JPH0568571A - ヒト由来グリオキサラ−ゼiをコ−ドするdna - Google Patents

ヒト由来グリオキサラ−ゼiをコ−ドするdna

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JPH0568571A
JPH0568571A JP22633691A JP22633691A JPH0568571A JP H0568571 A JPH0568571 A JP H0568571A JP 22633691 A JP22633691 A JP 22633691A JP 22633691 A JP22633691 A JP 22633691A JP H0568571 A JPH0568571 A JP H0568571A
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JP
Japan
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glyoxalase
human
derived
cdna
protein
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Application number
JP22633691A
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English (en)
Inventor
Masashi Kato
誠志 加藤
Nanjiyun Kin
南順 金
Yuri Umezawa
ゆり 梅沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒト由来グリオキサラーゼIをコードする遺
伝子を提供し、抗炎症剤の酵素的合成、制癌剤のスクリ
ーニングなどに利用できるグリオキサラーゼIの生産手
段を提供する。 【構成】 ヒト細胞cDNAライブラリーからのグリオ
キサラーゼIをコードするcDNAのクローニング、塩
基配列決定によるヒトグリオキサラーゼIの一次構造決
定、大腸菌による発現とその活性測定からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒト由来グリオキサラー
ゼI活性を有するタンパク質をコードするDNAに関す
る。
【0002】
【従来技術】グリオキサラーゼI(E.C.4.4.1.
5、ラクトイルグルタチオンリアーゼ)は、メチルグリ
オキサールとグルタチオンからSーラクトイルグルタチ
オンを生成する反応を触媒する酵素である。本酵素は、
ヒト、ラットなどの緒臓器、酵母、カビ、放線菌、バク
テリアなどに存在することが知られ、それぞれから単離
精製された酵素について以下のような性質が明かにされ
ている(村田ら、蛋白質・核酸・酵素 31:1010
−1021、1986)。ラット肝、ブタ赤血球、ヒト
赤血球など動物細胞由来のグリオキサラーゼIは、分子
量が41,000から46,000であり、20,00
0から23,000の2つのサブユニットからなり、等
電点は4.7〜4.8である。酵母由来のものは分子量3
2,000の単量体からなり、等電点は約7である(M
armstal et al., Biochem.J.
183:23−30、1979)。大腸菌や光合成細菌
のグリオキサラーゼIの分子量も同程度であると報告さ
れている。シュードモナス菌由来のグリオキサラーゼI
の性質は動物細胞由来のものに近いが、分子量20,0
00からなる単量体と報告されている(Rhee et
al.、Biochem.Biophys.Res.Co
mmun. 141:993−999、1986)。
【0003】ヒト由来のグリオキサラーゼIには3種の
アイソザイムの存在が報告されている(Aronsso
n et al.、Anal.Biochem. 92:
390−393、1979)。しかしこれらのアイソザ
イムの分子量、アミノ酸組成、抗原性などに大きな違い
はなく、イオン交換クロマトグラフィーにより分離出来
ることから、電気的な性質が異なるだけと考えられてい
る。従ってこれら3種のアイソマーは2つの対立遺伝子
に由来する2種のモノマーのホモダイマーならびにヘテ
ロダイマーと考えられる(Kompf etal.、H
umangenetik 27:141−143、19
75)。
【0004】シュードモナス菌由来のグリオキサラーゼ
Iについては、これをコードする遺伝子がクローン化さ
れ、その全塩基配列が決定されている(Rheeet
al.、Agric.Biol.Chem. 52:224
3−2246、1988)。酵母のグリオキサラーゼI
についても、その塩基配列はまだ発表されていないが、
すでに遺伝子はクローン化されている(村田、日本農芸
化学会誌 62:1331−1338、1988)。し
かし、ヒトを含む動物細胞由来のグリオキサラーゼIに
