JP5162440B2 - ビデオ会議を実施するための装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所在位置Aと所在位置Wとの間でビデオ会議を実施するための装置に関する。
電話会議またはビデオ会議は、自ら対面することに伴う高い旅費および大きな時間的手間のために自らの対面をカットする際に行われる。しかし、仕事上の関係を発展させるためには少なくとも1回は自ら対面することが有益であることが実証されている。いつものような会議接続が自らの対面に似てくるほど、このことは会議参加者間の情報交換と個人的な関係の構築とにますます有益となる。相互間の信頼は向上され、やりとりをより大きな成功に導くことができる。
電話会議は多くの理由から不十分であると感じられている。その理由は、相手のトーンおよび画像の個人的な印象によって、言葉を超えた価値が伝達されるのに、電話会議ではそれが失われてしまうからである。信頼関係を構築するためには、身体言語も含めた相手の反応を感じ取れることが有利である。
通常のビデオ会議システムは、相互に接続された各所在位置にあるカメラと、接続された各所在位置に対する再生スクリーンとから成る。再生サイズに応じて、このようなシステムでは、接続された参加者の反応、身振り等を多かれ少なかれ良好に識別することができる。しかしこのようなビデオ会議でも、会話の雰囲気は自らの対面には及ばない。というのも、たとえばアイコンタクトによる参加者の直接的なインタラクションは不可能であるからだ。撮影カメラへの視線方向の場合、すべての参加者が別の所在位置で見られているように感じ、別の視線方向では誰も、見られて話しかけられているとは感じられない。特定の人に直接話しかけることは、名前を呼ぶことによってのみ可能であり、アイコンタクトによって行うことはできない。それぞれ1人の参加者を有する2つの所在位置を有するビデオ会議ではこのことはまだ機能するであろうが、複数の参加者ではこのことは不可能である。
本発明の課題は、ビデオ会議を実施するための次のような装置を提供することである。すなわち、実際の対面に限りなく近く、かつ、とりわけ少なくとも数人の参加者間でアイコンタクトまたはフェイスコンタクトを可能にする装置を提供することである。
前記課題は本発明では、それぞれ参加者のための位置が設けられた所在位置Aと少なくとも1つの所在位置Wとの間のビデオ会議を実施するための装置によって解決される。ここでは、所在位置Aの参加者の準連続的な画像を生成するための少なくとも2つの画像生成手段が設けられており、これらの画像生成手段は、所在位置Wの異なる参加者位置に配属されている。さらに所在位置Aには、所在位置Wの各参加者位置の少なくとも1つの光学的表示部が設けられている。
この画像生成手段は、所在位置Aにおける少なくとも1つの参加者位置と、異なる画像生成手段に所属する、該所在位置Aにおける所在位置Wの参加者位置の少なくとも2つの表示部とに対し、所在位置Aの参加者位置と該所在位置Aにおける所在位置Wの参加者位置の表示部との間の接続線に対して±20°の水平方向の角度領域内に、所在位置Wにおける各参加者位置に配属された画像生成手段が配置されるように設けられている。
さらに、所在位置Wにおいて所在位置Aの各画像生成手段に対して再生手段が設けられており、所在位置Wにおける各参加者位置には、該参加者位置が配属された画像生成手段の画像を生成する画像生成手段が配属されている。
このような構成によって少なくとも、上記の条件が適用される所在位置Wの参加者位置では、アイコンタクトまたはフェイスコンタクトが可能になる。
アイコンタクトまたはアイトゥアイコンタクトとは、ビデオ会議の1人の参加者が、別の所在位置に存在する別の参加者の方を向き、しかも該別の参加者が前者の参加者とアイコンタクトをとっていると信じていることを指す。
フェイスコンタクトまたはフェイストゥフェイスコンタクトとは、ビデオ会議の1人の参加者が、別の所在位置に存在する別の参加者の方を向き、しかも該別の参加者は、前者の参加者が該別の参加者の方向を見ていると信じていることを指す。こうするためには必ずしも、実際にアイコンタクトを行う必要はないことが実証されている。むしろ、一方の参加者が別の基準も使用して、特定の参加者に話しかけていることを識別できるように他方の参加者を見るだけで十分である。別の基準とはたとえば、トーン方向、名前を呼ぶこと、または、比較的近距離の周辺に別の人が存在しない事実である。たとえば話しかけられている人が、話しかける側の人の話す方向に別の参加者が存在しないことを知っている場合、話しかける側の人が特定の限界内で、話しかけられる側の人の近傍を見ていても、この話しかけられる側の人は見られていると感じ、話しかけられていると感じる。
本発明を以下で、部分的にすべての会議参加者がアイコンタクトまたはフェイスコンタクトをとることができる種々の構成に基づいて説明する。しかし本発明は、これらの構成に限定すべきでない。むしろ、僅かな限られた参加者のみがアイコンタクトまたはフェイスコンタクトをとることができるようにし、その他の参加者は通常のビデオ会議の印象を得られるような構成を提供することも可能である。このことはたとえば、通訳者が存在するやりとりに当てはまる。ここで重要なのは、やりとりの相手が可能な限り良好な会話ベースを得られるように、アイコンタクトまたはフェイスコンタクトをとることが可能であるようにすることである。しかし、通訳者は相手とこのようなコンタクトを取る必要はない。通訳者がほぼ第3者として出来事を追跡し、異なる位置における出来事を観察できるようにするだけで十分である。
