JPH0570515B2 - - Google Patents
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- JPH0570515B2 JPH0570515B2 JP3100190A JP3100190A JPH0570515B2 JP H0570515 B2 JPH0570515 B2 JP H0570515B2 JP 3100190 A JP3100190 A JP 3100190A JP 3100190 A JP3100190 A JP 3100190A JP H0570515 B2 JPH0570515 B2 JP H0570515B2
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Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は電子部品、機械部品、医療器具等の洗
浄を行う洗浄装置に係るものであつて、可燃性が
強く、使用に引火の危険性を伴う溶剤を洗浄液と
する場合に特に有効なものである。
浄を行う洗浄装置に係るものであつて、可燃性が
強く、使用に引火の危険性を伴う溶剤を洗浄液と
する場合に特に有効なものである。
従来の技術
従来、電子部品、機械部品、医療器具等の洗浄
を行う場合、フロン、トリクロールエチレン等の
人体、環境等に悪影響を及ぼす溶剤が、被洗浄物
の洗浄液として多用されている。
を行う場合、フロン、トリクロールエチレン等の
人体、環境等に悪影響を及ぼす溶剤が、被洗浄物
の洗浄液として多用されている。
しかしながら、これらのものは、洗浄装置から
外部への漏洩の問題が完全には解決されていな
い。そこで、人体、環境等に悪影響を及ぼす事が
少ない溶剤として、イソプロピルアルコール等の
アルコール類とか、テルペン油、炭化水素系溶
剤、その他の可燃性溶剤液を洗浄液として用いる
ことが考慮される。
外部への漏洩の問題が完全には解決されていな
い。そこで、人体、環境等に悪影響を及ぼす事が
少ない溶剤として、イソプロピルアルコール等の
アルコール類とか、テルペン油、炭化水素系溶
剤、その他の可燃性溶剤液を洗浄液として用いる
ことが考慮される。
しかしながら、これらのものは強い引火性を有
するため、高い危険性を伴ない、使用は困難なも
のであつた。特にこれらの可燃性溶剤液は、溶剤
ガスが装置外に漏洩流出したときに、外部機器が
発生させる、スパーク、静電気等により引火する
危険性が高いものであつた。この危険性を除去す
る目的で開発されたものも存在するが、複雑な機
構で装置を高価とし、実用的な使用は困難なもの
であつたし、誤つて引火した場合に有効な消化手
段がないものであつた。
するため、高い危険性を伴ない、使用は困難なも
のであつた。特にこれらの可燃性溶剤液は、溶剤
ガスが装置外に漏洩流出したときに、外部機器が
発生させる、スパーク、静電気等により引火する
危険性が高いものであつた。この危険性を除去す
る目的で開発されたものも存在するが、複雑な機
構で装置を高価とし、実用的な使用は困難なもの
であつたし、誤つて引火した場合に有効な消化手
段がないものであつた。
また、技術分野は全く異なるものであるが、特
開昭59−1389号公報記載の発明として、原油等の
地下貯蔵タンクに於いて、石油等を貯蔵したタン
クを水の中に浮かべるとともにこのタンクの液面
に、消化剤を充填した熱熔融性の容器を位置する
ものが知られている。
開昭59−1389号公報記載の発明として、原油等の
地下貯蔵タンクに於いて、石油等を貯蔵したタン
クを水の中に浮かべるとともにこのタンクの液面
に、消化剤を充填した熱熔融性の容器を位置する
ものが知られている。
しかし、この方法は石油等の燃焼が生じてから
