JPH0572153A - クリームはんだのはんだ付け性測定装置 - Google Patents

クリームはんだのはんだ付け性測定装置

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JPH0572153A
JPH0572153A JP23068091A JP23068091A JPH0572153A JP H0572153 A JPH0572153 A JP H0572153A JP 23068091 A JP23068091 A JP 23068091A JP 23068091 A JP23068091 A JP 23068091A JP H0572153 A JPH0572153 A JP H0572153A
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stage
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cream solder
electronic component
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Kenichi Tomizuka
健一 冨塚
Kinjiro Takayama
金次郎 高山
Hiroko Mizutani
裕子 水谷
Harutoshi Tanaka
治年 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリームはんだのはんだ付け性を数値に基づ
き評価できる。 【構成】 エアーピンセット5で保持した電子部品10
に作用する力を検出するロードセル1と、電子部品10
を載置する第1ステージAとクリームはんだ12が印刷
されたプリント基板13を載置する第2ステージBとが
立設されたZ軸ステージ8と、第1ステージAの微小高
さを可変するマイクロエレベータ14と、Z軸ステージ
8を水平移動させる水平移動手段15と、Z軸ステージ
8を垂直移動させる垂直移動手段19と、プリント基板
13を加熱する加熱手段25とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクリームはんだの電子部
品に対するはんだ付け性を測定するクリームはんだのは
んだ付け性測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】溶融し
たはんだの電子部品に対するはんだ付け性を測定する方
法及びその装置には一般的に確定したものがある。
【0003】しかし、クリームはんだは印刷、部品搭
載、加熱等の工程でクリームとしての働き、インクとし
ての働き、接着剤としての働き、はんだとしての働きを
有し、これら個々の評価法(印刷性、粘性等)はあった
が、実際のはんだ付け性を測定する方法(装置)はなか
った。
【0004】そこで、本発明は表面張力法(メニスコグ
ラフ法)が一般にはんだ付け性の評価方法として定評が
ありこれをクリームはんだに適用できれば信頼性の高い
評価ができることに着目し、実際のはんだ付け状態にお
いてクリームはんだの熱的挙動が電子部品に及ぼす力の
時間的変化を測定することによりクリームはんだのはん
だ付け性を評価できるクリームはんだのはんだ付け性測
定装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明に係るクリームはんだのはんだ付け性測定装置
は、電子部品を保持する部品保持手段を設け、この部品
保持手段で保持した前記電子部品に作用する上下方向の
外力を検出する外力検出手段を設ける一方、ベースステ
ージ上に前記電子部品を載置する第2ステージとクリー
ムはんだを付着した部品接着部材を載置する第1ステー
ジとをそれぞれ設け、前記第1ステージと前記第2ステ
ージとの微小な相対的高さ位置を可変するギャップ調整
手段を設け、前記第1ステージと前記第2ステージとが
高さ位置を変えることなく選択的に前記部品保持手段の
下方に位置するよう前記ベースステージと前記部品保持
手段との相対的水平位置を可変する水平移動手段を設
け、前記ベースステージと前記部品保持手段との相対的
高さ位置を可変する垂直移動手段を設け、この垂直移動
手段の駆動で前記第1ステージに載置された前記電子部
品を前記部品保持手段が保持する位置を検出する基準位