以下の実施形態では所在位置Aは、画像が撮影される撮影位置とする。この画像はその後、再生位置Wへ伝送されてここで再生される。本発明による装置は、単方向、双方向で使用することができ、また所在位置が2つより多い場合には、多方向で使用することもできる。その際には、各所在位置に撮影位置および/または再生位置の機能を配属することができる。
使用される画像生成手段の数、ひいては生成される視点の数に応じて、すべての参加者がアイコンタクトないしはフェイスコンタクトを取ることができるか、または一部の参加者がアイコンタクトないしはフェイスコンタクトを取ることができる。また、アイコンタクトまたはフェイスコンタクトが不可能である別の参加者位置を設けることもできる。しかし、このような参加者位置に対する画像生成手段および再生手段の構成は、ここでは考察しない。
すでに述べたように、被験者による検証により、ある人が狭い角度で被験者を見る場合にも、該被験者は見られていると感じることが実証されている。すなわち、ある人が所在位置Aの参加者位置に存在し、所在位置Wの参加者の表示部に視線を向け、画像生成手段が水平方向に狭い角度でずらされて配置されている場合にも、見かけ上は所在位置Wで所在位置Aの撮像を受け取るこの人は、なお見られているように感じる。
このような技術により、画像生成手段を削減し、所在位置Wに存在する各参加者に対して個別の視点を生成しないことが可能になる。所在位置Aの画像の送信先である所在位置Wの2人の参加者と、撮影対象である所在位置Aの参加者は、次のように配置することができる。すなわち、所在位置Wの両参加者に対して1つの画像生成手段のみが使用されるように配置することができる。参加者および画像生成手段の配置は、上記の幾何学的な規定を満たさなければならない。さらに通常は、所在位置Aにおいて所在位置Wの参加者の表示部間に画像生成手段が配置される。このような構成により、所在位置Wの両参加者のうち1人の参加者の表示部を見る所在位置Aの参加者は、カメラのすぐ近傍を見るようになる。所在位置Wの両参加者は、見かけ上は同じ画像を得るようになり、別の情報がない限り、双方ともに見られているように感じる。別の情報により、たとえば、別の参加者が上記参加者の右側または左側に存在するという知識、名前を呼ぶこと、方向を有するトーン再生、別の視点の示唆、または会話の全体的なコンテクストによって、大抵の場合には誰を指しているかが明確になる。このことにより、この人は話しかけられていると感じ、他の人は自分のすぐ近傍を見る視線を「見られていない」と解釈するようになる。
本発明による装置の1つの実施形態では、上記のように、所在位置Aにある参加者位置と所在位置Aに存在する所在位置Wの参加者位置の表示部との間の接続線に対して水平方向に−10°〜+10°の角度領域内に画像生成手段が存在する。ここでは、内側の+3°〜−3°の角度領域を排除して、フェイスコンタクトを改善することができる。
1つの参加者位置に1人または複数の参加者を配置することができる。参加者が複数である場合、視線方向とグループとの対応関係は1つだけでも十分であるが、このことは会話コンテクストにおいて十分である場合があり、また、多数の人が存在する場合には、通常の自らの会話状況にも相応する。その際には、明確かつ一義的な視線対応関係を常には形成しないことも可能である。
所在位置Wに再生手段が配置されており、この再生手段によって、撮影または別の生成手法で生成された所在位置Aの画像が再生されるように設けられている。このように撮影または生成される各視点は、ここでは所在位置Wに存在する1つまたは複数の参加者位置に配属されている。所在位置Wの各参加者は、各参加者の位置に配属された視点すなわち再生部のみを見なければならない。ここでは、他の再生部のうちすべてまたは幾つかを見る可能性は、完全に排除しなくてもよい。たとえば、配置をより有利にすること、品質を良好にすること等により、配属された再生部を別の再生部より容易に見られるようにすることで十分である。各参加者は自動的に、該参加者が最も良好に識別できる再生部を見るようになる。参加者がたとえば円弧上に配置され、再生部も相応に配置される場合、各参加者は、該参加者の前方に配置された次のような再生部、すなわち、頭を回さずにほぼ適正な角度で見られる再生部を見る自然な傾向を得られる。参加者から遠くに離れた快適でない姿勢になってしまう別の再生部を該参加者が見る可能性、または斜めにしか見ることができない姿勢になってしまう別の再生部を見る可能性は、このようにして排除される。
また、再生手段を相応の手段によって相互に遮蔽し、1つの再生手段のみを実際に見ることができるようにすることも可能である。このような手段は、たとえば隔壁、視界遮蔽部、またはたとえばフレネルレンズ等の光学レンズ等の物理的な種類とすることができる。別の択一的手段に、たとえばステレオスコーピック方式およびオートステレオスコーピック方式の再生手段から知られているような、偏光フィルタまたは角度依存性の視界窓を有する光学的フィルタ(たとえば孔マスク、周波数選択性フィルタ等)がある。このようなフィルタにより、1つの再生手段、通常は1つのスクリーン上で異なる画像の多チャンネル再生が可能になる。その際には、複数またはすべての参加者に対し、再生面は同一である。別の所在位置の参加者の場合によっては多重的な表示は、上記のような構成により、ほぼ同一の位置で表示することができる。これらの異なる画像は、複数の参加者が同一のスクリーンを見ているのに各参加者は自身に割り当てられた視点を見られるように、観察角度に依存して再生される。
