JP2599940Y2 - 塗装用スプレーガンの吐出量調整装置 - Google Patents
塗装用スプレーガンの吐出量調整装置Info
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- JP2599940Y2 JP2599940Y2 JP1993063513U JP6351393U JP2599940Y2 JP 2599940 Y2 JP2599940 Y2 JP 2599940Y2 JP 1993063513 U JP1993063513 U JP 1993063513U JP 6351393 U JP6351393 U JP 6351393U JP 2599940 Y2 JP2599940 Y2 JP 2599940Y2
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Description
吐出量を手元で簡単に調節することのできる吐出量調整
装置に関する。
0〜 120kg/cm2の高圧で供給される塗料を小径のノズル
から吐出させて霧化させるものであり、塗料の供給圧力
が高いほど塗料の吐出量は増加する。したがって、従来
は塗料ポンプの出力を制御することにより吐出流量を制
御するようにしているが、一つの塗料供給源に連結され
た塗料配管に複数のスプレーガンを接続して使用する場
合には、塗料ポンプの出力を可変制御すると全てのスプ
レーガンの吐出量が変化して、個々のスプレーガンごと
に吐出量を調整することができない。
料配管のコネクタ部分に絞りを着脱自在に取り付け、こ
の絞りを交換することにより個々のスプレーガンごとに
吐出流量を任意に設定できるようにしたスプレーガンを
提案した(実公昭62−32602号公報)。これによ
れば、口径の異なる絞りを複数種揃えておき、その塗装
条件に応じて絞りを交換すれば、塗料供給圧力が一定で
あっても、スプレーガンごとに吐出量を設定することが
できる。
を設定する場合には、実際に塗料を噴霧しながら調整す
ることが多いので、交換する度にポンプを停止させた
り、塗料配管に介装されたバルブを閉じて塗料の供給を
中断させ、内部に塗料が残存している状態で塗料配管と
スプレーガンを取り外して、そのコネクタ部分に装着さ
れている絞りを交換しなければならず、交換作業が非常
に面倒であった。さらに、塗装中に高圧の塗料によりノ
ズルが磨耗して口径が変化すると吐出量も変わるので、
塗装中に吐出量を調整し直す必要を生ずるが、簡単には
絞りを交換することができないため、長時間にわたって
塗装を中断しなければなず、塗装中に調整することは事
実上不可能であった。
に形成された空気噴射孔から高圧空気を噴射させて、中
心に形成された塗料噴射孔から吐出される塗料をエア霧
化させるものであり、塗料の吐出量は塗料噴射孔を開閉
するニードル弁の引込量を加減して0〜供給圧まで塗料
の吐出圧を調節することにより可変制御することとして
いるが、ニードル弁の僅かな引込量の範囲内で調整しよ
うとしても、0〜供給圧の間で大まかにしか調整できな
い。そこで、本考案は、複数の塗装用スプレーガンを一
つの塗料供給源に接続して使用する場合であっても、塗
料の供給を停止することなく、塗装中にその噴霧状態を
見ながら、個々の塗装用スプレーガンごとにその手元で
簡単に吐出量を調節でき、エアスプレーにおいては、ニ
ードル弁の引込量を調整しなくても吐出量を正確に調節
し、しかも、塗装作業中に作業者の邪魔にならないよう
にすることをを技術的課題としている。
に、本考案は、塗料が循環供給される塗料流路を塗装用
スプレーガンの塗料流入口に接続させる塗料供給口が前
記塗料流路から分岐して形成されると共に、前記塗料流
路の両端には、塗料往管及び塗料返管を平行に接続する
接続口が前記塗料供給口と反対向きに開口形成され、前
記塗料流路の分岐部には、塗料供給口から塗装用スプレ
ーガンに供給される塗料の供給圧力を調整するニードル
が、前記塗料供給口内に形成された弁座に対してねじ送
りにより進退可能に配設され、外部から前記ニードルの
進退操作を行う操作子が、前記塗料流路に対して前記塗
料供給口の反対側に設けられていることを特徴とする。
れた塗料供給口をスプレーガンに形成された塗料流入口
に接続して、塗料流路に塗料を循環供給し、スプレーガ
ンの塗料噴霧ノズルを開放すると、循環供給されている
塗料が、塗料供給口を介して塗料流入口に流入し、塗料
噴霧ノズルから噴霧される。このとき、塗料流路の分岐
部には、塗料供給口内の弁座に対して進退される塗料供
