JPH0570690B2 - - Google Patents
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- JPH0570690B2 JPH0570690B2 JP60151362A JP15136285A JPH0570690B2 JP H0570690 B2 JPH0570690 B2 JP H0570690B2 JP 60151362 A JP60151362 A JP 60151362A JP 15136285 A JP15136285 A JP 15136285A JP H0570690 B2 JPH0570690 B2 JP H0570690B2
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- JP
- Japan
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- alloy
- weight
- lead
- bearings
- lead bronze
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/12—Structural composition; Use of special materials or surface treatments, e.g. for rust-proofing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2204/00—Metallic materials; Alloys
- F16C2204/10—Alloys based on copper
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は軸受合金、特に鉛を含む銅主成分の軸
受合金に関する。
受合金に関する。
銅主成分の軸受合金としてはJISに規定された
鉛青銅鋳物(JISH5115)がある。該軸受合金は
鋳物の状態、即ち鋳込んだものを円筒状に切削加
工し軸受として使用するものである。しかるに切
削加工は多大は手間が掛かり大量生産に適さない
ばかりが、鋳込みの状態のままでは結晶組織が粗
大となつているために機械的強度に弱いものであ
る。従つて油圧機械のシリンダ−ブロツクのよう
に高圧が掛かる所には使用できないという欠点が
ある。
鉛青銅鋳物(JISH5115)がある。該軸受合金は
鋳物の状態、即ち鋳込んだものを円筒状に切削加
工し軸受として使用するものである。しかるに切
削加工は多大は手間が掛かり大量生産に適さない
ばかりが、鋳込みの状態のままでは結晶組織が粗
大となつているために機械的強度に弱いものであ
る。従つて油圧機械のシリンダ−ブロツクのよう
に高圧が掛かる所には使用できないという欠点が
ある。
一般に鋳物は圧延や鋳造のような塑性加工を施
すと組織が緻密になり、しかも加工硬化するため
に機械的強度も向上するものである。更に軸受の
ようにパイプ状に成形するものでは軸受合金にス
ウエージングやドローイング等の塑性加工を行え
ば大量生産も可能となる。それ故、鉛青銅合金も
塑性加工を行つて軸受を製造したいところである
が、残念ながら鉛青銅合金は如何に加工率を小さ
くしても、また焼鈍を十分に行つても塑性加工中
に割れてしまうという性質を有するため塑性加工
が行えなかつたものである。
すと組織が緻密になり、しかも加工硬化するため
に機械的強度も向上するものである。更に軸受の
ようにパイプ状に成形するものでは軸受合金にス
ウエージングやドローイング等の塑性加工を行え
ば大量生産も可能となる。それ故、鉛青銅合金も
塑性加工を行つて軸受を製造したいところである
が、残念ながら鉛青銅合金は如何に加工率を小さ
くしても、また焼鈍を十分に行つても塑性加工中
に割れてしまうという性質を有するため塑性加工
が行えなかつたものである。
本発明は鉛を含有する銅合金でありながら塑性
加工を容易に行えるという軸受用鉛青銅合金を提
供することにある。
加工を容易に行えるという軸受用鉛青銅合金を提
供することにある。
本発明者は鉛青銅合金の塑性加工時の割れにつ
いて究明したところ、鉛青銅合金(Pb3重量%、
Sn10重量%、残Cu)は鋳造すると第1図の如く
完全な樹枝状組織となり、しかも鉛が樹枝間に存
在することから樹枝間で割れが起こりやすくなる
ことをつきとめた。従つて鉛青銅合金は鋳造時に
樹枝状組織とならなければ塑性加工が可能になる
であろうと推測し、樹枝状にならない組成を研究
した。その結果、鉛青銅合金に少量のベリリウム
の添加が樹枝状組織抑制に効果のあることを見出
し本発明を完成させた。
いて究明したところ、鉛青銅合金(Pb3重量%、
Sn10重量%、残Cu)は鋳造すると第1図の如く
完全な樹枝状組織となり、しかも鉛が樹枝間に存
在することから樹枝間で割れが起こりやすくなる
ことをつきとめた。従つて鉛青銅合金は鋳造時に
樹枝状組織とならなければ塑性加工が可能になる
であろうと推測し、樹枝状にならない組成を研究
した。その結果、鉛青銅合金に少量のベリリウム
の添加が樹枝状組織抑制に効果のあることを見出
し本発明を完成させた。
本発明はPb1〜20重量%、Sn3〜20重量%、
Be0.2〜5重量%、残部Cuからなる軸受用鉛青銅
合金である。
Be0.2〜5重量%、残部Cuからなる軸受用鉛青銅
合金である。
ここで本発明における各成分の添加理由につい
て記す。
て記す。
Pb:Pbは軸受の使用時に摩擦熱で溶融流動し、
軸受面に潤滑性被膜を形成することにより硬い
金属同志の接触を妨げて摩擦を低減させる。
Cu主成分の合金中、Pbが1重量%より少ない
と摩擦低減の効果はほとんど現れず、20重量%
より多くなると本発明が目的とする塑性加工な
支障をきたすようになる。多量のPbの添加は
Pbが結晶粒界で大きく凝集してしまうため、
この部分が強度的に弱くなり割れを起こしてし
まう。
軸受面に潤滑性被膜を形成することにより硬い
金属同志の接触を妨げて摩擦を低減させる。
Cu主成分の合金中、Pbが1重量%より少ない
と摩擦低減の効果はほとんど現れず、20重量%
より多くなると本発明が目的とする塑性加工な
支障をきたすようになる。多量のPbの添加は
Pbが結晶粒界で大きく凝集してしまうため、
この部分が強度的に弱くなり割れを起こしてし
まう。
Sn:Snは鋳造時の湯流れを容易にするものであ
り、またCu中へPbを添加するうえにおいてPb
の偏析を防ぐ効果がある。即ちPbはCuとは合
金化しないがSnとは容易に合金となり、また
SnはCuとも合金化する。従つてCu中にPbを添
加しただけではPbが偏析してしまうが、Snが
存在するとPbは適当に分散するようになる。
Snは3重量%未満では上記効果はない。しか