再生手段はたとえば、1つまたは複数の通常のテレビスクリーンまたはプラズマスクリーンまたはプロジェクションとすることができる。また、多チャネル再生機能と相応のフィルタとを有する1つまたは複数のスクリーンとすることもできる。特に有利なのは、伝送される画像が別の所在位置の参加者をほぼ実寸で表示する構成であり、実寸の約80%なら、未だ実寸として見なされる。こうするためには、各所在位置の壁を再生面として使用することができる。
参加者位置の表示部の位置決めは、可能な限り自然な会議雰囲気を提供するように、次のように行われる。すなわち、所在位置Aに存在する所在位置Wの1つの参加者位置の複数の表示部が設けられ、該複数の表示部は所在位置Aの異なる参加者位置に割り当てられ、所在位置Aの少なくとも2つの参加者位置と該参加者位置に配属された所在位置Wの参加者位置の表示部との間の接続線の延長線を囲む角度領域が積集合を成すよう該複数の表示部は位置決めされるように行われる。その際には、所在位置Aで表示される所在位置Wの参加者位置に配属された画像生成手段は、前記積集合内に配置することができる。
所在位置Aに存在する異なる参加者位置に対する、所在位置Wの1つの参加者位置の異なる表示を、多チャンネル再生および角度依存性フィルタによって生成することも有利である。このようにして所在位置Aの参加者に対しては、他方の所在位置の参加者の表示がほぼ同一の位置において表示され、それによって、積集合の上記の条件を簡単かつ有利に満たすことができる。しかし、所在位置Aにおいて定義された各参加者位置からはフィルタによって、該参加者位置に配属され所在位置Wに存在する参加者の表示のみを見ることができるようになる。
所在位置Aに存在する参加者を記録するための画像生成手段はカメラとすることができる。その際には画像生成手段は、本願では複数のカメラから構成することにより、より大きな角度領域をカバーするか、またはより良好な画像品質を提供することもできる。このことはカメラのパノラマ構成によって行うことができ、または参加者が撮影位置において空間的に遠くに離れて配置されている場合、ないしは詳細な撮影(たとえば近距離撮影)では、カメラを相応に配置し、その画像を再生位置のために相応に組み合わせることによって行うこともできる。その際には、カメラの撮影フィールドが交差しないこと、または重要でない位置でのみ交差するように留意しなければならない。また、再生用の記録を別の形式で作成することもできる。たとえば、カメラによるデジタル記録に基づいて、別の視点を計算によって作成することもできる。このことにより、所在位置Aから所在位置Wまでに伝送されるデータ量は格段に低減される。仮想的なカメラ所在位置を得るための所在位置Aの別の視点の計算は、所在位置Wで行うことができる。
画像生成手段は、‐実際にも仮想的にも‐視線方向に対して上方向に最大25°の垂直角度かつ下方向に−5°の垂直角度でずれて配置することができる。「視線方向」とはここでは、撮影位置における参加者の平均的な目の高さと該撮影位置で表示される再生位置の参加者の表示の平均的な目の高さとの間の接続線ないしは接続面を指す。このような視点はなおも自然に感じられ、所在位置Aの参加者の撮影を容易にする。再生位置の参加者の表示部ないしは再生手段は、撮影位置に存在する参加者の自然な目の高さに配置することができる。画像生成手段は、再生手段とぶつかることなく、この自然な目の高さより上または下の角度領域に配置することができる。リヤプロジェクションでは、小型のカメラが特に有利であることが実証されている。このようなカメラが表示される目の高さより僅かに上に配置され、視線方向に対して角度を成し重要な画像部分の外側に配置される場合、カメラを良好に隠すことができる。
所在位置Aにおける所在位置Wの参加者の表示部は、所在位置Aの参加者に対する空間的な基準点として機能する。この基準点は所在位置Wの参加者に対し、所在位置Aの表示として向けられるようにしなければならない。通常の場合、ビデオ会議は双方向で行われる。すなわち、両所在位置は常に撮影位置Aであると同時に再生位置でもある。他方の所在位置の参加者の表示はそれぞれ、伝送された画像である。比較的簡単な実施形態では、単方向の会議を構成し、一方の所在位置に存在する参加者のみが他方の所在位置の準連続的な画像を見て、他方の所在位置における該参加者の表示は、たとえば静止画像とすることができる。最も簡単なケースでは表示を、参加者の単純な動きのない画像とするか、または別の任意の種類のプレイスホルダとすることができる。このプレイスホルダは、所在位置Aに存在する参加者が、1人の参加者を見るために見ることができる基準点を有するためだけのものでよい。
さらに、ビデオ会議を上記のように、2つより多くの所在位置間で実施することもできる。その際には少なくとも1つの所在位置は、少なくとも単方向のアイコンタクトないしはフェイスコンタクトが可能になるように、2つ以上の別の所在位置に伝送される。このことがすべての所在位置に適用される場合、各所在位置は複数回、異なる所在位置の画像が記録される所在位置Aとなり、また、記録された画像が複数の所在位置によって再生される所在位置Wとなる。
