JPH057328A - 手振れ補正装置 - Google Patents

手振れ補正装置

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JPH057328A
JPH057328A JP3150652A JP15065291A JPH057328A JP H057328 A JPH057328 A JP H057328A JP 3150652 A JP3150652 A JP 3150652A JP 15065291 A JP15065291 A JP 15065291A JP H057328 A JPH057328 A JP H057328A
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memory
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JP3150652A
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Mitsuharu Oki
光晴 大木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手振れ補正装置における代表点メモリの容量を
縮小する。 【構成】代表点は1フィールド当り水平方向にx点、垂
直方向にy点、合計xy点に設定される。代表点メモリ
21にはxy個の代表点データAk(n)のうち、一度
にはx個のみが格納され、1フィールド期間にy回の更
新が行なわれる。代表点データAk(n)と入力する第
(n+1)フィールドの画像データ1とから、動き検出
回路3は第nフィールドに対する第(n+1)フィール
ドの動きベクトルVを検出する。アドレス制御回路4は
動きベクトルV分だけ画像位置を補正する読み出しアド
レスADRをフィールドメモリ5に出力する。フィール
ドメモリ5はダミーデータと共に手振れ補正の施された
画像データを補間回路6に送出する。アドレス制御回路
11により制御されて、フィールドメモリ5はダミーデ
ータ送出期間にx個の代表点データを出力し、代表点メ
モリ21に格納された代表点データを更新する。これ
で、代表点メモリ21の容量は従来の1/yに縮小でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオカメラ等にお
いて画像の手振れを検出して補正する手振れ補正装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】手振れ補正装置とは、例えばビデオカメ
ラにおいて、CCD(固体撮像素子)の画像データから
撮影時の手振れを検出し、各フィールド間の画像の揺れ
を防止するものである。
【0003】このため、CCDからの画像データを一旦
フィールドメモリに取り込み、動き検出回路で画像の手
振れによる動きベクトルを検出し、この動きベクトルに
基づいてフィールドメモリからの画像データの読み出し
を補正することにより、各フィールド間における画像の
揺れが補正される。
【0004】図3は、CCDの画像領域に添って画枠を
設定した場合に、フィールドメモリから出力される手振
れ補正後の出力画像領域を示す図である。
【0005】即ち、CCD上の画像領域(画枠領域)
は、出力画像領域と補正可能な最大の動きベクトルに見
合う補正領域とから構成される。図は、出力画像領域が
画枠領域の中央に位置する場合を示す。
【0006】このように、出力画像領域が画枠領域より
も小さい場合、画像データの補間による画像の拡大が必
要である。
【0007】図4(A)は、補間回路6を示すブロック
図、図4(B)は3/2倍に拡大する場合の同回路の動
作を示すタイミング図、図4(C)は補間結果を示す図
である。
【0008】図4(A)において、CCDから読み出さ
れた画像データは、各水平走査期間Hに走査線データY
i(但し、i=0,1,2,・・・)として順次入力す
る。入力する走査線データYiは乗算器61により係数
C0が乗算された後、加算器65に入力する。これと同
時に走査線データYiは、スイッチ62を介して1H遅
延線63に入力し、1水平走査期間(1H)遅延した
後、乗算器64により係数C1が乗算されて加算器65
に入力する。加算器65は乗算器61,64からの両出
力を加算し、出力走査線データyiを出力する。
