JPH0568203A - ビデオカメラ - Google Patents
ビデオカメラInfo
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- JPH0568203A JPH0568203A JP3227260A JP22726091A JPH0568203A JP H0568203 A JPH0568203 A JP H0568203A JP 3227260 A JP3227260 A JP 3227260A JP 22726091 A JP22726091 A JP 22726091A JP H0568203 A JPH0568203 A JP H0568203A
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- Japan
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- main area
- video signal
- level
- area
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 逆光状態において撮像画面の主要領域の映像
信号に基づいて露出調整動作を実行し、露出調整後の映
像信号を白黒のモニターTVに映出しても、主要領域内
の主要被写体に対して常に最適露出状態を維持するこ
と。 【構成】 撮像画面上に主要領域Aを設定し、絞り機構
10にて主要領域内の映像信号に基づいて露出を調整
し、主要領域と画面全体の映像信号レベルを比較回路2
3にて比較し、主要領域の映像信号レベルが著しく小さ
いと判断された時に、映像信号の主要領域に対応する部
分の映像信号レベルを所定量だけ上昇させることを特徴
とする。
信号に基づいて露出調整動作を実行し、露出調整後の映
像信号を白黒のモニターTVに映出しても、主要領域内
の主要被写体に対して常に最適露出状態を維持するこ
と。 【構成】 撮像画面上に主要領域Aを設定し、絞り機構
10にて主要領域内の映像信号に基づいて露出を調整
し、主要領域と画面全体の映像信号レベルを比較回路2
3にて比較し、主要領域の映像信号レベルが著しく小さ
いと判断された時に、映像信号の主要領域に対応する部
分の映像信号レベルを所定量だけ上昇させることを特徴
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露出調整機能が付加さ
れたビデオカメラに関する。
れたビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラは、適正露出を得るために
映像信号の輝度信号レベルを検出して、レンズの絞り機
構にフィードバックし、一定の輝度信号レベルを得るよ
うに構成されており、輝度信号レベルの検出は、回路構
成的には種々実施可能であるが、原理上は信号レベルの
積分値を得て、その積分時に時定数の取り方により輝度
信号の平均値あるいはピーク値を取り出し、この積分値
が一定値に安定化させるように構成されている。
映像信号の輝度信号レベルを検出して、レンズの絞り機
構にフィードバックし、一定の輝度信号レベルを得るよ
うに構成されており、輝度信号レベルの検出は、回路構
成的には種々実施可能であるが、原理上は信号レベルの
積分値を得て、その積分時に時定数の取り方により輝度
信号の平均値あるいはピーク値を取り出し、この積分値
が一定値に安定化させるように構成されている。
【0003】上述のような露出調整動作により略平均的
な希望の画質は得られるのであるが、図2のように平均
値に比べ突出した高輝度部が撮像画面内に存在すると、
この高輝度部の影響により絞り機構が過大に閉じてしま
う傾向、所謂逆光状態に陥る。特に、監視用ビデオカメ
ラにこのような露出調整機構を採用すると、図3に示す
ように監視したい主要被写体以外に高輝度部HLがある
と、斜線内の輝度レベルは暗くなり、主要被写体の細部
を監視することが不可能になる。
な希望の画質は得られるのであるが、図2のように平均
値に比べ突出した高輝度部が撮像画面内に存在すると、
この高輝度部の影響により絞り機構が過大に閉じてしま
う傾向、所謂逆光状態に陥る。特に、監視用ビデオカメ
ラにこのような露出調整機構を採用すると、図3に示す
ように監視したい主要被写体以外に高輝度部HLがある
と、斜線内の輝度レベルは暗くなり、主要被写体の細部
を監視することが不可能になる。
【0004】そこで、上述の逆光補正対策として、特開
平1−293772号公報(H04N5/235)に示
されるように、画面全体の輝度信号レベルに代えて図4
