JPH0572482A - 紫外対物レンズ - Google Patents
紫外対物レンズInfo
- Publication number
- JPH0572482A JPH0572482A JP3233121A JP23312191A JPH0572482A JP H0572482 A JPH0572482 A JP H0572482A JP 3233121 A JP3233121 A JP 3233121A JP 23312191 A JP23312191 A JP 23312191A JP H0572482 A JPH0572482 A JP H0572482A
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- JP
- Japan
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- lens
- fluorite
- quartz
- lens unit
- cemented
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 250nm付近の波長域で使用可能な高倍、
高開口数で、像面の平坦性、透過率も良く、作動距離も
比較的長い乾燥系高解像紫外対物レンズ。 【構成】 物体側に凹面を向けたメニスカスレンズと凹
凸接合メニスカスレンズよりなり、全体として正パワー
の第1レンズ群L1、3枚接合レンズを少なくとも2個
含み、全体として正パワーの第2レンズ群L2、凹凸接
合レンズを含み、負パワーの第3レンズ群L3よりな
り、(1)2.5<|f1 /f|<5、(2)5<|f
2 /f|<10、(3)2.5<|f3 /f|<7.
5、の条件を満足する対物レンズである。ここで、
f1 、f2 、f3 、fはそれぞれ第1レンズ群L1、第
2レンズ群L2、第3レンズ群L3及び全系の焦点距離
である。
高開口数で、像面の平坦性、透過率も良く、作動距離も
比較的長い乾燥系高解像紫外対物レンズ。 【構成】 物体側に凹面を向けたメニスカスレンズと凹
凸接合メニスカスレンズよりなり、全体として正パワー
の第1レンズ群L1、3枚接合レンズを少なくとも2個
含み、全体として正パワーの第2レンズ群L2、凹凸接
合レンズを含み、負パワーの第3レンズ群L3よりな
り、(1)2.5<|f1 /f|<5、(2)5<|f
2 /f|<10、(3)2.5<|f3 /f|<7.
5、の条件を満足する対物レンズである。ここで、
f1 、f2 、f3 、fはそれぞれ第1レンズ群L1、第
2レンズ群L2、第3レンズ群L3及び全系の焦点距離
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波長250nm付近の
紫外光用の対物レンズに関するものである。
紫外光用の対物レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】波長250nm付近の紫外域の光を使っ
た対物レンズは、高解像結像レンズ、紫外域における生
体の研究、レーザーの研究応用等に用いられる。このよ
うな用途には反射対物レンズも多く用いられているが、
高解像が要求される場合には、屈折系のほうが有利であ
る。屈折系の紫外対物レンズは、例えばJ.O.S.
A.第38巻第689頁に記載されており、この対物レ
ンズは、高倍率で、グリセリン浸並びに高開口数(N
A)で、球面収差が良好に補正されている。
た対物レンズは、高解像結像レンズ、紫外域における生
体の研究、レーザーの研究応用等に用いられる。このよ
うな用途には反射対物レンズも多く用いられているが、
高解像が要求される場合には、屈折系のほうが有利であ
る。屈折系の紫外対物レンズは、例えばJ.O.S.
A.第38巻第689頁に記載されており、この対物レ
ンズは、高倍率で、グリセリン浸並びに高開口数(N
A)で、球面収差が良好に補正されている。
【0003】また、特開平1−319719号、特開平
1−319720号公報に記載されている紫外対物レン
ズは、低倍率、低NAであるが、少ないレンズで球面収
差が比較的良好に補正されている。
1−319720号公報に記載されている紫外対物レン
ズは、低倍率、低NAであるが、少ないレンズで球面収
差が比較的良好に補正されている。
【0004】さらに、ドイツ特許明細書第391586
8号に記載されている紫外対物レンズは、高NA、高倍
率で、可視から紫外域にわたって色補正されているが、
使用波長に応じて対物レンズの一部をフローティングす
るものである。
8号に記載されている紫外対物レンズは、高NA、高倍
率で、可視から紫外域にわたって色補正されているが、
使用波長に応じて対物レンズの一部をフローティングす
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のJ.O.S.
