JPH0572544U - 自走式作業車の動力装置 - Google Patents
自走式作業車の動力装置Info
- Publication number
- JPH0572544U JPH0572544U JP011574U JP1157492U JPH0572544U JP H0572544 U JPH0572544 U JP H0572544U JP 011574 U JP011574 U JP 011574U JP 1157492 U JP1157492 U JP 1157492U JP H0572544 U JPH0572544 U JP H0572544U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- induction machine
- torque
- self
- power
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- Pending
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高トルク出力時のエンジンへの過負荷を防止
すると共に、エンジン出力を有効に活用する。 【構成】 自走式作業車のエンジン1に誘導機2を一体
的に組み付ける。誘導機2はインバータ4によりモータ
機能と発電機能とが切り換えられる。登板走行などの高
トルク出力時は、バッテリー6から誘導機2に電力を供
給し、そのロータの回転トルクをエンジン1のクランク
軸のトルクに供給し、エンジンの過負荷を防止する。降
板走行などの低トルク出力時はエンジン1の余剰トルク
で誘導機2のロータを回転して発電し、発電した電力を
バッテリー6に充電する。
すると共に、エンジン出力を有効に活用する。 【構成】 自走式作業車のエンジン1に誘導機2を一体
的に組み付ける。誘導機2はインバータ4によりモータ
機能と発電機能とが切り換えられる。登板走行などの高
トルク出力時は、バッテリー6から誘導機2に電力を供
給し、そのロータの回転トルクをエンジン1のクランク
軸のトルクに供給し、エンジンの過負荷を防止する。降
板走行などの低トルク出力時はエンジン1の余剰トルク
で誘導機2のロータを回転して発電し、発電した電力を
バッテリー6に充電する。
Description
【0001】
本考案は道路建設機械や建設機械などの作業装置を搭載して道路上を走行する アスファルトフィニッシャおよびロードローラなどの自走式作業車用の動力装置 に関する。
【0002】
自走式の道路建設作業車として、ロードローラ、アスファルトフィニッシャな どが知られている。ロードローラは道路舗装面をローラが転動しながら走行する ことにより道路面を整地するものであり、アスファルトフィニッシャは道路上を 走行しながらアスファルトを敷設するものである。従って、これらの自走式作業 車は走行用の動力および作業用の動力を出力する必要があり、従来、これらの動 力はいずれも車両搭載のディーゼルエンジンなどのエンジンから伝達されていた 。
【0003】
上述のようにエンジンのみから動力を得る従来構造では、以下の問題を有して いた。
【0004】 (1)登板時の走行などのようにエンジンに大きな負荷が作用する場合、NO xを含んだ黒煙を排出するため大気汚染の原因となると共に、大きなトルクを出 力するため、エンジンに無理を生じ大きな騒音が発生する。
【0005】 (2)降板時や軽作業時などにおいては、負荷トルクが小さくなるため、エン ジン出力に無駄が生じ、燃料が浪費される。
【0006】 本考案は上記事情を考慮してなされたものであり、排ガス上の問題を軽減する と共に、エンジンの出力を有効に利用することができる自走式作業車の動力装置 を提供することを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するため本考案は、自走式作業車の走行および作業時の動力を 発生するエンジンと、モータ機能および前記エンジンの駆動により発電する発電 機能を備えた誘導機と、この誘導機により発電された電力を貯えるバッテリーと 、前記エンジンの出力トルクが大きいとき前記誘導機からエンジンへトルクを供 給し、エンジンの出力トルクが小さいとき、エンジンの余剰トルクで誘導機を発 電させてバッテリーに充電する制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0008】
上記構成においてエンジンに負荷がかかり、大きな出力トルクが必要とされる とき、誘導機のモータ機能を利用して、そのトルクをエンジンに供給するため、 大きな負荷に対してもエンジンに無理がかからず、有害な排気ガスの排出や騒音 の発生を抑制できる。一方、軽負荷などのようにエンジンにかかる負荷が小さい とき、エンジンの余剰トルクを利用して誘導機を発電させ、その電力をバッテリ ーに充電する。この電力を過負荷時の誘導機のモータ駆動電力として使用するた め、エンジン出力を有効に利用することができる。
【0009】
図1は本考案の動力装置の一実施例の構成を示し、エンジン1と誘導機2とが 一体的に組み付けられている。この構成は例えば、ロードローラ、アスファルト フィニッシャなどの自走式作業車に適用されるものである。エンジン1は自走式 作業車の走行およびその作業を行うための動力を出力するものである。このエン ジン1としては、例えばディーゼルエンジンなどを使用することができる。誘導 機2はエンジン1のフライホイール部(いずれも図示省略)に取り付けられるこ とによりエンジン1と一体的に組み付けられている。この誘導機2はそのステー タ(図示省略)に給電することにより、ロータとしてのフライホイールが回転し て軸トルクを発生するモータ機能と、フライホイールが回転することによりステ ータ側で交流電流を発生する発電機能とを備えている。
【0010】 かかる誘導機のモータ機能と発電機能とを切り換えるため、その切り換えを行 う制御手段としてのインバータ4が誘導機2のステータに電気的に接続されてい る。6はこのインバータ4を介して誘導機2と相互に接続されたバッテリーであ る。このバッテリー6は自走式作業車のスタータなどの各部へ電力を供給するも のであり、自走式作業車の各部とはDC−DCコンバータ7を介して接続されて いる。5はインバータ4に接続された抵抗器であり、誘導機2のモータ作動時の 制御を安定させると共に、バッテリー6ヘの過充電を防止するものである。かか る抵抗器5の作用はインバータ4により制御される。3は誘導機2に組み付けら れたオイルポンプであり、トランスミッションへの潤滑オイルの供給を行う。
