JPH0572155U - 反射型フォトインタラプタ - Google Patents

反射型フォトインタラプタ

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JPH0572155U
JPH0572155U JP1086092U JP1086092U JPH0572155U JP H0572155 U JPH0572155 U JP H0572155U JP 1086092 U JP1086092 U JP 1086092U JP 1086092 U JP1086092 U JP 1086092U JP H0572155 U JPH0572155 U JP H0572155U
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JP
Japan
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photo interrupter
package
resin
light receiving
recesses
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Application number
JP1086092U
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Inventor
治 市川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受発光チップ搭載用の両凹部間が封止樹脂に
よってつながることが無く、パッケージ表面の研磨工程
等の不要な高信頼性の反射型フォトインタラプタを提供
する。 【構成】 発光チップ搭載用凹部5及び受光チップ搭載
用凹部6がセパレート部13′を介して並置されるパッ
ケージ13を有し、両凹部5,6が樹脂封止されてなる
反射型フォトインタラプタにおいて、セパレート部1
3′の上面をパッケージ13上面より凸状に突出させて
なることを特徴とする。また、前記両凹部5,6の内壁
上部に内側に向かう段差部17を設けてなることを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被検出物の有無を無接点で且つ光の反射を利用して検出する反射型 フォトインタラプタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術について、図4及び図5を参照して説明する。
【0003】 図4(a)及び(b)はそれぞれ、従来例による反射型フォトインタラプタの 平面図及び断面図である。
【0004】 従来の反射型フォトインタラプタは、図4(a)及び(b)に示すように、リ ードフレーム1に射出成形またはトランスファーモールド等により、遮光性樹脂 からなるパッケージ2を形成する。このパッケージ2には発光チップ3及び受光 チップ4をそれぞれ収納するための発光チップ搭載用凹部5及び受光チップ搭載 用凹部6を設けてあり、この両凹部5,6に各チップを収納してリードフレーム 1上に銀ペースト等でダイボンドし、さらに内部結線するために金線7等でワイ ヤーボンディングする。
【0005】 その後、パッケージ2の両凹部5,6に透光性樹脂8(例えばエポキシ樹脂、 シリコン樹脂等)を注入し硬化させて反射型フォトインタラプタを完成していた 。
【0006】 図5は他の従来例によるリードフレームタイプの反射型フォトインタラプタの 斜視図である。
【0007】 本実施例は、図5に示すように、液晶ポリマー等のメッキグレードの遮光性樹 脂を用いてチップ搭載用凹部9を有するパッケージ10を形成している。このパ ッケージ10はリードフレームの代わりに、凹部9の下面からパッケージ10の 外部又は裏面まで金属メッキ11を施し電極とした上で、前述同様の方法で発光 チップ3及び受光チップ4を搭載し、透光性樹脂8を注入し硬化させ反射型フォ トインタラプタとしたものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図4及び図5に示すような従来の反射型フォトインタラプタの場合 、前述のようにパッケージの受発光チップ搭載用凹部5,6に透光性樹脂8を注 入し、自然硬化又は硬化促進のため加熱硬化を行なうが、この際加熱により樹脂 粘度が一時点に低下し流動性が上るため、図6に示すように透光性樹脂8がはい 上り現象を起こし、注入した透光性樹脂8がパッケージ2の壁面をはい上り、発 光チップ搭載用凹部5と受光チップ搭載用凹部6とが透光性樹脂8によりつなが ってしまう。
