JP4440562B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CCDなどの撮像素子を用いたビデオカメラなどに使用する映像信号処理装置に関し、特に撮像開始直後から良好な画像を出力するために露出制御やホワイトバランス制御を行う映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビデオカメラなどに用いられる露出制御を行う映像信号処理装置としては、下記の特許文献1に記載されているものが知られており、ホワイトバランス制御に関する技術は下記の特許文献2に記載されているものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−125187号公報(第3頁、図1)
【特許文献2】
特開平5−83727号公報(第3頁、図1)
【0004】
特許文献1に記載の技術は、映像信号の1画面(1フィールド)あたりの平均映像信号レベル及びAGCの制御の変動量を検出して、映像信号の基準としてあらかじめ設定した映像信号レベルと比較し、比較結果に応じてCCDカメラのシャッター速度をフィードバック制御しようとするものである。また、特許文献2に記載の技術は、画面を複数のブロックに分割し、それぞれの領域を測光して、領域ごとの測光データを基準に画面のホワイトバランス制御をするものである。
特許文献2に記載の画面の測光データを用いた映像信号処理装置の例を図9に示す。
【0005】
図9に示す装置は、光を電気信号に変換するCCD1と、CCD1の出力であるアナログ映像信号のリセットノイズを除去するCDS回路2と、CDS回路2の出力から輝度信号Yと色差信号Cとに分離するY/C分離回路3と、輝度信号Yのみを信号処理するY信号処理回路4と、色差信号CをR−Y信号とB−Y信号である色差信号に分離するC信号処理回路6と、ホワイトバランスゲイン制御手段15の出力に基づきR−Y信号のゲイン制御を行いホワイトバランスを制御するRGゲイン制御部7と、ホワイトバランスゲイン制御手段15の出力に基づきB−Y信号のゲイン制御を行いホワイトバランスを制御するBGゲイン制御部8と、R−Y信号とB−Y信号をサブキャリア周波数で変調し、変調後の信号をミックスさせて変調された色差信号Cを作り出す変調回路9と、Y信号処理回路4が出力する輝度信号Yと変調回路9が出力する色差信号Cをミックスする加算器5とを含む。
【0006】
図9に示す装置はさらに、Y/C分離回路3より得られるC信号を複数ブロックに分割し、各ブロック単位にCCD1の各色フィルタに対応する出力信号を各色フィルタごとに独立して平均化するブロック平均化回路10と、ブロック平均化回路10で得られたデータを色差信号Cに分離した後、あらかじめ設定された色温度曲線と比較する色温度曲線判定手段11と、色温度曲線判定手段11によってブロックごとに比較判定された結果を全画面にわたって平均化する全画面平均検出手段12と、あらかじめ設定された色温度判定用色差データと比較判定する色温度判定手段13と、ブロック平均化回路10及び色温度判定手段13の各出力から白信号を検出する白検出手段14と、白検出手段14の出力に基づきホワイトバランスのゲインをRGゲイン制御部7及びBGゲイン制御部8に設定するホワイトバランスゲイン制御手段15とから構成される。
【0007】
図9において、CCD1により出力された映像信号は、アナログ映像信号のリセットノイズをCDS回路2で除去後、Y/C分離回路3で輝度信号Y、色差信号Cを生成し、輝度信号YについてはY信号処理回路4でガンマ補正などの信号処理を施し、色差信号CについてはC信号処理回路6によって色差信号であるR−Y信号、B−Y信号に分離する。
【0008】
ブロック平均化回路10では、Y/C分離回路3より得られる色差信号Cを複数ブロックに分割し、各ブロック単位にCCD1の各色フィルタに対応する出力信号を各色フィルタごとに独立して平均化処理し、色温度曲線判定手段11に入力する。そして、色温度曲線判定手段11で、ブロックごとに平均化されたデータを色差信号(R−Y、B−Y)に分離する。ブロックごとの色差信号はあらかじめ設定された許容色温度範囲比較用色差データテーブルと比較し、ブロックごとの色差信号(R−Y、B−Y)が許容範囲内であれば無彩色(白)に近い信頼性の高いデータと判断してそのデータを全画面平均検出手段12に出力し、許容範囲外であればそのデータを排除するようにする。
【0009】
色温度曲線判定手段11では、図10に示すようにデータ比較を行う。図10において、aは色差信号であるR−Y信号、B−Y信号に対する色温度曲線であり、一般的なホワイトバランス制御では、3000K〜6000Kであり、この範囲を図10に領域bで示す。色温度曲線aを上下から挟むようにc:(R−B)max とd:(R−B)minのような領域を設定すれば、この範囲(領域A)に入らない色差データは無彩色(白)から遠い信頼性の低い無効データと判断できるため、この範囲(領域A)に入らないデータについては、全画面平均検出手段12に出力しない。
【0010】
