JPH0572353A - 時計用ステツプモ−タの駆動方法 - Google Patents

時計用ステツプモ−タの駆動方法

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JPH0572353A
JPH0572353A JP23010091A JP23010091A JPH0572353A JP H0572353 A JPH0572353 A JP H0572353A JP 23010091 A JP23010091 A JP 23010091A JP 23010091 A JP23010091 A JP 23010091A JP H0572353 A JPH0572353 A JP H0572353A
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JP
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signal
pulse
circuit
low
frequency
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JP23010091A
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English (en)
Inventor
Tadataka Wakatabi
唯孝 若旅
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ式電子時計の指針修正に際し、短時
間で大きな誤差を修正可能とすると共に、所定の位置で
指針を正確に停止させ、且つ、修正時の指針の動きを滑
らかとする。 【構成】 通常の運針パルス信号の他、周波数の異なる
高速早送りパルス信号と低速早送りパルス信号とを用い
てステップモ−タを駆動することとし、低速早送りパル
ス信号にチョッピングを施して低速早送りパルス信号の
デュ−ティ比を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時計用ステップモ−タ
の駆動方法に関し、特に、指針の修正を行う早送り又は
早戻しの駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、多くの時計は水晶発振器を用いた
電子時計が使用されており、水晶発振器を内蔵した基準
信号発生回路からの信号を適宜に分周し、所定周波数の
基準周波数信号によりステップモ−タを駆動して運針を
行わせている。このステップモ−タを用いたアナログ式
電子時計では、指針の修正に際しても、ステップモ−タ
に印加する駆動パルスの周波数として通常の運針駆動時
のパルス周波数よりも高い周波数の基準周波数信号をス
テップモ−タに印加することとし、以てステップモ−タ
を高速で回転させることが行われている。
【0003】この様に、通常の駆動時にステップモ−タ
に印加する周波数と異なる高い周波数の基準周波数信号
によりステップモ−タを駆動して指針の修正を行う際、
早送り用駆動パルスのパルス幅を短くし、又は、チョッ
パ制御を施して早送り用パルス信号のデュ−ティ比を小
さくすることにより、ロ−タや歯車の慣性エネルギ−を
利用しつつ指針の早送りを行い、以て電池の消耗を少な
くすることが提案されている(例えば、特開昭61−1
67398号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今日、ステップモ−タ
を高速で回転させることにより指針を修正するに際して
も、数分の送れや進み等の小さい誤差を修正する場合
と、時間単位の大きな誤差を修正する場合等、修正量に
応じて高速の早送りと低速の早送りとが求められる。
【0005】そして、小さな誤差を修正する低速早送り
に際しては、指針を所望の位置で確実に停止させる為
に、静止案定点を有するステップ回転とされることが望
まれ、ステップ回転とすると1ステップ毎に指針が震動
して見苦しい指針の動きとなる欠点があった。又、ロ−
タにおける1ステップ毎の震動が指針に伝達されること
を防止する為に、歯車のバックラッシュを多少大きくす
ることも試みられているも、バックラッシュを大きくす
ると、指針の逆転修正を行ったとき、修正後に指針を正
転させる際、モ−タの正転開始に対して指針の正転が数
ステップ分だけ送れてしまう欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、周波数の異な
