JPH057358A - テレビジヨン受像回路装置 - Google Patents

テレビジヨン受像回路装置

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JPH057358A
JPH057358A JP3317790A JP31779091A JPH057358A JP H057358 A JPH057358 A JP H057358A JP 3317790 A JP3317790 A JP 3317790A JP 31779091 A JP31779091 A JP 31779091A JP H057358 A JPH057358 A JP H057358A
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line
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ヴエントラント ブローダー
Dirk Uhlenkamp
ウーレンカムプ デイルク
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Interetsusengemainshiyafuto Fuyuaruntofunkushiyutsutsurehite Shiyutsutsurehitsufuerubuerutsungu & Co KG GmbH
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INTERETSUSENGEMAINSHIYAFUTO FU
Interetsusengemainshiyafuto Fuyuaruntofunkushiyutsutsurehite Shiyutsutsurehitsufuerubuerutsungu & Co KG GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像内に動きがあるか否かを検出して伝送さ
れたテレビジョン信号を受像する回路装置を提供する。 【構成】 標準方式より高いライン数で動作する再生装
置72の入力端にフェーダ回路68が接続され、該フェ
ーダ回路と伝送チャンネル13との間に静止画像に対し
て2つの遅延装置65,66、並−直列変換/圧縮回路
75、プレーナ低域フィルタ78が設けられ、動画像に
対して遅延装置65、圧縮回路79、プレーナ補間器8
0が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送すべき画像(フィ
ルム、シーン)を、信号伝送のためにその都度用いられ
る伝送系により規定されるライン数より大きいライン数
を有する光学走査部を備えた装置によって、前記伝送系
の1フィールド期間でライン飛越しなしに走査し、かつ
運動検出器を用いて前記画像内に運動が存在するか否か
を検出し、かつ伝送すべきテレビジョン信号に対して運
動が存在する場合前記伝送系の第1および第2のフィー
ルド画にそれぞれ属するラインを2つの走査された画像
から取出し、かつ運動が存在しない場合には前記伝送系
の第1のフィールド画および第2のフィールド画を1つ
の走査された画像から取出して伝送されるようにした新
規のテレビジョン信号伝送系に適合した受像回路装置に
関する。
【0002】
【発明の目的】本発明の目的は、前述のように新規なテ
レビジョン伝送系で伝送されたテレビジョン信号を高画
像品質で再生する受像回路装置を提供することにある。
【0003】
【発明の構成】この目的は本発明により、伝送すべき画
像(フィルム、シーン)を、信号伝送のためにその都度
用いられる伝送系により規定されるライン数より大きい
ライン数を有する光学走査部を備えた装置によって、前
記伝送系の1フィールド期間でライン飛越しなしに走査
し、かつ運動検出器を用いて前記画像内に運動が存在す
るか否かを検出し、かつ伝送すべきテレビジョン信号に
対して運動が存在する場合前記伝送系の第1および第2
のフィールド画にそれぞれ属するラインを2つの走査さ
れた画像から取出し、かつ運動が存在しない場合には前
記伝送系の第1のフィールド画および第2のフィールド
画を1つの走査された画像から取出して伝送するように
した新規のテレビジョン信号伝送系に適合した受像回路