A.に記載されている対物レンズは、像面湾曲が大き
く、有効視野が極めて小さく、また、グリセリン浸であ
るため、半導体市場やレーザーの応用には使用できな
い。
A.に記載されている対物レンズは、像面湾曲が大き
く、有効視野が極めて小さく、また、グリセリン浸であ
るため、半導体市場やレーザーの応用には使用できな
い。
【0006】また、前記両公開公報に記載された対物レ
ンズは、構成枚数が少ないために、低倍率、低NAであ
るにもかかわらず、色収差、像面湾曲が十分には補正さ
れていない。
ンズは、構成枚数が少ないために、低倍率、低NAであ
るにもかかわらず、色収差、像面湾曲が十分には補正さ
れていない。
【0007】さらに、ドイツ特許明細書第391586
8号に記載されている紫外対物レンズは、使用波長に応
じて対物レンズの一部をフローティングするものであ
り、また、作動距離(WD)も非常に短いため、操作性
が悪いという欠点を有する。
8号に記載されている紫外対物レンズは、使用波長に応
じて対物レンズの一部をフローティングするものであ
り、また、作動距離(WD)も非常に短いため、操作性
が悪いという欠点を有する。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、波長250nm付近の紫外光
で視野周辺まで性能劣化がなく、比較的作動距離も長
く、波長に応じたフローティングの必要もない屈折系の
高解像対物レンズを提供することである。
ものであり、その目的は、波長250nm付近の紫外光
で視野周辺まで性能劣化がなく、比較的作動距離も長
く、波長に応じたフローティングの必要もない屈折系の
高解像対物レンズを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の紫外対物レンズ
は、物体側から順に、物体側に凹面を向けたメニスカス
レンズと凹凸接合メニスカスレンズよりなり、全体とし
て正パワーの第1レンズ群L1、3枚接合レンズを少な
くとも2個含み、全体として正パワーの第2レンズ群L
2、凹凸接合レンズを含み、負パワーの第3レンズ群L
3よりなり、以下の条件を満足することを特徴とするも
のである。
は、物体側から順に、物体側に凹面を向けたメニスカス
レンズと凹凸接合メニスカスレンズよりなり、全体とし
て正パワーの第1レンズ群L1、3枚接合レンズを少な
くとも2個含み、全体として正パワーの第2レンズ群L
2、凹凸接合レンズを含み、負パワーの第3レンズ群L
3よりなり、以下の条件を満足することを特徴とするも
のである。
【0010】 (1) 2.5<|f1 /f|<5 (2) 5<|f2 /f|<10 (3) 2.5<|f3 /f|<7.5 ただし、f1 、f2 、f3 、fはそれぞれ第1レンズ群
L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3及び全系の
焦点距離である。
L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3及び全系の
焦点距離である。
【0011】この場合、10mm厚、波長250nmで
の内部透過率が80%以上の硝材のみを用いて構成する
ことが望ましい。また、蛍石を用いる場合は、全て凸レ
ンズに用いるのが望ましい。
の内部透過率が80%以上の硝材のみを用いて構成する
ことが望ましい。また、蛍石を用いる場合は、全て凸レ
ンズに用いるのが望ましい。
【0012】
【作用】以下、上記構成を採用した理由と作用について
説明する。波長250nm付近で使用する光学系では、
透過率の問題から、使用する光学材料は、通常、蛍石、
溶融石英(又は、合成石英)程度に限られる。これらの
材料は、何れも上記波長域で1.42〜1.51の屈折
率で、また、分散(アッベ数)も広い範囲に分布してい
ないため、像面平坦性が良く、前記波長域の一定範囲で
色収差が補正された高倍対物レンズを設計することは困
難である。その傾向は、作動距離が長くなるほど顕著な
ものとなる。
説明する。波長250nm付近で使用する光学系では、
透過率の問題から、使用する光学材料は、通常、蛍石、
溶融石英(又は、合成石英)程度に限られる。これらの
材料は、何れも上記波長域で1.42〜1.51の屈折
率で、また、分散(アッベ数)も広い範囲に分布してい
ないため、像面平坦性が良く、前記波長域の一定範囲で
色収差が補正された高倍対物レンズを設計することは困
難である。その傾向は、作動距離が長くなるほど顕著な
ものとなる。
【0013】この波長域の光源としてはレーザーが主流
