JPH0569621A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPH0569621A
JPH0569621A JP26312291A JP26312291A JPH0569621A JP H0569621 A JPH0569621 A JP H0569621A JP 26312291 A JP26312291 A JP 26312291A JP 26312291 A JP26312291 A JP 26312291A JP H0569621 A JPH0569621 A JP H0569621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
platen roller
clamper
fixed
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP26312291A
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English (en)
Inventor
Naomi Osada
尚省 長田
Toshiro Kono
俊郎 河野
Satoshi Kanbe
聡 神戸
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0569621A publication Critical patent/JPH0569621A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録紙をクランプするクランプ部材を、高摩
擦材を有する可動部と固定部とより構成することによ
り、紙ずれをなくし高品質の転写画像が得られるように
した熱転写記録装置を得る。 【構成】 プラテンローラの周長とほぼ同長とされた記
録紙の先端をクランプ部材により固定し、前記記録紙を
プラテンローラ外周上に巻回させ、サーマルヘッドによ
り記録を行なう熱転写記録装置に使用される前記クラン
プ部材を、高摩擦材を有する可動部と固定部とより構成
してなり、記録紙を挾持した状態において前記クランプ
部材は、可動部の記録紙当接面と固定部の記録紙当接面
とが異なる角度にて構成されるようにした熱転写記録装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、カラープリン
タ装置等の熱転写記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にカラープリンタ装置等の熱転写記
録装置にあっては、記録紙と転写紙が用いられており、
それぞれは、所定枚数、所定回数使用されることにより
交換する必要上、例えば上部フレームユニットが開閉蓋
自在に構成されているものである。ところで、上部フレ
ームユニットには、通常、サーマルヘッドが取り付けら
れており、このサーマルヘッドと下部フレームユニット
に取り付けられたプラテンローラとからなる記録機構か
ら最適な転写画像を得るために、両者は所定の押圧力で
当接している必要があり、その押圧力を得るために両者
は出来るだけ接近するよう配置構成されているものであ
る。
【0003】
【発明が解決すべき課題】ところで、従来この種のカラ
ープリンタ装置にあって、記録紙をプラテンローラの所
定位置に確実にクランプするクランプ部材としてクラン
プ機構が用いられている。クランプ機構を具備した従来
のカラープリンタ装置として、例えば、特開昭61-16758
8 号公報、特開平2-130172号公報で示す如くの構成のも
のがあるが前者の場合、レジずれがないようそのクラン
プ力をかなり強力なものとしており従って、クランパ開
閉の駆動源も強力にする必要があり、また、各部品も強
度を十分に持たせる必要がある為、コストアップになる
欠点があった。また、後者のものによっても、そのクラ
ンプ力はかなり強力なものとされているので、前者と同
様の欠点が生じるものであった。更に、レジずれを防止
するため、クランプ力は記録紙幅全体に亘って均一にす
る必要があり、そのためクランプ部材の精度を高くした
り、組立て後の調整を行なう等の必要がありコストアッ
プにつながる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来例
の欠点に鑑がみなされたものであり、第1の発明とし
て、プラテンローラの周長と略同長とされた記録紙の先
端を、プラテンローラに設けたクランプ部材により固定
し、前記記録紙を前記プラテンローラ外周上に巻回さ
せ、サーマルヘッドにより記録を行なう熱転写記録装置
であって、前記クランプ部材を可動部と固定部とより形
成し、これら可動部と固定部により記録紙を挾持するよ
う構成してなり、前記クランプ部材は記録紙を挾持した
状態において可動部の記録紙当接面と固定部の記録紙当
接面とが異なる角度にて構成されるようにした熱転写記
録装置を、また、第2の発明として、前記可動部及び固
定部の記録紙当接面は弾性部材にて構成してなり、可動
部側先端部を固定部側に押圧してクランプを行なう際、
可動部側先端の弾性部材と固定部側の弾性部材とがそれ
ぞれ弾性変形した状態で記録紙を挾持するようにした請
求項1記載の熱転写記録装置をそれぞれ提供するもので