したがって、色温度曲線判定手段11により、領域Aからはずれたデータは排除されるので、全画面平均色差信号はそのまますべてのデータを使用して全画面平均色差を求めた場合より無彩色(白)に近い信頼性の高いデータになり、色温度判定手段13で求める色温度も同様に信頼性の高いものにできるため、色温度の誤判定を防ぎ、以降の白検出手段14、ホワイトバランスゲイン制御手段15などの処理においても精度の高いホワイトバランス制御を実現することができるという効果が得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、露出制御において1V(フィールド)ごとの映像信号の信号レベルを算出してカメラのシャッター速度を算出して1V(フィールド)ごとにフィードバック制御を行う場合には、撮像開始直後から露出制御を安定させるまで1V(フィールド)ごと1画面分の信号レベルの平均値を算出し、算出した1画面分の信号レベルの平均値を基にレンズ絞りや撮像素子のシャッター時間制御、AGC回路の制御により露出制御を行うため、露出制御が安定するまで被写体によっては時間がかかるという問題がある。
【0012】
また、被写体が明るく撮像素子の出力が飽和するような場合には、さらに露出制御を安定させることが難しいという問題もある。
【0013】
さらに、被写体の色温度が異なるような場合、例えば蛍光灯下の白や、白熱電球下の白などは同じ白であっても蛍光灯下の場合は色温度が高く、白熱電球下の場合は色温度が低い傾向にある。ホワイトバランス制御は、一般的な白の色温度(3000K〜6000K)をホワイトバランスの開始基準として、フィールド単位で映像信号の色ごとの平均値を算出し、この色ごとの平均値を基にホワイトバランス制御を行うため、色温度に応じてホワイトバランス制御が安定し収束するまでに時間がかかるという問題がある。また、CCDカメラなどの電源をON/OFFするような場合や明るさが急激に変動するような場合には、ホワイトバランス制御は、その都度、1画面中の各色平均値を算出し、算出した各色平均値を基準にホワイトバランス制御を行うため、各色平均値を算出してからホワイトバランス制御が収束し安定するまでに時間がかかるという問題がある。
【0014】
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、撮像開始直後から露出制御やホワイトバランス制御の安定した映像信号を得ることができる映像信号処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、被写体を撮像して映像信号を生成する撮像素子と、
前記撮像素子から出力される撮像された被写体の前記映像信号の画面の平均輝度を算出する輝度信号レベル算出手段と、撮像開始直後に前記撮像素子を比較的長い露光時間と比較的短い露光時間で交互に駆動して、前記比較的短い露光時間のとき算出された前記画面の平均輝度と目標輝度に基づいて算出された第1の露光時間と、前記比較的長い露光時間のとき算出された前記画面の平均輝度と前記目標輝度に基づいて算出された第2の露光時間とに基づいて第3の露光時間を判定し、当該第3の露光時間となるように前記撮像素子の露光時間を制御する撮像素子駆動手段とを備え、前記被写体が明るく前記撮像素子が飽和している場合は前記第1の露光時間を前記第3の露光時間とし、前記被写体が暗く適切な平均輝度が得られない場合は前記第2の露光時間を前記第3の露光時間とする構成とした。
上記構成により、撮像開始直後から露出制御の安定した映像信号を得ることができるという作用を有する。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の映像信号処理装置において、前記輝度信号レベル算出手段により算出された前記画面の平均輝度の時間的変化量が所定量より大きい場合に、前記撮像素子を比較的長い露光時間と比較的短い露光時間で交互に駆動して、前記撮像素子の露光時間を制御する構成とした。
上記構成により、輝度レベル変化の大きい場合でも輝度レベル変化の直後から短時間で露出制御の安定した映像信号を得ることができるという作用を有する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の映像信号処理装置において、
撮像開始直後に前記撮像素子により撮像された撮像領域中の特定領域部分の色情報に基づいて同じ撮像領域中の他の特定領域部分のホワイトバランス制御を行うホワイトバランス調整手段をさらに備えた構成とした。
上記構成により、撮像開始直後から短時間で露出制御とホワイトバランス制御の安定した映像信号を得ることができるという作用を有する。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1つに記載の映像信号処理装置において、
前記輝度信号レベル算出手段により算出された前記画面の平均輝度時間的変化量が所定量より大きい場合に、前記撮像素子により撮像された撮像領域中の特定領域部分の色情報に基づいて同じ撮像領域中の他の特定領域部分のホワイトバランス制御を行うホワイトバランス調整手段を備えた構成とした。
上記構成により、撮像開始直後から露出制御が安定し、かつ輝度レベル変化の大きい場合でも輝度レベル変化の直後から短時間でホワイトバランス制御の安定した映像信号を得ることができるという作用を有する。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4記載の映像信号処理装置において、
前記輝度信号レベル算出手段により算出された前記輝度信号レベルに基づいて前記撮像素子の出力が飽和しているか否かを検出する飽和検出手段を備え、前記ホワイトバランス調整手段はさらに、前記飽和検出手段により飽和が検出された場合に、前記撮像素子により撮像された撮像領域中の特定領域部分の色情報に基づいて同じ撮像領域中の他の特定領域部分のホワイトバランス制御を行う構成とした。
上記構成により、撮像素子出力が飽和しているような場合や撮像開始直後、あるいは輝度変化の大きい場合でも輝度レベル変化の直後から短時間で露出制御とホワイトバランス制御の安定した映像信号を得ることができるという作用を有する。
