JPH0568065A - 直交変調器 - Google Patents

直交変調器

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Publication number
JPH0568065A
JPH0568065A JP3226163A JP22616391A JPH0568065A JP H0568065 A JPH0568065 A JP H0568065A JP 3226163 A JP3226163 A JP 3226163A JP 22616391 A JP22616391 A JP 22616391A JP H0568065 A JPH0568065 A JP H0568065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
carrier
phase
carriers
Prior art date
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Pending
Application number
JP3226163A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhide Tanaka
康英 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP3226163A priority Critical patent/JPH0568065A/ja
Publication of JPH0568065A publication Critical patent/JPH0568065A/ja
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】90度位相の異なる2つの搬送波を生成する回
路を構成する回路素子のばらつき、該回路素子の温度に
よる回路定数の偏差および搬送波周波数の変動の影響を
受けず、高精度な90度位相差を有する2つの搬送波を
得ることができる直交変調器を提供すること。 【構成】入力搬送波から位相がおよそ90度異なる2つ
の搬送波を生成するCR並列位相変換器21と、CR並
列位相変換器21で生成した2つの搬送波をそれぞれ加
算する加算器22と、前記2つの搬送波を減算する減算
器23と、加算器22の出力と入力ベースバンド信号の
正弦成分Qとを入力とするミキサー回路3と、減算器2
3の出力と入力ベースバンド信号の余弦成分Iとを入力
とするミキサー回路4と、ミキサー回路3の出力とミキ
サー回路4の出力とを加算する同相加算回路5とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル移動通信に好適
な直交変調器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の直交変調器はベースバンド信号の
正弦成分および余弦成分と位相が90度異なる2つの搬
送波とをそれぞれ各別に乗算し、乗算出力を加算するこ
とによって直交変調波を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来の
直交変調器によれば、90度位相の異なる2つの搬送波
を生成する回路を構成する回路素子のばらつき、回路素
子の回路定数の温度による偏差および搬送波周波数の変
動の影響を受けて高精度な位相が90度異なる2つの搬
送波を得ることができず、汎用集積回路化する場合の問
題点となっている。
【0004】本発明は90度位相の異なる2つの搬送波
を生成する回路を構成する回路素子のばらつき、該回路
素子の温度による回路定数の偏差および搬送波周波数の
変動の影響を受けず、高精度な90度位相差を有する2
つの搬送波を得ることができ、かつ汎用集積回路化にも
好都合な直交変調器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の直交変調器は、
入力搬送波から位相がおよそ90度異なる2つの搬送波
を生成する位相変換器と、位相変換器で生成した2つの
搬送波をそれぞれ加算および減算する演算回路と、演算
回路からのそれぞれの出力とベースバンド信号の正弦成
分および余弦成分とを各別に乗算する乗算回路と、乗算
回路の乗算出力を加算する加算回路とを備えたことを特
徴とする。
【0006】
【作用】本発明の直交変調器によれば、入力搬送波から
位相変換器で得た位相がおよそ90度異なる2つの搬送
波は、演算手段による加算および減算によって位相が9
0度異なる搬送波が得られる。これは位相変換器および
演算器回路を構成する回路素子のばらつき、回路素子の
回路定数の温度による偏差および搬送波周波数の変動に
よって影響を受けず、位相が90度異なった搬送波を得
ることができる。この位相が90度異なった搬送波とベ
ースバンド信号の正弦成分および余弦成分とがそれぞれ
各別に乗算されて、乗算出力が加算されて直交変調波を
得ることができる。
【0007】この場合に位相変換器および演算回路を構
成する回路素子のばらつき、回路素子の回路定数の温度
による偏差および搬送波周波数の変動によって影響を受
けず、位相が90度異なった搬送波を得ることができる
ために、回路素子の回路定数の温度による偏差および搬
送波周波数の変動によって影響を受けず、汎用集積回路
化するのに好適となる。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【0010】搬送波発振器1から出力された搬送波は位
相変換回路2に入力して、ほぼ位相が90度異なる2の
搬送波出力E1およびE2を生成する。
【0011】位相変換回路2はCR並列位相変換器21
と、CR並列位相変換器21からの搬送波出力V1と搬
送波出力V2とを加算して搬送波出力E1を得る加算器
22と、搬送波出力V1から搬送波出力V2を減算して
搬送波出力E2を得る減算器23とから構成してある。
【0012】CR並列位相変換器21は例えば図2に示
すように、コンデンサC1と抵抗R1との直列回路と、
抵抗R2とコンデンサC2との直列回路とを逆並列接続
して構成し、コンデンサC1と抵抗R2との接続点に搬
送波発振器1からの搬送波を印加し、コンデンサC1と
抵抗R1との接続点から搬送波出力V1を得ると共に、
抵抗R2とコンデンサC2との接続点から搬送波出力V
2を得るように構成してある。
【0013】入力ベースバンド信号の余弦成分Iと位相
変換回路2から出力された搬送波出力E1とはミキサー
回路3に供給して周波数混合し、入力ベースバンド信号
の正弦成分Qと位相変換回路2から出力された搬送波出