であり、それらはほぼ単色光源である。また、異なる波
長のレーザーを同時に用いることも殆どないため、ある
一定波長域にわたり色収差を補正する必要は必ずしもな
く、いくつかのレーザー波長で収差上の性能が出ていれ
ば十分であるが、波長毎に焦点調節のためにフローティ
ングをするのは、操作が煩雑で操作性が悪い。
であり、それらはほぼ単色光源である。また、異なる波
長のレーザーを同時に用いることも殆どないため、ある
一定波長域にわたり色収差を補正する必要は必ずしもな
く、いくつかのレーザー波長で収差上の性能が出ていれ
ば十分であるが、波長毎に焦点調節のためにフローティ
ングをするのは、操作が煩雑で操作性が悪い。
【0014】本発明の対物レンズでは、作動距離を調整
するだけで、いくつかのレーザー波長で高解像が得られ
るようにし、また、そうすることによって、従来のもの
よりはるかに大きな作動距離を得るようにしたものであ
る。
するだけで、いくつかのレーザー波長で高解像が得られ
るようにし、また、そうすることによって、従来のもの
よりはるかに大きな作動距離を得るようにしたものであ
る。
【0015】このような対物レンズを得るためには、軸
上の色収差や倍率の色収差を補正する必要はないが、1
つのレンズ系で各波長での諸収差を良好に補正しなけれ
ばならない。そのためには、第1レンズ群L1で大きな
球面収差を発生させずに、第2レンズ群L2に光線を導
くことが重要である。大きな球面収差を発生させずに光
線を曲げて行くには、レンズ面の法線と入射光線の角度
差をあまり大きくしないことが必要であり、そのために
は、第1レンズ群L1は物体側に凹面を向けたメニスカ
スレンズの組み合わせとなり、それらの少なくとも1つ
を凹凸の接合レンズにすれば、さらに効果的である。第
2レンズ群L2への光線の導入を効果的に行うために設
定されたのが上記条件(1)である。ここで、その下限
の2.5を越えると、第1レンズ群L1のパワーが強く
なりすぎ、そこで発生する球面収差、像面湾曲がそれよ
り後群で補正しきれず、逆に、その上限の5を越える
と、大きな角度を持ったままの光線群が第2レンズ群L
2に導入されることになり、第1レンズ群L1で発生し
た球面収差等が第2レンズ群L2で補正しきれなくな
る。
上の色収差や倍率の色収差を補正する必要はないが、1
つのレンズ系で各波長での諸収差を良好に補正しなけれ
ばならない。そのためには、第1レンズ群L1で大きな
球面収差を発生させずに、第2レンズ群L2に光線を導
くことが重要である。大きな球面収差を発生させずに光
線を曲げて行くには、レンズ面の法線と入射光線の角度
差をあまり大きくしないことが必要であり、そのために
は、第1レンズ群L1は物体側に凹面を向けたメニスカ
スレンズの組み合わせとなり、それらの少なくとも1つ
を凹凸の接合レンズにすれば、さらに効果的である。第
2レンズ群L2への光線の導入を効果的に行うために設
定されたのが上記条件(1)である。ここで、その下限
の2.5を越えると、第1レンズ群L1のパワーが強く
なりすぎ、そこで発生する球面収差、像面湾曲がそれよ
り後群で補正しきれず、逆に、その上限の5を越える
と、大きな角度を持ったままの光線群が第2レンズ群L
2に導入されることになり、第1レンズ群L1で発生し
た球面収差等が第2レンズ群L2で補正しきれなくな
る。
【0016】第2レンズ群L2は、3枚接合レンズを2
つ以上含むことによって、各波長の球面収差やコマ収差
を極めて良好に補正するものであり、その効果を最大限
に発揮するために、上記条件(2)が設定される。ここ
で、条件(2)の下限の5を越えると、第2レンズ群L
2のパワーが強くなりすぎ、そこで大きな球面収差やコ
マ収差が発生し、逆に、その上限の10を越えると、光
線高を下げて負パワーの第3レンズ群L3に導くことが
できなくなり、第3レンズ群L3で像面湾曲の補正がで
きなくなる。
つ以上含むことによって、各波長の球面収差やコマ収差
を極めて良好に補正するものであり、その効果を最大限
に発揮するために、上記条件(2)が設定される。ここ
で、条件(2)の下限の5を越えると、第2レンズ群L
2のパワーが強くなりすぎ、そこで大きな球面収差やコ
マ収差が発生し、逆に、その上限の10を越えると、光
線高を下げて負パワーの第3レンズ群L3に導くことが
できなくなり、第3レンズ群L3で像面湾曲の補正がで
きなくなる。
【0017】また、第3レンズ群L3で像面湾曲の補正
を効果的に行うために、上記条件(3)が設定される。
ここで、その下限の2.5を越えると、第3レンズ群L
3のパワーが強くなりすぎ、そこで発生する球面収差、