【0022】
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか1つに記載の映像信号処理装置において、
前記撮像素子駆動手段の露光制御が完了した後、表示装置に映像を出力する構成とした。
上記構成により、被写体に応じて表示装置の階調特性を制御することにより、撮像開始直後や輝度変化の大きい場合や、撮像素子出力が飽和しているような場合でも短時間で露出制御が安定した映像信号を表示開始直後から得ることができるという作用を有する。
【0023】
請求項7に記載の発明は、請求項3から5のいずれか1つに記載の映像信号処理装置において、前記ホワイトバランス調整手段のホワイトバランス制御が完了した後、表示装置に映像を出力する構成とした。
上記構成により、被写体に応じて表示装置の階調特性を制御することにより、撮像開始直後や輝度変化の大きい場合や、撮像素子出力が飽和しているような場合でも短時間で露出制御又はホワイトバランス制御の一方又は両方の制御が安定した映像信号を表示開始直後から得ることができるという作用を有する。
【0024】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態について図1から図4を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態における映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示す装置は、光を電気信号に変換する撮像素子1010と、撮像素子1010に光を集積するためのレンズ1000と、図9に示したように撮像素子1010の出力であるアナログ映像信号を処理する前処理手段1020と、前処理手段1020の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器1030と、R、G、Bごとの色信号を生成するRGB生成手段1040と、RGB生成手段1040の出力であるR、G、B信号に対してガンマ補正、輪郭補正などの信号処理を行い、最終的な輝度信号(YOUT)1051、色差信号(COUT)1052を生成するカメラプロセス部1050を含む。また、前処理手段1020は、撮像素子1010の出力であるアナログ映像信号のリセットノイズを除去するCDS回路2、ノイズ成分が除去されたアナログ映像信号が一定の信号レベルを保持するように輝度平均値算出手段1070で生成する輝度平均値を基に映像信号のゲイン調整を行い、AGC制御信号1072で制御されるAGC回路(図示せず)、及びゲイン調整されたアナログ映像信号に対してA/D変換するためにクランプする回路(図示せず)で構成される。
【0026】
図1に示す装置はさらに、R、G、Bごとの色信号から例えば式(A)より輝度信号を生成し、
Y=0.29R+0.59G+0.11B …式(A)
図2(A)に示すように1画面中の輝度平均値を算出し、算出した輝度平均値を基準に前処理手段1020におけるAGC処理のゲインを制御するACG制御信号1072を生成するとともに、1画面中の輝度平均値を算出して輝度平均値信号1071を撮像素子駆動手段1060に出力し、さらに1V(フィールド)前の画像の輝度平均値と現在の画像の輝度平均値の差分と輝度変化が大きいか否か判定するための基準とするしきい値を比較し、輝度変化の大小を識別するための輝度平均値変動検出信号1073を生成する輝度平均値算出手段1070を含む。
【0027】
図1に示す装置はさらに、電源投入を検出し電源のON/OFF状態を示す電源投入信号1081を生成する電源検出手段1080と、撮像素子1010を駆動し、電源投入時には電源検出手段1080からの電源のON/OFF状態を示す電源投入信号1081、輝度平均値算出手段1070で算出する輝度平均値信号1071、及び輝度平均値変動検出信号1073に基づいて撮像素子1010のシャッター時間を制御するシャッター時間制御信号1061を生成する撮像素子駆動手段1060によって構成される。
【0028】
撮像素子駆動手段1060は例えば図2(B)のように、電源投入時には電源検出手段1080からの電源投入信号1081によって電源投入直後の撮像素子1010の1回目のシャッター時間(請求項1でいう第1の露光時間)を1/50sec、2回目のシャッター時間(請求項1でいう第2の露光時間)は1/1000secとしてシャッターを切るように制御する。
【0029】
そして、3回目以降のシャッター時間については、輝度平均値算出手段1070により得られた輝度平均値を基準に撮像素子駆動手段1060で生成するシャッター時間制御信号1061により撮像素子1010のシャッター時間を制御すれば、被写体が極端に明るく撮像素子1010の出力が飽和しているような場合や、被写体が極端に暗い場合であっても、撮像素子1010の出力が飽和しているような場合には、1/1000secのように撮像素子のシャッター時間を短く、被写体が極端に暗い場合にはシャッター時間を1/50secのように撮像素子1010のシャッター時間を長く制御することにより、撮像素子1010の飽和の影響のない適切な輝度平均値を得ることができる。
【0030】
例えば図2(A)のように、輝度平均値算出手段1070では1画面中のほぼ全体の画素データを用いて輝度平均値を算出し、この輝度平均値を基準に撮像素子1010のシャッター時間を算出する。図2(B)のように撮像素子1010のシャッター時間が1/50secのときに、輝度平均値算出手段1070で算出された輝度平均値が100である場合、輝度平均値100を基準として、シャッター時間1secあたりの輝度平均値を(1)〜(3)式より算出する。
