JPH04290389A - 静止画像再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、磁気テープ等の記録
媒体に記録されたデジタル静止画像データを再生するた
めの静止画像再生装置の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】周知のように、一般的なカメラは、撮影
した光学像を銀塩フィルムに結像させているため、該フ
ィルムを化学処理して現像しなければ、撮影した画像を
見ることが不可能である。これに対し、近年では、撮影
された光学像を電気的な画像信号に変換し、テレビジョ
ン受像機に画像表示させることにより、わずらわしい化
学処理を不要とした電子スチルカメラシステムが開発さ
れ、市場に普及してきている。この電子スチルカメラシ
ステムは、撮影された光学像をデジタル静止画像データ
に変換する電子スチルカメラと、この電子スチルカメラ
から出力されるデジタル静止画像データを、磁性材料で
形成されたテープ，ディスク，ドラム等の記録媒体に記
録し再生する静止画像記録再生装置とよりなり、この静
止画像記録再生装置で再生されたデジタル静止画像デー
タを復調してテレビジョン受像機に表示させるようにし
たものである。

【０００３】図４は、このような静止画像記録再生装置
としてデジタルオーディオテープレコーダを使用した場
合の、再生系の構成を示している。すなわち、磁気テー
プ１１に記録されたデジタル静止画像データは、回転ド
ラム１２に支持された一対のヘッド１３，１４によって
読み出され、再生増幅回路１５で増幅され復調回路１６
で復調された後、データ処理回路１７に供給される。こ
のデータ処理回路１７は、復調回路１６から出力された
復調データに対して、デインターリーブ処理やエラー訂
正処理等を施すもので、その出力データは、デジタルイ
ンターフェース回路１８を介して画像データ処理回路１
９に供給される。この画像データ処理回路１９は、デジ
タルインターフェース回路１８の出力データに対して、
同期信号検出処理，ヘッダデータ検出処理及びパリティ
チェック処理等を施すもので、その出力データはフレー
ム単位でセレクト回路２０に出力される。

【０００４】このセレクト回路２０は、画像データ処理
回路１９からフレーム単位で出力されるデジタル静止画
像データを、２つのフレームメモリ２１，２２に交互に
導き記録させるもので、フレームメモリ２１，２２に記
録されたデジタル静止画像データは、マルチプレクサ２
３によって交互に読み出される。そして、このマルチプ
レクサ２３から出力されたデジタル静止画像データは、
Ｄ／Ａ（デジタル／アナログ）変換回路２４に供給され
てアナログ系の静止画像信号に変換された後、画像復調
回路２５で復調されてモニタ２６に出力され、ここに静
止画像の表示が行なわれる。

【０００５】しかしながら、上記のような従来の静止画
像の再生手段では、例えば現在出画中の静止画像の前ま
たは後に磁気テープ１１に記録されているデジタル静止
画像データを画像表示したいような場合、画面を切り替
える操作を行なうと、ヘッド１３，１４が磁気テープ１
１をトレースしてモニタ２６に画像表示が行なわれると
いう上述した一連の処理が実行されて画像表示が行なわ
れるため、その処理分の時間的遅れによりただちに画像
表示が行なわれず、使用者にとって取り扱いが不便であ
るという問題が生じている。特に、現在出画中の静止画
像の前または後に記録されている静止画像を表示すると
いうことは、磁気テープ１１に記録されている複数画面
分のデジタル静止画像データを、記録されている順序ま
たはその逆の順序で順次切り替え表示させていくという
、通常の一般的な使用形態を考慮したものであって、こ
のような一般的な形態で使用する上で上記のような問題
があることは深刻なこととなっている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
静止画像の再生手段では、現在出画中の画像の前または
後に記録されている画像を出画させたい場合、画面の切
り替え操作を行なってから実際に画像が表示されるまで
に時間がかかり、取り扱いが不便であるという問題を有
している。