ついては、そのアミノ酸組成は知られているが、アミノ
酸配列はまだ知られておらず、したがって遺伝子もまだ
クローン化されていない。
【0005】グリオキサラーゼIの細胞内における本来
の役割はまだ不明であるが、基質であるメチルグリオキ
サールが低濃度で細胞増殖を阻害することから、これを
無毒化する役割を担っていると考えられている。従って
細胞増殖制御において鍵を握る酵素の一つであると思わ
れる。このことを裏付けるように酵母のグリオキサラー
ゼI遺伝子を酵母細胞内に導入したところ、発酵工業上
有用な大型酵母が得られた(特開昭63−4907
3)。またメチルグリオキサールは強力な制癌作用を有
することから、グリオキサラーゼIの阻害剤が制癌活性
を有しているのではないかと考えられ、スクリーニング
の結果制癌作用を有するいくつかの阻害剤が報告されて
いる(村田ら、蛋白質・核酸・酵素 31:1010−
1021、1986; 特開昭63−215628)。
ただいずれも酵母由来のグリオキサラーゼIを用いてス
クリーニングが行なわれている。一方反応生成物である
Sーラクトイルグルタチオンは抗炎症作用を有すること
から、シュードモナス由来のグリオキサラーゼI遺伝子
を大腸菌内で発現させて、これを用いたSーラクトイル
グルタチオンの製造法が報告されている(特開平1−9
8487)。またこの酵素の細胞増殖制御における役割
から考えると、この酵素をコードしている遺伝子の変異
がある種の遺伝病と関連している可能性がある。
【0006】以上述べたようにグリオキサラーゼIは広
い用途を有している。特にヒト由来のグリオキサラーゼ
Iとその遺伝子はそれぞれ新しい制癌剤の開発や遺伝子
診断などに有用であると考えられる。このような目的の
ためにはそれをコードしている遺伝子が必要である。す
なわち、遺伝子があれば組換え技術の応用によって大量
のグリオキサラーゼIの生産が可能となるし、遺伝子診
断のプローブとして用いることも出来る。しかしながら
ヒト由来グリオキサラーゼIの遺伝子はまだクローン化
されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者はヒト由来の
未知タンパク質を探索する手段として、後述する「ホモ
・プロテインcDNAバンク」法(特願平2−2383
32)を開発した。本発明者はこの開発した方法に基づ
き鋭意検討した結果、このcDNAバンクの中に、シュ
ードモナス菌由来のグリオキサラーゼIとアミノ酸配列
レベルで高い類似性を有するものの明かにその配列が異
なるヒト由来のグリオキサラーゼIをコードするcDN
Aクローンを見いだし、本発明を完成した。すなわち本
発明の目的はヒト由来のグリオキサラーゼIをコードす
るcDNAを提供し、ヒトグリオキサラーゼIの生産手
段を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ヒトの細胞は5万〜10
万種類のタンパク質を生産していると推定されている
が、現在その構造と機能が解明されているものは、これ
らのなかのわずか1%程度に過ぎない。本発明者は残る
99%の未知タンパク質を解明する手段として、以下に
述べる「ホモ・プロテインcDNAバンク」法を開発す
るに至った(特願平2−238332)。すなわち、ヒ
ト細胞から単離したmRNAを鋳型にして、ベクタープ
ライマー法を用いてcDNAを合成し、得られたcDN
Aをシーケンスすることによって、一部塩基配列の決定
されたヒトcDNA集団(これを「ホモ・プロテインc
DNAバンク」と命名する)を作製する。次に得られた
塩基配列に基づいて既知DNAデータベースを検索す
る。もし、塩基配列内にオープンリーディングフレーム
が存在する場合には、これをアミノ酸配列に変換した後
プロテインデータベースを検索する。このようにして既
知のタンパク質と塩基配列あるいはアミノ酸配列レベル
で類似性のあるものが見いだされた場合には、そのcD
NAの全塩基配列を決定し、さらにこのcDNAを微生
物や動物細胞内で発現させ、発現産物の活性を測定する
ことによりcDNAがコードしているタンパク質の機能
を決定する。
【0009】このようにして構築した「ホモ・プロテイ
ンcDNAバンク」内に、シュードモナス菌由来のグリ
オキサラーゼIとアミノ酸レベルで高い類似性を有する
タンパク質をコードするcDNAクローンを見いだし
た。このcDNAを含むプラスミドpTZGLOI1の
制限酵素地図を図1に、cDNAの全塩基配列およびこ
れがコードするタンパク質のアミノ酸配列を配列番号3
に示した。pTZGLOI1は約2.1kbのcDNA
インサートを有している。このcDNAは552bpの
オープンリーディングフレームを有し、184アミノ酸
残基からなるタンパク質をコードしている。このアミノ
酸配列をシュードモナス菌由来のグリオキサラーゼIの
アミノ酸配列と比較すると、図2に示したように、C末
端側約2/3に高い類似性が認められた。