上記のケースで挙げられた角度領域は、大まかな外側限界を指す。この限界を大きく超える場合、会話の相手がフェイスコンタクトで受ける印象はもはや容易には得られなくなり、この限界内でより小さい角度領域を定義することもできる。
本発明による装置の特別なケースは、所在位置Aにおいて1つの画像生成手段のみを使用するビデオ会議である。所在位置Aにおける所在位置Wの参加者の表示部の位置と所在位置Aにおける参加者位置とは次のように配置される。すなわち該画像生成手段が、所在位置Aにおける参加者位置と該所在位置Aにおける所在位置Wの参加者位置の表示部との間の接続線に対して水平方向に−10°〜−3°の角度領域内または+3°〜+10°の角度領域内に配置されるように配置される。
また、同一の画像生成手段に割り当てられた所在位置Wの参加者を、相互に前後する着座列に配置することもできる。このような構成により、アイコンタクトないしはフェイスコンタクトを上記のように同一のフレームで行うことができる。その際には、このような参加者の配置が自らの対面でももたらすような別の制限も発生する。参加者が第1の列から話しかけられているかまたは第2の列から話しかけられているかは、視線方向から一義的に導き出せない限りは、別の状況から導き出される。このような別の状況は、常に一義的であるとは限らない。その点では、自らの対面の印象に可能な限り近づけるという目的は達成される。
画像生成手段の視野は、撮影位置に存在する多くの参加者位置の場合、従来技術で公知のように複数のカメラをパノラマ配置することによって拡大することができる。また、1つまたは複数の画像生成手段で3次元撮影を行うためにステレオスコーピックカメラ構成も可能である。その際には、3次元再生を可能にするために、再生手段を相応に選択しなければならない。
従属請求項に、別の有利な実施形態が記載されている。
本発明を以下で、添付図面を参照して幾つかの例に基づいて詳細に説明する。図面は縮尺どおりに示されておらず、概略的に示されているだけである。文中の角度表示は、各図では必ずしも適正に再現されているわけではない。これらは単に説明のための例であり、本発明の保護範囲を決して制限するものではないことは自明である。
図1A〜D 撮影位置Aに存在する7つの参加者位置と再生位置Wに存在する6つの参加者位置とに対する可能な構成を示す。
図2 撮影位置Aに2列で存在する15個の参加者位置と、再生位置Wに2列で存在する18個の参加者位置とに対する可能な構成を示す。
図3 3つの所在位置間でビデオ会議を行うための可能な構成を示し、該所在位置のうち2つは4つの参加者位置を有し、1つは7つの参加者位置を有する。
図4 2つないしは3つの所在位置に2つの参加者位置を有するビデオ会議のための可能な構成を示す。
図5AおよびB 所在位置Aにおける所在位置Wの各参加者の複数の表示を有する構成の場合の画像生成手段の位置決定を示す。
図6AおよびB 所在位置Aにおける所在位置Wの各参加者の複数の表示を有する構成の場合において、図5AおよびBと僅かに異なる構成での画像生成手段の位置決定を示す。
図7A〜C フィルタによる多チャンネル再生を使用する双方向の構成の択一的構成を示す。
図8A〜C 所在位置Wにおける再生手段の異なる択一的手段を示す。
図1は、所在位置Aに存在する参加者位置および画像生成手段と所在位置Wに存在する2つの択一的な再生手段の可能な構成を示す。
図1Aは、7つの可能な参加者位置TAを有する撮影位置Aを示す。ビデオ会議を行うべき相手である遠隔の所在位置Wには6人の参加者が存在し、これらの参加者は所在位置Aにおいて表示部RWによって表示される。表示部RW間には画像生成手段としてカメラKが配置されている。これらのカメラはこの例ではそれぞれ、再生位置Wに存在する2つの隣接する参加者位置に配属されており、これらの参加者位置は撮影位置Aにおいて相応の表示部RWによって表示される。中間の参加者位置TAの例で示されているように、参加者位置TAと各表示部RWとの間の接続線を中心として−10°〜+10°の角度領域内にカメラKが設けられており、このカメラKは、表示部RWに所属する所在位置Wの参加者位置に配属されている。このことは、アイコンタクトないしはフェイスコンタクトを実現しなければならない参加者位置すべてに適用される。
図1Bは、所在位置Aで撮影された画像を所在位置Wにおいて再生する手段を示す。再生手段として、それぞれ2つの参加者ごとに別個のスクリーンBが使用される。所在位置Wに存在する総じて6人の参加者に、対ごとにそれぞれ1つのカメラが配属されている。たとえば左側の2人の参加者には、図1Aでは左側にあるカメラが配属されており、このカメラの画像は、図1Bにおいて左側に示されているスクリーン上に再生される。左側の両参加者は、このスクリーンのみを見る。理論的にはこれら2人の参加者は、隣のスクリーンを見ることもできるが、実用的には距離と観察角度とによってこの可能性は排除される。
所在位置A(図1A)における中間の参加者が、所在位置Wにおいて全く左側の参加者に話しかける場合、この参加者は所在位置Aにある表示部の方を向く。ここでこの参加者は3つすべてのカメラによって記録され、話しかけられた側の参加者に配属された全く左側のカメラのすぐ近傍を見る。他のカメラは、この参加者の側面を明らかに識別可能であるように記録する。所在位置Wにおいて左側に位置する両参加者は、左側のカメラの画像を見る。所在位置Aの中間の参加者は、この参加者とフェイスコンタクトをとる。所在位置Wに存在する両参加者のうちどちらの参加者が話しかけられているかは、大部分の場合には別のコンテクストから分かる。所在位置Wに存在する中間の参加者対および右側の参加者対は、該参加者に配属されたカメラによって撮影され所在位置Aの中間の参加者の側面を示す画像を見る。これらの参加者には、自分が話しかけられているのではなく右側に外側に着座している参加者対が話しかけられていることが一義的に分かる。
