JPH057272Y2 - - Google Patents

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JPH057272Y2
JPH057272Y2 JP1989083454U JP8345489U JPH057272Y2 JP H057272 Y2 JPH057272 Y2 JP H057272Y2 JP 1989083454 U JP1989083454 U JP 1989083454U JP 8345489 U JP8345489 U JP 8345489U JP H057272 Y2 JPH057272 Y2 JP H057272Y2
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JP
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liquid
fabric
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steam
pressure steam
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、長尺の布帛を幅方向に広げた状態
で走行させ、この布帛に染色や樹脂加工等のため
の高温の処理液を噴射するようにした布帛の処理
液噴射装置に関するものである。
(従来の技術) 布帛の処理液噴射装置として、拡布状態の布帛
に近接してその幅方向と平行に処理液供給用の給
液筒および蒸気供給用の蒸気パイプを、この蒸気
パイプを内側にして内外二重に設け、上記給液筒
および蒸気パイプの布帛側表面に、それぞれその
母線に沿つてスリツトおよび蒸気噴射口を、給液
筒のスリツトの内側に蒸気パイプの蒸気噴射口が
位置するように開口し、蒸気パイプに高温高圧の
蒸気を、また給液筒に所望の処理液をそれぞれ供
給して蒸気パイプ内の蒸気で給液筒内の処理液を
加熱すると共に、この処理液を上記スリツトから
蒸気と共に布帛に向けて噴射するようにしたもの
が知られている(特公平1−30946号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記の処理液噴射装置は、処理
液を蒸気パイプとその外側の給液筒との間の隙間
に供給し、この隙間を処理液が通つてスリツトか
ら噴射されるまでの間に処理液を140℃程度に加
熱するようにしているので、その間に処理液が変
質し、処理能力が低下するという問題があつた。
また、スリツトの幅は、布帛の幅が最大のものに
合わせて設定されるので、狭い幅の布帛を処理す
る場合は、端部のノズルから噴射される処理液が
布帛にかからないで、そのまま大気中に放出され
ることになり、大量の処理液が無駄になるという
問題があつた。
この考案は、処理液の加熱時間が短くて、処理
液を変質させることがなく、かつ処理液の噴射さ
れる幅を、布帛の幅に応じて容易に調節すること
ができるようにしたものである。
(課題を解決するための手段) この考案の布帛の処理液噴射装置は、長尺の布
帛を幅方向に広げた状態で走行させ、この布帛に
染色や樹脂加工等のための高温の処理液を噴射す
るようにした布帛の処理液噴射装置において、上
記布帛の通路に接近してノズルを先端に備えた気
液混合室の多数個を幅方向に並設し、この気液混
合室に高圧蒸気の供給路および処理液の供給路
を、上記高圧蒸気の供給路がノズル側に位置する
ようにそれぞれ開口し、上記高圧蒸気の供給路に
個別に接続された各蒸気パイプに蒸気用調節弁
を、また処理液の供給路に個別に接続された各処
理液パイプに処理液用調節弁をそれぞれ介設し、
上記の各ノズルから高圧蒸気と共に噴射される処
理液が拡散して上記布帛上でつながるようにした
ことを特徴とする。
(作用) 高圧蒸気を高圧蒸気供給路から気液混合室に供
給し、処理液を処理液供給路から気液混合室に供
給すると、高圧蒸気および処理液が気液混合室で
混合され、処理液が高圧蒸気で加熱されてノズル
から布帛に向けて噴射される。このとき、高圧蒸
気および処理液は幅方向に拡散し、布帛の全幅が
上記処理液で均一に処理される。なお、各気液混
合室に対する蒸気および処理液の供給は、各蒸気
パイプに介設した蒸気用調節弁および各処理液パ
イプに介設した処理液用調節弁の開閉により、気
液混合室ごとに個別に制御される。
(実施例) 第1図および第2図において、Fは布帛であ
り、幅方向に広げられて上下方向に走行する。こ
の布帛に近接して幅方向に長い角柱状のミキサー
本体1が設けられる。このミキサー本体1には、
前後方向の孔2が多数開けられ、これらの孔2が
気液混合室を形成し、その先端に噴射流体を扇形
に拡散させる形状のノズル3が固定されている。
各気液混合室2の上方に上下方向の2個の孔4,
5が開けられ、その下端が気液混合室2に開口
し、前側(ノズル側)の孔4が蒸気供給路を構成
し、後側の孔5が処理液供給路を構成する。そし
て、蒸気供給路4には、ミキサー本体1の上方に
ミキサー本体1と平行に設けられている蒸気供給