【0010】一方ヒトの赤血球から単離されたグリオキ
サラーゼIについては、分子量とアミノ酸組成が報告さ
れている。それによるとヒトグリオキサラーゼIは分子
量約23,000のサブユニットからなる二量体であ
る。本発明のcDNAがコードしているタンパク質は、
そのアミノ酸配列から分子量20,719と推定され
た。またアミノ酸組成について文献値(Marmsta
l et al., Biochem.J. 183:23
−30、1979)と本発明のcDNAから推定された
値を比較すると、表1に示すようにほぼ一致した。さら
に本発明のcDNAを発現ベクターに組換え、大腸菌内
で発現させたところ、発現産物は高いグリオキサラーゼ
I活性を示した。以上のことから本発明のcDNAはヒ
トグリオキサラーゼIをコードしていることが判明し
た。
【0011】したがって本発明はヒトグリオキサラーゼ
IをコードするDNAを提供する。すなわち本発明のD
NAは配列番号2で表される。本発明のDNAは、本発
明で用いた方法によって得ることが出来るし、本発明で
示したDNA配列に基づいて作製した合成オリゴヌクレ
オチドをプローブとして、公知の手法で作製されたヒト
細胞のcDNAライブラリーをスクリーニングすること
によっても得ることが出来る。また化学合成法によって
作製することも出来る。その際、コードするタンパク質
の配列が同じであるならば、異なるコドンを使用しても
よい。本発明のDNAによってコードされるタンパク質
は、配列番号1からなるタンパク質自体や、この配列の
N末端のMetが欠失した183アミノ酸残基からなる
タンパク質をあげることが出来る。またグリオキサラー
ゼI活性を有している限りN末端やC末端側のアミノ酸
残基が1個以上欠失したタンパク質をコードしているD
NAも本発明の範疇に含まれる。また遺伝的多型性によ
ると思われるアイソマーの存在も知られているが、グリ
オキサラーゼI活性を有している限り1〜2個のアミノ
酸残基の変異を引き起こすような多型変異体DNAも本
発明の範疇に含まれる。
【0012】本発明のグリオキサラーゼIをコードする
DNAは配列番号3に示したようなヒト由来cDNAの
一部配列からなる。タンパク質を生産する場合にはこの
中の翻訳領域を用いるが、遺伝子プローブとして用いる
場合には、配列番号3の塩基配列中の5’や3’の非翻
訳領域の塩基配列を用いることも出来る。
【0013】本発明のDNAを適当な発現ベクターに組
換えることにより、大腸菌、酵母、枯草菌、動物細胞な
どで発現することが可能である。すなわちそれぞれの発
現ベクターのプロモーターの下流に本発明のDNAを挿
入すればよい。バクテリアの場合、開始コドンを含む合
成オリゴヌクレオチドリンカーを用いて、翻訳領域をS
D領域の下流に挿入する必要がある。その際、本発明で
例示したようなポリメラーゼチエーン反応(PCR)法
を用いると容易に組換えができる。すなわち本発明のD
NAの開始コドンATGから始まる約20塩基に相当す
る部分を5’側プライマーとして、また停止コドン含む
あるいはその下流に位置する配列のアンチセンス鎖を
3’側プライマーとして、PCR反応を行ない、オープ
ンリーディングフレームを含むDNA断片を作製する。
この際、それぞれのプライマーの5’側には発現ベクタ
ーに挿入する際利用できる制限酵素部位を付加してお
く。この断片を発現ベクターに挿入することによって、
容易にヒトグリオキサラーゼIを発現するためのベクタ
ーを構築することが出来る。真核細胞用の発現ベクター
の場合には、プロモーターの下流に、本発明のDNA配
列のうち、開始コドンから停止コドンまでのすべてを含
む任意のDNA断片を挿入すればよい。なお発現ベクタ
ーとしては市販されている各種プロモーターを有する発
現ベクターを利用することが出来る。
【0014】
【実施例】次に実施例により発明を具体的に説明する。
DNAの組換えに関する基本的な操作および酵素反応
は、文献(”Molecular Cloning.
A Laboratory Manual”、Cold
SpringHarbor Laboratory、
1989)に従った。制限酵素および各種修飾酵素は特
に記載の無い場合宝酒造社製のものを用いた。各酵素反
応の緩衝液組成、並びに反応条件は付属の説明書に従っ
た。合成オリゴヌクレチオドは、DNA合成機(アプラ
イドバイオシステムズ社)によって合成した。
【0015】ポリ(A)+RNAの調製 ヒトリンフォーマ細胞株U−937(ATCC CRL
1593)を5%ウシ胎児血清を含むRPMI164
0培地中で5%CO2気流下37℃で培養した後、フォ
ルボールミリステートアセテート(30ng/ml培
地)で16時間処理し、1.1gの細胞を得た。これを
5.5Mグアニジウムチオシアネート溶液16mlに溶
解した後、文献(Okayama et al.、”M
ethodsin Enzymology” Vol.
