JP2837915B2 - Afc装置 - Google Patents

Afc装置

Info

Publication number
JP2837915B2
JP2837915B2 JP2077075A JP7707590A JP2837915B2 JP 2837915 B2 JP2837915 B2 JP 2837915B2 JP 2077075 A JP2077075 A JP 2077075A JP 7707590 A JP7707590 A JP 7707590A JP 2837915 B2 JP2837915 B2 JP 2837915B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
input
signals
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2077075A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03278649A (ja
Inventor
則昭 近藤
良仁 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2077075A priority Critical patent/JP2837915B2/ja
Publication of JPH03278649A publication Critical patent/JPH03278649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2837915B2 publication Critical patent/JP2837915B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、QPSK信号遅延検波用の自動周波数制御(AF
C)装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、通信装置の受信部のAFC装置としては、受信信
号を局部発振器の発振出力により中間周波数の信号に変
換し、該中間周波数のずれを周波数弁別器により検出
し、これを前記局部発振器に帰還してその発振周波数を
制御することにより前記中間周波数のずれを補正するも
のが広く用いられていた(例えば、マイクロ波技術研究
会編「マイクロ波通信光学」(昭47−3−20)社団法人
電気通信協会p.356−361)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、QPSK変調信号のようなディジタル信号
による変調信号のスペクトルがディジタル信号のパター
ンにより中心周波数を基準とする偏りが生じる場合があ
るので、上記構成のAFC装置では、必ずしも受信部の局
部発振器の発振出力と受信信号の差周波数のずれを検出
できるとは限らないという欠点があった。
本発明は、上記欠点を除去するためになされたもので
あって、QPSK信号を遅延検波した同相成分と直交成分2
信号のもとに信号処理を行い、入力変調信号の位相に無
関係なAFC制御信号を得ることのできるAFC装置を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、入力QPSK信号を可
変周波数発振器の出力信号により直交位相関係を有する
第1および第2の基底周波数帯QPSK信号に周波数変換す
る周波数変換手段と、前記第1の基底周波数帯QPSK信号
を1シンボル時間だけ遅延する第1の遅延手段と、前記
2の基底周波数帯QPSK信号を1シンボル時間だけ遅延す
る第2の遅延手段と、前記第1の遅延手段の出力信号と
前記第2の基底周波数帯QPSK信号との積と、前記第2の
遅延手段の出力信号と前記第1の基底周波数帯QPSK信号
との積の差を求めて出力する第1の出力手段と、前記第
1の遅延手段の出力信号と前記第1の基底周波数帯QPSK
信号との積と、前記第2の遅延手段と出力信号と前記第
2の基底周波数帯QPSK信号との積の和を求めて出力する
第2の出力手段と、前記第1の出力手段と第2の出力手
段の出力信号をそれぞれ2乗しその差を求めて出力する
第3の出力手段と、前記第1,第2および第3の出力手段
の積を求めて出力する第4の出力手段と、前記第4の手
段の出力信号を積分して出力する積分器とを備え、前記
積分器の出力信号を前記可変周波数発振器に帰還して発
振周波数を制御するものである。
(作 用) 入力されたQPSK信号を周波数変換手段により直交位相
関係を有する2つの基底周波数帯のQPSK信号に変換し、
次いで第1および第2の遅延手段、第1および第2の出
力手段により遅延検波して直交位相関係を有する2つの
遅延検出信号の1段階前の信号を出力し、更にこれらの
信号を他の手段で簡単な処理を加えて遅延検波信号を出
力する。
しかし、入力されたQPSK信号と前記周波数変換手段の
