JPH0570748U - 連続鋳造用鋳型 - Google Patents

連続鋳造用鋳型

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JPH0570748U
JPH0570748U JP829292U JP829292U JPH0570748U JP H0570748 U JPH0570748 U JP H0570748U JP 829292 U JP829292 U JP 829292U JP 829292 U JP829292 U JP 829292U JP H0570748 U JPH0570748 U JP H0570748U
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JP
Japan
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short
long
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taper
side frame
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Pending
Application number
JP829292U
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English (en)
Inventor
隆 木村
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長辺フレーム1の銅板11のテーパを短辺フ
レームの間隔変更と同時に連続的に行うこと。 【構成】 連続鋳造用鋳型10は、互いに対向した2対
の長辺フレームと短辺フレーム2とから画定される長方
形断面を有している。各対の長辺および短辺フレーム
1、2の内壁を長辺および短辺モールド銅板11、21
から構成する。短辺フレーム2を長辺フレーム1間に挟
み付け、押圧ユニット12によって長辺フレーム1を互
いに接近する方向に押圧できるように支持する。移動ユ
ニット22によって短辺フレーム2を鋳型の幅方向およ
び高さ方向に同時に移動できるように支持する。1対の
長辺モールド銅板11の少なくとも一方の内面に単一の
円弧面による所定形状の連続的に変化するテーパを形成
し、短辺モールド銅板21の側端面に前記テーパに対応
する所定形状のテーパを形成し、短辺フレーム2の幅変
更移動にともなって長辺モールド銅板11の内面テーパ
を連続的に変更する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般に連続鋳造用鋳型に関し、さらに詳しく言えば、短辺フレーム の間隔の変更と同時に長辺フレームのモールド銅板の内面テーパを連続的に変更 できる連続鋳造用鋳型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
連続鋳造は、モールド(鋳型)内に鋳込まれた溶鋼をモールド銅板により一次 冷却して凝固シェルを形成し、続くローラエプロンにおける二次冷却により中心 部まで凝固させて鋳片を製造する方法である。モールドにおいては、凝固シェル の収縮量に対応させてモールド銅板に下方に向かって狭まるテーパを付し、抜熱 能の低下を防止している。
【0003】 スラブのように長方形断面を有する鋳片では、長辺方向の収縮量が短辺方向の それよりも大きいために、短辺側コーナ部にエアギャップが生じ、冷却が不均一 となって、鋳片表面に縦割れを発生する。
【0004】 そこで、スラブ鋳造の場合、凝固シェルと短辺モールド銅板とができるだけ密 着するように、短辺下部をモールド内側に傾斜させた鋳造モールド(直線テーパ モールド)が用いられている。
【0005】 この鋳造モールドをさらに発展させたものとして、図6の(A)に示すように 、短辺フレーム2を長辺フレーム1間で折曲可能にすることによって、鋳込方向 3に関してテーパを可変にし、鋳片4の幅方向収縮に対処しているモールドが提 案されている(特開平3−210953号公報)。
【0006】 一方、図4の(B)に示すように、鋳片4の厚み方向の収縮については、多段 のテーパを長辺フレーム1の銅板5に設け、鋳込み中の溶鋼レベル6を変化させ るモールドが提案されている(特開昭53−125932号公報)。
【0007】 しかしながら、前者のモールドにおける短辺フレームの折曲げは、テーパが直 線的でかつ不連続の変化であり、連続的な収縮調節はできない。また、後者のモ ールドにおける長辺フレームの多段テーパ銅板では前者と同様の問題を有してい ることに加え、加工が困難である上に、湯面の変動は鋳片表面の品質を著しく悪 化する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、短辺フレームの間隔変更と同時に、長辺フレームの銅板のテーパを 連続的に変更できるようにすることを課題にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の連続鋳造用鋳型は、互いに互いに対向した2対の長辺フレームと短辺 フレームとから画定される長方形断面の連続鋳造用鋳型において、各対の長辺お よび短辺フレームの内壁を長辺および短辺モールド銅板から構成し、短辺フレー ムを長辺フレーム間に挟み付け、押圧ユニットによって長辺フレームを互いに接 近する方向に押圧できるように支持し、移動ユニットによって短辺フレームを鋳 型の幅方向および高さ方向に同時に移動できるように支持し、1対の長辺モール ド銅板の少なくとも一方の内面に単一の円弧面による所定形状の連続的に変化す るテーパを形成し、短辺モールド銅板の側端面に前記テーパに対応する所定形状 のテーパを形成し、短辺フレームの幅変更移動にともなって長辺モールド銅板の 内面テーパを連続的に変更することを特徴とした手段によって、上記課題を解決 している。
【0010】
【作用】
図4に示すように、鋳片の凝固シェルの収縮量は、溶鋼のメニスカスからの距 離に従って漸次大きくなっている。この収縮曲線はほぼ放物線を描く。しかし、 鋳型のような短距離においては円弧で近似しても誤差は少ない。
【0011】 そこで、図3に示すように、垂直式鋳型において、長辺フレームのモールド銅 板の少なくとも1つを単一の円弧面に形成し、鋳片の収縮に近似した連続的に変 化するテーパーを形成する。これに適合するように短辺フレームの短辺モールド の側端面を加工して、短辺フレームを移動させる。
