JPH0568246A - 画像通信用表示・撮像方式 - Google Patents

画像通信用表示・撮像方式

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JPH0568246A
JPH0568246A JP3226675A JP22667591A JPH0568246A JP H0568246 A JPH0568246 A JP H0568246A JP 3226675 A JP3226675 A JP 3226675A JP 22667591 A JP22667591 A JP 22667591A JP H0568246 A JPH0568246 A JP H0568246A
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JP
Japan
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image
lenticular lens
function
display screen
display
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Application number
JP3226675A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakazawa
憲二 中沢
Shinichi Shiwa
新一 志和
Kenji Akiyama
健二 秋山
Susumu Ichinose
進 一之瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多人数が出席するテレビ電話会議において、
通信相手の任意の人と視線のあった自然な臨場感に富ん
だ会議を実現すること。各個人に応じた固有の画面を1
台のスクリーンで表示すること。 【構成】 複数台のカメラで撮像した映像を、それぞれ
の出席者に対面する通信相手のみの画像として送信し、
通信相手の表示スクリーンには、表示スクリーンに使用
しているレンチキュラーレンズの設計によって、送信さ
れた画像のみが表示され、かつ、その表示画像は複数台
のカメラで撮像した画像に相当した数を表示する。これ
は、複数台のカメラが、あたかも会議への出席者の代わ
りに通信相手の目前に出席していることに対応する。ま
た、表示スクリーンにも、出席者があたかも通信相手の
目前に位置しているかのような画像が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ電話会議システ
ム、テレビ電話システムにおいて、臨場感が高められる
画像通信用の入出力方式に関し、特に、表示スクリー
ン、複数台の投影機、複数台の撮像機を備えた画像通信
用表示・撮像方式に関する。
【0002】
【従来の技術】画像通信技術の発達により遠隔地にいる
相手の顔画像を見ながら会議や打ち合わせができるテレ
ビ電話会議システムやテレビ電話が実用に供されてい
る。
【0003】このテレビ電話会議システムやテレビ電話
システムでは、通信会議を意識させないような自然な臨
場感のある、また、表情などをうまく読み取れる撮像・
表示方式の考案が今後の課題である。
【0004】図7は、現在実用に供されているテレビ電
話会議システムの入出力方式の一例を示す図であり、7
01は表示デバイス、702は撮像機、M1,M2,M
3は会議出席者(観察者)、MT1,MT2,MT3は
相手端末の会議参加者(通信相手者像)である。この従
来の方式では、少なくとも1台の表示デバイス701と
少なくとも1台の撮像機702を備えていた。例えば、
表示デバイス701の上に設置した撮像機702によっ
て撮像した画像を相手端末に伝送し、逆に、相手端末か
ら送信されてきた画像を表示デバイス701に映し出す
といった方式をとっていた。このように、従来の方式で
は、会議の雰囲気を伝えることには十分目的を果たして
いたが、通信相手との視線が一致しないという問題があ
った。
【0005】前記の問題点を解決するため、画像表示装
置の表示画面の内部に撮像機を埋め込む方法が考案され
た。図8は、そのハーフミラーを使用した視線一致型の
表示・撮像装置の構成例を示す図であり、観察者801
はハーフミラー802を介して表示装置803を観察し
ている。同時に撮像装置804によって観察者801の
