JPH0571833A - 多室冷暖房装置 - Google Patents

多室冷暖房装置

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Publication number
JPH0571833A
JPH0571833A JP23146291A JP23146291A JPH0571833A JP H0571833 A JPH0571833 A JP H0571833A JP 23146291 A JP23146291 A JP 23146291A JP 23146291 A JP23146291 A JP 23146291A JP H0571833 A JPH0571833 A JP H0571833A
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JP
Japan
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defrosting
source side
heat source
heat
side refrigerant
Prior art date
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Application number
JP23146291A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Nakagawa
信博 中川
Hiroshi Kitayama
浩 北山
Kazuhiko Machida
和彦 町田
Masao Kurachi
正夫 蔵地
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は熱源側冷媒サイクルと利用側冷媒サ
イクルとが熱交換する多室冷暖房装置において、除霜運
転中も暖房運転を継続し、室内温度の低下が小さい快適
空調が行える多室冷暖房装置を提供することを目的とし
たものである。 【構成】 熱源側熱交換器3a,3bの着霜を検出する
着霜検出手段12a,12bと、この出力信号に基づい
て、複数の熱源側冷媒サイクルの中から1台ずつ交替で
除霜運転する熱源側冷媒サイクルを選ぶ除霜運転順位判
定手段14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多室冷暖房装置に係わ
り、詳しくはその冷媒サイクルの除霜に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては特開昭62−272
040号公報で知られるような多室冷暖房装置がある。
【0003】図10は従来の多室冷暖房装置の冷媒サイ
クルを示すものである。図10において、1a,1bは
能力制御可能な圧縮機、2a,2bは四方弁、3a,3
bは熱源側熱交換器、4a,4bは冷房用減圧装置、5
a,5bは暖房用減圧装置、6a,6bは暖房時冷房用
減圧装置4a,4bを閉成する逆止弁、7a,7bは冷
房時暖房用減圧装置5a,5bを閉成する逆止弁、8
a,8bは第1補助熱交換器であり、これらを環状に連
接し、熱源側冷媒サイクルを形成している。
【0004】9a,9bは第2補助熱交換器で第1補助
熱交換器8a,8bと熱交換するように一体に形成され
ている。
【0005】10a,10bは冷媒量調整タンクで冷房
時と暖房時の冷媒量を調整している。
【0006】11a,11bは冷媒搬送装置で冷房時と
暖房時で冷媒の流出方向が反対となる可逆特性をもって
いる。
【0007】12a,12bは着霜検出手段であり、サ
ーミスタを使用している。これらは室外ユニットf,
f′に収納されている。
【0008】13a,13bは利用側熱交換器で室内ユ
ニットg,g′に収納され接続配管i,i′,j,j′
で室外ユニットf,f′と接続されている。第2補助熱
交換器9a,9bと冷媒量調整タンク10a,10b,
冷媒搬送装置11a,11b,利用側熱交換器13a,
13bおよび接続配管i,i′,j,j′,を環状連接
し利用側冷媒サイクルを形成している。
【0009】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついて、その動作を説明する。冷房運転時は図10の実