コマ収差が他群で補正しきれず、逆に、その上限の7.
5を越えると、負パワーが弱くなりすぎ、像面湾曲が補
正できない。
を効果的に行うために、上記条件(3)が設定される。
ここで、その下限の2.5を越えると、第3レンズ群L
3のパワーが強くなりすぎ、そこで発生する球面収差、
コマ収差が他群で補正しきれず、逆に、その上限の7.
5を越えると、負パワーが弱くなりすぎ、像面湾曲が補
正できない。
【0018】さらに、効果的に第3レンズ群L3へ光線
を導くためには、以下の条件を満足することが望まし
い。
を導くためには、以下の条件を満足することが望まし
い。
【0019】 (4) 2<|d3 /f|<6 ただし、d3 は第2レンズ群L2、第3レンズ群L3間
の距離である。ここで、その下限の2を越えると、第3
レンズ群L3へ入射する光線高が下がりきらず、効果的
に像面湾曲が補正できず、逆に、その上限の6を越える
と、光線が下がりすぎ、過剰な負のペッツバール値及び
コマ収差等が発生してしまう。
の距離である。ここで、その下限の2を越えると、第3
レンズ群L3へ入射する光線高が下がりきらず、効果的
に像面湾曲が補正できず、逆に、その上限の6を越える
と、光線が下がりすぎ、過剰な負のペッツバール値及び
コマ収差等が発生してしまう。
【0020】また、本発明の対物レンズは、10mm
厚、波長250nmでの内部透過率が80%以上の硝材
のみを用いることが望ましい。本対物レンズでは、高倍
率、高開口数、長作動距離で、極めて良好に収差補正を
するため、レンズ枚数が通常の対物レンズに比べてかな
り多くなっており、そのためにも是非とも必要な条件で
ある。
厚、波長250nmでの内部透過率が80%以上の硝材
のみを用いることが望ましい。本対物レンズでは、高倍
率、高開口数、長作動距離で、極めて良好に収差補正を
するため、レンズ枚数が通常の対物レンズに比べてかな
り多くなっており、そのためにも是非とも必要な条件で
ある。
【0021】さらに、本発明の対物レンズは、蛍石を用
いる場合は、全て凸レンズに用いるのが望ましい。ある
波長範囲で色収差を補正するには、後群で蛍石を凹レン
ズとして使う必要が生じるが、波長毎に諸収差を補正す
るのなら、通常通り蛍石は凸レンズに使ったほうが効果
的であるからである。
いる場合は、全て凸レンズに用いるのが望ましい。ある
波長範囲で色収差を補正するには、後群で蛍石を凹レン
ズとして使う必要が生じるが、波長毎に諸収差を補正す
るのなら、通常通り蛍石は凸レンズに使ったほうが効果
的であるからである。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の近紫外対物レンズの実施例
1から4について説明する。各実施例のレンズデータは
後記するが、実施例1から4のレンズ断面をそれぞれ図
1から図4に示す。ここで、全ての実施例は、100
×、開口数(NA)0.85であり、何れも乾燥無限遠
補正設計、焦点距離は360mmとしてある。
1から4について説明する。各実施例のレンズデータは
後記するが、実施例1から4のレンズ断面をそれぞれ図
1から図4に示す。ここで、全ての実施例は、100
×、開口数(NA)0.85であり、何れも乾燥無限遠
補正設計、焦点距離は360mmとしてある。
【0023】レンズ系の配置、材料としては(材料は括
弧内に表示する。)、物体(標本)側から順に、実施例
1においては、第1レンズ群L1は、物体側に凹面を向
けた負メニスカスレンズ(石英)と、両凹レンズ(石
英)、両凸レンズ(蛍石)の接合メニスカスレンズから
なり、第2レンズ群L2は、両凸レンズ(蛍石)、凹平
レンズ(石英)、平凸レンズ(蛍石)の3枚接合レンズ
と、両凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ(石英)、両凸レ
ンズ(蛍石)の3枚接合レンズと、両凸レンズ(蛍
石)、両凹レンズ(石英)の接合レンズ2個からなり、
第3レンズ群L3は、両凹レンズ(石英)、両凸レンズ
(蛍石)の接合レンズからなる。
弧内に表示する。)、物体(標本)側から順に、実施例
1においては、第1レンズ群L1は、物体側に凹面を向
けた負メニスカスレンズ(石英)と、両凹レンズ(石
英)、両凸レンズ(蛍石)の接合メニスカスレンズから
なり、第2レンズ群L2は、両凸レンズ(蛍石)、凹平
レンズ(石英)、平凸レンズ(蛍石)の3枚接合レンズ
と、両凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ(石英)、両凸レ
