JPH0569326B2 - - Google Patents

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JPH0569326B2
JPH0569326B2 JP4217586A JP4217586A JPH0569326B2 JP H0569326 B2 JPH0569326 B2 JP H0569326B2 JP 4217586 A JP4217586 A JP 4217586A JP 4217586 A JP4217586 A JP 4217586A JP H0569326 B2 JPH0569326 B2 JP H0569326B2
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JP
Japan
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idt
pitch
mode filter
reflector
excited
Prior art date
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Application number
JP4217586A
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English (en)
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JPS62199111A (ja
Inventor
Masaki Tanaka
Takefumi Kurosaki
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Application filed by Toyo Communication Equipment Co Ltd filed Critical Toyo Communication Equipment Co Ltd
Priority to JP4217586A priority Critical patent/JPS62199111A/ja
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はIDTを用いて励振されるSAW等の波
動を利用した高周波狭帯域フイルタ、殊にIDT励
振横結合二重モードフイルタに関する。
(従来技術) IDT励振横結合二重モードフイルタ(以下二重
モードフイルタと略称する)は第2図に示す如く
同一圧電基板上1に交叉幅Wのインターデイジタ
ルトランスジユーサ(以下IDTと略する)電極2
及びその両側に設けた反射器3,4で構成する反
射器型IDT励振共振器(以下共振器と略する)と
交叉幅WのIDT2′及び反射器3′,4′で構成す
る共振器とを非交叉部幅Gを隔て近接並列配置す
る如く構成する。尚線状パタン5はGが小さいた
めIDT2,2′のバスバーを共通としたものであ
る。この際共振器のQを高めるため、即ちフイル
タの挿入損失を減少させるため、従来IDTの電極
指ピツチ(以下IDTピツチと略称する)LTと反
射器ストリツプのピツチLRとをわずかに異る値
とし、IDTのコンダクタンス最大の周波数と反射
器の反射効率最大の周波数を一致させるという手
法が採られていた。
しかしながらこのように構成した二重モードフ
イルタは挿入損失は小さくなるものの第3図に示
す如く通過帯域の近傍低周波側にスプリアスレス
ポンスを有し阻止域の減衰特性を劣化させるとい
う欠点があつた。
(本発明の目的) 本発明は上述した如き従来の二重モードフイル
タが有する欠点を除去するためになされたもので
あつて、通過帯域近傍低周波側のスプリアスレス
ポンスを除去し、阻止域減衰量の大きいフイルタ
と提供することを目的とする。
(本発明の概要) 上述の目的を達成するため、本発明に係るフイ
ルタはその反射器ストリツプのピツチの一様性を
排除した構成をとる。
(本発明の実施例) 以下、本発明を図面に示した実施例に従い詳細
に説明するが、本発明の理解を容易ならしめるた
めそれに先立つて二重モードフイルタの基本的な
動作原理及び本発明に係るスプリアスに影響を与
える要素について簡単に説明する。
第4図は二重モードフイルタの動作原理を説明
するための図である。即ち、各共振器A,Bは
夫々IDT2,2′によつて励起した波動の伝搬方
向(同図の紙面左右方向)に関しては該波動の振
動エネルギを反射器3,3′及び4,4′で反射せ
しめ左右反射器間(IDT内)に閉じ込める機能を
有する。
一方、前記波動伝搬方向と直角の方向に関して
は、これら共振器A,Bは周期的なIDT電極指に
より伝搬する波動の速度が低下するため導波路を
構成し、これにより振動エネルギーの閉じ込めが
生ずる。而して、同図に示した如く2つの共振器
A,Bを同一圧電基板上に近接させ並列配置し、
これら共振器を励振せしめた場合、2つの共振器
間に音響結合を生じ同図において紙面上下方向に
変位分布をもつ横1次エネルギ閉じ込めモード、
横2次モード及び更に高次の横モードが励起され
る。又、波動の伝搬方向(紙面左右方向)につい
てはこの方向に変位分布をもつ縦1次モード、縦
3次モード及び更に高次の縦モードが励起され
る。縦2次モードについてはIDTに励起される電
荷がIDT内で相殺されスプリアスレスポンスを生
じないため記載を省略した。
縦1次且つ横1次のモード及び縦1次且つ横2
次の2つのモードの共振が二重モードフイルタを
構成する主モード(詳細については特開昭59−
131213等を参照されたい)でありこれによつて通
過帯域を形成するがそれ以外の高次モードはスプ
リアスとなる。このうち縦の高次モードは波動の
伝搬方向に関するエネルギ閉じ込めによつて発生
することからこの方向の電極パタンのパラメータ
がスプリアスレスポンスに関係すると考えられ
る。
そこで本願発明者はこれらのパラメータのうち
前述のIDTピツチLTと反射器ストリツプのピツ
チLRとに着目し、他のパラメータを固定した上
でLRのみを変化させたサンプルについてその特
性を調べたところ、従来通過帯域近傍低周波側に
存在したスプリアスレスポンスの位置(周波数)
が移動すること及びLRを多小変化させてもLT
LRの値がある範囲においては前記主モードには
殆んど影響を与えないことを実験的に確認した。
上記の事実に鑑みると、反射器ストリツプのピ
ツチを一様とせず、ある範囲で変化させることに
より、縦高次モードによるスプリアスレスポンス
の位置を分散させると共にその大きさも軽減しう
るのではないかと考えられる。
そこで第1図に示す如く圧電基板1上にIDT
2,2′及び反射器7,7′,8,8′を並列に近
接配置すると共に反射器7,7′,8,8′を構成
する各ストリツプのピツチを反射器内で一様とせ
ず外側へ向うにつれ漸増するよう構成しそのフイ
ルタ特性を調べてみた。その結果第5図に示す如
く通過帯域にはほとんど影響を与えることなく、
縦高次モードのスプリアスを抑圧することができ
た。同図から明らかな如く中心周波数o(900K
Hz)付近のスプリアスレスポンス6′は殆んど無
くなつており上述の理論が正しいことが実証され
た。
尚本実験に用いたフイルタの電極パタンは反射
器ストリツプのピツチLRを除いて前記第3図に
特性を示したそれと同一である。又、反射器スト
リツプの構成は内側(IDT側)から最初の10本を
7.004μm次の20本を7.008μm、同40本を7.012μm、
同80本を7.016μm、同160本を7.02μm、同90本を
7.024μm(計400本)とした。
以上、反射器ストリツプのピツチを数本乃至数
十本のグループ毎に変化させると共に反射器外側
に向けてピツチを増加せしめた実施例について説
明したが、本発明はこれにのみ限定する必要はな
く反射器ストリツプのピツチの増減はいずれの方
向でもよく、例えば外側に向けて漸減させるかあ
るいは漸増・漸減を周期的またはアトランダムに
行つてもその効果には変わりが無い。
更に、このような二重モードフイルタを多段縦
続接続した場合でも特性は各段の重ね合わせとな
り、スプリアスを抑圧する効果に変わりがないこ
とは言うまでもない。
また本発明の原理は反射器のピツチを変えるこ
とにより二重モードフイルタの縦高次モードのス
プリアス(縦3次モード)の周波数を分散させる
ことによりスプリアスを抑圧するものであるから
その扱う波動がIDTによつて励起するものであれ
ばSSBW、リーキーSAW等のいかなる波動であ
つてもその効果に変わりがないことも明らかであ
ろう。
(発明の効果) 本発明は以上説明した如く構成するものである
から従来のフイルタの反射器の設計をわずかに変
化するのみでIDT励振横結合二重モードフイルタ
の通過帯域近傍のスプリアスを抑圧し、阻止域減
衰量を増大せしめる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る二重モードフイルタの一
実施例を示す平面図、第2図は従来の二重モード
の構成を示す平面図、第3図は従来の二重モード
フイルタの特性を示す図、第4図は二重モードフ
イルタの動作原理及び本発明の動作原理を説明す
るための説明図、第5図は本発明に係る二重モー
ドフイルタの特性を示す図である。 1……圧電基板、2,2′……IDT、3,3′,
4,4′……反射器、5……共通バスバー、6,
6′……スプリアスレスポンス、7,7′,8,
8′……反射器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 インターデイジタルトランスジユーサ
    (IDT)電極とその両側に配置したメタルストリ
    ツプ等の反射器とにより構成される反射器型IDT
    励振共振器2個を同一圧電基板上に近接並列配置
    し両共振器間の音響結合により生じた共振周波数
    の異なる二つのエネルギ閉じ込めモードを利用す
    るいわゆる二重モードフイルタにおいて、上記反
    射器ストリツプのピツチを各ストリツプ間毎或は
    複数本のグループ毎に変化させたことを特徴とす
    るIDT励振横結合二重モードフイルタ。 2 前記反射器ストリツプのピツチを前記IDTか
    ら外側に向うに従い漸増せしめたことを特徴とす
    る特許請求の範囲1記載のIDT励振横結合二重モ
    ードフイルタ。 3 前記反射器ストリツプのピツチを前記IDTか
    ら外側に向うに従い漸減せしめたことを特徴と特
    許請求の範囲1記載のIDT励振横結合二重モード
    フイルタ。 4 前記反射器ストリツプのピツチを周期的に変
    化せしめたことを特徴とする特許請求の範囲1記
    載のIDT励振横結合二重モードフイルタ。 5 前記反射器ストリツプのピツチをランダムに
    変化せしめたことを特徴とする特許請求の範囲1
    記載のIDT励振横結合二重モードフイルタ。
JP4217586A 1986-02-27 1986-02-27 Idt励振横結合二重モ−ドフイルタ Granted JPS62199111A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4217586A JPS62199111A (ja) 1986-02-27 1986-02-27 Idt励振横結合二重モ−ドフイルタ

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JP4217586A JPS62199111A (ja) 1986-02-27 1986-02-27 Idt励振横結合二重モ−ドフイルタ

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Publication Number Publication Date
JPS62199111A JPS62199111A (ja) 1987-09-02
JPH0569326B2 true JPH0569326B2 (ja) 1993-09-30

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JP4217586A Granted JPS62199111A (ja) 1986-02-27 1986-02-27 Idt励振横結合二重モ−ドフイルタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3181090B2 (ja) * 1992-03-04 2001-07-03 東洋通信機株式会社 縦結合二重モードリーキーsawフィルタ
JP3154402B2 (ja) * 1997-11-12 2001-04-09 日本電気株式会社 Sawフィルタ
JP3469806B2 (ja) * 1998-05-13 2003-11-25 三洋電機株式会社 弾性表面波フィルタ
JP2003258595A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Fujitsu Media Device Kk 弾性表面波装置
JP2005244669A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Fujitsu Media Device Kk 弾性表面波装置
CN102405596B (zh) * 2009-04-23 2014-07-30 松下电器产业株式会社 天线共用器

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