1secあたりの輝度平均値=輝度平均値/シャッター時間 …(1)
1secあたりの輝度平均値=100/(1/50sec) …(2)
1secあたりの輝度平均値=5000 …(3)
【0031】
(3)式より、1secあたりの輝度平均値として5000が算出される。次に、1secあたりの輝度平均値5000を基準に露出制御が安定し収束した場合の目標となる輝度平均値である目標輝度平均値になるようなシャッター時間を(4)、(5)式より算出する。
シャッター時間=目標平均/1secあたりの輝度平均値 …(4)
1/100sec=50/5000 …(5)
(4)、(5)式により、目標輝度平均値とするシャッター時間は1/100secとして算出できる。
【0032】
次に、2回目の撮像素子1010のシャッター時間が1/1000secのときに、輝度平均値算出手段1070で算出された輝度平均値が5である場合を基に、撮像素子1010のシャッター時間1secあたりの輝度平均値を(1)式より算出する。この場合、(1)式より1secあたりの輝度平均値=5000が求められる。これから、(4)式より、目標輝度平均値を50とする場合のシャッター時間は、1/100secとして算出できる。
【0033】
よって、1回目のシャッター(1/50sec)で算出したシャッター時間1/100secと2回目のシャッター(1/1000sec)で算出したシャッター時間は共に1/100secとなるため、確率的に3回目のシャッター時間(請求項1でいう第3の露光時間)は1/100secとすればよいと判定できる。
【0034】
したがって、撮像素子駆動手段1060は3回目のシャッターから撮像素子1010のシャッター時間を1/100secとして制御すれば、3回目のシャッター以降は、輝度平均値算出手段1070で算出される輝度平均値は、目標輝度平均値である50として算出できるため、撮像開始直後から短時間で露出制御を安定させることができ、良好な画像を得ることができる。
【0035】
また、さらに輝度平均値算出手段1070では、1V(フィールド)ごとの輝度平均値の変動により、輝度平均値変動検出信号1073も制御する場合には、輝度平均値算出手段1070に1V(フィールド)前の画像と現在の画像の輝度平均値の差分から輝度変化が大きいか否かを判定するための基準となるしきい値を設けているため、このしきい値と1V(フィールド)前の画像と現在の画像の輝度平均値の差分の比較結果がしきい値より大きい場合には、例えば輝度平均値変動検出信号1073を”H”にする。
【0036】
そして、輝度平均値の変化が大きい場合には、AGC制御信号1072により前処理手段1020のAGC回路のゲインが固定になるよう制御して、前述の露出制御と同様の長時間シャッターと短時間シャッターを組み合わせた撮像素子駆動手段1060による撮像素子1010のシャッター時間制御による露出制御を優先する。他方、しきい値と1V(フィールド)前の画像の輝度平均値と現在の画像の輝度平均値の差分の比較結果がしきい値より小さい場合、つまり、輝度平均値の変化が小さい状態が継続するような場合には、輝度平均値変動検出信号1073を”L”にする。
【0037】
このとき、撮像素子駆動手段1060による撮像素子1010のシャッター時間は、輝度平均値変動検出信号1073が”L”であればシャッター時間が固定となるように制御し、シャッターでの露出制御よりもAGC制御信号1072により前処理手段1020のAGC回路を制御することによる露出制御を優先して行うようにしてもよい。
【0038】
したがって、撮像開始直後から撮像素子1010のシャッター時間を制御することにより、高速で露出制御の安定した映像が得られるとともに被写体の輝度レベルの変化に追従した露出制御の安定した映像信号を得ることができる。
【0039】
なお、ここでは撮像素子1010の1回目のシャッター時間を1/50sec、2回目のシャッター時間を1/1000secとしてシャッター時間を制御したが、逆に1回目のシャッター時間を1 /1000sec、2回目のシャッター時間を1/50secとしても同様の効果を得ることができる。
【0040】
また、被写体が明るく、撮像素子1010が飽和しているような場合であっても短時間露光と長時間露光を組み合わせているため、輝度平均値算出手段1070で輝度信号の飽和判定処理まで行うようにすれば被写体が明るすぎるような場合であっても適切に露出制御できる。
【0041】
例えば図3(A)のように輝度平均値算出手段1070で撮像素子1010の出力が飽和していると判断できる場合には、輝度平均値算出手段1070は短時間露光のシャッター時間1/1000secを基に算出し、この輝度平均値を基準に撮像素子駆動手段1060で算出したシャッター時間を示すシャッター時間制御信号1061により撮像素子1010のシャッター時間を制御し露出制御すればよい。
【0042】
なお、このときシャッター時間は(4)、(5)式から算出することができるため、撮像素子1010の3回目のシャッター時間からは適切な露出制御ができ良好な映像を得ることができる。
【0043】
また、被写体が暗く適切な輝度平均値が得られないような場合には、撮像素子1010のシャッター時間を長時間になるように制御すれば適切な輝度平均値が輝度平均値算出手段1070で得られやすくなるため、この長時間シャッターによって得られた輝度平均値を基に(1)〜(5)式のように撮像素子1010のシャッター時間を算出すれば露出制御を適切に行うことができる。