ンズ(蛍石)の3枚接合レンズと、両凸レンズ(蛍
石)、両凹レンズ(石英)の接合レンズ2個からなり、
第3レンズ群L3は、両凹レンズ(石英)、両凸レンズ
(蛍石)の接合レンズからなる。
【0024】実施例2は、第1レンズ群L1は実施例1
と同様であり、第2レンズ群L2は、両凸レンズ(蛍
石)、凹平レンズ(石英)、平凸レンズ(蛍石)の3枚
接合レンズと、両凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ(石
英)、両凸レンズ(蛍石)の3枚接合レンズと、両凸レ
ンズ(蛍石)、両凹レンズ(石英)、像側に凹面を向け
た正メニスカスレンズ(蛍石)の3枚接合レンズと、両
凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ(石英)の接合レンズか
らなり、第3レンズ群L3は、両凹レンズ(石英)、像
側に凹面を向けた正メニスカスレンズ(蛍石)の接合レ
ンズからなる。
と同様であり、第2レンズ群L2は、両凸レンズ(蛍
石)、凹平レンズ(石英)、平凸レンズ(蛍石)の3枚
接合レンズと、両凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ(石
英)、両凸レンズ(蛍石)の3枚接合レンズと、両凸レ
ンズ(蛍石)、両凹レンズ(石英)、像側に凹面を向け
た正メニスカスレンズ(蛍石)の3枚接合レンズと、両
凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ(石英)の接合レンズか
らなり、第3レンズ群L3は、両凹レンズ(石英)、像
側に凹面を向けた正メニスカスレンズ(蛍石)の接合レ
ンズからなる。
【0025】実施例3は、第1レンズ群L1は実施例
1、2と同様であり、第2レンズ群L2は、両凸レンズ
(蛍石)、凹平レンズ(石英)、平凸レンズ(蛍石)の
3枚接合レンズと、両凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ
(石英)、両凸レンズ(蛍石)の3枚接合レンズと、像
側に凹面を向けた正メニスカスレンズ(石英)、両凸レ
ンズ(蛍石)、両凹レンズ(石英)の3枚接合レンズ
と、両凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ(石英)の接合レ
ンズからなり、第3レンズ群L3は実施例1と同様であ
る。
1、2と同様であり、第2レンズ群L2は、両凸レンズ
(蛍石)、凹平レンズ(石英)、平凸レンズ(蛍石)の
3枚接合レンズと、両凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ
(石英)、両凸レンズ(蛍石)の3枚接合レンズと、像
側に凹面を向けた正メニスカスレンズ(石英)、両凸レ
ンズ(蛍石)、両凹レンズ(石英)の3枚接合レンズ
と、両凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ(石英)の接合レ
ンズからなり、第3レンズ群L3は実施例1と同様であ
る。
【0026】実施例4は、第1レンズ群L1、第3レン
ズ群L3は実施例1、3と同様であり、第2レンズ群L
2は、両凸レンズ(蛍石)、凹平レンズ(石英)、平凸
レンズ(蛍石)の3枚接合レンズと、両凸レンズ(蛍
石)、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ(石
英)の接合レンズと、両凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ
(石英)、像側に凹面を向けた正メニスカスレンズ(蛍
石)の3枚接合レンズと、両凸レンズ(蛍石)、両凹レ
ンズ(石英)の接合レンズからなる。
ズ群L3は実施例1、3と同様であり、第2レンズ群L
2は、両凸レンズ(蛍石)、凹平レンズ(石英)、平凸
レンズ(蛍石)の3枚接合レンズと、両凸レンズ(蛍
石)、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ(石
英)の接合レンズと、両凸レンズ(蛍石)、両凹レンズ
(石英)、像側に凹面を向けた正メニスカスレンズ(蛍
石)の3枚接合レンズと、両凸レンズ(蛍石)、両凹レ
ンズ(石英)の接合レンズからなる。
【0027】以下に各実施例のレンズデータを示すが、
各データは実際の光線進行方向とは逆の順序で示してあ
る。なお、記号は、上記の外、fは全系の焦点距離、N
Aは開口数、Mは倍率、r1 、r2 …は各レンズ面の曲
