JP2922192B1 - 滴下処理法およびそれに用いる装置 - Google Patents

滴下処理法およびそれに用いる装置

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Abstract

【要約】 【課題】エネルギーコストや廃液処理コスト等の負担が
軽微で、多品種少ロット生産に適し、しかも処理液の変
更等にも即座に対応しうる優れた処理法およびそれに用
いる装置を提供する。 【解決手段】布帛2を拡布状で走行させながら連続的に
染色する方法であって、走行する布帛2に向かって、布
帛走行面より上部に染液滴下ノズル9を設け、この染液
滴下ノズル9の下面の、布帛2を幅方向に横切る位置に
所定間隔で設けられた複数のノズル孔から、染液11を
少量ずつ滴下させ、各滴下点において染液11を拡散さ
せることにより布帛2に対し染液を均一に付着させたの
ち、染料固着処理と、洗浄処理および乾燥処理を行うよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行する布帛に染
液等の処理液を滴下して連続的に所定の処理を施すよう
にした新規な滴下処理法およびそれに用いる装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】織物,編物等の長尺生地(以下「布帛」
という)を染色する方法としては、(1)布帛を拡布状
で走行させ、染液を入れた浸漬槽内を通過させて染液を
付着させたのち、これをマングルでニップする等して絞
り、乾燥し、給湿工程、蒸熱工程(スチーマ,エージャ
等による蒸熱処理)を経由させて染料の発色や染着を行
い、ついで水洗し乾燥する連続式浸染法や、(2)所定
長の布帛を、液流染色機,ウインス染色機,ビーム染色
機等、適宜の染色機に装填し、布帛に染液を浸透させな
がら加熱し染色を行ったのち、装置から取り出して、水
洗,乾燥等の必要な後処理を行うバッチ式浸染法があげ
られる。
【0003】また、(3)布帛を染液に浸すのではな
く、拡布状で走行する布帛の表面に、染料と糊剤とを混
ぜた捺染糊を部分的に印捺し、乾燥させたのち、上記連
続式浸染と同様、給湿工程、蒸熱工程(スチーマ,エー
ジャ等による蒸熱処理)を経由させて染料の発色や染着
を行い、ついで水洗し乾燥することにより色模様を与え
る捺染法や、(4)にじみ防止のために特殊な組成のイ
ンクを用い、布帛にも前処理を施して、布帛上に、複数
種類の色のインクをドットとして吐出し、互いのインク
のにじみを防止しながら染着を行うことにより色模様を
与えるインクジェット染色法等も、最近、よく用いられ
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の染色方法には、それぞれ一長一短があり、目的に応じ
て適宜使い分けされている。すなわち、前記連続式浸染
法(1)は、拡布連続処理であり、バッチ式浸染法
(2)に比べて生産性が高く、手間がかからないため、
ユニフォーム用生地等、大ロットの染色に用いられる。
しかしながら、最近は、消費者の要求が多様化・個性化
しているため、多品種少ロット生産で、しかも需要に応
じて短期間で色の変更等が可能な生産態勢であることが
必要になってきており、その点において、この方法は、
色替え等の効率が悪く、コスト的にもメリットが少ない
という問題がある。
【0005】また、前記バッチ式浸染法(2)は、連続
式浸染法(1)に比べ、濡れた布帛の装填・取り出し作
業が必要で手間がかかり、作業環境も汚染されやすいと
いう問題がある。そして、浴比が高いため、エネルギー
コストや廃液処理コストが高く、生産コストが高いとい
う問題もある。ただし、多品種少ロット生産には適して
おり、需要の変動にも追従しやすいという利点がある。
【0006】一方、前記捺染法(3)およびインクジェ
ット染色法(4)は、布帛を染液に浸さず、乾燥した布
帛に対し染色処理が可能で、捺染糊を用いる場合は糊抜
き工程が必要であるものの、比較的エネルギーコストや
廃液処理コストが安価になるという利点を有する。そし
て、特にインクジェット染色法は、多品種少ロット生産
に適しており、色替え等にも即座に対応できるという利
点を有する。しかし、上記捺染法(3)およびインクジ
ェット染色法(4)は、染料組成が特殊であり、装置的
にも高価であることから、布帛を部分的に染め分けて色
模様を付与するという高付加価値商品の生産にのみ適用
されており、浸染のように布帛全体を同一色に染める場
合、いわゆる「地染め」には適用されていない。
【0007】このように、従来の染色法では、浸染染色
において、捺染法(3)やインクジェット染色法(4)
のように、エネルギーコストや廃液処理コスト等の負担
が軽微で、多品種少ロット生産に適し、しかも色替え等
にも即座に対応しうる優れた染色法がないのが実情であ
る。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、従来の浸染染色のように、布帛に対し地染めを
行う方法、あるいは染色に限らずこれに類する各種の処
理を行う方法であって、エネルギーコストや廃液処理コ
スト等の負担が軽微で、多品種少ロット生産に適し、し
かも処理液の変更等にも即座に対応しうる優れた処理法
およびそれに用いる装置の提供をその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、布帛を拡布状で走行させながら連続的に
処理する方法であって、走行する布帛に向かって、布帛
走行面より上部の、布帛を幅方向に横切る位置に所定間
隔で設けられた複数の処理液滴下ノズル孔から、処理液
を少量ずつ滴下し、各滴下点において処理液を拡散させ
ることにより布帛に対し処理液を均一に付着させる工程
と、上記処理液により布帛に対し所定の処理を行う工程
と、上記処理がなされた布帛に対し、洗浄処理および乾
燥処理を行う工程とを備え、上記複数の処理液滴下ノズ
ル孔への処理液供給を、上下方向にスライド可能で所定
高さに位置決めされるパイプを内部に備えた処理液供給
タンクの、上記パイプの上端開口から処理液をオーバー
フローさせることにより行い、各処理液滴下ノズル孔か
らの処理液の滴下量を一定に保つようにした滴下処理法
を第1の要旨とする。
【0010】また、本発明は、布帛を拡布状で走行させ
ながら連続的に処理する際に用いられる装置であって、
布帛走行方向の上流側から下流側に向かって、順に、処
理液付着手段と、処理固定手段と、洗浄手段と、乾燥手
段とが設けられ、上記処理液付着手段が、布帛走行面よ
り上部の、布帛を幅方向に横切る位置に所定間隔で設け
られる複数の処理液滴下ノズル孔と、上記処理液滴下ノ
ズル孔に、処理液を自動供給する処理液供給手段とを備
、上記処理液供給手段として、上下方向にスライド可
能で所定高さに位置決めされるパイプを内部に備えた処
理液供給タンクが設けられ、上記処理液供給タンクから
処理液滴下ノズル孔への処理液供給が、上記処理液供給
タンクの、上記パイプの上端開口から処理液をオーバー
フローさせることにより行われ、各処理液滴下ノズル孔
からの処理液の滴下量が一定に保たれるようになってい
る滴下処理装置を第2の要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0012】図1および図2は、本発明を、布帛に対す
る染色処理に適用した滴下染色装置の一例を示してい
る。図において、1は未処理の布帛2を繰り出す供給ロ
ールで、拡布状に繰り出された布帛2は、染液付着手段
3、予備乾燥手段4、染料固着手段5、洗浄手段6、乾
燥手段7を経由して、乾燥状態で巻き取りロール8に巻
き取られるようになっている。なお、図1において右端
部で途切れている布帛2(*印)は、図2における左端
部の*印から始まる布帛2につながっている。
【0013】上記染液付着手段3には、図3に示すよう
に、布帛2の走行面の上部に、布帛2を幅方向に横切る
3本の棒状の染液滴下ノズル9が、平行に設けられてい
る。そして、各染液滴下ノズル9には、側方から延びる
染液供給配管10が連通されており、図4(a)に示す
ように、染液滴下ノズル9内に、染液11が充満される
ようになっている。上記染液滴下ノズル9の下面を構成
する底板9aには、同図(b)に示すように、所定ピッ
チで小径のノズル孔12が一列に形成されており、各ノ
ズル孔12から、染液11が少量ずつ布帛2表面に滴下
して周囲に拡散し、結果として布帛2全体に均一に染液
11が付着するようになっている。
【0014】なお、上記染液供給配管10への染液11
の供給は、図5に示すような染液供給ラインから自動的
に行われる。すなわち、13は複数(図では3個)の染
料タンクで、色の異なる染料が、一定の高濃度に調製さ
れた状態でストックされている。そして、各染料タンク
13に設けられた開閉弁14と、給水配管15に設けら
れた開閉弁16とが、開閉制御されるようになってお
り、必要な色彩の染液11が得られるような配合組成
で、各染料が水とともに準備槽17内に導入されるよう
になっている。なお、18は流量計である。
【0015】上記準備槽17には、染料を均一に混ぜる
ための攪拌手段と、必要な染色助剤等を添加するための
添加手段とが設けられており(ともに図示せず)、この
中で目的とする染液11が調製される。そして、上記準
備槽17の底部から延びる注入配管19が、注入ポンプ
20を介して染液供給タンク21に接続されており、こ
の中に注入された染液11は、染液供給配管10を介し
て、前述の、各染液滴下ノズル9に導入されるようにな
っている。
【0016】上記染液供給タンク21内には、パイプ2
2が挿通されており、このパイプ22の上端開口から染
液11をオーバーフローさせることにより、染液供給タ
ンク21内における染液11の液位が一定に保たれるよ
うになっている。すなわち、この部分における出頭圧を
一定に保つことにより、染液滴下ノズル9(図3参照)
からの染液11の滴下量を一定に保っているのである。
なお、上記パイプ22を、上下方向にスライドさせ、液
位の高さを変えることにより、出頭圧を変え、染液滴下
ノズル9からの染液11の滴下量を変えることができ
る。
【0017】上記染液付着手段3を通過して均一に染液
11が付着された布帛2は、図1に示すように、搬送ベ
ルト23にガイドされながら予備乾燥手段4に送られ
る。この予備乾燥手段4には、ケーシング24と、この
ケーシング24内を走行する布帛2に対し、その上下か
ら遠赤外線加熱を行うヒータ25とが設けられており、
このケーシング24内を通過する間に、布帛2は予備乾
燥されるようになっている。
【0018】上記予備乾燥手段4を通過した布帛2は、
染料固着手段5に送られる。この染料固着手段5には、
前室26と、蒸熱室27と、後室28とを備えたケーシ
ング29が設けられており、上記蒸熱室27内におい
て、布帛2は漸次移動しながら蒸気加熱を受けるように
なっている。これにより、布帛2に付着した染液11の
染料が繊維と化学反応を生起して固着し、布帛2全体が
所望の色に染まる。
【0019】上記染料固着手段5を通過した布帛2は、
図2に示すように、洗浄手段6に送られる。この洗浄手
段6には、洗浄槽30が設けられており、繰り返し布帛
2が洗浄槽30内の洗浄液(通常、水)31に浸漬さ
れ、洗浄されるようになっている。
【0020】上記洗浄手段6を通過して洗浄された布帛
2は、マングル32で絞られたのち、乾燥手段7に送ら
れる。この乾燥手段7には、ケーシング33と、上記ケ
ーシング33内に熱風を吐出して循環させる熱風循環手
段(図示せず)とが設けられており、この中を通過する
布帛2は、乾燥されるようになっている。
【0021】上記乾燥手段7を通過して乾燥された布帛
2は、巻き取りロール8に順次巻き取られるようになっ
ている。
【0022】上記滴下染色装置によれば、従来の連続式
浸染法と同様、拡布状での連続染色を行うことができる
ため、優れた生産性を実現することができる。そして、
連続処理であるにもかかわらず、色替えの場合には染液
滴下ノズル9に供給する染液11の染料組成を変えるだ
けで簡単に色を替えることができるため、需要の変更に
即座に対応することができる。したがって、少ロットに
も充分対応可能で、稼働効率がよい。また、布帛2を乾
燥して巻き取るため、染液11や洗浄液31の液垂れ等
がなく、作業環境が汚れない。さらに、バッチ式浸染法
に比べて、染液11を必要最少限の量しか使用しないた
め、エネルギーコストおよび水の使用量が大幅に削減さ
れる。ちなみに、同一布帛に対する同一染液11を用い
た場合で比較すると、液流染色法に比べて、上記方法に
よればエネルギーコストが85%減、水使用量が89%
減となる。
【0023】なお、上記の例では、染液付着手段3にお
いて、染液滴下ノズル9を3本併設したが、染液滴下ノ
ズル9の本数や布帛走行面からの高さ、各染液滴下ノズ
ル9に設けるノズル孔12の口径、孔ピッチ等は、布帛
2および染液11の種類、布帛2の走行速度等を勘案し
て、適宜に設定することができる。ちなみに、布帛2の
種類がポリエステルタフタ織物(目付100g/m2
で、染液11の滴下条件を下記のとおりにすると、布帛
2上に均一に染液を付着させることができた。
【0024】〔染液11の滴下条件〕 ・布帛2の走行速度 ……50m/min ・染液滴下ノズル9の本数 ……布帛送り方向に対し
20cm間隔で3本 ・染液滴下ノズル9の高さ ……10cm ・ノズル孔12のピッチ ……0.3mm ・ノズル孔12の口径 ……0.08mm
【0025】そして、上記のように、ノズル孔12の口
径および孔ピッチを微小な寸法に設定する場合、これを
精度よく形成するには、非常に薄い板を用いる必要があ
るため、図4(a)に示すように、染液滴下ノズル9の
底板9aに直接ノズル孔12を形成するのではなく、図
6に示すように、ノズル孔12を形成した板9bを、染
液滴下ノズル9の本体底部に当てて、その下側からガイ
ド板40で挟んで固定するようにすることが好ましい。
【0026】また、上記の例では、染液供給ラインに、
3個の染料タンク13を設け、3色の染料液を調製して
おいてこれを適宜配合して供給するようにしているが、
染料タンク13の数、すなわちストックしておく染料
(色)の種類は、特に限定されない。ただし、色の種類
が多ければ多いほど、さまざまな色替わりに対応するこ
とができる。なお、色の3原色である赤,青,黄を最低
限準備しておけば、この3原色の配合により、ある程度
の色を網羅することができる。
【0027】そして、染料は、上記の例のように、高濃
度で染料タンク13内に溜めておく以外に、粉体のまま
色ごとにホッパー内に入れておき、目的の色に応じて、
自動計量して、準備槽17内に投入するようにしてもよ
い。
【0028】さらに、上記の例では、染液付着手段3と
染料固着手段5の間に、予備乾燥手段4を設けている
が、上記予備乾燥手段4は、必ずしも設ける必要はな
い。もちろん、染液付着手段3、予備乾燥手段4、染料
固着手段5、洗浄手段6、乾燥手段7の各手段の間に、
必要に応じて、他の処理手段を適宜設けることができ
る。
【0029】そして、上記予備乾燥手段4、染料固着手
段5、洗浄手段6、乾燥手段7は、いずれも布帛2の種
類や染液11の種類に応じて、従来公知の各種装置を適
宜に組み合わせることができる。布帛2の供給方法およ
び染色後の回収方法も、上記の例のように、ロールに巻
回した状態で取り扱う必要はなく、適宜の方法で取り扱
うことができる。
【0030】なお、本発明は、布帛2を単一色に染める
以外に、染液滴下ノズル9からの染液11の滴下を断続
的に行ったり、染液滴下ノズル9を広い間隔で設けて各
染液滴下ノズル9に異なる色の染液11を供給して異な
る色の帯を染着させたりすることにより、色模様を染め
ることにも応用することができる。
【0031】また、本発明は、染色処理に限らず、帯電
防止剤を付与する処理や、吸汗加工,汚染防止加工,樹
脂加工を施す処理等、処理液を布帛2に均一に付着させ
て処理を行う各種の処理に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の滴下処理方法に
よれば、従来の連続式浸染法と同様、拡布状での連続処
理を行うことができるため、優れた生産性を実現するこ
とができる。そして、連続処理であるにもかかわらず、
処理液の変更等を簡単に行うことができるため、需要の
変更に即座に対応することができる。したがって、少ロ
ットにも充分対応可能で、稼働効率がよい。しかも、特
殊な処理液供給タンクが用いられているため、各処理液
滴下ノズルからの処理液の滴下量が常に一定となり、非
常に均一な処理液付与を行うことができる。また、布帛
を乾燥した状態で取り出すことができるため、処理液や
洗浄液の液垂れ等がなく、作業環境が汚れないという利
点を有する。さらに、バッチ式浸染法に比べて、必要最
少限の量しか処理液を使用しないため、エネルギーコス
トおよび水の使用量を大幅に削減することができる。そ
して、本発明の滴下処理装置によれば、上記滴下処理
を、簡単な構成で効果的に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分的な構成図であ
る。
【図2】上記実施例を示す部分的な構成図である。
【図3】上記実施例における染液付着手段を示す部分的
な斜視図である。
【図4】(a)は上記染液付着手段に設けられた染液滴
下ノズルの縦断面図、(b)は上記染液滴下ノズルの部
分的な底面図である。
【図5】上記染液滴下ノズルに対する染液供給ラインの
構成図である。
【図6】上記染液滴下ノズルの変形例を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
2 布帛 3 染液付着手段 9 染液滴下ノズル 10 染液供給配管 11 染液

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布帛を拡布状で走行させながら連続的に
    処理する方法であって、走行する布帛に向かって、布帛
    走行面より上部の、布帛を幅方向に横切る位置に所定間
    隔で設けられた複数の処理液滴下ノズル孔から、処理液
    を少量ずつ滴下し、各滴下点において処理液を拡散させ
    ることにより布帛に対し処理液を均一に付着させる工程
    と、上記処理液により布帛に対し所定の処理を行う工程
    と、上記処理がなされた布帛に対し、洗浄処理および乾
    燥処理を行う工程とを備え、上記複数の処理液滴下ノズ
    ル孔への処理液供給を、上下方向にスライド可能で所定
    高さに位置決めされるパイプを内部に備えた処理液供給
    タンクの、上記パイプの上端開口から処理液をオーバー
    フローさせることにより行い、各処理液滴下ノズル孔か
    らの処理液の滴下量を一定に保つようにしたことを特徴
    とする滴下処理法。
  2. 【請求項2】 布帛を拡布状で走行させながら連続的に
    処理する際に用いられる装置であって、布帛走行方向の
    上流側から下流側に向かって、順に、処理液付着手段
    と、処理固定手段と、洗浄手段と、乾燥手段とが設けら
    れ、上記処理液付着手段が、布帛走行面より上部の、布
    帛を幅方向に横切る位置に所定間隔で設けられる複数の
    処理液滴下ノズル孔と、上記処理液滴下ノズル孔に、処
    理液を自動供給する処理液供給手段とを備え、上記処理
    液供給手段として、上下方向にスライド可能で所定高さ
    に位置決めされるパイプを内部に備えた処理液供給タン
    クが設けられ、上記処理液供給タンクから処理液滴下ノ
    ズル孔への処理液供給が、上記処理液供給タンクの、上
    記パイプの上端開口から処理液をオーバーフローさせる
    ことにより行われ、各処理液滴下ノズル孔からの処理液
    の滴下量が一定に保たれるようになっていることを特徴
    とする滴下処理装置。
  3. 【請求項3】 上記布帛に対する処理が染色処理であっ
    て、布帛走行方向の上流側から下流側に向かって、順
    に、染液付着手段と、染料固着手段と、洗浄手段と、乾
    燥手段とが設けられ、上記染液付着手段が、布帛走行面
    より上部の、布帛を幅方向に横切る位置に所定間隔で設
    けられる複数の染液落下ノズル孔と、上記染液落下ノズ
    ル孔に、所定の色彩を発現しうる所定濃度の染液を自動
    供給する染液供給手段とを備えている請求項2記載の滴
    下処理装置。
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