JPH0569253A - 組立ラインへの部品供給システム - Google Patents
組立ラインへの部品供給システムInfo
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- JPH0569253A JPH0569253A JP3227918A JP22791891A JPH0569253A JP H0569253 A JPH0569253 A JP H0569253A JP 3227918 A JP3227918 A JP 3227918A JP 22791891 A JP22791891 A JP 22791891A JP H0569253 A JPH0569253 A JP H0569253A
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- pallet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品の組付け作業を行う際の作業スペースを
十分に確保することができる組立ラインへの部品供給シ
ステムを提供する。 【構成】 部品搬送ライン3を、主搬送ライン2の搬送
方向と同方向に台車6を案内する往路7と、その逆方向
に台車6を案内する復路8とによって構成し、上記台車
6によって搬送される各パレット11〜13に、組付け
部品をその組付けゾーンA〜Cに応じて区分して積み込
むとともに、主ワーク1の搬送方向の上流側に位置する
組付けゾーンの部品を収容したパレットを、主ワーク1
の搬送方向の下流側に位置する組付けゾーンの部品を収
容したパレットの上方に積み重ねる部品積込部5と、上
記往路7上において空になったパレットを順次、復路8
上に位置する台車6に移送する移送手段16とを設け
た。
十分に確保することができる組立ラインへの部品供給シ
ステムを提供する。 【構成】 部品搬送ライン3を、主搬送ライン2の搬送
方向と同方向に台車6を案内する往路7と、その逆方向
に台車6を案内する復路8とによって構成し、上記台車
6によって搬送される各パレット11〜13に、組付け
部品をその組付けゾーンA〜Cに応じて区分して積み込
むとともに、主ワーク1の搬送方向の上流側に位置する
組付けゾーンの部品を収容したパレットを、主ワーク1
の搬送方向の下流側に位置する組付けゾーンの部品を収
容したパレットの上方に積み重ねる部品積込部5と、上
記往路7上において空になったパレットを順次、復路8
上に位置する台車6に移送する移送手段16とを設け
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の組立ライン
において、エンジンもしくは自動車のボディ等の主ワー
クに組付けられる種々の部品を、その組付け部に供給す
る組立ラインへの部品供給システムに関するものであ
る。
において、エンジンもしくは自動車のボディ等の主ワー
クに組付けられる種々の部品を、その組付け部に供給す
る組立ラインへの部品供給システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭63−191523
号公報に示されるように、各種の部品がセットされた治
具パレットを組立加工ラインの部品納入部署に搬送する
台車と、この部品納入部署において上記台車により搬送
された治具パレットを部品組立ステーションに搬送する
搬送コンベアとを設け、この搬送コンベアによって搬送
された治具パレットから部品を取出してエンジン等の主
ワークに組付けることが行われている。上記搬送コンベ
アの下方には、空になったパレットを返送するフリーフ
ロー式の返送コンベアが配設され、この返送コンベアに
よって空のパレットを空パレット収納部署に返送して台
車に積み込むようになっている。
号公報に示されるように、各種の部品がセットされた治
具パレットを組立加工ラインの部品納入部署に搬送する
台車と、この部品納入部署において上記台車により搬送
された治具パレットを部品組立ステーションに搬送する
搬送コンベアとを設け、この搬送コンベアによって搬送
された治具パレットから部品を取出してエンジン等の主
ワークに組付けることが行われている。上記搬送コンベ
アの下方には、空になったパレットを返送するフリーフ
ロー式の返送コンベアが配設され、この返送コンベアに
よって空のパレットを空パレット収納部署に返送して台
車に積み込むようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように台車によ