置検出手段を設け、前記第2ステージに載置された前記
部品接着部材を加熱する加熱手段を設けたものである。
【0006】
【作用】部品接着部材の厚みを考慮しギャップ調整手段
にて第1ステージと第2ステージの相対的な高さを可変
して所望のギャップ量を設定し、第1ステージを部品保
持手段の下方に位置させた状態で垂直移動手段にて第1
ステージと部品保持手段の相対的高さを近づける方向に
変位させて部品保持手段にて第1ステージ上の電子部品
を保持すると共にこの基準位置を基準位置検出手段にて
検出し、垂直移動手段にて第1ステージと部品保持手段
との相対的高さを遠ざける方向に変位させ、水平移動手
段にて第2ステージを部品保持手段の下方に変位させ、
再び垂直移動手段にて第2ステージと部品保持手段との
相対的高さを近づける方向に変位させて基準位置検出手
段の基準位置で停止すると電子部品がクリームはんだに
接触した状態ではんだ付け部材に対して所望のギャップ
量だけ離れた位置に配置されて電子部品の浸漬深さが所
望量に設定され、その後加熱手段にて所定温度まで加熱
するとクリームはんだが熱的挙動で変態しその変態工程
の引合力、浮力、濡れ力等の作用による外力が外力検出
手段にて測定され、この時間的変化に基づきはんだ付け
性を評価できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1乃至図5には本発明の一実施例が示されてい
る。
【0008】図1にははんだ付け性測定装置の概略構成
図が示されている。図1において、外力検出手段である
ロードセル1は固定部1aと外力検出部1bから成り、
固定部1aの上面が天壁2に固定されている。そして、
ロードセル1は外力検出部1bに作用する力を電気信号
に変換して出力する。
【0009】部品保持手段3は前記外力検出部1bの下
面に垂下されたシリンダ4を有し、このシリンダ4の下
面にはエアーピンセット5のパイプ5aが摺動自在に設
けられている。真空用隔壁6は前記ロードセル1を被
い、天壁2の吸引通路2aを介して吸引すると真空用隔
壁6内、シリンダ4内、パイプ5a内が減圧されてエア
ーピンセット5に吸引力が作用する。又、シリンダ4側
部にはシリンダストッパ7が設けられ、このシリンダス
トッパ7は前記減圧で移動して前記パイプ5aを押圧す
る。この押圧力によってパイプ5aの摺動が阻止されて
エアーピンセット5がその位置でロックされる。
【0010】ベースステージであるZ軸ステージ8上に
は第1ステージAと第2ステージBとが互いの中心位置
間距離をlだけ離して立設されている。第1ステージA
の上部には部品載台9が設けられ、この部品載台9上に
電子部品10が載置される。測定対象となる電子部品1
0はリード線なしのチップ部品、QFP部品等が一般的
であるが、それ以外の部品でも良くその場合には電子部
品10のはんだ付け部分を下方として支持できるよう部
品載台9を工夫する。第2ステージBは支持台11を有
し、この支持台11上にクリームはんだ12が印刷され
た部品接着部材であるプリント基板13が載置されてい
る。部品接着部材は電子部品10をはんだ付けする部材
であり、マイクロルツボの場合もある。
【0011】ギャップ調整手段は第1ステージAに設け
られたマイクロエレベータ14にて構成され、このマイ
クロエレベータ14はミクロンオーダで部品載台9上面
の高さ位置を調整することによって第2ステージBの支
持台11上面に対する相対的高さ位置を可変できる。
【0012】水平移動手段15は前記Z軸ステージ8を
支持するX軸ステージ16を有し、このX軸ステージ1
6を左端ストッパ17と右端ストッパ18間で駆動可能
に構成されている。X軸ステージ16が左端ストッパ1
7に規制される位置(図1に示す。)では第1ステージ
Aの中心が前記エアーピンセット5下方に位置し、X軸
ステージ16が右端ストッパ18に規制される位置では
第2ステージBの中心が前記エアーピンセット5下方に
位置する。
【0013】垂直移動手段19はZ軸ステージ8側のラ
ック部20とX軸ステージ16側のピニオン21とを有
し、モータ22の回転力がピニオン21に伝達されるよ
う構成されている。そして、Z軸ステージ8の上下動を
規制する上端ストッパ23と下端ストッパ24が設けら
れ、これらストッパ23,24間でZ軸ステージ8が上
下動される。Z軸ステージ8が上端ストッパ23に当接