164、Academic Press、1987)に
従いmRNAを調製した。これを20mMTrisーH
Cl(pH7.6)、0.5MNaCl、1mMEDTA
で洗浄したオリゴdTセルロースカラムにかけ、上掲文
献に従いポリ(A)+RNAを精製した。このようにし
て72μgのポリ(A)+RNAを得た。
【0016】cDNAライブラリーの作製 pTZ18R(ファルマシア社)のEcoRIーBam
HI間にBstXI、EcoRV、KpnI、NotI
部位を挿入したプラスミド(特願平2−238332)
をKpnIで消化後、末端転移酵素により約60個のd
Tテールを付加した。これをEcoRV消化して片側の
dTテールを除去したものをベクタープライマーとして
用いた。cDNA合成の反応条件は文献(Okayam
a el al.、上掲文献)に従った。先に調製した
ポリ(A)+RNA6μgを、ベクタープライマー2.2
μgとアニールさせた後、144単位の逆転写酵素(生
化学工業社製)を加え37℃1時間反応し、第1鎖cD
NAを合成した。反応液をフェノール抽出、エタノール
沈殿後、2.5μMdCTP存在下15単位の末端転移
酵素を加えて37℃30分間反応しdCテール付加を行
なった。反応液をフェノール抽出、エタノール沈殿後、
50単位のBstXI(ニューイングランドバイオラボ
ス社製)で55℃2時間消化した。反応液をフェノール
抽出、エタノール沈殿後、アニールし、300単位の大
腸菌DNAリガーゼを添加後12℃一晩セルフライゲー
ション反応を行なった。反応液にdNTP(dATP、
dCTP、dGTP、dTTP)、300単位の大腸菌
DNAリガーゼ、20単位の大腸菌DNAポリメラー
ゼ、15単位の大腸菌RNaseHを添加して、12℃
1時間、次いで22℃1時間反応させ、RNA鎖をDN
Aに置換した。
【0017】ホモ・プロテインcDNAバンクの構築 cDNA合成反応液を用いて大腸菌NM522(ファル
マシア社)の形質転換を行なった。形質転換はハナハン
法(D.Hanahan,J.Mol.Biol.166:
557−580、1983)に従った。形質転換体の一
部を100μg/mlアンピシリン含有2xTY寒天培
地上に蒔いて37℃一晩培養した。寒天上に生じた任意
のコロニーを拾い100μg/mlアンピシリン含有2
xTY培地2mlに接種して37℃2時間培養後、ヘル
パーファージMK13KO7(ファルマシア社)を感染
させ、さらに37℃一晩培養した。培養液を遠心して、
菌体と上清に分け、菌体からはアルカリリシス法により
2本鎖プラスミドDNAを、上清からは常法に従い1本
鎖ファージDNAを単離した。2本鎖プラスミドDNA
はEcoRIとNotIで二重消化した後、0.8%ア
ガロースゲル電気泳動を行ないcDNAインサートの大
きさを求めた。一方1本鎖ファージDNAは、蛍光色素
で標識したM13リバースプライマーとTaqポリメラ
ーゼ(アプライドバイオシステムズ社製キット)を用い
てシーケンス反応を行なった後、蛍光DNAシーケンサ
ー(アプライドバイオシステムズ社)にかけてcDNA
の5’末端約400bpの塩基配列を決定した。配列デ
ータはホモ・プロテインcDNAバンクデータベースと
してファイル化した。
【0018】グリオキサラーゼI様タンパク質をコード
するcDNAのクローニング ファイル化した塩基配列をアミノ酸配列に変換後、これ
を用いてプロテインデータベースPRINAS(三井情
報開発)のホモロジー検索を行なった。その結果シュー
ドモナス菌由来のグリオキサラーゼIと高い類似性を有
するクローンが見いだされた。そこでこのクローンから
得られたプラスミドをpTZGLOI1と命名した。こ
のプラスミドの制限酵素地図を図1に示す。各断片のサ
ブクローニング並びに欠失体を作製した後、蛍光DNA
シーケンサー(アプライドバイオシステムズ社)を用い
て全塩基配列を決定した。その結果を配列番号3に示し
た。1995番目以降に約130個のポリAテールが付
加している。5’側のEcoRI断片に552bpのオ