【0009】 このように、光学的に発光側と受光側を分離するセパレート部2′のパッケー ジ表面で透光性樹脂8がつながってしまう為、発光チップ3から出た光12が被 検出物の反射光以外に直接受光チップ4に入射する。これが、漏れ電流となり、 電気特性上のS/N比を低下させるので、被検出物を検知する上で大きな障害と なり、反射型フォトインタラプタの特性を著しく低下させる原因となる。
【0010】 このため、パッケージ2表面にはい上った透光性樹脂8を除去するために、従 来はパッケージ2表面を研磨するなどの2次加工を必要とし、この事が歩留りを 低下させる要因にもなっている。
【0011】 そこで本考案の目的は受発光チップ搭載用の両凹部間が封止樹脂によってつな がることが無く、パッケージ表面の研磨工程等の不要な高信頼性の反射型フォト インタラプタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するために本考案は、発光チップが搭載される発光チップ搭載 用凹部及び受光チップが搭載される受光チップ搭載用凹部がセパレート部を介し て並置されるパッケージを有し、前記両凹部が樹脂封止されてなる反射型フォト インタラプタにおいて、前記セパレート部上面を前記パッケージ上面より凸部に 突出させてなることを特徴とする。
【0013】 また、前記両凹部の内壁上部に内側に向かう段差部を設けてなることを特徴と する。
【0014】
【作用】
前述のように、セパレート部上面をパッケージ上面より凸状に突出させること により、透光性の封止樹脂の這い上りは突出部の壁面途中にとどまり、突出部を 越えないので、受発光チップ間の透光性樹脂のつながりによる光のまわり込み( 漏れ電流の発生)を無くすことができ光学的特性や電気的特性のS/N比を向上 できる。
【0015】 また、従来行っていた受発光チップ間の透光性樹脂のつながりを除去する工程 が不要となるので製造工程の簡略化を図れる。
【0016】 さらに、検知距離(焦点距離)をのばすために透明樹脂で形成した、レンズ付 きのケースを、従来構造の反射型フォトインタラプタに嵌合させて使用する場合 、反射型フォトインタラプタとレンズ付きケースとの間が完全に密着できないの で、レンズ付きケースの下面で発光素子からの光が反射し受光素子に入射し、漏 れ電流を増大させていたが、本考案の反射型フォトインタラプタでは、レンズ付 きケースの下面での反射光を本考案の凸状の突出部で遮るため漏れ電流を低減す ることが可能になり、光学的、電気的特性を向上できる。
【0017】 また、受発光チップ搭載用の両凹部の内壁上部に内側に向かう段差部を設ける 方法によっても、この段差部を樹脂注入の目安とすることで樹脂がセパレート部 を越えてつながることを防止でき、前述の実施例と同様、光学的、電気的特性の 向上及び製造工程の簡略化を図れる。
【0018】
【実施例】
本考案の一実施例について、図1を参照して説明する。図1(a)及び(b) はそれぞれ、本実施例による反射型フォトインタラプタの斜視図及び断面図であ る。
【0019】 なお、図4に示す従来例と同一機能部分には同一記号を付している。また、こ こでは図4の従来例と異なる点についてのみ説明する。
【0020】 本実施例の反射型フォトインタラプタは図1(a)及び(b)に示すように、 発光チップ搭載用凹部5及び受光チップ搭載用凹部6間のセパレート部13′を 、パッケージ13表面の他の部分よりも高くなるよう凸状に突出して形成してい る。
【0021】 この構造のため、両凹部5,6に透光性樹脂8を注入する際にはパッケージ1 3の内壁上端を目安にして注入すれば良く、樹脂硬化時に透光性樹脂8がセパレ ート部13′の壁面に沿って這い上がってもセパレート部13′の上部を乗り越 えることはなく、両凹部5,6間が透光性樹脂8によってつながることはない。 従って、受発光チップ間の透光性樹脂8のつながりによる光のまわり込み(漏 れ電流の発生)を無くすることができ光学的特性や電気特性のS/N比を向上で きる。
【0022】 また、従来行っていた、セパレート部に這い上った樹脂を除去するという2次 工程が不要となり、製造工程の簡略化を図れる高信頼性の反射型フォトインタラ プタを実現できる。
【0023】 図2は図1に示した反射型フォトインタラプタをレンズ付きケースに嵌合した 状態を示す断面図である。
【0024】 従来は例えば図7及び図8に示すように、セパレート部に透光性樹脂が付着し ていなくても発光チップ3から出た光がレンズ付ケース14,15の内壁面で反 射して受光チップ4に入射してしまう場合があったが、本実施例の場合は図2に 示すように、レンズケース14にセパレート部13′と嵌合する凹部を設けるこ とによって発光チップ3から出た光の内受光チップ4に向かう光をセパレート部 13′で遮断でき、漏れ電流の低減を図れる。
【0025】 図3(a)及び(b)はそれぞれ、本考案の他の実施例による反射型フォトイ ンタラプタの斜視図及び断面図である。
