JP2016072844A - 映像システム - Google Patents

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So Kikuchi
惣 菊池
安朗 常深
Yasuro Tsunemi
安朗 常深
裕介 水口
Yusuke Mizuguchi
裕介 水口
小林 哲
Satoru Kobayashi
哲 小林
清隆 村上
Kiyotaka Murakami
清隆 村上
紀彦 藤岡
Norihiko Fujioka
紀彦 藤岡
俊雄 桂川
Toshio Katsuragawa
俊雄 桂川
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【課題】発言者の表情も含めてコミュニケーションが可能となるばかりでなく、同時に発言者以外の他の会議参加者の反応を確認することができ、実際に人同士が対面して会議と同様に総合的なコミュニケーションを図る映像システムを提供する。【解決手段】視差を利用する立体感を得ることではなく、送信側拠点Aにおいて、送信側拠点の視野範囲を複数に分割して被写体をそれぞれ個別に撮像し、受信側の拠点Bに少なくとも複数台のスクリーン7a、7bを備え、それぞれの個別の画像を対応するスクリーンにそれぞれ映し出すため、発言者の表情も含めたコミュニケーションを可能し、同時に発言者以外の他の会議参加者の反応を確認することにより、実際に人同士が対面した会議と同様に、あたかも会議室に居るような奥行き感、臨場感(没入感)を得る。【選択図】図1

Description

本発明は、互いに離れた会議室などの拠点毎に映像を配信することにより、会議などを進行させるために用いる映像システムに関する。
特許文献1によれば、テレビ会議システムにおいては、互いに離れた会議場などの場所にテレビ会議システム対応の装置を設け、オーバーヘッド投影または直視型投影の大画面10を有している。そして、1つの会議場においては、例えばその会議場に居る会議参加者などを複数のカメラにより撮像して得た撮像画像をネットワーク経由で、別の場所の会議場の装置に対して送信する。遠端側の装置は、送信されてきた撮像画像を受信し、あたかも目前に遠方の参加者が着座しているように、大画面10に表示させて、最大数の参加者が可能なテレビ会議を提供している。
また、テレビ会議システムの場合には、会議の進行に応じて、2つの離れた部屋の間で平行して複数の会話を行うことができ、会話のモニタリングは、まさしく通常の会議と同様に、参加者が話を聞きたい相手に焦点を合わせることができることが好ましい場合がある。これによって、複数の同時会話が可能となり、臨場感を持った会議を提供することができる。また、より臨場感を持たせるために、大画面10に表示された参加者の内、発言した者の方向から、スピーカーで音声を流し、あたかもその方角から発言しているように特徴を持たせている。
特開2009−81861号公報
しかしながら、従来のテレビ会議システムにおいては、大画面特定の撮像視野に対応する平面ディスプレイなどを配置するのみなので、例えば、特許文献1では、臨場感やリアリティを出すために、参入構成を再現するためにわずかにカーブした画面10を有している。それでも、大画面越しと言うことから、大画面をみているだけのような感覚に陥り、会議参加者の反応を確認することができず、実際に人同士が対面して会議を開催する場合と比べて、総合的なコミュニケーションとしては不十分であるという課題がある。
従来のテレビ会議システムは、臨場感及びリアリティを出すため、ディスプレイを大型化したり、画質を高画質に改善することにより、相手の表情や仕草まではっきり見えるための工夫がされているが、画面の大型化や画質の改善のみでは会議場の雰囲気を表現するには臨場感及びリアリティに欠け、送信側と受信側との距離感を埋めることが困難であるという課題がある。
本発明の目的は、視差を利用する立体感を得ることではなく、発言者の表情も含めてコミュニケーションが可能となる。また、同時に発言者以外の他の会議参加者の反応を確認することができ、実際に人同士が対面して会議と同様に、あたかも会議室に居るような奥行き感、臨場感(没入感)を得ることができる総合的なコミュニケーションを図ることができる映像配信システム及び映像配信方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る映像システムは、撮像した映像を投影装置でスクリーンのスクリーン面に投影する映像システムにおいて、被写体を視覚者の視野範囲で撮像する撮像装置と、前記撮像装置が撮像した映像を投影するスクリーン面で前記視覚者の視野範囲を覆うスクリーンと、を有することを特徴とする。