ープンリーディングフレームが見い出され、184アミ
ノ酸残基からなるタンパク質をコードしていることが示
された。このアミノ酸配列をシュードモナス菌由来のグ
リオキサラーゼIのアミノ酸配列と比較したところ、図
2に示したように62番目から171番目までの範囲で
57.5%の類似性が認められた。また得られたアミノ
酸配列から求めたアミノ酸組成をヒト赤血球由来のグリ
オキサラーゼIのアミノ酸組成と比較したところ、表1
に示したようにN末端のMetを含めないとほぼ一致し
た。従ってヒト赤血球から単離されたグリオキサラーゼ
IのN末端Met残基は除去されていると考えられる。
【0019】グリオキサラーゼI発現ベクターの構築 図3にグリオキサラーゼIcDNAの大腸菌による発現
ベクターの構築法を示した。pTZGLOI1から単離
した約700bpのEcoRI断片を、pUC19にサ
ブクローニングしpUCGLOI1を構築した。このプ
ラスミドを鋳型にして、次に示す2種類の合成オリゴヌ
クレオチドをプライマーとして用いて、PCRを行なっ
た。配列番号4に示す配列を有するプライマーPR1は
グリオキサラーゼIの翻訳領域の開始コドンから始まる
21塩基とその5’末端にAatII部位を含む。また
配列番号5に示すプライマーPR2はM13のリバース
プライマー配列を含む。したがってPCR産物は、Aa
tII部位、グリオキサラーゼIの全翻訳領域、一部
3’非翻訳領域、HindIII部位とM13のリバー
スプライマー配列を含むpUCベクター由来の塩基配列
を有することになる。反応条件は、アニーリングが42
℃2分間、Taqポリメラーゼ反応が72℃2分間、変
性が94℃2分間、30サイクルで行なった。PCR産
物を0.8%アガロースゲル電気泳動にかけて約700
bpの断片を切り出した後、AatII並びにHind
III消化を行なった。この断片をtacプロモータ
ー、メタピロカテカーゼのSD配列、rrnBT12
ーミネーターを有する発現ベクターpMPRA3(特開
平2−182186)のAatIIーHindIII間
に挿入し、グリオキサラーゼIの発現ベクターpMKG
LOI1を構築した。この際グリオキサラーゼIcDN
Aインサートを含まないベクター(pMK0と命名)が
人工産物として得られたので、以後これを、発現を調べ
るときの対照ベクターとして用いた。
【0020】グリオキサラーゼIcDNAの大腸菌によ
る発現 pMKGLOI1による大腸菌NM522の形質転換体
を、各種濃度のメチルグリオキサールと100μg/m
lアンピシリンおよび1mMIPTGを含む最小培地
(0.7%K2HPO4、0.3%KH2PO4、0.5%グ
ルコース、0.1%(NH42SO4、0.01%MgS
4)5ml中で培養し、その成育曲線を求めた。その
結果を図4に示す。グリオキサラーゼIcDNAを持た
ない対照ベクター(pMK0)で形質転換した大腸菌で
は1mMのメチルグリオキサール添加によって成育阻害
が起こり、10mMでは全く成育しないが、pMKGL
OI1を含む大腸菌は1mMでは成育阻害は認められ
ず、10mMでも成育可能であることが示された。この
ことは大腸菌内で発現したグリオキサラーゼIによって
メチルグリオキサールが分解されたためと考えられる。
【0021】そこで対照菌並びに発現ベクターを含む大
腸菌を上記と同じ条件で培養後集菌し、超音波破砕を行
なった。この破砕溶液を用いてラッカー法(Racke
r、J.Biol.Chem.、190:685ー69
6、1951)によりグリオキサラーゼI活性を測定し
た。すなわちグルタチオンとメチルグリオキサールを含
むpH6.6のリン酸緩衝液0.9mlに0.1mlの大
腸菌破砕溶液を添加し、30℃10分間反応させ、24
0nmにおける吸光度変化を測定した。その結果を図5
に示す。破砕液に含まれるタンパク質の量をブラッドフ
ォード法(BioーRad社製キットを使用)により測
定し、試料中に含まれるグリオキサラーゼIの比活性を
求めたところ、対照(NM522/pMK0)では0.