線矢印の冷媒サイクルとなり、熱源側冷媒サイクルで
は、圧縮機1a,1bからの高温高圧ガスは四方弁2
a,2bを通り熱源側熱交換器3a,3bで放熱して凝
縮液化し、逆止弁6a,6bを通って冷房用膨脹弁4
a,4bで減圧され第1補助熱交換器8a,8bで蒸発
して四方弁2a,2bを通り圧縮機1a,1bへ循環す
る。
【0010】この時利用側冷媒サイクルの第2補助熱交
換器9a,9bと前記第1補助熱交換器8a,8bが熱
交換し、利用側冷媒サイクル内のガス冷媒が冷却されて
液化し、冷媒量調整タンク10a,10bを通って冷媒
搬送装置11a,11bに送られ、この冷媒搬送装置1
1a,11bによって接続配管i,jを通って利用側熱
交換器13a,13bへ送られて吸熱蒸発し、ガス化し
て接続配管i′,j′を通って第2補助熱交換器9a,
9bに循環することになる。
【0011】一方、暖房運転時においては、図10の破
線矢印の冷媒サイクルとなり、熱源側冷媒サイクルで
は、圧縮機1a,1bからの高温高圧冷媒は四方弁2
a,2bから第1補助熱交換器8a,8bに送られ、放
熱して凝縮液化し、逆止弁7a,7bから暖房用減圧装
置5a,5bで減圧し、熱源側熱交換器3a,3bで吸
熱蒸発し、四方弁2a,2bを通って圧縮機1a,1b
へ循環する。
【0012】この時利用側冷媒サイクルの第2補助熱交
換器9a,9bと、第1補助熱交換器8a,8bが熱交
換し、利用側冷媒サイクル内の液冷媒が加熱されてガス
化し、接続配管i′,j′を通って利用側熱交換器13
a,13bへ送られ、暖房して放熱液化し接続配管i,
jを通って冷媒搬送装置11a,11bへ送られ、冷媒
量調整タンク10a,10bから第2補助熱交換器9
a,9bへ循環する。
【0013】次にこのような暖房運転において、熱源側
熱交換器3a,3bが着霜した場合の動作を図11のフ
ローチャートを参照しながら説明する。step1で着
霜検出手段12a,12bによって着霜を検出すると、
step2で除霜運転を行い、step3で除霜終了を
検出すると、暖房運転に戻る。この時、冷媒搬送装置1
1a,11bは運転を継続している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、除霜運転時に冷媒の流れが冷房サイクル
となるため、すべての熱源側冷媒サイクルが同時に除霜
運転を開始した場合、暖房運転が継続できず、室内温度
が著しく低下するという課題を有していた。
【0015】また、熱源側冷媒サイクルのうちの数台が
除霜運転しているときは、残りの熱源側冷媒サイクルが
暖房運転していても暖房能力が低下し、室内温度が低下
するという課題を有していた。
【0016】また、熱源側冷媒サイクルは除霜運転終了
直後、暖房運転を開始しても暖房能力が増加するまでに
時間がかかるので、除霜運転終了後に他の熱源側冷媒サ
イクルが除霜運転を開始した場合には、暖房能力が低下
するという課題を有していた。
【0017】本発明は上記課題を解決するもので、除霜
運転中も暖房運転を継続し、室内温度の低下が小さい快
適空調が行える多室冷暖房装置を提供することを第1の
目的としている。
【0018】本発明の第2の目的は除霜運転中も所要の
暖房能力を維持できる多室冷暖房装置を提供することに
ある。
【0019】また、本発明の第3の目的は複数の熱源側
冷媒サイクルの除霜運転の交替時における暖房能力の低
下を防止できる多室冷暖房装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の多室冷暖房装置は、複数の熱源側冷媒
サイクルの中から1台ずつ交替で除霜運転する熱源側冷
媒サイクルを選ぶ除霜運転順位判定手段を設けている。
【0021】また、第2の目的を達成するために本発明
の多室冷暖房装置は、熱源側冷媒サイクルのうち1台が
除霜運転を開始したときに、他の熱源側冷媒サイクルの
暖房能力を増加させる能力調節手段を設けている。
【0022】さらに第3の目的を達成するために本発明
の多室冷暖房装置は、着霜検出手段により除霜運転が必
要であると検知しても、他の熱源側冷媒サイクルが暖房
運転を開始した直後ならば、除霜運転開始を一定時間遅
らせる除霜開始遅延手段を設けている。
