JPH0571119B2

JPH0571119B2 -

Info

Publication number: JPH0571119B2
Application number: JP60296063A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Inoe
Original assignee: Yokogawa Electric Corp
Current assignee: Yokogawa Electric Corp
Priority date: 1985-12-27
Filing date: 1985-12-27
Publication date: 1993-10-06
Also published as: JPS62153995A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、プロセス制御用の制御画像や監視画
像等を表示させる表示装置に関する。更に詳しく
は、本発明は、リアルタイムの表示画像のオフラ
インでの記録を行なう画像蓄積装置を有した表示
装置に関するものである。

（従来の技術） CRT等の表示手段に表示されている画像のオ
フラインでの記録は、これまでVTRや磁気デイ
スク、半導体メモリを用いるもの等が実用化され
ている。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、VTRによる記録は、連続した
長時間の記録に向いているが、記録された画像の
検索やシングルシヨツトの画面記録には向いてい
ない。

本発明の目的は、表示手段に表示されている画
面が全面的に切り変わる度に、その直前の画面あ
るいは直後の画面を自動的に選択し、記録できる
ようにした画像蓄積手段を備えた表示装置を実現
しようとするものである。

（問題点を解決するための手段）このような目的を達成する本発明は、表示手段
を有する表示装置と、この表示装置からのビデオ
データを蓄積、記録する画像蓄積装置とを備え、
前記画像蓄積装置は、バツフア領域と一画面分の
ビデオデータを格納する複数の領域とからなる画
像メモリと、前記表示装置からのビデオデータを
前記画像メモリにDMA転送する書き込みコント
ローラと、前記画像メモリからビデオデータを読
み出し前記表示装置にDMA転送する読み出しコ
ントローラと、前記表示装置からのビデオデータ
と垂直同期信号とを入力し全画面消去を検出する
検出回路と、この検出回路からの信号を入力する
とともに前記画像メモリ、書き込みコントロー
ラ、読み出しコントローラにそれぞれ結合する制
御回路とを含み、この制御回路は前記検出回路に
おいて全画面消去が検出されない時はビデオデー
タをバツフア領域に取り込み、これを指定された
領域にブロツク転送することを繰返し、全画面消
去が検出された時は次のブロツク転送を停止する
ことにより前記画像メモリに画面切換え直前又は
直後の画像を蓄積、記録するようにしたことを特
徴としている。

（実施例）第１図は、本発明に係る装置の一例を示す構成
ブロツク図である。図において、１はCRTのよ
うな表示手段を有する表示装置、２はこの表示装
置１からのビデオデータを記録する本発明で特徴
としている画像蓄積装置である。

この画像蓄積装置２において、３はビデオデー
タの入力回路、４は表示装置１からのビデオ同期
信号及び制御信号を入力し、ビデオデータをリア
ルタイムで、後述する画像メモリ７にダイレク
ト・メモリ・アクセス（DMA）転送するための
書き込みコントローラ、５は全体回路を統括、制
御する制御回路で、アドレスバスAB、データバ
スDBを介して、画像メモリ７を自由にアクセス
できるようになつている。６は全画面消去検出回
路で、入力回路３からのビデオ信号（Ｒ，Ｇ，
Ｂ）、書き込みコントローラ４からの垂直同期信
号をそれぞれ入力し、垂直同期信号１サイクル中
にビデオ信号がすべてロウレベル（LOW）だつ
たこと、（全画面消去があつたこと）を検出し、
これを制御回路５に出力する。画像メモリ７は、
蓄積先アドレスを格納するバツフア領域７１と、
一画面分のビデオデータを格納する＃１，＃２，
＃３…の複数の領域７２とから成つている。８は
画像メモリ７から画像データを読み出し、出力回
路９を通して表示装置１にDMA転送する読み出
しコントローラで、制御回路５によつて制御され
る。

第２図は、第１図における全画面消去検出回路
６の構成を示すブロツク図である。この回路は、
Ｒ，Ｇ，Ｂのビデオデータを垂直同期信号の１サ
イクルを単位にモニタするフリツプフロツプＱ１
〜Ｑ３と、これらの各フリツプフロツプの出力を
ナンドゲート回路OGを介して保持するフリツプ
フロツプＱ４で構成されている。

このように構成された装置の動作を、第３図〜
第５図を参照しながら次に説明する。

第３図は、画像メモリ７へのメモリアクセスサ
イクルを示す図である。書き込みコントローラ４
と読み出しコントローラ８は、第３図に示すよう
に、データバスDBとアドレスバスABとを時分
割で用い、画像メモリ７へのビデオデータの書き
込みと、読み出しとを交互にリアルタイムで繰返
し、連続して実行している。

即ち、書き込みサイクルでは、書き込みコント
ローラ４は、アドレスバスAB上に画像メモリア
ドレスを出力するとともに、これと同期して、入
力回路３からデータバスDB上にビデオデータを
出力する。これによつて、画像メモリ７に、画像
一画面分が書き込まれる。また、読み出しサイク
ルでは、読み出しコントローラ８は、前記と同様
にアドレスバスABと、データ入力DBを用いて、
画像メモリ７に蓄積されている複数枚の画像のう
ちの１枚を読み出し、ビデオデータを出力回路９
を通して表示装置１に送出する。