【０００７】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、現在出画中の画像の前または後に記録さ
れている画像を、画面の切り替え操作に基づいてすみや
かに表示することができ、使用者にとっての取り扱いを
便利にし得る極めて良好な静止画像再生装置を提供する
ことを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明に係る静止画像
再生装置は、複数画面分のデジタル静止画像データが記
録された記録媒体を再生して静止画像表示を行なうもの
を対象としている。そして、記録媒体に記録された所望
のデジタル静止画像データとその前後に記録されている
デジタル静止画像データとを再生する再生手段と、この
再生手段で再生された３画面分のデジタル静止画像デー
タを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された３
画面分のデジタル静止画像データのうちの１つを読み出
して画像表示させる読み出し手段と、この読み出し手段
で読み出され画像表示に供されているデジタル静止画像
データの前後に記録されているデジタル静止画像データ
が常に記憶手段に記憶されるように制御する制御手段と
を備えるようにしたものである。

【０００９】

【作用】上記のような構成によれば、現在画像表示して
いるデジタル静止画像データを基準として、そのデジタ
ル静止画像データの前後に記録されているデジタル静止
画像データを、常に記憶手段に取り込んで記憶しておく
ようにしたので、現在出画中のデジタル静止画像データ
の前または後に記録されているデジタル静止画像データ
の表示が要求された場合、画面の切り替え操作に基づい
て対応するデジタル静止画像データを記憶手段から読み
出すだけで、すみやかに画像表示することができ、使用
者にとっての取り扱いを便利にすることができる。

【００１０】

【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図１において、図４と同一部分
には同一符号を付して説明すると、まず、この実施例で
説明するデジタルオーディオテープレコーダは、所望の
デジタル静止画像データを検索するサーチ機能を有して
いる。また、このデジタルオーディオテープレコーダは
、詳細は後述するが、１６画面分のデジタル静止画像デ
ータを１ページとして、同一画面上に１６分割表示する
機能を有している。このため、所望のデジタル静止画像
データを検索する場合、まず、ページ単位で検索し、次
にそのページの何枚目に当たるかという２段階のサーチ
動作を行なうことになる。そして、このデジタルオーデ
ィオテープレコーダは、所望のデジタル静止画像データ
（Ｘページｎ枚目）の再生が要求されると、当該デジタ
ル静止画像データ（Ｘページｎ枚目）をサーチし再生し
た後、そのデジタル静止画像データ（Ｘページｎ枚目）
の前後に記録されているデジタル静止画像データ（Ｘペ
ージｎ−１枚目，Ｘページｎ＋１枚目）も、自動的にサ
ーチして再生する機能を有している。

【００１１】このため、まず、画像データ処理回路１９
からフレーム単位で出力されたデジタル静止画像データ
（Ｘページｎ枚目）は、セレクト回路２７によって３つ
のフレームメモリ２８，２９，３０に導かれる。このと
き、上記デジタル静止画像データ（Ｘページｎ枚目）は
、メモリ選択回路３１から書き込み指令の出力されてい
る１つのフレームメモリ２８にのみ書き込まれる。その
後、上記デジタル静止画像データ（Ｘページｎ枚目）に
続いて再生されたデジタル静止画像データ（Ｘページｎ
−１枚目，Ｘページｎ＋１枚目）は、他の２つのフレー
ムメモリ３０，２９にそれぞれ書き込まれる。そして、
現在再生が要求されているデジタル静止画像データ（Ｘ
ページｎ枚目）のみが、マルチプレクサ３２により、フ
レームメモリ２８から読み出されて、Ｄ／Ａ変換回路２
４に供給され以下モニタ２６による画像表示に供される
。このときの、フレームメモリ２８，２９，３０とデジ
タル静止画像データ（Ｘページｎ枚目，Ｘページｎ−１
枚目，Ｘページｎ＋１枚目）との関係を、図２（ａ）に
示している。

