JPH0568038U - 安全スイッチ装置 - Google Patents

安全スイッチ装置

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JPH0568038U
JPH0568038U JP1623692U JP1623692U JPH0568038U JP H0568038 U JPH0568038 U JP H0568038U JP 1623692 U JP1623692 U JP 1623692U JP 1623692 U JP1623692 U JP 1623692U JP H0568038 U JPH0568038 U JP H0568038U
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JP
Japan
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switch
key
cam
safety
protective cover
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Application number
JP1623692U
Other languages
English (en)
Inventor
利行 神尾
Original Assignee
大和電業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機器、産業機器などに付設される安全ス
イッチ装置であって、安全性の向上を図る。 【構成】 保護カバー40を開くと運転制御部43に接
続されたカバースイッチ42が開放されて機構の運転が
停止されるようにした安全スイッチ装置において、キー
30によって駆動されるカム機構15、17を介して開
閉動作されるキースイッチ18をカバースイッチ42と
運転制御部43間に接続する。キー30の抜取りを阻止
するロック機構を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機器、産業機器などに付設される安全スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機器、産業機器には種々の安全装置が付設されている。例えば、従来の安 全装置の一例として、加工部を開閉する保護カバーによって駆動されるスイッチ を備え、このスイッチを運転制御部と接続したものが知られている。すなわち、 保護カバー(図示せず)の一部にドグ1を設けるとともに、このドグ1の動作領 域に臨んで機器本体にリミットスイッチ2を配置する。図15に示すように保護 カバーを開いた状態ではリミットスイッチ2は開放されており、図16に示すよ うに保護カバーを閉じるとドグ1がアクチュエータ3を押圧してリミットスイッ チ2を閉成し、機器の運転が可能となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ややもすると作業者は保護カバーの開閉操作によって安全装置 を入・切りすることが面倒であるから、リミットスイッチ2を不正に常時閉成状 態に切換えてしまうことがあり、折角の安全装置が機能されないことがあった。 本考案の目的は、外部からの不正操作を不能ならしめ、もって事故の発生を確 実に防止するようにしたところの安全スイッチ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の安全スイッチ装置は、キーと、このキー操作によって駆動されるカム 機構と、このカム機構によって開閉動作されるとともに運転制御部に接続された キースイッチとを備え、このキースイッチと保護カバーにより開閉動作されるカ バースイッチとを運転制御部に対して直列に接続した構成とする。
【0005】 また、本考案の安全スイッチ装置は、キーのロック機構を備え、このロック機 構は運転制御部の機器スイッチと接続した構成とする。
【0006】 さらに、本考案の安全スイッチ装置は、キーのロック機構はカバースイッチと 機器スイッチとに接続した構成とする。
【0007】
【作用】
本考案によれば、キー操作と保護カバーとを閉じた状態においてのみ機器の運 転が許容される。
【0008】 また本考案によれば、一度差込んだキーは、機器スイッチを開放して機器の運 転を停止させた状態においてのみ抜取りが可能となる。
【0009】 さらに本考案によれば、機器が運転中の間キーはロック状態に保持される。
【0010】
【実施例】
つぎに図面を参照して本考案を説明する。図1乃至図3は本考案に係る安全ス イッチ装置を示し、全体箱形の外観を呈する筐体10の一側にはキー孔11が開 口されるとともに、底部にはコネクタ5が組付けられている。キー孔11の内側 内壁には玉入りカップからなるクリック部材12が設けられるとともに、内部に は軸13及びコイルスプリング14によって回動自在に支架されたカム15が配 設されている。カム15は全体扇形を呈しており、その一側面にはカム凹部15 aを挟んでカム凸部15b、15cが突設されるとともに他側面にもカム凸部1 5dが一体に形成されている。このカム15はスプリング16によって付勢され たカムストッパ17によって回転方向の遊動が規制されている。筐体10の下方 部にはリミットスイッチ(キースイッチ)18が組込まれている。キースイッチ 18のアークチュエータ19はシールドパッキン20を介して上方へと突出し、 その先端は前記カム15の側面に当接している。またキースイッチ18はそのア ークチュエータ19によって作動される2組のスイッチ21、22が内蔵されて いる。