可変周波数発振器の出力信号の周波数が一致しないと
き、前記遅延検波信号には周波数不一致による周波数差
の成分が存在することとなり、該遅延検波信号に劣化を
生じる。
そこで、第3および第4の出力手段により、前記第1
および第2の出力手段の出力信号から前記周波数差の成
分を検出し、これを積分器を通して前記可変周波数発振
器に帰還してAFCをかけ、前記遅延検波信号に含まれる
周波数差の成分を抑圧している。ここで、AFCは入力さ
れるQPSK信号の変調信号成分に影響されないことが要求
される。そこで、前記第1および第2の出力手段の出力
信号の位相、すなわち入力信号と1シンボル時間前の入
力信号の位相差は、これを4倍すると常に2π(rad)
の整数倍になることを着目し、第3および第4の手段に
より前記第1および第2の出力手段の出力信号に処理を
加え前記位相差の成分を巧みに消去して前記周波数差の
成分のみを取り出している。これにより、入力信号の変
調成分に影響されない安定なAFCを実現している。
(実施例) 第1図は本発明の実施例の構成図である。以下、第1
図を用いて詳細に説明する。
端子1よりQPSK信号xを加える。ここで、QPSK信号x
は式(1)で表されるものとする。
x=cos(ω1t+θ) (1) 但し ω1;角周波数 θn;位相で0,π/2,π,3π/2 前記QPSK信号xを2つに分岐し、一方を乗算器2の第
1の入力端子に、他方を乗算器4の第1の入力端子に加
える。また、可変周波数発振器5の出力yを2つに分岐
し、一方をπ/2(rad)移相器3を通して乗算器2の第
2の入力端子に、他方を乗算器4の第2の入力端子に加
える。ここで、可変周波数発振器5の出力yは式(2)
で表されるものとする。
y=cos(ω2t+φ) (2) 但し ω2;角周波数 φ ;位相 乗算器2,4は第1,第2の入力端子に入力された、両信
号の積を求め、その結果を低域通過濾波器6,7を通じて
第1の信号処理回路100の入力端子8,9に加える。入力端
子8,9における信号a,cはそれぞれ式(3),式(4)で
示される。
a=cos{Δωt=θ−φ} (3) 但し Δω=ω−ω c=cos{Δωt+θ−φ−π/2} (4) 第1の信号処理回路100においては、入力端子3に加
えた信号aを分岐し、乗算器12,14のそれぞれの第1の
入力端子に加えるとともに、遅延素子10に加える。同様
にして、入力端子9に加えた信号cを分岐し、乗算器1
3,15のそれぞれの第1の入力端子に加えるとともに、遅
延素子11に加える。遅延素子10,11はそれぞれ1タイム
スロットの遅延(τ)を与えるので、その出力には式
(5),式(6)で示す信号b,dが得られる。
b=cos{Δωt+θn-1−Δωτ−φ} (5) 但し θn-1に対し1タイムスロット前の信号の
位相 d=cos{Δωt+θn-1−Δωτ−φ−π/2}(6) 前記信号bを乗算器12の第2の入力端子に入力し、第
1の入力端子に入力した前記信号aとの積を求める。こ
れにより、乗算器12の出力に式(7)に示す信号gを得
る。
g=a*b =1/2cos{2Δωt−2 φ+θ+θn-1 −Δωτ}+1/2cos{θn−θn-1+Δωτ} (7) また、前記信号dを乗算器14の第2の入力端子に入力
し、第1の入力端子に入力した前記信号aとの積を求め
る。これにより、乗算器14の出力に式(8)に示す信号
eを得る。
e=a*d =1/2cos{2Δωt−2 φ+θ+θn-1 −Δωτ−π/2}+1/2cos{θ−θn-1 +Δωτ+π/2} (8) また、前記信号dを乗算器13の第2の入力端子に入力
し、第1の入力端子に入力した信号cとの積を求める。
これにより、乗算器13の出力に式(8)に示す信号hを
得る。
h=c*d =1/2cos{2Δωt−2 φ+θ+θn-1 −Δωτ}+1/2cos{θ−θn-1+Δωτ} (9) さらに、前記信号bを乗算器15の第2の入力端子に入
力し、第1の入力端子に入力した信号cとの積を求め
る。これにより、乗算器15の出力に式(10)に示す信号
fを得る。
f=b*c =1/2cos{2Δωt+θ−θn-1−Δωτ −2φ−π/2}1/2cos{θn-1−θ −Δωτ+π/2} (10) 前記信号eを減衰器16の第1の入力端子に、前記信号
fを第2の入力端子にそれぞれ加え、両信号の差を求め
る。これにより、減衰器16の出力に式(11)に示す信号
iを得る。
i=e−f =cos{θ−θn-1+Δωτ+π/2} (11) また、前記信号gを加算器17の第1の入力端子に、前
記信号hを第2の入力端子にそれぞれ加え、両信号を加
算する。これにより、加算器17の出力に式(12)に示す
信号jを得る。
j=g+h =cos{θ−θn-1+Δωτ} (12) 前記信号i,jを第1の信号処理回路100の出力端子29,3
0から出力し、第2の信号処理回路200の入力端子31,32