02μmole/min/mg protein、発現
ベクターを有する菌(NM522/pMKGLOI1)
では2.3μmole/min/mg protein
であった。このことから、発現ベクターを含む大腸菌は
グリオキサラーゼIを発現していることが示された。
【0022】表1 ヒト赤血球グリオキサラーゼIのア
ミノ酸組成とcDNAがコードするタンパク質のアミノ
酸組成の比較 *文献値をもとに、アミノ酸総数を183残基として換
算。
【0023】
【発明の効果】本発明によりヒトのグリオキサラーゼI
をコードしているcDNAが提供された。本発明のcD
NAを適当な発現ベクターに組換えることにより、微生
物や動物細胞内でヒトグリオキサラーゼIを大量に発現
することが可能になる。またこの遺伝子を組み込んだ細
胞は有毒なメチルグリオキサール添加に対して耐性にな
ることから、薬剤耐性マーカー遺伝子としても利用でき
る。
【配列表】
【0024】配列番号:1 配列の長さ:184 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Ala Glu Pro Gln Pro Pro Ser Gly Gly Leu Thr Asp Glu Ala Ala 1 5 10 15 Leu Ser Cys Cys Ser Asp Ala Asp Pro Ser Thr Lys Asp Phe Leu Leu 20 25 30 Gln Gln Thr Met Leu Arg Val Lys Asp Pro Lys Lys Ser Leu Asp Phe 35 40 45 Tyr Thr Arg Val Leu Gly Met Thr Leu Ile Gln Lys Cys Asp Phe Pro 50 55 60 Ile Met Lys Phe Ser Leu Tyr Phe Leu Ala Tyr Glu Asp Lys Asn Asp 65 70 75 80 Ile Pro Lys Glu Lys Asp Glu Lys Ile Ala Trp Ala Leu Ser Arg Lys 85 90 95 Ala Thr Leu Glu Leu Thr His Asn Trp Gly Thr Glu Asp Asp Ala Thr 100 105 110 Gln Ser Tyr His Asn Gly Asn Ser Asp Pro Arg Gly Phe Gly His Ile 115 120 125 Gly Ile Ala Val Pro Asp Val Tyr Ser Ala Cys Lys Arg Phe Glu Glu 130 135 140 Leu Gly Val Lys Phe Val Lys Lys Pro Asp Asp Gly Lys Met Lys Gly 145 150 155 160 Leu Ala Phe Ile Gln Asp Pro Asp Gly Tyr Trp Ile Glu Ile Leu Asn 165 170 175 Pro Asn Lys Met Ala Thr Leu Met 180 184
【0025】配列番号:2 配列の長さ:552 配列の型:核酸 鎖の数: 二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 ATGGCAGAAC CGCAGCCCCC GTCCGGCGGC CTCACGGACG AGGCCGCCCT CAGTTGCTGC 60 TCCGACGCGG ACCCCACTAC CAAGGATTTT CTATTGCAGC AGACCATGCT ACGAGTGAAG 120 GATCCTAAGA AGTCACTGGA TTTTTATACT AGAGTTCTTG GAATGACGCT AATCCAAAAA 180 TGTGATTTTC CCATTATGAA GTTTTCACTC TACTTCTTGG CTTATGAGGA TAAAAATGAC 240 ATCCCTAAAG AAAAAGATGA AAAAATAGCC TGGGCGCTCT CCAGAAAAGC TACACTTGAG 300 CTGACACACA ATTGGGGCAC TGAAGATGAT GCGACCCAGA GTTACCACAA TGGCAATTCA 360 GACCCTCGAG GATTCGGTCA TATTGGAATT GCTGTTCCTG ATGTATACAG TGCTTGTAAA 420 AGGTTTGAAG AACTGGGAGT CAAATTTGTG AAGAAACCTG ATGATGGTAA AATGAAAGGC 480 CTGGCATTTA TTCAAGATCC TGATGGCTAC TGGATTGAAA TTTTGAATCC TAACAAAATG 540 GCAACCTTAA TG 552
【0026】配列番号:3 配列の長さ:1995 配列の型:核酸 鎖の数: 二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源: 生物名:ホモ=サピエンス 細胞の種類:リンフォーマ セルライン:U−937 配列の特徴: 特徴を表す記号:5’UTR 存在位置:1..87 特徴を決定した方法:P 特徴を表す記号:CDS 存在位置:88..639 特徴を決定した方法:P 特徴を表す記号:3’UTR 存在位置:640..1995 特徴を決定した方法:P 配列 CTAGTTAAGG CGGCACAGGG CCGAGGCGTA GTGTGGGTGA CTCCTCCGTT CCTTGGGTCC 60 CGTCGTCTGT GATACTGCAG TTCAGCC ATG GCA GAA CCG CAG CCC CCG TCC GGC 114 Met Ala Glu Pro Gln Pro Pro Ser Gly 1 5 GGC CTC ACG GAC GAG GCC GCC CTC AGT TGC TGC TCC GAC