一定温度になるまで、熱熔融性容器の破壊がなさ
れず、消化剤による消化が遅くなる欠点を有して
いる。
一定温度になるまで、熱熔融性容器の破壊がなさ
れず、消化剤による消化が遅くなる欠点を有して
いる。
発明が解決しようとする問題点
本発明は上述のごとき問題点を解決しようとす
るものであつて、イソプロピルアルコール等のア
ルコール類とか、炭化水素系溶剤、テルペン油、
その他の可燃性溶剤を洗浄液として用いながら、
高度の安全性を確保した洗浄を可能にするととも
に万一引火した場合にも、迅速に消化作業を行お
うするものである。
るものであつて、イソプロピルアルコール等のア
ルコール類とか、炭化水素系溶剤、テルペン油、
その他の可燃性溶剤を洗浄液として用いながら、
高度の安全性を確保した洗浄を可能にするととも
に万一引火した場合にも、迅速に消化作業を行お
うするものである。
問題点を解決するための手段
本発明は上述のごとき問題点を解決するため、
不燃性液体を収納した収納槽内に、可燃性溶剤液
を充填した被洗浄物の洗浄手段を位置し、この洗
浄手段の内部と収納槽内の不燃性液体とを開閉弁
を介して接続し、この開閉弁の開弁により不燃性
液体を洗浄手段内に導入し得るようにして成るも
のである。
不燃性液体を収納した収納槽内に、可燃性溶剤液
を充填した被洗浄物の洗浄手段を位置し、この洗
浄手段の内部と収納槽内の不燃性液体とを開閉弁
を介して接続し、この開閉弁の開弁により不燃性
液体を洗浄手段内に導入し得るようにして成るも
のである。
また洗浄手段は、不燃性液体中に水没状態で設
置するものであつても良い。
置するものであつても良い。
また洗浄手段は、上端方向の一部を不燃性液体
から突出し、非水没状態に位置して収納槽内に設
置したものであつても良い。
から突出し、非水没状態に位置して収納槽内に設
置したものであつても良い。
また不燃性液体は、水であつても良い。
また不燃性液体は、水に界面活性剤を混合し、
被洗浄物の洗浄に使用する可燃性溶剤液を溶解し
得るようにしたものであつても良い。
被洗浄物の洗浄に使用する可燃性溶剤液を溶解し
得るようにしたものであつても良い。
作 用
本発明は上述のごとく、不燃性液体を収納した
収納槽内に可燃性溶剤液を充填した洗浄手段を位
置し、この洗浄手段を収納槽内で作動して、被洗
浄物の洗浄を行うものである。そのため、イソプ
ロピルアルコール等のアルコール類とか、テルペ
ン油、炭化水素系溶剤、その他の可燃性溶剤液を
洗浄液として安全に用いる事ができる。
収納槽内に可燃性溶剤液を充填した洗浄手段を位
置し、この洗浄手段を収納槽内で作動して、被洗
浄物の洗浄を行うものである。そのため、イソプ
ロピルアルコール等のアルコール類とか、テルペ
ン油、炭化水素系溶剤、その他の可燃性溶剤液を
洗浄液として安全に用いる事ができる。
即ち、溶剤ガス、可燃性溶剤液等が、洗浄手段
から外部へ漏出した場合にも、洗浄手段は収納槽
内に位置し、漏出した可燃性の溶剤ガス、可燃性
溶剤液は水等の不燃性液体と接触して溶解し、引
火の危険性を著しく低下することができ、安全性
を確保した洗浄を可能とする。
から外部へ漏出した場合にも、洗浄手段は収納槽
内に位置し、漏出した可燃性の溶剤ガス、可燃性
溶剤液は水等の不燃性液体と接触して溶解し、引
火の危険性を著しく低下することができ、安全性
を確保した洗浄を可能とする。
そして洗浄手段を、不燃性液体中に水没状態で
設置するものとすれば、イソプロピルアルコール
等のアルコール類とか、テルペン油、炭化水素系
溶剤、その他の可燃性溶剤液を洗浄液として用
い、溶剤ガス、可燃性溶剤液等の外部への漏出が
生じた場合にも、漏出した可燃性の溶剤ガス、可
燃性溶剤液は、100%が水等の不燃性液体と接触