ある。
【0005】
【実施例】図1は、本発明になる熱転写記録装置10の
平面図、図2は、同側面図、図3は、カラープリンタ装
置の全体斜視図、図4は、上部フレームユニットの概略
斜視図、図5は、上部フレームユニットの一部拡大斜視
図、図6は、プラテンローラとサーマルヘッドの当接状
態を示す側面図、図7は、プラテンローラ駆動系の説明
図、図8は、プラテンローラ駆動系の一部とウォーム駆
動系との関連部分の説明図、図9,10は、プラテンロ
ーラとギヤ列との配置を示す説明図、図11は、サーマ
ルヘッドとプラテンローラとの当接状態を示す側断面
図、図12は、クランプ機構の拡大説明図、図13は、
センサユニットの斜視図、図14〜図15は、それぞれ
プラテンローラの平面図、図16〜図17は、それぞれ
プラテンローラとクランプ機構の関連部分の側断面図、
図18は、過圧着防止機構の側面図、図19は、ニップ
厚算出模式図である。
【0006】本発明になる熱転写記録装置10は、従来
の如く、上部フレームユニットに設けたソレノイドを駆
動源としてサーマルヘッドを駆動するものではなく、図
1,図2に示す如く、下部フレームユニットに設けた、
後に詳述する如く記録紙を確実にクランプして紙ずれを
なくすようにした新規なクランプ機構を有するプラテン
ローラ50よりの回転駆動力を、ギヤ,リンク機構等を
介してサーマルヘッド51に伝達させ、所望の熱転写記
録を行なうようにしたものである。これにより紙ずれの
ない高品質の転写画像が得られると共に低コスト化が図
れる。また、プラテンローラよりの回転駆動力をサーマ
ルヘッドに伝達させるようにしたことにより十分な圧着
力が得られ、更に下部フレームユニットに設けたソレノ
イドを記録状態を確実に保持するために用いたものであ
り、これにより上部フレームユニットの軽量化を図り、
もってメインテナンス性の向上を図ると共に、低コスト
化を可能ならしめたものである。
【0007】以下、カラープリンタ装置の概略について
図3を参照して説明する。図3のカラープリンタ装置2
0中、21は、外部装置と信号の授受を行うための汎用
インターフェース部、10は、このインターフェース部
21の上部に載置された熱転写記録装置で、その内部に
は機構制御回路、記録信号処理回路、電源等が内蔵され
ており、図示されていない下部フレームユニットに一般
的な手段により固定されているものである。23は、熱
転写記録装置10の上部に回転自在に配置された前方外
装部、24は、前記熱転写記録装置10の上部で、かつ
この前方外装部23と図示しないピンで接続された摺動
自在の後方外装部である。なお、この後方外装部24は
下部フレームユニットには固定されていなく、単に熱転
写記録装置10上に載置されてあるのみのものであり、
その後部には図示しない滑り部材が設けられている。ま
た、25,26は、それぞれインターフェース部21、
熱転写記録装置10に設けられた設置足である。なお、
図1に示す如く、上部フレームユニット30及び図示し
ない下部フレームユニットはダンパー29により連結さ
れている。このダンパー29は、前記した上部フレーム
ユニット30と下部フレームユニットの一部との間にそ
れぞれ図示しないピンを介して連結されていて、すなわ
ち、前方外装部23の開閉蓋動作に連動して作動するよ
う構成されており、例えば、サーマルヘッド等の交換に
際し、前方外装部23を開蓋した際、前記したピンを回
動中心として、ダンパー29内の筒体が所定範囲に亘っ
て摺動するよう構成されている。なお、このダンパー2
9は、上部フレームユニット30、下部フレームユニッ
ト間に左右2個取付けられているものである。
【0008】ここで、上部フレームユニット30につき
主として図4を参照して説明する。31は、略箱状の上
部フレームで、この上部フレーム31の底面部31a、
斜め側方部31bには、操作パネル32、右ステー3
3、左ステー35と、これら両ステー33,35間には
図示しないサーマルヘッドとこのサーマルヘッドを冷却
するための冷却ファン37等が配置されている。36
は、サーマルヘッド圧着用のジンバル軸である。なお、
341 ,342 は、それぞれに設けた透孔391 ,39
2 に後述する軸44が挿通され、そこを支軸に上部フレ
ームユニット30が作動するための、右ステー33,左
ステー35にそれぞれ設けられたヒンジ部である。ま
た、38は右ステー33、左ステー35間に固設したヘ
ッドステー40に設けられたサーマルヘッド圧着用のジ
ンバル軸36の軸部である。略箱状の板金製の上部フレ
ーム31は、上部側が開口しており、そこには、従来の
ようにサーマルヘッドに押圧力を付与するためのソレノ
イド等の重量部品が取り付けられてはいなく、必要最少
限の部品が載置されるよう構成されているので、上部フ
レームユニット30そのものの軽量化が可能となるもの
である。また、必要最少限の部品しか上部フレームユニ
ット30には配置されていないので、メインテナンス
時、他部品を破損する虞れもない。
【0009】次に、ヒンジ部341 ,342 の具体的構
造を、図4,図5を参照して説明する。これらヒンジ部
341 ,342 の回動中心は、前記した如くサーマルヘ
ッド圧着用の軸44の回動中心となるよう構成されてい
る。それぞれヒンジ部341 ,342を有する右ステー