給圧調整用のニードルが設けられており、このニードル
を進退操作することによってニードルと弁座との距離が
変化し、これに応じて流路抵抗が変化する。すなわち、
操作子を回してニードルと弁座の距離を近づけると、圧
力損失が増大してスプレーガンに供給される塗料圧力が
低下して吐出量が減少し、ニードルと弁座の距離を離す
と、圧力損失が低下してスプレーガンに供給される塗料
圧力が高くなって吐出量が増大する。
向きに形成されているので、塗料供給口は上向きに接続
されることとなり、塗料往管及び塗料返管は、塗料流路
に対して塗料供給口と反対側の下方から各接続口に平行
に接続され、操作子は、その間に位置することとなるの
で、作業の邪魔にならず、また、塗装中に誤って触れる
ことによる誤操作がない。
具体的に説明する。図1は本考案に係る塗装機の吐出量
調整機構を示す断面図である。
られる塗装用スプレーガンであって、その先端に形成さ
れた塗料噴霧ノズル2が、トリガ3により進退されるニ
ードル4により開閉されると共に、ノズル2に塗料を送
給する塗料流入口5が下向きに開口形成されている。6
はスプレーガン1の吐出量を調整する吐出量調整装置で
あって、塗料を循環供給する塗料流路7を前記塗料流入
口5に接続させる塗料供給口8が前記塗料流路7から分
岐して上向きに開口形成されると共に、前記塗料流路7
は、その両端側が下方に湾曲されて逆U字状に形成さ
れ、その先端に、塗料往管9a及び塗料返管9bを平行
に接続する接続口7a及び7bが下向きに開口形成さ
れ、その湾曲頂部に前記塗料供給口8が形成されてい
る。
ら塗装用スプレーガン1に供給される塗料の供給圧力を
調整するニードル11が、前記塗料供給口8内に形成さ
れた弁座10に対してねじ送りにより進退可能に配設さ
れ、外部から前記ニードル11の進退操作を行う操作子
12が、塗料流路7に対して塗料供給口8の反対側に設
けられている。本例では、塗料流路7の下側から弁座1
0に対して進退されるネジ13が配設され、その先端に
塗料供給圧調整用のニードル11が形成されると共に、
塗料流路7外に突出した前記ネジ13の頭部に調整つま
みとなる操作子12が形成されている。なお、塗料供給
圧調整用ニードル11の先端は円錐状のテーパ面に形成
され、弁座10に向かって進出したときに開口面積が狭
まり、後退したときに拡がるように成されている。
その作用について説明する。まず、スプレーガン1のノ
ズル2を閉成しているときは、塗料は塗料流路7を通っ
て例えば100kg/cm2 の高圧で循環供給されている。この
状態で、ノズル2を開放すると塗料流路7内を流れる塗
料が、塗料供給口8からスプレーガン1の塗料流入口5
に流入し、塗料の供給圧力によりノズル2で霧化されて
吐出される。
料供給圧調整のニードル11を進出させると、当該ニー
ドル11と弁座10の間に形成される隙間が狭くなっ
て、その部分における圧力損失が大きくなるので、塗料
流入口5からノズル2に送給される塗料の圧力が低下
し、吐出量が少なくなる。また、操作子12を例えば左
に回してニードル11を後退させると、当該ニードル1
1と弁座10の間に形成される隙間が広くなって、その
部分における圧力損失が小さくなるので、塗料流入口5
からノズル2に送給される塗料の圧力が上昇し、吐出量
が多くなる。したがって、スプレーガン1で塗料を試し
吹きしてその噴霧状態を見ながら、操作子12を左右に
回して、吐出量を簡単に調整することができる。
の間に設けられているので、作業中に邪魔にならず、手
元で簡単に操作できると同時に、誤って操作子12に触
れてしまったり、スプレーガン1を置いたときに操作子
12が何かに接触して回転するおそれがなく、したがっ
て吐出量が勝手に変化することもない。
字状に形成した場合について説明したが、本考案はこれ
に限らず、例えば逆Y時型に形成したり、また、逆T字
型に形成してその両端側に接続口7a,7bを下向きに
形成する場合であってもよい。さらに、エアレススプレ
ーに用いる塗装用スプレーガンに適用する場合に限ら
ず、噴霧エアの圧力で塗料を霧化して塗装するエアスプ
レーガンや、その他の塗装用スプレーガンの吐出量調整
装置として用いることもできる。
装用スプレーガンの塗料流入口に接続される塗料供給口
が塗料流路から分岐して形成され、その分岐部に、前記
塗料供給口内に形成された弁座に対してねじ送りにより
進退調節できる塗料供給圧調整用ニードルが配されてい
るので、複数の塗装機を一つの塗料供給源に接続して使
用する場合であっても、そのニードルをねじ送りして進