顔を撮像しているため、通信相手の視線に一致した顔画
像を伝送することができる。
【0006】前述した従来の技術では、1人対1人の通
話においては、視線の一致した臨場感に富んだ会議が実
現できる。しかしながら、複数人が出席する会議におい
ては、それぞれの出席者の視線が一致した通信会議を実
現することができない。この理由を以下に説明する。図
9(視線不一致の原理を説明するための図)に示すよう
に、例えば、3人対3人の通信会議を例に説明する。表
示デバイス701には、(b)図に示すように、通信相
手であるMT1、MT2、MT3の3人の映像が表示さ
れている。また、(a)図に示すように、M1、M2、
M3の3人が会議に出席していると仮定する。撮像機7
02は表示デバイス701の表示スクリーンの後方中心
部に設置されているとする。この場合には、M2とMT
2とでは、視線が一致した会話を実現できる。M2は表
示スクリーン中央部に表示されているMT2と会話して
いるため、等価的に表示スクリーン後方中心部に設置さ
れている撮像機702を見ていることに等価であるため
である。撮像機702で撮像されたM1、M2、M3の
像は、通信相手であるMT1、MT2、MT3の表示デ
バイス701に表示される。MT2の像は、表示デバイ
ス701の中央部に正面を向いた像として表示されるた
め、あたかも、MT2を見ているかのように表示される
ことになる。同様に、MT2の像もM1とM2及びM3
側の表示デバイス701の中心部に正面像として表示さ
れるため、M2とMT2は視線の一致した会話を行うこ
とができる。
【0007】以上説明したように、M2とMT2との会
話では視線が一致した会話を実現できるが、M1とMT
1との会話では決して視線が一致しない。M1はMT1
と会話するために表示デバイス701の端に表示された
MT1に顔を向けることになる。表示スクリーン後方中
心部に設置した撮像機702からは横顔のM1像を撮影
し、その画像がMT1の表示スクリーンに投影される。
MT1は表示スクリーン上に投影された横に視線を向け
たM1像を観察するために、視線が一致しないことにな
る。同様に、M2とMT2の組合せ以外では、撮像機1
台と表示画像1面の構成では、視線の一致した会話を実
現することは困難である。
【0008】臨場感を高める方法として、平面的な2次
元画像の通信ではなく、立体的な3次元画像を通信に利
用しようとする試みがある。一例として多眼式レンチキ
ュラーレンズを用いた方式を説明する。図10は多眼式
レンチキュラーの原理を説明するための図であり、1個
のレンチキュラーレンズ1001の中にはa,b,
c..fと記した部分に、それぞれ、a’,b’,
c’..f’という多方向から撮像したストライプ状の
画像を表示する。レンズ板の作用によって各方向のスト
ライプ像は、左右の眼に別々に入り、視点を移動すれ
ば、横方向の立体画像を見ることができる。この方式で
は、カメラを目の間隔以下で多数連続して配置すれば、
どの方向から見ても、あたかもそこに存在するかのよう
な立体感が得られる。従って、カメラを通話者の目の位
置程度に、かつ、目の間隔以下で多数配置すれば、表示
スクリーンに表示されている任意の相手と、かつ同時
に、通話者どうしの任意の組合せで視線の一致した通信
を実現できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この3
次元の方式では、多数のカメラを使用するため、通信す
べき画像情報が膨大になる。また、通信に関与する人数
に関係なく多数のカメラを使用するため不経済である。
10インチ程度までの小画面を取り扱う範囲では現実的
に可能性はあるが、100インチ以上の大画面になり、
膨大な画像情報を考慮すると現実的でなくなる。このよ
うに、従来、臨場感を実現する手段として視線一致方式
や、3次元方式が積極的に提案されているが、視線一致
方式では1対1までの通信しか考慮しておらず、3次元
方式は臨場感通信の究極の解ではあるが現実的な解では
ない。すなわち、従来の技術では多人数が出席するもと
でのテレビ電話会議において、通信相手の任意の人と視
線が合った状態で会話を行うことができなかった。
【0010】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、多人数が出席する
テレビ電話会議において、通信相手の任意の人と視線の