【0044】
また、撮像素子1010が飽和していない場合でかつ輝度平均値が適切に得られているような場合には、図3(B)のように1回目のシャッターだけ1/60secでシャッターを切り、それを基準に得られた輝度平均値から目標輝度平均値になるように適切なシャッター時間を算出してもよい。例えば図3(B)の場合は(6)〜(8)式より、シャッター時間としては1/72secが算出できる。
1secあたりの輝度平均値=60/(1/60sec) …(6)
1secあたりの輝度平均値=3600 …(7)
シャッター時間(1/72sec)=50/3600 …(8)
よって、撮像素子1010の2回目のシャッターからシャッター時間を1/72secとすれば安定した露出制御を行うことができるため、より短時間で露出制御を行うこともできる。
【0045】
また、図2(B)と同じ被写体の場合に、例えばシャッター時間を1/60secに固定にした場合には、(3)式より1secあたりの輝度平均値は5000であるため、1/60sec時の輝度平均値は(9)式で算出することにより83と算出されるため、
5000×(1/60sec)=5000/60≒83 …(9)
この輝度平均値=83を基準に、図4(A)に示すように前処理手段1020のAGC回路のみによる露出制御において、露出制御が安定するまでV(フィールド)ごとに(−3)ずつ輝度平均値が低くなるようにAGC処理のゲインを制御し、輝度平均値を露出制御が安定して収束した場合の目標とする目標輝度平均値である50に収束させるように制御するような場合には、目標輝度平均値である50に収束するまでに11V(フィールド)分の時間を必要とするが、図2(B)に示すように長時間(1/50sec)のシャッター時間と短時間(1/1000sec)のシャッター時間を組み合わせて輝度平均値を輝度平均値算出手段1070で算出し、輝度平均値を基に撮像素子駆動手段1060でシャッター時間を制御する場合には、図4(B)のように3V(フィールド)で目標輝度平均値である50に収束させることができるため、露出制御に要する時間を大幅に短縮させることができる。
【0046】
したがって、撮像開始直後や被写体の輝度レベルが急激に変わるような場合であっても、被写体の輝度レベルの変化に追従し高速で露出制御を安定させることができるため、カメラプロセス部1050の出力の輝度信号(YOUT)1051と色差信号1052(COUT)においても良好な映像信号を得ることができる。
【0047】
なお、ここではV(フィールド)単位での処理として述べたがフレーム単位での処理で行ってもよい。また、シャッター時間制御信号1061による撮像素子1010のシャッター時間制御だけでなくシャッター時間制御信号1061を用いてレンズ1000の絞り制御を行うことによる露出制御を行ってもよい。
【0048】
<第2の実施の形態>
図5は、本発明の第2の実施の形態における映像信号処理装置を示すブロック図である。第2の実施の形態は、図1の第1の実施の形態と次の点で異なる。すなわち、電源検出手段1080からの電源ON/OFFを識別するための電源投入信号1081及び輝度平均値変動検出信号1073によって制御され、さらにRGB生成手段1040の出力を基にホワイトバランス調整をするため画面を測光して各色の平均値を算出し、算出した各平均値を基にホワイトバランスゲインを算出し、ホワイトバランスゲイン調整をするホワイトバランス調整手段1090を設けたものである。その他、同じ構成で同じ名称で同じ番号の構成手段は第1の実施の形態で述べたものと同等の機能を有するものとする。
【0049】
例えば、まずホワイトバランス調整手段1090では、図6(A)のように1画面を水平方向に8ブロック、垂直方向に6ブロックの計48ブロックに分割し、垂直方向1段それぞれに対してR、G、Bの平均値を生成し、ホワイトバランスゲインを算出するようにする。ホワイトバランス調整手段1090では電源投入を示す電源ON/OFFを識別するための電源投入信号1081を基に電源投入直後は、1画面全体の平均値でなく垂直方向に分割された画像領域ごとの色情報を用いてホワイトバランス調整を高速で行うようにする。
【0050】
図6(A)の1段目の場合、R、G、Bごとの平均値はRave1〜Rave8、Gave1〜Gave8、Bave1〜Bave8として算出されるため、この各平均値を利用してホワイトバランスゲインを算出することができる。例えば、(10)〜(12)式より1段目の各色平均値の総和を算出し、これを基に(13)〜(15)式により2段目の映像信号のホワイトバランスを調整するためのホワイトバランスゲイン{WBgainR(1)、WBgainG(1)、WBgainB(1)}を算出する。
【0051】
ΣRave18=Rave1+Rave2+Rave3+Rave4+Rave5+Rave6+Rave7+Rave8 …(10)
ΣGave18=Gave1+Gave2+Gave3+Gave4+Gave5+Gave6+Gave7+Gave8 …(11)
ΣBave18=Bave1+Bave2+Bave3+Bave4+Bave5+Bave6+Bave7+Bave8 …(12)
WBgainR(1)=ΣGave18/ΣRave18 …(13)
WBgainG(1)=ΣGave18/ΣGave18=1(基準) …(14)
WBgainB(1)=ΣGave18/ΣBave18 …(15)
【0052】