の様に主要被写体が存在する可能性の高い特定の主要領
域の輝度信号を抜き取り、この輝度信号レベルが一定値
を維持するように露出調整を行うことにより、主要領域
外に存在する高輝度部HLの影響を取り除くことができ
る。
平1−293772号公報(H04N5/235)に示
されるように、画面全体の輝度信号レベルに代えて図4
の様に主要被写体が存在する可能性の高い特定の主要領
域の輝度信号を抜き取り、この輝度信号レベルが一定値
を維持するように露出調整を行うことにより、主要領域
外に存在する高輝度部HLの影響を取り除くことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように輝度レベ
ルを検出する領域を制限する露出調整動作をビデオカメ
ラに採用すると、今度は受像機側、特に監視カメラ用モ
ニタに賞用される白黒テレビの様にDC再生の緩い受像
機側で問題が生じる。
ルを検出する領域を制限する露出調整動作をビデオカメ
ラに採用すると、今度は受像機側、特に監視カメラ用モ
ニタに賞用される白黒テレビの様にDC再生の緩い受像
機側で問題が生じる。
【0006】即ち、前述の露出調整動作では、主要領域
Aと共に主要領域以外の領域の輝度レベルの上昇が生
じ、画面全体の平均輝度レベルが上がり、DC再生の緩
い受像機ではこの平均輝度レベルをある一定レベルに維
持しようとするために、平均の輝度レベルが上昇した分
だけ逆に主要領域内の画像が暗く沈み込んでしまうとい
う不具合が生じ、思うような改善効果を上げることがで
きなくなる。
Aと共に主要領域以外の領域の輝度レベルの上昇が生
じ、画面全体の平均輝度レベルが上がり、DC再生の緩
い受像機ではこの平均輝度レベルをある一定レベルに維
持しようとするために、平均の輝度レベルが上昇した分
だけ逆に主要領域内の画像が暗く沈み込んでしまうとい
う不具合が生じ、思うような改善効果を上げることがで
きなくなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本願発明は、撮
像画面上に主要領域を設定する領域設定手段と、主要領
域内の輝度信号に基づいて露出を調整する露出調整手段
と、主要領域と全体または非主要領域の輝度信号のレベ
ル比較手段と、レベル比較手段により主要領域の輝度信
号レベルが非主要領域に比べ著しく小さいと判断された
時に、映像信号の主要領域に対応する部分の映像信号レ
ベルを所定量だけ上昇させることを特徴とする。
像画面上に主要領域を設定する領域設定手段と、主要領
域内の輝度信号に基づいて露出を調整する露出調整手段
と、主要領域と全体または非主要領域の輝度信号のレベ
ル比較手段と、レベル比較手段により主要領域の輝度信
号レベルが非主要領域に比べ著しく小さいと判断された
時に、映像信号の主要領域に対応する部分の映像信号レ
ベルを所定量だけ上昇させることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は上述の様に構成したので、逆光状態で
しかもDC再生の緩い受像機にて映像信号をモニタする
場合にも、主要領域内の主要被写体が最適な明るさとな
るような露出調整が可能となる。
しかもDC再生の緩い受像機にて映像信号をモニタする
場合にも、主要領域内の主要被写体が最適な明るさとな
るような露出調整が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図面に従い本発明の一実施例について
説明する。図1は露出調整用の回路のブロック図、図5
は画面上の主要領域Aを説明する図である。
説明する。図1は露出調整用の回路のブロック図、図5
は画面上の主要領域Aを説明する図である。
【0010】1は画面上に主要領域Aを設定するため
に、4個のモノマルチ2乃至5及びAND回路6からな
る領域設定回路である。モノマルチ2には撮像されたビ
デオ信号の水平同期パルスHDが入力され、ボリューム
VR1で準安定期間T1を可変とする。この準安定期間
が、画面の左端から主要領域Aの左端までの期間とな
り、主要領域Aの水平方向の始端を決定している。この
モノマルチ2出力は予め準安定期間がT2に設定された
モノマルチ3に入力され、モノマルチ2出力の立下がり
のエッジに同期することにより主要領域Aの水平方向の
長さに対応する期間だけHレベルの出力が発せられる。
に、4個のモノマルチ2乃至5及びAND回路6からな
る領域設定回路である。モノマルチ2には撮像されたビ
デオ信号の水平同期パルスHDが入力され、ボリューム
VR1で準安定期間T1を可変とする。この準安定期間
が、画面の左端から主要領域Aの左端までの期間とな