装置において、画像信号を受信するために標準方式より
高いライン数で動作する画像再生装置を設け、該画像再
生装置の入力端にフェーダ回路を接続し、該フェーダ回
路の2つの入力端にそれぞれ信号処理回路を介して、伝
送チャンネルを介して伝送されて来た信号を供給可能に
し、前記伝送チャンネルと静止画像のための信号処理回
路との間に、それぞれ1フィールド期間だけ遅延する、
2つの遅延装置を接続しかつ前記伝送チャンネルと動画
像のための別の信号処理回路との間に、1フィールド期
間だけ遅延する1つの遅延装置を接続し、かつ前記静止
画像のための信号処理装置は並−直列変換および圧縮用
回路とプレーナ低域フィルタとを有し、そして前記動画
像のための別の信号処理装置は圧縮用回路とプレーナ・
フィルード補間器とを有することを特徴とするテレビジ
ョン受像回路装置によって達成される。
【0004】
【発明の前提とする伝送系の構成】まず本発明の受像回
路装置へテレビジョン信号を伝送する新規な伝送系につ
いて詳しく説明する。
【0005】図1は伝送系の撮像装置のブロック図であ
る。カメラ1は、1250本のライン数で被伝送画像を
撮像する。このライン数は、20ms(ミリ秒)内、即
ち625ライン規格による1フィールド時間内で走査さ
れる。この目的で、カメラにはパルスVならびにパルス
H′が供給される。パルスH′の周波数は、625ライ
ン方式の周波数fHの4倍の周波数に対応する。ライン
周波数をこのように4倍にすることにより、この新しい
ライン周波数は垂直周波数fV=50Hzに対して整数
倍の関係にあり、それにより走査は中間ラインを有する
ことなく達成される。
【0006】カメラ1の出力信号はそこで2つのプレー
ナ低域フィルタ2および3に供給される。これら低域フ
ィルタは、ライン方向ならびに垂直方向および対角線方
向においてビデオ信号を低域ろ波するように作用する。
ここで、被伝送画像を、垂直方向に変化する輝度値とし
て考察すると、ディスクリートな(離散的な)ラインで
の画像の走査により、該走査が走査理論もしくはナイキ
スト論理、即ち走査周波数は被伝送信号に含まれている
最大の周波数よりも大きくならなければならないという
条件を満した時にのみ該輝度変化の良好な伝送が行われ
る。任意の光学的原画、即ち任意の像や場面もしくはシ
ーンの走査においては、当然のことながら、ライン走査
により予め定められた周波数の2分の1よりも高い周波
数を含む鮮鋭な輝度変化または周期的なパターンが垂直
方向に現れることは避けられない。
【0007】しかしながら、後述する1250ライン信
号の規格625ライン信号への変換と関連して、従来の
撮像装置の上述のような欠点は、高いライン数での走査
によって得られるテレビジョン信号を、接続される62
5ライン方式に対して上記の走査理論がまもられるよう
に大きく低域ろ波することにより著しく改善することが
できるのである。これにより、アリアスノイズが大きく
軽減される。
【0008】以下に述べる個々の回路での信号処理につ
いて説明する前に、先ず、2,3の一般的な事項に関し
て述べておく。テレビジョン信号の伝送に際して、画像
内に動きが存在するかどうか、または該画像が本質的に
静止場面もしくはシーンであるかどうかが判定される。
追って詳述するように、カメラ1で発生される信号は異
なった仕方で処理される。動きの存在に依存して、フェ
ーダ回路9が制御される。このフェーダ9の入力端10
には静止画像に対して予め定められた信号が供給され、
他方入力端11には動きのある場面に対して伝送される
信号が供給される。フェーダ回路9の出力端は、伝送チ
ャンネル13に接続されている。この伝送チャンネル1
3には、現存の方式でテレビジョン信号を伝送するのに
本来必要とされるすべてのものが含まれる。詳しくはビ
デオ・ミキサ装置、記録および再生装置、ケーブル伝送
区間、テレビジョン送信機、アンテナ設備、共同アンテ
ナ設備そしてテレビジョン受信機の高周波数処理部およ
び復調部であり得る。伝送チャンネル13は、本質的
に、ランイ数、フレーム周波数、帯域幅等のような現存
の規格化されたパラメータによって表わされる。図1に
おいて参照数字14は伝送チャンネル13の出力を表わ
す。
【0009】次に、静止している画像の場合についての
信号処理について述べる。プレーナ低域フィルタ2の出
