JPH0569528A - 印刷機械の水舟水位制御方法およびその装置 - Google Patents

印刷機械の水舟水位制御方法およびその装置

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JPH0569528A
JPH0569528A JP23651991A JP23651991A JPH0569528A JP H0569528 A JPH0569528 A JP H0569528A JP 23651991 A JP23651991 A JP 23651991A JP 23651991 A JP23651991 A JP 23651991A JP H0569528 A JPH0569528 A JP H0569528A
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JP
Japan
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water
dampening
water level
boat
dampening water
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Application number
JP23651991A
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English (en)
Inventor
Naoki Sato
直樹 佐藤
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Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水舟内の湿し水の水位を適正な状態に保つこ
とを可能とした印刷機械の水舟水位制御方法およびその
装置。 【構成】 湿し水循環装置16が配置された容器13を
仕切板14によって二分割し、一方を水元ローラ4が浸
漬される水舟1とし、他方を水舟1からオーバフローし
た湿し水2が流入する水受け15としている。湿し水循
環装置16には水舟1との間に給水パイプ11と復水パ
イプ17とが配管され、水受け15との間には排水パイ
プ18が配管されている。給水パイプ11の途中には電
磁式の開閉バルブ19が介装されている。水舟1内には
湿し水2の水位下限検知センサ20が設けられ、水受け
15内には湿し水2の水位上限検知センサ12が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機械の水舟水位制
御方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】輪転印刷機には、版胴の表面に連続して
水を着けるために、給水装置(湿し装置)が付設されて
いる。図2には一般的な湿し装置の概略構成を示す。図
中、1は水舟であり、湿し水2が溜められる。図示例の
装置では、水舟1と版胴3との間に4つのローラ(水元
ローラ4,調量ローラ5,振りローラ6,水着ローラ
7)が配置されている。水元ローラ4は金属性であり、
その一部が水舟1中の湿し水2に漬けられた状態で回転
駆動される。水元ローラ4と接触する調量ローラ5はゴ
ム等で形成されており、水元ローラ4に対する押し付け
圧(ニップ圧)を適宜設定することにより、汲み上げら
れる湿し水2の量が調整できるようになっている。振り
ローラ6は金属性であり、調量ローラ5に接触したまま
軸方向に往復動し、調量ローラ5から湿し水2を受ける
と共にその湿し水2を水着ローラ7に移す機能を有して
いる。水着ローラ7はゴム等で形成されており、振りロ
ーラ6から受けた湿し水2を版胴3に移す。
【0003】円滑な印刷を行うためには、所定量の湿し
水2を水舟1内に貯留する必要がある。そのため、湿し
装置には湿し水供給装置8が備えられ、印刷機と連動す
る給水ポンプ9によって水槽10から水舟1内に給水パ
イプ11を通して適量の湿し水2を常時供給させるよう
にしている。図中、12は水位上限検出センサであり、
何らかの原因で水舟1内の水位が規定より高くなった際
に信号を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の湿し装置には次に述べる不具合があった。上述の装
置では、水舟1内の湿し水2の水位が過上昇して水位上
限検出センサ12が作動した場合、印刷機の運転停止を
行うことによって給水ポンプ9の駆動を停止させ、水位
を規定の位置まで低下させると共に水位過上昇の原因を
除去した後に運転を再開していた。そのため、水位上限
検出センサ12が一旦作動すると暫くは印刷が行えず、
作業効率の大幅な低下を招いていた。また、印刷機を停
止させても、版胴3等の回転慣性があるため、給水ポン
プ9が瞬時には停止せず、水舟1の周囲から湿し水2が
溢れて走行紙や機械の内部等に掛かってしまう不具合も
あった。更に、水舟1は一般に深さ方向の余裕がとれな
いため、水位上限検出センサ12の検知幅が狭く、水舟
1内での湿し水2の波打ち現象等に起因する誤検出が頻
繁に起こる問題もあった。
【0005】本発明は上記状況に鑑みなされたもので、
水舟内の湿し水の水位を適正な状態に保つことを可能と
した印刷機械の水舟水位制御方法およびその装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、水舟
内の水位が過上昇した場合に、その過上昇状態を検出し
て当該水舟への湿し水の供給を停止するようにしたこと
を特徴とする印刷機械の水舟水位制御方法と、水元ロー
ラの浸漬に供される湿し水を貯溜する水舟と、当該水舟
内の湿し水の循環および供給を行う湿し水循環手段と、
当該湿し水循環手段から水舟への湿し水供給配管の管路
に設けられ、当該管路の開放・遮断を行う開閉バルブ
と、当該水舟内の湿し水の過上昇状態を検出して信号を
出力する水位上限検出手段と、当該水位上限検出手段の
検出結果に基づき前記開閉バルブを駆動制御して前記湿
し水供給配管の管路の遮断を行う駆動制御手段とを具え
たことを特徴とする印刷機械の水舟水位制御装置とを提
案するものである。
【0007】
【作用】本発明の水舟水位制御方法およびその装置で
は、水位上限検出手段の出力信号により開閉バルブが駆
動され、湿し水循環手段から水舟への湿し水の供給が停
止される。
【0008】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳
細に説明する。尚、実施例の説明に当たっては、前述し
た従来の部材と同一の部材に同一の符号を付し、重複す
る説明を省略する。
【0009】図1には本発明に係る水舟水位制御装置の
一実施例を模式的に示してある。同図に示すように、本
実施例では一つの容器13を仕切板14によって二分割
し、一方を水元ローラ4が浸漬される水舟1とし、他方
を水舟1からオーバフローした湿し水2が流入する水受
け15としている。容器13の図中下方には、水槽や給
水ポンプ等を内蔵した湿し水循環装置16が配置されて
いる。この湿し水循環装置16には水舟1との間に給水
パイプ11と復水パイプ17とが配管され、水受け15
との間には排水パイプ18が配管されている。また、給
水パイプ11の途中には電磁式の開閉バルブ19が介装
されており、管路を開放・遮断するようになっている。
【0010】一方、水舟1内には湿し水2の水位が所定
の値より低くなった際に信号を出力する水位下限検知セ
ンサ20が設けられ、水受け15内には湿し水2が流入
した際に信号を出力する水位上限検知センサ12が設け
られている。これらのセンサ20,12は共に、本実施
例における駆動制手段たるコントローラ21に電気的に
接続されている。コントローラ21には、また、前述し
た開閉バルブ19の他、アラーム22と印刷機の動力ス
イッチ23とが電気的に接続されている。
【0011】以下、本実施例の水舟水位制御装置の作用
を述べる。平常運転時、湿し水循環装置16から給水パ
イプ11を介して水舟1に適量の湿し水2が供給される
と共に、余剰分の湿し水2は復水パイプ17を介して復
水し、供給および循環が行われる。この際、湿し水循環
装置16内の図示しないフィルタにより湿し水2の濾過
が行われる。
【0012】何らかの理由により、湿し水2の供給が過
剰になったりあるいは復水が正常に行われず水位が過上
昇した場合、本実施例では湿し水2が水舟1から仕切板
14を乗り越えて水受け15内に流入する。したがっ
て、水舟1からのオーバフローが起こっても、湿し水2
が走行紙や機械の内部等に掛かってしまうことはなく、
印刷機の運転は続行できる。尚、水受け15内に流入し
た湿し水2は排水パイプ18を経由して湿し水循環装置
16に戻る。
【0013】湿し水2が水受け15に流入すると、水位
上限検知センサ12がコントローラ21に信号を出力す
る。すると、コントローラ21は開閉バルブ19とアラ
ーム22とを駆動制御し、給水パイプ11の管路を閉鎖
すると共に吹鳴を行う。その結果、水舟1内の水位が速
やかに低下し、作業者には異常事態が生じたことを認識
させる。尚、この際の信号の流れは図中に実線で示して
ある。
【0014】一方、湿し水2の供給が円滑に行われず水
舟1の水位が異常に低下した場合、本実施例では水位下
限検知センサ20がコントローラ21に信号を出力す
る。すると、コントローラ21はアラーム22と動力ス
イッチ23とを駆動制御し、吹鳴を行うと共に印刷機の
運転を停止する。その結果、無水で運転することによっ
て調量ローラ5や水着ローラ7のゴム層が損傷すること
が防止され、作業者には異常事態が生じたことを認識さ
せる。尚、この際の信号の流れは図中に一点鎖線で示し
てある。
【0015】以上で具体的実施例の説明を終えるが、本
発明の態様はこの実施例に限るものではない。例えば、
上記実施例では一つの容器13中に水舟1と水受け15
とを形成し、水舟1から水受け15に湿し水2をオーバ
フローさせるようにしたが、水舟1内に水位上限検知セ
ンサ12と水位下限検知センサ20との機能を兼用した
単一のセンサを設置することにより水受け15を廃する
ようにしてもよい。また、異常発生時にアラーム22の
吹鳴以外にコーションランプの点灯等を行うようにして
もよい。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る印刷機械の水舟水位制御方
法およびその装置によれば、水舟内の水位が過上昇した
場合にその過上昇状態を検出して当該水舟への湿し水の
供給を停止するようにしたため、水舟内の湿し水の水位
が適正な状態に保たれるようになり、印刷機の運転が円
滑に行えるようになるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水舟水位制御装置の一実施例を示
す模式図である。
【図2】従来の湿し装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 水舟 2 湿し水 4 水元ローラ 11 給水パイプ 12 水位上限検知センサ 15 水受け 16 湿し水循環装置 17 復水パイプ 18 排水パイプ 19 開閉バルブ 20 水位下限検知センサ 21 コントローラ 22 アラーム 23 動力スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水舟内の水位が過上昇した場合に、その
    過上昇状態を検出して当該水舟への湿し水の供給を停止
    するようにしたことを特徴とする印刷機械の水舟水位制
    御方法。
  2. 【請求項2】 水元ローラの浸漬に供される湿し水を貯
    溜する水舟と、 当該水舟内の湿し水の循環および供給を行う湿し水循環
    手段と、 当該湿し水循環手段から水舟への湿し水供給配管の管路
    に設けられ、当該管路の開放・遮断を行う開閉バルブ
    と、 当該水舟内の湿し水の過上昇状態を検出して信号を出力
    する水位上限検出手段と、 当該水位上限検出手段の検出結果に基づき前記開閉バル
    ブを駆動制御して前記湿し水供給配管の管路の遮断を行
    う駆動制御手段とを具えたことを特徴とする印刷機械の
    水舟水位制御装置。
JP23651991A 1991-09-17 1991-09-17 印刷機械の水舟水位制御方法およびその装置 Pending JPH0569528A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990629