中心部とな
されるようにして、前記した第1,第2の遮光用突起部
23a,23b毎に個別の位置検出素子が構成されるた
めに、従来の記録再生素子の位置検出装置に比較して高
さの低いものとして構成できるから、図3のように回転
磁気ヘッドを用いるVTRにおける回転ドラム34にお
ける狭い空間内にも容易に収納して固着することができ
る。図3において32は回転軸,33は固定ドラム、3
5,36は軸受け、37,38はロータリトランスであ
り、この図3には図2に例示してあるボイスコイルモー
タ30を記録再生素子26の駆動装置として用いている
場合に本発明の記録再生素子の位置検出装置が適用され
ている場合の例を示している。
【0024】位置検出素子の構成部材として用いられる
2つのフォトインタラプタ21,22は、それぞれの発
光部に設けられる発光素子(例えば発光ダイオード)と、
前記した発光部に設けられている発光素子から放射され
た光を受光するために、受光部に設けられる受光素子
(例えばフォトトランジスタ)などによって構成されてい
るが、前記した2個のフォトインタラプタ21,22と
しては、同一の入出力特性を示すものが使用されてい
る。そして、前記した2つのフォトインタラプタ21,
22において、それぞれの発光部に設けられている発光
素子(例えば発光ダイオード)から放射された光の内で、
それぞれの受光部における受光素子(例えばフォトトラ
ンジスタ)で受光される受光量は、前記した発光部と受
光部との間の光路中で、記録再生素子(例えば磁気ヘッ
ド)26を備えている前記した可動体23に一体的に設
けられている第1,第2の遮光用突起部23a,23b
の変位の態様に従って変化するが、それは2つのフォト
インタラプタ21,22においては第1,第2の遮光用
突起部23a,23bの変位に応じて相補的に変化する
状態のものになる。それで、記録再生素子26が正規の
位置にある状態において、前記した2個のフォトインタ
ラプタ21,22におけるそれぞれの受光素子に入射さ
れる光量が等しくなるように、予め前記した前記した可
動体23に一体的に設けられている第1,第2の遮光用
突起部23a,23bにおける前記した可動部23が変
位する方向に面しているそれぞれ2つずつの端面の内
で、同一平面内に含まれる状態になされている端面α,
αが、前記した記録再生素子26が基準の位置にある状
態において位置検出素子の中心部となされるようにし
て、前記した第1,第2の遮光用突起部23a,23b
毎に個別の位置検出素子が構成されるように調節してお
けば、記録再生素子26が正規の位置にあるときには、
2個のフォトインタラプタ21,22における同一の入
出力特性を有する受光素子からの出力は同一となるか
ら、前記した2つの受光素子からの出力信号を差動増幅
器を介して取出すことにより、この状態における差動増
幅器からの出力は零となる。
2つのフォトインタラプタ21,22は、それぞれの発
光部に設けられる発光素子(例えば発光ダイオード)と、
前記した発光部に設けられている発光素子から放射され
た光を受光するために、受光部に設けられる受光素子
(例えばフォトトランジスタ)などによって構成されてい
るが、前記した2個のフォトインタラプタ21,22と
しては、同一の入出力特性を示すものが使用されてい
る。そして、前記した2つのフォトインタラプタ21,
22において、それぞれの発光部に設けられている発光
素子(例えば発光ダイオード)から放射された光の内で、
それぞれの受光部における受光素子(例えばフォトトラ
ンジスタ)で受光される受光量は、前記した発光部と受
光部との間の光路中で、記録再生素子(例えば磁気ヘッ
ド)26を備えている前記した可動体23に一体的に設
けられている第1,第2の遮光用突起部23a,23b
の変位の態様に従って変化するが、それは2つのフォト
インタラプタ21,22においては第1,第2の遮光用
突起部23a,23bの変位に応じて相補的に変化する
状態のものになる。それで、記録再生素子26が正規の
位置にある状態において、前記した2個のフォトインタ
ラプタ21,22におけるそれぞれの受光素子に入射さ
れる光量が等しくなるように、予め前記した前記した可
動体23に一体的に設けられている第1,第2の遮光用
突起部23a,23bにおける前記した可動部23が変
位する方向に面しているそれぞれ2つずつの端面の内
で、同一平面内に含まれる状態になされている端面α,
αが、前記した記録再生素子26が基準の位置にある状
態において位置検出素子の中心部となされるようにし
て、前記した第1,第2の遮光用突起部23a,23b
毎に個別の位置検出素子が構成されるように調節してお
けば、記録再生素子26が正規の位置にあるときには、
2個のフォトインタラプタ21,22における同一の入
出力特性を有する受光素子からの出力は同一となるか
ら、前記した2つの受光素子からの出力信号を差動増幅
器を介して取出すことにより、この状態における差動増
幅器からの出力は零となる。
【0025】そして、記録再生素子26が正規の位置か
らずれると、記録再生素子26を備えている前記した可