GCG GAC CCC 162 Gly Leu Thr Asp Glu Ala Ala Leu Ser Cys Cys Ser Asp Ala Asp Pro 10 15 20 25 AGT ACC AAG GAT TTT CTA TTG CAG CAG ACC ATG CTA CGA GTG AAG GAT 210 Ser Thr Lys Asp Phe Leu Leu Gln Gln Thr Met Leu Arg Val Lys Asp 30 35 40 CCT AAG AAG TCA CTG GAT TTT TAT ACT AGA GTT CTT GGA ATG ACG CTA 258 Pro Lys Lys Ser Leu Asp Phe Tyr Thr Arg Val Leu Gly Met Thr Leu 45 50 55 ATC CAA AAA TGT GAT TTT CCC ATT ATG AAG TTT TCA CTC TAC TTC TTG 306 Ile Gln Lys Cys Asp Phe Pro Ile Met Lys Phe Ser Leu Tyr Phe Leu 60 65 70 GCT TAT GAG GAT AAA AAT GAC ATC CCT AAA GAA AAA GAT GAA AAA ATA 354 Ala Tyr Glu Asp Lys Asn Asp Ile Pro Lys Glu Lys Asp Glu Lys Ile 75 80 85 GCC TGG GCG CTC TCC AGA AAA GCT ACA CTT GAG CTG ACA CAC AAT TGG 402 Ala Trp Ala Leu Ser Arg Lys Ala Thr Leu Glu Leu Thr His Asn Trp 90 95 100 105 GGC ACT GAA GAT GAT GCG ACC CAG AGT TAC CAC AAT GGC AAT TCA GAC 450 Gly Thr Glu Asp Asp Ala Thr Gln Ser Tyr His Asn Gly Asn Ser Asp 110 115 120 CCT CGA GGA TTC GGT CAT ATT GGA ATT GCT GTT CCT GAT GTA TAC AGT 498 Pro Arg Gly Phe Gly His Ile Gly Ile Ala Val Pro Asp Val Tyr Ser 125 130 135 GCT TGT AAA AGG TTT GAA GAA CTG GGA GTC AAT TTT GTG AAG AAA CCT 546 Ala Cys Lys Arg Phe Glu Glu Leu Gly Val Lys Phe Val Lys Lys Pro 140 145 150 GAT GAT GGT AAA ATG AAA GGC CTG GCA TTT ATT CAA GAT CCT GAT GGC 594 Asp Asp Gly Lys Met Lys Gly Leu Ala Phe Ile Gln Asp Pro Asp Gly 155 160 165 TAC TGG ATT GAA ATT TTG AAT CCT AAC AAA ATG GCA ACC TTA ATG T 640 Tyr Trp Ile Glu Ile Leu Asn Pro Asn Lys Met Ala Thr Leu Met 170 175 180 184 AGTGCTGTGA GAATTCTCCT TTGAGATTTC AGAAGAAAGG AAACAATGTG ATTCAAGATA 700 TTTACATACC AGAAGCATCT AGGACTGATG GATCACTGTC CCGATTCAAA TTATTCTTCA 760 GTCCATTTCC CCTTCCTATT TCAGCTGTTC CTTTTCACCT AACTGTTCAG TCATTCTGGT 820 TTTCAAGCAG TGCTTTATCT CATGTCCTTG AATATAGTTG TGTAACTTTA TTTTTTAGGT 880 AATAATTAGA ACAGTTCCCT TCAGAGGCTG CATTTGCCTT CTTCTGCCAC CTAAATATTA 940 CTTCCCTTCA AATCTGCCTT TGAATCATCA TTTTTAAAAA AAAATTAACA TGTTTTTGTT 1000 GTAGTTATCT TCTGGGGTTT CAATTCCTCA GAAACAACTT TTTTCACAAC GGAAAGGAAA 1060 GAACACTAGT GTTCCTTCCA GTAAAGTACA AAGTGTTTAT TTTACAAAAG AGTAGGTACT 1120 CTTGAGAGCA ATTCAAATCA TGCTGACAAG GATACTGATA GAAAAAGTGA TTTCTTCTTA 1180 TTATAAAGTA CATTTAAAGT TCAAGGACTA ACCTTATTTA TTTGGGAAAG GGGAGGAGGA 1240 AGGAAATGAT ATGGTACCCA GACACTGGGC TAGGCTGCAA CTTTATCTCA TTTAATACTC 1300 CCAGCTGTCA TGTGAGAAAG AAAGCAGGCT AGGCATGTGA AATCACTTTC ATGGATTATT 1360 AATGGATTTA AGAGGGCATC AATCAGCTCA ACTCAAGATT TCATAATCAT TTTTAGTATT 1420 TAGATTGTGC CTCAAAGTTG TAGTACCTCA CAATACCTCC ACTGGTTTCC TGTTGTAAAA 1480 ACCTTCAGTG AGTTTGACCA TTGTGCTCTT GGCTCTTGGG CTGGAGTACC GTGGTGAGGG 1540 