一方、制御回路５は、MPUサイクルにおいて、
画像メモリ７のバツフア領域７１に格納されてい
る内容を、領域ポインタで指定される蓄積先領域
（例えば＃３）にブロツク転送する。このブロツ
ク転送は、１回ごとに全画面消去検出回路６から
の信号をモニタしながら行なわれる。即ち、全画
面消去が行なわれていない場合は、バツフア領域
７１に格納されている内容を、蓄積先領域に順次
ブロツク転送する。全画面消去が検出された場
合、ブロツク転送を停止し、領域ポインタを次の
領域へ更新する。このような動作によつて、画像
メモリ７に画面切換直前の画面を蓄積することが
できる。なお、ここで、全画面消去が検出された
場合、これを検出後、何秒かのデイレイを与えて
からブロツク転送を停止するようにすれば、画面
切換直後の画面を蓄積することができる。

全画面消去検出回路６からの信号をモニタする
周期、前記のデイレイ時間は、表示装置１に表示
される画面の性質等に合わせて適宜選定されるも
のとする。

第４図は、制御回路５が行なう手要動作のフロ
ーチヤートである。図中、ステツプ１では、画面
切換があつた場合、メモリ装置７に切換直前の画
像を蓄積するか、切換直後の画像を蓄積するかを
選択している。どちらを選択するかは、例えば手
動にて、任意に設定できるようになつている。

第５図は、第２図に示す全画面消去検出回路６
の動作波形図である。図中、イは垂直同期信号で
あり、ロは画像表示期間を示す信号である。ハに
示すように、画像表示期間内にビデオデータＲ，
Ｇ，Ｂが出力されていれば、各フリツプフロツプ
Ｑ１〜Ｑ３の出力は、ニに示すようにロウレベル
になり、フリツプフロツプＱ４の出力（全画面消
去検出回路６の出力に相当）は、ホに示すよう
に、画像表示期間を示す信号が立下がつた時点で
は変化しない。これに対して、画像表示期間内に
ビデオデータが出力されていないと、各フリツプ
フロツプＱ１〜Ｑ３の出力は、ヘに示すようにハ
イレベルに維持され、フリツプフロツプＱ４の出
力は、トに示すように画像表示期間を示す信号が
立下がつた時点でロウレベルとなり、これが全画
面消去検出信号となる。

第４図において、ステツプ２又はステツプ７で
は、前記した全画面消去検出信号がハイレベルか
ローレベルかを判断しており、ハイレベルの時
（全画面消去検出がされず、“NO”の時）は、ス
テツプ３又はステツプ８に分岐する。また、ロー
レベルの時（全画面消去検出がされ、“YES”の
時）は、ステツプ５又はステツプ10に分岐する。

ステツプ３又はステツプ８では、画像メモリ７
のバツフア領域７１に取り込まれた内容を、領域
ポインタが示す領域にブロツク転送（複写）す
る。

ステツプ５又はステツプ12は、目的画像のブロ
ツク転送を停止した後に、ブロツク転送先を次の
領域を指定するように更新しており、これによつ
て、自動画像蓄積を実現している。

第４図に示す動作フローを実行することによつ
て、表示装置１に表示されている表示画像が、切
り換えられるたびに、その直前の画像、あるいは
直後の画像を自動的に、画像メモリに蓄積、記録
していくことができる。

（発明の効果）以上説明したように、本発明によれば、表示装
置の表示画像が切り換えられた時点をとらえ、そ
の直前又は直後の画像を蓄積、記録できるように
したものである。一般にプロセス制御用の制御画
像や監視画像は、表示画面の切換え直後に重要な
情報が多く含まれている。それ故に、本発明によ
れば、事象終了後における重要画像の検索、分析
を容易に行なえる表示装置が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る装置の一例を示す構成
ブロツク図、第２図は第１図における全画面消去
検出回路の構成ブロツク図、第３図は画像メモリ
へのメモリアクセスサイクルを示す図、第４図は
主要動作のフローチヤート、第５図は全画面消去
検出回路の動作波形図である。１…表示装置、２…画像蓄積装置、４…書き込
みコントローラ、５…制御回路、６…全画面消去
検出回路、７…画像メモリ、８…読み出しコント
ローラ、７１…バツフア領域、７２…領域。

Claims

【特許請求の範囲】１表示手段を有する表示装置と、この表示装置
からのビデオデータを蓄積、記録する画像蓄積装
置とを備え、前記画像蓄積装置は、バツフア領域と一画面分
のビデオデータを格納する複数の領域とからなる
画像メモリと、前記表示装置からのビデオデータ
を前記画像メモリにDMA転送する書き込みコン
トローラと、前記画像メモリからビデオデータを
読み出し前記表示装置にDMA転送する読み出し
コントローラと、前記表示装置からのビデオデー
タと垂直同期信号とを入力し全画面消去を検出す
る検出回路と、この検出回路からの信号を入力す
るとともに前記画像メモリ、書き込みコントロー
ラ、読み出しコントローラにそれぞれ結合する制
御回路とを含み、この制御回路は前記検出回路に
おいて全画面消去が検出されない時はビデオデー
タをバツフア領域に取り込み、これを指定された
領域にブロツク転送することを繰返し、全画面消
去が検出された時は次のブロツク転送を停止する
ことにより前記画像メモリに画面切換え直前又は
直後の画像を蓄積、記録するようにした表示装
置。