あった自然な臨場感に富んだ会議を実現することが可能
な技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、各個人に応じた固有
の画面を1台のスクリーンで表示することが可能な技術
を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かにする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するに、
本発明の(1)の手段は、表示スクリーン、複数台の投
影機、複数台の撮像機を備えた画像通信用表示・撮像方
式であって、前記表示スクリーンは、拡散板と、該拡散
板に対して投影機側に配置した第1のレンチキュラーレ
ンズと、該第1のレンチキュラーレンズに対して投影機
側に配置した第1のフレネルレンズと、前記第1のレン
チキュラーレンズと同じピッチをもち、拡散板に対して
観察者側に配置した第2のレンチキュラーレンズと、該
第2のレンチキュラーレンズに対して観察者側に配置し
た第2のフレネルレンズから構成され、前記第1のフレ
ネルレンズは、複数台の投影機が投射する投影光を光軸
に対して平行光に変換する機能を有し、第1のレンチキ
ュラーレンズは、前記平行光を拡散板上の所定の位置に
結像する機能を有し、拡散板は前記平行光の入射方向に
強い指向性をもって、前記平行光の結像位置から光を出
射する機能を有し、第2のレンチキュラーレンズは、出
射光を集光する機能を有し、第2のフレネルレンズは、
前記出射光を所定の観察位置に集光する機能を有し、前
記複数台の撮像機は、異なる方向から観察者を撮像する
機能を有し、かつ、前記複数台の投影機から投影した投
影画像を、投影機の数に応じた観察位置のみで観察でき
る機能を有していることを特徴とする。
【0014】本発明の(2)の手段は、表示スクリー
ン、該表示スクリーン複数台の投影機、複数台の撮像機
を備えている画像通信用表示・撮像方式であって、前記
表示スクリーンは、反射拡散板と、該反射拡散板に対し
て観察者側に配置したレンチキュラーレンズと、該レン
チキュラーレンズに対して観察者側に配置したフレネル
レンズから構成され、前記フレネルレンズは、複数台の
投影機が投射する投影光を光軸に対して平行光に変換す
る機能と出射光を所定の観察位置に集光する機能を有
し、前記レンチキュラレンズは、前記平行光を拡散板上
の所定の位置に結像する機能と出射光を集光する機能を
有し、前記反射拡散板は、前記平行光の光軸の反射方向
に強い指向性をもち、前記平行光の結像位置から光を出
射する機能を有し、前記複数台の撮像機は、異なる方向
から観察者を撮像する機能を有し、かつ、前記複数台の
投影機から投影した投影画像を、投影機の数に応じた観
察位置のみで観察できる機能を有していることを特徴と
する。
【0015】前記表示スクリーンの第2のレンチキュラ
ーレンズは、レンズとレンズの間にブラックストライプ
を有していることを特徴とする。
【0016】前記表示スクリーンの拡散板は、前記第1
のレンチキュラーレンズによる入射光の結像領域以外が
不透過処理されていることを特徴とする。
【0017】前記表示スクリーンの反射拡散板には、レ
ンチキュラーレンズによる入射光の結像領域以外が無反
射処理されていることを特徴とする。
【0018】
【作用】前述の手段によれば、複数人が出席するテレビ
会議において、複数台のカメラで撮像した映像を、それ
ぞれの出席者に対面する通信相手のみの画像として送信
し、通信相手の表示スクリーンには、表示スクリーンに
使用しているレンチキュラーレンズの設計によって、送
信された画像のみが表示され、かつ、その表示画像は、
複数台のカメラで撮像した画像に相当した数が表示され
る。これは、複数台のカメラが、あたかも会議への出席
者の代わりに通信相手の目前に出席していることに対応
する。また、表示スクリーンにも、出席者があたかも通
信相手の目前に位置しているかのような画像が表示され
る。
【0019】このようにすることにより、1つのスクリ
ーンでスクリーンを観察する角度に依存した画面を提供
できるので、多人数が出席するテレビ電話会議におい
て、通信相手の任意の人と視線のあった自然な臨場感に
富んだ会議を実現することができる。
【0020】また、本発明による入出力方式の表示スク
リーンを用いれば、1つのスクリーンで複数の画面を表