る複数の基準周波数信号を出力する基準信号発生回路を
用いて通常運針パルス信号を形成する他、通常の運針パ
ルス信号とは周波数の異なる高速早送りパルス信号及び
低速早送りパルス信号を形成してステップモ−タを駆動
する方法において、低速早送りパルス信号にはチョッピ
ングを加えて低速早送りパルス信号のデュ−ティ比を小
さくする。
【0007】
【作 用】本発明は、高速早送りパルス信号と低速早送
りパルス信号とを用いる故、指針の修正を高速早送りに
て短時間に大きな誤差を修正することが可能であり、
又、低速早送りにより正確な時刻へ指針を合わせること
が容易であると共に、低速早送りを行う際の駆動信号で
ある低速早送りパルス信号のデュ−ティ比を小さくして
いる故、低速早送りに際してステップモ−タに余分な駆
動トルクが発生することを防止できる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例は、図1のIに示す様に、通
常の2相励磁を行う運針パルス信号の他、図1のIIに示
す様にチョッピングを施した低速早送りパルス信号を用
いることとし、この低速早送りパルス信号は通常の運針
パルス信号の百数十倍程度の周波数を設定し、更に図1
のIIIに示す様に低速早送りパルス信号の十倍程度の周
波数を設定した高速早送りパルス信号をもってパルスモ
−タを駆動するものであり、低速早送りパルス信号には
チョッピングを加えてデュ−ティ比を低下させることに
より、パルスモ−タの起動トルクを調整するものであ
る。
【0009】この実施例では、図2に示す様に、第1ス
テ−タコイル83と第2ステ−タコイル85として90
度の角度差を設けた磁極によりロ−タ81を回転制御す
るステップモ−タ80を用い、該ステップモ−タ80に
おけるロ−タ81の回転を輪列により適宜減速して時針
及び分針を駆動することとし、該ステップモ−タ80の
駆動回路は、図3に示す様に、逆転修正スイッチ17及
び正転修正スイッチ16を有して修正信号をC信号に出
力する修正スイッチ回路15と、水晶発振器を有し、周
波数の異なる複数の基準周波数信号を出力する基準信号
発生回路11と、パルスモ−タ80を通常の回転速度で
回転させる駆動パルス信号をD信号に出力する駆動パル
ス成形回路20と、カウンタを内蔵し、修正信号が一定
時間以上持続されたときには高速早送り指示信号をG信
号に出力し、修正信号の持続時間が一定時間以内で断続
されるときは修正信号の出力に対応して低速早送り指示
信号をF信号に、又、修正信号の出力中は修正指示信号
をE信号に出力するタイマ−回路30と、通常は駆動周
波基準信号φ6を通過させて速度基準信号とし、高速早
送り指示信号が入力されると高速早送り基準信号φ3を
通過させ、低速早送り指示信号が入力されると低速早送
り基準信号φ4を通過させて速度基準信号とするゲ−ト
回路40と、速度基準信号の周波数に基づいてパルスモ
−タ80に送る信号の位相を決定する位相形成回路50
と、低速早送りパルス信号に加えるチョッピングパルス
の周波数及びデュ−ティ比を定めるチョッピング周波数
決定回路60及びチョッパ回路64、更に合成回路70
と正逆切換回路77とを有する駆動回路10である。
【0010】この駆動回路10における修正スイッチ回
路15は、正転修正スイッチ16が操作されるとHレベ
ルの正転信号をA信号に出力し、逆転修正スイッチ17
が操作されるとHレベルの逆転信号をB信号に出力する
と共に、正転修正スイッチ16又は逆転修正スイッチ1
7が操作されたときに第1オア回路18を介してHレベ
ルの修正信号をC信号に出力するものである。
【0011】そして、駆動パルス成形回路20は、図4
に示す様に、D−フリップフロップやアンド回路及びイ
ンバ−タで構成し、第1D−フリップフロップ21と第
1アンド回路23とにより基準信号発生回路11から出
力される駆動周波基準信号φ6の周波数に基づいた周期
で、基準信号発生回路11から出力されるパルス幅決定
基準信号φ5の幅に規制されたLパルスを形成し、該L
パルスを第1インバ−タ25で反転させてHパルスと
し、該Hパルスを駆動パルス信号としてD信号に出力す
るものであり、E信号にLレベルの修正指示信号が出力
されると第2アンド回路27を閉じてD信号をLレベル
に維持し、以て駆動パルス信号の出力を停止するもので
ある。
【0012】又、タイマ−回路30は、カウンタ、D−
フリップフロップ、アンド回路、及びインバ−タで構成
