JPH0572060B2 - - Google Patents
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- JPH0572060B2 JPH0572060B2 JP21586590A JP21586590A JPH0572060B2 JP H0572060 B2 JPH0572060 B2 JP H0572060B2 JP 21586590 A JP21586590 A JP 21586590A JP 21586590 A JP21586590 A JP 21586590A JP H0572060 B2 JPH0572060 B2 JP H0572060B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal foil
- base end
- glass tube
- electrode
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電極基端部を金属箔を介して保持用
ガラス管により保持する構造の高圧放電灯に関す
る。 〔従来の技術〕 高圧放電灯において、電極が大きくなると、通
常、先端部より細い基端部を有する構造の電極が
使用されるので、電極基端部を保持するために必
要なガラス製バルブ部分の絞り込み量が大きくな
り、加工が難しくなる。 このようなことから、従来の高圧放電灯におい
ては、電極基端部を覆うように保持用ガラス管を
配置して、加熱下においてこの保持用ガラス管と
その外側のガラス製バルブ部分とが溶着するよう
に絞り込むことにより、当該ガラス製バルブ部分
の絞り込み量を少なくする手段が提案されてい
る。 また、ガラス製バルブと電極の熱膨張の差に起
因するクラツクの発生を防止するために、電極基
端部の外周に金属箔を巻回する手段が提案されて
いる。 例えば特開昭62−143358号公報には、電極基端
部を凹凸を設けた金属箔を介してガラス製バルブ
に弾接するようにした高圧放電灯が提案されてい
る。 また、例えば特開平1−151149号公報には、電
極基端部の周面に空〓を有するように緩く巻回し
た金属箔を介してガラス製バルブに封着するよう
にした高圧放電灯が提案されている。 〔発明が解決しようとする課題〕 上記の従来の技術では、電極基端部の熱膨張を
効率よく吸収してガラス製バルブのクラツクの発
生を防止するために、電極基端部とガラス製バル
ブとの間に厚めの金属箔や凹凸のある金属箔を介
在させて意識的に大きな空〓を形成している。 しかし、このように金属箔の周囲に大きな空〓
が存在すると、点灯初期においては金属箔の温度
が高くなりやすいために金属箔と電極との間で放
電が生じやすく、その結果、金属箔や封止管部の
ガラスが熱劣化する問題がある。 一方、金属箔をあまり薄くすると、破損しやす
くなるため作業性が悪くなる問題がある。 本発明の目的は、電極基端部の外周に金属箔を
介在させて電極基端部の熱膨張に起因するクラツ
クの発生を防止すると共に、電極と金属箔との間
の放電を抑制して金属箔や封止管部の熱劣化を防
止するようにした高圧放電灯を提供することにあ
る。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明の高圧放電灯
は、ガラス製バルブの封止管部より伸びる電極基
端部の外周に厚さが10〜17μmの金属箔が巻回さ
れ、これら電極基端部および金属箔がその管内に
位置するように保持用ガラス管が配置され、この
保持用ガラス管およびその外側に位置するガラス
製バルブ部分が加熱下に絞り込まれて、互いに溶
着されると共に保持用ガラス管の管内壁との間に
空〓が生じないように電極基端部が金属箔を介し
て当該保持用ガラス管により保持されることを特
徴とする。 〔作用〕 電極基端部の外周に巻回する金属箔の厚さを10
〜17μmの範囲に規定して、保持用ガラス管およ
びその外側に位置するガラス製バルブ部分を加熱
下に絞り込んで、金属箔の周囲に空〓が生じない
ようにしたので、高圧放電灯の点灯初期において
は電極と金属箔との間に放電が生ずるおそれがな
い。しかも、金属箔が存在することによつて保持
用ガラス管と電極基端部とが直接溶着することが
ないので電極基端部と保持用ガラス管の熱膨張の
差に起因するクラツクの発生が有効に防止され
る。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明する。 この実施例では、出力が1kwの超高圧放電灯に
おいて、第1図に示すように、石英ガラス製バル
ブ1の封止管部2より伸びる外径が3mmでタング
ステン製の電極基端部3の外周に、厚さが13μm
でモリブデン製の金属箔4を1.5ターン程度巻回
する。 これらの電極基端部3および金属箔4がその管
内に位置するように石英ガラス製で内径が3.5mm
程度の保持用ガラス管5を配置し、この保持用ガ
ラス管5およびその外側に位置するガラス製バル
ブ部分6を加熱しながら、ガラス製バルブ1内を
1×10-3〜1×10-4Torr程度に減圧することに
より、ガラス製バルブ部分6および保持用ガラス
