JPH0569124U - 乾式静水圧加圧用高圧容器 - Google Patents

乾式静水圧加圧用高圧容器

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JPH0569124U
JPH0569124U JP768292U JP768292U JPH0569124U JP H0569124 U JPH0569124 U JP H0569124U JP 768292 U JP768292 U JP 768292U JP 768292 U JP768292 U JP 768292U JP H0569124 U JPH0569124 U JP H0569124U
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JP
Japan
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pressure container
pressure
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rubber mold
outer lid
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JP768292U
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English (en)
Inventor
孝信 龍
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め粉詰めされた成形ゴム型を、高圧容器内
に装入して加圧する乾式CIP装置のよりコンパクト
化、整備面の利便化、設備投資の低減化を図るもの。 【構成】 高圧容器の内部に一端封じの加圧ゴム型を装
着した下方装入方式の乾式静水圧加圧用高圧容器におい
て、該高圧容器の一端を鍔状の突起を有する形状にし、
この鍔状部を囲むように雌ネジ付フランジ体を設け、こ
の部に外蓋と内蓋に二分割した下蓋を着脱自在に螺合さ
せ、併せて下内蓋も下外蓋に対して軸力の保持が可能
で、かつ下外蓋に対して着脱可能な構造とし、併せて該
下内蓋上に処理品を載置可能にしたことを特徴とする乾
式静水圧加圧用高圧容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は粉体成形等に用いられる乾式CIP装置の高圧容器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、乾式CIP装置として軸力支持にプレスフレームを用いた構造のものが 多々紹介されている。 しかし、この構造のものではCIP処理に供すべき高圧容器に比べ、プレスフ レームは、その外周を囲む構造となるために、必然的に大きな外形とならざるを 得ず、構成機器が不経済となるばかりでなく、設置面の基礎構築費も高くなり不 経済である。
【0003】 高圧容器の上下両端部もしくは上下いずれか片端部に設けてある閉止蓋の開閉 のために、当該プレスフレームは退避動する必要があり、これまで台車方式とし て前後方向に移動する構造のものや、堅固な強度を有する支持台に蝶番を設けて 旋回動させる旋回構造のものが考案され実用に供されている。
【0004】 いずれも高圧容器の閉止蓋を開閉せんがためのもので、当然プレスフレームを 退避させるスペースが必要で、高圧容器本体の大きさに比べ多大のスペースが必 要となっている。
【0005】 又、このプレスフレーム方式では、このプレスフレームが高圧容器との間に相 対的移動を行なうために、上下端部の蓋あるいはパンチとの間に間隙を有するこ とである。
【0006】 通常、この間隙は数mm以内と微少量であるが、プレスフレームが高圧容器から 退避し、高圧容器内の成形ゴム型内に粉詰めが完了する迄は上下蓋、又はパンチ は高圧容器の上下開口端部側へ引き寄せられている。
【0007】 成形ゴム型内への粉詰めが完了して、プレスフレームが高圧容器側に移動した 後、これらの上下蓋、又はパンチがプレスフレーム側へ押し付けられ正規のポジ ションに位置すれば、加圧ゴム型の周辺に液媒を強制的に供給しつつ、圧力を高 め加圧成形を開始する。
【0008】 この過程で、充填完了した成形モールド内の粉体は上下蓋又はパンチにより緻 密に押し付けられているが、プレスフレームを高圧容器側に進入セットする時、 その相対的移動のために設けた数mmの間隙分だけ、上下蓋、又はパンチが軸方向 に逃げるため、粉体の充填部に空間が生じて、粉体を密に押し付けていた力が解 除され押し付けられなくなる。
【0009】 この結果、液媒に圧力を加えて加圧成形を行なっても、粉体と同粉体を押し付 けているパンチとの間の数mmの空隙が存するために、加圧ゴム型の周辺を加圧し 、粉体の周辺部が圧力を受けて収縮させられるものの、軸方向がフリーになって いる関係上、成形できなかったり、又、成形できたにしても規定の密度を達成で きずに、良好なCIP成形品(グリーン)が作製できないことになる。
【0010】 従って、上述の間隙を相殺して良好なCIP成形品を作製すべく、設備的に各 種の工夫や改善策が採られており、一列として実開昭62−60231号公報等 がある。