【0009】3/2倍に拡大する場合における補間回路
6のライン補間動作を示す図4(B)において、各走査
線データYi(Y0,Y1,Y2,・・・)は順次図示
のように入力するが、走査線データY0、若しくは2つ
の走査線データY1とY2,Y3とY4,・・・を入力
した後の1水平走査期間(1H)は、ダミーデータDM
を入力する。
【0010】スイッチ62は走査線データの入力期間中
はa側に、またダミーデータDMの入力期間中はb側に
切り換えられるので、1H遅延線63は、1水平走査期
間(1H)遅れの各走査線データY0,Y0,Y1,Y
2,Y2,Y3,Y4,Y4,・・・を乗算器64に出
力する。
【0011】乗算器61の係数C0は、水平走査期間
(H)に同期して、図示のように0,2/3,1/3と
なるように制御され、また乗算器64の係数C1は、同
様に1,1/3,2/3となるように制御されるので、
加算器65から1H遅れで出力される補正後の走査線デ
ータyiは次のようになる。
【0012】
【数1】
【0013】図4(C)に、入力する各走査線データY
iを実線で、また、補間後の各走査線データyiを点線
で示す。
【0014】上述、垂直方向への画像拡大と同時に水平
方向への拡大も必要であるが、周知の技術であるので説
明は省略する。また、図3において、補正後の出力画像
領域と画枠が一致する場合、即ち、CCDを拡張するこ
とによって補正領域を形成した場合、上述のような画像
の拡大は不要であるが、CCDの全画像領域の読み出し
クロックを基準とすれば、手振れ補正後の画像領域は、
同様に数ライン毎にダミーデータDMを挿入して出力さ
れ、補間回路6の代わりにデータ変換回路を用いてダミ
ーデータDMの除去が行なわれる。即ち、この場合でも
同様にフィールドメモリからデータ変換回路への出力が
休止するダミーデータ送出期間が存在する。
【0015】次に、手振れ補正を行なうために必要な動
きベクトルの検出法について、代表点方式の場合を例と
して説明する。
【0016】図5は、代表点方式による動きベクトル検
出法の説明図である。
【0017】図において、Aij(n−1)はCCDか
ら出力される第(n−1)フィールドの画像データ、P
0,P1,P2,・・・,P5はCCDの各フィールド
に共通の代表点であり、その画素データを第(n−1)
フィールドから抽出した場合にはAk(n−1)、第n
フィールドから抽出した場合にはAk(n),・・・と
表記する。代表点の設定数は任意であるが、説明を簡明
にするため、この例では水平方向に2(=x)点、垂直
方向に3(=y)点、計6点とする。従って、代表点デ
ータAk(n−1)(但し、k=0,1,2,・・・,
5)はAij(n−1)の一部である。
【0018】Wkは代表点Pkを原点とする動きベクト
ルの捜索範囲、Qは捜索範囲Wk内の全ての捜索点、A
k(Q)は捜索点Qの画素データである。ここで、捜索
点Qは各代表点Pkを原点とする捜索範囲Wk内の相対
座標で表わされるので、各捜索範囲Wkに共通の座標点
である。
【0019】U00は捜索範囲W0,W1の上限走査
線、U01は下限走査線である。同様に、U10は捜索
範囲W2,W3の上限走査線、U11は下限走査線であ
り、U20は捜索範囲W4,W5の上限走査線、U21
は下限走査線である。
【0020】なお、上記の符号中、フィールド番号を示
す(n−1),(n),・・・が明らかな場合には省略
し、例えば代表点データAk(n−1)を単にAkと表
記する。
【0021】捜索範囲Wk内の全ての捜索点Qについ
て、それぞれ残差Sを求める。各残差Sのうち捜索点Q
(l,m)(但し、(l,m)は各代表点Pkを原点と
する座標)における残差S(l,m)が最小の残差であ
る時、各原点Pkを始点とし、捜索点Q(l,m)を終
点とするベクトルを、第(n−1)フィールドに対する
第nフィールドの動きベクトルV(n)とする。ここ
で、各残差Sは次のように求められる。
【0022】
【数2】
【0023】図6は従来の手振れ補正装置の一例を示す
ブロック図であり、その動作を図7に示すタイミング図
を参照して説明する。
【0024】時刻Tn迄に、(x×y)ワードの代表点
メモリ2には第(n−1)フィールドの代表点データA
k(n−1)が格納され、動き検出回路3により第(n
−2)フィールドに対する第(n−1)フィールドの動
きベクトルV(n−1)が検出され、アドレス制御回路
4により動きベクトルV(n−1)が基準フィールド、