この(13)、(14)、(15)式で算出されたホワイトバランスゲイン{WBgainR(1)、WGgainG(1)、WBgainB(1)}を用いて1段目の次の2段目の映像信号に対するホワイトバランス調整を行うようにする。さらに、3段目のホワイトバランス調整については2段目のホワイトバランス調整と同様に2段目のR、G、Bごとの平均値(Rave9〜Rave16、Gave9〜Gave16、Bave9〜Bave16)を基準に(10)〜(15)式と同様にホワイトバランスゲインを算出する。以降、同様に6段目までのホワイトバランスゲインを算出し、ホワイトバランスの調整を行う。また、2V(フィールド)目の1段目については、1V(フィールド)目の1段目の各色の平均値を基に算出した1V(フィールド)目の2段目用に算出したホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス調整を行うようにホワイトバランス調整手段1090を制御すればよい。
【0053】
したがって、1画面分のR、G、Bごと平均値(Rave1〜Rave48、Gave1〜Gave48、Bave1〜Bave48)の生成が完了することを待つことなくホワイトバランスゲインを算出できるため、1V(フィールド)目の途中(2段目)から高速でホワイトバランス制御ができる。
【0054】
よって、従来は図6(B)のように1V(フィールド)ごとにR、G、Bごとの平均値(Rave1〜Rave48、Gave1〜Gave48、Bave1〜Bave48)を算出し、それらすべての平均値から1画面分の色ごとの平均値を算出し、(10)〜(15)式のようにホワイトバランスゲイン(WBgainRV1〜WBgainRV5、WBgainGV1〜WBgainGV5、WBgainBV1〜WBgainBV5)を生成する場合には、ホワイトバランスゲイン調整は2V(フィールド)目から制御を開始していたものが、本発明では1V(フィールド)目からホワイトバランス制御できるため、ホワイトバランス制御が安定するまでに要する時間をより短縮できる。また、被写体を細分化してホワイトバランス制御を行うことができるため、被写体の変化にも追従したホワイトバランス制御も容易にできる。
【0055】
また、ホワイトバランスゲイン調整をするホワイトバランス調整手段1090に、画面を分割測光して分割領域ごとに算出する各色平均値を1V(フィールド)分保持し、現在の各色平均値との差分を生成し、この差分に対して、あらかじめ被写体が変化したか否かを判定する基準となる各色ごとのしきい値と比較できるように構成しておけば、差分がしきい値を超えない場合には被写体の変化が小さいものと判断できるため、ホワイトバランス調整手段1090のホワイトバランス制御を垂直方向に1段ごとのブロック制御から2段ずつのブロック制御や3段ずつのブロック制御などに切り換えるなどして1V(フィールド)あたりに行うホワイトバランス調整の領域や回数を変化させることにより、ホワイトバランス制御が過剰に行われ画像に違和感を与えることを軽減することもできる。
【0056】
したがって、撮像開始直後や被写体が急激に変わるような場合であっても、被写体の変化に追従し高速でホワイトバランス及び露出制御を安定させることができるため、カメラプロセス部1050の出力の輝度信号(YOUT)1051と色差信号1052(COUT)においても良好な映像信号を得ることができる。なお、ここではV(フィールド)単位での処理として述べたがフレーム単位での処理で行ってもよい。
【0057】
<第3の実施の形態>
図7は、本発明の第3の実施の形態における信号処理装置を示すブロック図である。第3の実施の形態は、図5の第2の実施の形態と次の点で異なる。すなわち、輝度信号の飽和を検出する飽和検出手段1100を設け、RGB生成手段1040の出力を基にホワイトバランスゲイン調整をするホワイトバランス調整手段1090は、電源検出手段1080からの電源ON/OFFを識別するための電源投入信号1081及び輝度平均値変動検出信号1073、さらに飽和検出手段1100によっても制御されるようにし、さらにホワイトバランス調整が収束したことを示すホワイトバランス収束信号1091をカメラプロセス部1050に出力するようにし、さらにカメラプロセス部1050はホワイトバランス収束信号1091と輝度平均値変動検出信号1073によっても制御されるようにしたものである。その他、同じ構成で同じ名称で同じ番号の構成手段は第2の実施の形態で述べたものと同等の機能を有するものとする。
【0058】
この場合、ホワイトバランス調整手段1090は、飽和検出手段1100からの飽和検出信号を基に輝度信号が飽和している場合には、飽和直前のV(フィールド)の画像から算出したホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス制御を行うようにホワイトバランス調整手段1090を制御し、さらに輝度平均値変動検出信号1073を基に輝度信号が急激に変動した場合、急激に輝度信号が変化する直前のV(フィールド)の画像から算出したホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス制御を行うようにホワイトバランス調整手段1090を制御し、さらに電源検出手段1080からの電源投入信号1081を基に急に電源がOFFからONになるような場合についても、電源OFFする直前のフィールドの画像のホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランスゲイン調整を行うようにホワイトバランス調整手段1090を制御する。
【0059】