図1Bに示された所在位置Wの構成に対して択一的に、図1Cに示された構成を選択することもできる。ここでは、すべての参加者に対して1つの大きなスクリーンBが選択され、このスクリーン上に多チャンネル再生で、3つのカメラによって撮影された画像が並列して再生される。角度選択性フィルタFによって、左側の観察者対、中間の観察者対および右側の観察者対が、該観察者に配属されたカメラによって撮影された画像を伝送するチャネルの画像のみを見られる。
図1Dは、撮影位置Aの構成を示す。ここでは、アクティブな参加者位置TAとパッシブな参加者位置PTAとが存在する。アクティブな参加者位置TAは、この所在位置または他の所在位置の構成に応じて、少なくとも単方向でアイコンタクトまたはフェイスコンタクトをとることができる。パッシブな参加者位置PTAは会議に参加でき、カメラKの適切な方向付けで、この所在位置または遠隔の所在位置Wにおける画像内で表示されるが、別の所在位置の参加者とアイコンタクトもフェイスコンタクトもとることができない。このような構成は、たとえば会議に翻訳者または議事録作成者が参加する場合に提供される。本来の会話の相手は参加者位置TAに存在し、この所在位置または別の所在位置の適切な位置に存在する参加者とフェイスコンタクトまたはアイコンタクトを取ることができる。それに対して、位置PTAに存在する参加者は会議に居合わせているだけであり、該参加者の役目を果たすために必要なすべての情報を得る。パッシブな参加のため、別の所在位置の参加者とフェイスコンタクトまたはアイコンタクトをとる必要はない。このことにより、技術的な手間および伝送データ量を低減することができる。
図2は、所在位置Aにおける参加者の可能な配置を示す。参加者位置TAは2列に配置されている。相応の所在位置Wでもこのことは同様であり、ここに存在する参加者の所在位置Aにおける表示部RWも同様に2列に前後に連続して配置されている。さらに、所在位置Aには3つの画像生成手段K1,K2およびK3が配置されている。画像生成手段は所在位置Aの参加者を撮影する。画像生成手段は所在位置Wに存在する特定の参加者位置に配属されており、このケースでは、所在位置Aにおいて第1列の表示部RWK1,RWK2およびRWK3によってそれぞれ対ごとに右側、中間および左側で表示される参加者に配属されている。さらに画像生成手段は所在位置Wにおいて、所在位置Aで第2列によって図示されている表示部によって表示される第2列の参加者位置にも配属されている。このような配属はこの図では、図示されている角度領域によってシミュレートされている。たとえば、所在位置Aにおける第1列の中間の参加者TA1に関しては、フェイスコンタクトの条件が満たされていることが示されている。参加者位置TA1と表示部RWK1およびRWK2との間に接続線を引くと、−20°〜+20°の水平方向の角度領域内にそれぞれ画像生成手段K1ないしはK2が配置されており、これらは所在位置Wにおいて参加者位置RWK1ないしはRWK2に配属されている。所在位置Wに存在し所在位置Aにおいて表示部RWK1ないしはRWK2によって表示される参加者は、所在位置Wにおいて、画像生成手段K1ないしはK2によって生成された画像を見る。また、表示部が所在位置Aにおいて所定の角度領域内にRWK1ないしはRWK2の後方に配置されている所在位置Wの第2列の参加者も、所在位置Wにおいて、画像生成手段K1ないしはK2によって生成された画像を見る。フェイスコンタクトは、上記の条件が当てはまるすべての参加者位置と取ることができる。すなわち、RWK1ないしはRWK2の後方に配置され所定の角度領域内に存在する参加者位置でもフェイスコンタクトをとることができる。自らの対面のように、参加者は別の状況から、誰が正確には話しかけられているかがわかる。
図3には、3つの所在位置を接続するためのビデオ会議装置が示されている。所在位置Aから見ると、空間内には2つの所在位置W1およびW2のそれぞれ4人の参加者の表示部が設けられている。所在位置W1およびW2での参加者に対しても、所在位置Aにおいて画像生成手段Kが割り当てられており、しかもそれぞれ対ごとに割り当てられており、所在位置Aには総じて4つの画像生成手段Kが配置されている。同図において左側の2つの画像生成手段は所在位置W1へ画像を伝送し、同図において右側の画像生成手段は所在位置W2へ画像を伝送する。上記の条件が当てはまるこれらの参加者位置ともフェイスコンタクトをとることができる。たとえば、所在位置Aにおける中間の参加者位置TAと、所在位置W2の左側の外側の参加者位置との間に接続線が示されており、また−20°〜+20°の角度領域も示されている。この角度領域内では、フェイスコンタクトを可能にすべき参加者位置に対し、遠隔の所在位置の該当の参加者位置に割り当てられている画像生成手段が設けられている。
図4に、各所在位置に2つの参加者位置のみが設けられている構成が示されている。ここでは、両参加者を撮影するために1つのカメラで十分である。図4Aでは2つの所在位置が相互に接続されており、図4Bでは3つの所在位置が相互に接続されている。