33,左ステー35内にそれぞれ設けられた透孔3
1 ,392 には、それぞれ図示しないローラベアリン
グが圧入されており、前記した軸44は、ローラベアリ
ングが圧入された透孔391 ,392 内に挿通される。
従ってこの軸44は、ローラベアリングのすべりで回動
することになるので、上部フレームユニット30の荷重
に関係なくスムーズに回動することができる。
【0010】次に、上部フレームユニット30と他の関
連機構との結合状態につき、図2,図4,図5を参照し
て説明する。前記した如く、上部フレームユニット30
は、ダンパー29と連結されている。一方、上部フレー
ムユニット30の上部フレーム31には、右ステー3
3,左ステー35がそれぞれ固設されており、これら右
ステー33,左ステー35の一部であるヒンジ部3
1 ,342 に設けた内部にローラベアリングが圧入さ
れた透孔391 ,392 には軸44が挿通されている。
41は、略U字状に形成された加圧レバーで、上方であ
る開口部側には、図示しない透孔が設けられ、そこに前
記した軸44が挿通して固定され、一方、開口部と対向
する側には、前記した軸44と略平行になる如く軸42
が固設されているものである。従って、軸44と加圧レ
バ−41とは一体的に連結されていることになる。そし
て、この軸42には、サーマルヘッド圧着用のジンバル
軸36のテーパ状の先端部36aがバネ43により常時
時計方向の押圧力が付与された状態で当接するよう構成
されている。
【0011】記録時、図4〜図6に示す如く、図示しな
い下部フレームユニットに配置された後述する本発明に
なる新規な記録紙のクランプ機構を有するプラテンロー
ラ50が回転することにより、その回転駆動力がそれに
連結されている後述するレバー等によりこの軸44に伝
達され、この軸44が例えば、時計方向に回動する。こ
の軸44の時計方向の回動により、これと連結している
加圧レバー41も同方向に回動する。これにより、上部
フレームユニット30の上部フレーム31の底面部31
aに設けられたバネ43により軸42に常時当接されて
いるサーマルヘッド圧着用のジンバル軸36の先端部3
6aが、バネ43の時計方向の押圧力に抗して軸部38
を中心に反時計方向に回動する。このジンバル軸36の
反時計方向の回動力により、この先端側に取着されてい
るサーマルヘッド51も反時計方向に回動し、サーマル
ヘッド51が転写紙52を介してプラテンローラ50に
当接圧着することにより所望の転写記録が行われるもの
である。なお、サーマルヘッド51のプラテンローラ5
0への圧着時、所望の転写記録を行なう為には、サーマ
ルヘッド51に所定の押圧力を付与する必要があり、そ
のために上部フレームユニット30及びこのサーマルヘ
ッド51の支点となる部分の強度を所定の強度のものと
する必要がある。
【0012】そこで、本発明になる熱転写記録装置で
は、上部フレームユニット30を、上部フレーム31の
底面部31a上に、右ステー33,左ステー35及びこ
れら両ステー33,35間に固設したヘッドステー40
等により構成したものであり、かつ、このヘッドステー
40に、軸部38を設けたものであるから、従来の如く
上部フレーム31上に支点となる軸が設けてあるものに
比しはるかに撓みが少なくて済み、その結果、軸部38
がズレるようなこともなく、良好な転写画像が得られる
ものである。また、この記録時のサーマルヘッド51と
プラテンローラ50との圧着の際、圧着軸となる軸部3
8は、上方への反力を受けるが、その反力も左右のステ
ー33,35及びヘッドステー40並びに上部フレーム
31で受けることになるので上部フレーム31の強度は
それ程強いものである必要はなく、この上部フレーム3
1の軽量化、低コスト化が図れる。更に、従来の如く重
量がかなりあるソレノイドが上部フレームユニット30
に取付けられていないので、その分上部フレームの強度
を増やす必要もなく、従って、上部フレームユニットの
軽量化が図れるので、メインテナンス時の開閉蓋動作が
スムーズに行なえるものである。
【0013】ここで、プラテンローラ50駆動系につい
て図7,図8を参照して説明する。53は、プラテンモ
ータで、これは、エンコーダを内蔵したDCモータであ
りエンコーダの出力を元にこのモータ53の回転速度を
サーボ制御すると共に印字タイミングを決定している。
このプラテンモータ53は、フレーム54にネジ55に
て固定されたモータベース56に片持ち状態で止めネジ
57にて固定されている。プラテンモータ53の出力軸
58には、タイミングベルト用プーリ59が固定されて
おり、モータ53の回転力は、タイミングベルト60を
介してウォーム61と同軸に固定されたプーリ62に減
速して伝えられる。ウォーム61は、軸63と一体で形
成されており、プーリ62は、その軸端に固定されてい
る。ウォーム軸63は、モータベース56とウォームベ
ース64にてウォーム61の両側をベアリング65,6
6を介して支持されている。また、モータベース56側
にはスラストベアリング67が設けてあり、このスラス
トベアリング67はウォーム減速に伴う軸方向の力を受
けウォームの回転をスムーズにすると共にベアリング6
5,66の寿命を延ばしいてる。ベアリング65は、プ
ーリ62,モータベース56間に配置されており、プー