管5を絞り込んで、第2図に拡大して示すよう
に、当該保持用ガラス管5とガラス製バルブ部分
6とを互いに溶着させると共に、保持用ガラス管
5の管内壁との間に空〓が生じないように電極基
端部3を金属箔4を介して当該保持用ガラス管5
により保持させる。第1図において、7は膨出
部、8は放電空間、9は陽極、10は陰極、11
は封着用金属箔、12は口金である。 金属箔4の厚さは、10〜17μmの範囲にあるこ
とが必要である。金属箔4の厚さが10μm未満の
ときはモリブデン製の金属箔が破損しやすくて作
業性が悪くなる。逆に、金属箔4の厚さが17μm
を超えるときはモリブデン製の金属箔のスプリン
グバツク力が強いために、金属箔の周囲に必要以
上に空〓が生じて、電極と金属箔との間で放電が
生じやすくなる。 実際に、金属箔4の厚さを種々変更したときの
実験データを第1表に示す。
ガラス管により保持する構造の高圧放電灯に関す
る。 〔従来の技術〕 高圧放電灯において、電極が大きくなると、通
常、先端部より細い基端部を有する構造の電極が
使用されるので、電極基端部を保持するために必
要なガラス製バルブ部分の絞り込み量が大きくな
り、加工が難しくなる。 このようなことから、従来の高圧放電灯におい
ては、電極基端部を覆うように保持用ガラス管を
配置して、加熱下においてこの保持用ガラス管と
その外側のガラス製バルブ部分とが溶着するよう
に絞り込むことにより、当該ガラス製バルブ部分
の絞り込み量を少なくする手段が提案されてい
る。 また、ガラス製バルブと電極の熱膨張の差に起
因するクラツクの発生を防止するために、電極基
端部の外周に金属箔を巻回する手段が提案されて
いる。 例えば特開昭62−143358号公報には、電極基端
部を凹凸を設けた金属箔を介してガラス製バルブ
に弾接するようにした高圧放電灯が提案されてい
る。 また、例えば特開平1−151149号公報には、電
極基端部の周面に空〓を有するように緩く巻回し
た金属箔を介してガラス製バルブに封着するよう
にした高圧放電灯が提案されている。 〔発明が解決しようとする課題〕 上記の従来の技術では、電極基端部の熱膨張を
効率よく吸収してガラス製バルブのクラツクの発
生を防止するために、電極基端部とガラス製バル
ブとの間に厚めの金属箔や凹凸のある金属箔を介
在させて意識的に大きな空〓を形成している。 しかし、このように金属箔の周囲に大きな空〓
が存在すると、点灯初期においては金属箔の温度
が高くなりやすいために金属箔と電極との間で放
電が生じやすく、その結果、金属箔や封止管部の
ガラスが熱劣化する問題がある。 一方、金属箔をあまり薄くすると、破損しやす
くなるため作業性が悪くなる問題がある。 本発明の目的は、電極基端部の外周に金属箔を
介在させて電極基端部の熱膨張に起因するクラツ
クの発生を防止すると共に、電極と金属箔との間
の放電を抑制して金属箔や封止管部の熱劣化を防
止するようにした高圧放電灯を提供することにあ
る。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明の高圧放電灯
は、ガラス製バルブの封止管部より伸びる電極基
端部の外周に厚さが10〜17μmの金属箔が巻回さ
れ、これら電極基端部および金属箔がその管内に
位置するように保持用ガラス管が配置され、この
保持用ガラス管およびその外側に位置するガラス
製バルブ部分が加熱下に絞り込まれて、互いに溶
着されると共に保持用ガラス管の管内壁との間に
空〓が生じないように電極基端部が金属箔を介し
て当該保持用ガラス管により保持されることを特
徴とする。 〔作用〕 電極基端部の外周に巻回する金属箔の厚さを10
〜17μmの範囲に規定して、保持用ガラス管およ
びその外側に位置するガラス製バルブ部分を加熱
下に絞り込んで、金属箔の周囲に空〓が生じない
ようにしたので、高圧放電灯の点灯初期において
は電極と金属箔との間に放電が生ずるおそれがな
い。しかも、金属箔が存在することによつて保持
用ガラス管と電極基端部とが直接溶着することが
ないので電極基端部と保持用ガラス管の熱膨張の
差に起因するクラツクの発生が有効に防止され
る。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明する。 この実施例では、出力が1kwの超高圧放電灯に
おいて、第1図に示すように、石英ガラス製バル
ブ1の封止管部2より伸びる外径が3mmでタング
ステン製の電極基端部3の外周に、厚さが13μm
でモリブデン製の金属箔4を1.5ターン程度巻回
する。 これらの電極基端部3および金属箔4がその管
内に位置するように石英ガラス製で内径が3.5mm
程度の保持用ガラス管5を配置し、この保持用ガ
ラス管5およびその外側に位置するガラス製バル
ブ部分6を加熱しながら、ガラス製バルブ1内を
1×10-3〜1×10-4Torr程度に減圧することに
より、ガラス製バルブ部分6および保持用ガラス
管5を絞り込んで、第2図に拡大して示すよう
に、当該保持用ガラス管5とガラス製バルブ部分
6とを互いに溶着させると共に、保持用ガラス管
5の管内壁との間に空〓が生じないように電極基
端部3を金属箔4を介して当該保持用ガラス管5