図4Aでは、所在位置Aに2つの参加者位置TAと、所在位置Wに存在する参加者の2つの表示部RWと、カメラKとが示されている。すべての参加者間でフェイスコンタクトをとるために、これらの位置は次のように配置される。すなわち、所在位置Aに存在する参加者位置TAと各表示部RWとの間の接続線に対して±10°の角度領域内にカメラが存在し、内側の±3°の角度領域はそれぞれ排除されるように配置される。
図4Bに示された構成にも同様に、図4Aに示された構成と同じ条件が適用される。左側の2つの表示部RW1は、相応の所在位置W1に存在する参加者を表示する。前記参加者間に配置されたカメラは、該参加者の所定の画像を撮影し、該画像は所在位置W1へ伝送される。第2の相応の所在位置W2に存在する参加者にも同様のことが当てはまる。この所在位置W2の参加者は、所在位置Aにおいて右側の2つの表示部RW2によって表示される。これらの参加者に関しては、所在位置Aから伝送される画像は、表示部RW2間に配置されたカメラによって撮影される。
図5は、所在位置Aに6人の参加者を有し、かつ所在位置Wに4人の参加者を有する構成を示す。所在位置Aには、所在位置Wに存在する対応づけされた参加者位置の複数の表示部RW1(RW1,RW1′,RW1″)が設けられている。所在位置Aに存在する参加者TAには、それぞれ対ごとに、所在位置Wに存在する4つの参加者位置の表示部が割り当てられている。
図5AにはカメラCの位置決めが示されている。この位置決めは、このような構成においてすべての参加者間でフェイスコンタクトを実現できるように行われる。左側の参加者対は会議中、所在位置Wの4人の参加者の左側の表示部RW1を観察し、中間の参加者対は中間の表示部RW1′を観察し、右側の参加者対は右側の表示部RW1″を観察する。カメラC1,C1′およびC1″から成る画像生成手段は、所在位置Aにおいて表示部RWB1によって表示される所在位置Wの左側の参加者対に配属されており、所在位置Aに存在する左側の参加者対、中間の参加者対ないしは右側の参加者対の画像を撮影する。撮影された画像は所在位置Wにおいて組み合わされることにより、所在位置Aの参加者の表示が得られる。このことは、参加者対RWB1が6人の参加者TAを適正な配置で見るように行われる。参加者RWB2にも同様のことが当てはまる。
図5Aは、次のようなカメラの配置を示す。すなわち、異なるカメラによって撮影された画像を組み合わせることにより、すべての参加者間でフェイスコンタクトが実現されるように配置されたカメラの配置を示す。
まず、所在位置Wの参加者位置の表示部(たとえばRW1,RW1′およびRW1″)を位置決めすることにより、所在位置Aの対応づけされた参加者位置と該参加者位置に割り当てられる所在位置Wの参加者位置の表示部との間の接続線の延長線を中心とする角度領域が積集合を構成するようにする。この積集合は、図5Aに2次元で示されている。しかし実際には、これは3次元の積集合である。というのも上記のように、アイコンタクトないしはフェイスコンタクトの条件を満たす角度領域は水平方向にも垂直方向にも設定されるからである。その際、カメラは積集合内に配置しなければならない。
図5Bは例として、所在位置Aの左側の参加者対に基づいて積集合の構造を示す。図5Aに示されたカメラC1の位置を決定しなければならない。カメラC1は、所在位置Wにおいて左側の参加者対に割り当てられており、この参加者対は参加者TA1およびTA2に対し、所在位置Aにおいて表示部の左側グループの左側の2つの表示部RWB1によって表示される。まず、参加者TA1およびTA2それぞれから、該参加者位置と表示部との間の接続線を中心として水平方向に最大±20°の角度領域を示す。図5Bには、表示部RWB1のうち左側の表示部を中心として角度領域が実線で示されており、表示部RWB1のうち右側の表示部を中心として角度領域が破線で示されている。このようにして得られた積集合は斜線で示されている。表示部対ないしは参加者対RWB2に配属された図5AのカメラC2の位置の相応の積集合は、点線で示されている。より見やすくするため、この対に対する角度領域は完全には示されていない。
図6は、所在位置Aに存在する6人の参加者と所在位置Wに存在する3人の参加者とに対する、図5と同様の構成を示す。
図6Aから分かるように、所在位置Aにおいて参加者に対し、ここでも所在位置Wの参加者の表示部は対ごとに設けられており、すなわち、所在位置Wに存在する各参加者の表示部は対ごとに3つの表示部が設けられており、これらはグループRW,RW′およびRW″にまとめられている。所在位置Wに存在する参加者に対してそれぞれ1つの画像生成手段Bが設けられており、この画像生成手段Bはこの例では、1つのカメラのみから成る。アイコンタクトないしはフェイスコンタクトを可能にするためには、画像生成手段Bは、所在位置Wにおいて表示部ないしは参加者に所属する積集合内に配置しなければならない。より理解しやすくするため、この積集合は所属の表示部と同様に、長手方向または横方向に斜線または点線で示されている。図6Aにおいて矢印によって示された表示部は、所在位置Wに存在する同じ参加者位置を表示し、この参加者に対し、同様に矢印によって示された積集合内に配置しなければならない。