力信号は、20msのフレーム周期と1250本のライ
ン数を有しているが、垂直方向の解像度は625本のラ
インに制限されている。後続の直−並列変換器(詳しく
は図4と関連して説明する)において、第1番目の被伝
送フィールドはプレーナ低域フィルタの出力信号から4
番目のライン毎に取出されて係数4だけ伸長される。こ
の場合の時間的経過は図2に略示されている。詳しく述
べると、図2の中央の部分にはカメラ1の走査ラスタが
示されている。この図において、スクリーン上の場合と
同様に水平方向にはライン偏向がそして垂直方向にはフ
ィールド偏向が示されている。しかしながら、帰線は考
慮されておらず、したがって、垂直方向に連続して順次
個々のラスタが示されている。言い換えるならば垂直方
向に時間軸が存在する。
【0010】図2の右側の部分には、静止画像の場合に
伝送される信号が示されており、左側の部分には動きが
ある画像の場合に伝送される信号が示されている。中央
の部分に抽出的に示されているラスタの1250本のラ
インのうち、既に述べたように、4番目毎にラインが係
数4だけ伸長されて従来方式による第1番目のフィール
ド像の伝送に用いられる。第2番目のフィールド像(図
2の右下側に破線で示されている)の伝送に当っては、
カメラ1により撮像された同じフレームから、2つの既
に評価されたラインの中間に位置する各ラインが取出さ
れる。
【0011】図2の右側の部分に示されている信号は、
図1に示した装置において構成要素4,6,7および8
で得られる。伸長回路の機能をも具備する直−並列変換
器4で、先ず各2番目毎のラインを消去した後に、カメ
ラ信号の各16ms長のラインだけを係数4だけ伸長す
る。変換回路4は、同時に、第1のフィールドおよび第
2のフィールドのためのラインが得られるように2つの
出力端を有している。第2のフィールドに割当てられて
いるラインは、デジタル画像メモリを用いて20msだ
け遅延されて、切換スイッチ8の上側の入力端に印加さ
れ、他方第1番目のフィールドに割当てられているライ
ンは回路4から直接切換スイッチ8の他方の入力端に印
加される。切換スイッチ8の出力端には、フェーダ回路
の入力端10が接続されている。スイッチ8は、パルス
状の電圧を用いて、それぞれ1フィールド期間づつスイ
ッチ8が2つの位置のうちの1つの位置に保持されるよ
うに制御される。このパルス状電圧の周波数は、625
ライン方式の場合25Hzである。回路2および4の詳
細に関しては、図3および図4と関連して後述する。画
像メモリ6自体は公知である。
【0012】動きが存在するか否かを検出するために、
いわゆる運動検出器7において、カメラにより相次いで
撮像された2つの画像から動き信号が導出される。この
運動検出器自体は周知である。この運動検出器の最も単
純な例は、減算回路であり、2つの相続く画像の差を形
成して、後続の低減フィルタ・デバイスを用いてビデオ
信号から制御電圧を得る。さらに、記号に依存しない量
を形成するための回路が必要とされる。というのは運動
検出器を用いる場合には、画像がいづれの方向に変化す
るかは問題とならないからである。
【0013】動きがある場合には、フェーダ回路9は入
力端10から入力端11にフェードされる。この場合、
フェードの程度は画像における動きの速度に依存する。
動きの速度が非常に低い間は、当該画像は静止画像と見
做すことができる。図1の装置の上側の分岐路によって
与えられるような信号の伝送に際しては、高速の動きの
場合には不自然な急激な再生が生ずるであろう。したが
って、カメラ1から導出されたビデオ信号は低減フィル
タ3を通った後に伸長回路5に供給される。この伸長回
路はカメラ1から到来する信号の各4番目毎のラインの
内容を係数4だけ伸長し、それによりそれ等の間にある
3つのラインは抑圧される。この選択されたライン数の
比により、伝送に用いられる信号の第1番目のフィール
ドのラインはカメラの第1番目のラスタから導出され、
他方第2番目のフィールドのラインは第2番目のラスタ
から得られる。高速の動きのある場合には、第2番目の
ラスタは明確に異なった運動相を有しているので、被伝
送信号ではこの第2のフィールド像は動きに関し、カメ
ラでの第2番目の走査で直接得られたものであるかのよ
うに見做すことができる。したがって、いわゆる動きの
