JPH0694091A - ベルト伝動装置 - Google Patents

ベルト伝動装置

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Publication number
JPH0694091A
JPH0694091A JP24326292A JP24326292A JPH0694091A JP H0694091 A JPH0694091 A JP H0694091A JP 24326292 A JP24326292 A JP 24326292A JP 24326292 A JP24326292 A JP 24326292A JP H0694091 A JPH0694091 A JP H0694091A
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JP
Japan
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belt
pulley
tension
pulleys
roller
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JP24326292A
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English (en)
Inventor
Akira Nuida
昭 縫田
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0694091A publication Critical patent/JPH0694091A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0863Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
    • F16H2007/0874Two or more finally actuated members

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動プーリが正逆2方向に回転されても常にベ
ルトの弛み側にテンションを付与して従動プーリに動力
を円滑かつ確実に伝達できるようにする。 【構成】ベルト(63)の両プーリ(61,62)間の
一方側および他方側部分(63a,63b)を外側から
挟み付けかつ間隔調整可能に設けられた一対のアイドラ
プーリ(65A,65B)と、両アイドラプーリ(65
A,65B)間に所定の初期張力をもって張設されたば
ね部材(66)とを備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ等に使用され
るベルト伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のベルト伝動装置の概略構成
を示す。図において、81は駆動プーリである。また、
82は従動プーリで,駆動プーリ81に対向配設されて
いる。両プーリ81,82間には、ベルト83が掛け渡
されており、当該ベルト83を介して駆動プーリ81の
動力が従動プーリ82に伝達される。
【0003】また、上記ベルト伝動装置には、ベルト8
3が弛みなく張られるようにテンション付与装置が設け
られるのが一般的である。ここで、図5に示すテンショ
ン付与装置85は、ベルト83の弛み側部分にテンショ
ンを付与するもので、支軸87を介して回動可能に設け
られた支持部材86と,この支持部材86に回転支持さ
れたアイドラプーリ88と,支持部材86を付勢してア
イドラプーリ88をベルト83の弛み側部分に押圧する
テンションスプリング89とから構成されている。かか
る構成により、ベルト83は、所定のテンションが掛け
られ全周に亙って張られた状態で回行し円滑に動力伝達
を行う。
【0004】なお、テンション付与装置として、テンシ
ョンスプリング89を用いずに支持部材86を適宜な位
置に固定してアイドラプーリ88でベルト83の弛み側
部分を押圧するものも知られている。また、両プーリ8
1,82の間隔を調整することによりベルト83に所定
のテンションを掛けるテンション付与装置もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したベ
ルト伝動装置85において、駆動プーリ81を正逆2方
向に回転させて動力伝達を行う場合には、ベルト83の
弛み側も変わる。例えば、図5において、駆動プーリ8
1を矢印方向とは反対の時計回り方向に回転させると、
ベルト83の両プーリ81,82間の上側部分が弛み側
となる。かかる場合には、テンション付与装置85が役
に立たないばかりか、ベルト83の張り側に更にテンシ
ョンを掛けることになりベルト83の回行に支障を来た
すことになる。
【0006】そこで、例えば、支持部材86をソレノイ
ドで駆動してテンション付与を行うテンション付与装置
を2つ用意し、当該各テンション付与装置を駆動プーリ
81の回転方向変更に合わせて切替駆動してベルト83
の弛み側にテンションを掛けることが考えられる。しか
し、これでは専用の駆動源(ソレノイド)を2つ備え,
かつ切替制御しなければならず、構成が複雑化・大型化
してしまうことになる。
【0007】なお、両プーリ81,82間の間隔を調整
してテンション付与を行うテンション付与装置では、か
かる問題は生じないが、テンションを調整するのに手間
が掛かるとともに装置も大掛かりとなりやすい。
【0008】本発明の目的は、上記事情に鑑み、駆動プ
ーリが正逆2方向に回転されても常にベルトの弛み側に
テンションを付与して従動プーリに動力を円滑かつ確実
に伝達することができるベルト伝動装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るベルト伝動
装置は、正逆2方向に回転可能な駆動プーリと、この駆
動プーリに対向配設された従動プーリと、両プーリに掛
け渡されたベルトとを有するベルト伝動装置において、
ベルトの両プーリ間の一方側および他方側部分を外側か
ら挟み付けかつ間隔調整可能に設けられた一対のアイド
ラプーリと、両アイドラプーリ間に所定の初期張力をも
って張設されたばね部材と、を備えたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】上記構成による本発明では、例えば、駆動プー
リの正転に伴い当該プーリおよび従動プーリ間のベルト
の一方側部分が弛み側となり他方側部分が張り側となる
と、他方側部分と接触するアイドラプーリ(他方側アイ
ドラプーリ)は当該部分が張られるのに伴って押されて
外方へ変位する。一方、ベルトの一方側部分と接触する
アイドラプーリ(一方側アイドラプーリ)は、ばね部材
を介して前記他方側アイドラプーリに引っ張られて当該
一方側部分を押圧する。これにより、ベルトの一方側部
分(弛み側)に所定のテンションが掛けられる。この
際、他方側アイドラプーリは、上記した如くベルトの他
方側部分が張られる際に外方へ変位するので、当該部分
に過大なテンションが掛かることはなく、ベルトの回行
は円滑に行われる。
【0011】また、駆動プーリが逆転されてベルトの一
方側部分が張り側となり他方側部分が弛み側となると、
一方側アイドラプーリは当該一方側部分が張られるのに
伴って押されて外方へ変位する。一方、他方側アイドラ
プーリは、ばね部材を介して一方側アイドラプーリに引
っ張られベルトの他方側部分を押圧する。これにより、
ベルトの他方側部分(弛み側)に一定のテンションが掛
けられる。この際、上記した場合と同様に、ベルトの一
方側部分(張り側)に過大なテンションが掛かることは
なく、ベルトの回行は円滑に行われる。
【0012】したがって、駆動プーリが正逆2方向に回
転されても、常にベルトの弛み側にテンションを付与し
て従動プーリに動力を円滑かつ確実に伝達することがで
きる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。本実施例に係るベルト伝動装置60は、図2に示す
如く、カラーサーマルプリンタのロックカム駆動系45
に適用されており、ベルト63の駆動プーリ(61)お
よび従動プーリ(62)間の一方側および他方側部分
(63a,63b)を外側から挟み付けかつ間隔調整可
能に設けられた一対のアイドラプーリ(65A,65
B)と、両アイドラプーリ(65A,65B)間に所定
の初期張力をもって張設されたばね部材(66)とを備
え、駆動プーリ(61)が正逆2方向に回転されても常
にベルト63の弛み側にテンションを付与して従動プー
リ(62)に動力を円滑かつ確実に伝達することができ
るように構成したものである。
【0014】ここで、本ベルト伝動装置60を詳述する
前に、まず当該装置60が適用されたカラーサーマルプ
リンタの概略構成を説明する。
【0015】カラーサーマルプリンタは、カバー3の開
放動作を利用して一対の搬送ローラ(6と11,12と
13)の圧接状態を解除し当該両ローラ(6と11,1
2と13)に噛み込まれたジャム用紙を容易に取り出せ
るようにしたものであり、本体ケース1,カバー3,印
字部(プラテンローラ6,サーマルヘッド7),インク
リボン8,用紙搬送系10およびローラ接離手段20を
含み構成されている。ここで、本体ケース1には、図4
に示す如く、カバー3が上部フレーム4を介して支軸4
bを中心として回動可能に設けられており、当該カバー
3で本体ケース1の上部開口部を開閉する構成とされて
いる。また、本体ケース1内には、各種構成部品を組付
けるための本体フレーム2が設けられている。この本体
フレーム2には、プラテンローラ6が回転支持されてい
るとともに、サーマルヘッド7が図示しないヘッドシフ
ト機構を介してプラテンローラ6に対して接触・離隔可
能に取り付けられている。また、本体フレーム2には、
用紙搬送系10およびローラ接離手段20が取り付けら
れている。
【0016】また、用紙搬送系10は、用紙Pを挟持搬
送可能な各一対の搬送ローラ(本実施例では、プラテン
