JPH0569818U - フラットケーブル用偏平導体 - Google Patents
フラットケーブル用偏平導体Info
- Publication number
- JPH0569818U JPH0569818U JP1747092U JP1747092U JPH0569818U JP H0569818 U JPH0569818 U JP H0569818U JP 1747092 U JP1747092 U JP 1747092U JP 1747092 U JP1747092 U JP 1747092U JP H0569818 U JPH0569818 U JP H0569818U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat
- conductor
- flat conductor
- flat cable
- cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulated Conductors (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 所望数の金属線をチューブ状に編組し、偏平
に押し潰して成形してなる偏平導体への樹脂の押出被覆
時に偏平導体に引張り力が加わっても変形しにくく、偏
平導体と樹脂の間に隙間ができにくく、しかもフラット
ケーブルの生産性の高いフラットケーブル用偏平導体を
提供する。 【構成】 所望数の金属線をチューブ状に編組し、扁平
状に成形したフラットケーブル用偏平導体1の通孔2内
に、テンションメンバー3を挿通配置した。 【効果】 偏平導体が変形せず、導体寸法が安定するの
で、品質の良いフラットケーブルケーブルが得られる。
また、押出線速を向上させることもでき、フラットケー
ブルの生産性も向上する。
に押し潰して成形してなる偏平導体への樹脂の押出被覆
時に偏平導体に引張り力が加わっても変形しにくく、偏
平導体と樹脂の間に隙間ができにくく、しかもフラット
ケーブルの生産性の高いフラットケーブル用偏平導体を
提供する。 【構成】 所望数の金属線をチューブ状に編組し、扁平
状に成形したフラットケーブル用偏平導体1の通孔2内
に、テンションメンバー3を挿通配置した。 【効果】 偏平導体が変形せず、導体寸法が安定するの
で、品質の良いフラットケーブルケーブルが得られる。
また、押出線速を向上させることもでき、フラットケー
ブルの生産性も向上する。
Description
【0001】
本考案はフラットケーブルに使用される偏平導体に関するものである。
【0002】
第2図に示すように偏平導体1の外周に樹脂4を押出被覆(絶縁被覆)したフ ラットケーブル5は、扁平で、薄いのでカーペットの下に配線しても目立たない 。このためオーデイオ用スピーカへの配線を初めとして、各種分野の配線に使用 されている。
【0003】
従来のフラットケーブルの偏平導体1は図3のように所望枚数の金属線をチュ ーブ状に編組し、押し潰して扁平状としたものであるため可撓性には富むが、そ れを引出しながらその外周に樹脂4を押出被覆する場合に、引出し時の張力によ って寸法が大きく変化(変形)し、例えば図4のように横に縮んでL1 ≠L2 と なって外観不良となり、また図5のように偏平導体1と樹脂4との間に隙間6が できて構造不良となる。このため、形状、構造共に安定した品質のフラットケー ブル5の製造が困難であった。
【0004】
従来は上記問題の発生を防止するため、樹脂4の押出被覆時に偏平導体1の張 力をコントロールすることが行われているが、それは前記問題の根本的な解決と はならず、生産性も上がらない。また、複数本の偏平導体1を平行に並べた多芯 フラットケーブルでは、複数本の偏平導体1に加わる引張り力のバランスがうま くとれないと、偏平導体1の変形や隙間6の発生が著しくなる。このため、押出 被覆時に常に偏平導体1の変形の様子を監視する必要があり、高速での押出被覆 が困難となり、非常に生産性が悪かった。
【0005】 本考案の目的は偏平導体への押出被覆時に偏平導体1が変形しにくく、また偏 平導体とそれに被覆する樹脂との間に隙間ができにくく、しかも生産性の高いフ ラットケーブル用偏平導体を提供することにある。
【0006】
本考案のフラットケーブル用偏平導体は図1のように所望数の金属線をチュー ブ状に編組し、押し潰して偏平状に成形した偏平導体1の通孔2内に、テンショ ンメンバー3を挿通し配置したものである。
【0007】
本考案のフラットケーブル用偏平導体では、樹脂4を押出被覆するときに偏平 導体1と一緒にテンションメンバー3を引いて偏平導体1を引出すことができる ので、引出し時の引張り力は殆どテンションメンバー3に加わって、偏平導体1 は殆ど変形しない。このため安定した品質のフラットケーブルが製造可能となる 。
【0008】
本考案のフラットケーブル用偏平導体は図1のように、所望数の金属線をチュ ーブ状に編組し、押し潰して扁平状に成形した偏平導体1の通孔2内に、テンシ ョンメンバー3を挿通配置した。このテンションメンバー3は偏平導体1の何処 にも固定せずにフリーの状態にしておく。また、テンションメンバー3は図1の 様に偏平導体1の通孔2内の幅方向両側に挿通するのが望ましい。このようにす ると偏平導体1を引っ張るときに両テンションメンバー3に均一に引張り力が加 わり、偏平導体1の変形が少なくなる。しかし、テンションメンバー3の挿通箇 所はこれに限定されない。