り、主要領域Aの水平方向の始端を決定している。この
モノマルチ2出力は予め準安定期間がT2に設定された
モノマルチ3に入力され、モノマルチ2出力の立下がり
のエッジに同期することにより主要領域Aの水平方向の
長さに対応する期間だけHレベルの出力が発せられる。
【0011】同様に、モノマルチ4にはビデオ信号の垂
直同期パルスVDが入力され、ボリュームVR2で準安
定期間T3を可変とし、この準安定期間が画面の上端か
ら主要領域Aの上端までの期間となり、主要領域Aの垂
直方向の始端を決定している。このモノマルチ4出力は
予め準安定期間がT4に設定されたモノマルチ5に入力
され、モノマルチ4出力の立下がりのエッジに同期する
ことにより主要領域Aの垂直方向の長さに対応する期間
だけHレベルの出力が発せられる。
直同期パルスVDが入力され、ボリュームVR2で準安
定期間T3を可変とし、この準安定期間が画面の上端か
ら主要領域Aの上端までの期間となり、主要領域Aの垂
直方向の始端を決定している。このモノマルチ4出力は
予め準安定期間がT4に設定されたモノマルチ5に入力
され、モノマルチ4出力の立下がりのエッジに同期する
ことにより主要領域Aの垂直方向の長さに対応する期間
だけHレベルの出力が発せられる。
【0012】モノマルチ3、5出力は夫々AND回路6
に入力され、結果的にボリュームVR1、VR2により
主要領域Aの位置が選択された上で、主要領域Aに対応
する間だけHレベルの出力が発せられることになる。
に入力され、結果的にボリュームVR1、VR2により
主要領域Aの位置が選択された上で、主要領域Aに対応
する間だけHレベルの出力が発せられることになる。
【0013】7はAND回路6の出力に基づいて主要領
域A内のビデオ信号を抜き出す為の抜き出し回路で、コ
レクタが電源線路+Bに、エミッタが抵抗を介してアー
スに接続されるトランジスタQ1、コレクタが電源線路
+Bに、エミッタが抵抗を介してアースに接続され、ベ
ースがコンデンサC1を介してトランジスタQ1のエミ
ッタに結合されたトランジスタQ2、エミッタがトラン
ジスタQ2のエミッタに、コレクタが抵抗を介してアー
スに接続され、ベースが抵抗及びインバータ8を介して
AND回路6の出力に接続されているトランジスタQ
3、コレクタが電源線路+Bに、エミッタがトランジス
タQ3のコレクタに、ベースがダイオードD2及びコン
デンサC2を介してアースに結合されたトランジスタQ
4、コレクタが電源線路+Bに、エミッタが抵抗を介し
てアースに、ベースがトランジスタQ3のコレクタに結
合されたトランジスタQ5を備え、トランジスタQ2の
ベースとコンデンサC2間にはダイオードD1が挿入さ
れ、このダイオードD1とコンデンサC2の接続中点
は、電源線路+Bとアース間に直列接続された分圧用の
抵抗R1、R2の接続中点に結合される。
域A内のビデオ信号を抜き出す為の抜き出し回路で、コ
レクタが電源線路+Bに、エミッタが抵抗を介してアー
スに接続されるトランジスタQ1、コレクタが電源線路
+Bに、エミッタが抵抗を介してアースに接続され、ベ
ースがコンデンサC1を介してトランジスタQ1のエミ
ッタに結合されたトランジスタQ2、エミッタがトラン
ジスタQ2のエミッタに、コレクタが抵抗を介してアー
スに接続され、ベースが抵抗及びインバータ8を介して
AND回路6の出力に接続されているトランジスタQ
3、コレクタが電源線路+Bに、エミッタがトランジス
タQ3のコレクタに、ベースがダイオードD2及びコン
デンサC2を介してアースに結合されたトランジスタQ
4、コレクタが電源線路+Bに、エミッタが抵抗を介し
てアースに、ベースがトランジスタQ3のコレクタに結
合されたトランジスタQ5を備え、トランジスタQ2の
ベースとコンデンサC2間にはダイオードD1が挿入さ
れ、このダイオードD1とコンデンサC2の接続中点
は、電源線路+Bとアース間に直列接続された分圧用の
抵抗R1、R2の接続中点に結合される。
【0014】この抜き出し回路7の動作を説明すると、
トランジスタQ1のベースにビデオ信号が入力される
と、電流増幅されてコンデンサC1にて交流成分のみが
取り出され、トランジスタQ2のベースに供給される。
このとき、分圧用抵抗R1、R2にて分圧され抵抗R2
に印加される電圧が交流成分のバイアスとして付与され
る。また、トランジスタQ2のベースに印加されるビデ
オ信号は、電流増幅されてトランジスタQ2のエミッ
タ、即ちトランジスタQ3のエミッタに出力される。
尚、トランジスタQ3のエミッタ電圧は、主要領域Aが
存在するラインでみると図6aのごとき波形となる。
