JPH09161552A - ラミネートシースケーブルおよびその製造方法 - Google Patents

ラミネートシースケーブルおよびその製造方法

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JPH09161552A
JPH09161552A JP32575995A JP32575995A JPH09161552A JP H09161552 A JPH09161552 A JP H09161552A JP 32575995 A JP32575995 A JP 32575995A JP 32575995 A JP32575995 A JP 32575995A JP H09161552 A JPH09161552 A JP H09161552A
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JP
Japan
Prior art keywords
cable
sheath
cable core
laminate
tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP32575995A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Matsumoto
信太郎 松元
Michiko Suzuki
路子 鈴木
Kunio Yamazaki
久仁雄 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルコアの引込みが防止され、架空ケー
ブル等の施工時の心線の取出し作業性が改善されたラミ
ネートシースケーブル、およびそのようなケーブルの製
造方法を提供する。 【解決手段】 本発明のラミネートシースケーブルにお
いては、ケーブルコア9上に、金属テープ層とプラスチ
ック層とを積層一体化したラミネートシース10が設け
られており、ケーブルコア9がラミネートシース10に
対して余長を有するようになっている。このようなケー
ブルの製造方法では、送出し装置13によりケーブルコ
ア1が、ラミネートテープ2の走行速度等より大きな速
度で送り出される。そして、ガイドパイプ14内を挿通
するケーブルコア1の外側にラミネートテープ2が縦添
え供給され、成形装置3によりパイプ状に成形被覆され
た後、シース押出機6によりプラスチックシース7が押
出被覆され、融着一体化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外被としてラミネ
ートシースが設けられたラミネートシースケーブルと、
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ケーブルコアの外側に、金属
テープ層とプラスチック層とを積層(ラミネート)一体
化したラミネートシースを設けたラミネートシースケー
ブルは、防湿性と機械的強度に優れ金属テープによる遮
蔽効果を有することから、通信ケーブル等として盛んに
使用されている。
【0003】このようなラミネートシースケーブルは、
以下に示すように製造されている。すなわち、図3に示
すように、銅導体上に絶縁体を被覆した絶縁心線や光フ
ァイバ心線等の複数本を撚り合わせ集合したケーブルコ
ア1が、サプライドラム(図示を省略。)から連続的に
送り出され、その外側に、アルミニウムのような金属テ
ープの片面または両面にエチレン共重合体等のプラスチ
ック接着層を積層したラミネートテープ2が、縦添え状
態で供給され、ケーブルコア1とともに成形装置3(例
えばラッパ状のフォーミングチューブ)内に導入され
る。そしてこの成形装置3により、ケーブルコア1の周
りにラミネートテープ2が次第にパイプ状に形を整えら
れて被覆された後、絞りダイス4を通って断面円形に整
えられ、次いでラミネートテープ2の重なり部2aがホ
ットジェット(図示を省略。)等により加熱され、融着
用押えダイス5を通って融着される。次いで、シース押
出機6を通り、ラミネートテープ2の上にポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル等のプラスチックシース7が押出被
覆され、ラミネートテープ2と一体に融着された後、冷
却水槽(図示を省略。)を通って冷却され次いで巻取ド
ラムに巻き取られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
に製造されるラミネートシースケーブルにおいては、ケ
ーブルコア1とラミネートテープ2およびプラスチック
シース7の押出被覆がなされた後のケーブル8が、同一
の引取り機(図示を省略。)により同じ速度で引き取ら
れるため、ケーブルコア1の条長と外側のラミネートシ
ースの条長とが等しくなる。そのため、架空ケーブル等
の施工時において、張力によりラミネートシースに歪み
や伸びが生じ、ケーブルコア1が引込んだ状態になり心
線の取出し性が悪くなるという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、ケーブルコアの引込みが防止され、
施工時の心線の取出し作業性が改善されたラミネートシ