ヘツダー6が蒸気パイプ7によつて接続され、こ
の蒸気パイプ7に蒸気用調節弁8が設けられる。
また、処理液供給路5には、上記蒸気供給ヘツダ
ー6の後方にこれと平行に設けられている処理液
供給ヘツダー9が処理液パイプ10によつて接続
され、この処理液パイプ10に処理液用調節弁1
1が設けられる。
上記の構造において、蒸気用調節弁8および処
理液用調節弁11をそれぞれ開くと、高圧蒸気お
よび処理液が気液混合室2に供給され、気液混合
室2で混合されてノズル3から布帛Fに向かつて
扇形に噴射され、布帛Fが高温の処理液によつて
全幅一様に処理される。図中、Sは高圧蒸気と共
に扇形に噴射される処理液の噴射流を示す。な
お、布帛Fの幅が狭いときは、ミキサー本体1の
端部側に位置する気液混合室2に対する調節弁
8,11を閉じて処理液の噴射をとめる。
上記の実施例は、長いミキサー本体1に多数の
気液混合室2を並設したものであるが、短いミキ
サー本体に1個の気液混合室2を形成し、この短
いミキサー本体の多数個を幅方向に並設してもよ
い。
(考案の効果) この考案は、布帛の幅方向に多数の気液混合室
を並設し、気液混合室に処理液供給路および蒸気
供給路をそれぞれ開口させ、処理液を処理液供給
路から、また高圧蒸気を蒸気供給路からそれぞれ
気液混合室に供給し、気液混合室で上記の処理液
および高圧蒸気を混合し、処理液を加熱して気液
混合室先端のノズルから布帛に噴射するようにし
たものであるから、処理液が高圧蒸気と混合され
るまでに高温に余熱されることがなく、そのため
処理液の変質がない。また、幅方向に並ぶ多数の
ノズルから処理液を拡散状に噴射し、これらの処
理液が布帛上でつながるようにし、かつ各気液混
合室に対する蒸気および処理液の供給を、各蒸気
供給路に通じる蒸気用調節弁および各処理液供給
路に通じる処理液用調節弁の開閉により、気液混
合室ごとに個別に制御できるようにしたので、布
帛の幅に応じて幅方向外側の気液混合室に対する
処理液および高圧蒸気の供給を止めることによ
り、布帛の耳部よりも外側に処理液および高圧蒸
気が噴射される無駄を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の一部破断側面図、
第2図は第1図の−線矢視平面図である。 2……気液混合室、3……ノズル、4……蒸気
供給路、5……処理液供給路、F……布帛、S…
…処理液の噴射流。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺の布帛を幅方向に広げた状態で走行させ、
    この布帛に染色や樹脂加工等のための高温の処理
    液を噴射するようにした布帛の処理液噴射装置に
    おいて、上記布帛の通路に接近してノズルを先端
    に備えた気液混合室の多数個を幅方向に並設し、
    この気液混合室に高圧蒸気の供給路および処理液
    の供給路を、上記高圧蒸気の供給路がノズル側に
    位置するようにそれぞれ開口し、上記高圧蒸気の
    供給路に個別に接続された各蒸気パイプに蒸気用
    調節弁を、また処理液の供給路に個別に接続され
    た各処理液パイプに処理液用調節弁をそれぞれ介
    設し、上記の各ノズルから高圧蒸気と共に噴射さ
    れる処理液が拡散して上記布帛上でつながるよう
    にしたことを特徴とする布帛の処理液噴射装置。
JP1989083454U 1989-07-14 1989-07-14 Expired - Lifetime JPH057272Y2 (ja)

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JP1989083454U JPH057272Y2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14

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JPH0322091U JPH0322091U (ja) 1991-03-06
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5812853U (ja) * 1981-07-15 1983-01-27 株式会社常光 電気泳動装置における染・脱色装置
JPS59168164A (ja) * 1983-03-16 1984-09-21 塚本 和子 布洗浄方法及び装置
JPS6430946U (ja) * 1987-08-20 1989-02-27

Patent Citations (3)

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JPS59168164A (ja) * 1983-03-16 1984-09-21 塚本 和子 布洗浄方法及び装置
JPS6430946U (ja) * 1987-08-20 1989-02-27

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