ローラ6と上流側ピンチローラ11,フィードローラ1
2と下流側ピンチローラ13)等より構成されている。
なお、フィードローラ12は、用紙搬送精度を向上させ
るために周面に所定形状の凹凸が形成された金属製ロー
ラとされている。
【0017】また、ローラ接離手段20は、カバー3の
閉鎖動作に連動して各一対の搬送ローラ(6と11,1
2と13)を圧接しかつカバー3の開放動作に連動して
当該搬送ローラ(6と11,12と13)の圧接状態を
解除する手段である。本実施例では、ローラ接離手段2
0は、各一対のロックレバー21,21,リリーススプ
リング23,23,スライド板31,31,ロックカム
41,41およびローラアーム51,51等から構成さ
れている。なお、図2および図3においては、これら各
一対のロックレバー21等は、手前側のもののみ図示し
ている。
【0018】各ロックレバー21は、その一端部を本体
フレーム2に支軸22(軸心22a)を介して回転支持
されており、その他端部には上部フレーム4の押圧部4
aと係合可能な板ばね部材24が装着されている。ま
た、各ロックレバー21には、リリーススプリング23
が連結されており、当該レバー21はスプリング23の
弾性力によって図3中矢印C1方向に付勢されている。
さらに、各ロックレバー21は、設定角度範囲を越えて
回動しないように長穴21aおよび位置規制ピン39を
用いて回動角度が規制されている。
【0019】また、各スライド板31は、L字状に形成
されており、ロックレバー21に支軸22を介して回動
可能に装着されている。このスライド板31のフィード
ローラ12と対応する部位には長穴31dが形成されて
おり、長穴31dには下流側ピンチローラ13が回転自
在かつフィードローラ12に対して接触・離隔可能に取
り付けられている。なお、下流側ピンチローラ13は、
スライド板31に取付られたプッシュロック板32のプ
ッシュロック33によってフィードローラ12に向けて
押圧されている。なお、各スライド板31は、回動位置
規制用の長穴31a,31bおよびピン38,39等に
より設定角度範囲を越えて回動するのが規制されてい
る。
【0020】また、各ロックカム41は、各スライド板
31の係合部35を押圧する力を変更して下流側ピンチ
ローラ13とフィードローラ12との接触圧力を調整可
能に設けられている。例えば、各ロックカム41を図2
に示す位置より半回転させると、各スライド板31の係
合部35を押圧する力が増大して下流側ピンチローラ1
3とフィードローラ12との接触圧力が大きくなる。
【0021】ここで、各ロックカム41は、ロックカム
駆動系45により駆動される構成とされている。ロック
カム駆動系45は、駆動モータ46,ギヤ列47および
ベルト伝動装置60から構成されている。駆動モータ4
6は、正逆2方向に回転可能に設けられている。
【0022】ベルト伝動装置60は、図1に示す如く、
駆動プーリ(61).従動プーリ(62),ベルト6
3,一対のアイドラプーリ(一方側および他方側アイド
ラプーリ65A,65B)およびばね部材(66)を含
み構成されている。本実施例においては、駆動プーリ
は、ギヤ列47の最終段ギヤ47fと軸48を介して固
定的に連結されたリリースカムプーリ61より構成され
ている。また、従動プーリは、ロックカム41に固定的
に連結されたロックカムプーリ62から構成されてい
る。また、一方側および他方側アイドラプーリ65A,
65Bは、ベルト63の両プーリ61,62間の一方側
および他方側部分63a,63bを外側から挾み付けか
つ間隔調整可能に設けられている。本実施例において
は、一方側アイドラプーリ65Aは、支持部材67Aに
回転支持されており、当該支持部材67Aは軸48に回
動可能に取り付けられている。また、他方側アイドラプ
ーリ65Bは、支持部材67Bに回転支持されており、
当該支持部材67Bは軸48に回動可能に取り付けられ
ている。したがって、各支持部材67A,67Bを適宜
回動することにより、ベルト63の一方側および他方側
部分63a,63bを、一方側および他方側アイドラプ
ーリ65A,65Bによって挾み付けかつ両プーリ65
A,65Bの間隔を調整することができる。また、本実
施例では、ばね部材は、各支持部材67A,67Bの先
端部に所定の初期張力をもって張設されたリリーステン
ションスプリング66より形成されている。
【0023】しかして、ロックカム41(ロックカムプ
ーリ62)を、図2に示す位置より半回転させるため
に、駆動モータ46を所定角度量だけ図2中反時計回り
方向に回転させると、ギヤ列47を介してリリースカム
プーリ61は反時計回り方向に回転され、ベルト63が
回行される。この際、ベルト63の一方側部分63aが
張り側とされ,当該部分63aにより一方側アイドラプ
ーリ65Aが上方へ押し上げられる。すると、他方側ア
イドラプーリ65Bが、一方アイドラプーリ65Aによ
ってリリーステンションスプリング66を介して引き上
げられ、ベルト63の他方側部分63b(弛み側)にテ
ンションを付与する。
【0024】次に、ロックカム41を図2に示す位置に
戻すために、駆動モータ46を図2中時計回り方向に所
定角度量だけ回転させると、リリースカムプーリ61が
時計回り方向に回転されベルト63が回行される。この
際、ベルト63の一方側部分63aが弛み側とされ他方
側部分63bが張り側とされる。これにより、他方側ア
イドラプーリ65Aが、ベルト63の他方側部分63b
によって下方へ押し下げられる。すると、一方側アイド
ラプーリ65Aが他方側アイドラプーリ65Bによって
リリーステンションスプリング66を介して押し下げら
れベルト63の一方側部分63a(弛み側)にテンショ
ンを付与する。
【0025】なお、カバー3の開放に伴いロックカム4
1(ロックカムプーリ62)がリリースカムプーリ61
に対して離隔された場合でも、両アイドラプーリ65
A,65Bの間隔がリリーステンションスプリング66
の弾性力に抗して広がり、当該スプリング66の荷重が
増加した分のみの力がベルト63に掛かるだけで対応す
ることが可能となる。
【0026】また、ローラアーム51は、本体フレーム
2に支軸52を介して回動可能に設けられており、その
先端部には上流側ピンチローラ11がプラテンローラ6
と接触・離隔可能なるように回転支持されている。この
ローラアーム51には、スプリング59が連結されてお
り、当該スプリング59の弾性力によってローラアーム
51は図2中矢印E2方向に付勢されている。なお、ロ
ーラアーム51は、スプリング59の弾性力によってロ
ックレバー21の曲り部21bに押圧されている。
【0027】なお、図4において、14A,14Bは用
紙検出センサ、17は用紙搬入経路、18は印字用搬送
系路である。また、15は用紙カセット、16はオート
シートフィードローラ(ASFローラ)である。
【0028】しかして、用紙カセット15からASFロ
ーラ16によって送り出された用紙Pの先端部が用紙検
出センサ14Aによって検出されると、さらに一定量送
り込まれプラテンローラ6と上流側ピンチローラ11と
に挿入される。引き続き、用紙Pは、両ローラ6,11
によって送られる。そして、用紙Pの先端部が、用紙検
出センサ14Bによって検出されると、ロックカム駆動
系45により各ロックカム41が図2に示す位置から反
時計回り方向に半回転されて下流側ピンチローラ13と
フィードローラ12との接触圧力が大となり、用紙Pは
当該両ローラ12,13からも送り付勢される。この
際、フィードローラ12は、プラテンローラ6よりも周
速が若干大きいので用紙Pは両ローラ6,12間で張ら
れることになる。
【0029】そして、用紙検出センサ14Aにより用紙
Pの後端部が検出された後、当該用紙Pを一定量だけ送
る。次に、各ローラ6,12を逆転して用紙Pを後退さ
せる。用紙Pの先端部が、用紙検出センサ14Bによっ
て再度検出されたところで、さらにある一定量用紙Pを
後退させて印字開始位置に位置決めする。
【0030】こうして、用紙Pが印字開始位置に位置決
めされたところで、サーマルヘッド7を下降してインク
リボン8のイエロー塗付部分(Y)と用紙Pとを挟持し
印字する。かかる印字動作をインクリボン8のマゼンタ
塗付部分(M),シアン(C)塗付部分に対しても行う
ことによりカラー印字を完了する。
【0031】印字終了後は、各ロックカム41を、ロッ
クカム駆動系45を駆動制御することにより図2に示す
位置に達するまで時計回り方向に半回転することにより
下流側ピンチローラ13とフィードローラ12との接触
圧力を小さくして用紙Pの排出を行う。このように、下
流側ピンチローラ13とフィードローラ12との接触圧
力を小さくするのは、用紙Pの噛み合い終了後に両ロー
ラ12,13が強く圧接された状態で回転されると、フ
ィードローラ12周面の凹凸によりピンチローラ13が
早期劣化するおそれがあるからである。
【0032】しかして、プラテンローラ6と上流側ピン
チローラ11間およびフィードローラ12と下流側ピン
チローラ13間に噛み込まれ残留したジャム用紙を除去
するためにカバー3を開放すると、当該カバー3の開放
動作に連動してローラ接離手段20が作動されて各一対
のローラ(6と11,12と13)の圧接状態が解除さ
れる。
【0033】すなわち、カバー3が、図3に示す如く開
放されると、上部フレーム4の押圧部4aによるロック
レバー21の板ばね部材24の矢印C1方向の位置規制
が解除される。これにより、ロックレバー21は、リリ
ーススプリング23の弾性力により支軸22を中心とし
て矢印C1方向へ回動する。すると、ロックレバー21
に取り付けられたロックカム41も同一方向に回動しス
ライド板31の係合部35より離れる。これにより、ス
ライド板31は、ロックカム41による矢印B1方向の
位置規制が解除される。
【0034】したがって、スライド板31を手で持って
矢印B1方向へ回動させることにより下流側ピンチロー
ラ13をフィードローラ12より離隔することができ
る。一方、ローラアーム51は、ロックレバー21の矢
印C1方向の回動に伴い当該レバー21の曲り部21b
によって矢印E1方向に押され上流側ピンチローラ11
はプラテンローラ6より離隔される。このように、各一
対のローラ(6と11,12と13)の圧接状態が解除
されるので、ジャム用紙を容易に除去することができ
る。
【0035】ジャム用紙除去後、カバー3を閉鎖する
と、ローラ接離手段20が前記した場合と逆作動されて
各一対のローラ(6と11,12と13)が圧接され
る。しかして、この実施例によれば、ベルト63の両プ
ーリ(リリースカムプーリ61,ロックカムプーリ6
2)間の一方側および他方側部分(63a,63b)を
外側から挟み付けかつ間隔調整可能に設けられた一方側
および他方側アイドラプーリ(65A,65B)と、両
アイドラプーリ(65A,65B)間に所定の初期張力
をもって張設されたばね部材(リリーステンションスプ
リング66)とを備えた構成としたので、リリースカム
プーリ61が正逆2方向に回転されても常にベルト63
の弛み側にテンションを付与してロックカムプーリ62
に動力を円滑かつ確実に伝達することができる。
【0036】また、一方側および他方側アイドラプーリ
65A,65B間にリリーステンションスプリング66
を縮設した構成としたので、カバー3の開放に伴いロッ
クカムプーリ62がリリースカムプーリ61に対して離
隔された場合でも両アイドラプーリ65A,65Bの間
隔がリリーステンションスプリング66の弾性力に抗し
て広がり、当該スプリング66の荷重が増加した分のみ
の力がベルト63に掛かるだけで対応することが可能と
なる。
【0037】また、ばね定数の異なるリリーステンショ
ンスプリング66を付け替えることにより、ベルト63
に掛けるテンションを容易に調整することができる。
【0038】また、両アイドラプーリ65A,65B間
にリリーステンションスプリング66を張設することに
よりベルト63の張り側のテンションを利用して弛み側
に所定のテンションを掛ける構成としたので、ソレノイ
ド等の駆動源を必要としない。したがって、部品数を少
なくすることができ、この点からも構成の簡単化を図る
ことができる。
【0039】なお、上記実施例においては、本ベルト伝
動装置60をカラーサーマルプリンタに適用したが、他
の産業機器にも勿論適用することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ベルトの両プーリ間の
一方側および他方側部分を外側から挟み付けかつ間隔調
整可能に設けられた一対のアイドラプーリと、両アイド
ラプーリ間に所定の初期張力をもって張設されたばね部
材とを備えた構成としたので、駆動プーリが正逆2方向
に回転されても常にベルトの弛み側にテンションを付与
して従動プーリに動力を円滑かつ確実に伝達することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための図である。
【図2】一実施例が適用されたカラーサーマルプリンタ
の概略構成を説明するための図である。
【図3】同じく、カラーサーマルプリンタのカバーを開
放した様子を示す図である。
【図4】同じく、カラーサーマルプリンタの全体構成を
説明するための図である。
【図5】従来のベルト伝動装置を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
60 ベルト伝動装置 61 リリースカムプーリ(駆動プーリ) 62 ロックカムプーリ(従動プーリ) 63 ベルト 65A 一方側アイドラプーリ 65B 他方側アイドラプーリ 66 リリーステンションスプリング(ばね部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆2方向に回転可能な駆動プーリと、
    この駆動プーリに対向配設された従動プーリと、両プー
    リに掛け渡されたベルトとを有するベルト伝動装置にお
    いて、 ベルトの両プーリ間の一方側および他方側部分を外側か
    ら挟み付けかつ間隔調整可能に設けられた一対のアイド
    ラプーリと、 両アイドラプーリ間に所定の初期張力をもって張設され
    たばね部材と、 を備えたことを特徴とするベルト伝動装置。
JP24326292A 1992-09-11 1992-09-11 ベルト伝動装置 Pending JPH0694091A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24326292A JPH0694091A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 ベルト伝動装置

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JP24326292A JPH0694091A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 ベルト伝動装置

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