ースケーブル、およびそのようなケーブルの製造方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のラミネートシー
スケーブルは、ケーブルコアの外側に、金属テープ層と
プラスチック層とを前記プラスチック層が外側になるよ
うに積層一体化したラミネートシースを設けたラミネー
トシースケーブルにおいて、前記ケーブルコアが、前記
ラミネートシースに対して余長を持つことを特徴とす
る。
【0007】また、本発明のラミネートシースケーブル
の製造方法は、ケーブルコアの外側に、金属テープの片
面または両面に接着性のプラスチック薄層を設けたラミ
ネートテープを縦添えして成形した後、その上にプラス
チックシースを押出被覆して、前記ラミネートテープと
融着一体化するラミネートシースケーブルの製造方法に
おいて、前記ケーブルコアを、前記ラミネートテープの
走行速度より大きな速度で送り出し走行させて、該ケー
ブルコアに弛みを付与するとともに、ガイド部材により
前記ケーブルコアの走行を案内することを特徴とする。
【0008】本発明のラミネートシースケーブルにおい
ては、ケーブルコアがラミネートシースに対して十分な
余長を有しているので、この余長によりケーブルコアの
引込みが緩和乃至抑制され、ケーブル施工時のケーブル
コアの引込みがほとんど無くなる。また、これにより心
線の取出し作業性が向上する。
【0009】本発明の製造方法においては、ケーブルコ
アの送出し走行速度が、その外側に縦添えされるラミネ
ートテープの走行速度、およびそれと同一の引取り機に
より引き取られるシース押出後のケーブルの引取り速度
より大きくなっているので、ケーブルコアに弛みが付与
され、ケーブルコアが外側のラミネートシースに対して
必要かつ十分な余長を持つラミネートシースケーブルが
得られる。また、このようにケーブルコアに弛みを付与
しながらラミネートテープを縦添え成形する工程で、ケ
ーブルコアがガイド部材により案内されるので、ケーブ
ルコアが局部的に大きく蛇行することがなく、長さ方向
に均一に(一定のピッチで)弛みが付与される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0011】図1は、本発明のラミネートシースケーブ
ルの一実施例を示す横断面図である。図において、符号
9は、銅導体上に絶縁体を被覆した絶縁心線または光フ
ァイバ心線の複数本を撚り合わせ集合して成るケーブル
コアを示し、このケーブルコア9上には、金属テープ層
とプラスチック層とを積層一体化したラミネートシース
10が設けられている。すなわち、ケーブルコア9外周
に、アルミニウム等の金属テープの片面または両面にポ
リエチレン等のプラスチック接着層をラミネートしたラ
ミネートテープ11が、接着層を外側にして縦添え被覆
され、その上にポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のプラ
スチックシース12が被覆され融着一体化されている。
そして、このようなラミネートシース10の内側にケー
ブルコア9が十分な弛みを持って収容され、ケーブルコ
ア9がラミネートシース10に対して余長を有するよう
に構成されている。
【0012】このようなラミネートシースケーブルの製
造方法の実施例を、図2に示す。図2において、図3と
同一の符号はそれぞれ同一の部分を示している。
【0013】実施例においては、連続的に送り出された
ケーブルコア1の外側に、ラミネートテープ2が縦添え
状態で供給され、ケーブルコア1とともにフォーミング
チューブのような成形装置3内に導入される。このと
き、ケーブルコア1の走行路上に送出し装置13が設置
され、この送出し装置13とシース押出後のケーブル引
取り装置(図示を省略。)との間で、ケーブルコア1
が、ラミネートテープ2の走行速度およびシース押出後
のケーブル引取り速度に比べて、より大きな速度で送り
出され走行するようになっている。
【0014】そして成形装置3により、ケーブルコア1
の周りにラミネートテープ2が、その幅方向両端が重な
り合うようにパイプ状に成形されて被覆された後、絞り
ダイス4を通ってラミネートテープ2の重なり部2aが
押えられ、次いでテープ重なり部2aがホットジェット
(図示を省略。)により熱風加熱された後、融着用押え
ダイス5を通って融着される。また、このようにラミネ
ートテープ2をパイプ状に成形し被覆する工程で、成形
装置3に導入される直前から融着用押えダイス5を通過
するまで(テープ重なり部2aの融着が終了するま
で)、ケーブルコア1が適当な内径を有する円筒状のガ
イドパイプ14内を走行し、局部的に大きく蛇行するこ
とがないようになっている。
【0015】次いで、パイプ14から抜け出たケーブル
コア1は、外周にラミネートテープ2が成形被覆された
状態でシース押出機6を通り、ラミネートテープ2上に
プラスチックシース7が押出被覆されるとともに、押出
時の熱でプラスチックシース7がラミネートテープ2と
融着一体化された後、冷却水槽を通って冷却され、次い
で巻取ドラムに巻き取られる。
【0016】このように構成される実施例の製造方法に
おいては、走行路上に設置された送出し装置13によ
り、ケーブルコア1がラミネートテープ2に比べてより