力E2とはミキサー回路4に供給して周波数混合する。
【0014】ミキサー回路3の出力およびミキサー回路
4の出力は同相加算回路5に供給して加算し、直交変調
波として出力する。
【0015】上記のように構成した本実施例の作用を説
明する。
【0016】CR並列位相変換器21において、コンデ
ンサC1のインピーダンス、コンデンサC2のインピー
ダンス、抵抗R1の抵抗値および抵抗R2の抵抗値はほ
ぼ等しく設定してある。そこで、搬送波発振器1からの
搬送波を受けてCR並列位相変換器21から、図3にお
いて示すようにほぼ位相が90度異なった搬送波出力V
1および搬送波出力V2を得ることができる。
【0017】ここで、搬送波出力V1および搬送波出力
V2は *V1=a( cosθ1+i sinθ1) *V2=a( cosθ2+i sinθ2) のように表わせる。*はベクトルであることを示し、θ
1およびθ2は搬送波出力V1、V2の位相回転量を示
し、aは搬送波出力V1およびV2の最大値を示す。
【0018】したがって、加算器22の搬送波出力E1
および減算器23の搬送波出力E2は *E1=*V1+*V2 *E2=*V1−*V2 のように表わせる。
【0019】ここで*E1と*E2との内積*E1・*
E2は *E1・*E2=a( cosθ1+ cosθ2)×a( cosθ1− cosθ2) +a( sinθ1+ sinθ2)×a( sinθ1− sinθ2) =a2 ( cos2θ1+sin2θ2)−a2 ( cos2θ2+sin2θ2) =0 となる。
【0020】したがって、θ1、θ2にかかわらず、搬
送波出力E1とE2とがなす角度ψは ψ=90度 となる。
【0021】この結果、CR並列位相変換器21、加算
器22および減算器23を構成する回路素子の回路定数
にばらつきがあっても、温度によって該回路素子の回路
定数に偏差が生じても、搬送波出力V1と搬送波出力V
2との間の位相差に変化があっても、搬送波出力E1と
搬送波出力E2とがなす角度は正確に90度となる。
【0022】搬送波出力E1と入力ベースバンド信号の
余弦成分Iとはミキサー回路3で周波数混合され、搬送
波出力E2と入力ベースバンド信号の正弦成分Qとはミ
キサー回路4で周波数混合され、ミキサー回路3の出力
およびミキサー回路4の出力は同相加算回路5で加算さ
れて、同相加算回路5から直交変調された出力、すなわ
ち直交変調波が出力される。
【0023】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、位相
変換器および演算回路を構成する回路素子のばらつき、
該回路素子の回路定数の温度による偏差および搬送波周
波数の変動による影響を受けずに、位相変換器で得た位
相がおよそ90度異なる搬送波が演算手段による加算お
よび減算によって90度位相が異なる搬送波に変換され
るために、回路素子のばらつき、回路素子の回路定数の
温度による偏差および搬送波周波数の変動による影響を
受けない直交変調器が得られるという効果がある。また
汎用集積回路化した場合、温度および搬送周波数の変動
に影響されない汎用集積回路となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例におけるCR並列位相変換器
の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の一実施例の作用の説明に供するベクト
ル図である。
【符号の説明】
1…搬送波発振器 2…位相変換回路 3、4…ミキサー回路 5…同相加算回路 21…CR並列位相変換器 22…加算器 23…減算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力搬送波から位相がおよそ90度異なる
    2つの搬送波を生成する位相変換器と、位相変換器で生
    成した2つの搬送波をそれぞれ加算および減算する演算
    回路と、演算回路からのそれぞれの出力とベースバンド
    信号の正弦成分および余弦成分とを各別に乗算する乗算
    回路と、乗算回路の乗算出力を加算する加算回路とを備
    えたことを特徴とする直交変調器。
JP3226163A 1991-09-05 1991-09-05 直交変調器 Pending JPH0568065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3226163A JPH0568065A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 直交変調器

Applications Claiming Priority (1)

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JP3226163A JPH0568065A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 直交変調器

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Publication Number Publication Date
JPH0568065A true JPH0568065A (ja) 1993-03-19

Family

ID=16840857

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3226163A Pending JPH0568065A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 直交変調器

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JP (1) JPH0568065A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6321076B1 (en) 1998-07-17 2001-11-20 Nec Corporation 90° phase shifter and image rejection mixer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6321076B1 (en) 1998-07-17 2001-11-20 Nec Corporation 90° phase shifter and image rejection mixer

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