退させるだけで、塗料の供給を停止することなく塗装中
にその噴霧状態を見ながら、個々の塗装機ごとにその手
元で簡単に吐出量を調節することができるという優れた
効果を有する。また、塗料往管及び塗料返管は、塗料流
路の両端に形成された接続口に対して下方から平行に接
続されるので、偏った力がかからず作業しやすいだけで
なく、操作子は、その間に位置することとなるので、作
業の邪魔にならず、また、塗装中に誤って触れることに
よる誤操作がないという効果を有する。
示す断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 塗料が循環供給される塗料流路(7)を
塗装用スプレーガン(1)の塗料流入口(5)に接続さ
せる塗料供給口(8)が前記塗料流路(7)から分岐し
て形成されると共に、前記塗料流路(7)の両端には、
塗料往管(9a)及び塗料返管(9b)を平行に接続する接
続口(7a,7b)が前記塗料供給口(8)と反対向きに開
口形成され、前記塗料流路(7)の分岐部には、塗料供
給口(8)から塗装用スプレーガン(1)に供給される
塗料の供給圧力を調整するニードル(11)が、前記塗料
供給口(8)内に形成された弁座(10)に対してねじ送
りにより進退可能に配設され、外部から前記ニードル
(11)の進退操作を行う操作子(12)が、前記塗料流路
(7)に対して前記塗料供給口(8)の反対側に設けら
れていることを特徴とする塗装用スプレーガンの吐出量
調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993063513U JP2599940Y2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-11-26 | 塗装用スプレーガンの吐出量調整装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-58414 | 1993-10-28 | ||
JP5841493 | 1993-10-28 | ||
JP1993063513U JP2599940Y2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-11-26 | 塗装用スプレーガンの吐出量調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08947U JPH08947U (ja) | 1996-06-11 |
JP2599940Y2 true JP2599940Y2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=26399467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993063513U Expired - Lifetime JP2599940Y2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-11-26 | 塗装用スプレーガンの吐出量調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599940Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5995317B2 (ja) * | 2012-10-31 | 2016-09-21 | アネスト岩田株式会社 | スプレーガン |
FR3058331B1 (fr) * | 2016-11-04 | 2023-05-19 | Exel Ind | Ensemble de projection pneumatique, restricteur pour un tel ensemble et installation de projection de produit de revetement comprenant un tel ensemble ou un tel restricteur |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP1993063513U patent/JP2599940Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08947U (ja) | 1996-06-11 |
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