って搬送した治具パレットを搬送コンベアによって組立
加工ラインの部品組立ステーションに搬送するように構
成した場合には、主搬送コンベアによって一定速度で搬
送されているエンジン等の主ワークに対し、必要な部品
を上記組立ステーションにおいて集中的に組付けなけれ
ばならず、作業者の負担が大きいという問題がある。
って搬送した治具パレットを搬送コンベアによって組立
加工ラインの部品組立ステーションに搬送するように構
成した場合には、主搬送コンベアによって一定速度で搬
送されているエンジン等の主ワークに対し、必要な部品
を上記組立ステーションにおいて集中的に組付けなけれ
ばならず、作業者の負担が大きいという問題がある。
【0004】なお、1ヶ所の部品組立ステーションにお
いて組付られる部品点数を少なくすることにより、作業
者の負担を軽減することも考えられるが、この場合に
は、1ヶ所の部品組立ステーション当たりの組付け部品
点数を減少させる代わりに部品組立ステーションの数を
増やす必要があるため、各部品組立ステーションに治具
パレットを搬送する搬送コンベアおよび上記台車の搬送
路等を増設しなければならず、設備コストが高く付くと
ともに、作業者の人数を増やさなければならない等の問
題がある。
いて組付られる部品点数を少なくすることにより、作業
者の負担を軽減することも考えられるが、この場合に
は、1ヶ所の部品組立ステーション当たりの組付け部品
点数を減少させる代わりに部品組立ステーションの数を
増やす必要があるため、各部品組立ステーションに治具
パレットを搬送する搬送コンベアおよび上記台車の搬送
路等を増設しなければならず、設備コストが高く付くと
ともに、作業者の人数を増やさなければならない等の問
題がある。
【0005】また、特開平2−243234号公報に示
されるように、主ワークの搬送台車上に組付け部品の載
置部を設け、この載置部上に部品棚を載置して上記主ワ
ークとともに部品棚を搬送しつつ、部品の組付け作業を
行うように構成した部品供給システムが知られている。
この部品供給システムは、上下複数段の棚板が一体に連
結された部品棚に部品を収容するように構成されてお
り、上記各棚板の上方に部品取出し用のスペースをそれ
ぞれ設ける必要があるため、部品棚の上下寸法が大きく
なることは避けられず、この部品棚が上記主ワークの搬
送台車上に載置されることにより、搬送台車上の作業ス
ペースが狭められるという問題がある。
されるように、主ワークの搬送台車上に組付け部品の載
置部を設け、この載置部上に部品棚を載置して上記主ワ
ークとともに部品棚を搬送しつつ、部品の組付け作業を
行うように構成した部品供給システムが知られている。
この部品供給システムは、上下複数段の棚板が一体に連
結された部品棚に部品を収容するように構成されてお
り、上記各棚板の上方に部品取出し用のスペースをそれ
ぞれ設ける必要があるため、部品棚の上下寸法が大きく
なることは避けられず、この部品棚が上記主ワークの搬
送台車上に載置されることにより、搬送台車上の作業ス
ペースが狭められるという問題がある。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、主搬送ラインによって搬送される主ワ
ークとともに、組付け部品が収容されたパレットを搬送
しつつ、部品の組付け作業を容易かつ適正に行うことが
できるとともに、部品の組付け作業を行う際の作業スペ
ースを十分に確保することができる組立ラインへの部品
供給システムを提供することを目的としている。
れたものであり、主搬送ラインによって搬送される主ワ
ークとともに、組付け部品が収容されたパレットを搬送
しつつ、部品の組付け作業を容易かつ適正に行うことが
できるとともに、部品の組付け作業を行う際の作業スペ
ースを十分に確保することができる組立ラインへの部品
供給システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、種々の部品が
組付けられる主ワークを搬送する主搬送ラインと、この
主搬送ラインに沿って設置され、複数のパレットが積載
された台車を搬送する部品搬送ラインとを有する組立ラ
インにおいて、上記部品搬送ラインを、主搬送ラインの
搬送方向と同方向に上記台車を案内する往路と、主搬送
ラインの搬送方向と逆方向に上記台車を案内する復路と
によって構成し、上記各パレットに組付け部品をその組
付けゾーンに応じて区分して積み込むとともに、主ワー