示することができ、かつ、角度依存性を有しているの
で、各個人に応じた固有の画面を1台のスクリーンで表
示することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰返
しの説明は省略する。
【0022】〔実施例1〕図1は、本発明を画像通信用
入出力装置を適用した実施例1の会議風景を示す図であ
り、M1、M2、M3は会議出席者、MT1、MT2、
MT3は通信相手者像である。それぞれの出席者に対し
てそれぞれの表示画面があるため、表示スクリーン10
1には3面の画面が投影されている。
【0023】図2は、本実施例の撮像方式と表示方式を
説明するための図であり、ネットワーク201を介し
て、3人対3人の通信会議を想定している。実際には、
それぞれの端末には、撮像系及び表示系を有している
が、簡略化して説明するため、一方の端末では撮像系の
みを、もう一方では表示系のみを示してある。撮像系で
はMT1、MT2、MT3それぞれ各人に対してカメラ
C1、C2、C3を有し、表示系ではM1、M2、M3
の各人に対してプロジェクタP1、P2、P3を有して
いる。表示系におけるM1は、撮像系におけるカメラC
1で撮像した画像を観察し、同様に、M2はカメラC2
で撮像した画像を、M3はカメラC3で撮像した画像を
観察する。従って、各々の出席者はあたかも相手が目前
にいるかのような画面を観察することができる。20
2,203は表示スクリーンである。
【0024】以上の説明からわかるように、複数の表示
画面をもつ表示スクリーン202,203を用いれば、
複数人が出席する会議においても、出席者と通信相手と
の間では任意の組合せで視線の一致した通信が実現でき
る。
【0025】次に、本実施例1による複数の表示画面を
作成する方法について説明する。
【0026】図3は、本実施例1の3台の投影機と表示
スクリーンを用いて、3箇所の観察領域を形成するとき
の背面投射を説明するための説明図であり、1A,2
A,3Aはそれぞれ観察者(会議出席者)、観察者1
A,2A,3Aの領域は、投影機1B,2B,3Bから
それぞれ出射した光線によって形成される。これは、投
影機1Bから出射した、例えば、光線311、312が
表示スクリーン203(図2)の第1のフレネルレンズ
301、第1のレンチキュラーレンズ302を通過した
後、拡散板300上に結像する。さらに、結像領域を光
源とした出射光が第2のレンチキュラーレンズ303、
第2のフレネルレンズ304を通過して、観察者1Aの
領域で交差するためである。同様に、観察領域2A、3
Aは、投影機2B、3Bから出射した光線によって形成
される。ここで、フレネルレンズ301は、投影機から
投射した光を平行光に変換する機能を果たす。また、ブ
ラックストライプ305は、所望のレンズ以外からの光
の漏れを防止する機能を有する。
【0027】図4は、図3に示す表示スクリーン203
のレンチキュラーレンズ303と拡散板300の拡大図
であり、表示スクリーン203内での光線追跡を行った
一例である。図4(a)に示すように、表示スクリーン
203に対して直角に入射した光線411,412は、
拡散板300上で、第1のレンチキュラーレンズ302
の中心付近に結像する。一方、図4(b)に示すよう
に、表示スクリーンに対して斜めに入射した光線41
3,414は、第1のレンチキュラーレンズ302の中
心からずれた拡散板300上で結像することになる。そ
れぞれ、位置の異なる結像領域を仮想光源として光が出
射し、第2のレンチキュラーレンズ303を介して、拡
散板300から出射することになる。拡散板300上で
は、あらかじめ定めた結像領域だけに拡散領域が存在す
るために、レンズの収差や、外光によるコントラスト低
下を防止できる。
【0028】以上の説明からわかるように、本実施例1
によれば、複数人が出席するテレビ会議において、複数
台のカメラC1,C2,C3で撮像した映像を、それぞ
れの出席者に対面する通信相手のみの画像として送信
し、通信相手の表示スクリーン202には、表示スクリ
ーン202に使用しているレンチキュラーレンズ30
3,302の設計によって、送信された画像のみが表示
され、かつ、その表示画像は、複数台のカメラC1,C
2,C3で撮像した画像に相当した数を表示できる。こ
れは、複数台のカメラC1,C2,C3が、あたかも会
議への出席者の代わりに通信相手の目前に出席している
