JPH0571525U - スプライン嵌合部の潤滑構造 - Google Patents

スプライン嵌合部の潤滑構造

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JPH0571525U
JPH0571525U JP2094192U JP2094192U JPH0571525U JP H0571525 U JPH0571525 U JP H0571525U JP 2094192 U JP2094192 U JP 2094192U JP 2094192 U JP2094192 U JP 2094192U JP H0571525 U JPH0571525 U JP H0571525U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate shaft
spline
spline fitting
oil sump
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP2094192U
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English (en)
Inventor
隆資 不動寺
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間軸と回転軸のスプライン嵌合部に潤滑油
を十分供給して確実に潤滑できるようにする。 【構成】 歯車箱３に支承した中間軸６のスプライン孔
６ａとギヤポンプ１の回転軸８のスプライン部８ａを嵌
合してスプライン嵌合部Ａとし、前記歯車箱３内におけ
るこのスプライン嵌合部Ａより上方に油溜め９を設け、
この油溜め９内の潤滑油を中間軸６の一端部分６ｃ外周
面を経て一端面６ｂとポンプケース２一端面２ａとの間
の隙間１２に流通させ、前記中間軸６の一端部分６ｃ外
周面に螺旋状溝部２０を形成して前記隙間１２に潤滑油
を十分に流通できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転軸と中間軸のスプライン嵌合部を潤滑する構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１に示すように、ギヤポンプ１のポンプケース２に歯車箱３をボルト４で取 付け、この歯車箱３に左右一対の軸受５、５で中間軸６を回転自在に横架支承し 、この中間軸６に設けた歯車７を図示しない入力側の歯車に噛合し、前記ギヤポ ンプ１の回転軸８のスプライン部８ａを中間軸６のスプライン孔６ａにスプライ ン嵌合して回転軸８を回転駆動する動力伝達機構においては、歯車箱３の内壁３ ａ上部に油溜め９を設け、この油溜め９を油孔１０、環状空間１１、隙間１２を 経て前記スプライン嵌合部Ａに連通し、歯車箱３内の潤滑油を歯車の回転で油溜 め９内に跳掛け、その油溜め９内の潤滑油をスプライン嵌合部Ａに供給して潤滑 している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
かかる潤滑構造であると中間軸６の端面６ｂとポンプケース２の端面２ａとの 隙間１２に潤滑油が流れ難いからスプライン嵌合部に潤滑油が十分に供給されず に潤滑不良になることがある。
【０００４】 そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにしたスプライン嵌合部の潤滑 構造を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
中間軸６のスプライン孔６ａと回転軸８のスプライン部８ａを嵌合し、このス プライン嵌合部Ａより上方に油溜め９を設け、この油溜め９内の潤滑油を中間軸 ６の一端部分６ｃの外周面を経て中間軸６の一端面６ｂ側よりスプライン嵌合部 Ａに流通するように構成し、前記中間軸６の一端部分６ｃ外周面に螺旋状溝部２ ０を形成して成るスプライン嵌合部の潤滑構造。
【０００６】
【作 用】
中間軸６の一端部分６ｃ外周面に設けた螺旋状溝部２０で潤滑油を中間軸６の 一端面６ｂに流すことができ、スプライン嵌合部Ａに十分な潤滑油が供給されて 確実に潤滑できる。
【０００７】
【実 施 例】
本考案の実施例を図２を参照して説明する。なお、従来と同一部材は符号を同 一とする。 中間軸６における軸受５より突出した一端部分６ｃの外周面に、その中間軸回 転方向と逆向き方向の螺旋状溝部２０を形成する。 この螺旋状溝部２０は溝あるいはネジなどである。
【０００８】 このようであるから、油溜め９内の潤滑油は油孔１０より中間軸６の一端部分 ６ｃの外周面に流れ、中間軸６の回転によって螺旋状溝部２０で隙間１２に流れ 、その隙間１２よりスプライン嵌合部Ａに流れて中間軸６の中空部２１内に流れ 、遠心力によって油孔２２より外部に搬出されるから、スプライン嵌合部Ａに潤 滑油が十分に流れて確実に潤滑できる。
【０００９】
【考案の効果】
中間軸６の一端部分６ｃ外周面に設けた螺旋状溝部２０で潤滑油を中間軸６の 一端面６ｂに流すことができ、スプライン嵌合部Ａに十分な潤滑油が供給されて 確実に潤滑できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来例の断面図である。
【図２】本考案の前記例を示す断面図である。
【図３】１…ギヤポンプ，２…ポンプケース，３…歯車
箱，６…中間軸，６ａ…スプライン孔，６ｂ…一端面，
６ｃ…一端部分，７…歯車，８…回転軸，８ａ…スプラ
イン部，９…油溜め，１２…隙間，２０…螺旋状溝部，
Ａ…スプライン嵌合部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年１月６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】従来例の断面図である。
【図２】本考案の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】 １…ギヤポンプ、２…ポンプケース、３…歯車箱、６…
中間軸、６ａ…スプライン孔、６ｂ…一端面、６ｃ…一
端部分、７…歯車、８…回転軸、８ａ…スプライン部、
９…油溜め、１２…隙間、２０…螺旋状溝部、Ａ…スプ
ライン嵌合部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 中間軸６のスプライン孔６ａと回転軸８
    のスプライン部８ａを嵌合し、このスプライン嵌合部Ａ
    より上方に油溜め９を設け、この油溜め９内の潤滑油を
    中間軸６の一端部分６ｃの外周面を経て中間軸６の一端
    面６ｂ側よりスプライン嵌合部Ａに流通するように構成
    し、前記中間軸６の一端部分６ｃ外周面に螺旋上溝部２
    ０を形成して成るスプライン嵌合部の潤滑構造。
  2. 【請求項２】 ギヤポンプ１のポンプケース２の一端面
    ２ａに歯車箱３を取付け、この歯車箱３に中間軸６を回
    転自在に横架支承し、その中間軸６のスプライン孔６ａ
    をギヤポンプ１の回転軸８のスプライン部８ａにスプラ
    イン嵌合し、このスプライン嵌合部Ａより上方の歯車箱
    ３内壁３ａに油溜め９を設け、前記中間軸６に設けた歯
    車７によって歯車箱３内の潤滑油を前記油溜め９内に跳
    掛けるように構成し、前記油溜め９内の潤滑油を中間軸
    ６の一端部分６ｃ外周面を経て中間軸６の一端面６ｂと
    ポンプケース一端面２ａとの間の隙間１２に供給し、そ
    の中間軸６の一端部分６ｃの外周面に螺旋状溝部２０を
    形成して成るスプライン嵌合部分の潤滑構造。
JP2094192U 1992-03-09 1992-03-09 スプライン嵌合部の潤滑構造 Pending JPH0571525U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016199205A1 (ja) * 2015-06-08 2016-12-15 株式会社小松製作所 動力伝達装置、及び、動力伝達装置を備える作業車両

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