クの搬送方向の上流側に位置する組付けゾーンの部品を
収容したパレットを、主ワークの搬送方向の下流側に位
置する組付けゾーンの部品を収容したパレットの上方に
積み重ねる部品積込部と、上記往路上において空になっ
たパレットを順次、復路上に位置する台車に移送する移
送手段とを設けたものである。
組付けられる主ワークを搬送する主搬送ラインと、この
主搬送ラインに沿って設置され、複数のパレットが積載
された台車を搬送する部品搬送ラインとを有する組立ラ
インにおいて、上記部品搬送ラインを、主搬送ラインの
搬送方向と同方向に上記台車を案内する往路と、主搬送
ラインの搬送方向と逆方向に上記台車を案内する復路と
によって構成し、上記各パレットに組付け部品をその組
付けゾーンに応じて区分して積み込むとともに、主ワー
クの搬送方向の上流側に位置する組付けゾーンの部品を
収容したパレットを、主ワークの搬送方向の下流側に位
置する組付けゾーンの部品を収容したパレットの上方に
積み重ねる部品積込部と、上記往路上において空になっ
たパレットを順次、復路上に位置する台車に移送する移
送手段とを設けたものである。
【0008】
【作用】上記構成の本発明によれば、往路に沿って案内
される台車上に載置された複数のパレットのうち最上段
のパレットから組付け部品が順次取出されて主ワークに
組付けられる。そして、上記パレットは、空になった時
点で、移送手段により上記往路位置する台車から復路に
位置する台車に移送されて部品積込位置に返送されるこ
とになる。
される台車上に載置された複数のパレットのうち最上段
のパレットから組付け部品が順次取出されて主ワークに
組付けられる。そして、上記パレットは、空になった時
点で、移送手段により上記往路位置する台車から復路に
位置する台車に移送されて部品積込位置に返送されるこ
とになる。
【0009】
【実施例】図1および図2は、本発明に係る組立ライン
の部品供給システムの実施例を示している。上記組立ラ
インは、フロントボディ等の主ワーク1を搬送するパレ
ットコンベア等からなる主搬送ライン2と、上記主ワー
ク1に組付けられる部品を搬送する部品搬送ライン3
と、組付け部品のストック場4を有する部品積込部5と
を備えている。上記部品搬送ライン3は、組付け部品を
搬送する台車6を上記主搬送ライン2の搬送方向と同方
向に案内する往路7と、この往路7の外方側に配設され
て上記主搬送ライン2の搬送方向と逆方向に上記台車6
を案内する復路8とからなっている。上記往路7と復路
8とは、一側辺部において連続しており、この連続部に
おいて台車6が往路7から復路8にUターンし、上記部
品積込部5に向けて台車6が返送されるように構成され
ている。
の部品供給システムの実施例を示している。上記組立ラ
インは、フロントボディ等の主ワーク1を搬送するパレ
ットコンベア等からなる主搬送ライン2と、上記主ワー
ク1に組付けられる部品を搬送する部品搬送ライン3
と、組付け部品のストック場4を有する部品積込部5と
を備えている。上記部品搬送ライン3は、組付け部品を
搬送する台車6を上記主搬送ライン2の搬送方向と同方
向に案内する往路7と、この往路7の外方側に配設され
て上記主搬送ライン2の搬送方向と逆方向に上記台車6
を案内する復路8とからなっている。上記往路7と復路
8とは、一側辺部において連続しており、この連続部に
おいて台車6が往路7から復路8にUターンし、上記部
品積込部5に向けて台車6が返送されるように構成され
ている。
【0010】上記台車6は、図外の駆動機構によって間
欠送りされるタクト搬送手段9上に載置され、このタク
ト搬送手段9の上面に突設された位置決めピン10によ
って位置決めされた状態で、部品搬送ライン3の往路7
および復路8に沿ってタクト送りされることにより、こ
の台車6上に積載されたパレット11〜13を搬送する
ように構成されている。上記各パレット11〜13の下
面には、下窄まりの突部14が形成されるとともに、各
パレット11〜13の上面および台車6の上面には、上
記突部14に対応する凹部15が形成され(図3参
照)、上記突部14が凹部15に嵌入されることによっ
て台車6上に上記パレット11〜13が位置決めされた
状態で順次、積み上げられるようになっている。
欠送りされるタクト搬送手段9上に載置され、このタク
ト搬送手段9の上面に突設された位置決めピン10によ
って位置決めされた状態で、部品搬送ライン3の往路7
および復路8に沿ってタクト送りされることにより、こ
の台車6上に積載されたパレット11〜13を搬送する