本発明に係る映像システムにおいて、前記撮像装置は、被写体を前記視野範囲の正面と左右とに遠近の距離感を持たせて撮像することを特徴とする。
本発明に係る映像システムにおいて、前記撮像装置は複数台のカメラからなり、前記複数台のカメラは、前記視覚者の視野範囲を複数に分割して前記被写体を撮像することを特徴とする。
本発明に係る映像システムにおいて、前記スクリーンのスクリーン面は、前記撮像装置の撮像位置と前記視野範囲の正面及び左右との間の距離を異ならせて前記視覚者の視野範囲を覆うことを特徴とする。
本発明に係る映像システムにおいて、前記スクリーンのスクリーン面は、複数枚のスクリーン面を組み合わせたことを特徴とする。
本発明に係る映像システムにおいて、前記スクリーンのスクリーン面は平面形状であることを特徴とする。
本発明に係る映像システムにおいて、前記スクリーンのスクリーン面は、一枚のスクリーン面からなることを特徴とする。
本発明に係る映像システムにおいて、前記スクリーンのスクリーン面は曲率をもつ形状であることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、視差を利用する立体感を得ることではなく、送信側拠点において、送信側拠点の撮像対象物を少なくとも1点から2方向に向けてそれぞれ個別に撮像し、受信側の拠点に少なくとも複数台の投影装置を備え、それぞれの個別の画像を対応する前記スクリーンにそれぞれ映し出すため発言者の表情も含めてコミュニケーションが可能となるばかりでなく、同時に発言者以外の他の会議参加者の反応を確認することができ、実際に人同士が対面した会議と同様に、あたかも会議室に居るような奥行き感、臨場感(没入感)を得ることができる総合的なコミュニケーションを図ることができる。
また、本願発明は、撮像装置により視覚者の視野範囲以上の画角で撮像し、視覚者の視野範囲を覆うスクリーンのスクリーン面に前記視野範囲内で撮像した画像を表示するため、視覚者がその視覚範囲内で認識することになり、視覚者の範囲外の画像を視覚者が認識することはなく、撮像装置で撮影する画像が例えば会議室の雰囲気に規制されるため、会議室の雰囲気を感じ取れる、すなわち臨場感(没入感)を体感することができる。
さらに、スクリーンのスクリーン面の奥行きを持たせることにより、視差を利用せずに例えば会議室の雰囲気に深みを持たせた表示を行うことができる。従って、一方の眼を眼帯で覆った視覚にとっても違和感なく深みを持った雰囲気を体感することができる。これは視差を利用した立体感を得る方式では得られない独自の効果を奏することができる。
さらに、受信側拠点では、前記複数台のスクリーンを奥行きを持たせて組み合わせて受信側での視界内に奥行き感を形成するため、受信側拠点で映し出された画像に奥行き感を持たせることができ、送信側拠点から伝送される画像によって送信側拠点の臨場感及びリアリティを醸し出すことができる。
さらに、受信側拠点のスクリーン上の画像が実寸大に近くて自然感があり、相手の表情や部屋の様子が臨場感をもって見ることができ、送信側拠点と受信側拠点との間でのコミュニケーションを良好に保つことができ、距離感をなくして話し合いを円滑に進めることができる。
本発明の実施形態に係る映像配信システムを示す構成図である。 図2(a)は、本発明の実施形態に係る映像配信システムにおける送信側拠点の構成を示すブロック図、図2(b)は、受信側拠点の構成を示すブロック図である。 図3(a)は、本発明の実施形態に係る映像配信システムにおける送信側拠点のレンズの配置構成を示す図である。 図4(a)は、本発明の実施形態に係る送信側拠点における人間の視角とカメラの視角の差を示す図、図4(b)は、受信側拠点における人間の視角とスクリーンの視覚の差を示す図である。 送信側拠点から画像を受信側拠点へ送信する処理状態を示す図である。 図6(a)は、2面以上の複数枚のスクリーン面を組み合わせた多面形状のスクリーンの実施例、図6(b)は、スクリーン面が一枚のスクリーン面を湾曲させたスクリーンの実施例である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。