トランジスタQ1のベースにビデオ信号が入力される
と、電流増幅されてコンデンサC1にて交流成分のみが
取り出され、トランジスタQ2のベースに供給される。
このとき、分圧用抵抗R1、R2にて分圧され抵抗R2
に印加される電圧が交流成分のバイアスとして付与され
る。また、トランジスタQ2のベースに印加されるビデ
オ信号は、電流増幅されてトランジスタQ2のエミッ
タ、即ちトランジスタQ3のエミッタに出力される。
尚、トランジスタQ3のエミッタ電圧は、主要領域Aが
存在するラインでみると図6aのごとき波形となる。
【0015】更に、トランジスタQ3は、図6cの様に
ベースにインバータ8出力即ち、主要領域A内に対応す
る期間のみLレベルの信号が印加されて、このLレベル
の期間だけ導通して、図6bの様に結果的に主要領域A
内のビデオ信号のみがトランジスタQ5のベースに印加
される。尚、トランジスタQ3が非導通の期間ではトラ
ンジスタQ4が導通して一定のバイアスが付与される。
尚、この時のバイアス電圧は、ダイオードD1を介して
コンデンサC1出力に付与されたバイアス電圧、即ち抵
抗R2に印加された電圧と等しく設定されている。
ベースにインバータ8出力即ち、主要領域A内に対応す
る期間のみLレベルの信号が印加されて、このLレベル
の期間だけ導通して、図6bの様に結果的に主要領域A
内のビデオ信号のみがトランジスタQ5のベースに印加
される。尚、トランジスタQ3が非導通の期間ではトラ
ンジスタQ4が導通して一定のバイアスが付与される。
尚、この時のバイアス電圧は、ダイオードD1を介して
コンデンサC1出力に付与されたバイアス電圧、即ち抵
抗R2に印加された電圧と等しく設定されている。
【0016】トランジスタQ5のベースに印加された主
要領域A内のみのビデオ信号は、トランジスタQ5を経
て検波回路9に供給されて検波される。即ち、十分に長
い時定数で積分される。この検波出力レベルが常に最適
露出状態を実現することが可能になる一定値に維持され
るように、絞り機構10を構成するアイリスモータの駆
動を制御して露出調整が実行される。
要領域A内のみのビデオ信号は、トランジスタQ5を経
て検波回路9に供給されて検波される。即ち、十分に長
い時定数で積分される。この検波出力レベルが常に最適
露出状態を実現することが可能になる一定値に維持され
るように、絞り機構10を構成するアイリスモータの駆
動を制御して露出調整が実行される。
【0017】図7は逆光状態における上述の露出調整動
作に伴うビデオ信号の加工を示す図であり、図7aは露
出調整動作を施す前のビデオ信号を示し、図7bは前述
の様に主要領域A内のビデオ信号を基に露出調整を行っ
た後のビデオ信号であり、主要領域A内のビデオ信号が
レベルV1だけ持ち上げられ、最適レベルになると共
に、非主要領域Bのビデオ信号も同量だけ持ち上げられ
る。尚、画面全体の平均レベルも持ち上がり、また高輝
度部の上部は上限にてフラットな状態となる。
作に伴うビデオ信号の加工を示す図であり、図7aは露
出調整動作を施す前のビデオ信号を示し、図7bは前述
の様に主要領域A内のビデオ信号を基に露出調整を行っ
た後のビデオ信号であり、主要領域A内のビデオ信号が
レベルV1だけ持ち上げられ、最適レベルになると共
に、非主要領域Bのビデオ信号も同量だけ持ち上げられ
る。尚、画面全体の平均レベルも持ち上がり、また高輝
度部の上部は上限にてフラットな状態となる。
【0018】こうして加工されたビデオ信号がDC再生
の緩い白黒モニタ−TVに入力されると、画面全体の平
均レベルをある一定値に抑えるようにTV内でビデオ信
号が加工され、図7cのように全体にレベルが若干下が
り、主要領域A内のビデオ信号レベルも若干下がり、主
要被写体が最適露出状態ではなくなり、露出調整動作前
から比較すると、主要領域Aのビデオ信号レベルの実質
的な持ち上げ量はV2と落ち込み、結果的に著しい改善
効果が得られなくなる。そこで、後述の補正手段にて、
再度、ビデオ信号の補正が為される。
の緩い白黒モニタ−TVに入力されると、画面全体の平
均レベルをある一定値に抑えるようにTV内でビデオ信
号が加工され、図7cのように全体にレベルが若干下が
り、主要領域A内のビデオ信号レベルも若干下がり、主
要被写体が最適露出状態ではなくなり、露出調整動作前
から比較すると、主要領域Aのビデオ信号レベルの実質
的な持ち上げ量はV2と落ち込み、結果的に著しい改善
効果が得られなくなる。そこで、後述の補正手段にて、
再度、ビデオ信号の補正が為される。
【0019】20は主要領域Aではない非主要領域B内
に、主要領域Aに存在する主要被写体に比べ著しく高輝