したがって、撮像開始直後や撮像素子1010が飽和したり被写体が急激に変化するような場合であっても、被写体の輝度レベルの変化に追従し高速でホワイトバランス制御及び露出制御を安定させることができる。また、さらにカメラプロセス部1050では、ホワイトバランス調整手段1090が出力するホワイトバランス調整が収束したことを示すホワイトバランス収束信号1091からホワイトバランス制御の収束を識別でき、輝度変化の大小を示す輝度平均値変動検出信号1073から露出制御の収束を識別できるため、両方の制御が安定してからカメラプロセス部1050は映像を出力する、あるいはどちらか一方の制御が安定してからカメラプロセス部1050は映像を出力するなどの制御ができる。このため、撮像開始直後からホワイトバランス制御、露出制御の安定した映像を出力することができる。なお、ここではV(フィールド)単位での処理として述べたがフレーム単位での処理で行ってもよい。
【0060】
<第4の実施の形態>
図8は本発明の第4の実施の形態における映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。第4の実施の形態は、図7の第3の実施の形態と次の点で異なる。すなわち、表示装置1200を設けたものであり、表示装置1200は輝度平均値信号1071と輝度平均値変動検出信号1073とホワイトバランス収束信号1091によってカメラプロセス部1050の出力の表示を制御するように構成したものである。その他、同じ構成で同じ名称で同じ番号の構成手段は第3の実施の形態で述べたもの同等の機能を有するものとする。
【0061】
この場合、輝度平均値信号1071で輝度平均値が判断でき、さらに輝度平均値変動検出信号1073によって被写体の変動が判断でき、さらにホワイトバランス収束信号1091によってホワイトバランス調整の状態も分かるため、これらの情報を基に表示装置1200を制御する。例えば、暗い被写体が継続するような場合、輝度平均値が低く、輝度平均値の変動も少なく、ホワイトバランス調整も収束している状態であれば、表示装置1200の階調を暗い被写体が見やすいように階調特性を変更したり、逆に被写体が明るい場合には表示装置1200の階調を明るい被写体が見やすくなるようにするなど、表示装置1200の階調特性を被写体に応じて可変制御することができる。
【0062】
また、ホワイトバランス収束信号1091と、ホワイトバランスの収束、輝度平均値変動検出信号1073による露出制御の安定性を指標として表示装置1200の表示開始を制御すれば、ホワイトバランス制御及び露出制御が安定した状態から画像を表示することもできる。さらに輝度平均値信号1071がある一定時間”0”であれば、撮像素子1010が撮像していないものとみなして、表示装置1200の電源をOFFとする制御もできる。
【0063】
なお、表示装置1200が液晶表示装置のようにバックライトによって制御される場合にも、輝度平均値信号1071、輝度平均値変動検出信号1073、ホワイトバランス収束信号1091を用いてバックライトの制御をすればよく、被写体が暗い場合にはバックライトを明るく、被写体が明るい場合にはバックライトの光量を低下させて暗くするなどの制御をすれば被写体を見やすくでき、適切なバックライトの光量制御を行うことで消費電力を抑えることもできる。したがって、表示装置1200は良好な画像を表示することができる。
【0064】
以上説明したように本発明によれば、撮像開始直後に撮像素子1010の露光時間を長時間シャッター画像と短時間シャッター画像を基に生成した輝度平均値から算出したシャッター時間で、露出制御を適切に行うことにより、撮像開始直後から短時間で露出制御を行うことができ、カメラプロセス部1050は良好な映像信号を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、撮像開始直後から露出制御の安定した映像信号を得ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、輝度レベル変化が大きい場合でも輝度レベル変化の直後から短時間で露出制御の安定した映像信号を得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、撮像開始直後から短時間で露出制御とホワイトバランス制御の安定した映像信号を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、撮像開始直後から露出制御が安定し、かつ輝度レベル変化の大きい場合でも輝度レベル変化の直後から短時間でホワイトバランス制御の安定した映像信号を得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、撮像素子出力が飽和しているような場合や撮像開始直後、あるいは輝度変化の大きい場合でも輝度レベル変化の直後から短時間で露出制御とホワイトバランス制御の安定した映像信号を得ることができる。
請求項に記載の発明によれば、被写体に応じて表示装置の階調特性を制御することにより、撮像開始直後や輝度変化の大きい場合や、撮像素子出力が飽和しているような場合でも短時間で露出制御が安定した映像信号を表示開始直後から得ることができる。
請求項に記載の発明によれば、被写体に応じて表示装置の階調特性を制御することにより、撮像開始直後や輝度変化の大きい場合や、撮像素子出力が飽和しているような場合でも短時間で露出制御又はホワイトバランス制御の一方又は両方の制御が安定した映像信号を表示開始直後から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における映像信号処理装置の構成を示すブロック図