する位置まで上昇すると、シリンダ4内が減圧されてエ
アーピンセット5が電子部品10を吸着し、且つ、ロッ
クされるので、この実施例では上端ストッパ23が電子
部品10を保持する位置を示すため基準位置検出手段を
兼ねている。
【0014】加熱手段25は前記支持台11の周囲を被
うカバー26を有し、このカバー26によって構成され
る加熱チャンバ27内に支持台11が配置されている。
加熱チャンバ27の下方にはガス加熱炉28が設けら
れ、このガス加熱炉28には不活性ガスN2等が流入可
能に構成されている。又、このガス加熱炉28には温度
センサ29と加熱ヒータ30が配置されており、温度調
節部31が温度センサ29の出力を基にPID制御にて
プリント基板13を加熱する。
【0015】以下、上記構成の作用について説明する。
先ず、プリント基板13の厚みを考慮しプリント基板1
3上面に対して部品載台9上面が所望のギャップ量δ
(数+ミクロンオーダ)だけ高くなるようマイクロエレ
ベータ14で調整する。
【0016】次に、垂直移動手段19にてZ軸ステージ
8を上昇させる。すると、電子部品10がエアーピンセ
ット5下面に当接し、その後のZ軸ステージ8の上昇に
よってエアーピンセット5も電子部品10に押圧されて
上方へ移動する。Z軸ステージ8が上端ストッパ23に
当接すると、垂直移動手段19の駆動が停止されると共
にシリンダ4内の減圧が始まる。
【0017】シリンダ4内が減圧されると、図2に示す
ように、シリンダストッパ7によってエアーピンセット
5がロックされると共にエアーピンセット5が電子部品
10を吸着する。
【0018】次に、垂直移動手段19にてZ軸ステージ
8が下端ストッパ24に当接するまで降下する。ここ
で、エアーピンセット5が電子部品10を保持し続け、
この状態でロードセル1をゼロ調整する。その後、水平
移動手段15にてX軸ステージ16が右端ストッパ18
に当接するまで移動される。この移動によって第2ステ
ージBの支持台11がエアーピンセット5の下方に位置
する。
【0019】そして、再び垂直移動手段19にてZ軸ス
テージ8が上端ストッパ23に当接するまで上昇する
と、図3に示すように、電子部品10の下面がクリーム
はんだ12に接触した状態に位置される。ここで、部品
載台9の上面高さ(電子部品10の下面高さに相当)を
プリント基板13上面よりδだけ高く設定されているた
め、図4に示すように、電子部品10はプリント基板1
3に対してδのギャップ間隔をもって正確に位置され所
定の浸漬深さdに設定される。
【0020】次に、加熱手段25にて加熱を開始し、目
的の温度条件によりプリント基板13を加熱させる。す
ると、クリームはんだ12の熱的挙動が起こり電子部品
10に対する浮力、濡れ力等の力が作用し、この力がロ
ードセル1によって電気的出力として取り出される。そ
して、この電気的出力の時間的変化を調べることにより
クリームはんだ12のはんだ付け性を評価できる。又、
加熱状態が実際に近い状態のため不活性ガスの実状にも
対応できる。
【0021】図5には本実施例の装置で得られたロード
セル1の出力波形の一例が示されている。図5に示す如
く、電子部品10に対してクリームはんだ12が及ぼす
力を解析することによってクリームはんだ12の熱的挙
動を認識でき、クリームはんだ12の改善、クリームは
んだ12の性能テスト等にも供する。
【0022】上記実施例では、部品保持手段を吸引によ
るエアーピンセット5等にて構成したが、電子部品10
を保持できるものであれば良い。又、ギャップ調整手段
を第1ステージAに設けたマイクロエレベータ14にて
構成したが、第2ステージBにマイクロエレベータ14
を設けることによって、又、双方のステージA,Bにマ
イクロエレベータ14を設けることによって構成しても
良い。さらに、水平移動手段15はZ軸ステージ8をリ
ニア移動させることによって構成したが回転移動させる
ことによって構成しても良く、又、Z軸ステージ8を移
動させるのではなくエアーピンセット5側若しくはZ軸
ステージ8とエアーピンセット5側の双方を移動させる
構成としても良い。これと同様の思想で垂直移動手段1
9をエアーピンセット5側を移動させるよう構成しても
良い。さらにまた、基準位置検出手段はエアーピンセッ
ト5が電子部品10を任意の位置で保持するよう構成し