ことに対応する。また、表示スクリーン202(図2)
にも、出席者があたかも通信相手の目前に位置している
かのような画像が表示される。
【0029】〔実施例2〕図5は、本発明の実施例2の
3台の投影機と表示スクリーンを用いて、3箇所の観察
領域を形成するときの反射型投影を説明するための説明
図であり、観察者1A,2A,3Aの領域は、投影機1
B,2B,3Bから出射した光線によって形成される。
これは、投影機1Bから出射した、例えば、511、5
12の光線はフレネルレンズ501を通過し、レンチキ
ュラーレンズ502によって反射拡散板500上に結像
する。この結像した領域を光源として反射し、レンチキ
ュラーレンズ502、フレネルレンズ501を通過し、
観察者1の領域で交差するためである。同様に、観察者
2Aの領域及び観察者3Aの領域は、投影機2B及び3
Bから出射した光線によって形成される。
【0030】図6は、前記表示スクリーンのレンチキュ
ラーレンズ502と反射拡散板500の拡大図であり、
表示スクリーン内での光線追跡を行った一例である。表
示スクリーンに対して直角に入射した光線611、61
2は反射拡散板500上で、レンチキュラーレンズ50
2の中心付近に結像する。一方、表示スクリーンに対し
て斜めに入射した光線613、614は、レンチキュラ
ーレンズ502の中心からずれた拡散板500上で結像
することになる。それぞれ、位置の異なる結像領域を仮
想光源として光が出射し、再びレンチキュラーレンズ5
02を介して、反射拡散板500から出射することにな
る。
【0031】前記実施例1,2では、ブラックストライ
プとして矩形型のみに関して記述したがこれに限ること
はなく、V字型の場合にも同様に実施できる。
【0032】以上の説明からわかるように、本実施例2
によれば、1つの表示スクリーンでその表示スクリーン
を観察する角度に依存した画面を提供できるので、多人
数が出席するテレビ電話会議において、通信相手の任意
の人と視線のあった自然な臨場感に富んだ会議を実現す
ることができる。
【0033】また、本実施例2による入出力方式の表示
スクリーンを用いれば、1つのスクリーンで複数の画面
を表示でき、かつ、角度依存性を有しているので、各個
人に応じた固有の画面を1台のスクリーンで表示するこ
とができる。
【0034】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、1つの表示スクリーン
でその表示スクリーンを観察する角度に依存した画面を
提供することができるので、多人数が出席するテレビ電
話会議において通信相手の任意の人と視線のあった自然
な臨場感に富んだ会議を実現することができる。
【0036】また、1つのスクリーンで複数の画面を表
示することができ、かつ、角度依存性を有しているの
で、各個人に応じた固有の画面を1台のスクリーンで表
示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像通信用表示・撮像方式を適用し
た本実施例1の会議風景を示す図、
【図2】 本実施例1の撮像方式と表示方式を説明する
ための図である。
【図3】 本実施例1の3台の投影機と表示スクリーン
を用いて、3箇所の観察領域を形成するときの背面投射
を説明するための説明図、
【図4】 図3の表示スクリーンの拡大図、
【図5】 本発明の本実施例2の3台の投影機と表示ス
クリーンを用いて、3箇所の観察領域を形成するときの
反射型投影を説明するための説明図,
【図6】 図5の表示スクリーンの拡大図、
【図7】 従来のテレビ電話会議システムの撮像、表示
方法を説明するための図、
【図8】 従来のハーフミラーを使用した視線一致型の
表示・撮像装置の構成例を示す図、
【図9】 従来の視線不一致の原理を説明するための
図、
【図10】 従来の3次元入出力方式を説明するための
図、
【符号の説明】
M1,M2,M3…会議出席者、MT1,MT2,MT
3…通信相手側会議出席者像、1A,2A,3A…観察
者(会議出席者)、1B,2B,3B…投影機、10
1,202,203…表示スクリーン、201…ネット
ワーク、300…拡散板、301…第1のフレネルレン
ズ、302…第1のレンチキュラーレンズ、303…第
2のレンチキュラーレンズ、304…第2のフレネルレ
ンズ、311…光線、312…光線、411…光線、4
12…光線、413…光線、414…光線、500…反