既に広く一般的にテレビ会議システムが開発されているが、これらのテレビ会議システムは上述したように送信側拠点と受信側拠点との間に距離感があり、この距離感を解消するには至っていないのが現状である。
本発明の実施形態に係る映像配信システムは送信側拠点Aで撮像した画像を受信側拠点Bのスクリーンに映し出す映像配信システムを構築することにより、送信側拠点Aと受信側拠点Bとの間に存在する距離感をなくすことを意図したものである。具体的には本発明の実施形態に係る映像配信システムは図1に示すように、送信側拠点Aと受信側拠点Bとを通信ネットワーク4で接続し、送信側拠点Aに、複数台の撮像装置1a,1bと、送信部3とを有し、受信側拠点Bに複数台のスクリーン7a,7bを備え、さらに受信側拠点Bに受信部6と、表示部5a,5bとを有している。
送信側拠点Aと受信側拠点Bとにそれぞれ映像処理装置P1,P2を設置し、これらの映像処理装置P1,P2同士を通信ネットワーク4で接続している。そして、送信側拠点Aの映像処理装置P1上に送信側拠点Aの送信部3を構築している。同様に、受信側拠点Bの映像処理装置P2上に受信側拠点Bの受信部6を構築している。
図1に示す例では、送信側拠点Aに2台の撮像装置1a,1bを設置し、受信側拠点Bに、送信側拠点Aの2台の撮像装置1a,1bに対応させて2台のスクリーン7a,7bを設置しているが、前記撮像装置及び前記スクリーンの設置台数は2台に限られるものではなく、少なくとも2台以上であれば、設置台数は限定されるものではない。
先ず、送信側拠点Aの構成を図2(a)に基づいて説明する。2台の撮像装置1a,1bは、送信側拠点Aの撮像対象物である会議室などの空間S1を1点から2方向をそれぞれ個別に撮像するものである。すなわち、第1の撮像装置1aは空間S1をZ−Y面(右側面)の画像として撮像するものであり、第2の撮像装置1bは空間S1をZ−X面(左側面)の画像として撮像するものである。Z−Y面(右側面)とZ−X面(左側面)との交差角、これらの面とX−Y面(底面)とのなす角度αは90度に限られるものではなく、受信側での視界内に奥行き感を形成される構成であれば、その交差角は限定されるものではない。
さらに、2台の撮像装置1a,1bはビデオカメラなどを用いており、2台の撮像装置1a,1bが各撮像方向(光軸方向)をそれぞれ個別に撮像した画像D1,D2を逐次出力するようになっている。
送信側拠点Aの2台の撮像装置1a,1bのカメラ(レンズ)2a,2bの配置を図3に基づいて説明する。
本発明では没入感を得るために図4(a)に示すように人間の視角γ(左右約120度)より広い画角のレンズを使用することが望ましい。本発明では、図3(a)に示すように、2台の広角レンズを用いて、人間である視覚者H1の視角γより広い視角βをカバーする、カメラ(レンズ)2a,2bの配置をする例を示す。
このとき、カメラ2a,2bの水平方向への設置位置は、カメラ2aの画角の端部と、カメラ2bの画角の端部とが境界線Lで一致する様に、撮像装置1a,1bを設置する。
カメラ2a,2bの画角の端部である境界線Lが一致しない場合は、図3(b)に示すように、死角範囲DEや重複範囲Wの撮像に支障が生じる範囲が存在することとなる。死角範囲DEに被写体が入った場合は、撮像装置1a,1bは共に前記被写体を撮像することが不可能となるので、図1に示すスクリーン7a,7bには前記被写体が投影されることは無い。重複範囲Wに被写体が入った場合は、撮像装置1a,1bの双方に撮像されてしまうので、スクリーン7a,7bの双方に、同一の被写体が投影されることとなる。
また、カメラ2a,2bの垂直方向への設置は、カメラ2aの光軸と、カメラ2bの画角の光軸との高さが一致する様に、撮像装置1a,1bを設置する。カメラ2a,2bの光軸との高さが一致しない場合は、スクリーン7a,7bの投影に上下のズレが生じることとなる。本発明では、会議での使用を想定しているため、視覚者H2が着席した場合の一般的な視線の高さに調整すると、自然な感覚で使用することができる。また、視覚者H2が位置Pにおいて、投影される会議対象者が等身大に映るサイズに撮像装置1a,1bを調整することが望ましい。