てこの任意の位置を検出可能に構成しても良い。しか
し、本実施例の如く一定の位置でエアーピンセット5が
電子部品10を保持するよう構成すれば基準位置検出手
段が上端ストッパ23のように位置決め部材で構成でき
る利点がある。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電子
部品を実際のクリームはんだ付け状態とし、且つ、電子
部品を部品接着部材に対して所望のギャップ量で配置可
能として電子部品の浸漬深さを所望量に設定した状態で
電子部品に対してクリームはんだがはんだ付け時に及ぼ
す力を取り出すよう構成したので、実際のはんだ付け時
においてクリームはんだの熱的挙動が電子部品に及ぼす
力の時間的変化を測定できるため、クリームはんだのは
んだ付け性を数値に基づき評価できるという効果を奏す
る。また、この測定方法が一般に定評のあるメニスコグ
ラフ法に近いため評価方法としては信頼性が高い。さら
に、部品接着部材に対する電子部品のギャップ量の調整
を2つのステージとギャップ調整手段にて行ったので、
パルスモータや精密測距センサ等を用いる場合に較べて
低コストになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】はんだ付け性測定装置の概略構成図(実施
例)。
【図2】エアーピンセットが電子部品を保持する状態を
示す概略構成図(実施例)。
【図3】電子部品がプリント基板上に配置された状態を
示す概略構成図(実施例)。
【図4】電子部品の浸漬深さを示す図(実施例)。
【図5】ロードセル出力の波形図(実施例)。
【符号の説明】
1…ロードセル(外力検出手段)、3…部品保持手段、
8…Z軸ステージ(ベースステージ)、10…電子部
品、12…クリームはんだ、13…プリント基板(部品
接着部材)、14…マイクロエレベータ(ギャップ調整
手段)、15…水平移動手段、19…垂直移動手段、2
3…基準位置検出手段、25…加熱手段、A…第1ステ
ージ、B…第2ステージ。
フロントページの続き (72)発明者 水谷 裕子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 田中 治年 東京都墨田区横川2丁目20番11号 タルチ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を保持する部品保持手段を設
    け、この部品保持手段で保持した前記電子部品に作用す
    る上下方向の外力を検出する外力検出手段を設ける一
    方、 ベースステージ上に前記電子部品を載置する第2ステー
    ジとクリームはんだを付着した部品接着部材を載置する
    第1ステージとをそれぞれ設け、前記第1ステージと前
    記第2ステージとの微小な相対的高さ位置を可変するギ
    ャップ調整手段を設け、前記第1ステージと前記第2ス
    テージとが高さ位置を変えることなく選択的に前記部品
    保持手段の下方に位置するよう前記ベースステージと前
    記部品保持手段との相対的水平位置を可変する水平移動
    手段を設け、前記ベースステージと前記部品保持手段と
    の相対的高さ位置を可変する垂直移動手段を設け、この
    垂直移動手段の駆動で前記第1ステージに載置された前
    記電子部品を前記部品保持手段が保持する位置を検出す
    る基準位置検出手段を設け、 前記第2ステージに載置された前記部品接着部材を加熱
    する加熱手段を設けたことを特徴とするクリームはんだ
    のはんだ付け性測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416785B1 (ko) * 2001-12-14 2004-01-31 엘지전자 주식회사 비지에이 재실장 장치
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US8528804B2 (en) 2006-04-10 2013-09-10 Blackberry Limited Method and apparatus for testing solderability of electrical components

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