ように構成されている。上記各パレット11〜13の下
面には、下窄まりの突部14が形成されるとともに、各
パレット11〜13の上面および台車6の上面には、上
記突部14に対応する凹部15が形成され(図3参
照)、上記突部14が凹部15に嵌入されることによっ
て台車6上に上記パレット11〜13が位置決めされた
状態で順次、積み上げられるようになっている。
【0011】上記組立ラインには、上記往路7上におい
て空になったパレットを復路8上に位置する台車6に移
送する移送手段16が、主搬送ライン2の流れ方向に沿
って区画された各部品組付けゾーンA,B,Cのゾーン
間に設けられている。上記移送手段6は、部品搬送ライ
ン3の上方において往路7および復路8に直交する方向
に設置された走行レール17と、この走行レール17に
沿って走行する走行部材18と、この走行部材18に吊
下されたパレットハンガ19と、このパレットハンガ1
9を昇降駆動する昇降シリンダ20と、上記パレットハ
ンガ19のパレット把持部21を開閉させる開閉シリン
ダ22とを有している。
て空になったパレットを復路8上に位置する台車6に移
送する移送手段16が、主搬送ライン2の流れ方向に沿
って区画された各部品組付けゾーンA,B,Cのゾーン
間に設けられている。上記移送手段6は、部品搬送ライ
ン3の上方において往路7および復路8に直交する方向
に設置された走行レール17と、この走行レール17に
沿って走行する走行部材18と、この走行部材18に吊
下されたパレットハンガ19と、このパレットハンガ1
9を昇降駆動する昇降シリンダ20と、上記パレットハ
ンガ19のパレット把持部21を開閉させる開閉シリン
ダ22とを有している。
【0012】そして往路7上に位置する台車6の最上段
部に載置されたパレット13を、上記パレット把持部2
1によって把持した後、昇降シリンダ20によって上記
パレットハンガ19とともにパレット13を上昇させた
状態で、走行部材18を走行レール17に沿って走行さ
せて復路8上に位置する台車6の上方に上記パレット1
3を搬送する。その後、上記昇降シリンダ20によって
パレットハンガ19を下降させてパレット13を上記復
路8上の台車6に移載し、パレット13の突部14を台
車6の凹部15内に嵌入して位置決めした状態で、上記
パレット把持部21を拡開してパレット13を開放した
後、元の位置に復帰するようになっている。
部に載置されたパレット13を、上記パレット把持部2
1によって把持した後、昇降シリンダ20によって上記
パレットハンガ19とともにパレット13を上昇させた
状態で、走行部材18を走行レール17に沿って走行さ
せて復路8上に位置する台車6の上方に上記パレット1
3を搬送する。その後、上記昇降シリンダ20によって
パレットハンガ19を下降させてパレット13を上記復
路8上の台車6に移載し、パレット13の突部14を台
車6の凹部15内に嵌入して位置決めした状態で、上記
パレット把持部21を拡開してパレット13を開放した
後、元の位置に復帰するようになっている。
【0013】上記構成の部品供給システムを使用して主
ワーク1に組付けられる部品を供給するには、上記部品
積込部5において各パレット11〜13内に、各部品組
付けゾーンA,B,C毎に区分して各種の部品を積み込
むとともに、主ワーク1の搬送方向の最下流側に位置す
る第3部品組付けゾーンCに対応する部品が収容された
パレット11を、往路7に位置する台車6上に位置決め
した状態で載置した後、その上に主ワーク1の搬送方向
の中流部に位置する第2部品組付けゾーンBに対応する
部品が収容されたパレット12を積み重ねるとともに、
さらにその上に主ワーク1の搬送方向の上流側に位置す
る第1部品組付けゾーンAに対応する部品が収容された
パレット13を積み重ねる。
ワーク1に組付けられる部品を供給するには、上記部品
積込部5において各パレット11〜13内に、各部品組
付けゾーンA,B,C毎に区分して各種の部品を積み込
むとともに、主ワーク1の搬送方向の最下流側に位置す
る第3部品組付けゾーンCに対応する部品が収容された
パレット11を、往路7に位置する台車6上に位置決め
した状態で載置した後、その上に主ワーク1の搬送方向
の中流部に位置する第2部品組付けゾーンBに対応する
部品が収容されたパレット12を積み重ねるとともに、
さらにその上に主ワーク1の搬送方向の上流側に位置す
る第1部品組付けゾーンAに対応する部品が収容された
パレット13を積み重ねる。
