JPH0572794B2 - - Google Patents

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JPH0572794B2
JPH0572794B2 JP58210938A JP21093883A JPH0572794B2 JP H0572794 B2 JPH0572794 B2 JP H0572794B2 JP 58210938 A JP58210938 A JP 58210938A JP 21093883 A JP21093883 A JP 21093883A JP H0572794 B2 JPH0572794 B2 JP H0572794B2
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noise
signal
tracking
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counter
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JP58210938A
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Yasunori Kobori
Chikayuki Okamoto
Hideo Nishijima
Masataka Sekya
Isao Fukushima
Takashi Takahashi
Shinya Ichimura
Tsunehiko Tejima
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置の可変速再生に係
り、特に自動的にノイズを追込むトラツキングに
好適な可変速再生制御回路に関する。
〔発明の背景〕
本出願人は磁気記録再生装置(以下VTRと略
記する)の可変速再生時(2倍速・3倍速クツク
や逆転再生など)におけるトラツキング制御回路
として先に次なるものを提案している。即ち可変
速再生時にノイズ位相を検出したノイズ信号と、
シリンダの回転信号とを位相比較し、テープ駆動
を担うキヤプスタンモータを制御駆動するもので
ある。通常記録されたテープを、可変速再生する
場合には、上記方式で十分な性能が得られる。
しかしながら、テープ傷によるドロツプアウト
の激しいテープを再生した場合や、過渡時に発生
し易いドロツプアウトが生じた場合には、ノイズ
検出手段が誤動作するため、位相比較手段が激し
く乱れてキヤプスタンモータが大きく揺れること
があつた。このためドロツプアウトが無くなつた
後にも拘らずキヤプスタンモータは位相同期から
外れた状態がしばらく続き、その結果として再生
画面上にノイズが現れるということがあつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上記点に鑑み、可変速再生時途
中で発生するドロツプアウト等にも影響を受けな
い自動トラツキング装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明の要点は、可変速再生の開始と共にノイ
ズ位置を自動的に画面外の目的位置に追い込むた
めに、ノイズ位置と目的位置の位置ずれを検出
し、これに見合つた量だけトラツキング遅延量を
変化させ、かつ位置ずれが解消された時点で上記
の自動ノイズ追い込みを中断するところにある。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す可変速再生トラ
ツキング装置のブロツク図である。同図におい
て、1は磁気テープ、2はキヤプスタンモータ、
3は加算アンプ、4は速度制御回路、5は周波数
発電機、6は位相制御回路、7はコントロールへ
ツド、8はトラツキングモノマルチ、9はプリト
ラツキングモノマルチ、10は基準信号発生器、
11はシリンダモータ、12は駆動アンプ、13
は位相制御回路、14はシリンダの回転位相検出
器、15はへツドスイツチ信号発生回路、16は
ビデオへツド、17は信号処理回路、18はノイ
ズ検出回路、19はノイズ位置自動制御手段、2
0はスイツチである。
次に動作を説明する。まず通常再生時の動作を
説明すると、テープ1を駆動するキヤプスタンモ
ータ2には、速度制御回路4と位相制御回路6に