視覚者は雰囲気を体感する際、例えば会議に参加されている人物の動きを観察するのであるから、視覚者の視野範囲のうち左右方向での視野が問題であり、上限方向の視野を考慮する程度が極めて低いので、画像の上下方向を切り取って人物を等身大で投影しても違和感をもたない。
撮像装置1a,1bの配置位置では、レンズ2a,2bの光軸がスクリーン7a,7bの境界線L1(図1に示す)に対して平行又は垂直では無く、斜めの角度を持っているので、視界A,B上に被写体がある場合、被写体に対して撮像装置1a,1bの光軸からみて斜め方向から画像D1,D2を撮像することとなり、また、スクリーン7a,7bへの当該画像D1,D2を投影するときも、撮像装置1a,1bの光軸からみて斜め方向から行うこととなる。
送信部3は、2台の撮像装置1a,1bがそれぞれ個別に撮像した画像D1,D2を通信ネットワーク4に送出するようになっている。具体的には、送信部3は図5に示すように、撮像装置1a,1bが各撮像方向(光軸方向)からそれぞれ個別に撮像した画像D1,D2をそれぞれインターネットなどの通信ネットワーク4を介して送出するようになっている。なお、通信ネットワーク4はインターネットばかりではなく、会社内のイントラネット、その他の通信回線での通信も可能である。
次に、受信側拠点Bの構成を図2(b)に基づいて説明する。
受信側拠点Bのスクリーン7は、複数のスクリーン面を組み合わせて成っている。2台のスクリーン7a,7bは、送信側拠点Aの2台の撮像装置1a,1bが空間S1を撮像する形態に対応して設置されている。具体的は、受信側拠点Bにおける2台のスクリーン7a,7bにより囲まれる空間S2が送信側拠点Aの空間S1に対応しており、第1のスクリーン7aは、空間S2のZ−Y面(右側面)に配置されており、第2のスクリーン7bは空間S2のZ−X面(左側面)に配置されており、これらの2台のスクリーン7a,7bにより奥行きを持つ空間S2が形成されている。Z−Y面(右側面)とZ−X面(左側面)との交差角、これらの面とX−Y面(底面)とのなす角度αは90度に限られるものではなく、受信側での視界内に奥行きを形成される構成であれば、その交差角は限定されるものではない。
スクリーン7a,7bの配置はスクリーン7a,7bの接する側L1の端部の点P1と、接しない他端側の端部P2を結んだ間の位置Pに,視覚者が居るように設置することが望ましい。図4(b)に示すように、視覚者H2が位置Pから境界線L1方向を向いた時に、視角γから外れる部分も投影することにより視覚者の左右方向の全視界がスクリーン7a,7bで覆われることによって、遠近感が得られるからである。また、位置Pにおける境界線L1迄の距離と左右方向のスクリーン7a,7b迄の距離が異なる様に設置した方が、より遠近感を得られる。
また、スクリーン7a,7bの設置場所は、部屋の角や、柱と柱の間のスペースなど、2面が交差する空間が好適である。
受信部6は送信側拠点Aに設置した撮像装置1a,1bによる撮像方向の相互間の交差角と受信側拠点Bに設置したスクリーン7a,7bの交差角とが異なっていた場合に、スクリーン7a,7bに映し出される映像が台形に歪んでしまう。この歪みを解消するために、受信部6は分離した個々の画像にD1,D2に台形になってしまった映像を四角く見せるための台形歪み補正(keystone補正)の処理を行う機能を持たせても良い。
表示部5a,5bは画像をスクリーン7a,7bに映し出すプロジェクタであり、2台の表示部5a,5bは、送信側拠点Aの撮像対象物である会議室などの空間S1を撮像した画像をそれぞれ個別にスクリーン7a,7bに映し出すことにより空間S2に奥行きを持つ空間S1の画像を再現するようになっている。すなわち、第1の表示部5aは第1の撮像装置1aが撮像した画像を空間S2のZ−Y面(右側面)に映し出すものであり、第2の表示部5bは第2の撮像装置1bが撮像した画像を空間S2のZ−X面(左側面)に映し出すものであり、2台のスクリーン7a,7bに映し出された画像により空間S2内に送信側拠点Aの空間S1を再現するようになっている。
次に、送信側拠点Aの撮像対象物である空間S1の画像を受信側拠点Bのスクリーン7a,7bで囲まれた空間S2内に再現する動作について説明する。
送信側拠点Aにおいて、2台の撮像装置1a,1bを用いて撮像対象物である会議室などの空間S1を1点から2方向それぞれ個別に撮像する。すなわち、第1の撮像装置1aを用いて空間S1をZ−Y面(右側面)の画像として撮像し、第2の撮像装置1bを用いて空間S1をZ−X面(左側面)の画像として撮像し、図5に示すように、2台の撮像装置1a,1bが各撮像方向(光軸方向)からそれぞれ個別に撮像した画像D1,D2を図2(a)に示す送信側拠点Aの送信部3に出力する。