動体23に一体的に設けられている第1,第2の遮光用
突起部23a,23bが変位し、それにより2つのフォ
トインタラプタ21,22からの出力信号は第1,第2
の遮光用突起部23a,23bの変位に応じて相補的に
変化する状態のものになる。それで、前記のように記録
再生素子26が正規の位置にある状態において、2個の
フォトインタラプタ21,22におけるそれぞれの受光
素子に入射される光量が等しくなるように、発光部と受
光部との光路中において遮光作用を行なう前記した第
1,第2の遮光用突起部23a,23bの位置を設定し
ておくと、記録再生素子26の位置の正規の位置からの
ずれの方向と大きさとに対応して変位する前記した第
1,第2の遮光用突起部23a,23bの位置の変化に
よって、前記した2個の同一特性を有するフォトインタ
ラプタ21,22におけるそれぞれの受光素子からの出
力信号は相補的に変化しているものになる。記録再生素
子26が正規の位置にあるときの2個のフォトインタラ
プタ21,22における受光素子からの出力信号は、発
光ダイオードの輝度やフォトトランジスタの暗電流が温
度の変化によって変動しても、常に等しい値の出力信号
が生じるような態様で変動しており、したがって前記の
差動増幅器からの出力信号は零となる。それで、前記し
た記録再生素子26の位置の正規の位置からのずれの方
向と大きさとに対応して変位する前記した第1,第2の
遮光用突起部23a,23bの位置の変化によって、前
記した2個のフォトインタラプタ21,22におけるそ
れぞれの受光素子から出力された相補的に変化する出力
信号が与えられた前記の差動増幅器からの出力信号は、
それに入力された2つの入力信号の差信号であるから、
前記した記録再生素子26の位置の正規の位置からのず
れの大きさと対応して1個のフォトトランジスタの出力
信号に生じる信号の変化分の2倍の信号変化分を有して
いるものになっているとともに、2個のフォトインタラ
プタ21,22の受光素子における暗電流分と対応する
出力信号分が相殺されて出力信号中には現われない。
らずれると、記録再生素子26を備えている前記した可
動体23に一体的に設けられている第1,第2の遮光用
突起部23a,23bが変位し、それにより2つのフォ
トインタラプタ21,22からの出力信号は第1,第2
の遮光用突起部23a,23bの変位に応じて相補的に
変化する状態のものになる。それで、前記のように記録
再生素子26が正規の位置にある状態において、2個の
フォトインタラプタ21,22におけるそれぞれの受光
素子に入射される光量が等しくなるように、発光部と受
光部との光路中において遮光作用を行なう前記した第
1,第2の遮光用突起部23a,23bの位置を設定し
ておくと、記録再生素子26の位置の正規の位置からの
ずれの方向と大きさとに対応して変位する前記した第
1,第2の遮光用突起部23a,23bの位置の変化に
よって、前記した2個の同一特性を有するフォトインタ
ラプタ21,22におけるそれぞれの受光素子からの出
力信号は相補的に変化しているものになる。記録再生素
子26が正規の位置にあるときの2個のフォトインタラ
プタ21,22における受光素子からの出力信号は、発
光ダイオードの輝度やフォトトランジスタの暗電流が温
度の変化によって変動しても、常に等しい値の出力信号
が生じるような態様で変動しており、したがって前記の
差動増幅器からの出力信号は零となる。それで、前記し
た記録再生素子26の位置の正規の位置からのずれの方
向と大きさとに対応して変位する前記した第1,第2の
遮光用突起部23a,23bの位置の変化によって、前
記した2個のフォトインタラプタ21,22におけるそ
れぞれの受光素子から出力された相補的に変化する出力
信号が与えられた前記の差動増幅器からの出力信号は、
それに入力された2つの入力信号の差信号であるから、
前記した記録再生素子26の位置の正規の位置からのず
れの大きさと対応して1個のフォトトランジスタの出力
信号に生じる信号の変化分の2倍の信号変化分を有して
いるものになっているとともに、2個のフォトインタラ
プタ21,22の受光素子における暗電流分と対応する
出力信号分が相殺されて出力信号中には現われない。
【0026】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように、本発明の記録再生素子の位置検出装置は、記
録再生素子の駆動装置の可動部に取付けられている記録
再生素子の取付位置の両側に個別に設けられる第1,第
2の遮光用突起部における同一平面に含まれるような端
面が、前記した記録再生素子が基準の位置にある状態に
おいて、前記した第1,第2の遮光用突起部のそれぞれ
のもの毎に前記した第1,第2の遮光用突起部をも含め
て構成されるそれぞれの位置検出素子の中心に一致する
ようになされており、また、他方の端面が前記した平面
に対して互に反対の方向に離隔している位置を占めてい
る状態となされているから、小型な位置検出装置が構成
でき、また、前記した第1,第2の遮光用突起部におけ
る一方の端面を含む同一平面に前記した記録再生素子を
取付けることにより、記録再生素子の駆動装置が動作に
際して記録再生素子をねじるような動作を行なっても記
録再生素子の位置が余分に変位するようなことが起こら
ないのであり、本発明によれば既述した従来の問題点は
すべて良好に解決できる。
なように、本発明の記録再生素子の位置検出装置は、記
録再生素子の駆動装置の可動部に取付けられている記録
再生素子の取付位置の両側に個別に設けられる第1,第
2の遮光用突起部における同一平面に含まれるような端
面が、前記した記録再生素子が基準の位置にある状態に
おいて、前記した第1,第2の遮光用突起部のそれぞれ
のもの毎に前記した第1,第2の遮光用突起部をも含め
て構成されるそれぞれの位置検出素子の中心に一致する
ようになされており、また、他方の端面が前記した平面
に対して互に反対の方向に離隔している位置を占めてい
る状態となされているから、小型な位置検出装置が構成
でき、また、前記した第1,第2の遮光用突起部におけ
る一方の端面を含む同一平面に前記した記録再生素子を
取付けることにより、記録再生素子の駆動装置が動作に
際して記録再生素子をねじるような動作を行なっても記
録再生素子の位置が余分に変位するようなことが起こら
ないのであり、本発明によれば既述した従来の問題点は
すべて良好に解決できる。
【図1】本発明の記録再生素子の位置検出装置を備えた
記録再生素子の駆動装置の斜視図である。
記録再生素子の駆動装置の斜視図である。
【図2】本発明の記録再生素子の位置検出装置を備えた
記録再生素子の駆動装置の斜視図である。
記録再生素子の駆動装置の斜視図である。
【図3】図2に示してある記録再生素子の駆動装置を回
転ドラムに取付けた状態の回転磁気ヘッド型VTRのド
ラム構体の一状の縦断面図である。
転ドラムに取付けた状態の回転磁気ヘッド型VTRのド
ラム構体の一状の縦断面図である。
【図4図】本発明の記録再生素子の位置検出装置の構成
の一部の具体例を示す図である。
の一部の具体例を示す図である。
【図5図】本発明の記録再生素子の位置検出装置の構成
の一部の具体例を示す図である。
の一部の具体例を示す図である。
【図6図】本発明の記録再生素子の位置検出装置の構成
の一部の具体例を示す図である。
の一部の具体例を示す図である。
【図7図】従来の記録再生素子の位置検出装置を実施し
た記録再生素子の駆動装置の斜視図である。
た記録再生素子の駆動装置の斜視図である。
【図8図】従来の記録再生素子の位置検出装置の動作を
説明するために使用されている図である。
説明するために使用されている図である。
【図9図】従来の記録再生素子の位置検出装置の問題点
を説明するために使用されている図である。
を説明するために使用されている図である。
【図10図】従来の記録再生素子の位置検出装置の問題
点を説明するために使用されている図である。
点を説明するために使用されている図である。
1,12,27…ベース部、1a,1b…部材取付用突
起部、2,14…電気ー機械変換素子として使用される
電歪物質のバイモルフ、3…抑え板、6…作動板、7,
26…記録再生素子(例えば磁気ヘッド)、8,9,2
1,22…フォトインタラプタ、8A,9A…発光部、
8B,9B…受光部、6a,6b…位置検出部の作動板
6の突起部、8L,9L…発光素子、8P,9P…受光
素子、13…支持体、17,18…フォトインタラプタ
21,22の取付部、23…可動部、23a,23b…
第1,第2の遮光用突起部、25…記録再生素子の取付
部、30…ボイスコイルモータ、32…回転軸,33…
固定ドラム、34…回転ドラム、35,36…軸受け、
37,38…ロータリトランス、
起部、2,14…電気ー機械変換素子として使用される
電歪物質のバイモルフ、3…抑え板、6…作動板、7,
26…記録再生素子(例えば磁気ヘッド)、8,9,2
1,22…フォトインタラプタ、8A,9A…発光部、
8B,9B…受光部、6a,6b…位置検出部の作動板
6の突起部、8L,9L…発光素子、8P,9P…受光
素子、13…支持体、17,18…フォトインタラプタ
21,22の取付部、23…可動部、23a,23b…
第1,第2の遮光用突起部、25…記録再生素子の取付
部、30…ボイスコイルモータ、32…回転軸,33…
固定ドラム、34…回転ドラム、35,36…軸受け、
37,38…ロータリトランス、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 記録再生素子の位置検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 良夫 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地日本ビクター株式会社内 (72)発明者 首藤 勝行 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地日本ビクター株式会社内 (72)発明者 川瀬 茂 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地日本ビクター株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 記録再生素子の駆動装置の可動部に取付