るに20重量%を越えるとCuと硬い金属間化合
物を作つて軸を傷付けるようになる。
り、またCu中へPbを添加するうえにおいてPb
の偏析を防ぐ効果がある。即ちPbはCuとは合
金化しないがSnとは容易に合金となり、また
SnはCuとも合金化する。従つてCu中にPbを添
加しただけではPbが偏析してしまうが、Snが
存在するとPbは適当に分散するようになる。
Snは3重量%未満では上記効果はない。しか
るに20重量%を越えるとCuと硬い金属間化合
物を作つて軸を傷付けるようになる。
Be:Beは鉛青銅合金が樹枝状組織になるの阻止
するとともに結晶を微細化させる。しかも鉛青
銅合金においては鉛を分散させるため、軸受特
性を向上させる。Beの添加は0.2重量%より少
ないとその効果はなく5重量%より多くなると
添加しただけの効果はないばかりか合金を硬く
してしまう。従つてBeの添加は0.2〜5重量が
適当である。
するとともに結晶を微細化させる。しかも鉛青
銅合金においては鉛を分散させるため、軸受特
性を向上させる。Beの添加は0.2重量%より少
ないとその効果はなく5重量%より多くなると
添加しただけの効果はないばかりか合金を硬く
してしまう。従つてBeの添加は0.2〜5重量が
適当である。
Pb3重量%、Sn10重量%、Be1重量%、残部Cu
となるようにそれぞれの材料を調合し、これらを
1200℃で溶解した後、500℃に保たれた外径60mm、
内径40mmの円筒状の金型に鋳込んだ。この鋳込み
のまま組織が第2図に示す組織写真ある。第2図
の組織写真からも明らかなように本発明軸受用鉛
青銅合金は鋳込後、徐冷した状態であつても組織
はほとんど樹枝状とはなつていない。該円筒状鋳
造物をスウエージング加工したところ割れが発生
しなかつたため、スウエージングと焼鈍を繰り返
して外径40mm、内径36mmのパイプの成形した。こ
のパイプをプリンジヤーポンプのシリンダーブロ
ツクに圧入し、ピストン摺動部に使用しところ、
従来のシリンダーブロツクよりも耐摩耗性に優れ
耐用期間が向上した。
となるようにそれぞれの材料を調合し、これらを
1200℃で溶解した後、500℃に保たれた外径60mm、
内径40mmの円筒状の金型に鋳込んだ。この鋳込み
のまま組織が第2図に示す組織写真ある。第2図
の組織写真からも明らかなように本発明軸受用鉛
青銅合金は鋳込後、徐冷した状態であつても組織
はほとんど樹枝状とはなつていない。該円筒状鋳
造物をスウエージング加工したところ割れが発生
しなかつたため、スウエージングと焼鈍を繰り返
して外径40mm、内径36mmのパイプの成形した。こ
のパイプをプリンジヤーポンプのシリンダーブロ
ツクに圧入し、ピストン摺動部に使用しところ、
従来のシリンダーブロツクよりも耐摩耗性に優れ
耐用期間が向上した。
以上説明した如く、本発明軸受用鉛青銅合金は
鋳造後の組織が樹枝状とならないことから鋳造
後、スウエージングやドロイング等の塑性加工が
できるようになり軸受を製造するうえにおいて大
量生産を可能にするばかりでなく、塑性加工によ
る機械的強度の向上は油圧機械のような苛酷な使
用条件においても十分耐えられる軸受となるもの
である。
鋳造後の組織が樹枝状とならないことから鋳造
後、スウエージングやドロイング等の塑性加工が
できるようになり軸受を製造するうえにおいて大
量生産を可能にするばかりでなく、塑性加工によ
る機械的強度の向上は油圧機械のような苛酷な使
用条件においても十分耐えられる軸受となるもの
である。
第1図は従来の鉛青銅合金(3Pb−10Sn−Cu)
の顕微鏡写真(200倍)、第2図は本発明軸受用鉛
青銅合金(3Pb−10Sn−1Be−Cu)の顕微鏡写真
(200倍)である。
の顕微鏡写真(200倍)、第2図は本発明軸受用鉛
青銅合金(3Pb−10Sn−1Be−Cu)の顕微鏡写真
(200倍)である。
Claims (1)
- 1 Pb1〜20重量%、Sn3〜20重量%、Be0.2〜5
重量%、残部Cuからなることを特徴とする軸受
用鉛青銅合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60151362A JPS6213548A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 軸受用鉛青銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60151362A JPS6213548A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 軸受用鉛青銅合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6213548A JPS6213548A (ja) | 1987-01-22 |
JPH0570690B2 true JPH0570690B2 (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=15516881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60151362A Granted JPS6213548A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 軸受用鉛青銅合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6213548A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3050239B2 (ja) * | 1991-02-15 | 2000-06-12 | 株式会社東芝 | 主蒸気隔離弁 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5854371B2 (ja) * | 1974-09-26 | 1983-12-05 | キヤノン株式会社 | カメラノフイルムケイジヤクソウチ |
JPS55158245A (en) * | 1979-05-29 | 1980-12-09 | Tadao Kimura | High-tin lead bronze forge-rolled material |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP60151362A patent/JPS6213548A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6213548A (ja) | 1987-01-22 |
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