し、C信号にHレベルの修正信号が出力されると、第2
インバ−タ39の出力であるE信号にLレベルの修正指
示信号を出力すると共に、修正信号が第2D−フリップ
フロップ31に入力されることにより第3アンド回路3
5の出力であるF信号をHレベルとして該タイマ−回路
30から低速早送り指示信号を出力し、同時に修正信号
が第2D−フリップフロップ31に入力されることによ
りカウンタ32のリセットを解除し、カウンタ32によ
り修正信号の持続時間を計測して所要時間が経過すると
第3D−フリップフロップ33にカウンタ32からキャ
リ−信号を出力して低速早送り指示信号の出力を停止さ
せると共に、第4アンド回路37の出力であるしてG信
号をHレベルとして修正信号が持続される限り高速早送
り指示信号をG信号に出力するものでる。
【0013】そしてゲ−ト回路40は、アンド回路及び
オア回路により構成し、通常は第5アンド回路41及び
第2オア回路47を介してJ信号に駆動周波基準信号φ
6を通過させて速度基準信号としているも、修正指示信
号が入力されると第5アンド回路41を閉じ、低速早送
り指示信号により第6アンド回路43を開いて低速早送
り基準信号φ4を速度基準信号として出力し、高速早送
り指示信号が入力されると第7アンド回路45を開いて
高速早送り基準信号φ3を速度基準信号として出力する
ものである。
【0014】この速度基準信号が入力される位相形成回
路50は、2個のインバ−タ及び3個のD−フリップフ
ロップで構成し、第3インバ−タ51を介して速度基準
信号を第4D−フリップフロップ52に入力し、ステッ
プモ−タ80の極数に応じた4個の出力信号に、順次入
力された速度基準信号の周波数に基づいた位相のずれを
与えて出力するものであり、第6D−フリップフロップ
54の出力であるK信号及び該K信号と逆位相のN信
号、第5D−フリップフロップ53の出力であるM信号
及び第4インバ−タ56により該M信号と逆位相とした
O信号を出力し、K信号及びN信号とM信号及びO信号
との間に4分の1の周期ずれを生じさせ、このずれが入
力信号である速度基準信号の1周期とされた位相信号を
出力するものである。
【0015】又、チョッピング周波数決定回路60は、
2個のアンド回路で形成し、基準信号発生回路11から
出力されるφ2基準信号をチョッピング周波数とし、φ1
基準信号をデュ−ティ比決定信号として第8アンド回路
61でφ1基準信号とφ2基準信号とを重畳することによ
りI信号に出力するチョッピングパルスの周波数及びパ
ルス幅を定め、低速早送り指示信号が入力されると第9
アンド回路63を開いてφ1基準信号に基づいたパルス
幅のチョッピングパルスをφ2基準信号の周波数に基づ
いた周期で該チョッピング周波数決定回路60からI信
号に出力するものあり、F信号への低速早送り指示信号
の出力が停止されると、チョッピングパルスの出力を停
止する。
【0016】そして、チョッパ回路64は、インバ−タ
及びアンド回路で構成し、通常は位相形成回路50から
出力される4個の位相信号を第10アンド回路66乃至
第13アンド回路69を介してそのまま通過させるも、
チョッピング周波数決定回路60からのチョッピングパ
ルスが入力されると、第10アンド回路66乃至第13
アンド回路69により位相信号にチョッピングを施し、
位相信号のデュ−ティ比を小さくするものである。
【0017】更に、合成回路70は1個のインバ−タ及
び4個のアンド回路で構成し、通常は第6インバ−タ7
1から入力される駆動パルス信号を位相信号に基づいて
開閉される第14アンド回路72乃至第17アンド回路
75を開閉して位相信号に基づいた順に位相をずらせた
4個の駆動信号として出力し、駆動パルス信号の出力が
停止されたときは位相信号をそのまま駆動信号として出
力するものであり、正逆切換回路77は、駆動信号に対
応した駆動パルス信号又は図7のIに示す高速早送りパ
ルス信号等の駆動信号をステップモ−タ80への出力で
あるU信号、V信号、W信号、及びX信号に出力し、修
正スイッチ回路15からの逆転信号が入力されると、該
正逆切換回路77から出力される各信号の位相を図7の
IIに示す様に逆転させ、正転信号が入力されると早送り
パルス信号等の位相をそのまま駆動信号に対応させる様
に戻すものである。
【0018】この駆動回路10において、ステップモ−
タ80から時針及び分針への減速比に応じて駆動周波基
準信号φ6の周波数を定め、例えば、本実施例では0.