【００１２】このような状態で、デジタル静止画像デー
タ（Ｘページｎ＋１枚目）の画像表示に切り替えられた
とする。すると、図２（ｂ）に示すように、マルチプレ
クサ３２は、デジタル静止画像データ（Ｘページｎ＋１
枚目）の記録されたフレームメモリ２９からその内容を
読み出し、Ｄ／Ａ変換回路２４を介してモニタ２６によ
る画像表示に供させる。この場合、デジタルオーディオ
テープレコーダは、デジタル静止画像データ（Ｘページ
ｎ＋１枚目）の後に記録されているデジタル静止画像デ
ータ（Ｘページｎ＋２枚目）を自動的にサーチし再生し
て、そのデジタル静止画像データ（Ｘページｎ＋２枚目
）をフレームメモリ３０に書き込み、ここに、現在画像
表示されているデジタル静止画像データ（Ｘページｎ＋
１枚目）の前後のデジタル静止画像データ（Ｘページｎ
枚目，Ｘページｎ＋２枚目）が、フレームメモリ２８，
３０に記録されることになる。

【００１３】また、図２（ａ）に示すような状態で、デ
ジタル静止画像データ（Ｘページｎ−１枚目）の画像表
示に切り替えられたとする。すると、図２（ｃ）に示す
ように、マルチプレクサ３２は、デジタル静止画像デー
タ（Ｘページｎ−１枚目）の記録されたフレームメモリ
３０からその内容を読み出し、Ｄ／Ａ変換回路２４を介
してモニタ２６による画像表示に供させる。この場合、
デジタルオーディオテープレコーダは、デジタル静止画
像データ（Ｘページｎ−１枚目）の前に記録されている
デジタル静止画像データ（Ｘページｎ−２枚目）を自動
的にサーチし再生して、そのデジタル静止画像データ（
Ｘページｎ−２枚目）をフレームメモリ２９に書き込み
、ここに、現在画像表示されているデジタル静止画像デ
ータ（Ｘページｎ−１枚目）の前後のデジタル静止画像
データ（Ｘページｎ枚目，Ｘページｎ−２枚目）が、フ
レームメモリ２８，２９に記録されることになる。

【００１４】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、現在画像表示しているデジタル静止画像データを
基準として、そのデジタル静止画像データの前後に記録
されているデジタル静止画像データを、常にフレームメ
モリ２８，２９，３０のいずれかに自動的に取り込んで
記憶しておくようにしたので、現在出画中のデジタル静
止画像データの前または後に記録されているデジタル静
止画像データの表示が要求された場合、画面の切り替え
操作に基づいて対応するデジタル静止画像データをフレ
ームメモリ２８，２９，３０から読み出すだけで、すみ
やかに画像表示することができ、使用者にとっての取り
扱いを便利にすることができる。

【００１５】ここで、デジタルオーディオテープレコー
ダの上述したサーチ動作について説明する。すなわち、
磁気テープ１１に記録されている各デジタル静止画像デ
ータには、図３（ａ）に示すように、その先頭部分にデ
ジタル静止画像データの先頭であることを示すヘッダデ
ータが記録されており、デジタルオーディオテープレコ
ーダでは、このヘッダデータが検知されると、図３（ｂ
）に示すようなＬ（ロー）レベルのパルスＦＨＤＴを得
ることができる。そして、デジタルオーディオテープレ
コーダでは、前述したように、デジタル静止画像データ
をサーチするのに、ページ単位のサーチと、そのページ
のなかで何枚目に当たるかという２段階のサーチを行な
っており、前者のサーチ動作はデジタルオーディオテー
プレコーダに備えられたＰ（ページ）Ｎｏ．サーチ機能
で行なわれ、後者のサーチ動作はパルスＦＨＤＴをカウ
ントすることで行なわれる。