解像度は、図1の装置の下側の分岐路を介しての信号の
伝送に当って上側の分岐路を介しての伝送の場合の2倍
の大きさである。
【0014】既に述べたように、このようにして得られ
る信号は従来の方式と完全にコンパチブル(両立性を有
する)である。従来のテレビジョン装置を用いての受信
もしくは再生においては、慣用のテレビジョン方式のラ
イン周波数の2分の1よりも高い局部周波数を有する垂
直方向の輝度変動が、アリアスノイズを惹起しないとい
う利点が得られる。
【0015】図1に示した装置をさらに詳細に説明する
ために、以下図3を参照する。この図3には詳細に、図
1の装置の機能群3および5が示されている。プレーナ
低域フィルタ3は2段構造であって、2つの段はそれぞ
れ、遅延回路、複数の評価回路および加算回路の直列接
続から構成されている。これらの回路のうちの大部分は
アナログ技術でもまたデジタル技術でも表現可能であ
る。しかしながら、記憶を考慮すれば第1にデジタル回
路が用いられることになろう。カメラ1からの信号は、
プレーナ低域フィルタ3の入力端21に供給される、こ
の信号は、遅延段22,23,24および25におい
て、4回、走行時間τ1ずつ遅延される。この走行時間
は、例えば1ライン期間に1画素点期間を加えたもので
ある。遅延されなかった入力信号ならびにτ1の相応の
整数倍だけ遅延された信号は、係数a1ないしanを用い
て評価される。この目的で、異なった伝達係数を有する
回路26,27,28,29,30が設けられる。これ
ら評価係数が、低域フィルタの特性曲線のパターンを決
定する。このようにして評価された信号は加算回路31
で互いに加算される。
【0016】プレーナ・フィルタ3の第1番目の段は、
1つの方向(この例では対角線方向)における映像信号
のろ波をもたらす。遅延回路32,33,34,35、
異なった伝達係数を有する回路36,37,38,3
9,40ならびに加算回路41からなる類似の段も、他
の方向におけるろ波を行う。この目的で、遅延回路32
ないし35には遅延時間τ2が付与される。なおこの遅
延時間は1ライン期間から1画素期間を減じた時間に相
当する。このようにしてビデオ信号は、高い走査クロッ
ク(したがって垂直方向においては高いライン数)が最
早や必要とされないほど低域ろ波されているので、ライ
ン方向にけるクロックの減少ならびにライン数の減少を
スイッチ42で行うことができる。なお該スイッチ42
の制御電圧は、走査クロックTeおよびライン周波数H
/2の2倍のパルス状信号からアンド回路を用いて形成
される。このようにして2番目毎のラインならびに2番
目毎の画素は抑圧される。
【0017】このようにしてろ波された信号はそこでス
イッチ44に達し、ライン・ベースで交互にシフトレジ
スタ45および46に書込まれる。これは早いクロック
Teで行われる。シフトレジスタ45および46からの
読出しはクロックTaで行われる。このクロックはクロ
ックTeよりも4倍遅く、したがってラインは4倍伸長
される。これら2つのシフトレジスタは、一方のシフト
レジスタに書込みがなされ、その間他方のシフトレジス
タから読出しを行うことができるように配列されてい
る。スイッチ47を用いて、読出しモードで動作してい
るシフトレジスタの出力を伸長回路5の出力48と結合
する。スイッチ44は、パルス状のライン周波数の電圧
信号で制御される。スイッチ47の制御も、パルス状の
電圧で行われるのが、この場合の周波数はライン周波数
の2分の1に対応する。
【0018】スイッチ45および46の制御と関連し
て、テレビジョン技術においては、記号HはHパルス自
体だけではなく例えば64μsの対応の周期時間をも表
すものであることを述べておく。これと関連して周波数
について述べるときには、ライン周波数の2分の1の周
波数を有する信号は2Hで表わされ、他方信号H/2は
ライン周波数の2倍の周波数を有することになる点に留
意されたい。
【0019】図4は図1に示した装置のうち直並列変換
ならびに信号伸長を行う回路4のブロックダイヤグラム
である。プレーナろ波された信号は参照数字50で示す
ように図4のaで示す回路に供給される。ライン周波数
の2倍の周波数を有するパルス状電圧で制御されるスイ
ッチ51は、到来の1250ライン信号の2番目毎のラ