【0011】 上記構成の動力装置において、登板走行などのようにエンジン1に過負荷が作 用する高トルク出力時には、インバータ4が誘導機2をモータとして作動させる 。すなわちインバータ4はバッテリー6から誘導機2のステータに電力を供給し て、フライホイールを回転させる。これにより誘導機2によるトルクがエンジン 1のクランク軸に供給される。図2はかかる高トルク出力時の特性を示し、特性 曲線Aが出力に必要なトルクであり、特性曲線Bが実際のエンジン1のトルクで ある。この特性曲線BとAとの間(斜線部分)のトルクを誘導機2が補充する。 従って、エンジン1は特性曲線Bのトルクを発生するだけであるが、全体として は特性曲線Aの出力トルクとなり、高トルクを発生することができる。これによ り、エンジン1に大きな負荷が作用した場合でも、黒煙発生などの排ガス上の問 題や騒音を軽減することができる。
【0012】 一方、降板走行や軽作業の低トルク出力時には、インバータ4が誘導機2をモ ータ機能から発電機能に切り換えて作動させる。すなわち、インバータ4はエン ジン1のクランク軸の回転に連動した誘導機2で生じる電力をバッテリー6に送 出してバッテリー6に充電する。図3はかかる低トルク出力時の特性を示し、C 点が降板走行や軽作業の実施に必要なトルクであるが、このトルクをD点まで増 大させるようにエンジン1を作動する。そして、このD点とC点間の余剰トルク により誘導機2が発電を行い、その電力をバッテリー6に備える。このような制 御では、エンジン1の余剰トルクでバッテリー6を充電し、その電力を図2に示 した高トルク出力時のモータとしての誘導機2の作動に使用したり、スタータの 作動に使用するため、エンジン出力を有効に利用でき、燃料浪費を軽減すること ができる。
【0013】
本考案は高トルク出力時においては誘導機のトルクでエンジントルクを補助す る一方、低トルク出力時におていは誘導機で発電してバッテリーを充電するため 、排ガス上の問題を生じることが少ないと共に、エンジン出力を有効に利用する ことができる。
【図1】本考案の一実施例の構成図である。
【図2】高トルク出力時の特性図である。
【図3】低トルク出力時の特性図である。
1:エンジン、2:誘導機、4:インバータ、6:バッ
テリー。
テリー。
Claims (1)
- 【請求項1】 自走式作業車の走行および作業時の動力
を発生するエンジンと、モータ機能および前記エンジン
の駆動により発電する発電機能を備えた誘導機と、この
誘導機により発電された電力を貯えるバッテリーと、前
記エンジンの出力トルクが大きいとき前記誘導機からエ
ンジンへトルクを供給し、エンジンの出力トルクが小さ
いとき、エンジンの余剰トルクで誘導機を発電させてバ
ッテリーに充電する制御手段とを備えていることを特徴
とする自走式作業車の動力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP011574U JPH0572544U (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 自走式作業車の動力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP011574U JPH0572544U (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 自走式作業車の動力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0572544U true JPH0572544U (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=11781690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP011574U Pending JPH0572544U (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 自走式作業車の動力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0572544U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003026957A1 (fr) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Yanmar Co.,Ltd. | Mecanisme de propulsion hybride de navire |
DE10015844B4 (de) * | 1999-03-31 | 2016-10-27 | Suzuki Motor Corp. | Elektromotorantriebssteuervorrichtung |
JPWO2015159385A1 (ja) * | 2014-04-16 | 2017-04-13 | 株式会社Tbk | 共振型モータシステム |
-
1992
- 1992-03-09 JP JP011574U patent/JPH0572544U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10015844B4 (de) * | 1999-03-31 | 2016-10-27 | Suzuki Motor Corp. | Elektromotorantriebssteuervorrichtung |
WO2003026957A1 (fr) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Yanmar Co.,Ltd. | Mecanisme de propulsion hybride de navire |
JPWO2015159385A1 (ja) * | 2014-04-16 | 2017-04-13 | 株式会社Tbk | 共振型モータシステム |
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