【0023】
【作用】本発明は上記のような構成により、除霜運転
時、除霜運転順位判定手段により、複数の熱源側冷媒サ
イクルを1台づつ交替で除霜運転し、除霜運転中も暖房
運転を継続して室内温度の低下を小さくする。
【0024】また、熱源側冷媒サイクルのうちの1台が
除霜運転を開始したときに、能力調節手段により、他の
停止していた熱源側冷媒サイクルの暖房運転を開始、あ
るいは暖房運転していた熱源側冷媒サイクルの圧縮機の
能力を増加させて除霜運転中も所要の暖房能力を維持す
る。
【0025】また、除霜運転開始に際して、他の停止し
ていた熱源側冷媒サイクル、あるいは除霜運転を終了し
た熱源側冷媒サイクルが暖房運転を開始したときには、
除霜開始遅延手段により除霜運転開始を一定時間遅ら
せ、暖房能力の低下を防止する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1,図2,
図3を用いて説明する。図1は第1の実施例における多
室冷暖房装置の冷媒サイクル図、図2はその第1除霜制
御装置のブロック図、図3は除霜運転時の動作フローチ
ャートである。尚、従来と同一構成については同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0027】図1において、100は第1除霜制御装置
であり、着霜検出手段のサーミスタ12a,12b,で
着霜を検出すると、除霜開始信号を発信する。
【0028】第1除霜制御装置100は、図2に示すよ
うに除霜運転順位判定手段14と、除霜開始手段15と
から構成されている。除霜運転順位判定手段14は、室
外ユニットfまたはf′が除霜を開始しても良いか判定
するマイコン14aと、除霜を開始する室外ユニットf
またはf′を記憶するメモリ14bから構成されてい
る。除霜開始手段15は信号発信装置であり、除霜運転
順位判定手段14で除霜開始を判定した室外ユニットf
またはf′の四方弁2aまたは2bに除霜開始信号を発
信する。
【0029】以上のように構成去れた多室冷暖房装置に
ついてその動作を説明する。冷暖房時の動作については
従来例と同一であり、ここでは特に問題となる除霜運転
時の動作について図3を参照しながら説明する。
【0030】step1で暖房運転開始時にメモリ14
bをリセットし、step2に移行する。step2は
着霜検出手段のサーミスタ12a,12bで熱源側熱交
換器3a,3bの暖房時入口の配管温度を定期的(例え
ば1分毎)に検出する。
【0031】step3からstep7は除霜運転順位
判定手段14である。step3でメモリ14bがリセ
ットされているか判定する。リセットされていれば、室
外ユニットf,f′のどちらも除霜中でないことを意味
し、step4へ移行する。step4は室外ユニット
fの着霜判定ルーチンであり、サーミスタ12aの検出
温度が−10℃以下であれば着霜と判定してstep5
へ移行し、メモリ14bに室外ユニットfを記憶し、s
tep8へ移行する。
【0032】step8は除霜開始手段15であり、四
方弁2aに信号を送ってOFFし、除霜を開始してst
ep9へ移行する。step9は室外ユニットfの除霜
終了判定ルーチンであり、サーミスタ12aの検出温度
が10℃未満であればstep8,step9を繰り返
して除霜を続け、10℃以上になると除霜終了と判定し
てstep10へ移行する。step10で四方弁2a
をONして暖房運転を開始し、step1にもどり、メ
モリ14bをリセットする。
【0033】step4でサーミスタ12aの検出温度
が−10℃より大きい場合には、室外ユニットfは着霜
していないと判定し、step6へ移行する。step
6は室外ユニットf′の着霜判定ルーチンであり、サー
ミスタ12bの検出温度が−10℃以下でありば着霜と
判定してstep7へ移行し、メモリ14bに室外ユニ
ットf′を記憶し、step11へ移行する。
【0034】step11は除霜開始手段15であり、
四方弁2bに信号を送ってOFFし、除霜を開始してs
tep12へ移行する。step12は室外ユニット
f′の除霜終了判定ルーチンであり、サーミスタ12b
の検出温度が10℃未満であればstep11,ste
p12を繰り返して除霜を続け、10℃以上になると除