インを抑圧する。この記号は、スイッチ52および53
を介してシフトレジスタ54,55,56および57に
供給される。スイッチ52および53は、図4のbの対
応の記号を付けた行に示すようなパルス状電圧で制御さ
れる。
【0020】したがって、スイッチ51を通過したライ
ンのうち2番目毎のラインはシフトレジスタ54および
56に達し、他のラインはシフトレジスタ55および5
7に読込まれる。これらシフトレジスタへのこの読込み
は早いクロックTeで行われる。このクロックの周期は
撮像ラスタの画素の持続期間に対応する。シフトレジス
タからの読出しは4倍遅いクロックTaで行われ、した
がってシフトレジスタに書込まれたラインは4倍伸長さ
れてスイッチ58および59を介し出力端60および6
1に現れる。スイッチ58および59は、ライン周波数
の2分の1に対応するクロックで制御され、したがって
スイッチ58および59はそれぞれ1ライン期間に亘り
上側に位置および下側の位置に保持され、その結果とし
て第1番目のフィールド像のためのランイは出力端61
に現れ、第2番目のフィールド像のためのランイは同時
に出力端60に発生する。
【0021】
【実施例】次に本発明の受像回路装置の実施例を図を用
いて詳しく説明する。
【0022】図5は本発明の受像回路装置を示し、他方
図6には図5に示した装置で現れるラスタが略示されて
いる。625ライン信号は、図1に示した伝送チャンネ
ル13を介して図5の装置の入力端14に供給される。
回路65および66は、遅延装置として用いられる画像
メモリである。遅延期間は1フィールド期間、即ち20
msである。遅延されていない信号、1フィールド期間
だけ遅延された信号および2フィールド期間だけ遅延さ
れた信号は、フェーダ回路68を制御する運動検出器6
7に供給される。該フェーダ回路68は、制御入力端6
9に印加される制御電圧の大きさに従って、入力端70
または入力端71に供給される信号もしくはそれらの信
号の間にある評価された和信号を出力側に通す。フェー
ダ回路68の出力端には、画像再生装置72が接続され
ており、この装置72は映像管の他に、該映像管を制御
したり駆動するのに必要とされる回路を備えている。こ
の再生装置は基本的には従来の画像再生装置に対応する
ものであるが、特に高い偏向速度および大きなビデオ・
チャンネルの帯域幅を付与されるところから高価なテレ
ビジョン・システムとなっている。画像再生装置72の
ラスタは、20ms内に625本のラインを有する。公
知のテレビジョン方式の場合と同様に、映像スクリーン
上に可視化されるライン数は減少している。というのは
ラインの一部は垂直帰線に必要とされるからである。
【0023】静止画像の場合もしくは運動速度が小さい
場合には、フェーダ回路68は、運動検出器67によ
り、入力端70に印加される信号が出力側に現れるよう
に制御される。即ち運動速度が小さい場合には図5の装
置の上側の分岐路が伝送に用いられる。この目的で、1
フィールド分だけ遅延された信号が回路点73から、並
−直列変換および圧縮回路75の第1の入力端74に印
加される。回路75の第2の入力端76は、フィールド
・ベースで遅延されていない信号ならびに2フィールド
分だけ遅延された信号を交互に印加される。この目的
で、切換スイッチ77には垂直周波数の2分の1の周波
数を有するパルス状制御電圧2Vが印加される。回路7
5は、図1の回路4と逆の機能をなすものであり、ここ
で詳細に説明する必要はないであろう。次に回路の機能
を図6に示したダイヤグラムを参照して説明する。図6
の中央のダイヤグラムもしくは波形図には、伝送される
625ライン信号列が示されている。図示を明瞭にする
ために、図1の場合と同様、ライン方向に垂直に時間軸
を選択した。なお極く少数のラインだけを示した。
【0024】図6の右側の欄には、静止画像の場合に生
ずるような運動速度が小さい場合のフレーム・ラスタが
示されており、他方左側の欄には運動速度が大きい場合
のラスタが示されている。
【0025】回路75の機能を説明するために、ここで
図6の右側の欄を参照する。再生されたラスタの第1番
目のラインは、矢印83で示すように、伝送されて来た
ラスタの第1番目のラインから圧縮によって導出され
る。第2番目のラインは、第2の伝送フィールドの第1