より速度・位相制御が施され、一定速度でかつ所
定位相で制御駆動されている。またシリンダモー
タ11にも同様に速度制御(図示せず)と位相制
御が施され、一定速度、所定位相で制御駆動され
ている。ここで、位相制御回路6,13では入力
する2つの信号の位相差が無くなるように、それ
ぞれのモータ2,11を制御している。またスイ
ツチ20は固定端子a側に接続されトラツキング
モノマルチ8(以下モノマルチをMMと略記す
る)には基準信号発生器10から第2図cに示す
如く、基準信号REF−Bが入力されている。し
たがつて、位相制御回路6には第2図dに示す如
く、上記トラツキングMM8の出力信号とコント
ロールへツドから第2図eに示す如くコントロー
ル信号(以下CTL信号と略称する)が入力され
ている。同時にシリンダ系の位相制御回路13に
は、基準信号発生器10から第2図bに示す如く
上記REF−Bとは位相が逆相の基準信号REF−
Aが入力され、他の入力としてシリンダモータ1
1から第2図aに示す如く回転検出信号を波形整
形したへツドスイツチ信号(以下HS信号と略称
する)が印加されている。なお、前記基準信号、
へツドスイツチ信号等はへツド位相信号と呼ぶこ
とができる。
上記信号の関係を第2図により説明する。一般
に記録時と再生時のビデオへツド16がテープ1
上をトレースする関係が一致した状態を、ジヤス
トトラツキングと呼ぶが、この状態を実現するに
は第2図aのHS信号と同図eのCTL信号の位相
を一致させる必要がある。この位相関係はVTR
セツトによつて多少ばらつくため一般にトラツキ
ングMM8を設けて調整できるように配慮されて
いる。
次に可変速再生時の自動トラツキングの一実施
例として3倍速クイツクを考える。このときテー
プ1の移動速度つまりキヤプスタンモータ2の回
転速度は、速度制御回路4により通常の3倍に設
定される。この状態でのビデオへツド16のトレ
ス状態は、周知の如く第3図のようになる。同図
は記録テープパターンと再生トレース状態を示し
たものであり、21は記録トラツク22は再生へ
ツドトレース軌跡、23はCTL信号である。ま
た同図状態Aは、トラツキングMM8を全く変化
させない場合を示し、状態Bは最適トラツキング
状態にした場合を示している。このとき、信号処
理回路17からの再生エンベロープ波形を第4図
に対応して示す。
第3図において、記録トラツク21はビデオへ
ツド16の正アジマスへツドと負アジマスへツド
で交互に記録されたものであり、したがつて再生
時には正アジマス記録トラツクは正アジマスへツ
ドで、負アジマス記録トラツクは負アジマスへツ
ドで再生する必要がある。第3図の状態Aのよう
にトラツキングを変えることなくクイツク再生を
行なうと同一アジマストラツクをトレースする部
分はトレースの開始部と最終部のみとなり、第4
図の状態Aのエンベロープ波形となる。ここでエ
ンベロープ波形の小さい部分が再生画面上のノイ
ズ部分に一致し、したがつてこの状態では半分以
上がノイズ状態となる。しかもHS信号の両端が
再生画面の垂直帰線期間に一致していることよ
り、ノイズ部分は画面中央部となり非常に見苦し
い状態となつてしまう。
そこで、上記状態Aより最適トラツキングの状
態Bにするには少なくともトラツキング位相を60
度だけ前後させる必要がある。この状態Bではエ
ンベロープの最小値つまり再生画面中のノイズ部
分はHS信号の両端部つまり垂直帰線期間に一致
し、再生画面上にノイズが現われることはない。
逆にいえば再生画面中にノイズを画面外に追い込
むには、ノイズ位置がHS信号の両端部に一致す
るように、トラツキングを変化させれば良いこと
が理解される。
そこで第1図の実施例のように可変速再生時に
スイツチ20を固定端子b側に接続して、トラツ
キングMM8の前段にプリトラツキングMM9を
設け、この遅延量を制御してやれば良いことが理
解される。つまり信号処理回路17の出力信号よ
りノイズ検出器18によりノイズ位置を検出し、
この検出したノイズ信号をHS信号と共に後段の
ノイズ位置自動制御手段19に印加する。このノ
イズ位置自動制御手段19では、ノイズ信号から
HS信号までの位相差あるいは時間差を計測し、
プリトラツキングMM9の遅延量がこの計測した
時間差に見合うように次段プリトラツキングMM
9を制御する。その後再びノイズ位置とHS信号
の両端との時間差を計測し、計測した時間差を累