率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、n
d2…は各レンズの材料を示す。
各データは実際の光線進行方向とは逆の順序で示してあ
る。なお、記号は、上記の外、fは全系の焦点距離、N
Aは開口数、Mは倍率、r1 、r2 …は各レンズ面の曲
率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、n
d2…は各レンズの材料を示す。
【0028】実施例1 f =360 NA=0.85 M = 100× r1 = 56.370 d1 = 2.51 nd1 =(蛍石) r2 = -14.095 d2 = 2.00 nd2 =(石英) r3 = 8.928 d3 =12.96 r4 = -48.595 d4 = 2.51 nd3 =(石英) r5 = 11.674 d5 = 6.29 nd4 =(蛍石) r6 = -26.188 d6 = 8.57 r7 = -120.086 d7 = 4.00 nd5 =(石英) r8 = 16.927 d8 = 8.47 nd6 =(蛍石) r9 = -37.143 d9 = 3.16 r10= 78.866 d10= 5.60 nd7 =(蛍石) r11= -48.273 d11= 4.00 nd8 =(石英) r12= 19.726 d12= 8.42 nd9 =(蛍石) r13= -55.289 d13= 0.20 r14= 25.214 d14= 4.95 nd10=(蛍石) r15= ∞ d15= 2.50 nd11=(石英) r16= 12.119 d16= 6.62 nd12=(蛍石) r17= -118.585 d17= 0.20 r18= 9.841 d18= 7.07 nd13=(蛍石) r19= -17.458 d19= 2.00 nd14=(石英) r20= 22.237 d20= 0.20 r21= 3.347 d21= 4.17 nd15=(石英) r22= 2.951 d22= 0.92 r23= ∞(標本) |f1 /f|=3.47 |f2 /f|=7.65 |f3 /f|=5.53 |d3 /f|=3.6
。
。
【0029】実施例2 f =360 NA=0.85 M = 100× r1 = -302.660 d1 = 3.67 nd1 =(蛍石) r2 = -8.046 d2 = 6.00 nd2 =(石英) r3 = 9.999 d3 =15.81 r4 = -75.381 d4 = 2.00 nd3 =(石英) r5 = 14.686 d5 = 5.80 nd4 =(蛍石) r6 = -21.509 d6 = 0.20 r7 = -37.945 d7 = 5.16 nd5 =(蛍石) r8 = -11.123 d8 = 3.91 nd6 =(石英) r9 = 19.275 d9 = 6.56 nd7 =(蛍石) r10= -33.468 d10= 0.55 r11= 57.028 d11= 5.39 nd8 =(蛍石) r12= -95.363 d12= 6.00 nd9 =(石英) r13= 18.294 d13= 7.07 nd10=(蛍石) r14= -47.646 d14= 0.28 r15= 24.213 d15= 5.71 nd11=(蛍石) r16= ∞ d16= 2.00 nd12=(石英) r17= 11.259 d17= 6.80 nd13=(蛍石) r18= -294.258 d18= 0.20 r19= 8.796 d19= 7.44 nd14=(蛍石) r20= -20.013 d20= 2.22 nd15=(石英) r21= 13.242 d21= 0.20 r22= 3.323 d22= 3.81 nd16=(石英) r23= 3.190 d23= 0.86 r24= ∞(標本) |f1 /f|=3.8 |f2 /f|=7.114 |f3 /f|=4.71 |d3 /f|=4.39
。
。