番目のラインから圧縮により派生される(矢印84参
照)。しかしながらこの第2番目のフィールドは、図1
と関連して既に述べたように、静止画像の伝送に際し
て、カメラ1(図1)から出力される信号の第1番目の
フレーム・ラスタから1フィールド期間だけ遅延するこ
とにより派生されたものである。言い換えるならば、こ
の第2番目のラインは図5の装置によって単に再びその
適正な位置に位置付けられるだけである。このライン
は、後に続く伝送信号の1つのフィールドから派生され
るものであるから、第1番目のフィールド内では、スイ
ッチ77(図5)は上側に位置を占める。同様の動作
が、第1番目の再生されるフィールドの後続のラインに
対して繰返される。即ち、第3番目のラインは、第1番
目の伝送されて来たフィールドの第2番目のラインから
得られ(矢印85参照)、他方第4番目のラインは第2
番目のフィールドの第2番目のラインから導出される
(矢印86)。
【0026】次に、被再生信号の第2番目のフィールド
は次にようにして導出される。即ち図6に実線で示した
奇数番目のラインは伝送信号の第1番目のフィールドか
ら圧縮および1フィールド期間分の遅延により得られ
(矢印87および88参照)、他方破線で示した偶数番
目のラインは伝送信号の同時に現れる第2番目のフィー
ルドから単に圧縮だけによって得られるのである(矢印
89,90参照)。したがって第2番目のフィールド期
間中はスイッチ77(図5)は下側の位置にある。第3
番目のフィールドにおいては、第1番目のフィールドに
対応するプロセスもしくは過程が繰返される。
【0027】図6から明らかなように、運動が存在する
場合には被再生信号は、伝送信号の各ラインから係数2
だけライン・ベースで圧縮することにより得られる。こ
れは図6に矢印91,92,93および94で示してあ
る。しかしながら運動が存在する場合には、偶数番目の
ラインは、各隣接の奇数番目のラインの補間によって得
られる。したがって高速の運動が存在する場合には、解
像度は減少するが、しかしながら運動プロセスの短急動
な再生は行われない。
【0028】プレーナ補間回路80(図5)は、図7と
関連して後述するように別のラインの導出もしくは派生
に用いられる。図6に示した運動が存在する場合の信号
の発生に際して、プレーナ補間回路80は図6の円の列
として示してあるラインを発生する働きをなす。このよ
うな補間は公知であり、本発明と関連して詳述する必要
はなかろう。
【0029】図6と関連しての説明においては、画像再
生装置72上に連続的にそれぞれ20ms内で652本
のラインを有するラスタが描かれるものと仮定してい
た。したがってこのことから既に、画像の品質の改善が
達成される。しかしながら、再生管の解像能および観察
距離に依存してライン・パターンが認識される。原画像
の水平縁部には縁部フリッカは現れない。というのは、
大きいライン数での走査ならびに対応のろ波によって、
既述の走査理論が守られているからである。また、ライ
ン・フリッカおよびライン遷移も、モニタの垂直変調伝
送機能と相俟った大きなライン数によって抑圧される。
ライン周期は、従来の625ライン方式の場合の2分の
1であり、他方カメラ1(図1)においてはライン周期
は従来の場合のライン周期の4分の1である。アナログ
・ビデオ信号の帯域幅は、撮像の際の従来の走査と比較
して2分の1の大きさである。したがって、本発明によ
る伝送信号の再生に際しては、カメラ1(図1)におけ
るのと同じラスタを描くことも可能である。この場合、
ライン・フリッカおよびライン遷移のような現象は非常
に大きく回避される。これら2つの例は図7に対照的に
示されている。なお図7中、中央の欄には、圧縮回路7
9(図5)の出力信号が、左側の欄には飛越し走査方式
での再生が、そして右側の欄には大きいライン数でのフ
レーム再生が示されている。飛越し走査での再生におい
ては、図6にしたがって得られ中央に示されている信号
は、第1のフィールド中不変のままで受け取られ、他方
第2番目のフィールドでは2つの相続くラインが補間さ
れる。これに対して、図7の右欄に示すように、画像再
生装置を用いて1フィールド内で合計1250本のライ
ンを描くようにする場合には、2番目毎のライン(破線
で示したライン)を補間により得ることが必要である。