【図2】(A)本発明の第1の実施の形態における画面中の輝度平均値算出領域を示す図
(B)本発明の第1の実施の形態における撮像素子駆動手段による撮像素子のシャッター時間制御の様子を示す図
【図3】(A)本発明の第1の実施の形態における飽和している撮像素子出力を含む場合の撮像素子のシャッター時間制御の様子を示す図
(B)本発明の第1の実施の形態における電源投入直後の撮像素子のシャッターを1/60secとし、2回目以降のシャッター時間を1/72secとした撮像素子のシャッター時間制御の様子を示す図
【図4】(A)1V(フィールド)ごとに輝度平均値を(−3)ずつ目標輝度平均値に向けて収束させるように前処理手段のAGC回路のみで露出制御する様子を示すグラフ
(B)本発明の第1の実施の形態による露出制御を示すグラフ
【図5】本発明の第2の実施の形態における映像信号処理装置を示すブロック図
【図6】(A)ホワイトバランス調整手段による各ブロックごとの色平均値データ生成及び本発明の第2の実施の形態のホワイトバランス制御を示す図
(B)1画面の色平均値を用いたホワイトバランス制御を示す図
【図7】本発明の第3の実施の形態の映像信号処理装置を示すブロック図
【図8】本発明の第4の実施の形態の映像信号処理装置を示すブロック図
【図9】従来の映像信号処理装置を示すブロック図
【図10】図9における白検出の様子を示すグラフ
【符号の説明】
1 CCD
2 CDS回路
3 Y/C分離回路
4 Y信号処理回路
5 加算器
6 C信号処理回路
7 RGゲイン制御回路部
8 BGゲイン制御回路部
9 変調回路
10 ブロック平均化回路
11 色温度曲線判定手段
12 全画面平均検出手段
13 色温度判定手段
14 白検出手段
15 ホワイトバランスゲイン制御手段
1000 レンズ
1010 撮像素子
1020 前処理手段
1030 A/D変換器
1040 RGB生成手段
1050 カメラプロセス部
1051 輝度信号(YOUT)
1052 色差信号(COUT)
1060 撮像素子駆動手段
1061 シャッター時間制御信号
1070 輝度平均値算出手段
1071 輝度平均値信号
1072 AGC制御信号
1073 輝度平均値変動検出信号
1080 電源検出手段
1081 電源投入信号
1090 ホワイトバランス調整手段
1091 ホワイトバランス収束信号
1100 飽和検出手段
1200 表示装置

Claims (7)

  1. 被写体を撮像して映像信号を生成する撮像素子と、
    前記撮像素子から出力される撮像された被写体の前記映像信号の画面の平均輝度を算出する輝度信号レベル算出手段と、
    撮像開始直後に前記撮像素子を比較的長い露光時間と比較的短い露光時間で交互に駆動して、前記比較的短い露光時間のとき算出された前記画面の平均輝度と目標輝度に基づいて算出された第1の露光時間と、前記比較的長い露光時間のとき算出された前記画面の平均輝度と前記目標輝度に基づいて算出された第2の露光時間とに基づいて第3の露光時間を判定し、当該第3の露光時間となるように前記撮像素子の露光時間を制御する撮像素子駆動手段とを備え、
    前記被写体が明るく前記撮像素子が飽和している場合は前記第1の露光時間を前記第3の露光時間とし、前記被写体が暗く適切な平均輝度が得られない場合は前記第2の露光時間を前記第3の露光時間とすることを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 前記輝度信号レベル算出手段により算出された前記画面の平均輝度の時間的変化量が所定量より大きい場合に、前記撮像素子を比較的長い露光時間と比較的短い露光時間で交互に駆動して、前記撮像素子の露光時間を制御することを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。
  3. 撮像開始直後に前記撮像素子により撮像された撮像領域中の特定領域部分の色情報に基づいて同じ撮像領域中の他の特定領域部分のホワイトバランス制御を行うホワイトバランス調整手段を備えた請求項1又は2に記載の映像信号処理装置。
  4. 前記輝度信号レベル算出手段により算出された前記画面の平均輝度の時間的変化量が所定量より大きい場合に、前記撮像素子により撮像された撮像領域中の特定領域部分の色情報に基づいて同じ撮像領域中の他の特定領域部分のホワイトバランス制御を行うホワイトバランス調整手段を備えた請求項1から3のいずれか1つに記載の映像信号処理装置。
  5. 前記輝度信号レベル算出手段により算出された前記輝度信号レベルに基づいて前記撮像素子の出力が飽和しているか否かを検出する飽和検出手段を備え、
    前記ホワイトバランス調整手段はさらに、前記飽和検出手段により飽和が検出された場合に、前記撮像素子により撮像された撮像領域中の特定領域部分の色情報に基づいて同じ撮像領域中の他の特定領域部分のホワイトバランス制御を行うことを特徴とする請求項3又は4記載の映像信号処理装置。
  6. 前記撮像素子駆動手段の露光制御が完了した後、表示装置に映像を出力するようにした請求項1から5のいずれか1つに記載の映像信号処理装置。
  7. 前記ホワイトバランス調整手段のホワイトバランス制御が完了した後、表示装置に映像を出力するようにした請求項3から5のいずれか1つに記載の映像信号処理装置。
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