JPH0573237U - エンジンリヤプレート部のシール構造 - Google Patents

エンジンリヤプレート部のシール構造

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JPH0573237U
JPH0573237U JP3794891U JP3794891U JPH0573237U JP H0573237 U JPH0573237 U JP H0573237U JP 3794891 U JP3794891 U JP 3794891U JP 3794891 U JP3794891 U JP 3794891U JP H0573237 U JPH0573237 U JP H0573237U
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JP
Japan
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rear plate
engine
crankshaft
cylinder block
clutch housing
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Pending
Application number
JP3794891U
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English (en)
Inventor
末永信二
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 泥水の侵入を確実に阻止すると共に、クラッ
チハウジングの組立・分解が容易で、しかも薄板の絞り
形状でありながらエンジンリヤプレートに必要な強度を
充分確保できるエンジンリヤプレート部のシール構造を
提供することを目的とする。 【構成】 ボルト結合する外周寄り側を除いたリヤプレ
ート15の外方寄り側をエンジン2のシリンダブロック
1側に向け環状に凹陥させ、リヤプレート15の中央部
にクランク軸メタル部3の嵌合孔18を設けると共に、
リヤプレート15とメタル部3の接合部にシール材19
を介装させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として農用トラクタのエンジンシリンダブロックとクラッチハウ ジング間に介在させるエンジンリヤプレート部のシール構造に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
農用トラクタ等においては、クラッチハウジングとエンジンのシリンダブロッ ク側は一般にエンジンリヤプレートを介して連結されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、エンジンのシリンダブロックは、一般に背面(後面)側が平坦ではな くクランク軸サポート用のメタル部が後方に向け突出しており(オイルパンも突 出したものもある)、通常の方法では外部からクラッチハウジング内に泥水が侵 入するのを防止することは困難であった。特に、農用トラクタは畑作業のみなら ず代かき等の泥水に晒される水田作業も行なうものであり、クラッチハウジング が一般にステップ近傍の低位置に配設されていることと相俟って外部よりの泥水 侵入は免れ得ないものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るエンジンリヤプレート部のシール構造は、上記のような実状に基 づきなされたものであって、ボルト結合する外周縁側を除いたリヤプレートの外 方寄り側をエンジンのシリンダブロック側に向け環状に凹陥させ、リヤプレート の中央部にクランク軸のメタル部が嵌入する嵌合孔を設けると共に、リヤプレー トとクランク軸メタル部の接合部にシール材を介装させたことを要旨とするもの である。
【0005】
【作用】 リヤプレートとクランク軸のメタル部の接合部にシール材を介装させてあるの でシール効果が確実となり、クラッチハウジング内に泥水が侵入するのが阻止さ れる。また、リヤプレートの外周縁がエンジンのシリンダブロック後面より後方 に向け退避した形状となるのでクラッチハウジング結合用のボルトとエンジンシ リンダブロックの干渉を防止することができる。
【0006】
【実施例】
本考案の構成を図面に示された一実施例に基づき説明する。1は農用トラクタ に搭載されたエンジン2のシリンダブロックで、その背面側にはクランク軸のメ タル部3が後方へ向け突出状に一体形成されている。4はオイルパンである。5 はクラッチハウジングで、該クラッチハウジング5は伝動ケース6を介し機体後 部に配設された図示外のトランスミッションケースに一体的に連結されており、 エンジン2の動力はクラッチ7によりドライブシャフト8を経由してトランスミ ッションケース内に導入され、該トランスミッションケース内で適宜変速された 後、後輪の車軸に、また図示外の前輪駆動軸を介して前輪の車軸に伝達され、さ らに機体後部のPTO軸に伝達されるようになっている。9はフライホイール、 10はクラッチディスクアセンブリ、11はクラッチカバー、12はプレッシャ ープレート、13はワイヤリング、14はダイヤフラムスプリングである。15 はエンジン2のリヤプレートで、該リヤプレート15は金属薄板を絞り形状に構 成したものである。即ち、クラッチハウジング5と結合用ボルト16でボルト結 合される外周縁を除いたリヤプレート15の外周寄り側を全周にわたりエンジン 2のシリンダブロック1側に向け絞り状に凹陥させて環状の凹陥部17が設けら れている。そして、リヤプレート15の中央部に前記クランク軸のメタル部3が 嵌入する嵌合孔18が設けられている。また、リヤプレート15とクランク軸の メタル部3の接合部にシール材19が介装されている。図示のものはクランク軸 のメタル部3に、鍔部19aを一体に設けた円筒状のゴムからなるシール材19 を貼着したもので、このシール材19の円筒部19bはリヤプレート15の嵌合 孔18の内周面に弾発的に接合すると共に鍔部19aはメタル部3とリヤプレー ト15間に挟着され確実な水密効果を果たすようになっている。20はリヤプレ ート15の取付ボルトで、リヤプレート15の凹陥部17側からメタル部3回り のシリンダブロック1後面側に複数個螺入されている。
【0007】 さて、リヤプレート15とクランク軸メタル部3の接合部にはシール材19を 介装させてあるので、クラッチハウジング5の組付け後はリヤプレート15とク ランク軸メタル部3はこのシール材19を介して水密状に密着した取付構造とな る。このため、水田作業等において、泥水がクラッチハウジング5内に侵入する のがシール材19により確実に阻止される。また、リヤプレート15は金属製の 薄板で形成したものでありながら、ボルト結合する外周縁側を除いた外方寄り側 をエンジン2のシリンダブロック1側に向け環状に凹陥させてあるので、エンジ ン2のリヤプレート15に必要とされる強度を充分確保できるうえ、リヤプレー ト15の外周縁がエンジン2のシリンダブロック1の背面より後方に向け退避し た形状となるのでクラッチハウジング結合用のボルト16がエンジンシリンダブ ロック1と干渉することがなく、そのためクラッチハウジング5の組立・分解が 容易となる。
【0008】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成したので、クラッチハウジング結合用ボルトとエ ンジンのシリンダブロックとの干渉を防止でき、クラッチハウジングの組立・分 解を容易に行なうことができると共に、外部からクラッチハウジング内に泥水等 が侵入するのを確実に阻止することができるうえ、リヤプレートの強度を一層高 めることができる等構造簡単なものでありながら極めて有用な実用的効果を奏す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の断側面図である。
【図2】シール材の斜視図である。
【符号の説明】
1 シルンダブロック 2 エンジン 3 クランク軸のメタル部 5 クラッチハウジング 7 クラッチ 15 リヤプレート 16 結合用ボルト 17 凹陥部 18 嵌合孔 19 シール材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト結合する外周縁側を除いたリヤプ
    レートの外方寄り側をエンジンのシリンダブロック側に
    向け環状に凹陥させ、リヤプレートの中央部にクランク
    軸のメタル部が嵌入する嵌合孔を設けると共に、リヤプ
    レートとクランク軸メタル部の接合部にシール材を介装
    させたことを特徴とするエンジンリヤプレート部のシー
    ル構造。
JP3794891U 1991-04-24 1991-04-24 エンジンリヤプレート部のシール構造 Pending JPH0573237U (ja)

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JP3794891U JPH0573237U (ja) 1991-04-24 1991-04-24 エンジンリヤプレート部のシール構造

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JPH0573237U true JPH0573237U (ja) 1993-10-08

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