この目的に用いられるのがプレーナ補間器78(図5)
である。
【0030】以上明瞭を図るために簡単に説明したが本
発明はカラーテレビジョン方式にも適用可能である。最
後に、本発明の適用は625ライン方式に限定されるも
のでないことを指摘しておく。これと関連して実施例で
述べた値の他の方式への適合は容易に可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】新規なテレビジョン伝送方式の撮像装置を略示
するブロックダイヤグラムである。
【図2】図1に示した装置における信号処理を図解する
略図である。
【図3】図1に示した装置(3,5)の細部を若干詳細
に示すブロックダイヤグラムである。
【図4】図1に示した装置の別の部分を示すブロックダ
イヤグラムと対応する信号波形図である。
【図5】本発明による受像および再生装置のブロックダ
イヤグラムである。
【図6】図5に示した装置における信号処理を図解する
ための略図である。
【図7】図5に示した装置における信号処理を図解する
ための略図である。
【符号の説明】
1 カメラ、 2,3 プレーナ低域フィルタ、 4
直−並列変換/伸長回路、 5 伸長回路、 6 画像
メモリ、 7,67 運動検出器、 8 切換スイッ
チ、 9,68 フェーダ回路、 13 伝送チャンネ
ル、 31,41加算回路、 22,23,24,2
5,32,33,34,35 遅延回路、42,44,
45,46,47,51,52,53,58,59,7
7 スイッチ、45,46,54,55,56,57
シフトレジスタ、 36,37,38,39,40 伝
達回路、 72 画像再生装置、 78 並−直列変換
/圧縮回路、 79 圧縮回路、 78,80 プレー
ナ補間回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイルク ウーレンカムプ ドイツ連邦共和国 ドルトムント−ゾムボ ルン ランゲンドレール シユトラーセ 53

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 伝送すべき画像(フィルム、シーン)
    を、信号伝送のためにその都度用いられる伝送系により
    規定されるライン数より大きいライン数を有する光学走
    査部を備えた装置によって、前記伝送系の1フィールド
    期間でライン飛越しなしに走査し、かつ運動検出器を用
    いて前記画像内に運動が存在するか否かを検出し、かつ
    伝送すべきテレビジョン信号に対して運動が存在する場
    合前記伝送系の第1および第2のフィールド画にそれぞ
    れ属するラインを2つの走査された画像から取出し、か
    つ運動が存在しない場合には前記伝送系の第1のフィー
    ルド画および第2のフィールド画を1つの走査された画
    像から取出して伝送するようにした新規のテレビジョン
    信号伝送系に適合した受像回路装置において、画像信号
    を受信するために標準方式より高いライン数で動作する
    画像再生装置(72)を設け、該画像再生装置(72)
    の入力端にフェーダ回路(68)を接続し、該フェーダ
    回路の2つの入力端(70,71)にそれぞれ信号処理
    回路(75,78;79,80)を介して、伝送チャン
    ネル(13)を介して伝送されて来た信号を供給可能に
    し、前記伝送チャンネル(13)と静止画像のための信
    号処理回路(75,78)との間に、それぞれ1フィー
    ルド期間だけ遅延する、2つの遅延装置(65,66)
    を接続しかつ前記伝送チャンネル(13)と動画像のた
    めの別の信号処理回路(79,80)との間に、1フィ
    ールド期間だけ遅延する1つの遅延装置(65)を接続
    し、かつ前記静止画像のための信号処理装置(75,7
    8)は並−直列変換および圧縮用回路(75)とプレー
    ナ低域フィルタ(78)とを有し、そして前記動画像の
    ための別の信号処理装置(79,80)は圧縮用回路
    (79)とプレーナ・フィルード補間器(80)とを有
    することを特徴とするテレビジョン受像回路装置。
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