【0014】そしてタクト搬送手段9によって上記台車
6を部品搬送ライン3の往路7に沿って間欠送りするこ
とにより、主搬送ライン2に沿って搬送される主ワーク
1と並列にパレット11〜13を搬送しつつ、上記第1
部品組付けゾーンAに設置された図外の産業用ロボット
等により最上段部のパレット13から部品を取出して主
ワーク1に組付ける。この主ワーク1および台車6が第
1部品組付けゾーンAを通過する際に、最上段部のパレ
ット13内の全ての部品が主ワーク1に組付けられるこ
とにより、上記パレット13は空になる。この空のパレ
ット13は、上記第1部品組付けゾーンAと、その下流
側に位置する第2部品組付けゾーンBとの間に設置され
た移送手段16によって持ち上げられて復路8上に搬送
され、この復路8で待機している台車6に移送される。
6を部品搬送ライン3の往路7に沿って間欠送りするこ
とにより、主搬送ライン2に沿って搬送される主ワーク
1と並列にパレット11〜13を搬送しつつ、上記第1
部品組付けゾーンAに設置された図外の産業用ロボット
等により最上段部のパレット13から部品を取出して主
ワーク1に組付ける。この主ワーク1および台車6が第
1部品組付けゾーンAを通過する際に、最上段部のパレ
ット13内の全ての部品が主ワーク1に組付けられるこ
とにより、上記パレット13は空になる。この空のパレ
ット13は、上記第1部品組付けゾーンAと、その下流
側に位置する第2部品組付けゾーンBとの間に設置され
た移送手段16によって持ち上げられて復路8上に搬送
され、この復路8で待機している台車6に移送される。
【0015】この結果、往路7上にある台車6の中段部
に位置するパレット12は、その上端面が開放状態とな
って上記第2部品組付けゾーンBに搬送され、この第2
部品組付けゾーンBにおいて上記パレット12から取出
された部品が主ワーク1に組付けられることにより空に
なった時点で、上記第2部品組付けゾーンBと、その下
流側に位置する第3部品組付けゾーンCとの間に設置さ
れた移送手段16によって持ち上げられて復路8上に搬
送され、この復路8で待機している台車6に移載され
る。
に位置するパレット12は、その上端面が開放状態とな
って上記第2部品組付けゾーンBに搬送され、この第2
部品組付けゾーンBにおいて上記パレット12から取出
された部品が主ワーク1に組付けられることにより空に
なった時点で、上記第2部品組付けゾーンBと、その下
流側に位置する第3部品組付けゾーンCとの間に設置さ
れた移送手段16によって持ち上げられて復路8上に搬
送され、この復路8で待機している台車6に移載され
る。
【0016】その後、上記第3部品組付けゾーンCにお
いて、最下段部のパレット11内の部品が主ワーク1に
組付けられることにより、空になったパレット11は、
台車6とともに部品搬送ライン3の往路7の端部におい
てUターンして復路8に移動し、この復路8に沿って間
欠送りされつつ、上記各移送手段16の設置位置におい
て、上記パレット12,13が順次載置された後、上記
部品積込部5に返送されて新たな部品が積み込まれる。
いて、最下段部のパレット11内の部品が主ワーク1に
組付けられることにより、空になったパレット11は、
台車6とともに部品搬送ライン3の往路7の端部におい
てUターンして復路8に移動し、この復路8に沿って間
欠送りされつつ、上記各移送手段16の設置位置におい
て、上記パレット12,13が順次載置された後、上記
部品積込部5に返送されて新たな部品が積み込まれる。
【0017】このように、主ワーク1を搬送する主搬送
ライン2に沿って部品搬送ライン3を設置するととも
に、この部品搬送ライン3の往路7に沿って案内される
台車6を設け、この台車6上にパレット11〜13を積
載した状態で、上記主ワーク1とともにパレット11〜
13を搬送するように構成したため、上記主ワーク1お
よび台車6を一定速度で間欠送りしつつ各部品組付けゾ
ーンA〜Cにおいて、上記パレット11〜13内の部品
を順次取出して主ワーク1に適正状態で組付けることが
できる。
ライン2に沿って部品搬送ライン3を設置するととも
に、この部品搬送ライン3の往路7に沿って案内される
台車6を設け、この台車6上にパレット11〜13を積
載した状態で、上記主ワーク1とともにパレット11〜
13を搬送するように構成したため、上記主ワーク1お
よび台車6を一定速度で間欠送りしつつ各部品組付けゾ
ーンA〜Cにおいて、上記パレット11〜13内の部品
を順次取出して主ワーク1に適正状態で組付けることが