【0011】 図4に示すキー30は、先端カム部31、側縁カム凸部32及びカム凹部33 を有するとともに前記キー孔11のクリック部材12が係合するクリック孔34 を有している。
【0012】 以上のように構成された安全スイッチ装置は、図5に示す自動旋盤の保護カバ ー40に適宜組付けられる。加工部Aに対して開閉自在な保護カバー40の先端 部にはドグ41が取付けられるとともに、このドグ41に対向する本体側にはリ ミットスイッチ(カバースイッチ)42が取付けられている。したがって、図5 に示す保護カバー40を閉じた状態ではカバースイッチ42はドグ41によって 閉成され、これによって自動旋盤は運転可能な状態におかれる。
【0013】 図6に示すように、自動旋盤の運転制御部43に対して前記キースイッチ18 及びカバースイッチ42は直列に接続されている。なお、44は自動旋盤の起動 スイッチである。 つぎに図7乃至図8を参照して本考案に係る安全スイッチ装置の動作について 説明する。
【0014】 図7はキー30を抜いた状態を示し、カム15はそのカム凹部15aがキー孔 11に対向するようにしてカムストッパ17によって保持されている。キースイ ッチ18のアークチュエータ19はカム15のカム凸部15bに乗り上げており 、内部のスイッチ21は開閉された状態にある。なお、他方のスイッチ22は他 の目的に利用されており、説明は省略する。
【0015】 図8はキー30がキー孔11に差込まれつつある状態を示し、カム凹部15a に沿って進入した先端カム部31によってカムストッパ17はスプリング16の 作用力に抗して上方へと移動するとともに、側縁カム凸部32がカム部15cと 係合する。キー30をなおも深く差込むことによりカム15は同図時計方向へと 回動する。そして図9に示すようにキー30を一杯まで差込んだ状態ではカム凹 部33がカム15のカム凸部15bと係合し、またキースイッチ18のアークチ ュエータ19はカム15の凸部15dの底部に滑り落ちる。これによってキース イッチ18の内部スイッチ22は閉成されるのである。
【0016】 したがって、自動旋盤はキー30が差込まれ、保護カバー40が閉じられた状 態においてのみ、運転が可能となるのである。
【0017】 図10及び図11は本考案の他の実施例を示し、上記第1の実施例と同一部品 は同一符号を付し、その構成並びに動作の説明は省略する。この第2の実施例装 置の特徴は、キー30のロック機構が付設されているところにある。
【0018】 すなわち、キースイッチ18のアークチュエータ19の一部には切欠き19a が設けられており、この切欠き19aに対応して、ソレノイド50、アークチュ エータ51などからなるロック機構が配設されている。アークチュエータ51は スプリング52によってその先端が前記キースイッチ18のアークチュエータ1 9に当接するように付勢されるとともにアーム53が組付けられている。
【0019】 このアーム53の自由端はマイクロスイッチ54の作動部55と係合している 。マイクロスイッチ54の内部スイッチはその常開接点側を前記キースイッチ1 8に接続されて前記運転制御回路部43間に直列に介挿されている。なお、ソレ ノイド50は起動スイッチ44と接続されており、これが開放されると通電され て励磁状態となる。
【0020】 上述したように通常アークチュエータ19はカム15のカム凸部15dと当接 して下方に押し下げられており、図10に示すキー30を差込む前の状態ではロ ック機構のアークチュエータ51の先端は、前記切欠き19Aの上方位置でアー チュエータ19の側面に当接している。そして、この状態では、キースイッチ1 8及びマイクロスイッチ54は共に開放されている。図11に示すようにキー3 0が差込まれることによってアークチュエータ19は上方へと移動し、これによ ってアークチュエータ51の先端は切欠き19Aに係合する。この時キースイッ チ18及びマイクロスイッチ54は共に閉成されるのである。
【0021】 したがって、一度キー30を差込むと、アークチュエータ19はアークチュエ ータ51によってロックされた状態となり、カム15の回転を阻止することから 、キー30の抜取りは不能都なる。
【0022】 しかして、保護カバー40を閉めることにより、機器は運転可能となる。 加工終了後、機器の起動スイッチ44を開放して運転を停止することにより、ソ レノイド50が励磁されてアークチュエータ51を復旧駆動する。これによって アークチュエータ19のロック状態が解除され、キー30を抜取ることができる 。
【0023】 図12乃至図14は本考案のさらに他の実施例を示し、上記実施例と同一部品 は同一符号を付し、その構成並びに動作の説明は省略する。
【0024】 この第3の実施例装置もキー30のロック機構を付設したものであるが、機器 の運転動作中のみキー30のロック機構が行われることに特徴がある。
【0025】 すなわち、ソレノイド60のアークチュエータ61はスプリング62によって キースイッチ18のアークチュエータ19から離問する方向に付勢されている。 そして、ソレノイド60は起動スイッチ44の常開接点と接続されており、起動 スイッチ44を開成して機器運転すると通電され励磁状態となる。図12はキー 30を差込む前の状態では、アークチュエータ51の先端はスプリング62の作 用力によってアークチュエータ19から離問しており、またアークチュエータ1 9も下方に位置している。マイクロスイッチ54の作動部55はアーム53によ って押圧されているが、その内部スイッチは常開接点側を前記キースイッチ18 に接続されているため開かれている。