して溶解し、引火の危険性が著しく低いものとな
り、高度の安全性を確保できる。
設置するものとすれば、イソプロピルアルコール
等のアルコール類とか、テルペン油、炭化水素系
溶剤、その他の可燃性溶剤液を洗浄液として用
い、溶剤ガス、可燃性溶剤液等の外部への漏出が
生じた場合にも、漏出した可燃性の溶剤ガス、可
燃性溶剤液は、100%が水等の不燃性液体と接触
して溶解し、引火の危険性が著しく低いものとな
り、高度の安全性を確保できる。
また、洗浄手段を構成する洗浄槽等の、上端方
向の一部を不燃性液体から突出し、非水没状態に
位置して収納槽内に設置すれば、被洗浄物の出し
入れを容易にする。また、この場合に配管接続部
等の、不燃性液体と接触する部分からの溶剤の漏
出が生じた場合にも、上述と同じく不燃性液体と
溶剤ガス、溶剤液は接触し引火の危険性を生じる
ことが無いから、洗浄作業の安全性を著しく高め
ることができる。
向の一部を不燃性液体から突出し、非水没状態に
位置して収納槽内に設置すれば、被洗浄物の出し
入れを容易にする。また、この場合に配管接続部
等の、不燃性液体と接触する部分からの溶剤の漏
出が生じた場合にも、上述と同じく不燃性液体と
溶剤ガス、溶剤液は接触し引火の危険性を生じる
ことが無いから、洗浄作業の安全性を著しく高め
ることができる。
また、万一洗浄手段内部で引火した場合には、
洗浄手段は不燃性液体中に位置するものであるか
ら、引火の初期に於いては外部への引火の危険性
を最小限とすることができる。
洗浄手段は不燃性液体中に位置するものであるか
ら、引火の初期に於いては外部への引火の危険性
を最小限とすることができる。
また、この引火の場合は、洗浄手段の内部と収
納槽内の不燃性液体とを接続している開閉弁を開
弁すれば、引火した洗浄手段内に不燃性液体を導
入することができ、極めて迅速な消化作業を可能
とする。
納槽内の不燃性液体とを接続している開閉弁を開
弁すれば、引火した洗浄手段内に不燃性液体を導
入することができ、極めて迅速な消化作業を可能
とする。
また、毒性等の問題を有しない、アルコール等
の可燃性溶剤液を廃棄する場合には、開閉弁を開
弁して水等の不燃性液体を洗浄手段内に導入し、
不燃性液体と溶剤を混合して引火の危険が無い状
態としてから廃棄すれば、簡易な廃棄作業が可能
となる。
の可燃性溶剤液を廃棄する場合には、開閉弁を開
弁して水等の不燃性液体を洗浄手段内に導入し、
不燃性液体と溶剤を混合して引火の危険が無い状
態としてから廃棄すれば、簡易な廃棄作業が可能
となる。
また、水等の不燃性液体よりも比重が軽く、水
と溶解しないテルペン油、炭化水素系溶剤等を溶
剤液とする場合には、これらの可燃性溶剤液を溶
解し得るよう水に界面活性剤を混合し、可燃性溶
剤を溶解し得るようにすれば、漏出した溶剤を不
燃性液体に溶解して不燃化し、引火の危険を防止
したり、引火した溶剤を迅速に消化することが可
能となる。
と溶解しないテルペン油、炭化水素系溶剤等を溶
剤液とする場合には、これらの可燃性溶剤液を溶
解し得るよう水に界面活性剤を混合し、可燃性溶
剤を溶解し得るようにすれば、漏出した溶剤を不
燃性液体に溶解して不燃化し、引火の危険を防止
したり、引火した溶剤を迅速に消化することが可
能となる。
実施例
以下本発明の実施例を図面に於いて説明すれ
ば、1は収納槽で、水、不燃油等の不燃性液体2
を収納している。この収納槽1内に、被洗浄物3
の洗浄手段4を水没状態または上端方向の出入口
を不燃性液体2から突出し、非水没状態に位置し
て収納槽1内に設置している。
ば、1は収納槽で、水、不燃油等の不燃性液体2
を収納している。この収納槽1内に、被洗浄物3
の洗浄手段4を水没状態または上端方向の出入口
を不燃性液体2から突出し、非水没状態に位置し
て収納槽1内に設置している。