霜終了と判定してstep13へ移行する。step1
3で四方弁2bをONして暖房運転を開始し、step
1にもどり、メモリ14bをリセットする。
【0035】step6でサーミスタ12bの検出温度
が−10℃より大きい場合には、室外ユニットf′は着
霜していないと判定し、step2へもどる。
【0036】step3でメモリ14bがリセットされ
ていない場合は、室外ユニットf,f′のどちらかが除
霜中であり、step14へ移行する。step14は
除霜中の室外ユニットの判定ルーチンである。step
14でメモリ14b内がfであれば、step9へ移行
して室外ユニットfの除霜終了判定を行う。また、メモ
リ14b内がf′であれば、step12へ移行して室
外ユニットf′の除霜終了判定を行う。
【0037】この第1の実施例によれば、室外ユニット
f,f′が2台同時に除霜運転することを防止でき、暖
房運転を継続することができる。
【0038】次に本発明の第2の実施例を図4,図5,
図6を用いて説明する。図4は第2の実施例における多
室冷暖房装置の冷媒サイクル図、図5はその第2除霜制
御装置のブロック図、図6は除霜運転時の動作フローチ
ャートである。尚、従来と同一構成については同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0039】図4において、16a,16bはインバー
タであり、圧縮機1a,1bの運転周波数を変化させ
る。k,k′は室外ユニットである。101は第2除霜
制御装置であり、図5に示すように除霜運転順位判定手
段14と、除霜開始手段15と、能力調整手段17とか
ら構成されている。能力調整手段17は、除霜運転順位
判定手段14で除霜開始を判定した室外ユニット以外の
圧縮機1aまたは1bの能力を増加させるために、圧縮
機1aまたは1b及びインバータ16aまたは16bに
信号を送る信号発信装置である。
【0040】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついてその動作を説明する。冷暖房時の動作については
従来例と同一であり、ここでは特に問題となる除霜運転
時の動作について図6を参照しながら説明する。
【0041】step1で暖房運転開始時にメモリ14
bをリセットし、step2移行する。step2は着
霜検出手段のサーミスタ12a,12bで熱源側熱交換
器3a,3bの暖房時入口の配管温度を定期的(例えば
1分毎)に検出する。step3からstep7は除霜
運転順位判定手段14である。step3でメモリ14
bがリセットされているか判定する。リセットされてい
れば、室外ユニットk,k′のどちらも除霜中でないこ
とを意味し、step4へ移行する。
【0042】step4は室外ユニットkの着霜判定ル
ーチンであり、サーミスタ12aの検出温度が−10℃
以下であれば着霜と判定してstep5へ移行し、メモ
リ14bに室外ユニットkを記憶し、step8へ移行
する。step8,9,10は能力調整手段17であ
る。step8は除霜を開始しない室外ユニットk′が
運転しているかの判定ルーチンであり、圧縮機1bが運
転していればstep10へ移行し、圧縮機1bが停止
していれば、step9で運転してからstep10へ
移行する。そして、step10でインバータ16bに
周波数UPの信号を送って能力を増加させ、step1
1へ移行する。
【0043】step11は除霜開始手段15であり、
四方弁2aに信号を送ってOFFし、除霜を開始してs
tep12へ移行する。step12は室外ユニットk
の除霜終了判定ルーチンであり、サーミスタ12aの検
出温度が10℃未満であればstep11,step1
2を繰り返して除霜を続け、10℃以上になると除霜終
了と判定してstep13へ移行する。step13で
四方弁2aをONして暖房運転を開始し、step1に
もどり、メモリ14bをリセットする。
【0044】step4でサーミスタ12aの検出温度
が−10℃より大きい場合には、室外ユニットkは着霜
していないと判定し、step6へ移行する。step
6は室外ユニットk′の着霜判定ルーチンであり、サー
ミスタ12bの検出温度が−10℃以下であれば着霜と