できる。
【0018】そして上記台車6上に積載される各パレッ
ト11〜13の最上段部に位置するパレット13内に、
主搬送ライン2の最上流部に位置する第1部品組付けゾ
ーンAにおいて組付けられる部品を積み込むととに、
中、下段部に位置するパレット12,11内に、中流部
に位置する第2部品組付けゾーンBおよび第3部品組付
けゾーンCにおいて組付けられる部品をそれぞれ区分し
て積み込むように構成したため、上記部品組立ラインに
おける作業スペースを狭めることなく、部品の組付け作
業を効率よく行うことができる。
ト11〜13の最上段部に位置するパレット13内に、
主搬送ライン2の最上流部に位置する第1部品組付けゾ
ーンAにおいて組付けられる部品を積み込むととに、
中、下段部に位置するパレット12,11内に、中流部
に位置する第2部品組付けゾーンBおよび第3部品組付
けゾーンCにおいて組付けられる部品をそれぞれ区分し
て積み込むように構成したため、上記部品組立ラインに
おける作業スペースを狭めることなく、部品の組付け作
業を効率よく行うことができる。
【0019】すなわち、上記パレット11〜13を積層
した状態で搬送するように構成したため、各棚板の上方
部に開口部が形成されてなる従来装置の部品棚を使用し
た場合のように、部品棚の上下寸法が大きくなることは
なく、台車6およびパレット11〜13によって形成さ
れる部品搬送部の上下寸法を小さく押えることができ
る。さらに、空なったパレットを順次、移送手段16に
よって復路8上の台車6の上に移送することにより、そ
の下方に位置するパレットの上方部が開放されて部品の
取出しが可能になるとともに、上記台車6およびパレッ
トからなる部品搬送部の上下寸法を、さらに小さくする
ことができる。
した状態で搬送するように構成したため、各棚板の上方
部に開口部が形成されてなる従来装置の部品棚を使用し
た場合のように、部品棚の上下寸法が大きくなることは
なく、台車6およびパレット11〜13によって形成さ
れる部品搬送部の上下寸法を小さく押えることができ
る。さらに、空なったパレットを順次、移送手段16に
よって復路8上の台車6の上に移送することにより、そ
の下方に位置するパレットの上方部が開放されて部品の
取出しが可能になるとともに、上記台車6およびパレッ
トからなる部品搬送部の上下寸法を、さらに小さくする
ことができる。
【0020】また、上記実施例では、各パレット11〜
13の下面に形成された突部14を、台車6および各パ
レット11〜13の上面に形成された凹部15に嵌入す
ることにより、各パレット11〜13の位置決めするよ
うに構成したため、上記パレット11〜13の積載作業
および移送作業を容易かつ適正に行うことができるとい
う利点がある。
13の下面に形成された突部14を、台車6および各パ
レット11〜13の上面に形成された凹部15に嵌入す
ることにより、各パレット11〜13の位置決めするよ
うに構成したため、上記パレット11〜13の積載作業
および移送作業を容易かつ適正に行うことができるとい
う利点がある。
【0021】なお、上記実施例では、各部品組付けゾー
ンA,B,C間に移送手段16を設置し、この移送手段
16の設置位置に台車6が到達した時点でパレットの移
送作業を自動的に行うように構成しているが、台車6に
よって搬送されるパレットが空になったか否かを検出す
る検出手段を設け、この検出手段によってパレットが空
になったことが確認された時点で、上記パレットの移送
を行うように構成してもよい。また、上記実施例では、
主搬送ライン2の一側辺部に沿って一列の部品搬送ライ
ン3を設けているが、主搬送ライン2の左右両側辺部に
沿って一対の部品搬送ライン3を配設した構造としても
よい。
ンA,B,C間に移送手段16を設置し、この移送手段
16の設置位置に台車6が到達した時点でパレットの移
送作業を自動的に行うように構成しているが、台車6に
よって搬送されるパレットが空になったか否かを検出す
る検出手段を設け、この検出手段によってパレットが空
になったことが確認された時点で、上記パレットの移送
を行うように構成してもよい。また、上記実施例では、
主搬送ライン2の一側辺部に沿って一列の部品搬送ライ
ン3を設けているが、主搬送ライン2の左右両側辺部に
沿って一対の部品搬送ライン3を配設した構造としても
よい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、主ワー
クを搬送する主搬送ラインに沿って設置された部品搬送