【0030】実施例3 f =360 NA=0.85 M = 100× r1 = 154.703 d1 = 2.52 nd1 =(蛍石) r2 = -12.311 d2 = 2.75 nd2 =(石英) r3 = 9.742 d3 =12.52 r4 = -76.830 d4 = 2.00 nd3 =(石英) r5 = 10.937 d5 = 5.41 nd4 =(蛍石) r6 = -29.602 d6 = 9.59 r7 = -146.653 d7 = 2.00 nd5 =(石英) r8 = 16.169 d8 = 7.72 nd6 =(蛍石) r9 = -74.387 d9 = 5.00 nd7 =(石英) r10= -41.770 d10= 1.70 r11= 74.643 d11= 6.70 nd8 =(蛍石) r12= -16.507 d12= 3.20 nd9 =(石英) r13= 17.339 d13= 7.92 nd10=(蛍石) r14= -47.678 d14= 0.20 r15= 26.822 d15= 4.90 nd11=(蛍石) r16= ∞ d16= 2.00 nd12=(石英) r17= 11.536 d17= 7.17 nd13=(蛍石) r18= -126.903 d18= 0.20 r19= 9.815 d19= 7.44 nd14=(蛍石) r20= -19.860 d20= 2.00 nd15=(石英) r21= 28.715 d21= 0.20 r22= 3.508 d22= 4.24 nd16=(石英) r23= 2.982 d23= 0.99 r24= ∞(標本) |f1 /f|=3.50 |f2 /f|=8.13 |f3 /f|=5.39 |d3 /f|=3.48
。
。
【0031】実施例4 f =360 NA=0.85 M = 100× r1 = 175.567 d1 = 5.35 nd1 =(蛍石) r2 = -7.996 d2 = 5.63 nd2 =(石英) r3 = 9.174 d3 =15.09 r4 = -52.756 d4 = 2.00 nd3 =(石英) r5 = 15.358 d5 = 5.86 nd4 =(蛍石) r6 = -18.805 d6 = 0.20 r7 = -36.681 d7 = 5.24 nd5 =(蛍石) r8 = -10.479 d8 = 5.82 nd6 =(石英) r9 = 22.070 d9 = 6.11 nd7 =(蛍石) r10= -34.954 d10= 3.08 r11= 60.484 d11= 6.00 nd8 =(石英) r12= 21.426 d12= 6.44 nd9 =(蛍石) r13= -51.266 d13= 2.27 r14= 23.125 d14= 5.86 nd10=(蛍石) r15= ∞ d15= 2.14 nd11=(石英) r16= 11.306 d16= 6.49 nd12=(蛍石) r17= -306.604 d17= 0.25 r18= 8.859 d18= 6.91 nd13=(蛍石) r19= -20.587 d19= 2.00 nd14=(石英) r20= 12.551 d20= 0.20 r21= 3.228 d21= 3.82 nd15=(石英) r22= 3.155 d22= 0.91 r23= ∞(標本) |f1 /f|=3.73 |f2 /f|=6.33 |f3 /f|=4.81 |d3 /f|=4.19
。
。
【0032】以上の実施例1〜4の紫外対物レンズの球
面収差、非点収差、歪曲収差、点像強度分布を示す収差
図を図5〜図8に示す。
面収差、非点収差、歪曲収差、点像強度分布を示す収差
図を図5〜図8に示す。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
250nm付近の波長域で使用可能な高倍、高開口数
で、像面の平坦性、透過率も良く、作動距離も比較的長
い乾燥系高解像紫外対物レンズを得ることができる。
250nm付近の波長域で使用可能な高倍、高開口数
で、像面の平坦性、透過率も良く、作動距離も比較的長
い乾燥系高解像紫外対物レンズを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の近紫外対物レンズの実施例1のレンズ
断面図である。
断面図である。
【図2】実施例2のレンズ断面図である。
【図3】実施例3のレンズ断面図である。
【図4】実施例4のレンズ断面図である。
【図5】実施例1の球面収差、非点収差、歪曲収差、点
像強度分布を示す収差図である。
像強度分布を示す収差図である。
【図6】実施例2の図5と同様な収差図である。
【図7】実施例3の図5と同様な収差図である。
【図8】実施例4の図5と同様な収差図である。
L1…第1レンズ群 L2…第2レンズ群 L3…第3レンズ群
Claims (1)
- 【請求項1】 物体側から順に、物体側に凹面を向けた
メニスカスレンズと凹凸接合メニスカスレンズよりな
り、全体として正パワーの第1レンズ群L1、3枚接合
レンズを少なくとも2個含み、全体として正パワーの第
2レンズ群L2、凹凸接合レンズを含み、負パワーの第
3レンズ群L3よりなり、以下の条件を満足することを