【0026】 本実施例の反射型フォトインタラプタは図3(a)及び(b)に示すように、 パッケージ16の発光チップ搭載用凹部5及び受光チップ搭載用凹部6のそれぞ れ内壁面に内側に向かう段差部17を形成している。
【0027】 この構造において、透光性樹脂8を両凹部5,6に注入する際段差部17を目 安にして注入すれば、透光性樹脂8がパッケージ16上面にまで這い上がること はなく、両凹部5,6間が透光性樹脂8によってつながることはない。
【0028】 従って、図1の実施例と同様、セパレート部に這い上がった樹脂を除去すると いう2次工程が不要で、製造工程の簡略化を図れ、光学的、電気的特性に優れた 高信頼性の反射型フォトインタラプタを実現できる。
【0029】 また、ここでは両凹部5,6の内壁全周に段差部17を設けた例を説明したが 、内壁の一部、例えばセパレート部16の両壁のみに段差部を設けるようにして もよい。
【0030】 なお、図1及び図3に示す本実施例では図4に示す形状の反射型フォトインタ ラプタを改良した例を説明したが、他に例えば図5に示すリードフレームレスタ イプの反射型フォトインタラプタ等にも本考案を適用できることは言うまでもな い。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、受発光チップ間のセパレート部を越えて 注入樹脂がつながることがなく、樹脂除去等の2次工程が不要で製造工程の簡略 化を図れ、光学的、電気的特性に優れた高信頼性の反射型フォトインタラプタを 実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)はそれぞれ、本考案の一実施
例による反射型フォトインタラプタの斜視図及び断面図
である。
【図2】図1の反射型フォトインタラプタをレンズ付ケ
ースに嵌合した状態を示す断面図である。
【図3】(a)及び(b)はそれぞれ、本考案の他の実
施例による反射型フォトインタラプタの斜視図及び断面
図である。
【図4】(a)及び(b)はそれぞれ、従来例による反
射型フォトインタラプタの平面図及び断面図である。
【図5】さらに他の従来例によるリードフレームタイプ
の反射型フォトインタラプタの斜視図である。
【図6】従来例による反射型フォトインタラプタの問題
点を説明するための断面図である。
【図7】図4の従来例の反射型フォトインタラプタをレ
ンズ付きケースに嵌合した状態を示す断面図である。
【図8】図4の従来例の反射型フォトインタラプタを他
のレンズ付きケースに嵌合した状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
3 発光チップ 4 受光チップ 5 発光チップ搭載用凹部 6 受光チップ搭載用凹部 8 透光性樹脂 13 パッケージ 13′ セパレート部 16 パッケージ 16′ セパレート部 17 段差部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光チップが搭載される発光チップ搭載
    用凹部及び受光チップが搭載される受光チップ搭載用凹
    部がセパレート部を介して並置されるパッケージを有
    し、前記両凹部が樹脂封止されてなる反射型フォトイン
    タラプタにおいて、 前記セパレート部上面を前記パッケージ上面より凸状に
    突出させてなることを特徴とする反射型フォトインタラ
    プタ。
  2. 【請求項2】 発光チップが搭載される発光チップ搭載
    用凹部及び受光チップが搭載される受光チップ搭載用凹
    部がセパレート部を介して並置されるパッケージを有
    し、前記両凹部が樹脂封止されてなる反射型フォトイン
    タラプタにおいて、 前記両凹部の内壁上部に内側に向かう段差部を設けてな
    ることを特徴とする反射型フォトインタラプタ。
JP1086092U 1992-03-05 1992-03-05 反射型フォトインタラプタ Pending JPH0572155U (ja)

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JP1086092U Pending JPH0572155U (ja) 1992-03-05 1992-03-05 反射型フォトインタラプタ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015026800A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 菱生精密工業股▲分▼有限公司 光学モジュールのパッケージ、及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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