【００１６】上記のようなサーチシステムを利用して、
上記実施例のようなサーチ動作を実行するには、まず、
画像表示が要求されているデジタル静止画像データ（Ｘ
ページｎ枚目）を、Ｐ（ページ）Ｎｏ．サーチ機能とパ
ルスＦＨＤＴのカウントとで検索し再生して、例えばフ
レームメモリ２８に記憶させた後、ただちに読み出して
画像表示させるように制御する。フレームメモリ２８か
らデジタル静止画像データ（Ｘページｎ枚目）を読み出
している間、デジタルオーディオテープレコーダは再生
状態を継続し、次のデジタル静止画像データ（Ｘページ
ｎ＋１枚目）を再生して、例えばフレームメモリ２９に
記憶させる。そして、このデジタル静止画像データ（Ｘ
ページｎ＋１枚目）のフレームメモリ２９への書き込み
が終了すると、デジタルオーディオテープレコーダは磁
気テープ１１を巻き戻し再生状態とし、パルスＦＨＤＴ
を３つカウントした時点で再び再生状態に切り替え、デ
ジタル静止画像データ（Ｘページｎ−１枚目）を再生し
て、例えばフレームメモリ３０に記憶させ、ここに、デ
ジタル静止画像データ（Ｘページｎ枚目）の前後に記録
されているデジタル静止画像データ（Ｘページｎ＋１枚
目，Ｘページｎ−１枚目）の、フレームメモリ２９，３
０へのに書き込みが実行される。

【００１７】この状態から、現在出画中のデジタル静止
画像データ（Ｘページｎ枚目）の前または後に記録され
ているデジタル静止画像データ（Ｘページｎ＋１枚目，
Ｘページｎ−１枚目）を表示させる場合には、メモリ選
択回路３１で必要なフレームメモリ２９，３０を選択し
、そのフレームメモリ２９，３０からデジタル静止画像
データ（Ｘページｎ＋１枚目，Ｘページｎ−１枚目）を
読み出し画像表示に供させるとともに、次のデジタル静
止画像データ（Ｘページｎ＋２枚目，Ｘページｎ−２枚
目）を、フレームメモリ３０，２９に取り込むようにす
ればよいものである。なお、この発明は上記実施例に限
定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。

【００１８】

【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
現在出画中の画像の前または後に記録されている画像を
、画面の切り替え操作に基づいてすみやかに表示するこ
とができ、使用者にとっての取り扱いを便利にし得る極
めて良好な静止画像再生装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る静止画像再生装置の一実施例を
示すブロック構成図。

【図２】同実施例の動作を説明するために示す図。

【図３】同実施例のサーチ動作を説明するために示す図
。

【図４】従来の静止画像の再生手段を示すブロック構成
図。

【符号の説明】

１１…磁気テープ、１２…回転ドラム、１３，１４…ヘ
ッド、１５…再生増幅回路、１６…復調回路、１７…デ
ータ処理回路、１８…デジタルインターフェース回路、
１９…画像データ処理回路、２０…セレクト回路、２１
，２２…フレームメモリ、２３…マルチプレクサ、２４
…Ｄ／Ａ変換回路、２５…画像復調回路、２６…モニタ
、２７…セレクト回路、２８〜３０…フレームメモリ、
３１…メモリ選択回路、３２…マルチプレクサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数画面分のデジタル静止画像データ
   が記録された記録媒体を再生して静止画像表示を行なう
   静止画像再生装置において、前記記録媒体に記録された
   所望のデジタル静止画像データとその前後に記録されて
   いるデジタル静止画像データとを再生する再生手段と、
   この再生手段で再生された３画面分のデジタル静止画像
   データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶され
   た３画面分のデジタル静止画像データのうちの１つを読
   み出して画像表示させる読み出し手段と、この読み出し
   手段で読み出され画像表示に供されているデジタル静止
   画像データの前後に記録されているデジタル静止画像デ
   ータが常に前記記憶手段に記憶されるように制御する制
   御手段とを具備してなることを特徴とする静止画像再生
   装置。