例えば第1フィールド以降の累積動きベクトルVtに加
算されて、手振れ補正用の読み出しアドレスADRが出
力され、フィールドメモリ5には第(n−1)フィール
ドの画像データAij(n−1)が格納されている。
【0025】次の第nフィールド期間、すなわち期間
(Tn〜Tn+1)における動作は次の通りである。
【0026】1)入力信号1として第nフィールドの画
像データAij(n)が入力する。
【0027】2)代表点メモリ2は、残差計算のため第
(n−1)フィールドの代表点データAk(n−1)を
出力(読み出し)しながら、入力信号Aij(n)のう
ち第nフィールドの代表点データAk(n)を格納(書
き込み)する。
【0028】3)動き検出回路3は、まず、入力信号A
ij(n)のうち、各捜索範囲Wk内の各捜索点Qの画
素データAk(Q)と、代表点メモリ2から入力する代
表点データAk(n−1)とから、「数2」により全て
の残差Sを計算する。
【0029】次に、全ての残差Sのうち、最小の残差S
(l,m)を求め、ベクトル(l,m)を以て第(n−
1)フィールドに対する第nフィールドの動きベクトル
V(n)とする。
【0030】4)アドレス制御回路4は、まず、時刻T
nまでに動き検出回路3から出力される第(n−1)フ
ィールドの動きベクトルV(n−1)を、第1フィール
ドから第(n−2)フィールドまでの動きベクトルの累
加算値Vtに加算する(Vt=Vt+V(n−1))。
【0031】次に、期間Tn〜Tn+1において、第
(n−1)フィールドの手振れによる画像の揺れを補正
するために、累積動きベクトルVt分だけアドレスシフ
トした第(n−1)フィールド用の読み出しアドレスA
DR(n−1)をフィールドメモリ5に出力する。
【0032】5)フィールドメモリ5は、アドレス制御
回路4から出力される第(n−1)フィールド用の読み
出しアドレスADR(n−1)により、手振れ分だけア
ドレスシフトした第(n−1)フィールドの画像データ
Aij(n−1)を出力(読み出し)しながら、入力信
号Aij(n)を格納(書き込み)する。
【0033】6)補間回路6は、フィールドメモリ5か
ら出力される手振れ補正後の画像データAij(n−
1)に対して、前述のような補間による画像拡大処理を
行ない、第(n−1)フィールドの画像として出力す
る。
【0034】他の期間(Tn−1〜Tn),(Tn+1
〜Tn+2),・・・においても、上述と同様の動作が
繰り返し行なわれる。
【0035】なお、上述の従来装置において、フィール
ドメモリ5の読み書きは次のように行なわれる。第(n
−1)フィールドの出力画像領域のうち、既に補間回路
6に出力し終った領域、並びに、この出力画像領域の外
側の出力されない領域(補正領域)に、入力する第nフ
ィールドの画像データAij(n)が順次重ね書きされ
る。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来装置にお
いて、代表点メモリには、フィールド当り水平方向にx
点、垂直方向にy点ずつ設定した全ての代表点(x×y
個)の画素データ(x×yワード)Akを格納しなけれ
ばならないため、確度の高い動きベクトルを得るために
代表点数を増やすには代表点メモリを大容量化しなけれ
ばならず、回路規模が増大してしまうという欠点があっ
た。
【0037】そこで、この発明は、1フィールド期間中
に代表点メモリの更新を可能とし、代表点メモリには全
ての代表点データ(x×yワード)のうち一部(xワー
ド)のみを格納することにより、代表点メモリの容量を
1/y倍に削減することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明においては、格納した第nフィールド(但
し、nは任意の自然数)の画像データを順次出力しなが
ら、入力する第(n+i)フィールド(但し、iは正の
整数)の画像データを順次格納するフィールドメモリ
と、第nフィールドに対する第(n+i)フィールドの
動きベクトルを検出するために複数の代表点データを格
納する代表点メモリとを有する手振れ補正装置におい
て、複数の代表点データを一部宛複数回に分けてフィー
ルドメモリから代表点メモリに出力させる制御回路を有
し、複数の代表点データが上記フィールドメモリから出
力される度に代表点メモリの内容が更新されることを特
徴とするものである。
【0039】
【作用】この発明の一実施例を示す図1において、動き
検出回路3は順次入力する第nフィールドの画像信号A
ij(n)と、代表点メモリ21から入力する第(n−
1)フィールドの代表点データAkとから第(n−1)
フィールドに対する第nフィールドの動きベクトルV
(n)を検出して、アドレス制御回路4に出力する。代
表点はフィールド当り水平方向にx点、垂直方向にy
点、合計xy点に設定され、代表点メモリ21には、x
y個のうちx個の代表点データが格納される。
【0040】また、入力する画像信号Aij(n)は、
フィールドメモリ5に書き込まれる。
【0041】第(n+1)フィールドの画像信号Aij
(n+1)の入力が開始されるまでに、アドレス制御回
路4は入力する動きベクトルV(n)を第(n−1)フ
ィールドまでの全ての動きベクトルの累加算値に加算
し、得られた累加算値を補正するようにシフトした読み
出しアドレスADRをスイッチ12を介してフィールド
メモリ5に出力する。
【0042】第(n+1)フィールドの画像信号Aij
(n+1)が入力する期間における動作は次の通りであ
る。
【0043】フィールドメモリ5に格納された第nフィ
ールドの画像データAij(n)は読み出しアドレスA
DRによって読み出され、動き補正された第nフィール
ドの画像データとしてスイッチ13を介して補間回路6
に順次出力される。これと同時に、フィールドメモリ5
には入力する第(n+1)フィールドの画像信号Aij
(n+1)が順次書き込まれる。
【0044】補間回路6への第nフィールドの画像デー
タ送出において、補間処理のため、例えば水平走査線
(3H)につき1Hはダミーデータが送出される。この
ダミーデータ送出期間(1H)、スイッチ12と13は
a側に切り換えられ、アドレス制御回路11のアドレス
出力ADにより、フィールドメモリ5からはx個の代表
点データが出力され、代表点メモリ21に書き込まれ
る。このようのなx個の代表点データの更新は、フィー
ルド当りy回行なわれるので、動き検出回路3はxy個
の代表点に基づいて動きベクトルV(n+1)の検出が
行える。これで、代表点メモリ21の容量は、従来のx
yワードから本発明のxワードへ、1/yに縮小され
る。
【0045】この発明の他の実施例を示す図2におい
て、フィールドメモリ51は2つの出力ポートを有し、
画像データの出力と代表点データの出力とが同時に行え
るので、ダミーデータの送出期間等を利用する必要はな
く、代表点データの更新は随時可能である。
【0046】
【実施例】続いて、この発明の実施例について、図面を
参照して詳細に説明する。
【0047】図1は、この発明の一実施例を示すブロッ
ク図であり、図6に示した従来例と共通の部分には同一
符号を付して、重複説明を省略する。
【0048】代表点メモリ21は、従来の(x×y)ワ
ードからxワードにメモリ容量が削減されている。従っ
て、図5に示す例においては水平方向に設定された2
(=x)つの代表点(P0とP1)、(P2とP3)ま
たは(P4とP5)の画素データ(A1とA2)、(A
2とA3)または(A4とA5)のみが格納される。
【0049】代表点用のアドレス制御回路11は、スイ
ッチ12を介してフィールドメモリ5に読み出しアドレ
スADを出力し、フィールドメモリ5はスイッチ13を
介して代表点メモリ21に2つの代表点データ(A2と
A3)、(A4とA5)または(A0とA1)を出力す
ることにより、代表点メモリ21に格納された2つの代
表点データが更新される。
【0050】1フィールド期間、例えば図7に示す期間
(Tn〜Tn+1)における代表点データの更新は、次
のタイミングで行なわれる。
【0051】1)時刻Tn(図7)までに、フィールド
メモリ5には第(n−1)フィールドの画像データAi
j(n−1)が格納される。
【0052】2)期間(Tn〜Tn+1)において、ス
イッチ12を介してアドレス制御回路4から与えられる
読み出しアドレスADRにより、フィールドメモリ5は
スイッチ13を介して補間回路6に第(n−1)フィー
ルドの画像データAij(n−1)を順次出力する。こ
れと同時に、フィールドメモリ5は入力信号Aij
(n)を順次取り込む。ここで、フィールドメモリ5か
ら補間回路6への画像データAij(n−1)の送出に
は、図4で前述のように、例えば3水平走査期間(3
H)につき1Hの割合でダミーデータDMの送出期間が