判定してstep7へ移行し、メモリ14bに室外ユニ
ットk′を記憶し、step14へ移行する。
【0045】step14,15,16は能力調節手段
17である。step14は除霜を開始しない室外ユニ
ットkが運転しているかの判定ルーチンであり、圧縮機
1aが運転していればstep16へ移行し、圧縮機1
aが停止していれば、step15で運転したからst
ep16へ移行する。そして、step16でインバー
タ16aに周波数UPの信号を送って能力を増加させ、
step17へ移行する。
【0046】step17は除霜開始手段15であり、
四方弁2bに信号を送ってOFFし、除霜を開始してs
tep18へ移行する。step18は室外ユニット
k′の除霜終了判定ルーチンであり、サーミスタ12b
の検出温度が10℃未満であればstep17,ste
p18を繰り返して除霜を続け、10℃以上になると除
霜終了と判定してstep19へ移行する。step1
9で四方弁2bをONして暖房運転を開始し、step
1にもどり、メモリ14bをリセットする。
【0047】step6でサーミスタ12bの検出温度
が−10℃より大きい場合には、室外ユニットk′は着
霜してないと判定し、step2へもどる。
【0048】step3でメモリ14bがリセットされ
ていない場合は、室外ユニットk,k′のどちらかが除
霜中であり、step20へ移行する。step20は
除霜中の室外ユニットの判定ルーチンである。step
20でメモリ14b内がkであれば、step12へ移
行して室外ユニットkの除霜終了判定を行う。また、メ
モリ14b内がk′であれば、step18へ移行して
室外ユニットk′の除霜終了判定を行う。
【0049】この第2の実施例によれば、室外ユニット
k,k′が2台同時に除霜運転することを防止でき、暖
房運転を継続することができるとともに、除霜運転して
いない室外ユニットkあるいはk′の暖房能力を増加さ
せて、所要の暖房能力を維持することができる。
【0050】次に本発明の第3の実施例を図7,図8,
図9を用いて説明する。図7は第3の実施例における多
室冷暖房装置の冷媒サイクル図、図8はその第3除霜制
御装置のブロック図、図9は除霜運転時の動作フローチ
ャートである。尚、従来と同一構成については同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0051】図7において、102は第3除霜制御装置
であり、図8に示すように除霜運転順位判定手段14
と、除霜開始手段15と、能力調節手段17と、除霜開
始遅延手段18とから構成されている。除霜開始遅延手
段18はタイマーであり、除霜運転開始を数分間遅らせ
る。
【0052】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついてその動作を説明する。冷暖房時の動作については
従来例と同一であり、ここでは特に問題となる除霜運転
時の動作について図9を参照しながら説明する。
【0053】step1で暖房運転開始時にメモリ14
bをリセットし、step2に移行する。step2は
着霜検出手段のサーミスタ12a,12bで熱源側熱交
換器3a,3bの暖房時入口の配管温度を定期的(例え
ば1分毎)に検出する。step3からstep7は除
霜運転順位判定手段14である。step3でメモリ1
4bがリセットされているか判定する。リセットされて
いれば室外ユニットk,k′のどちらも除霜中でないこ
とを意味し、step4へ移行する。
【0054】step4は室外ユニットkの着霜判定ル
ーチンであり、サーミスタ12aの検出温度が−10℃
以下であれば着霜と判定してstep5へ移行し、メモ
リ14bに室外ユニットkを記憶し、step8へ移行
する。step8,9,10は能力調節手段17であ
る。step8は除霜を開始しない室外ユニットk′が
運転しているかの判定ルーチンであり、圧縮機1bが運
転していればstep10へ移行し、圧縮機1bが停止
していれば、step9で運転してからstep10へ
移行する。
【0055】そして、step10でインバータ16b
に周波数UPの信号を送って能力を増加させ、step
11へ移行する。step11は除霜開始遅延手段18
であり、タイマーで5分カウントしてからstep12