【0011】 この実開昭62−60231号公報に開示されたものは、高圧容器の上下開口 を塞ぐために設けた昇降自在な上下パンチ蓋の内、何れか一方にバックアップシ リンダーを組み込み、高圧容器内に充填された粉体を加圧成形する際に生じる軸 力よりも、予め大きな圧力をバックアップシリンダーに加え、パンチ蓋を介して 粉体を軸方向からも押し付けている点にある。
【0012】 即ち図6において、101;成形容器、102;容器フレーム、103;ベー スフレーム、104,105;上,下外蓋、106;加圧ゴム型、107;成形 ゴム型、108,110;上,下パンチ蓋、109;ヨークフレーム、111; バックアップシリンダー、113;粉体、113′;成形品を示す。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
実開昭62−60231号公報にみられる如く、上下パンチ蓋の内、いずれか 一方にバックアップシリンダーを組み込むことは、それだけ外形も大きく、装置 重量も増大し不経済となり、又、プレスフレームの移動の他、バックアップシリ ンダーの昇降動も必要で、構成機器が増大する分それらの運転操作が複雑になる 。
【0014】 本考案は、かかる従来の問題点に鑑み、極力構造をシンプルにし、コンパクト 化を図り、更には運転・操作の簡便化や設備費の大幅な低減を狙ったものである 。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本考案は内部に加圧液媒仕切り壁用として有底の弾性体からなる加圧ゴム型を 装着した乾式静水圧加圧装置の高圧容器において、該高圧容器の一端を鍔状の突 起を有する形状にし、該鍔状部を囲むように雌ネジ付フランジ体を設けると共に 、前記高圧容器の一端を閉じる閉止蓋を下外蓋と下内蓋に二分割し、下外蓋を前 記フランジ体に着脱自在とし、かつ有底の加圧ゴム型を同ゴム型保持具を介して 高圧容器本体に液漏れタイトに押し付け嵌着させ、一方下内蓋を、前記下外蓋に 対してその軸方向に摺動可能な構造にすると共に、軸力保持のために前記下外蓋 に対して着脱可能に設け、かつその上面に処理品を載置可能にした乾式静水圧加 圧用高圧容器である。
【0016】
【作用】
本考案によれば、高圧容器1の内部に設けられた成形ゴム型6内の粉体は、加 圧液媒の供給と昇圧によって、加圧ゴム型7により静水圧を受け、径方向並びに 軸方向内方へと加圧される。
【0017】 この時、径方向の加圧荷重は高圧容器の胴部にて担持し、一方、軸方向の加圧 荷重は、下内蓋4に装着している連結ピン8、又は平面的に見て約半円周分のネ ジ山が長手軸方向に加工削除された断続ネジ部10との係合により、下外蓋3並 びにフランジ体2にて支持される。
【0018】 CIP成形処理品の取出しは連結ピン8、又は断続ネジ部10の締結を解除せ しめてから、支持アーム9の降下動により下内蓋4を高圧容器1から抜き取るこ とによってなされる。
【0019】 次に、新規のCIP成形処理物に対しても先述と同様、処理物を下内蓋4上に 載置後、支持アーム9の上昇動により下内蓋4を高圧容器1内へ持ち上げ、連結 ピン8、又は断続ネジ部10の係合による下内蓋の閉止後、液媒の供給・加圧・ 昇圧にて成形が行われることになる。
【0020】 上記の一連の動作の繰り返しにより、高生産性、高効率にてCIP成形処理品 を作製することが可能となる。
【0021】
【実施例】
本考案の実施例について、以下図1〜5に基づき説明する。 図2,4に示すように、高圧容器1の一端A部は一体構造として袋状になって いる。
【0022】 一方他端B部は鍔状の突起を有しており、この部に上方から落し込んだ雌ネジ を有するフランジ体2が当接し、高圧容器本体の鍔部に後述の加圧ゴム型保持具 5と一体的にボルトにて固着されている。 又、このフランジ体2に対して高圧容器本体の一端を閉止するための閉止蓋1 1が螺合している。
【0023】 この閉止蓋11は下外蓋3と下内蓋4に二分割されており、下外蓋3は前記フ ランジ体2の雌ネジ部に雄ネジ部を有する形で螺合している。 下内蓋4は下外蓋3に対してその軸方向に移動可能に装着されている。
【0024】 CIP成形品の加圧処理時の閉止蓋11部に生じる軸力に対しては図2,3に 示すように、下外蓋3と下内蓋4間が連結ピン8にて支持されるか、図4,5に 示すように断続ネジの螺合にて支持される。
【0025】 一方、高圧容器の内面には有底、即ち一端封じの加圧ゴム型7が、同容器内壁 面に微小間隙Dを有する形で嵌着されており、該加圧ゴム型7の開放端C部は、 保持具5を介して下外蓋3のフランジ体2と締め付け力により、高圧容器本体に 液漏れタイトに嵌着されている。
【0026】 加圧ゴム型7と高圧容器1の内面との微小間隙D部には、加圧液媒が高圧容器 本体に穿設された導入孔E部より導入される。
【0027】 下内蓋4上には、高圧容器1の機外にてその内部に粉詰めされた弾性体の成形 ゴム型6が載置されており、下内蓋4の下方に位置している支持アーム9の昇降 動に応じて、高圧容器内・外面へ出入りする。
【0028】 CIP処理時は、粉詰めされた粉体を下内蓋4上に載置し、支持アーム9を介 して同蓋4を加圧ゴム型7の内壁面に沿って上昇させ、上昇限の位置にて下内蓋 4は下外蓋3に連結ピンを介して一体的に締結される。