図6Bは例として、図6Aにおいて矢印によって示され所属の積集合を有する表示部に基づき、積集合の決定を示す。参加者位置TAそれぞれから、該参加者位置TAと所属の表示部との間の接続線を中心として水平方向に最大±20°の角度領域が示されている。すなわち図6Bでは、右側の両参加者位置から、グループRW1″の左側の表示部を中心として角度領域が示されており、中間の2つの参加者位置からは、グループRW1′の左側の表示部を中心として角度領域が示されており、左側の2つの参加者位置からはグループRW1の左側の表示部を中心として角度領域が示されている。
このことから、斜線で示された交差面が得られる。実際には、これは3次元の積集合である。というのも許容されるカメラ配置は、水平方向に最大±20°の角度領域内かつ垂直方向に−5°〜+25°の角度領域内に存在するからである。垂直方向の角度領域の基準面はここでは、撮影位置における参加者の平均的な目の高さと該撮影位置で表示される再生位置の参加者の表示の平均的な目の高さとの間の接続面とする。
図7は、フィルタによる多チャンネル再生を使用する双方向の構成の一例を示す。特に有利なのは、フィルタを使用する多チャンネル再生を使用することである。というのもこの技術により、たとえば同一の空間的位置において所在位置Wの同一の参加者位置に複数の表示を配置できるからである。このような手法はとりわけ、双方向または多方向のフェイスコンタクトないしはアイコンタクトが行われる接続構成に有利である。
図7Aは、双方向のフェイスコンタクトが行われる接続構成を示す。ここでは、両所在位置1および2において再生手段に対し、多チャンネル再生機能および相応のフィルタを有するスクリーンが使用される。所在位置1ないしは2の表示部RS1ないしはRS2は、該所在位置1および2に存在する参加者位置TS1ないしはTS2に対し、前記再生手段上で表示される。個々の参加者位置TS1ないしはTS2は、該参加者位置TS1ないしはTS2に割り当てられた表示部を、多チャンネル再生および相応のフィルタによって生成された視界窓によって見る。再生手段として、多チャンネル再生機能およびフィルタを有する1つの共通のスクリーンを使用することができる。
図7Bにおいて所在位置2に関して示されているように、多チャンネル再生機能と相応のフィルタとを有する複数のスクリーンを使用することもできる。
図7Cに別の択一的な構成が示されている。アイコンタクトないしはフェイスコンタクトを可能にするためには、遠隔の所在位置の参加者の顔Gを多チャンネル再生および相応のフィルタによって再生することで十分である。それに対し、遠隔の参加者の身体ならびに遠隔の所在位置の背景は、たとえば簡単な通常のプロジェクションによって、場合によっては全体面F上に再生することができる。図7Cは、再生手段のこのような可能な混合的形態を前方から見た様子を示す。伝送された画像は、他方の所在位置の参加者をほぼ実寸で表示することができる。
図7に示された構成は適切に、多方向のフェイスコンタクトによる接続のために拡張することができる。
図8は、所在位置Wに存在する再生手段の可能な配置の別の例を示す。これらの例では、所在位置Aの伝送された各参加者ないしは該所在位置Aの参加者の部分グループに対し、複数のスクリーンが使用される。これらのスクリーンはここでは、該スクリーンに配属された参加者TWによって特に簡単に見られるように配置される。図8Aにはたとえば、所在位置A(RA1,RA2およびRA3)の3人の参加者ないしは3つの参加者部分グループがそれぞれ3つのスクリーン上に示されており、これら3つのスクリーンは、所在位置Wに存在する異なる参加者に割り当てられている。所属対応関係は、同じ網掛けによって示されている。図8Bは、所在位置Aに存在する参加者の伝送された画像RAをほぼ実寸で表示するための再生手段の混合形態を示す。ここでは、参加者RAの身体および背景Hは単一のプロジェクションによって表示され、すべての観察者に対して同一である。しかし参加者RAの顔は、他方の所在位置に存在する観察側の参加者に対して異なるスクリーン上に、異なる視点で伝送される。図8Cは、スクリーンが1列に配置された別の可能な配置を示す。
撮影位置Aに存在する7つの参加者位置と再生位置Wに存在する6つの参加者位置とに対する可能な構成を示す。 撮影位置Aに2列で存在する15個の参加者位置と、再生位置Wに2列で存在する18個の参加者位置とに対する可能な構成を示す。 3つの所在位置間でビデオ会議を行うための可能な構成を示し、該所在位置のうち2つは4つの参加者位置を有し、1つは7つの参加者位置を有する。 2つないしは3つの所在位置に2つの参加者位置を有するビデオ会議のための可能な構成を示す。 所在位置Aにおける所在位置Wの各参加者の複数の表示を有する構成の場合の画像生成手段の位置決定を示す。 所在位置Aにおける所在位置Wの各参加者の複数の表示を有する構成の場合において、図5AおよびBと僅かに異なる構成での画像生成手段の位置決定を示す。 フィルタによる多チャンネル再生を使用する双方向の構成の択一的構成を示す。 所在位置Wにおける再生手段の異なる択一的手段を示す。

Claims (9)

  1. 所在位置Aと、該所在位置Aと異なる少なくとも1つの所在位置Wとの間でビデオ会議を実施するための装置において、
    複数のカメラ(K)が前記所在位置Aに設けられており、各カメラ(K)は、該所在位置Aの複数の第1の参加者位置においてビデオ会議に参加する複数の第1の参加者を撮影し、
    前記所在位置Wに複数の再生手段(B)が設けられており、該再生手段(B)は、前記各カメラ(K)によって撮影された前記所在位置Aの画像を、該所在位置Wの複数の第2の参加者位置において前記ビデオ会議に参加する複数の第2の参加者に対して再生し、