特徴とする紫外対物レンズ: (1) 2.5<|f1 /f|<5 (2) 5<|f2 /f|<10 (3) 2.5<|f3 /f|<7.5 ただし、f1 、f2 、f3 、fはそれぞれ第1レンズ群
L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3及び全系の
焦点距離である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23312191A JP3242426B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 紫外対物レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23312191A JP3242426B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 紫外対物レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0572482A true JPH0572482A (ja) | 1993-03-26 |
JP3242426B2 JP3242426B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=16950091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23312191A Expired - Fee Related JP3242426B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 紫外対物レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3242426B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5886826A (en) * | 1996-03-13 | 1999-03-23 | Nikon Corporation | Microscope objective |
US6181480B1 (en) | 1998-07-29 | 2001-01-30 | Nikon Corporation | Microscope objective |
US6507442B2 (en) | 2000-02-29 | 2003-01-14 | Olympus Optical Co., Ltd. | Objective lens |
US6822805B2 (en) | 2001-07-09 | 2004-11-23 | Olympus Corporation | Objective lens |
EP2194412A4 (en) * | 2007-09-25 | 2017-12-20 | Nikon Corporation | Objective lens |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP23312191A patent/JP3242426B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5886826A (en) * | 1996-03-13 | 1999-03-23 | Nikon Corporation | Microscope objective |
US6181480B1 (en) | 1998-07-29 | 2001-01-30 | Nikon Corporation | Microscope objective |
US6507442B2 (en) | 2000-02-29 | 2003-01-14 | Olympus Optical Co., Ltd. | Objective lens |
US6822805B2 (en) | 2001-07-09 | 2004-11-23 | Olympus Corporation | Objective lens |
EP2194412A4 (en) * | 2007-09-25 | 2017-12-20 | Nikon Corporation | Objective lens |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3242426B2 (ja) | 2001-12-25 |
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