2ヘルツの基準信号を駆動周波基準信号φ6とし、該ス
テップモ−タ80の必要駆動トルク基づいてパルス幅決
定信号φ5の周波数を定め、本実施例では、8ヘルツの
基準信号をパルス幅決定信号φ5として用いた。
【0019】更に、前記と同様にステップモ−タ80を
当該時計に組み込んだ状態でロ−タ81を回転させるの
に必要な駆動トルクT0と、図8に示す該ステップモ−
タ80の起動トルク−駆動周波数特性に基づいて必要駆
動トルクT0に多少の余裕を有する周波数Hfを定め、
本実施例では256ヘルツの基準信号を高速早送り基準
信号φ3とし、約3秒で1時間分の早送り又は早戻しを
可能とし、又、低速早送り基準信号φ4は高速早送り基
準信号の10分の1の周波数である25.6ヘルツの基
準信号を用い、約0.5秒で1分分の早送り又は早戻し
修正を可能とした。 ところで、パルスモ−タ80の起
動トルク−駆動周波数特性は、周波数の増加に伴って起
動トルクが減少する故、前述の様に高速早送り基準信号
φ3の周波数Hfを必要駆動トルクT0に基づいて定め、
低速早送り基準信号φ4の周波数Lfを指針の所定位置
での停止を確実に行うことが可能な速度の周波数に定め
たとき、この周波数Lfによる回転時における起動トル
クT1は必要駆動トルクT0よりも極めて大きくなる。
【0020】この為、周波数をHfとした高速早送り基
準信号φ3に基づく高速早送りパルス信号によりステッ
プモ−タ80を駆動したときは、図8に示す様に、ロ−
タ81は比較的滑らかに90度づつ回転するも、周波数
をLfとした低速早送り基準信号φ4に基づく低速早送
りパルス信号によってステップモ−タ80を駆動したと
きは、起動トルクT1が必要駆動トルクT0よりも大きい
ために余剰エネルギ−が生じ、図9に示す様に、90度
の1ステップ毎にロ−タ81の回転位置に震動が生じ、
ひいては指針にも震動が表れてしまう虞があった。
【0021】従って、図8に示した様に、起動トルク−
駆動周波数特性において、デュ−ティ比(D)を減少さ
せたときの周波数Lfにおける起動トルクが、必要駆動
トルクT0を僅かに越える程度となるデュ−ティ比(例
えばD=0.6)を求め、チョッピング周波数を例えば
1024ヘルツとし、1024ヘルツのφ2基準信号に
より低速早送りパルス信号とされる位相信号にチョッピ
ングを加えることとし、φ2基準信号に重畳するφ1基準
信号に2048ヘルツの基準信号を用い、低速早送りパ
ルス信号のデュ−ティ比を小さくして低速早送りパルス
信号によりステップモ−タ80を駆動する際の起動トル
クを小さくした。
【0022】この結果、図11に示す様に、低速早送り
パルス信号によりステップモ−タ80を駆動する際のロ
−タ81の回転は、震動することなく、90度づつ滑ら
かにステップ動作を行って回転することとなり、時針や
分針も震動することなく滑らかに移動させることができ
た。尚、駆動周波基準信号φ6の周波数は、ステップモ
−タ80の必要回転速度に従って適宜に定めるものであ
り、高速早送り基準信号φ3の周波数も、ステップモ−
タ80の起動トルク特性と必要駆動トルクとの関係にお
いて当該モ−タ80の最高速度に近い周波数を決定する
ことが好ましく、チョッピングパルスのデュ−ティ比
は、低速早送りパルス信号の周波数時における起動トル
クと必要駆動トルクとの関係において定めればたり、前
述の様にφ1基準信号とφ2基準信号とのみによりチョッ
ピングパルスを形成する場合のみでなく、周波数の異な
る3つ以上の基準信号を重畳して適宜のデュ−ティ比と
周波数とを有するチョッピングパルスを得ることができ
る。
【0023】更に、上記実施例は、2ステ−タ形ステッ
プモ−タ80を2相励磁により駆動する回路例を用いて
説明しているも、図12に示す様に、前記実施例に示し
た2個のインバ−タ51,56及び3個のD−フリップ
フロップ52,53,54を用いた位相形成回路50に
4個のオア回路及びアンド回路と1個のインバ−タを付
加した位相形成回路50’を用い、図13に示す様に、
F信号に低速早送り指示信号が出力されていないときは
位相信号としてのK’信号、M’信号、N’信号及び
O’信号にK信号、M信号、N信号及びO信号をそのま
ま出力し、低速早送り指示信号がF信号から当該位相形
成回路50’に入力されたときは、当該位相形成回路5
0’の出力であるK’信号、M’信号、N’信号及び
O’信号が単独でHレベルとなく区間と当該4個の信号
の内、2つが同時にHレベルとなる区間とを形成させる
こととし、この低速早送りパルス信号によりステップモ