ライン上を走行する台車上に複数のパレットを積載し、
このパレット内に、組付け部品をその組付けゾーンに応
じて区分して積み込むとともに、主ワークの搬送方向の
上流側に位置する組付けゾーンの部品を収容したパレッ
トを、主ワークの搬送方向の下流側に位置する組付けゾ
ーンの部品を収容したパレットの上方に積み重ねるよう
に構成したため、部品搬送部の上下寸法を小さくして組
付け作業時の作業スペースが狭められるのを効果的に防
止しつつ、適正に各パレットを搬送することができる。
したがって、上記主搬送ラインによって主ワークを搬送
しつつ、この主ワークに対して上記パレット内の部品を
容易かつ適正に組付けることができる。
クを搬送する主搬送ラインに沿って設置された部品搬送
ライン上を走行する台車上に複数のパレットを積載し、
このパレット内に、組付け部品をその組付けゾーンに応
じて区分して積み込むとともに、主ワークの搬送方向の
上流側に位置する組付けゾーンの部品を収容したパレッ
トを、主ワークの搬送方向の下流側に位置する組付けゾ
ーンの部品を収容したパレットの上方に積み重ねるよう
に構成したため、部品搬送部の上下寸法を小さくして組
付け作業時の作業スペースが狭められるのを効果的に防
止しつつ、適正に各パレットを搬送することができる。
したがって、上記主搬送ラインによって主ワークを搬送
しつつ、この主ワークに対して上記パレット内の部品を
容易かつ適正に組付けることができる。
【0023】また、上記部品搬送ラインの往路上におい
て空になったパレットを移送手段によって順次、復路上
の台車に移送するように構成したため、上記空になった
パレットの下方に位置するパレットの上方部を開放して
部品の取出しを可能にするとともに、上記台車パレット
からなる部品搬送部の上下寸法を順次、小さくして部品
組立ラインにおける作業スペースを、より有効に利用す
ることができるというて利点がある。
て空になったパレットを移送手段によって順次、復路上
の台車に移送するように構成したため、上記空になった
パレットの下方に位置するパレットの上方部を開放して
部品の取出しを可能にするとともに、上記台車パレット
からなる部品搬送部の上下寸法を順次、小さくして部品
組立ラインにおける作業スペースを、より有効に利用す
ることができるというて利点がある。
【図1】本発明の部品供給システムを有する車両の組立
ラインを示す概略図である。
ラインを示す概略図である。
【図2】図1のD−D線矢視図である。
【図3】パレットの位置決め部を示す断面図である。
1 主ワーク 2 主搬送ライン 3 部品搬送ライン 5 部品積込部 6 台車 7 往路 8 復路 11〜13 パレット 16 移送手段 A〜C 部品組付けゾーン
Claims (1)
- 【請求項1】 種々の部品が組付けられる主ワークを搬
送する主搬送ラインと、この主搬送ラインに沿って設置
され、複数のパレットが積載された台車を搬送する部品
搬送ラインとを有する組立ラインにおいて、上記部品搬
送ラインを、主搬送ラインの搬送方向と同方向に上記台
車を案内する往路と、主搬送ラインの搬送方向と逆方向
に上記台車を案内する復路とによって構成し、上記各パ
レットに組付け部品をその組付けゾーンに応じて区分し
て積み込むとともに、主ワークの搬送方向の上流側に位
置する組付けゾーンの部品を収容したパレットを、主ワ
ークの搬送方向の下流側に位置する組付けゾーンの部品
を収容したパレットの上方に積み重ねる部品積込部と、
上記往路上において空になったパレットを順次、復路上
に位置する台車に移送する移送手段とを設けたことを特
徴とする組立ラインへの部品供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227918A JP2976611B2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 組立ラインへの部品供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227918A JP2976611B2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 組立ラインへの部品供給システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569253A true JPH0569253A (ja) | 1993-03-23 |