へ移行する。この5分間に室外ユニットk′の暖房能力
が向上する。step12は除霜開始手段15であり、
四方弁2aに信号を送ってOFFし、除霜を開始してs
tep13へ移行する。
【0056】step13は室外ユニットkの除霜終了
判定ルーチンであり、サーミスタ12aの検出温度が1
0℃未満であればstep12,step13を繰り返
して除霜を続け、10℃以上になると除霜終了と判定し
てstep14へ移行する。step14で四方弁2a
をONして暖房運転を開始し、step1にもどり、メ
モリ14bをリセットする。
【0057】step4でサーミスタ12aの検出温度
が−10℃より大きい場合には室外ユニットkは着霜し
ていないと判定し、step6へ移行する。step6
は室外ユニットk′の着霜判定ルーチンであり、サーミ
スタ12bの検出温度が−10℃以下であれば着霜と判
定してstep7へ移行し、メモリ14bに室外ユニッ
トk′を記憶し、step15へ移行する。
【0058】step15,16,17は能力調節手段
17である。step15は除霜を開始しない室外ユニ
ットkが運転しているかの判定ルーチンであり、圧縮機
1aが運転していればstep17へ移行し、1aが停
止していれば、step16で運転してからstep1
7へ移行する。そして、step17でインバータ16
aに周波数UPの信号を送って能力を増加させ、ste
p18へ移行する。step18は除霜開始遅延手段1
8であり、タイマーで5分カウントしてからstep1
9へ移行する。この5分間に室外ユニットkの暖房能力
が向上する。
【0059】step19は除霜開始手段15であり、
四方弁2bに信号を送ってOFFし、除霜を開始してs
tep20へ移行する。step20は室外ユニット
k′の除霜終了判定ルーチンであり、サーミスタ12b
の検出温度が10℃未満であればstep19,ste
p20を繰り返して除霜を続け、10℃以上になると除
霜終了と判定してstep21へ移行する。step2
1で四方弁2bをONして暖房運転を開始し、step
1にもどり、メモリ14bをリセットする。
【0060】step6でサーミスタ12bの検出温度
が−10℃より大きい場合には、室外ユニットk′は着
霜していないと判定し、step2へもどる。
【0061】step3でメモリ14bがリセットされ
ていない場合は、室外ユニットk,k′のどちらかが除
霜中であり、step22へ移行する。step22は
除霜中の室外ユニットの判定ルーチンである。step
22でメモリ14b内がkであれば、step13へ移
行して室外ユニットkの除霜終了判定を行う。また、メ
モリ14b内がk′であれば、step20へ移行して
室外ユニットk′の除霜終了判定を行う。
【0062】この第3の実施例によれば、室外ユニット
k,k′が2台同時に除霜運転することを防止でき、暖
房運転を継続することができるとともに、除霜運転して
いない室外ユニットkあるいはk′の暖房能力を増加さ
せて、所要の暖房能力を維持することができる。さらに
除霜運転の開始を5分間遅らせることにより、1台の室
外ユニットが除霜運転終了後に暖房運転を開始し、能力
が回復した後にもう1台の室外ユニットが除霜運転を開
始するので、除霜運転交替時における暖房能力の低下を
防止することができる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は熱源側熱交換器の着霜を検出する着霜検出手段の出力
信号に基づいて、複数の熱源側冷媒サイクルの中から1
台ずつ交替で除霜運転する熱源側冷媒サイクルを選ぶ除
霜運転順位判定手段を設けることにより、除霜運転中も
暖房運転を継続することができ、室内温度の低下が小さ
い快適空調を行うことができる。
【0064】また本発明は、熱源側冷媒サイクルのうち
の1台が除霜運転を開始したときに、他の停止していた
熱源側冷媒サイクルの暖房運転を開始、あるいは暖房運
転していた熱源側冷媒サイクルの能力を増加させる能力
調節手段を設けることにより、除霜運転中も所要の暖房
能力を維持することができる。
【0065】さらに本発明は、熱源側冷媒サイクルのう
ちの1台が除霜運転を終了して暖房運転を開始したと