AGTAAACACT AGAAGTCTTT AGTACAAAAC TGCTCTAGGG ACACCTGGTG ATTCCTACAC 1600 AAGTGATGTT TATATTTCTC ATAAAGAGTC TTCCCTATCC CAAGGTCTTC ATGATGCCAG 1660 TAGCCATATA TGATAAATTA TGTTCAGTGA TAACTTAGTT ATCAGAAATC AGCTCAGTGG 1720 TCTTCCCCGC CATGATTCAC ATTTGATGAG TTTTTAAAAA TCAAAGTGAT TTTGAAAATC 1780 TCTAATGGCT CAGAAAATAA AAACATCCAG TTTGTGGATG ACTATATTTA GATTTCTCTA 1840 GACTCTAGTG GAAGACCTTT GGAAAGGCCA TGCCAACCGT GCTTGTACTG CTAGAAGCAC 1900 TTTATGTTTC CTTTTTGGGT GAAATGGATT TATGTGAGTG CTTTAAACAA ATAGCAATAC 1960 TTATAGACTG AAATAAAATG AAACTTCAAA TAAGA 1995
【0027】配列番号:4 配列の長さ:29 配列の型:核酸 鎖の数: 一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CCGACGTCAT GGCAGAACCG CAGCCCCCG
【0028】配列番号:5 配列の長さ:17 配列の型:核酸 鎖の数: 一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CAGGAAACAG CTATGAC
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】pTZGLOI1の制限酵素地図
【図2】本発明のcDNAがコードするタンパク質のア
ミノ酸配列とシュードモナス菌由来のグリオキサラーゼ
Iのアミノ酸配列の比較図
【図3】ヒト由来グリオキサラーゼIの発現ベクターの
構築工程を示す図
【図4】メチルグリオキサール含有培地中での大腸菌の
成育曲線の図
【図5】吸光度変化測定によるグリオキサラーゼI活性
測定をそれぞれ表す図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】配列番号:2 配列の長さ:552 配列の型:核酸 鎖の数: 二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 ATGGCAGAAC CGCAGCCCCC GTCCGGCGGC CTCACGGACG AGGCCGCCCT CAGTTGCTGC 60 TCCGACGCGG ACCCCAGTAC CAAGGATTTT CTATTGCAGC AGACCATGCT ACGAGTGAAG 120 GATCCTAAGA AGTCACTGGA TTTTTATACT AGAGTTCTTG GAATGACGCT AATCCAAAAA 180 TGTGATTTTC CCATTATGAA GTTTTCACTC TACTTCTTGG CTTATGAGGA TAAAAATGAC 240 ATCCCTAAAG AAAAAGATGA AAAAATAGCC TGGGCGCTCT CCAGAAAAGC TACACTTGAG 300 CTGACACACA ATTGGGGCAC TGAAGATGAT GCGACCCAGA GTTACCACAA TGGCAATTCA 360 GACCCTCGAG GATTCGGTCA TATTGGAATT GCTGTTCCTG ATGTATACAG TGCTTGTAAA 420 AGGTTTGAAG AACTGGGAGT CAAATTTGTG AAGAAACCTG ATGATGGTAA AATGAAAGGC 480 CTGGCATTTA TTCAAGATCC TGATGGCTAC TGGATTGAAA TTTTGAATCC TAACAAAATG 540 GCAACCTTAA TG
552

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号1で表されるアミノ酸配列を含
    むヒト由来グリオキサラーゼI活性を有するタンパク質
    をコードするDNA。
  2. 【請求項2】 前記タンパク質をコードする配列が、配
    列番号2で表される塩基配列であることを特徴とする請
    求項1記載のDNA。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のDNAを含み、配列番号
    3で表される塩基配列からなるヒト細胞由来cDNA。
  4. 【請求項4】 配列番号1で表されるアミノ酸配列を含
    むヒト由来グリオキサラーゼI活性を有するタンパク質
    をコードするDNAが前記タンパク質を発現させうるプ
    ロモーターDNAに有効に結合している発現ベクター。
JP22633691A 1991-08-13 1991-08-13 ヒト由来グリオキサラ−ゼiをコ−ドするdna Pending JPH0568571A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001007639A3 (en) * 1999-07-27 2001-08-09 Syngenta Ltd Selectable marker gene
WO2002061065A3 (en) * 2001-01-31 2003-02-20 Vlaams Interuniv Inst Biotech Phosphorylated glyoxalase i and its use

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