により保持させる。第1図において、7は膨出
部、8は放電空間、9は陽極、10は陰極、11
は封着用金属箔、12は口金である。 金属箔4の厚さは、10〜17μmの範囲にあるこ
とが必要である。金属箔4の厚さが10μm未満の
ときはモリブデン製の金属箔が破損しやすくて作
業性が悪くなる。逆に、金属箔4の厚さが17μm
を超えるときはモリブデン製の金属箔のスプリン
グバツク力が強いために、金属箔の周囲に必要以
上に空〓が生じて、電極と金属箔との間で放電が
生じやすくなる。 実際に、金属箔4の厚さを種々変更したときの
実験データを第1表に示す。
以上説明したように、本発明の高圧放電灯によ
れば、電極基端部の外周に金属箔を巻回すると共
にこの金属箔の周囲に空〓が生じないようにした
ので、電極と金属箔との間で放電が起こるおそれ
がなく、しかも電極基端部と保持用ガラス管の熱
膨張の差に起因するクラツクが発生するおそれが
ない。従つて、金属箔や保持用ガラス管の熱劣化
およびクラツクの発生を防止することができて、
使用寿命の長い高圧放電灯を得ることができる。
れば、電極基端部の外周に金属箔を巻回すると共
にこの金属箔の周囲に空〓が生じないようにした
ので、電極と金属箔との間で放電が起こるおそれ
がなく、しかも電極基端部と保持用ガラス管の熱
膨張の差に起因するクラツクが発生するおそれが
ない。従つて、金属箔や保持用ガラス管の熱劣化
およびクラツクの発生を防止することができて、
使用寿命の長い高圧放電灯を得ることができる。
第1図は本発明の実施例に係る高圧放電灯の断
面図、第2図は金属箔の状態を示す縦断側面図で
ある。 1……ガラス製バルブ、2……封止管部、3…
…電極基端部、4……金属箔、5……保持用ガラ
ス管、6……ガラス製バルブ部分、7……膨出
部、8……放電空間、9……陽極、10……陰
極、11……封着用金属箔、12……口金。
面図、第2図は金属箔の状態を示す縦断側面図で
ある。 1……ガラス製バルブ、2……封止管部、3…
…電極基端部、4……金属箔、5……保持用ガラ
ス管、6……ガラス製バルブ部分、7……膨出
部、8……放電空間、9……陽極、10……陰
極、11……封着用金属箔、12……口金。
Claims (1)
- 1 ガラス製バルブの封止管部より伸びる電極基
端部の外周に厚さが10〜17μmの金属箔が巻回さ
れ、これら電極基端部および金属箔がその管内に
位置するように保持用ガラス管が配置され、この
保持用ガラス管およびその外側に位置するガラス
製バルブ部分が加熱下に絞り込まれて、互いに溶
着されると共に保持用ガラス管の管内壁との間に
空〓が生じないように電極基端部が金属箔を介し
て当該保持用ガラス管により保持されることを特
徴とする高圧放電灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21586590A JPH04101348A (ja) | 1990-08-17 | 1990-08-17 | 高圧放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21586590A JPH04101348A (ja) | 1990-08-17 | 1990-08-17 | 高圧放電灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04101348A JPH04101348A (ja) | 1992-04-02 |
JPH0572060B2 true JPH0572060B2 (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=16679554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21586590A Granted JPH04101348A (ja) | 1990-08-17 | 1990-08-17 | 高圧放電灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04101348A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3166526B2 (ja) * | 1994-12-22 | 2001-05-14 | ウシオ電機株式会社 | ショートアーク型放電ランプ |
JP3430887B2 (ja) | 1997-10-31 | 2003-07-28 | ウシオ電機株式会社 | ショートアークランプ |
JP5211712B2 (ja) * | 2007-08-08 | 2013-06-12 | ウシオ電機株式会社 | 放電ランプ |
-
1990
- 1990-08-17 JP JP21586590A patent/JPH04101348A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04101348A (ja) | 1992-04-02 |
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