き、あるいは停止していた熱源側冷媒サイクルが暖房運
転を開始したとき、他の熱源側冷媒サイクルの除霜運転
開始を一定時間遅らせる除霜開始遅延手段を設けること
により、複数の熱源側冷媒サイクルの除霜運転の交替時
における暖房能力の低下を防止することができる多室冷
暖房装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図2】本発明の第1の実施例における多室冷暖房装置
の第1除霜制御装置のブロック図
【図3】本発明の第1の実施例における多室冷暖房装置
の除霜運転時の動作フローチャート
【図4】本発明の第2の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図5】本発明の第2の実施例における多室冷暖房装置
の第2除霜制御装置のブロック図
【図6】本発明の第2の実施例における多室冷暖房装置
の除霜運転時の動作フローチャート
【図7】本発明の第3の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図8】本発明の第3の実施例における多室冷暖房装置
の第3除霜制御装置のブロック図
【図9】本発明の第3の実施例における多室冷暖房装置
の除霜運転時の動作フローチャート
【図10】従来の多室冷暖房装置の冷媒サイクル図
【図11】従来の多室冷暖房装置の除霜運転時の動作フ
ローチャート
【符号の説明】
1a,1b 圧縮機 3a,3b 熱源側熱交換器 4a,4b 減圧装置 5a,5b 減圧装置 8a,8b 第1補助熱交換器 9a,9b 第2補助熱交換器 11a,11b 冷媒搬送装置 12a,12b 着霜検出手段 13a,13b 利用側熱交換器 14 除霜運転順位判定手段 17 能力調節手段 18 除霜開始遅延手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔵地 正夫 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機,熱源側熱交換器,減圧装置およ
    び第1補助熱交換器を環状に連接してなる複数の熱源側
    冷媒サイクルと、前記第1補助熱交換器と一体に形成
    し、それぞれ熱交換する第2補助熱交換器と、冷媒搬送
    装置および複数の利用側熱交換器を有する利用側冷媒サ
    イクルと、前記熱源側熱交換器の着霜を検出する着霜検
    出手段と、前記着霜検出手段の出力信号に基づいて複数
    の熱源側冷媒サイクルの中から1台ずつ交替で除霜運転
    する熱源側冷媒サイクルを選ぶ除霜運転順位判定手段と
    を備えた多室冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機,熱源側熱交換器,減圧装置およ
    び第1補助熱交換器を環状に連接してなる複数の熱源側
    冷媒サイクルと、この第1補助熱交換器と一体に形成
    し、それぞれ熱交換する第2補助熱交換器と、冷媒搬送
    装置および複数の利用側熱交換器を有する利用側冷媒サ
    イクルと、前記熱源側冷媒サイクルのうちの1台が除霜
    運転を開始したときに、他の停止していた熱源側冷媒サ
    イクルの暖房運転を開始あるいは暖房運転していた熱源
    側冷媒サイクルの能力を増加させる能力調節手段とを備
    えた多室冷暖房装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機,熱源側熱交換器,減圧装置およ
    び第1補助熱交換器を環状に連接してなる複数の熱源側
    冷媒サイクルと、この第1補助熱交換器と一体に形成
    し、それぞれ熱交換する第2補助熱交換器と、冷媒搬送
    装置および複数の利用側熱交換器を有する利用側冷媒サ
    イクルと、前記熱源側冷媒サイクルのうちの1台が除霜
    運転を終了して暖房運転を開始したとき、あるいは停止
    していた熱源側冷媒サイクルが暖房運転を開始したと
    き、他の熱源側冷媒サイクルの除霜運転開始を一定時間
    遅らせる除霜開始遅延手段とを備えた多室冷暖房装置。
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