【0029】 又、図4,5に示すように、ネジ有10−a、ネジ無10−bからなる断続ネ ジ10による係合の場合にも下内蓋4を45°(又は30°回転、本図には図示 せず)回転させることにより下外蓋3と螺合され一体的にネジ締結される。 この状態にて、CIP加圧処理時に生ずる軸方向力を支持することが可能とな る。
【0030】 加圧ゴム型7の外周部に穿設孔Eより加圧液媒を導入し、給液し続けながら成 形ゴム型6並びに同内部の粉体を徐々に圧縮成形し、粉体が目標密度に達する迄 加圧する。
【0031】 CIP加圧処理後は先述の加圧液媒を穿設孔Eから徐々に排出し、これまで粉 体に加えられていた加圧力を減圧しながら、ほぼ大気圧迄排出する。
【0032】 この時、粉体を囲んでいる成形ゴム型6は弾性体から構成されているので、圧 縮成形された粉体と切り離されながら元の状態に復元する。
【0033】 成形ゴム型6の弾性復元に伴い、その外部を覆っている加圧ゴム型7も元の状 態に復元し、成形ゴム型6との間に微小間隙Dを構成する。
【0034】 かかる状態にて、下外蓋3との連結ピン8の係合を解除し、又は断続ネジ10 の螺合を解除して、下内蓋4を支持アーム9を介して下降動すれば、下内蓋4と 一体的にCIP成形処理品が取り出せる。
【0035】 この時、CIP成形品装入・抽出アーム(本明細書には図示せず)を用いて、 成形体を成形ゴム型6と一体的に下内蓋4から払い出し、続いて、次に処理しよ うとする粉体が封入済みの成形ゴム型を下内蓋4上に載置して、支持アーム9に より高圧容器1内の正規位置迄上昇させ、その位置にて接続ピンの装着や断続ネ ジの回転動により、下内蓋4と下外蓋3とを一体化して高圧負荷時の軸方向の力 に耐えるようにする。 以下、先述の手順にて昇降圧、下内蓋の開閉により一連の作動を繰り返す。
【0036】 又、本考案では消耗部品の交換も容易に行えるように配慮されており、例えば 、加圧ゴム型7の交換に当たっては、下外蓋3とフランジ体2間との螺合を解き 、下内蓋4と一体的に支持アーム9により下降させ、次に加圧ゴム型保持具5を 固定しているボルトを外し下方に降ろせば、加圧ゴム型も一緒に容易に取り外す ことができる。 又、同様に加圧ゴム型装着の場合も、上述と逆の手順にて容易に作業を行なう ことができる。
【0037】
【考案の効果】
本考案によれば、CIP成形すべき粉体の高圧容器への迅速な装入並びに成形 された処理品(グリーン)の抽出が可能となる。 又、消耗品としての加圧ゴム型の交換の際も、容易に下方へ取り出せる。
【0038】 逆に装着する場合も上述と逆の手順にて容易にかつ迅速に取り付けが可能であ る。 更に、ネジ部を有するフランジ体を高圧容器本体と分割した構成にし、該フラ ンジ体には高圧容器としての内圧が作用しないように工夫・改善を施しているの で、これ迄懸念されていたネジ蓋式高圧容器の強度上の不安要素を払拭できるの みならず、従来のネジ蓋式高圧容器が特徴として持っているコンパクトさで、装 置化を可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の乾式CIP装置の全体図である。
【図2】乾式CIP装置の高圧容器部の縦断面図であ
る。
【図3】図2のA−A横断面図である。
【図4】断続ネジを有する乾式CIP装置の高圧容器の
縦断面図である。
【図5】図4のB−B横断面図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 高圧容器 2 雌ネジ付きフランジ体 3 下外蓋 4 下内蓋 5 加圧ゴム型保持具 6 成形ゴム型 7 加圧ゴム型 8 連結ピン 9 支持アーム 10 断続ネジ部 11 閉止蓋 A 高圧容器の一端の頂部で袋状体を有する箇所 B 高圧容器の他端で鍔状の突起を有する箇所 C 加圧ゴム型の開放端で高圧容器への装着時の加圧
液媒のシール箇所 D 高圧容器と加圧ゴム型間の間隙部で加圧液媒が充
満される空間 E 加圧液媒の導入孔 F 下内蓋の高圧容器への着脱時の空気抜き孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に加圧液媒仕切り壁用として有底の
    弾性体からなる加圧ゴム型を装着した乾式静水圧加圧装
    置の高圧容器において、該高圧容器の一端を鍔状の突起
    を有する形状にし、該鍔状部を囲むように雌ネジ付フラ
    ンジ体を設けると共に、前記高圧容器の一端を閉じる閉
    止蓋を下外蓋と下内蓋に二分割し、下外蓋を前記フラン
    ジ体に着脱自在とし、かつ有底の加圧ゴム型を同ゴム型
    保持具を介して高圧容器本体に液漏れタイトに押し付け
    嵌着させ、一方下内蓋を、前記下外蓋に対してその軸方
    向に摺動可能な構造にすると共に、軸力保持のために前
    記下外蓋に対して着脱可能に設け、かつその上面に処理
    品を載置可能にしたことを特徴とする乾式静水圧加圧用
    高圧容器。
JP768292U 1992-02-21 1992-02-21 乾式静水圧加圧用高圧容器 Withdrawn JPH0569124U (ja)

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606