リ62は、ネジ68にてウォーム軸63に固定されてい
る。また、ウォーム軸63とウォームベース64間には
ベアリング66が配置されており、ウォームベース64
は、フレーム54にネジ69にて固定されている。
【0014】ウォーム減速は、プラテン軸70に固定さ
れたウォームホイール71にて行われる。プラテンロー
ラ50,ウォームホイール71,後述するヘッド圧着ギ
ヤ76,クランパ開閉カムギヤ部77等によりプラテン
ユニットが形成される。一方、ウォーム61は、前記し
たフレーム54等にて構成された図示しないフレームユ
ニットに形成されているので、図7中、上方よりこのプ
ラテンユニットをフレーム54に設けた凹溝54a内に
落とし込めば、容易にウォームホイール71とウォーム
61とのギヤ噛み合いが得られる。ウォームホイール7
1は、プラテン軸70とキー72にて回り止め固定さ
れ、更に、ネジ73にて抜け止めされている。プラテン
軸70は、ベアリング74を組込んだベース材75にて
支持されている。ベース材75は、前記したプラテンユ
ニットに形成され、このプラテンユニットを固定する
際、ベース材75とフレーム54に図示されない手段に
て固定される。76,77は、それぞれ前記したヘッド
圧着ギヤ及びクランパ開閉カムギヤ部である。なお77
aは、クランパ開閉カムギヤ部に設けられた歯、77b
は、同じく同部に設けられたカムである。又79は、ベ
アリングである。この様に、プラテンローラ駆動系を構
成することにより、少ない減速段で大きな減速比が得ら
れ、かつ、構成が簡単で組立性が良く、ギヤムラの発生
しにくいプラテンローラ駆動系が得られるものである。
【0015】次に、本発明になる熱転写記録装置におけ
るプラテンローラの具体的構造、更にいえば、記録紙を
クランプするクランプ機構を有するプラテンローラにつ
いて図9〜図13を参照して説明する。クランプ機構の
一部を構成するクランパの開閉駆動は、図9,図10に
示す如くモータとカムによって行われる。モータ80
は、前記したモータベース56と同じくフレーム54に
固定されており、モータ軸81に固定されたギヤ82に
噛合うギヤ83で減速し、このギヤ83に一体化された
ギヤ84と噛合うギヤ85このギヤ85と一体化された
ギヤ86及びこのギヤ86と噛合うギヤ87によって順
次減速される。これらのギヤ列は、ギヤ87を除いて全
て図示しないフレームユニットに組み込まれている。ま
た、ギヤ87は、後述するセンサユニット110に組み
込まれており、このセンサユニット110を本発明にな
る熱転写記録装置の図示しないベース板の所定位置に取
付けることによってギヤ87とギヤ86は噛み合う。ギ
ヤ87は、軸88にワンウエイクラッチ89を介して取
付けられており、図9中、ギヤ87が時計方向に回転し
た場合に軸88にトルクを伝達できるよう構成されてい
る。また軸88には、ギヤ90が固定されており、この
軸88は、センサユニット110を構成するフレーム9
1の両端に回転自在に支持されている。
【0016】ギヤ90は、プラテン軸70を回転中心と
するクランパ開閉カムギヤ部77の歯77aと連結し減
速される。クランパ開閉カムギヤ部77には、ギヤ1回
転で1サイクルの変位をするカム部77bを有してお
り、これは、プラテンローラ50外径より僅かに小なる
径に形成してある。ギヤ90とクランパ開閉カムギヤ部
77は、前記したプラテンユニットを所定位置に設置す
ることにより噛合う。次に、カム部77bに従動するク
ランパ部の具体的構成につき説明する。
【0017】プラテンローラ外周上に設けられたクラン
パ機構として重要な要素は、プラテン長さ全体に亘って
均一なクランプ力を発揮することである。何故ならば、
クランプ力に片寄りがあると、サーマルヘッドがそこに
圧着される記録時に、記録紙が紙ずれを起こし、レジず
れが発生するからである。ところで、従来例である特開
昭61-167588 号公報においては、ブロック材をプラテン
ローラ内側に移動させ、クランプ部材に設けられた突起
がブロック材に設けられたテーパ面に沿って上昇するこ
とにより、記録紙をプラテンローラとクランパでクラン
プするものである。かかる従来方法によれば、クランパ
は1枚の板金で形成されており、一方、板金は剛性が必
要であり、この板金全体に亘って均一なクランプ力を与
える必要がある。しかるに、この板金全体に亘って均一
なクランプ力を与えるためには、板金の平面性と左右の
ブロック材のカム精度が要求されるものであり、コスト
アップになる欠点がある。一方、特開平2-130172号公報
では、長手方向に亘って設けられた複数のクランプ材が
それの回転支軸に対して独立して回動すると共に個々に
バネが掛装されているものである。そして、このクラン
プ材の開閉は各クランプ毎にあるカム材をレバーで回動
させることによって行なうものである。この方法によれ
ば、各クランパは独立しているので全幅に亘ってクラン
プ力を得ることができるが、部品点数が増え、組立て工
数も多大なものとなり、コストアップは避けられない。
【0018】本発明は、かかる従来のクランプ機構の欠
点を悉く解消したのもであり、以下その点につき図9〜
図12を参照して詳細に説明する。本発明のクランプ機
構を形成するクランパ92は、板バネ等の弾性を有する
板材を「く」の字状に折曲げた形状をしており、プラテ
ンローラ50の長手方向に複数個設けてある。このクラ
ンパ92は、クランパフレーム93にネジ94にて固定
されており、クランプベース95に軸96を中心に回動
自在に支持されている。クランパフレーム93の長手方
向長さは、プラテンローラ50の長手方向長さと略同等
の長さであり、板金でコの字形状を有しており、捩れが
殆んど出ないような構造にしてある。クランパフレーム
93のプラテンローラ両側外側には、アーム部97が設
けられ、このアーム部97の先端にはクランプバネ98
が掛装してあり、クランプバネ98の他端は、プラテン
ローラ50の両側面に固定されている。アーム部97の
クランパ開閉カムギヤ部77側の中程には、クランパ開
閉カムギヤ部77のカム部77bに従動するローラ99
が、軸100を中心に回転自在に支持されている。
【0019】ところで、従来この種の熱転写記録装置に
あって、記録紙のクランプ機構としては、実開平2-1249
46号公報の如くの構成のものがあるが、かかる構成によ
ればクランパの略中央に切欠き部を有し、給紙位置でプ
ラテンローラが停止した際、アクチュエータが作動す
る。このアクチュエータは、プラテンローラの外側の1
箇所に設けてある記録紙検出手段であるフォトインタラ
プタに回動自在に設けてあり、クランパ内に記録紙が給
紙されると、記録紙の先端がアクチュエータを押し、フ
ォトインタラプタが遮断されて給紙状態であることを検
出する。また、このフォトインタラプタは、ソレノイド
により移動自在に構成されている。しかしながら、この
種従来のクランプ機構は、上記した如く記録紙検出手段
は1箇所のみにしか設けられいないものであり、従っ
て、斜め状態で記録紙が給紙された場合は、記録紙が完
全にクランプされていない状態でもフォトインタラプタ
が作動してしまう虞れがある。そのため、かかる従来構
成にあっては、記録紙検出手段を別途設ける必要があ
り、コストアップとなる欠点がある。また、かかる従来
構成によると、検出センサの位置調整が悪い場合、クラ
ンパの所定位置まで記録紙が到達していない状態で検出
手段が作動してしまい、クランプ力不足となり、その結
果レジずれが発生する欠点がある。
【0020】また、従来のクランプ機構を構成するクラ
ンプ爪は、記録紙の先端をクランプした際、その一部が
プラテンローラの外周より突出しているので、安価な平
板型サーマルヘッドを使用した場合、そのヘッドの破損
を防止するためクランパが通過後、所定角度プラテンロ
ーラを回転させた後記録を行なうようにしているもので
ある。このためクランプ部の余白と合わせてA4サイズ
記録紙では20mm程度の余白が発生している。また、上
記した如く、クランプ爪の一部がプラテンローラの外周
より突出していることより、サーマルヘッドの圧着動作
に誤動作が発生すると、クランプ爪の一部とサーマルヘ
ッドとが当接してサーマルヘッドを損傷してしまうとい
う欠点がある。
【0021】本発明になるクランプ機構によれば、かか
る如くの従来の欠点は悉く解消されるものである。本発
明のクランプ機構において記録紙のクランプは、図12
に示す如く可動部となるクランパ92と固定部となるク
ランプベース95によって行われる。記録紙117の先
端がクランパ92とクランプベース95とによって把持
された状態での非作動(静止)時、クランパ92の上面
は、プラテンローラ50の外周面より内側にあるよう構
成される。クランプベース95のクランプ面101に
は、ゴム等の高摩擦材102が貼られており、クランパ
92側も同様に高摩擦材103が貼られている。クラン
パ92が開口し、クランプベース95に後述する記録紙
117が送り込まれたことを検出するセンサは図13に
示す如くのセンサユニット110内に構成されている。
フレーム91の両端曲げ部を連結する板状の支持部材1
11上に2つの光学式反射型センサ112,113が固
定されている。支持部材111はその両側に長孔114
を有し、この長孔114を通してネジ115でフレーム
91に固定されている。この結果、支持部材111は給
紙方向に調整可能となる。本発明になるクランプ機構に
よれば、記録紙117の先端がクランプされた非作動
時、クランパ92の上面は、プラテンローラ50の外周
面より内側に構成されるので、安価な平板型サーマルヘ
ッドを使用した場合でも、そのヘッドが破損されるよう
なことはなく、従って、記録紙117の余白を少なくし
て記録領域を広げることができ、しかも、ヘッド圧着の
際、誤動作してもヘッド破損がないという特長がある。
【0022】ところで、図11,図12に示すように、
プラテンローラ50内に配置されたクランパ92の上面
は、サーマルヘッド51等との関係より図示しない記録
紙を把持していない状態では、プラテンローラ50外周
面より突出しており、上記した如く、記録紙の先端がク
ランパとクランプベースとによって把持された状態、す
なわち、プラテンローラ50内に閉じられた状態では、
プラテンローラ50外周面より内側に配されるよう構成
されている。このため、後述するサーマルヘッド51の
過圧着防止機構を用いれば、サーマルヘッド51のプラ
テンローラ50への圧着はクランパ92がサーマルヘッ
ド51の真下を通過中も行なうことができ、従って、記