−タ80を早送りするに際して1−2相励磁によりステ
ップモ−タ80を駆動することとし、当該低速早送りパ
ルス信号へチョッパ回路70によりチョッピングを施せ
ば、図14に示す様に、ロ−タ81の1ステップ角度が
小さく、且つ、ステップ毎の震動を防止して一層滑らか
な運針を可能とすることができた。
【0024】尚、上記実施例は、低速早送りパルス信号
によりステップモ−タ80を駆動する場合のみ1−2相
励磁方式を採用しているも、通常の運針及び2段の早送
りを行う際に1−2相励磁を採用する2ステ−タ形ステ
ップモ−タの制御方法において、通常運針パルス信号の
パルス幅や高速早送りパルス信号の周波数を起動トルク
に基づいて定めると共に、低速早送りパルス信号には適
宜のデュ−ティ比でチョッピングを施して運針を滑らか
にすることができることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る時計用ステップモ−タの駆
動方法は、通常の駆動パルス信号の他、高速早送りパル
ス信号と低速早送りパルス信号とによってステップモ−
タを駆動する方法である故、高速修正により指針の大き
な誤差を短時間で修正することができ、低速で指針の修
正を行って正確に指針を正しい時刻へ容易に停止させる
ことができ、低速早送りパルス信号にチョッピングを加
えている故、低速での指針修正に際して、ステップモ−
タに余分な回転トルクを生じさせることがなく、指針に
震動を生じさせずに滑らかな低速早送り又は低速早戻し
修正を可能とすることができるステップモ−タの駆動方
法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す波形図。
【図2】本発明に用いたステップモ−タの構造を示す平
面図。
【図3】本発明を実施する駆動回路例を示す図。
【図4】本発明を実施する駆動回路の詳細を示す図。
【図5】本発明に用いた駆動回路の信号を示すタイムチ
ャ−ト。
【図6】本発明に用いた駆動回路の信号を示すタイムチ
ャ−ト。
【図7】ステップモ−タの正転及び逆転をさせる駆動パ
ルス信号の位相を示すタイムチャ−ト。
【図8】本発明に用いたステップモ−タのトルク特性を
示すグラフ。
【図9】高速早送り修正時におけるロ−タの回転角を示
すグラフ。
【図10】チョッピングを施さない場合の低速早送り修
正時におけるロ−タの回転角を示すグラフ。
【図11】チョッピングを施した場合の低速早送り修正
時におけるロ−タの回転角を示すグラフ。
【図12】1−2相励磁を行う位相形成回路の実施例を
示す図。
【図13】1−2相励磁を用いた本発明の実施例を示す
波形図。
【図14】1−2相励磁における低速早送り修正時のロ
−タ回転角を示すグラフ。
【符号の説明】
10 駆動回路 11 基準信号発
生回路 15 修正スイッチ回路 20 駆動パルス
成形回路 30 タイマ−回路 40 ゲ−ト回路 50 位相形成回路 60 チョッピン
グパルス形成回路 64 チョッパ回路 70 合成回路 77 正逆切換回路 80 ステップモ
ータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指針の修正に際して周波数の異なる高速
    早送りパルス信号と低速早送りパルス信号とを用い、時
    刻修正信号に基づいて高速早送りパルス信号又は低速早
    送りパルス信号とをステップモ−タに送るステップモ−
    タの駆動方法において、低速早送りパルス信号にチョッ
    ピングを施し、以て低速早送りパルス信号のデュ−ティ
    比を小さくすることを特徴とする時計用ステップモ−タ
    の駆動方法。
JP23010091A 1991-09-10 1991-09-10 時計用ステツプモ−タの駆動方法 Pending JPH0572353A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5923282A (ja) * 1982-07-30 1984-02-06 Citizen Watch Co Ltd 指針表示式電子時計の時刻修正方式
JPS61167398A (ja) * 1985-01-17 1986-07-29 Citizen Watch Co Ltd ステツプモ−タの駆動方法
JPS6363874A (ja) * 1986-09-02 1988-03-22 エムハート インダストリーズ インコーポレーテッド 出口装置

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