【0009】 通孔2内に挿通するテンションメンバー3の本数は1本以上任意に選択でき、 また、テンションメンバー3の材質も任意に選択できる。テンションメンバー3 にはテトロン糸が適するがそれに限定されるものではなく、一般に広く市販され ている合成繊維、或はガラス繊維等の無機繊維であっても構わない。また、樹脂 繊維にこだわる必要もなく、金属線を用いても差し支えない。更にはこれら繊維 を使ったテープ状のもの或はプラスチックフィルム等であってもかまわない。
【0010】 本考案の図1の実施例のフラットケーブル用偏平導体と、テンションメンバー を挿通しない従来例の偏平導体との、樹脂4を押出被覆する時の張力による寸法 変動の比較を表1に示す。表1の長さL、L1 、幅h、h1 、張力Tは図6に示 す通りである。
【0011】
【表1】 偏平導体の張力による寸法の変動
【0012】
本考案のフラットケーブル用偏平導体は次のような効果がある。 表1から明らかな様に、本考案のフラットケーブル用偏平導体1は張力が 加わっても長さL、幅hがほとんど変化せず、導体寸法が極めて安定するので、 これを使用することにより押出被覆時の引張り力による導体寸法の変形が小さく 、また、隙間6がなく、品質の良好なフラットケーブルが得られる。 偏平導体1が変形しないので押出線速を飛躍的に向上させることができ、 フラットケーブルの生産性も大いに向上する。
【図1】本考案のフラットケーブル用偏平導体の一実施
例を示す斜視図。
例を示す斜視図。
【図2】偏平導体を使ったフラットケーブルの縦断面
図。
図。
【図3】従来の偏平導体の斜視図。
【図4】従来の偏平導体を使ったフラットケーブルの縦
断面図。
断面図。
【図5】(a)は従来の偏平導体を使ったフラットケー
ブルの平面説明図、(b)は同フラットケーブルの縦断
側面図。
ブルの平面説明図、(b)は同フラットケーブルの縦断
側面図。
【図6】(a)(b)は引張り張力を加えた時の偏平導
体の変形説明図。
体の変形説明図。
1は偏平導体 2は通孔 3はテンションメンバー
Claims (1)
- 【請求項1】 所望数の金属線をチューブ状に編組し、
押し潰して偏平状に成形した偏平導体1の通孔2内に、
テンションメンバー3が挿通されていることを特徴とす
るフラットケーブル用偏平導体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1747092U JPH0569818U (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | フラットケーブル用偏平導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1747092U JPH0569818U (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | フラットケーブル用偏平導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569818U true JPH0569818U (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=11944908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1747092U Pending JPH0569818U (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | フラットケーブル用偏平導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0569818U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002064025A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-28 | Tsubakimoto Chain Co | 非接触給電用給電線及び搬送システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5998597A (ja) * | 1983-11-02 | 1984-06-06 | 松下電器産業株式会社 | 多層プリント配線板 |
JPS60160398A (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-21 | Copal Co Ltd | ステツピングモ−タの励磁方式 |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP1747092U patent/JPH0569818U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5998597A (ja) * | 1983-11-02 | 1984-06-06 | 松下電器産業株式会社 | 多層プリント配線板 |
JPS60160398A (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-21 | Copal Co Ltd | ステツピングモ−タの励磁方式 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002064025A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-28 | Tsubakimoto Chain Co | 非接触給電用給電線及び搬送システム |
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