録開始位置に無駄がなくなるものである。以下、図5,
図18,図19等を参照してその点を説明する。
【0023】図18は、本発明になる熱転写記録装置に
使用されるサーマルヘッドの過圧着防止機構の側面図で
ある。支持部材125の長手方向両側面には、板金12
6が設置され、ボールベアリング等のコロ部材127が
回動自在に支持されている。この板金126には、転写
紙の走行をガイドするローラ128が設けられている。
なお、129はガイドローラ128の軸である。一方、
前記した上部フレームユニット30のステー33,35
には、圧着した際、コロ部材127を受けるストッパ1
30が固定されている。ストッパ130は、コロ部材1
27と当接する位置が斜面131を有しており、ネジ1
32と長孔133にて図18中、左右方向に移動調整可
能に構成されている。この調整において、コロ部材12
7と斜面131とが当接する位置は、印字中のプラテン
ローラ50とサーマルヘッド51との圧着時では、コロ
部材127と斜面131が僅かに浮く状態に調整されて
いる。このため、印字中は、正常なニップ厚(サーマル
ヘッド51がプラテンローラ50に当接した際のプラテ
ンローラ表面が凹む量)が得られ、クランパ92部の通
過時は、コロ部材127と斜面131とが当接してサー
マルヘッド51がクランパ92に当接する虞れはない。
【0024】ニップ厚λは、図19で示す方法で算出す
ることができる。プラテンローラ50の径をDo ,プラ
テンローラの心金径をDi ,ゴム厚さをt,サーマルヘ
ッド51の部分グレーズ部径をDb ,サーマルヘッド5
1とプラテンローラ50とが当接する長さをl、E
(∞)をゴムの実効弾性率とすれば、次のような数式1
で表せる。
【0025】
【数1】
【0026】これは、静的ニップ厚であるが、熱転写記
録においては、プラテンローラ50の回転数が数rpm
以下の為、静的に近似できる。なお、サーマルヘッド5
1が全面グレーズの場合、Db =∞であるので、次のよ
うな数式2で表わしたものでも良い。
【0027】
【数2】
【0028】上式に基いた調整をストッパ130に対し
て行なえば、記録紙長さに対して記録領域を広くするこ
とができる。
【0029】光学式反射型センサ112,113は、図
14,図15で示すように、プラテンローラ50の長手
方向の両側面部の外側に投,受光部116を配し、プラ
テンローラ50の上方より目視可能とすると共に、プラ
テンローラ50内に配置した図示しないクランパの金属
部での誤検出を防止している。また、止めネジ115も
プラテンローラ50の上方より目視可能であり、その構
成上プラテンユニット組込み後も容易に支持部材111
を移動可能であり、光学式反射型センサ112113の
調整をより可能にしている。更に光学式の反射型センサ
112,113は、プラテンローラ50の長手方向の左
右に配置されているため、記録紙117がクランプ面1
01に斜めに送り込まれた場合、片方のセンサしか検出
しないため、容易に誤挿入の判定が出来る利点がある。
また、センサは、光学式の反射型センサ112,113
のためOHP用紙等の透明記録紙に対しても検出が可能
である。
【0030】記録紙117検出のための光学式の反射型
センサ112,113の調整は、以下のようにして行な
う。すなわち、クランパ92を開口させ、記録紙117
の給紙を行ない、この記録紙117を所定位置まで送る
(図15)。この状態で、記録紙117の先端が光学式
の反射型センサ112,113の長円形の投,受光部1
16の中心に来るようにネジ115をゆるめて調整すれ
ば良い。プラテンローラ50の幅は、記録紙117の幅
より小、かつ、印字幅より大に設定されている。本発明
になるクランプ機構によれば、記録紙の検出を複数の光
学式の反射型センサ112,113によって行なってい
るため、記録紙の斜め給紙が防止でき、従って、所定の
クランプ力が得られると共に、レジずれのない転写画像
が得られる。
【0031】次に、クランパ92の開閉位置検出を図
9,図10,図16,図17等を参照して説明する。前
記したクランパフレーム93のクランパ開閉カムギヤ部
77と反対側のアーム部97の中程には、ピボット状の
突起部118が設けてある。一方、プラテンローラ50
の側面50aとフレーム119間には、プラテン軸70
にガイドされ長手方向に直動自在なカム板120が配置
されている。そして、フレーム119側のプラテン軸7
0をサポートする軸受74を組込んだベース材75に
は、直動軸受121が組込まれ、その直動軸受121内
を直動棒122が貫通し、一端がカム板120に当接し
ている。この直動棒122と直動軸受121間には圧縮
バネ123が配置してあり、常時、直動棒122をカム
板120側に付勢している。直動棒122の図中左端側
には、コの字状の透過型光センサ124が設けてあり、
直動棒122が図中左右に移動すると光軸を開放、遮断
し、出力がON−OFFする。クランパ92が図10の
ように閉じ状態すなわち、図示しない記録紙を把持した
状態の時、アーム部97はプラテン軸70側にあるの
で、突起部118もプラテン軸70側にある。この結
果、突起部118がカム板120を押し、直動棒122
をバネ123に抗して押圧するのでセンサ124の光軸
は遮断されモータ80は回転を停止する。