度な部分が存在する逆光状態に撮像画面があるか否かを
判断する逆光状態判定回路であり、トランジスタQ3の
エミッタ電圧を平滑して画面全体の平均的なビデオ信号
レベルを作り出す平滑回路21と、トランジスタQ5の
ベース電圧を平滑して主要領域A内の平均的なビデオ信
号レベルを作り出す平滑回路22と、平滑回路21、2
2出力を入力とする比較回路23を備え、両者を比較し
て平滑回路22出力が平滑回路21出力に比べ小さく、
且つ両者の差が所定電圧VPを越える場合、主要領域A
のビデオ信号の平均レベルが画面全体のビデオ信号の平
均レベルに比べ著しく小さい逆光状態が生じていると判
断され、この状態が継続される期間中はHレベルの判定
信号が出力される。尚、所定電圧VPは、逆光状態にお
いて生じると予想される平滑回路22出力と、平滑回路
21出力間の電圧差で、予め実験により得られた実測値
である。この判定信号は後段のスイッチ24の開閉制御
信号として用いられる。
に、主要領域Aに存在する主要被写体に比べ著しく高輝
度な部分が存在する逆光状態に撮像画面があるか否かを
判断する逆光状態判定回路であり、トランジスタQ3の
エミッタ電圧を平滑して画面全体の平均的なビデオ信号
レベルを作り出す平滑回路21と、トランジスタQ5の
ベース電圧を平滑して主要領域A内の平均的なビデオ信
号レベルを作り出す平滑回路22と、平滑回路21、2
2出力を入力とする比較回路23を備え、両者を比較し
て平滑回路22出力が平滑回路21出力に比べ小さく、
且つ両者の差が所定電圧VPを越える場合、主要領域A
のビデオ信号の平均レベルが画面全体のビデオ信号の平
均レベルに比べ著しく小さい逆光状態が生じていると判
断され、この状態が継続される期間中はHレベルの判定
信号が出力される。尚、所定電圧VPは、逆光状態にお
いて生じると予想される平滑回路22出力と、平滑回路
21出力間の電圧差で、予め実験により得られた実測値
である。この判定信号は後段のスイッチ24の開閉制御
信号として用いられる。
【0020】スイッチ24は主要領域Aに対応する期間
だけHレベルとなるAND回路6出力のアンプ25への
入力を制御するものであり、判定信号がHレベルの間、
即ち逆光状態が続くときに閉状態となってAND回路6
出力のアンプ25への入力が許容され、Lレベルの時に
は開状態となって入力が阻止される。
だけHレベルとなるAND回路6出力のアンプ25への
入力を制御するものであり、判定信号がHレベルの間、
即ち逆光状態が続くときに閉状態となってAND回路6
出力のアンプ25への入力が許容され、Lレベルの時に
は開状態となって入力が阻止される。
【0021】アンプ25は入力されるAND回路6の出
力を一定レベルに増幅して後段の加算器26に供給し、
加算器26ではこのアンプ出力をビデオ信号に加算す
る。この加算により、図7dの様にビデオ信号は主要領
域Aの部分のみがアンプ25の出力電圧分V3だけ持ち
上がることになり最適露出状態に戻る。こうして補正さ
れた加算器26からのビデオ信号は白黒モニターTV2
7に送信されて映出される。これにより、白黒モニター
TV27が諸特性のバランスを考えてビデオ信号のDC
再生を緩くしてある場合にも、露出調整の効果が顕著に
現れることになる。
力を一定レベルに増幅して後段の加算器26に供給し、
加算器26ではこのアンプ出力をビデオ信号に加算す
る。この加算により、図7dの様にビデオ信号は主要領
域Aの部分のみがアンプ25の出力電圧分V3だけ持ち
上がることになり最適露出状態に戻る。こうして補正さ
れた加算器26からのビデオ信号は白黒モニターTV2
7に送信されて映出される。これにより、白黒モニター
TV27が諸特性のバランスを考えてビデオ信号のDC
再生を緩くしてある場合にも、露出調整の効果が顕著に
現れることになる。
【0022】前述の実施例の逆光状態判定回路20で
は、主要領域Aの平均的な映像信号レベルと画面全体の
平均的な映像信号レベルを比較することにより、逆光状
態の判定を行ったが、これに代えて、図8の様に平滑回
路21の前段に減算器40を挿入し、減算器にてトラン
ジスタQ3のエミッタ電圧よりトランジスタQ5のベー
ス電圧を減算して非主要領域B内の映像信号を作成し、
これを減算器40に供給することにより、主要領域Aの
平均的な映像信号レベルと非主要領域Bの平均的な映像
信号レベルを比較し、前者が後者に比べて所定レベル以
上に小さいときに逆光状態と判定するように構成するこ
とも可能である。
は、主要領域Aの平均的な映像信号レベルと画面全体の
平均的な映像信号レベルを比較することにより、逆光状
態の判定を行ったが、これに代えて、図8の様に平滑回
