JPH0571717A - 溶融炉の運転開始方法 - Google Patents

溶融炉の運転開始方法

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Publication number
JPH0571717A
JPH0571717A JP26121291A JP26121291A JPH0571717A JP H0571717 A JPH0571717 A JP H0571717A JP 26121291 A JP26121291 A JP 26121291A JP 26121291 A JP26121291 A JP 26121291A JP H0571717 A JPH0571717 A JP H0571717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
charged
temperature
bricks
refractory
Prior art date
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Pending
Application number
JP26121291A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Kanefuji
▲紘▼一郎 金藤
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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  • Furnace Details (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、炉の新設時や耐火物の改修時に溶融
炉の運転を開始するに際し、耐火物の損傷を防止でき
る、溶融炉の運転開始方法を提供するものである。 【構成】本発明は、溶融炉の運転を開始するに際し、先
に導電材及び被処理材を投入しておいた炉内を熱風乾燥
した後、降温することなく継続して通電昇温することを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶融炉の運転開始方法に
関する。都市ごみ、産業廃棄物、汚泥、これらの焼却灰
等の処理にアーク熱で溶融処理する溶融炉が利用されて
いる。該溶融炉には電極が装備されており、被処理材の
投入口、排気口、溶融スラグの排出口等が開設されてい
て、その炉殻には耐火物が内張りされている。
【0002】ところで、炉の新設時や耐火物の改修時に
溶融炉の運転を開始する場合、炉内を、特に耐火物を、
後の高温溶融処理に備えて充分に乾燥し、馴染ませてお
く必要がある。本発明はかかる溶融炉の運転開始方法の
改良に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、溶融炉の運転開始方法として、導
電材及び被処理材を投入しておいた炉内を直ちに通電昇
温することが行なわれている。例えば、炉の新設時に、
炉内へ金属スクラップ及び都市ごみ焼却灰を投入してお
き、炉蓋に装備されている電極へ通電して炉内を昇温す
る方法であり、これには、アークの発生を促すため、粉
粒状の導電剤を炉内へ投入する改良法も提案されている
(特開昭56−80613)。ところが、これらの従来
法には、特に電極近くの耐火物を局部的に急速昇温し、
したがって該耐火物に加わる熱衝撃が大きいため、該耐
火物が損傷するという欠点がある。これらの従来法で
は、通電による熱投入を行なうが、もともと冷間の未溶
融物に対する低負荷通電操作は難しく、また投入した未
溶融物を通り耐火物に熱が伝わるまでの時間的遅れもあ
ってその温度上昇率を制御することが難しいため、特に
は温度上昇率を制御することなく高負荷通電操作を行な
うことになり、かかる通電操作による熱投入が電極の近
くに集中してしまうからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来法では、耐火物が損傷する点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、溶融
炉の運転を開始するに際し、先に導電材及び被処理材を
投入しておいた炉内を熱風乾燥した後、降温することな
く継続して通電昇温することを特徴とする溶融炉の運転
開始方法に係る。
【0006】本発明において肝要な点は、導電材及び被
処理材を投入しておいた炉内を直ちに通電昇温するので
はなくて、熱風乾燥した後に通電昇温する処にある。熱
風乾燥は、例えば直火バーナによる乾燥であっても、又
は外部から炉内へ熱風を送入することによる乾燥であっ
てもよく、直火バーナによる乾燥の場合、該直火バーナ
は炉へ固定的に装備されているものであっても、又は必
要の都度に炉へ取外し可能に装備されるものであっても
よい。また通電昇温は、炉蓋に装備されている電極へ通
電することにより発生するアークを利用するが、この
際、アーク発生を促すためにカーボン粉粒等の導電剤を
炉内へ投入するのが有効である。
【0007】
【作用】本発明では、導電材及び被処理材を投入してお
いた炉内を熱風乾燥した後に通電昇温する。該熱風乾燥
により耐火物全体を均一に且つ昇温速度を制御しつつ昇
温し、該耐火物の表面が400〜600℃程度に達した
段階で通電昇温する。したがって本発明によると、該耐
火物に加わる熱衝撃が比較的小さいため、該耐火物の損
傷を防止できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施状態を略示する縦断面
図である。図1では、溶融炉に開設されている被処理材
の投入口、排気口及び溶融スラグ排出口等を省略してい
る。炉本体11の上部に炉蓋12が開閉可能に被着され
ており、炉蓋12には電極21が装備されている。炉本
体11の炉殻31にはその炉床にスタンプ材41がつち
固められており、スタンプ材41の上部に耐火レンガ5
1が敷設されている。また炉本体11の炉殻31にはそ
の炉壁に耐火レンガ52が内張りされている。そして炉
壁には炉殻31及び耐火レンガ52を貫通してバーナ取
付口が開設されており、該バーナ取付口に直火バーナ6
1が固定的に装備されている。
【0009】図1は導電材及び被処理材Aを投入してお
いた炉内を直火バーナ61で熱風乾燥している状態を示
しているが、かかる熱風乾燥後に電極21へ通電して通
電昇温する。
【0010】図1において、新設した炉内へ金属スクラ
ップ及び都市ごみ焼却灰を投入し、直火バーナ61で耐
火物51,52の表面温度が約600℃になるまで17
0時間かけて熱風乾燥した。引き続き炉内へカーボン粉
粒を投入し、電極21へ通電して耐火物51,52の表
面温度が約1000℃になるまで150時間かけて通電
昇温した後、投入物を溶融した。熱風乾燥しないで直ち
に通電昇温する従来法の場合に耐火物51,52、特に
炉床の耐火物51に発生していた局部的なひび、割れ、
歪等の損傷は認められなかった。
【0011】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、炉の新設時や耐火物の改修時に溶融炉の運転を
開始するに際し、耐火物の損傷を防止できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施状態を略示する縦断面図。
【符号の説明】
11・・・炉本体、12・・・炉蓋、21・・・電極、
31・・・炉殻、41・・・スタンプ材、51,52・
・・耐火レンガ、61・・・直火バーナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融炉の運転を開始するに際し、先に導
    電材及び被処理材を投入しておいた炉内を熱風乾燥した
    後、降温することなく継続して通電昇温することを特徴
    とする溶融炉の運転開始方法。
JP26121291A 1991-09-11 1991-09-11 溶融炉の運転開始方法 Pending JPH0571717A (ja)

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JP26121291A JPH0571717A (ja) 1991-09-11 1991-09-11 溶融炉の運転開始方法

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JP26121291A JPH0571717A (ja) 1991-09-11 1991-09-11 溶融炉の運転開始方法

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JPH0571717A true JPH0571717A (ja) 1993-03-23

Family

ID=17358702

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JP26121291A Pending JPH0571717A (ja) 1991-09-11 1991-09-11 溶融炉の運転開始方法

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JP (1) JPH0571717A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517644A (ja) * 2003-02-12 2006-07-27 プラスコ エネルギー グループ インコーポレーテッド 複数のプラズマ生成器を備えた有害廃棄物処理システム
US8128728B2 (en) 2006-05-05 2012-03-06 Plasco Energy Group, Inc. Gas homogenization system

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517644A (ja) * 2003-02-12 2006-07-27 プラスコ エネルギー グループ インコーポレーテッド 複数のプラズマ生成器を備えた有害廃棄物処理システム
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