【0032】一方、図9のようにクランパ開閉カムギヤ
部77が図中反時計方向に回転し、カム部77bに従動
してローラ99が持ち上げられると、すなわち、図10
の状態より図9の状態に移行すると、突起部118も図
16のようにプラテン軸70より離れる方向に移動す
る。この結果、バネ123の押圧力で直動棒122及び
カム板120は図16中右方向に移動し、センサ124
の光軸が開かれる。この方法によれば、プラテンローラ
50の回転位置が給紙及び排紙位置にあってもクランパ
92の開閉を検出することができる。
【0033】本発明になる熱転写記録装置のクランプ機
構は、更に、クランパ開閉カムギヤ部77を、プラテン
ローラ50の外形より僅か小なる径に設定すると共にこ
のギヤ部77を容易に手動にて回動することができるよ
うにしたものである。すなわち記録紙の給紙後、排紙動
作までに何等かのトラブル(例えば停電等)によって印
字動作が停止し、排紙動作が不可能になった場合、手動
にて記録紙をプラテンローラ50上より取り出さなけれ
ばならないが、その場合にはクランパ開閉カムギヤ部7
7を手で把持し、それを、例えば図9,図10中反時計
方向に回転することによって容易にクランパを開口させ
ることが出来るので、記録紙は破損されることなく取り
出すことができる。すなわち、ギヤ列において、モータ
80側にはワンウエイクラッチ89が入っているので、
モータ側のギヤは回転せず(ワンウエイクラッチなしで
は増速回転になる)、従って、クランパ開閉カムギヤ部
77は容易に回転させることができる。
【0034】図10の如く、クランパ92が閉じられた
状態でプラテンローラ50が時計方向に回転すると、ア
ーム部97に設けられたローラ99が、カム部77bの
壁部125により、クランパ開閉カムギヤ部77を時計
方向に一体で回転させることになる。然しながら、上記
カムギヤ部77に設けられた歯77aと噛合している歯
車90と軸88との間にはワンウエイクラッチ89が設
けられているので、ギヤ87からモータ80までに配置
されたギヤ列は回るようなことはない。この結果、プラ
テンローラ50の駆動力がその分少なくてすみ、プラテ
ンモータ53の小型化が可能となる。また、前記した如
くギヤ列を配置したことにより、それがない場合の増速
作用によるプラテンローラ50の回転ムラを防止するこ
とができる。従って、印字ムラのない転写画像が得ら
れ、更に、クランパモータ80が発電機として作用しな
いので駆動回路及びモータの寿命を延ばすことができる
という実用的な効果がある。
【0035】ところで、従来この種の熱転写記録装置に
あって、記録紙のクランプ機構としては、例えば、実開
昭61-21169号公報の如くの構成のものがある。かかる従
来構成のクランプ機構によれば、クランパはプラテンロ
ーラの外周面対し垂直方向に僅かしか作動しなく、排紙
は、通常望まれている所のインボリュート曲線外にまで
退避しなければならない要請に対しても満足できるもの
ではなかった。その為に、従来構成では、クランパと記
録紙との間で浮いた紙とプラテンローラ間に別設の爪部
材を入れ、記録紙の変形でクランパから記録紙を排出し
ていたものである。従って、記録紙に折り跡がついた
り、最悪の場合には排紙ミスが生じるものであった。更
に、排紙時、爪部材をプラテンローラ外周面に近付ける
よう構成されているので、記録紙の紙詰まり時、仮に、
排紙ガイド板が変形した場合等は、爪がプラテンローラ
に当接し、プラテンローラの破損につながる虞れがあっ
た。
【0036】本発明はになるクランプ機構は、かかる従
来の欠点を悉く除去したものであり以下、その点につき
詳細に説明する。図12に示す如く、本発明になるクラ
ンプ機構において、クランパ92は、記録紙117を固
定した時にクランプ面101の高摩擦材面と、上面にゴ
ム等の高摩擦材102が貼られている固定部となるクラ
ンプベース95は角度θとなるよう構成されている。す
なわち、同一角度である場合、クランプ部の組立て誤差
によって記録紙117に当接する部分がクランパ92の
先端になったり、根本になったりするのを防止して、複
数のクランパ92が記録紙117を均一にクランプする
ようにしている。この結果、印字中の紙ずれを防止しレ
ジ精度が向上する。また、先端部のみに力が集中するの
で高摩擦材102が弾性変形し、記録紙117のクラン
プ力が向上する。更に、クランパ92を弾性変形部材と
しているため複数のクランプの組立精度が悪くとも、1
箇所のクランパだけがクランプすることなしに順次変形
して複数のクランパが効果を発揮する。更に記録紙11
7の先端は通常クランパ面92のP点にある。クランパ
が開口すると、記録紙はその弾性でP点を起点とするイ
ンボリュート曲線上に離れていく。よってクランパは、
インボリュート曲線より外側まで退避する。これによっ
て、記録117の先端がクランパに引掛かること無く外
れるものである。本発明になるクランプ機構によれば、
爪部材を別設する必要がないので、プラテンローラが傷
つけられるようなことはなく、かつ、低コスト化が図れ
る。また排紙時、クランパの開口と同時にクランバ機構
の全面が解放されるので、排紙ミスが少ない等の特長が
ある。
【0037】
【発明の効果】本発明になる熱転写記録装置は、以上詳
述した如く、プラテンローラの周長と略同長とされた記
録紙の先端を、プラテンローラに設けたクランプ部材に
より固定し、前記記録紙を前記プラテンローラ外周上に
巻回させ、サーマルヘッドにより記録を行なう熱転写記
録装置であって、前記クランプ部材を可動部と固定部と
より形成し、これら可動部と固定部により記録紙を挾持
するよう構成してなり、前記クランプ部材は記録紙を挾
持した状態において、可動部の記録紙当接面と固定部の
記録紙当接面とが異なる角度にて構成されるようにした
ものであるから、記録紙は確実にクランプされ、これに
より高品質の転写画像が得られるものである。また、可
動部及び固定部の記録紙当接面を弾性部材にて構成した
ことにより可動部側先端部を固定部側に押圧してクラン
プを行なう際、可動部側先端の弾性部材と固定部側の弾
性部材とがそれぞれ弾性変形した状態で記録紙は挾持さ
れるものであるから、複数のクランプの組立精度が悪く
とも、1箇所のクランパだけがクランプすることなしに
順次変形して複数のクランパが効果を発揮するものであ
る。更に、本発明になるクランプ機構によれば、爪部材
を別設する必要がないので、プラテンローラが傷つけら
れるようなことはなく、かつ、低コスト化が図れる。ま
た排紙時、クランパの開口と同時にクランバ機構の全面
が解放されるので、排紙ミスが少ない等の特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる熱転写記録装置の平面図である。
【図2】本発明になる熱転写記録装置の側面図である。
【図3】カラープリンタ装置の全体斜視図である。
【図4】上部フレームユニットの概略斜視図である。
【図5】上部フレームユニットの一部拡大斜視図であ
る。
【図6】プラテンローラとサーマルヘッドの当接状態を
示す側面図である。
【図7】プラテンローラ駆動系の説明図である。
【図8】プラテンローラ駆動系の一部とウォーム駆動系
との関連部分の説明図である。
【図9】プラテンローラとギヤ列との配置を示す説明図
である。
【図10】プラテンローラとギヤ列との配置を示す説明
図である。
【図11】サーマルヘッドとプラテンローラとの当接状
態を示す側断面図である。
【図12】クランプ機構の拡大説明図である。
【図13】センサユニットの斜視図である。
【図14】プラテンローラの平面図である。
【図15】プラテンローラの平面図である。
【図16】プラテンローラとクランプ機構の関連部分の
側断面図である。
【図17】プラテンローラとクランプ機構の関連部分の
側断面図である。
【図18】過圧着防止機構の側面図である。
【図19】ニップ厚算出模式図である。
【符号の説明】
50 プラテンローラ 51 サーマルヘッド 52 転写紙 92 クランパ 95 クランプベース 101 クランプ面 102 高摩擦材 117 記録紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラテンローラの周長と略同長とされた記
    録紙の先端を、プラテンローラに設けたクランプ部材に
    より固定し、前記記録紙を前記プラテンローラ外周上に
    巻回させ、サーマルヘッドにより記録を行なう熱転写記
    録装置であって、前記クランプ部材を可動部と固定部と
    より形成し、これら可動部と固定部により記録紙を挾持
    するよう構成してなり、前記クランプ部材は記録紙を挾
    持した状態において、可動部の記録紙当接面と固定部の
    記録紙当接面とが異なる角度にて構成されるようにした
    ことを特徴とする熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】前記可動部及び固定部の記録紙当接面は弾
    性部材にて構成してなり、可動部側先端部を固定部側に
    押圧してクランプを行なう際、可動部側先端の弾性部材
    と固定部側の弾性部材とがそれぞれ弾性変形した状態で
    記録紙を挾持するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の熱転写記録装置。
JP26312291A 1991-09-13 1991-09-13 熱転写記録装置 Pending JPH0569621A (ja)

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JP26312291A JPH0569621A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 熱転写記録装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61277474A (ja) * 1985-06-03 1986-12-08 Dainippon Screen Mfg Co Ltd フイルム端部押圧装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61277474A (ja) * 1985-06-03 1986-12-08 Dainippon Screen Mfg Co Ltd フイルム端部押圧装置

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