路21の前段に減算器40を挿入し、減算器にてトラン
ジスタQ3のエミッタ電圧よりトランジスタQ5のベー
ス電圧を減算して非主要領域B内の映像信号を作成し、
これを減算器40に供給することにより、主要領域Aの
平均的な映像信号レベルと非主要領域Bの平均的な映像
信号レベルを比較し、前者が後者に比べて所定レベル以
上に小さいときに逆光状態と判定するように構成するこ
とも可能である。
【0023】また、前記実施例では、逆光状態判定信号
がHレベルにある時に、アンプ25出力を加算したが、
これに代えて、Hレベルの期間のみビデオ信号の利得を
上げる増幅回路にビデオ信号を通過させる様に構成する
ことも可能であることは言うまでもない。
がHレベルにある時に、アンプ25出力を加算したが、
これに代えて、Hレベルの期間のみビデオ信号の利得を
上げる増幅回路にビデオ信号を通過させる様に構成する
ことも可能であることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、逆光状態に
おいて撮像画面の主要領域の映像信号に基づいて露出調
整動作を実行し、露出調整後の映像信号を白黒のモニタ
ーTVに映出しても、主要領域内の主要被写体に対して
常に最適露出状態を維持することが可能になる。
おいて撮像画面の主要領域の映像信号に基づいて露出調
整動作を実行し、露出調整後の映像信号を白黒のモニタ
ーTVに映出しても、主要領域内の主要被写体に対して
常に最適露出状態を維持することが可能になる。
【図1】本発明の一実施例の全体の回路ブロック図であ
る。
る。
【図2】逆光状態での映像信号を示す図である。
【図3】逆光状態での撮像画面である。
【図4】主要領域を用いた露出調整を説明する図であ
る。
る。
【図5】本発明の一実施例の主要領域設定を説明する図
である。
である。
【図6】本発明の一実施例の抜き取り回路の各部の信号
波形図である。
波形図である。
【図7】本発明の一実施例のビデオ信号の加工状況を説
明する図である。
明する図である。
【図8】本発明の他の実施例を説明する図である。
1 領域設定回路 7 抜き取り回路 23 比較回路 10 絞り機構 27 白黒モニタ−TV
Claims (1)
- 【請求項1】 撮像画面上に主要領域を設定する領域設
定手段と、 該主要領域内の映像信号に基づいて露出を調整する露出
調整手段と、 前記主要領域と画面全体または非特定領域の映像信号の
レベル比較手段と、 前記レベル比較手段により前記主要領域の映像信号レベ
ルが画面全体または非主要領域に比べ所定レベル以上に
低いと判断された時に、映像信号の前記主要領域に対応
する映像信号レベルを所定量だけ上昇させることを特徴
とするビデオカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227260A JPH0568203A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | ビデオカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227260A JPH0568203A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | ビデオカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568203A true JPH0568203A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16858036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3227260A Pending JPH0568203A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | ビデオカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0568203A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6070017A (en) * | 1995-02-22 | 2000-05-30 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Distance measuring apparatus |
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