ある。フィールドメモリ5の出力が休止するこのダミー
データ送出期間、スイッチ12,13を共にa側に切り
換え、アドレス制御回路11から代表点データ(A0
(n−1)とA1(n−1)),(A2(n−1)とA
3(n−1))または(A4(n−1)とA5(n−
1))の読み出しアドレスADを与え、フィールドメモ
リ5から出力される代表点データによって代表点メモリ
21の更新を行なう。更新のタイミングは次の通りであ
る。
【0053】2−1)時刻Tnから捜索範囲W0,W1
の上限走査線U00(図5)の入力までのダミーデータ
送出期間に、代表点P0,P1の画素データA0(n−
1),A1(n−1)をフィールドメモリ5から出力し
て代表点メモリ21に書き込む。
【0054】2−2)捜索範囲W0,W1の上限走査線
U00の入力以後下限走査線U01の入力までの期間、
動き検出回路3は捜索範囲内の全捜索点Qのそれぞれに
ついて、次の残差計算を行なう。
【0055】 S=S+|A0(Q)−A0(n−1)|+|A1(Q)−A1(n−1)| 但し、各残差Sは時刻Tnにおいてリセットされている
ものとする。
【0056】2−3)捜索範囲W0,W1の下限走査線
U01の入力以後捜索範囲W2,W3の上限走査線U1
0の入力までのダミーデータ送出期間に、代表点P2,
P3の画素データA2(n−1),A3(n−1)をフ
ィールドメモリ5から出力して代表点メモリ21に書き
込む。
【0057】2−4)捜索範囲W2,W3の上限走査線
U10の入力以後下限走査線U11の入力までの期間、
動き検出回路3は捜索範囲内の全捜索点Qのそれぞれに
ついて、次の残差計算を行なう。
【0058】 S=S+|A2(Q)−A2(n−1)|+|A3(Q)−A3(n−1)| 2−5)捜索範囲W2,W3の下限走査線U11の入力
以後捜索範囲W4,W5の上限走査線U20の入力まで
のダミーデータ送出期間に、代表点P4,P5の画素デ
ータA4(n−1),A5(n−1)をフィールドメモ
リ5から出力して代表点メモリ21に書き込む。
【0059】2−6)捜索範囲W4,W5の上限走査線
U20の入力以後下限走査線U21の入力までの期間、
動き検出回路3は捜索範囲内の全捜索点Qのそれぞれに
ついて、次の残差計算を行なう。
【0060】 S=S+|A4(Q)−A4(n−1)|+|A5(Q)−A5(n−1)| これで、全捜索点のそれぞれについての残差Sは、「数
2」通りに求まる。
【0061】全ての残差Sのうち、最小の残差S(l,
m)を求め、ベクトルV(l,m)を第(n−1)フィ
ールドに対する第nフィールドの動きベクトルV(n)
としてアドレス制御回路4に出力する。上記以外の動作
は図6に示した従来例と同様であり、重複説明を省略す
る。
【0062】なお、代表点データの更新をダミーデータ
DMの送出期間に行なうためには、上述の例、すなわち
ダミーデータDMの送出期間が3走査線毎に1本の場
合、下限走査線U01,U11と、次の上限走査線U1
0,U20との間に3走査線以上の間隔が必要である。
これが3走査線未満の場合、あるいは例えば捜索範囲W
0およびW1の下方と捜索範囲W2およびW3の上方が
それぞれ重なり合う場合には、その代表点データA0,
A1,A2およびA3を代表点メモリに同時に格納する
ようにすればよい。この場合、代表点メモリは2xワー
ドの容量が必要となる。
【0063】また、ダミーデータ送出期間の替わりに、
水平ブランキング期間を利用して、代表点データの上述
のような更新を行なってもよい。
【0064】図2は、この発明の他の実施例を示すブロ
ック図であり、図1に示した実施例と共通の部分には同
一の符号を付して重複説明を省略する。
【0065】この実施例においては、フィールドメモリ
51として2つの出力ポートを有するマルチポートメモ
リが用いられている。この場合、フィールドメモリ51
は、出力1として補間回路6に画像データを出力すると
同時に、出力2として代表点メモリ2に代表点データを
出力することができるので、第1実施例のようにダミー
データ送出期間や、水平ブランキング期間を利用する必
要はなく、代表点データの更新が随時可能である。
【0066】上述したこの発明において、フィールドメ
モリ5または51の読み書きは次のように行なわれる。
第(n−1)フィールドの出力画像領域のうち、既に補
間回路6への出力が終了した領域並びにこの出力画像領