【0012】 短辺フレームは、幅変更移動に伴って上下移動するように移動ユニットによっ て変位される。短辺フレームが上下移動するときに、長辺フレームのモールド銅 板のテーパが変わり、長辺モールド間の上端の間隔が変わる。
【0013】
【実施例】
図1から図5までを参照して、本考案の連続鋳造用鋳型10の実施例について 説明する。
【0014】 図1に最もよく示すように、本考案の連続鋳造用鋳型10は、互いに対向した 2対の長辺フレーム1と短辺フレーム2とから画定される長方形断面になってい る。各対の長辺および短辺フレーム1、2の内壁は、長辺および短辺モールド銅 板11、21から構成される。
【0015】 短辺フレーム2を長辺フレーム1間に挟み付け、押圧ユニット12によって長 辺フレーム1を互いに接近する方向に押圧できるように支持する。移動ユニット 22によって短辺フレーム2を鋳型の幅方向および高さ方向に同時に移動できる ように支持する。押圧ユニット12、例えば、空圧または油圧シリンダ等が好ま しい。
【0016】 移動ユニット22は、例えばボールスクリュ、油圧シリンダ等が好ましく図2 に示すように、ボールスクリュ221の軸心を鋳型の鋳込方向3に垂直な方向に 関して垂直な方向(水平方向)7に対して角度αだけ傾斜させる。αは0.5° −5°の範囲が好ましい。この傾斜角αによって、短辺モールドは距離hだけ上 昇される。これにより、長辺モールド11の上端の間隔、すなわち、テーパが変 わる。
【0017】 移動ユニット22は、短辺フレーム2を鋳型の幅方向および高さ方向に同時に 移動させることができればよいので、傾斜設置のボールスクリュ221の他に、 カム、リンク、ギヤ等の慣用の機構を用いることができる。
【0018】 図3に示すように、1対の長辺モールド銅板11の少なくとも一方の内面に単 一の円弧面による所定形状の連続的に変化するテーパを形成し、短辺モールド銅 板21の側端面に前記テーパに対応する所定形状のテーパを形成する。短辺フレ ーム2の幅変更移動にともなって長辺モールド銅板11の内面テーパを連続的に 変更する。
【0019】 本考案においては、短辺フレーム2の中心に向かって上向きに移動するとき、 1対の短辺フレーム2の間隔(鋳型幅)を変更するとともに、長辺モールドの銅 板11のテーパを変える。つまり、短辺フレーム2が広幅時には銅板11のテー パは大きく、逆に狭幅時には小さなテーパになる。
【0020】 一般に、狭幅スラブは鋳込速度が速いために、鋳型内での鋳片の収縮量が小さ く、逆に広幅スラブでは鋳込速度が遅く、収縮量が大きい。そのために、銅板1 1の変化もこれに一致する。
【0021】 本実施例では、垂直式鋳型の例を示したが、湾曲式鋳型においても図5に示す ように長辺側の両曲面の半径を適切に選択することで同様に得られる。ただし、 いずれの例においても、テーパ変更によって、モールド下端での長辺の間隔が大 きく変化しないように曲面半径の中心点を注意して選定しなければならない。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、鋳型内の溶鋼レベルを変動させることなく、鋳込み条件にも とづいて、鋳型幅の変更と同時に、鋳型内面のテーパを連続して変更することが でき、鋳片の冷却の不連続性を無くすることにより表面品質の向上を図ることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の連続鋳造用鋳型の概略構成を示す平面
図である。
【図2】本考案の短辺フレームの移動ユニットの一例を
示す側面図である。
【図3】図1のIII−III線からみた縦断面図であ
る。
【図4】鋳片の凝固シェルの収縮量を示すグラフであ
る。
【図5】図2と同様な図面であって、別の実施例を示
す。
【図6】従来の各種鋳型の部分断面図である。
【符号の説明】
1 長辺フレーム 2 短辺フレーム 10 連続鋳造用鋳型 11 長辺モールド銅板 21 短辺モールド銅板 22 移動ユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向した2対の長辺フレームと短
    辺フレームとから画定される長方形断面の連続鋳造用鋳
    型において、各対の長辺および短辺フレームの内壁を長
    辺および短辺モールド銅板から構成し、短辺フレームを
    長辺フレーム間に挟み付け、押圧ユニットによって長辺
    フレームを互いに接近する方向に押圧できるように支持
    し、移動ユニットによって短辺フレームを鋳型の幅方向
    および高さ方向に同時に移動できるように支持し、1対
    の長辺モールド銅板の少なくとも一方の内面に単一の円
    弧面による所定形状の連続的に変化するテーパを形成
    し、短辺モールド銅板の側端面に前記テーパに対応する
    所定形状のテーパを形成し、短辺フレームの幅変更移動
    にともなって長辺モールド銅板の内面テーパを連続的に
    変更することを特徴とした連続鋳造用鋳型。
JP829292U 1992-02-25 1992-02-25 連続鋳造用鋳型 Pending JPH0570748U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP829292U JPH0570748U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 連続鋳造用鋳型

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JP829292U JPH0570748U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 連続鋳造用鋳型

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JPH0570748U true JPH0570748U (ja) 1993-09-24

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ID=43737217

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JP829292U Pending JPH0570748U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 連続鋳造用鋳型

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