射拡散板、501…フレネルレンズ、502…レンチキ
ュラーレンズ、511…光線、512…光線、611…
光線、612…光線、613…光線、614…光線、8
01…観察者、802…ハーフミラー、803…表示装
置、804…撮像装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/66 D 7205−5C 7/15 8943−5C (72)発明者 一之瀬 進 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示スクリーン、複数台の投影機、複数
    台の撮像機を備えた画像通信用表示・撮像方式であっ
    て、前記表示スクリーンは、拡散板と、該拡散板に対し
    て投影機側に配置した第1のレンチキュラーレンズと、
    該第1のレンチキュラーレンズに対して投影機側に配置
    した第1のフレネルレンズと、前記第1のレンチキュラ
    ーレンズと同じピッチをもち、拡散板に対して観察者側
    に配置した第2のレンチキュラーレンズと、該第2のレ
    ンチキュラーレンズに対して観察者側に配置した第2の
    フレネルレンズから構成され、前記第1のフレネルレン
    ズは、複数台の投影機が投射する投影光を光軸に対して
    平行光に変換する機能を有し、第1のレンチキュラーレ
    ンズは、前記平行光を拡散板上の所定の位置に結像する
    機能を有し、拡散板は前記平行光の入射方向に強い指向
    性をもって、前記平行光の結像位置から光を出射する機
    能を有し、第2のレンチキュラーレンズは、出射光を集
    光する機能を有し、第2のフレネルレンズは、前記出射
    光を所定の観察位置に集光する機能を有し、前記複数台
    の撮像機は、異なる方向から観察者を撮像する機能を有
    し、かつ、前記複数台の投影機から投影した投影画像
    を、投影機の数に応じた観察位置のみで観察できる機能
    を有していることを特徴とする画像通信用表示・撮像方
    式。
  2. 【請求項2】 前記表示スクリーン、該表示スクリーン
    複数台の投影機、複数台の撮像機を備えている画像通信
    用表示・撮像方式であって、前記表示スクリーンは、反
    射拡散板と、該反射拡散板に対して観察者側に配置した
    レンチキュラーレンズと、該レンチキュラーレンズに対
    して観察者側に配置したフレネルレンズから構成され、
    前記フレネルレンズは、複数台の投影機が投射する投影
    光を光軸に対して平行光に変換する機能と出射光を所定
    の観察位置に集光する機能を有し、前記レンチキュラー
    レンズは、前記平行光を拡散板上の所定の位置に結像す
    る機能と出射光を集光する機能を有し、前記反射拡散板
    は、前記平行光の光軸の反射方向に強い指向性をもち、
    前記平行光の結像位置から光を出射する機能を有し、前
    記複数台の撮像機は、異なる方向から観察者を撮像する
    機能を有し、かつ、前記複数台の投影機から投影した投
    影画像を、投影機の数に応じた観察位置のみで観察でき
    る機能を有していることを特徴とする画像通信用表示・
    撮像方式。
  3. 【請求項3】 前記表示スクリーンの第2のレンチキュ
    ラーレンズは、レンズとレンズの間にブラックストライ
    プを有していることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の画像通信用表示・撮像方式。
  4. 【請求項4】 前記表示スクリーンの拡散板は、前記第
    1のレンチキュラーレンズによる入射光の結像領域以外
    が不透過処理されていることを特徴とする請求項1に記
    載の画像通信用表示・撮像方式。
  5. 【請求項5】 前記表示スクリーンの反射拡散板には、
    レンチキュラーレンズによる入射光の結像領域以外が無
    反射処理されていることを特徴とする請求項2に記載の
    画像通信用表示・撮像方式。
JP3226675A 1991-09-06 1991-09-06 画像通信用表示・撮像方式 Pending JPH0568246A (ja)

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