大きな速度で走行するようになっているので、ケーブル
コア1に弛みが付与され、外側のラミネートシース10
に対して十分な余長を持つラミネートシースケーブルが
得られる。また、このようにケーブルコア1に弛みを与
えながらラミネートテープ2を縦添え成形する工程で、
ケーブルコア1が円筒状のガイドパイプ14内を通って
連続的に走行するようになっているので、ケーブルコア
1がガイドパイプ14の内径に相当する一定の幅を越え
て蛇行することがなく、長さ方向に均一に(一定のピッ
チで)弛みが付与される。
【0017】そして、このように製造される実施例のラ
ミネートシースケーブルにおいては、ケーブルコア1の
有する余長により引込みが緩和乃至抑制されるため、ケ
ーブル施工時のケーブルコア1の引込みがほとんど無く
なり、また心線の取出し作業性が向上する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明のラミネート
シースケーブルにおいては、ラミネートシースに対して
ケーブルコアに十分な余長が付与され、この余長により
ケーブルコアの引込みが抑制緩和されるので、ケーブル
施工時のケーブルコアの引込みがほとんど無くなり、心
線の取出し作業性が向上する。
【0019】そして、本発明の製造方法においては、ケ
ーブルコアの送り出し走行速度が外側に縦添えされるラ
ミネートテープの走行速度等に比べて大きく構成され、
ケーブルコアに弛みが付与されるので、前記したように
ケーブルコアがラミネートシースに対して余長を有し、
ケーブルコアの引込みが無く心線の取出し作業性が良好
なラミネートシースケーブルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラミネートシースケーブルの一実施例
を示す横断面図。
【図2】本発明のラミネートシースケーブルの製造方法
の一実施例を模式的に示す図。
【図3】従来からのラミネートシースケーブルの製造方
法を模式的に示す図。
【符号の説明】 1、9………ケーブルコア 2、11………ラミネートテープ 2a………重なり部 3………成形装置 4………絞りダイス 6………シース押出機 7、12………プラスチックシース 10………ラミネートシース 13………送出し装置 14………ガイドパイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルコアの外側に、金属テープ層と
    プラスチック層とを前記プラスチック層が外側になるよ
    うに積層一体化したラミネートシースを設けたラミネー
    トシースケーブルにおいて、 前記ケーブルコアが、前記ラミネートシースに対して余
    長を持つことを特徴とするラミネートシースケーブル。
  2. 【請求項2】 ケーブルコアの外側に、金属テープの片
    面または両面に接着性のプラスチック薄層を設けたラミ
    ネートテープを縦添えして成形した後、その上にプラス
    チックシースを押出被覆して、前記ラミネートテープと
    融着一体化するラミネートシースケーブルの製造方法に
    おいて、 前記ケーブルコアを、前記ラミネートテープの走行速度
    より大きな速度で送り出し走行させて、該ケーブルコア
    に弛みを付与するとともに、ガイド部材により前記ケー
    ブルコアの走行を案内することを特徴とするラミネート
    シースケーブルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材として円筒状のパイプを
    使用し、前記ラミネートテープの縦添え成形工程で、前
    記ケーブルコアが前記パイプ内を挿通するように構成し
    た請求項2記載のラミネートシースケーブルの製造方
    法。
JP32575995A 1995-12-14 1995-12-14 ラミネートシースケーブルおよびその製造方法 Pending JPH09161552A (ja)

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JP32575995A JPH09161552A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 ラミネートシースケーブルおよびその製造方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013118338A1 (ja) * 2012-02-10 2013-08-15 住友電装株式会社 ネット状シート部材加工装置、丸められたネット状シート部材の製造方法及びネット状シート部材
JP2016015823A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 日立金属株式会社 電気ケーブルの取付構造、及び固定具付電気ケーブル
JP2016019306A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 日立金属株式会社 電気ケーブルの取付構造

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030318