JP2976611B2 JP2976611B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=16868342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3227918A Expired - Fee Related JP2976611B2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 組立ラインへの部品供給システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2976611B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008178944A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-08-07 | Yamaha Motor Co Ltd | 部品組立装置 |
JP2009214274A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Honda Motor Co Ltd | 組み立てシステム |
JP2009214261A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Honda Motor Co Ltd | 組み立てシステム |
US7815410B2 (en) | 2005-01-04 | 2010-10-19 | Ishikawajima Transport Machinery Co., Ltd. | Vehicle parking apparatus and elevator apparatus |
US8219232B2 (en) | 2008-03-12 | 2012-07-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Assembly system assembling a plurality of kinds of automotive parts |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP3227918A patent/JP2976611B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7815410B2 (en) | 2005-01-04 | 2010-10-19 | Ishikawajima Transport Machinery Co., Ltd. | Vehicle parking apparatus and elevator apparatus |
JP2008178944A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-08-07 | Yamaha Motor Co Ltd | 部品組立装置 |
JP2009214274A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Honda Motor Co Ltd | 組み立てシステム |
JP2009214261A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Honda Motor Co Ltd | 組み立てシステム |
JP4598097B2 (ja) * | 2008-03-12 | 2010-12-15 | 本田技研工業株式会社 | 組み立てシステムおよび組み立て方法 |
JP4598096B2 (ja) * | 2008-03-12 | 2010-12-15 | 本田技研工業株式会社 | 組み立てシステム |
US8219232B2 (en) | 2008-03-12 | 2012-07-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Assembly system assembling a plurality of kinds of automotive parts |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2976611B2 (ja) | 1999-11-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |