JPH0569474U - 吸気制御弁 - Google Patents

吸気制御弁

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JPH0569474U
JPH0569474U JP1736792U JP1736792U JPH0569474U JP H0569474 U JPH0569474 U JP H0569474U JP 1736792 U JP1736792 U JP 1736792U JP 1736792 U JP1736792 U JP 1736792U JP H0569474 U JPH0569474 U JP H0569474U
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JP
Japan
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actuator
output rod
lever
valve
valve body
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Withdrawn
Application number
JP1736792U
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English (en)
Inventor
和男 佐藤
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み付けや加工誤差による弁体10の開閉動
作特性のバラツキを解消して性能の均一化を図る。 【構成】 弁体10を回転させる弁軸11に対して揺動
自在に取り付けられたアクチュエータ16と、前記弁軸
11に固定されると共に自由端部13a側が前記アクチ
ュエータ16の出力ロッド14に枢着されたレバー13
と、このレバー13の自由端部13aを前記出力ロッド
14の突出方向に付勢するトーションスプリング19
と、前記出力ロッド14に対する引き込み動作の反作用
による前記アクチュエータ16の揺動変位を調整可能に
規制する調整機構21とを備え、調整機構21によって
弁体10の起動時におけるアクチュエータ16の圧力値
を微調整可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばエンジンのインテークマニホールド内での弁体の角度によっ て吸気を制御する吸気制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンの吸気制御弁は、図6に示すように、インテークマニホールド 6あるいは図示しないサージタンク等に固定的に取り付けられて流体圧力により 動作するダイアフラム式アクチュエータ1の出力ロッド2の軸方向往復変位を、 レバー3を介して弁軸4の回転運動に変え、この弁軸4の回転によって、インテ ークマニホールド6内に介在するバタフライ式弁体5が角変位して、吸気制御を 行うよう構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構造の吸気制御弁は、アクチュエータ1内部のリター ンスプリングのバネ定数や、取付高さのバラツキ、あるいは弁軸4やこれを支持 する軸受の真直度、加工粗さ、組み付け精度等、種々の要因から、同一ロットの 製品でも弁体5の開閉動作の特性にバラツキが存在するのが現状である。
【0004】 本考案は、上記のような事情のもとになされたもので、その技術的課題は、吸 気制御弁の弁体の開閉動作特性のバラツキを解消して性能の均一化を図ることに ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題は、本考案によって有効に解決することができる。 すなわち、本考案に係る吸気制御弁は、弁体を回転させる弁軸に対して揺動自 在に取り付けられたアクチュエータと、前記弁軸に固定されると共に自由端部側 が前記アクチュエータの出力ロッドに枢着されたレバーと、このレバーを前記出 力ロッドの突出方向に付勢するトーションスプリングと、前記出力ロッドの引き 込み動作の反作用による前記アクチュエータの揺動変位を調整可能に規制する調 整機構とを備えてなるものである。
【0006】
【作用】
上記構成の吸気制御弁は、、流体圧力によってアクチュエータを出力ロッドの 引き込み方向に動作させると、このアクチュエータは揺動自在であると共に、前 記出力ロッドが枢着されたレバーは、トーションスプリングによって前記出力ロ ッドの突出方向に付勢されていることから、前記アクチュエータは、前記出力ロ ッドの引き込み動作の反作用によって揺動し、レバーは揺動しない。そして、前 記アクチュエータは、所定の揺動変位量に達すると調整機構によってその揺動が 規制され、その時点で、前記出力ロッドの引き込み動作によるレバーの揺動が開 始され、同時に、弁軸を介して弁体の動作が開始される。弁体の起動時の流体圧 力値は、調整機構によるアクチュエータの揺動規制位置を変更することによって 微調整可能である。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の吸気制御弁の一実施例の構成を、その作用と共に説明する。ま ず、図1及び図2において、10はエンジンのインテークマニホールド内に回転 自在に介在するバタフライ式の弁体、11はこの弁体10を回転させる弁軸、1 2はこの弁軸11の軸周を密封するオイルシール等の密封装置、13はインテー クマニホールド外部に導出した前記弁軸11の軸端に固定されたレバー、14は 先端がこのレバー13の自由端部13aにリンクピン15を介して枢着された出 力ロッド、16はこの出力ロッド14を往復動させるダイアフラム式のアクチュ エータである。このアクチュエータ16は、ケース161の内部を負圧室16a と大気圧室16bに区画する図示しないダイアフラム162と、このダイアフラ ム162を前記大気圧室16b側へ付勢するリターンスプリング163が内蔵さ れてなるもので、前記出力ロッド14はその後端が前記ダイアフラム162に連 結されており、前記負圧室16a内への負圧の印加によってケース161内へ向 けて引き込み動作される。