この被洗浄物3の洗浄手段4は、通常の状態で
内部に不燃性液体2を侵入させることのない、液
密性を有するものであれば、その構成は特に限定
されるものではなく、洗浄目的に合致した、任意
の機構を選択できるものである。
内部に不燃性液体2を侵入させることのない、液
密性を有するものであれば、その構成は特に限定
されるものではなく、洗浄目的に合致した、任意
の機構を選択できるものである。
一実施例では、被洗浄物3を出入口5から出入
して洗浄を行う洗浄槽6を、収納槽1の不燃性液
体2中に水没させるか、出入口5のみを突出して
設置する。そして、この洗浄槽6と、可燃性溶剤
液7を充填した溶剤液充填槽8とを、導入ポンプ
10を介して、可燃性溶剤液7の移送を可能に連
結する。また、同じく洗浄槽6に、制御弁11を
介して蒸気発生槽12を連結している。
して洗浄を行う洗浄槽6を、収納槽1の不燃性液
体2中に水没させるか、出入口5のみを突出して
設置する。そして、この洗浄槽6と、可燃性溶剤
液7を充填した溶剤液充填槽8とを、導入ポンプ
10を介して、可燃性溶剤液7の移送を可能に連
結する。また、同じく洗浄槽6に、制御弁11を
介して蒸気発生槽12を連結している。
この蒸気発生槽12には、蒸気圧の上昇に伴つ
て押圧開放される中蓋13を、蒸気発生部14と
凝縮室15との間に設けている。そして、この凝
縮室15には、蒸気凝縮用の冷却パイプ16を設
置している。
て押圧開放される中蓋13を、蒸気発生部14と
凝縮室15との間に設けている。そして、この凝
縮室15には、蒸気凝縮用の冷却パイプ16を設
置している。
また、凝縮室15で凝縮した凝縮液は、導出管
17で洗浄槽6に導出する。また、洗浄槽6に
も、出入口5方向に凝縮用の冷却パイプ18を設
け、導出管20により、溶剤液充填槽8に凝縮液
を導出している。
17で洗浄槽6に導出する。また、洗浄槽6に
も、出入口5方向に凝縮用の冷却パイプ18を設
け、導出管20により、溶剤液充填槽8に凝縮液
を導出している。
また、この溶剤液充填槽8と蒸気発生槽12と
を、可燃性溶剤液7の供給管21で連結してい
る。
を、可燃性溶剤液7の供給管21で連結してい
る。
また、洗浄手段4たる洗浄槽6、蒸気発生槽1
2および溶剤液充填槽8には、電磁弁等の外部操
作により開閉できる開閉弁22を設けている。そ
して、この開閉弁22を介して、洗浄手段4たる
槽の内部と、収納槽1内の不燃性液体2とを接続
し、開閉弁22の開弁により不燃性液体2を洗浄
手段4内に導入し得るようにしている。
2および溶剤液充填槽8には、電磁弁等の外部操
作により開閉できる開閉弁22を設けている。そ
して、この開閉弁22を介して、洗浄手段4たる
槽の内部と、収納槽1内の不燃性液体2とを接続
し、開閉弁22の開弁により不燃性液体2を洗浄
手段4内に導入し得るようにしている。
上述のごとく構成したものに於いて、被洗浄物
3の洗浄を行うには、洗浄槽6を水没させている
場合は、出入口5が外部に突出する位置まで、不
燃性液体2を収納槽1から抜き取り、洗浄槽6の
出入口5を開放して被洗浄物3を収納する。
3の洗浄を行うには、洗浄槽6を水没させている
場合は、出入口5が外部に突出する位置まで、不
燃性液体2を収納槽1から抜き取り、洗浄槽6の
出入口5を開放して被洗浄物3を収納する。
次に、洗浄槽6の出入口5を開閉する蓋体23
を密閉して、水没状態で作業する場合は、収納槽
1に出入口5が水没するまで不燃性液体2を注入
する。次に、溶剤液充填槽8から洗浄槽6に、可
燃性溶剤液7を充填し洗浄作業を行う。
を密閉して、水没状態で作業する場合は、収納槽
1に出入口5が水没するまで不燃性液体2を注入
する。次に、溶剤液充填槽8から洗浄槽6に、可
燃性溶剤液7を充填し洗浄作業を行う。