送信部3は図5に示すように、画像D1,D2を受け取り、それぞれパラレルに送出する。これにより、送信側拠点Aの空間S1を撮像した画像D1,D2は通信ネットワーク4により受信側拠点Bに送られる。
図2(a)に示す受信側拠点Bの受信部6は図5に示すように、送信側拠点Aの送信部3から通信ネットワーク4を介して送信された個々の画像D1,D2を対応する表示部5a,5bに送出する。すなわち、画像D1は第1の表示部5a、画像D2は第2の表示部5bにそれぞれ送出される。
2台の表示部5a,5bは受信部6から画像D1,D2を受け取ると、それらの画像D1,D2を対応するスクリーン7a,7bにそれぞれ映し出す。すなわち、第1の表示部5aは第1の撮像装置1aが撮像した画像を空間S2のZ−Y面(右側面)に映し出し、第2の表示部5bは第2の撮像装置1bが撮像した画像を空間S2のZ−X面(左側面)に映し出す。これにより、2台のスクリーン7a,7bに映し出された画像により空間S2内に送信側拠点Aの空間S1を再現される。
2台の撮像装置1a,1bで撮像された画像D1,D2は、スクリーン7a,7bに投影されるが、スクリーン7a,7bが角度αをなし、奥行き間をもって実在することに加え、スクリーン7a,7bの接する端部(境界線L1)は被写体が小さく投影しても良く、スクリーン7a、7bが接しない他端では、前記被写体が大きく投影されることで、特に人や物体が移動する投影をした場合など遠近感が強調される。
また、カメラ(レンズ)2a,2bに近接する位置にピントを合わせ、遠方をぼかすことにより、さらなる遠近感を得ることもできる。
また、スクリーン7a、7bが角度αをなして設置されている実際の奥行き感に加えて、被写界深度より生じるピントのボケによって視覚的に感じられる遠近感、及びスクリーン7a、7bに投影されるスクリーンの端部における被写体の大小による遠近感が加味されること、及び、視覚者H2が境界線L1の方向を向いた時の左右水平方向の視界の総てがスクリーン7a,7bよってカバーされていることにより、投影された映像に対して、従来に無い没入感を体感することができる。
このように、カメラを視覚者の視野範囲で撮像した場合、左右の視野境界と正面とで遠近感を持たせて被写体を撮影することにより、例えば会議室の雰囲気に奥行き感を持たせている。スクリーンのスクリーン面に奥行きを持たせることにより、平面画像を連続させるという単純な画像の組み合わせでも雰囲気に奥行き感を持たせることができる。これは視差を利用した立体感を得る方式では得られない独自の効果を奏することができる。
以上の実施形態においては、送信側拠点Aの空間S1を複数の方向から撮像するために2台の撮像装置1a,1bで撮像するようにしたが、これに限られるものではない。
また、図1及び図2(a)(b)では、映像処理装置P1,P2をそれぞれ1台、通信ネットワーク4を1回線使用する例を示したが、これに限らず、例えば、[撮像装置1a、映像処理装置P1a、通信ネットワーク4a、表示部5a]と[撮像装置1b、映像処理装置P1b、通信ネットワーク4b、表示部5b]のようにそれぞれ個別に複数台の装置構築をするようにしても良い。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、平面投影でなおかつ、奥行き感を持たせるカメラの配置方法、及び投影方法であり、送信側拠点において、送信側拠点の視野範囲を複数に分割して前記被写体をそれぞれ個別に撮像し、前記各撮像方向からそれぞれ個別に撮像した画像を通信回線に送出し、受信側の拠点に少なくとも複数台のスクリーンを備え、前記通信回線で伝送された画像D1,D2を撮像方向を単位としてそれぞれの個別の画像を対応する前記スクリーンにそれぞれ映し出すため、発言者の表情も含めてコミュニケーションが可能となるばかりでなく、同時に発言者以外の他の会議参加者の反応を確認することができ、実際に人同士が対面して会議と同様にあたかも会議室に居るような奥行き感、臨場感(没入感)を得ることができ、総合的なコミュニケーションを図ることができる。