域の外側の出力されない領域(補正領域)で、かつ、代
表点メモリ21への代表点データAk(n−1)の出力
が終了した領域に、入力する第nフィールドの画像デー
タAij(n)が順次重ね書きされる。
【0067】なお、上述の実施例において、代表点数x
×yを6点とする場合を説明したが、これは説明を簡明
にするためであり、設定する代表点数は任意である。ま
た、補間回路による画像拡大倍率を3/2倍としたが、
これも任意である。更に、第(n−1)フィールドに対
する第nフィールドの動きベクトルV(n)を検出する
場合、すなわち、両フィールド間の差が1の場合につい
て上述したが、これも任意である。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、1フィールド当り水
平方向にx点および垂直方向にy点、合計x×y点の代
表点を設定して動きベクトルを求めて画像の手振れを補
正する場合に、代表点メモリにはx個の代表点データの
みを格納し、代表点用のアドレス制御回路によりフィー
ルドメモリから代表点データを出力させて代表点メモリ
に格納された代表点データをダミーデータ送出期間や水
平帰線期間を利用して各フィールド当りy回更新するよ
うにしたので、代表点メモリの容量を従来の1/yに縮
小することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】手振れ補正後の画像領域を示す説明図である。
【図4】補間回路6のブロック図および動作説明図であ
る。
【図5】動き検出回路3の動作説明図である。
【図6】従来の手振れ補正装置を示すブロック図であ
る。
【図7】同装置の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 入力信号 2 代表点メモリ(x×yワード) 3 動き検出回路 4 アドレス制御回路 5 フィールドメモリ 6 補間回路 7 出力信号 11 アドレス制御回路(代表点用) 12,13 スイッチ 21 代表点メモリ(xワード) 51 フィールドメモリ(2出力ポート) 61,64 乗算器 62 スイッチ 63 1H遅延線 65 加算器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 格納した第nフィールド(但し、nは任
    意の自然数)の画像データを順次出力しながら、入力す
    る第(n+i)フィールド(但し、iは正の整数)の画
    像データを順次格納するフィールドメモリと、第nフィ
    ールドに対する第(n+i)フィールドの動きベクトル
    を検出するために複数の代表点データを格納する代表点
    メモリとを備えた手振れ補正装置において、上記複数の
    代表点データを一部分宛複数回に分けて上記フィールド
    メモリから上記代表点メモリに出力させる制御回路を有
    し、上記複数の代表点データが上記フィールドメモリか
    ら出力される度に上記代表点メモリの内容が更新される
    ことを特徴とする手振れ補正装置。
JP3150652A 1991-06-21 1991-06-21 手振れ補正装置 Pending JPH057328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3150652A JPH057328A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 手振れ補正装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263898A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Seiichi Manabe 膜の性能および完全性試験用の水酸化第二鉄コロイド粒子を分散した水溶液およびその製法
US7565068B2 (en) 2005-07-22 2009-07-21 Fujifilm Corporation Image-taking apparatus
US8551068B2 (en) 2008-08-22 2013-10-08 Circle Biologics, Inc. Fluid management devices and methods

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