そして、液洗浄完了後は、洗浄槽6内の可燃性
溶剤液7を溶剤液充填槽8に抜き取り、制御弁1
1を開放して洗浄蒸気を洗浄槽6に導入すること
により蒸気洗浄を行う。この蒸気洗浄は、液洗浄
を行わずに行つても良いことは当然である。
溶剤液7を溶剤液充填槽8に抜き取り、制御弁1
1を開放して洗浄蒸気を洗浄槽6に導入すること
により蒸気洗浄を行う。この蒸気洗浄は、液洗浄
を行わずに行つても良いことは当然である。
そして蒸気洗浄の完了後は、図面に示すごと
く、洗浄槽6の出入口5が外部に突出し、蒸気発
生槽12および溶剤液充填槽8が水没したままと
成る位置まで、不燃性液体2を収納槽1から抜き
取る。そして、洗浄槽6の出入口5を開放して被
洗浄物3を取り出す。洗浄作業完了後は、洗浄槽
6、蒸気発生槽12、溶剤液充填槽8が水没する
まで、収納槽1に不燃性液体2を満たし、次回の
洗浄作業時まで待機させる。
く、洗浄槽6の出入口5が外部に突出し、蒸気発
生槽12および溶剤液充填槽8が水没したままと
成る位置まで、不燃性液体2を収納槽1から抜き
取る。そして、洗浄槽6の出入口5を開放して被
洗浄物3を取り出す。洗浄作業完了後は、洗浄槽
6、蒸気発生槽12、溶剤液充填槽8が水没する
まで、収納槽1に不燃性液体2を満たし、次回の
洗浄作業時まで待機させる。
また、出入口5を水没させないで洗浄作業を行
う場合は、上述のごとき不燃性液体2の抜き取り
および注入は不要となる。
う場合は、上述のごとき不燃性液体2の抜き取り
および注入は不要となる。
上述のごとく、本実施例では、洗浄手段4を不
燃性液体2中に位置し、この不燃性液体2中で洗
浄手段4を作動して被洗浄物3の洗浄を行うもの
である。そのため、可燃性溶剤液7が洗浄手段4
から外部に漏出した場合にも、漏出した可燃性溶
剤液7は不燃性液体2中に溶解したり、分離保持
されて引火の危険性を全く生じることが無い。そ
のため、高度の安全性を確保した洗浄を可能にす
る。
燃性液体2中に位置し、この不燃性液体2中で洗
浄手段4を作動して被洗浄物3の洗浄を行うもの
である。そのため、可燃性溶剤液7が洗浄手段4
から外部に漏出した場合にも、漏出した可燃性溶
剤液7は不燃性液体2中に溶解したり、分離保持
されて引火の危険性を全く生じることが無い。そ
のため、高度の安全性を確保した洗浄を可能にす
る。
また、万一、洗浄手段4内部で引火した場合に
も、洗浄手段4は不燃性液体2中に位置するもの
であるから、引火の初期に於いては外部への引火
の危険性を最小限とすることができる。また、洗
浄手段4の内部と収納槽1内の不燃性液体2とを
接続している開閉弁22を、引火をセンサー等で
感知して、自動的に若しくは外部操作により開弁
すれば、この開弁により不燃性液体2を、引火し
た洗浄槽6、蒸気発生槽14、溶剤液充填槽8等
の、洗浄手段4内に導入することができ、極めて
迅速な消化作業を可能とする。
も、洗浄手段4は不燃性液体2中に位置するもの
であるから、引火の初期に於いては外部への引火
の危険性を最小限とすることができる。また、洗
浄手段4の内部と収納槽1内の不燃性液体2とを
接続している開閉弁22を、引火をセンサー等で
感知して、自動的に若しくは外部操作により開弁
すれば、この開弁により不燃性液体2を、引火し
た洗浄槽6、蒸気発生槽14、溶剤液充填槽8等
の、洗浄手段4内に導入することができ、極めて
迅速な消化作業を可能とする。
また、毒性等の問題を有しない、アルコール等
の溶剤を廃棄する場合には、開閉弁22を開弁し
て水等の不燃性液体2を洗浄手段4内に導入し、
不燃性液体2と可燃性溶剤液7を混合して引火の
危険が無い状態としてから廃棄すれば、簡易な廃
棄作業が可能となる。
の溶剤を廃棄する場合には、開閉弁22を開弁し
て水等の不燃性液体2を洗浄手段4内に導入し、
不燃性液体2と可燃性溶剤液7を混合して引火の
危険が無い状態としてから廃棄すれば、簡易な廃
棄作業が可能となる。
また、水等の不燃性液体2よりも比重が軽く、
水と溶解しないテルペン油、炭化水素系溶剤等を
可燃性溶剤液7とする場合には、これらの可燃性
溶液7を溶解し得るよう、水に界面活性剤を混合
する。こうすれば、不燃性液体2よりも比重の軽
い溶剤を用いる場合にも、漏出した可燃性溶剤液
7を不燃性液体2に溶解して不燃化し、引火の危
険を防止したり、引火した可燃性溶剤液7を迅速
に消化することが可能となる。
水と溶解しないテルペン油、炭化水素系溶剤等を
可燃性溶剤液7とする場合には、これらの可燃性
溶液7を溶解し得るよう、水に界面活性剤を混合
する。こうすれば、不燃性液体2よりも比重の軽
い溶剤を用いる場合にも、漏出した可燃性溶剤液
7を不燃性液体2に溶解して不燃化し、引火の危
険を防止したり、引火した可燃性溶剤液7を迅速
に消化することが可能となる。
また、被洗浄物3の出入に於いて、出入口5を
被覆する蓋体23の開放により、溶剤ガスの拡散
が生じるのを防止するため、第2図に示すごと
く、出入口5の背面に連通口24を設け、この連
通口24を、溶剤ガスを接触して凝縮させる冷却
液カーテン25を介して吸引フアン26に臨ま
せ、出入口5から漏出する溶剤ガスの拡散を防止
している。
被覆する蓋体23の開放により、溶剤ガスの拡散
が生じるのを防止するため、第2図に示すごと
く、出入口5の背面に連通口24を設け、この連
通口24を、溶剤ガスを接触して凝縮させる冷却
液カーテン25を介して吸引フアン26に臨ま
せ、出入口5から漏出する溶剤ガスの拡散を防止
している。
発明の効果
本発明は上述のごとく構成したものであるか
ら、可燃性溶剤を洗浄液として用いながら、漏出
した溶剤ガス、可燃性溶剤液等は水等の不燃性液
体と接触して溶解し、高度の安全性を確保でき
る。
ら、可燃性溶剤を洗浄液として用いながら、漏出
した溶剤ガス、可燃性溶剤液等は水等の不燃性液
体と接触して溶解し、高度の安全性を確保でき
る。
また、万一洗浄手段内部で引火した場合にも、
開閉弁を開弁すれば、この開弁により不燃性液体
を引火した洗浄手段内に導入することができ、極
めて迅速な消化作業を可能とする。
開閉弁を開弁すれば、この開弁により不燃性液体
を引火した洗浄手段内に導入することができ、極
めて迅速な消化作業を可能とする。
また、毒性等の問題を有しない、アルコール等
の可燃性溶剤液は、廃棄する場合に、開閉弁を開
弁して水等の不燃性液体を洗浄手段内に導入し、
不燃性液体と可燃性溶剤液を混合して引火の危険
が無い状態としてから廃棄すれば、簡易な廃棄作
業が可能となる。
の可燃性溶剤液は、廃棄する場合に、開閉弁を開
弁して水等の不燃性液体を洗浄手段内に導入し、
不燃性液体と可燃性溶剤液を混合して引火の危険
が無い状態としてから廃棄すれば、簡易な廃棄作
業が可能となる。
また、水等の不燃性液体よりも比重が軽く、不
燃性液体と溶解しない溶剤の場合にも、これらの
溶剤を溶解し得るよう、不燃性液体に界面活性剤
を混合すれば、被洗浄物の洗浄に使用する溶剤を
溶解し、溶剤ガスの拡散を防止し、引火の危険を
防止したり引火した溶剤を適確に消化することが
可能となる。
燃性液体と溶解しない溶剤の場合にも、これらの
溶剤を溶解し得るよう、不燃性液体に界面活性剤
を混合すれば、被洗浄物の洗浄に使用する溶剤を
溶解し、溶剤ガスの拡散を防止し、引火の危険を
防止したり引火した溶剤を適確に消化することが
可能となる。
図面は本発明の一実施例を示すものであつて、
第1図は断面図、第2図は第1図のA−A線断面
図である。 1……収納槽、2……不燃性液体、3……被洗
浄物、4……洗浄手段、7……可燃性溶剤、22
……開閉弁。
第1図は断面図、第2図は第1図のA−A線断面
図である。 1……収納槽、2……不燃性液体、3……被洗
浄物、4……洗浄手段、7……可燃性溶剤、22
……開閉弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 不燃性液体を収納した収納槽内に、可燃性溶
剤液を充填した被洗浄物の洗浄手段を位置し、こ
の洗浄手段の内部と収納槽内の不燃性液体とを開
閉弁を介して接続し、この開閉弁の開弁により不
燃性液体を洗浄手段内に導入し得るようにしたこ
とを特徴とする洗浄装置。 2 洗浄手段は、不燃性液体中に水没状態で設置
する事を特徴とする請求項1記載の洗浄装置。 3 洗浄手段は、上端方向の一部を不燃性液体か
ら突出し、非水没状態に位置して収納槽内に設置
したものである事を特徴とする請求項1記載の洗
浄装置。 4 不燃性液体は、水である事を特徴とする請求
項1,2又は3記載の洗浄装置。 5 不燃性液体は、水に界面活性剤を混合し、被
洗浄物の洗浄に使用する可燃性溶剤液を溶解し得
るようにしたものである事を特徴とする請求項
1、2又は3記載の洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3100190A JPH03238072A (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3100190A JPH03238072A (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03238072A JPH03238072A (ja) | 1991-10-23 |
JPH0570515B2 true JPH0570515B2 (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12319339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3100190A Granted JPH03238072A (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03238072A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05161881A (ja) * | 1991-12-16 | 1993-06-29 | Japan Field Kk | 洗浄装置の防火方法およびその装置 |
JP2804210B2 (ja) * | 1992-01-22 | 1998-09-24 | ジャパン・フィールド株式会社 | 洗浄装置 |
KR100272002B1 (ko) * | 1994-10-19 | 2000-11-15 | 와따루 이찌세 | 세정제,세정방법 및 세정장치 |
JP6934257B2 (ja) * | 2019-12-19 | 2021-09-15 | ジャパン・フィールド株式会社 | 洗浄槽内の洗浄溶剤の大気への拡散防止方法 |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP3100190A patent/JPH03238072A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03238072A (ja) | 1991-10-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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