【0008】 弁軸11の軸端近傍の外周には、ブッシュ17を介してアクチュエータブラケ ット18のボス部18aが回転自在に嵌着されている。アクチュエータ16は、 このアクチュエータブラケット18の端部に形成された台座18bに固定されて おり、すなわち、アクチュエータブラケット18を介して、弁軸11の軸心を支 点として揺動可能となっている。
【0009】 19はアクチュエータブラケット18のボス部18aの外周に配置されたトー ションスプリング、20は弁軸11の軸心を支点とするレバー13の円軌道上に 位置して設けられたストッパピンであり、前記トーションスプリング19は、そ の一端19aが前記ストッパピン20に固定されると共に、他端19bがレバー 13の自由端部13aに係止されている。そしてこのレバー13の自由端部13 aは、前記トーションスプリング19の付勢力によって、出力ロッド14の突出 方向に付勢され、前記ストッパピン20に押し付けられている。
【0010】 21は、弁軸11の軸心を支点とするアクチュエータブラケット18の円軌道 上に設けられて、アクチュエータ16の揺動変位を所定量に規制する調整機構で ある。この調整機構21は、支持片21cにねじ込まれて先端がレバー13の自 由端部13aの突出側における前記アクチュエータブラケット18の側縁18c に対峙したアジャストスクリュ21aと、このアジャストスクリュ21aの不用 意な回転を規制するロックナット21bとを有する。なお、図2において、符号 22は、ブッシュ17及びアクチュエータブラケット18のボス部18aの軸方 向両端に設けたスペーサを示す。
【0011】 上述のように構成された本実施例の吸気制御弁によれば、アクチュエータ16 の負圧室16aが大気圧レベルにある時は、図1に示すように、出力ロッド14 がアクチュエータ16内部のリターンスプリング163の付勢力によって突出し 、この出力ロッド14の先端と連結されたレバー13の自由端部13aは、トー ションスプリング19の付勢力によってストッパピン20に押し付けられ、アク チュエータブラケット18の側縁18cは、調整機構21のアジャストスクリュ 21aの先端から離間している。
【0012】 ここで、アクチュエータ16の負圧室16aに負圧を印加すると、ダイアフラ ム162はリターンスプリング163の弾性に抗して負圧室16a側へ変位しよ うとし、出力ロッド14をケース161内に引き込もうとする。ところが、この 出力ロッド14の先端にリンクピン15を介して枢着されたレバー13の自由端 部13aは、トーションスプリング19によって出力ロッド14の突出方向に付 勢され、ストッパピン20に押し付けられていることから、図3に示すように、 レバー13は揺動せず、代わりに、弁軸11を支点として揺動自在であるアクチ ュエータブラケット18に固定されているアクチュエータ16が、出力ロッド1 4に対する引き込み動作の反作用によって矢印A方向へ揺動変位する。したがっ てこの時点では、弁軸11は回転せず、インテークマニホールド内のバタフライ 式弁体10は作動しない。
【0013】 負圧の印加による前記負圧室16a内の圧力低下に伴って、アクチュエータ1 6の揺動量が所定角度に達すると、アクチュエータブラケット18の側縁18c が調整機構21におけるアジャストスクリュ21aの先端と当接することによっ て、その揺動が規制されるので、その時点で、図4に示すように、前記出力ロッ ド14の引き込み動作によって、矢印B方向へのレバー13の揺動が開始され、 これによって、弁軸11を介して弁体10の角変位動作が開始される。
【0014】 したがって、上述の吸気制御弁によれば、弁体10を起動させるための負圧値 は、調整機構21によるアクチュエータ16の揺動規制位置の変更、すなわちロ ックナット21bを緩めた上でアジャストスクリュ21aを適宜回転させ、その 先端位置を調整することで、任意に設定することができる。このため、アクチュ エータ16のリターンスプリング163の荷重の不均一性や各部の加工精度、組 み付け精度の誤差等による弁体10の動作特性のバラツキは、調整機構21によ るアクチュエータ16の許容揺動量の微調整によって解消して、性能を均一にす ることができる。
【0015】 また、上述の吸気制御弁は、図4の状態からアクチュエータ16の負圧室16 aの負圧を解除すると、リターンスプリング163及びトーションスプリング1 9の反発力によって出力ロッド14がケース161から突出する方向に動作する ので、レバー13及び弁軸11を介して弁体10を矢印Bと逆方向に回動し、レ バー13がストッパピン20に当接して弁体10が原角度に復帰した図3の状態 を経て、さらにリターンスプリング163の付勢力によって、アクチュエータ1 6が調整機構21から離れるように揺動し、図1の位置に復帰する。
【0016】 なお、本考案は、アクチュエータ16が正圧によって作動するものについても 適用することができ、また、図5に他の実施例として示すように、アクチュエー タを揺動自在に支持するアクチュエータブラケット18のボス部18aを、イン テークマニホールド等における弁軸11の挿通部に形成した筒状突起23の外周 にブッシュ17を介して回転自在に嵌着した構成としたり、調整機構21等の細 部の構造や形状も、種々の変更が可能である。
【0017】
【考案の効果】
本考案の吸気制御弁によれば、アクチュエータが、出力ロッドの引き込み動作 の反作用によって揺動し、調整機構による所定の規制位置で前記揺動が規制され た時点で、前記出力ロッドの引き込み動作による弁体の動作が開始されるもので あり、弁体の起動時のアクチュエータの流体圧力値は、調整機構によるアクチュ エータの揺動規制位置を変更することによって微調整可能であることから、アク チュエータ内部のリターンスプリングのバネ定数や、取付高さ、あるいは弁軸や これを支持する軸受の真直度、加工粗さ、組み付け精度の誤差等、種々の要因に よる弁体の開閉動作の特性のバラツキを解消して、性能を均一化させることがで きるものである。
【提出日】平成4年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【作用】
上記構成の吸気制御弁は、流体圧力によってアクチュエータを出力ロッドの引 き込み方向に動作させると、このアクチュエータは揺動自在であると共に、前記 出力ロッドが枢着されたレバーは、トーションスプリングによって前記出力ロッ ドの突出方向に付勢されていることから、前記アクチュエータは、前記出力ロッ ドの引き込み動作の反作用によって揺動し、レバーは揺動しない。そして、前記 アクチュエータは、所定の揺動変位量に達すると調整機構によってその揺動が規 制され、その時点で、前記出力ロッドの引き込み動作によるレバーの揺動が開始 され、同時に、弁軸を介して弁体の動作が開始される。弁体の起動時の流体圧力 値は、調整機構によるアクチュエータの揺動規制位置を変更することによって微 調整可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の吸気制御弁の構成を示す非
作動状態の説明図である。
【図2】図1における矢印II方向から見た部分断面図で
ある。
【図3】同実施例においてアクチュエータ16が調整機
構21による規制位置まで揺動した時点を示す作動説明
図である。
【図4】同実施例においてアクチュエータ16が調整機
構21による規制位置まで揺動した後、弁体10が作動
した状態を示す作動説明図である。
【図5】本考案の他の実施例を図2と同方向から見た断
面図である。
【図6】従来の吸気制御弁の概略構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 弁体 11 弁軸 12 密封装置 13 レバー 13a 自由端部 14 出力ロッド 15 リンクピン 16 アクチュエータ 161 ケース 162 ダイアフラム 163 リターンスプリング 16a 負圧室 16b 大気圧室 17 ブッシュ 18 アクチュエータブラケット 18a ボス部 18b 台座 18c 側縁 19 トーションスプリング 19a 一端 19b 他端 20 ストッパピン 21 調整機構 21a アジャストスクリュ 21b ロックナット 21c 支持片 22 スペーサ 23 筒状突起
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月22日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体10を回転させる弁軸11に対して
    揺動自在に取り付けられたアクチュエータ16と、前記
    弁軸11に固定されると共に自由端部13a側が前記ア
    クチュエータ16の出力ロッド14に枢着されたレバー
    13と、このレバー13の自由端部13aを前記出力ロ
    ッド14の突出方向に付勢するトーションスプリング1
    9と、前記出力ロッド14に対する引き込み動作の反作
    用による前記アクチュエータ16の揺動変位を調整可能
    に規制する調整機構21とを備えてなることを特徴とす
    る吸気制御弁。
JP1736792U 1992-02-25 1992-02-25 吸気制御弁 Withdrawn JPH0569474U (ja)

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JP1736792U JPH0569474U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 吸気制御弁

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JPH0569474U true JPH0569474U (ja) 1993-09-21

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ID=11942062

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1884641A2 (en) * 2006-08-03 2008-02-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Valve operating mechanism

Cited By (3)

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JP2008038700A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Aisin Seiki Co Ltd 弁作動機構
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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606