けられている記録再生素子の取付位置の両側に個別に設
けられる第1,第2の遮光用突起部は、前記の第1,第
2の遮光用突起部において前記した可動部が変位する方
向に面しているそれぞれ2つずつの端面の内で、一方の
端面同士が同一平面内に含まれる状態になされていると
ともに、他方の端面が前記した平面に対して互に反対の
方向に離隔している位置を占めている状態となされて前
記の可動部と一体的に構成されており、また、前記した
記録再生素子が基準の位置にある状態において、前記し
た第1,第2の遮光用突起における前記した一方の端面
同士を含む平面が位置検出素子の中心部となされるよう
にして、前記した第1,第2の遮光用突起部毎に個別の
位置検出素子が構成されるようにする手段と、前記した
第1,第2の遮光用突起部毎に個別に構成された2個の
位置検出素子からの出力信号の差信号を得る手段とを備
えてなる記録再生素子の位置検出装置。 - 【請求項2】 第1,第2の遮光用突起部毎に構成され
る位置検出素子が記録再生素子から略々等距離の位置に
設けられるようにした請求項1の記録再生素子の位置検
出装置。 - 【請求項3】 可動部が変位している方向に面している
第1,第2の遮光用突起部における2つずつの端面の内
で、同一平面内に含まれる状態になされている端面と同
一平面に記録再生素子が設けられるようにした請求項1
または2の記録再生素子の位置検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3155771A JP2549032B2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 記録再生素子の位置検出装置 |
US08/200,863 US5448540A (en) | 1990-09-21 | 1994-02-22 | Device for detecting the position of a recording/reproducing element |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3155771A JP2549032B2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 記録再生素子の位置検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0573868A true JPH0573868A (ja) | 1993-03-26 |
JP2549032B2 JP2549032B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=15613054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3155771A Expired - Fee Related JP2549032B2 (ja) | 1990-09-21 | 1991-05-30 | 記録再生素子の位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549032B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR102014759B1 (ko) | 2014-01-22 | 2019-08-27 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
KR102032255B1 (ko) | 2014-01-28 | 2019-10-15 | 한온시스템 주식회사 | 광촉매 모듈을 구비한 차량용 공조장치 및 이의 제어 방법 |
KR101973536B1 (ko) | 2014-09-24 | 2019-05-02 | 한온시스템 주식회사 | 광촉매 장치 |
KR101935931B1 (ko) | 2015-06-05 | 2019-01-07 | 한온시스템 주식회사 | 광촉매 장치 및 이를 포함하는 차량용 공조장치 |
KR102335503B1 (ko) | 2016-08-12 | 2021-12-07 | 한온시스템 주식회사 | 촉매 장치 및 이를 포함하는 차량용 공조장치 |
KR102597874B1 (ko) | 2016-12-28 | 2023-11-06 | 한온시스템 주식회사 | 광촉매 장치 및 이를 포함하는 차량용 공조장치 |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP3155771A patent/JP2549032B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2549032B2 (ja) | 1996-10-30 |
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