また、スクリーン7を視聴する視覚者H2の左右方向の全視界がスクリーン7で覆われており、またスクリーン7が奥行き間をもたらすように設計されているため、視覚者が境界線L方向をみて会議を実施する場合、正面の会議の被写体の映像に対して、視覚者H2の左右の視界γの端部に投影された物は大きく映り、正面の被写体の後ろにある物はさらに奥に感じるという遠近感による視覚効果を得ることによって、映像(会議)にのめり込む没入感を得ることができ、より臨場感のある会議を体感することによって、会議に集中することができる。
上記の実施例では、撮像装置2台、スクリーン2台を設置した例を説明したが、カメラについては、人間の左右方向の視界をカバーする性能を持ち、歪みの少ないレンズを有するカメラであれば1台でも良く、また、3台以上で視界をカバーするように設置しても良い。
また、スクリーン7は、撮像装置の撮像位置と前記視野範囲の正面及び左右との間の距離を異ならせて視覚者H2の視野範囲を覆う形状であれば良く、例えば、図6(a)に示すように、2面以上の複数枚のスクリーン面を組み合わせた多面形状でもよく、図6(b)に示すように、曲率を持つ半円形状でも良い。前記半円形状の場合、スクリーン面が一枚の面からなるスクリーンから成っている。
また、本発明では、撮像装置1a,1bの設置位置の関係やカメラ(レンズ)2a,2bの画角の個体差により、画像D1,D2が境界線で重複して投影される場合、その重複部分を削除する調整用ソフトウェアを搭載した調整器(図示せず)を受信部6と表示部5a、5b、との間に設ける構造にしても良い。境界線Lにおける画像D1,D2の重複部分を削除し、端部を切れ目無く綺麗につなげることで、映像の質が向上する。なお、前記調整器に換えて、前記調整用ソフトウェアを受信部6に搭載する構成としたり、表示部5a、5b、に搭載する構成としても良い。
以上に説明した本発明は、打合せ・商談等の会議のみならず、教育・研修分野、災害対策・BCP(Business Continuity Plan 事業継続計画)対策、などのように、屋内空間で行うコミュケーション手段であり、広い分野で送信側拠点と受信側拠点との間の距離感をなくして臨場感やその場にいるような空気感を醸し出すことができるものである。また、音楽のライブ演奏の様な臨場感やその場にいるような空気感を感じるようなイベントに使用しても良い。
本発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
A 送信側拠点
B 受信側拠点
1a,1b 撮像装置
3 送信部
4 通信ネットワーク
5a,5b 表示部
6 受信部
7a,7b スクリーン
8 通知部
9 選択部

Claims (8)

  1. 撮像した映像を投影装置でスクリーンのスクリーン面に投影する映像システムにおいて、
    被写体を視覚者の視野範囲で撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置が撮像した映像を投影するスクリーン面で前記視覚者の視野範囲を覆うスクリーンと、を有することを特徴とする映像システム。
  2. 前記撮像装置は、被写体を前記視野範囲の正面と左右とに遠近の距離感を持たせて撮像することを特徴とする請求項1に記載の映像システム。
  3. 前記撮像装置は複数台のカメラからなり、
    前記複数台のカメラは、前記視覚者の視野範囲を複数に分割して前記被写体を撮像することを特徴とする請求項2に記載の映像システム。
  4. 前記スクリーンのスクリーン面は、前記撮像装置の撮像位置と前記視野範囲の正面及び左右との間の距離を異ならせて前記視覚者の視野範囲を覆うこと
    を特徴とする請求項1に記載の映像システム。
  5. 前記スクリーンのスクリーン面は、複数枚のスクリーン面を組み合わせたことを特徴とする請求項4に記載の映像システム。
  6. 前記スクリーンのスクリーン面は平面形状であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の映像システム。
  7. 前記スクリーンのスクリーン面は、一枚のスクリーン面からなることを特徴とする請求項4に記載の映像システム。
  8. 前記スクリーンのスクリーン面は曲率をもつ形状であることを特徴とする請求項4又は請求項7に記載の映像システム。
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