【0026】 図13に示すようにキー30が差込まれてアークチュエータ19が上方へと移 動し、キースイッチ18が閉成されてもロック機構のアークチュエータ61は動 作されないため、マイクロスイッチ54は開かれた状態のままである。
【0027】 しかるのち、保護カバー40が閉じられ、機器の起動スイッチ44が操作され るとソレノイド60は励磁され、図14に示すようにアークチュエータ61をス プリング62の作用力に抗して押し出す。これによってアークチュエータ61の 先端はアークチュエータ19の切欠き19Aと係合し、アークチュエータ19、 換言すればキー30をロックするのである。
【0028】 この状態では、加工終了後起動スイッチ44を開放して運転を停止するまで保 持され、ソレノイド50への通電が絶たれるとアークチュエータ61はスプリン グ62の作用力によって復帰して、アークチュエータ19のロック状態が解除さ れ、キー30を抜取ることができる。
【0029】 なお、第2、第3の実施例においてソレノイドの駆動回路に機器が完全に停止 するまで通電を遅延させるタイマー回路を付加することもできることは勿論であ る。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本考案は、特殊なキーの操作と保護カバーの開閉とによっ て機器の運転制御を行うようにしたものであるから、より安全性の向上が図られ る。また、キーの操作は機器の停止状態において行われるため、不用意なキーに よる事故の発生も確実に防止することができ、一層の安全が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る安全スイッチ装置の縦断面図であ
る。
【図2】本考案に係る安全スイッチ装置の正面図であ
る。
【図3】本考案に係る安全スイッチ装置の縦断面図であ
る。
【図4】本考案に係る安全スイッチ装置のキーの側面図
である。
【図5】本考案に係る安全スイッチ装置を備えた自動旋
盤の正面図である。
【図6】本考案に係る安全スイッチ装置の概略結線図で
ある。
【図7】本考案に係る安全スイッチ装置の動作説明図で
ある。
【図8】本考案に係る安全スイッチ装置の動作説明図で
ある。
【図9】本考案に係る安全スイッチ装置の動作説明図で
ある。
【図10】本考案の第2の実施例の要部動作説明図であ
る。
【図11】本考案の第2の実施例の要部動作説明図であ
る。
【図12】本考案の第3の実施例の要部動作説明図であ
る。
【図13】本考案の第3の実施例の要部動作説明図であ
る。
【図14】本考案の第3の実施例の要部動作説明図であ
る。
【図15】従来の安全スイッチ装置の要部側面図であ
る。
【図16】従来の安全スイッチ装置の要部側面図であ
る。
【符号の説明】
10 筐体 11 キー孔 13 軸 14 コイルスプリング 15 カム 16 スプリング 17 カムストッパ 18 リミットスイッチ(キースイッチ) 19 アークチュエータ 30 キー 40 保護カバー 42 リミットスイッチ(カバースイッチ) 43 運転制御部 44 起動スイッチ 50 ソレノイド 51 アークチュエータ 52 スプリング 54 マイクロスイッチ 60 ソレノイド 61 アークチュエータ 62 スプリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護カバーを開くと運転制御部に接続さ
    れたカバースイッチが開放されて機器の運転が停止され
    るようにした工作機器などの安全スイッチにおいて、キ
    ーとこのキーの操作によって駆動されるカム機構と、こ
    のカム機構によって開閉されるとともに前記運転制御部
    に接続されたキースイッチとを備え、このキースイッチ
    を運転制御部とカバースイッチとに接続することによ
    り、キー操作と保護カバーが閉じられた状態においての
    み機器の運転を許容するようにしたことを特徴とする安
    全スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 保護カバーと協動して機器の運転を制御
    するキーのロック機構を備え、このロック機構は運転制
    御部の機器スイッチを開放することによって解除される
    ことを特徴とする請求項1の安全スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 保護カバーと協動して機器の運転を制御
    するキーのロック機構を備え、このロック機構は保護カ
    バーが閉じられてカバースイッチを閉成した状態で機器
    スイッチを閉成すると動作してキーをロックし、機器ス
    イッチの開放により解除されることを特徴とする請求項
    1の安全スイッチ装置。
JP1623692U 1992-02-20 1992-02-20 安全スイッチ装置 Pending JPH0568038U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006318692A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Idec Corp 安全スイッチ

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Effective date: 19941122