に入力するとともに、第3の信号処理回路300の入力端
子34,35に入力する。
第3の信号処理回路300においては、入力端子34に入
力した信号iを加算器18の第1の入力端子に加え、入力
端子35に入力した信号jを加算器18の第2の入力端子に
加えて両信号の和を求める。これにより、加算器18の出
力に式(13)に示す信号kを得る。
k=i+j =21/2cos{θ−θn-1+Δωτ+π/4} (13) また、前記信号jを減算器19の第1の入力端子に加
え、前記信号iを減算器19の第2の入力端子に加えて両
信号の差を求める。これにより、減算器19の出力に式
(14)に示す信号1を得る。
1=j−i =−21/2cos{θ−θn-1+Δωτ−π/4} (14) 加算器18から出力された信号kを出力端子36から、減
算器19から出力された信号1を出力端子37からそれぞれ
出力し、遅延検波出力信号として出力端子20、21を介し
て外部に出力する。
一方、第2の信号処理回路においては、入力端子31に
入力した信号iを乗算器23の第1および第2の入力端子
に入力し、信号iを2乗する。これにより、乗算器23の
出力に式(15)に示す信号nを得る。
n=i2 =1/2+1/2cos{2(θ−θn-1)2Δωτ+π}
(15) 同様にして、入力端子32に入力した信号jを乗算器24
の第1および第2の入力端子に入力し、信号jを2乗す
る。これにより、乗算器24の出力に式(16)に示す信号
oを得る。
o=j2 =1/2+1/2cos{2(θ−θn-1)+2Δωτ}
(16) さらに、前記信号n,oを減算器25に入力し、両信号の
差を求める。これにより、減算器25の出力に式(17)に
示す信号pを得る。
p=n−o =−cos{2(θ−θn-1)+2Δωτ} (17) 一方、前記信号iおよびjを乗算器22に入力し、両信
号の積を求める。これにより、乗算器22の出力に式(1
8)に示す信号mを得る。
m=i*j =1/2cos{2(θ−θn-1)+2Δωτ+π/2} (18) そして、前記信号mとpを乗算器26に入力し、両信号
の積を求める。これにより、乗算器26の出力に式(19)
に示す信号qを得る。
q=m*p =1/4sin{4(θ−θn-1)+4Δωτ} (19) 上記式(19)の第1項の(θ−θn-1)は、0,π/2,
π、3π/2であるので4(θ−θn-1)は2πの整数
倍となり、式(19)は式(20)となる。
q=−sin(4Δωτ) (20) 式(20)から、信号qの大きさは変調信号に依存する
ことなく周波数誤差Δωの関数になることがわかる。
よって、信号qをアップダウンカウンタや低域通過濾
波器などで構成される積分器27を通じて可変周波数発振
器5の周波数制御端子28に帰還することにより、AFCが
可能となる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように本発明によれば、可変周
波数発振器に帰還するAFC信号は入力されたQPSK信号の
変調信号に無関係であるので、該変調信号のパターンに
より入力されたQPSK信号にスペクトルとの偏りが生じて
も安定なAFCをかけることができる。
また、入力されたQPSK信号を周波数変換して得た基底
周波数帯のQPSK信号を、A/D変換器によりディジタル信
号に変換すれば以後の第1,第2および第3の信号処理回
路をディジタル信号処理回路で実現することができるの
で、装置の量産化,経済化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成図である。 1,8,9,31,32,34,35,……入力端子、2,4,12〜15,22〜24,
26……乗算器、3,4……移相器、5……可変周波数発振
器、6,7……低域通過濾波器、10,11……遅延素子、16,1
9,25……減算器、17,18……加算器、20,21,29,30,33…
…出力端子、27……積分器、28……周波数制御端子、10
0……第1の信号処理回路、200……第2の信号処理回
路、300……第3の信号処理回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力QPSK信号を可変周波数発振器の出力信
    号により直交位相関係を有する第1および第2の基底周
    波数帯QPSK信号に周波数変換する周波数変換手段と、 前記第1の基底周波数帯QPSK信号を1シンボル時間だけ
    遅延する第1の遅延手段と、 前記第2の基底周波数帯QPSK信号を1シンボル時間だけ
    遅延する第2の遅延手段と、 前記第1の遅延手段の出力信号と前記第2の基底周波数
    帯QPSK信号との積と、前記第2の遅延手段の出力信号と
    前記第1の基底周波数帯QPSK信号との積の差を求めて出
    力する第1の出力手段と、 前記第1の遅延手段の出力信号と前記第1の基底周波数