積してプリトラツキングMM9の遅延量を制御す
る。
以上のようにノイズ位置の計測と遅延量の制御
が繰り返し実行されて、いづれはノイズ位置は
HS信号の両端に一致する。この状態に達すると
ノイズ位置自動制御手段19はその機能を停止
し、プリトラツキングMM9を制御していた情報
をメモリに保持する。したがつて、その後にドロ
ツプアウト発生などによりプリトラツキングMM
9は変化することなく、一定遅延量を保持するた
め、キヤプスタン系の位相制御回路6は全く誤動
作することなく、安定にノイズを再生画面に追い
込み続けることができる。
次にノイズ位置自動制御手段19とプリトラツ
キングMM9の一実施例を第5図に示す。同図に
おいて、ノイズ位置自動制御手段19は、微分回
路24、パルス発生回路25、カウンタ26、ゲ
ート信号発生回路27、ラツチ28,29、アツ
プダウンカウンタ30、およびANDゲート31,
32,33、インバータ34で構成される。一方
プリトラツキングMM9はデイジタル遅延回路で
あり、遅延カウンタ35、フリツプフロツプ36
(以下FFと略記)、計数値検出器37で構成され
ている。
次に動作を説明する。まずプリトラツキング
MM9は一般に知られているデイジタル的な構成
であり、第6図を用いて説明する。まず基準信号
REF−Bは、FF36のトリガ入力端子Tに接続
され、その立上り端で動作する。またFF36の
データ入力端子Dは接地(論理的“L”レベル)
され、セツト入力端Sには計数値検出器37の検
出出力が接続されている。FF36の正相出力は
次段の遅延カウンタ35のプリセツト入力端子
PSに接続され、そのトリガ入力端Tにはクロツ
ク信号が印加されている。また遅延カウンタ35
の各ビツト出力は、計数値検出器37に入力され
全ビツトが“H”になると計数値検出器37はそ
の出力を“H”に反転する。いまFF36の出力
が、“H”レベルにありしたがつて遅延カウンタ
35はプリセツトされているとする。この状態で
はクロツク信号は受け付けられない。
さて基準信号REF−Bが第6図aのように
“L”から“H”に反転すると、FF36の出力
(同図bは“L”に反転し、遅延カウンタ35は
クロツク信号を計数し始める。このときの計数値
をNとして同図cに示す。計数が進みカウンタの
全ビツトが“H”になると、計数値検出器37は
その出力つまりFF36のS入力(同図d)を
“H”に反転する。この結果FF36はセツトされ
て、瞬時にその出力を“H”に反転し、遅延カウ
ンタ35は再びプリセツトされ、同時に計数値検
出器37の出力も“L”に戻る。
このとき、プリトラツキングMM9の出力とし
てFF36の出力を考えると、REF−Bが立上つ
てから、FF36出力が立上るまでの遅延時間TP
は、クロツク周期をTc、プリセツト値をNo、遅
延カウンタ35のビツト数をnとすると次式で表
わされる。
TP(2n−1−No)Tc したがつて上式のNoを変化させると、遅延時
間TPも変化し、その変化幅は次式で与えられる。
TP=Tc〜(2n−1)Tc たとえば、Tc=0.5ms,n=6とすれば、TP
の最大値は31.5msとなり、ほぼREF−Bの一周
期(33.3ms)になる。
次にノイズ位置自動制御手段19の動作を第7
図を併用して説明する。基本的な動作はノイズ信
号とHS信号の一端が一致するまで、アツプダウ
ンカウンタ30を動作させ、その出力情報により
次段プリトラツキングMM9内の遅延カウンタ3
5のプリセツト値を設定するものである。まずゲ
ート信号発生回路27によりHS信号の両端から
第7図bのようなゲート信号Gを発生する。この
ゲート信号GとHS信号は次段のラツチ28,2
9に入力され、パルス発生回路25からのラツチ
パルスLにより取り込まれる。
一方、ノイズ信号はANDゲート31を介して
上記パルス発生回路25に印加される。このパル
ス発生回路25では、ノイズ信号の入力とともに
まず上記ラツチパルスLを出力し、その直後にト
リカパルスLを出力し、その直後にトリガパルス
Pを出力する。このトリガパルスPはANDゲー
ト32,33を介してカウンタ26、アツプダウ
ンカウンタ30のトリガ入力端Tに印加される。
カウンタ26はクイツク指令信号入力時に、微分
回路24の出力により瞬時にリセツトされ、その
逆相出力は“H”レベルにある。したがつて初
期状態ではANDゲート31はノイズ信号を通過
させる。
いまノイズ信号が第7図のAの状態時に到来し
たとすると、このときのHS信号、ゲート信号G
は共に“H”であり、この結果ラツチパルスLに
よりラツチ28,29の保持情報は“H”とな
る。このときANDゲード33は開た状態となり、
ANDゲート32はインバータ34により閉じた
状態となる。したがつて引き続きパルス発生回路
25より出力されトリガパルスPはアツプダウン
カウンタ30にのみ印加される。ここで、アツプ
ダウンカウンタ30のモードは、そのU/D端子
の入力が“H”のときアツプカウントするモード
とする。またアツプダウンカウンタ30は電源投
入時にイニシヤライズされるものであり、その初
期状態MoはMo=2n-1となつている。ここでnは
カウンタ30のビツト数であり、遅延カウンタ3
5を同一ビツト数とする。したがつて状態Aの時
のトリガパルスPにより、アツプダウンカウンタ
30の計数値Mは、Mo+1=2n-1+1となる。
この結果、遅延カウンタ35のプリセツト値も
同様に2n-1+1となり、プリトラツキングMM9
の遅延量は短かくなる。したがつて第1図におい
て、位相制御回路6に入力する基準信号の位相は
わずかに進むため、テープ1もこれに追従して少
し進んだ状態となる。このとき第3図から判断で
きるようにテープ1が進むと、再生エンベロープ
波形の最小値の位置はテープ1の上端側に近づ
く。つまり再生画面上のノイズ位置は、画面下側
に近づくことになり、第7図cのノイズ信号は後
方に移動することになる。
この結果、しばらく後には第7図のBの状態と
なり、ノイズ位置はHS信号の立下り端に近づく。
さらにこの状態Bにおいても上述と同様にして、
アツプダウンカウンタ30はアツプ方向にカウン
トを繰り返し、ノイズ位置はついにはHS信号の
立下り端つまりゲート信号Gの“L”部分に一致
するCの状態となる。
以上の説明においてはHS信号の“H”ノイズ
位置にノイズ信号が到来した場合について説明し
たが、HS信号の“L”レベル位置にノイズ信号
が来た場合には上記の説明においてアツプモード
をダウンモードにノイズ位置の移動方向を前方に
考えればよい。
この状態Cになると、第5図におけるラツチ2
8はゲート信号Gの“L”を取り込み、その出力
を“L”に反転すする。この結果ANDゲート3
3は閉じた状態に、ANDゲート32は開いた状
態となる。つまりアツプダウンカウンタ30はそ
の情報を保持した状態となり、カウンタ26はパ
ルス発生回路25からのトリガパルスPを計数す
る。このカウンタ26の機能は、状態Cが所定回
数続いた時点でノイズ位置自動制御手段19の動
作を停止させるこことにある。したがつて状態C
がX回繰り返されると、カウンタ26はトリガパ
ルスPをX回計数し、その逆相出力を“L”に
反転させる。これによりANDゲート31は閉じ
るため、その後のノイズ信号を受付けず、したが
つてアツプダウンカウンタ30の保持情報あるい
は遅延カウンタ35の計数値などは決して変化す
ることはない。
その後VTRの電源を切ることなく再びクイツ
ク再生を実行した際にはアツプダウンカウンタ3
0の情報は保持されているため、ノイズ位置はす
ぐに第7図のCの状態に達することが理解されよ
う。
またテープを交換してクイツク再生をした場合
には、これまでトラツキングMM8を再調整して
ノイズ位置を追い込んでいた。しかし、本発明の
実施例では第5図の微分回路24により、クイツ
ク指令が到来する毎にカウンタ26をリセツトし
てノイズ位置自動制御手段19を動作させるた
め、ノイズ位置が再生画面中に出ている場合に
は、上述の操作によりこれを自動的に画面外に追
い出すことができる。
以上の実施例においては、第7図にみられるよ
うにノイズ位置がHS信号の立上り端に近くても、
HS信号の立下り端にノイズを追い込むシステム
であつた。そこでこのノイズ位置をHS信号の近
い方の端に追い込む方式の一実施例を第8図に示
す。同図は第5図のノイズ位置自動制御手段19
のみを示したものであり、第5図に波形整形回路
38を追加したものである。
第9図を併用して動作を説明する。波形整形回
路38にはHS信号入力され、遅延手段などによ
りHS信号を2逓倍した第9図bのHS2信号を発
生する。この信号HS2は次段のラツチ29に印加
されており、第5図と同様にラツチパルスLによ
り取り込まれる。ラツチ29の出力は全く同様に
アツプダウンカウンタ30のアツプダウンモード
を決定する。第9図においてAの状態のようにノ
イズ信号がHS信号の立下り端に近い場合には、
ラツチ29の出力は“H”となり第7図の説明と
全く同様にノイズ位置を自動的にHS信号の立下
り端に追い込む。逆にBの状態のように、ノイズ
位置がHS信号の立上り端に近い場合には、ラツ
チ29の出力は“L”に、アツプダウンカウンタ
30はダウンモードに計数する。この結果第1図
のプリトラツキングMM9の遅延量は大きくなり
テープ1の位相は遅くなり、結局ノイズ位置は前
方へ移動することになる。
ここで第8図の実施例においては、第9図から
理解されるようにノイズ位置の移動範囲はHS信
号の半分で十分である。このことはアツプダウン
カウンタ30と遅延カウンタ35の構成を1ビツ
ト分少なくできることを意味している。
以上の実施例におけるノイズ位置自動制御手段
19の説明においてはアツプダウンカウンタ30
を用いたが、ノイズ位置計測手段と加算器とメモ
リ手段を用いても同様な自動制御が実現できる。
次にこの方法による一実施例を説明する。
第10図に本発明の他の一実施例を示す。同図
は第1図、第5図におけるノイズ位置自動制御手
段19のみを示したものでり、コントローラ3
9、時間差計測手段40、ラツチ41,42、加
算器43、メモリ手段44で構成される。コント
ローラ39にはスチル指令信号、HS信号、ノイ
ズ位置信号が入力され、その出力で時間差計測手
段40,27のラツチ41,42をコントロール
している。
次に動作を説明する。まずスチル指令信号が入
力されるとコントローラ39は時間差計測手段4
0を動作させる。この時間差計測手段40ではノ
イズ位置信号からHS信号端までの時間を計測す
る。この計測には一般的なカウンタ手段とクロツ
ク信号を用いれば容易に実現できる。計測が終了
するとコントローラ39からのラツチ指令Lによ
り、計測情報をラツチ41に取り込む。同時にメ
モリ手段44の内容もラツチ42に取り込む。そ
れぞれのラツチ情報は加算器43に印加され、そ
の加算出力を再びメモリ手段44に記録する。メ
モリ手段44の出力は第5図アツプダウンカウン
タ30の出力と同様に次段のプリトラツキング
MM9の遅延カウンタ35のプリセツト値を決定
する。
ここでメモリ手段44の内容は、電源投入毎に
リセツトされる。また本実施例の方式では1回目
の操作でほぼノイズ位置を再生画面外に追い出す
ことが可能であり、応答が速い。また第10図中
には示されていないが、ノイズ位置自動制御が完
了した時点でこの機能を停止させる手段も、第5
図と同様に容易に実現できる。
以上のような実施例によれば、プリトラツキン
グMM9を設けて可変速再生時の調整を自動的に
行うことにより従来調整を削除できるばかりでな
く、所定時間後一旦自動調整が完了するとこの機
能を停止させることにより、その後のドロツプア
ウトや記録の継ぎ目のノイズなどにも全く誤動作
しないシステムとすることができる。また自動調
整した情報を保持させることにより、再び同一可
変速再生にした場合には、非常に応答が遅くノイ
ズを再生画面外に追い出すことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、可変速再生時のトラツキング
調整を自動的に行うことができ、かつ該自動トラ
ツキング調整の結果(すなわち、遅延データ)を
保持することができるので、その後の再生動作に
おいて位相ゆれがなく、不要なノイズによる誤動
作を防止することができるという効果がある。ま
た、同一モードの再開時には、前記保持された遅
延データが使用され、最初からほぼトラツキング
がとれた状態となつているので、ノイズの垂直帰
線期間への追込みを極めて速くすることができる
という効果がある。さらに、自動トラツキングが
完了後、必要に応じて手動トラツキング手段によ
り手動でノイズ位置を移動することができるとい
う効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図は第1図の動作説明のための要部波形図、
第3図はテープパターン図、第4図は第1図の動
作時の再生エンベロープ波形図、第5図は第1図
中の構成要因の一実施例を示すブロツク図、第6
図、第7図は第5図の要部波形図、第8図は第5
図の他の一実施例を示すブロツク図、第9図は第
8図の要部波形図、第10図は第5図の他の一実
施例を示すブロツク図である。 2……キヤプスタンモータ、6……位相制御回
路、8……トラツキングモノマルチ、9……プリ
トラツキングモノマルチ、19……ノイズ位置自
動制御手段、30……アツプダウンカウンタ、3
5……遅延カウンタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気記録再生装置の逆転再生および正逆転高
    速サーチ等の可変速再生時のトラツキング装置で
    あつて、 基準信号を発生する基準信号発生手段10と、
    キヤプスタン位相制御手段6と、前記基準信号を
    可変遅延して前記キヤプスタン位相制御手段へ送
    出する手動トラツキング手段8と、前記基準信号
    を入力とする自動トラツキング手段9と、前記手
    動トラツキング手段の前段にあり、前記基準信号
    と前記自動トラツキング手段の出力とを選択する
    スイツチ手段20と、回転磁気ヘツド16のへツ
    ド位相制御手段13と、該回転磁気ヘツドからの
    再生信号によりドロツプアウトを検出するノイズ
    検出手段18と、前記へツド位相制御手段の動作
    に同期したへツド位相信号と該ノイズ検出手段か
    らのノイズパルスを入力とし、前記自動トラツキ
    ング手段を制御遅延するノイズ位置検出手段19
    とを具備し、 前記ノイズ位置検出手段19は、前記へツド位
    相信号を入力としそれと同期したゲート信号を生
    成するゲート信号発生回路27と、該ゲート信号
    と前記ノイズパルスとの一致を検出する一致検出
    手段25,28と、該一致検出手段の不一致出力
    により該ノイズパルスを計数し保持する第1のカ
    ウンタ手段30と、該一致検出手段の一致出力に
    より前記ノイズパルス又はへツド位相信号を計数
    し、該ノイズ位相検出手段の動作を停止させる第
    2のカウンタ手段26とからなり、 可変速再生時には、前記スイツチ手段20は前
    記自動トラツキング手段9の出力を選択すると共
    に、前記ノイズ位置検出手段19の第1のカウン
    タ手段30の出力により該自動トラツキング手段
    を制御遅延するようにしたことを特徴とする磁気
    記録再生装置の可変速再生トラツキング装置。 2 前記特許請求の範囲第1項記載の磁気記録再
    生装置の可変速再生トラツキング装置において、 可変速再生指令信号の変化を検出するモード変
    化検出手段24の出力を前記第2のカウンタ手段
    26のリセツト端子に接続することにより、同一
    モードが再度指令された場合に、前記第1のカウ
    ンタ手段30は保持データよりノイズ追込み動作
    を開始するようにしたことを特徴とする磁気記録
    再生装置の可変速再生トラツキング装置。 3 特許請求の範囲第1項記載の磁気記録再生装
    置の可変速再生トラツキング装置において、 前記へツド位相信号を2逓倍の矩形波に整形す
    る波形整形回路38を具備し、該波形整形回路の
    出力を前記第1のカウンタ手段30の計数方向制
    御端子に接続するようにしたことを特徴とする磁
    気記録再生装置の可変速再生トラツキング装置。
JP58210938A 1983-11-11 1983-11-11 磁気記録再生装置の可変速再生トラツキング装置 Granted JPS60103546A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58210938A JPS60103546A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 磁気記録再生装置の可変速再生トラツキング装置

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JP58210938A JPS60103546A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 磁気記録再生装置の可変速再生トラツキング装置

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