    前記各再生手段(B)はそれぞれ、前記所在位置Wの少なくとも1つの第2の参加者位置に対して設けられており、かつ前記各再生手段(B)は、各第2の参加者位置に存在する第2の参加者が、各第2の参加者位置に対して設けられた再生手段(B)によって表示される画像を、他の再生手段(B)によって表示される画像より良く識別できるようにされており、
    前記所在位置Aに光学的表示部(RW)が、各第2の参加者に対応して少なくとも1つ設けられており、該所在位置Aの各第1の参加者各第2の参加者に対応する1つの光学的表示部(RW)を見ることができるように、該光学的表示部(RW)配置されており
    前記所在位置Aの複数のカメラ(K)のうち第1のカメラ(K)によって撮影された画像は、前記所在位置Wの再生手段(B)のうち第1の再生手段(B)によって表示され、該複数のカメラ(K)のうち第2のカメラ(K)によって撮影された画像は、前記所在位置Wの再生手段(B)のうち第2の再生手段(B)によって表示され、
    前記第1のカメラ(K)は、前記複数の第1の参加者位置のうち1つの第1の参加者位置と、見ることができるように配置された前記光学的表示部のうち1つの光学的表示部(RW)とを接続する第1の線から20°〜−20°の角度の角度領域内に配置されており、
    かつ、
    記第2のカメラ(K)は、前記1つの参加者位置と、見ることができるように配置された前記光学的表示部のうち別の光学的表示部(RW)とを接続する第2の線から+20°〜−20°の角度の角度領域内に配置されている
    ことを特徴とする装置。
  2. 各2つの相互に隣接する前記光学的表示部(RW)間に、前記カメラ(K)が1つずつ配置されている、請求項1記載の装置。
  3. 前記所在位置Wの1つの第2の参加者に対して前記光学的表示部(RW)が複数設けられており、
    それぞれ異なる第1の参加者位置ごとに、前記カメラ(K)が配置される前記角度領域が設けられており、
    複数の前記光学的表示部(RW)が前記所在位置Aの複数の第1の参加者位置から見えるように、かつ、複数の前記角度領域が積集合を成すように、前記光学的表示部(RW)が配置されている、
    請求項1または2記載の装置。
  4. 前記積集合内に前記カメラ(K)が1つ配置されており、
    前記所在位置Wの第2の参加者位置に対して設けられた前記再生手段(B)は、前記カメラ(K)の画像を表示する、請求項3記載の装置。
  5. 前記再生手段は、複数の前記各カメラ(K)によって撮影された、前記所在位置Aの第1の参加者を各チャンネルが表示する多チャンネル再生が行われるスクリーンである、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 前記多チャンネル再生はフィルタによって行われ、たとえば偏光フィルタによって、かつ/または、角度依存性の視野窓および/または孔マスクおよび/または周波数選択性フィルタを有する光学的フィルタによって行われる、請求項5記載の装置。
  7. 前記所在位置Aに設けられた前記光学的表示部(RW)は、多チャンネル再生または角度依存性フィルタによって、前記所在位置Wの第2の参加者の画像を表示し、
    前記多チャンネル再生では、複数の各チャンネルが前記第2の参加者を表示するために使用される、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. 前記カメラ(K)はそれぞれ、前記所在位置Aの前記第1の参加者の平均的な目の高さと、該所在位置Aの光学的表示部(RW)にて表示される前記第2の参加者の平均的な目の高さとを結ぶ接続線に対して垂直方向に上方向に最大25°かつ下方向に最大−5°の角度でずれて配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
  9. 所在位置Aと、該所在位置Aと異なる少なくとも1つの所在位置Wとの間でビデオ会議を実施するための装置において、
    ・1つのカメラ(K)が前記所在位置Aに設けられており、該カメラ(K)は、該所在位置Aの複数の第1の参加者位置においてビデオ会議に参加する複数の第1の参加者を撮影し、
    ・前記カメラ(K)によって撮影された画像を、前記所在位置Wの複数の第2の参加者位置に位置し前記ビデオ会議に参加する複数の第2の参加者に対して再生する1つの再生手段(B)が、前記所在位置Wに設けられており、
    ・前記所在位置Aに光学的表示部(RW)が、各第2の参加者に対応して少なくとも1つ設けられており、該所在位置Aの各第1の参加者各第2の参加者に対応する1つの光学的表示部(RW)を見ることができるように、該光学的表示部(RW)配置されており
    ・前記カメラ(K)は、前記複数の第1の参加者位置のうち1つの参加者位置と、該1つの参加者位置の第1の参加者に対して設けられた1つの光学的表示部(RW)とを接続する第1の線から−10°〜−3°または+3°〜+10°の角度の角度領域内に配置されており、かつ、該1つの参加者位置と、該第1の参加者に対して設けられた別の光学的表示部(RW)とを接続する第2の線から−10°〜−3°または+3°〜+10°の角度の角度領域内に配置されている
    ことを特徴とする装置。
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