    帯QPSK信号との積と、前記第2の遅延手段の出力信号と
    前記第2の基底周波数帯QPSK信号との積の和を求めて出
    力する第2の出力手段と、 前記第1の出力手段と第2の出力手段の出力信号をそれ
    ぞれ2乗しその差を求めて出力する第3の出力手段と、 前記第1,第2および第3の出力手段の出力信号の積を求
    めて出力する第4の出力手段と、 前記第4の手段の出力信号を積分して出力する積分器と
    を備え、 前記積分器の出力信号を前記可変周波数発振器に帰還し
    て発振周波数を制御することを特徴とするAFC装置。
JP2077075A 1990-03-28 1990-03-28 Afc装置 Expired - Fee Related JP2837915B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2077075A JP2837915B2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 Afc装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2077075A JP2837915B2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 Afc装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03278649A JPH03278649A (ja) 1991-12-10
JP2837915B2 true JP2837915B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=13623672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2077075A Expired - Fee Related JP2837915B2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 Afc装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2837915B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03278649A (ja) 1991-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2115222C1 (ru) Устройство для компенсации фазового сдвига в цепи обратной связи усилителя мощности (варианты)
JPH0690261A (ja) 直接変換受信機における信号チャネル間の利得及び位相エラー制御方法及び装置
JPS6348469B2 (ja)
US4599743A (en) Baseband demodulator for FM and/or AM signals
JP2001045085A (ja) 直交信号発生回路および直交信号発生方法
JPH01135223A (ja) 周波数差検出器
JPH02157667A (ja) 位相検出装置及びそれを含む周波数復調器
US4109102A (en) Phase synchronizing circuit
JP2837915B2 (ja) Afc装置
US7227912B2 (en) Receiver with mirror frequency suppression
US3812433A (en) Frequency difference measuring and compensating circuit
JP2837914B2 (ja) Afc装置
JPS60203045A (ja) 位相同期検波復調器
EP0638992A1 (en) Frequency demodulation circuit
JP2837916B2 (ja) Afc装置
US5068876A (en) Phase shift angle detector
CA2079531C (en) Phase divider for complex signals
JPH03234128A (ja) フェーズドアレーアンテナ
JPH1141033A (ja) 直交バランスミクサ回路および受信装置
JPH05136836A (ja) デイジタル変調信号発生器
JPH0461450A (ja) 遅延検波回路
JP2986254B2 (ja) Afc装置
JP3259100B2 (ja) 変調器
JPH10209904A (ja) 受信機
JPS6331985B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees