JPH05303926A - キースイッチ - Google Patents

キースイッチ

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Publication number
JPH05303926A
JPH05303926A JP9074492A JP9074492A JPH05303926A JP H05303926 A JPH05303926 A JP H05303926A JP 9074492 A JP9074492 A JP 9074492A JP 9074492 A JP9074492 A JP 9074492A JP H05303926 A JPH05303926 A JP H05303926A
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JP
Japan
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key
switch
electromagnetic solenoid
lock
switch element
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Application number
JP9074492A
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English (en)
Inventor
Kenji Shinohara
賢二 篠原
Makito Morii
真喜人 森井
Takashi Niwa
孝志 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁ソレノイド機構によるキーロック構造を
もつキースイッチにおいて、小型化を可能にするととも
に、内部スイッチおよび組立て工程数を削減してコスト
低減と作業性および生産性の向上を図る。 【構成】 キー挿入孔11を備えるケースと、ケース内
に設けられるスイッチ素子6と、ケース内に設けられキ
ー挿入孔11から挿入されるキー2に連動してスイッチ
素子6の操作を行う第1操作体14と、電磁ソレノイド
7と、電磁ソレノイド7に連動してキー2の抜き取りを
阻止するキー抜き取り阻止機構17と、電磁ソレノイド
7に連動してスイッチ素子6を操作する第2操作体8と
を備えてなるキースイッチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば工作機械等の電
源開閉用スイッチとして利用されるキースイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、工作機械の場合、機械の周囲を
ネット等からなる保護フェンスで囲って安全を図ってい
る。このような工作機械を修理や点検する場合は、保護
フェンスの一部に備えたドアを開いて内部に入るが、こ
の際に外部の操作部が誤って操作されても機械が作動し
ないように、前記ドアの開閉によって操作される安全ス
イッチを装備している。
【0003】この安全スイッチは工作機械の電源スイッ
チとして働くものであり、例えば、ドア側にキーが、ま
た出入り口の固定枠側にスイッチ本体が取り付けられ、
ドアが閉じられるとキーがスイッチ本体に挿入されて内
部スイッチがONして工作機械の電源が入り、逆にドア
が開かれるとキーがスイッチ本体から抜かれて内部スイ
ッチがOFFすることにより電源が切れるようになって
いる。
【0004】しかしながら上記のスイッチでは、ドアが
開かれた際には工作機械の作動は停止されるものの、ド
アが開かれている状態においても実際には工作機械が慣
性により回転作動している場合があり、その場合安全性
が確保されない。
【0005】そこで、このような事情に対応できる安全
スイッチとして、キーの抜き取りが自由に行えないよう
にキーをロックするための電磁ソレノイド機構と、その
電磁ソレノイド機構により作動される補助のスイッチと
が設けられ、その補助スイッチが内部スイッチに直列に
接続されて構成されるものがある。
【0006】すなわち、この安全スイッチでは、工作機
械の回転の停止検知信号により電磁ソレノイド機構を駆
動してキー抜き取りのロックを解除するようにしてお
り、これにより、工作機械の作動が確実に停止した状態
になってはじめてキーが抜け取れてドアが開けることが
できるようにしている。また、補助スイッチは、仮に、
回転検知が誤って行われて実際には回転しているのに停
止検知信号が出力された場合、ロック解除によりキーが
抜け取れてドアが開かれた際に工作機械が慣性により回
転作動するので、工作機械をできるだけ早く停止できる
ようにロック解除時には電磁ソレノイド機構の作動によ
りOFFして、これにより工作機械の電源をOFFする
ようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の電
磁ソレノイド機構と補助スイッチとを一体に設けるキー
スイッチでは、キー操作される内部スイッチと補助スイ
ッチとを直列に接続して設けるので、これを内装するス
ペースや両スイッチ間の配線スペースを必要とし、一層
スイッチの大型化を招く原因となっていた。
【0008】さらに、2個のスイッチを用いるためにコ
ストアップを招くのみならず、スイッチそれぞれの組み
付けおよびスイッチ間の配線、等の工程数が多くなり、
これらのことは組立て作業性および生産性を高める上で
の障害となっていた。
【0009】本発明はこのような点に着目してなされた
ものであって、電磁ソレノイド機構によるキーロック構
造をもつキースイッチにおいて、小型化を可能にすると
ともに、内部スイッチおよび組立て工程数を削減してコ
スト低減と作業性および生産性の向上を図るのに有利な
キースイッチの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をとる。
【0011】本発明に係るキースイッチは、キー挿入孔
を備えるケースと、ケース内に設けられるスイッチ素子
と、ケース内に設けられキー挿入孔から挿入されるキー
に連動してスイッチ素子の操作を行う第1操作体と、電
磁ソレノイドと、電磁ソレノイドに連動してキーの抜き
取りを阻止するキー抜き取り阻止機構と、電磁ソレノイ
ドに連動してスイッチ素子を操作する第2操作体とを備
えてなる構造とする。
【0012】本発明のキースイッチは、例えば、スイッ
チ素子と電磁ソレノイドとが並列配置されて構成され
る。
【0013】また、本発明のキースイッチは、例えば、
キー抜き取り阻止機構は、第1操作体のロック機構もし
くはキー挿入孔から挿入されるキーのロック機構により
構成される。
【0014】上記第1操作体のロック機構は、例えば、
電磁ソレノイドの作動に伴って往復作動するカム片と、
そのカム片に連動して前記第1操作体に係合するロック
部材とから構成される。
【0015】また、上記第1操作体のロック機構と上記
スイッチ素子を操作する第2操作体とは一体に構成でき
る。
【0016】
【作用】本発明によれば、キーに連動する第1操作体と
電磁ソレノイドに連動する第2操作体とによりスイッチ
素子の操作が行われ、キーは電磁ソレノイドに連動する
キー抜き取り阻止機構の働きにより抜き取りが阻止され
る。
【0017】そして、電磁ソレノイドに連動する第2操
作体でスイッチ素子の操作が行われることにより、従来
における補助スイッチが内部スイッチであるスイッチ素
子で兼用されることとなり、スイッチ数を1個とするこ
とができる。
【0018】
【実施例】第1の実施例の説明を行う。
【0019】本発明のキースイッチは、図1に示すよう
に、スイッチ本体1とキー2とからなり、かつ、スイッ
チ本体1はスイッチ部3とその上部にネジ連結したヘッ
ド部4とから構成されている。
【0020】図2および図3の縦断面図に示すように、
スイッチ部3の外殻となる箱型のスイッチ本体ケース5
の内部には例えば工作機器の電源回路開閉用のスイッチ
素子6と、これを操作する電磁ソレノイド7とが左右に
並列状に組み込まれている。スイッチ素子6は、上下動
する軸状の作動部材6aの上動によって内部接点(図示
せず)を閉じ、下動によって内部接点を開くよう構成さ
れ、また電磁ソレノイド7は、上下動可能に装備した作
動軸7aを内装バネ(図示せず)で上方に進出付勢する
とともに、通電励磁によって下方に強制後退させるよう
構成され、この作動軸7aと前記作動部材6aとが第2
操作体としての連結アーム8で連結されている。つま
り、自由状態では作動軸7aの上方への付勢進出作動に
よってスイッチ素子6がオン操作され、電磁ソレノイド
7への通電によってスイッチ素子6が強制的にオフ操作
されるようになっているのである。
【0021】前記ヘッド部4の外形を構成する上下二つ
割り構造のヘッドケース9の内部には、短い丸軸状の回
転カム10がその両端の支軸10a,10bを介して回
転自在に横架され、この回転カム10の上部にカム軸心
と平行にキー挿入孔11が貫通形成されている。回転カ
ム10の外周には90°の回転位相で螺旋カム溝12が
両端にわたり形成され、この螺旋カム溝12に連通する
直線ガイド溝13が前記キー挿入孔11に沿ってその幅
中央下部に設けられている。
【0022】本発明において定義するケースは、上記ス
イッチ本体ケース5とヘッドケース9とにより構成され
る。
【0023】キー挿入孔11に挿抜される前記キー2の
前部下面には前記直線ガイド溝13を介して回転カム1
0の螺旋カム溝12に係合する操作ピン2aが突設され
ており、キー2の挿抜に伴って操作ピン2aが直線ガイ
ド溝13に沿って直線的に前後移動することによって、
螺旋カム溝12を介して操作ピン2aに係合された回転
カム10が相対的に正逆回転操作されるように構成され
ている。
【0024】ヘッドケース9の下部に形成した嵌合ボス
部9aに、スイッチ操作用の第1操作体としてのプラン
ジャ14が上下動自在に装着され、バネ15によって与
えられた上方付勢力でプランジャ14上端に備えた大径
部14aが前記回転カム10の下面に当接されている。
前記大径部14aが当接作用する回転カム10外周部位
は部分的に偏平に欠除されており、図2および図3に示
すキー抜き出し状態では、プランジャ14の大径部14
aは回転カム10の円形外周面に当接作用して、プラン
ジャ14はバネ15に抗して押し下げ変位され、キー2
の挿入によって回転カム10が90°回転されると、図
8および図9に示すように、回転カム10の凹入部10
cが下向きになり、プランジャ14がバネ15によって
付勢上動変位するようになっている。
【0025】そして、このプランジャ14の下端が前記
スイッチ素子6の作動部材6aの上端に対向当接するよ
うに配置されていて、上記のようにキー2が抜き出され
てプランジャ14が回転カム10によって強制的に下動
変位された状態では、このプランジャ14によってスイ
ッチ素子6の作動部材6aを前記電磁ソレノイド作動軸
7aの上方へのバネ付勢力に打ち勝って強制的に押し下
げて、スイッチ素子6をスイッチオフ状態に操作してい
る。
【0026】前記ヘッド部4にはキー抜出し状態にある
回転カム10の回転を阻止する第1のロック機構16が
組み込まれるとともに、スイッチ本体ケース5にはヘッ
ド部4に挿入されたキー2の抜き出しを阻止するキー抜
き取り阻止機構としての第2のロック機構17が組み込
まれている。
【0027】第1のロック機構16は、図5に示すよう
に、回転カム10の一方の支軸10aの下面に形成した
凹部18にロック金具19をバネ20によって付勢係合
させることで回転カム10の回転を阻止するものであ
る。このロック金具19は、図6に示すように、金属板
片を屈曲して構成したものであり、左右両端にバネ受け
片19aを備えるとともに、上方に起立する左右一対の
解除用操作片19bを備え、中央に前記支軸10aの凹
部18に係合する突起19cを備えている。そして、前
記解除用操作片19bがキー挿入孔11の入口近くにお
いて該孔内に下方より突出されている。
【0028】この第1のロック機構16はキー2の初期
挿入操作で解除されるものであって、キー2の先端下面
の左右に形成した斜面2bが前記解除用操作片19bに
当接してこれを下方に押し込み作用することで、ロック
金具19がバネ20に抗して下動されて突起19cが凹
部18から離脱して回転カム10の回転が許容され、引
き続くキー2の挿入作動によって上記したように回転カ
ム10が回転操作されるようになっている。
【0029】第2のロック機構17は、図7に示すよう
に、スイッチ本体ケース5の内面に形成したガイド溝2
1に沿って横スライド可能なロック部材22と、これを
一方向(ロック解除方向)にスライド付勢するバネ23
と、ロック部材22をバネ23に抗して他方向(ロック
方向)に押圧スライド操作するカム片24とから構成さ
れている。このカム片24は前記電磁ソレノイド7の作
動軸7aに連結固定されていて、その端部に傾斜カム面
24aを備え、この傾斜カム面24aにロック部材22
に備えた傾斜カム面22aが当接作用している。そし
て、図2に示すように、スイッチ素子6の作動部材6a
および電磁ソレノイド7の作動軸7aがプランジャ14
によって押し下げられたスイッチオフ状態では、下降し
たカム片24に追従してロック部材22がバネ付勢力で
図中左方にスライド移動している。
【0030】そして、回転カム10の回転操作によって
上記したようにプランジャ14が上方に移動すると、図
8に示すように、上動阻止作用が解除された前記作動部
材6aおよび作動軸7aが上方に付勢移動し、カム片2
4の上動に伴って傾斜カム面24a,22aを介してロ
ック部材22がバネ付勢力に抗して図中右方にスライド
移動する。ここで、ロック部材22に働くバネ23の付
勢力は傾斜カム面24a,22aを介してロック部材2
2に働く右方への分力よりも小さく設定されている。
【0031】ロック部材22の中間部位にはロック用突
起22bが形成されており、上記のようにプランジャ1
4の上方移動に伴ってロック部材22が右方スライドす
ると、前記ロック用突起22bがプランジャ14に備え
たフランジ14bの下側に入り込み、プランジャ14の
下動を係合阻止する。従って、プランジャ14の下動が
阻止されることで、これに係合している回転カム10の
回転も阻止され、ひいては回転カム10に螺旋カム溝1
2および操作ピン2aを介して係合しているキー2の抜
き出し移動が不能となるのである。
【0032】本発明のキースイッチは以上のように構成
されており、このキースイッチを既述のように工作機械
を外囲した保護フェンスのドアにおける安全スイッチと
して使用した際の具体的な作動を説明する。
【0033】ドアを開いた状態では、スイッチ本体1か
らキー2が抜き出されており、図2に示されるように、
プランジャ14が下動してスイッチ素子6がスイッチオ
フ状態にあり、かつ、第1ロック機構16は回転カム1
0の回転を阻止するロック状態にある。この状態では振
動で回転カム10が不当に回転することはなく、また、
キー挿入孔11にドライバー等を挿し入れただけでは回
転カム10を回転させることはできない。
【0034】従って、ドア開放状態では電源回路が確実
に切られ、かつ、不用意に電源が入れられることがな
い。
【0035】ドアを閉じるとスイッチ本体1にキー2が
挿入され、その初期挿入作動によって前記第1のロック
機構16がロック解除されたのち、更なるキー2の挿入
作動によって回転カム10が螺旋カム溝12および操作
ピン2aを介して回転され、回転カム10の凹部10c
がプランジャ14上端に対向することでプランジャ14
が上動する。プランジャ14が上動すると、上方からの
当接規制が解除されたスイッチ素子6の作動部材6aと
電磁ソレノイド7の作動軸7aが一体に付勢上動して、
スイッチ素子6がスイッチオンし、工作機械の電源が入
れられる。
【0036】このプランジャ14の上動に伴って第2の
ロック機構17のロック部材22がカム片24によって
右方に押し動かされ、図8に示すように、ロック部材2
2のロック用突起22bが上動したプランジャ14のフ
ランジ14aの下に入り込み、プランジャ14の下動、
すなわち回転カム10の回転およびキー2の抜き出しが
不能(キーロック)となる。
【0037】工作機械の点検や整備のためにドアを開け
る際には、まず、外部の操作部で機械停止操作がなさ
れ、機械が完全に作動停止したことの信号が工作機械に
付設される回転検出器から電磁ソレノイド7が通電さ
れ、図8の状態で作動軸7aがバネ付勢力に抗して下方
に移動され、これに伴ってスイッチ素子6の作動部材6
aも下動してスイッチオフとなる。また、作動軸7aの
下動で第2のロック機構17のロック部材22が左方に
ロック解除移動してプランジャ14の下動が可能とな
る。この状態では、回転カム10の回転も可能となるの
で、キー2の抜き出し、つまりドアの開放が行えるよう
になる。
【0038】ドアを開いてキー2を抜くとこれに伴って
回転カム10が強制的に回転されて、プランジャ14が
バネ15に抗して押し下げ移動され、図2の状態とな
る。
【0039】以下、他の実施例の説明を行う。以下の他
実施例におけるスイッチ操作のための基本的な構成は上
記第1の実施例と同様であるので、その構造および作動
の説明は省略し、異なる構造についてのみ説明する。な
お、先の実施例と同一または同機能の部材あるいは部位
には先の実施例と同一の符号を付してある。
【0040】図10〜図13に示す第2の実施例では、
まず、電磁ソレノイド7をその作動軸7aが水平方向に
スイッチ素子6側に突出するように配置するとともに、
この作動軸7aに上記第1の実施例における連結アーム
8とロック機構17との両機能を備えるロックアーム体
40を連結して用いている。
【0041】このロックアーム体40は、作動軸7aに
連結される側の高段部40aと先端側の低段部40bと
その間の傾斜部40cとからなり、低段部40bの先端
は本体ケース5内部に一体に形成される移動案内ガイド
溝42によって受けられている。また、本体ケース5の
内部には、プランジャ14の作動案内孔44を備える突
出部45が形成されており、その作動案内孔44内にプ
ランジャ14が挿通されている。
【0042】そして、図10、図11に示すように、キ
ー2が挿入されず電磁ソレノイド7が駆動されない状態
では、低段部40bの上面にプランジャ14の下端面が
当接し、下面に作動部材6aの上端面に当接している。
ロックアーム体40は電磁ソレノイド7が作動されない
通常時には突出方向に付勢されているが、上記の状態で
はキー2が挿入されずプランジャ14が下降位置に固定
されているので、そのプランジャ14に傾斜部40cに
位置決め固定され、ロックアーム体40は退入位置にあ
る。
【0043】次に、キー2が挿入されてプランジャ14
が上昇すると、プランジャ14による傾斜部40cの位
置決め固定が解除されるので、図12、図13に示すよ
うにロックアーム体40は突出し、これにより作動部材
6aもロックアーム体40の下に沿う形で上昇してスイ
ッチ素子6がオンする。この状態では、仮にキー2が抜
き出されようとしても、高段部40aの上面にプランジ
ャ14の下端面が当接して位置決めされていてプランジ
ャ14の下降が行えないのでキー2は引き抜けず、この
ようにしてプランジャ14のロックが行われて、工作機
械作動時のキー2の抜き出しが防止されるようになって
いる。
【0044】次に、工作機械が完全に作動停止したこと
の信号が回転検出器から与えられて電磁ソレノイド7が
通電駆動されると、作動軸7aが退入されるに伴ってロ
ックアーム体40も退入し、これに伴って図10、図1
1の状態に復帰することによりスイッチ素子6がオフさ
れ、また、プランジャ14のロックも解除され、キー2
の抜き出しが行えるようになる。
【0045】第3の実施例では、回転電磁ソレノイド7
の上方に突出する作動軸7aに図14に示すようなロッ
クアーム体50を取り付け、その作動軸7aを回転する
ことにより、図15、図16に示す低段部50cにおい
てプランジャ14と作動部材6aとに当接する状態と、
図17、図18に示す高段部50aにおいてプランジャ
14と作動部材6aとに当接する状態とを得られるよう
にして、第2の実施例と同様の機能を果たすように構成
されている。
【0046】図19から図23により第4の実施例を説
明する。この実施例では、前記第2ロック機構17の構
造が変更されている。つまり、スイッチ本体ケース1の
上部には、前記ヘッド部4とは別にキーロック用ヘッド
部26が連結され、このキーロック用ヘッド部26の外
形を構成するヘッドケース27にもキー挿入孔28が形
成されるとともに、キー2にはヘッド部4のキー挿入孔
11に対するスイッチ操作用キー部2Aと、キーロック
用ヘッド部26に対するロック用キー部2Bとが備えら
れている。
【0047】また、連結アーム8を介してスイッチ素子
6の作動部材6aと一体化した電磁ソレノイド7の作動
軸7aから上方に軸状のロック部材22が突設され、こ
のロック部材22が前記キーロック用ヘッド部26のキ
ー挿入孔28に臨設されている。
【0048】そして、図22および図23に示すよう
に、キー2がヘッド部4およびキーロック用ヘッド部2
6に挿入されて、スイッチ素子6が前述と同様にスイッ
チオンされた状態で、作動軸7aの付勢上動によってキ
ー挿入孔28に突出したロック部材22がロック用キー
部2Bに形成した係合孔2cに突入して、キー2の抜き
出しを阻止(キーロック)するように構成されている。
【0049】なお、電磁ソレノイド7への通電によって
作動軸7aが下動してスイッチオフとなると、キーロッ
クが解除されるのは先の実施例と同様である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
電磁ソレノイドに連動する第2操作体でスイッチ素子の
操作が行われることにより、従来における補助スイッチ
が内部スイッチであるスイッチ素子で兼用されることと
なり、スイッチ数を1個とすることができ、これによ
り、電磁ソレノイド機構によるキーロック構造をもつキ
ースイッチにおいて、スイッチの小型化を可能にすると
ともに、スイッチ素子および組立て工程数を削減してコ
スト低減と作業性および生産性の向上を図ることができ
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るキースイッチの第1
の実施例を示す外観斜視図
【図2】スイッチ本体のキー抜き出し状態を示す切欠き
正面図
【図3】スイッチ本体のキー抜き出し状態を示す縦断側
面図
【図4】スイッチ操作機構の斜視図
【図5】第1ロック機構のロック状態を示す縦断面図
【図6】第1ロック機構の構成部材を示す斜視図
【図7】第2ロック機構の構成部材を示す斜視図
【図8】キー挿入状態を示す切欠き正面図
【図9】キー挿入状態を示す切欠き側面図
【図10】第2実施例に係るキースイッチのスイッチ本
体のキー抜き出し状態を示す切欠き正面図
【図11】そのスイッチ本体のキー抜き出し状態を示す
縦断側面図
【図12】その第1ロック機構のロック状態を示す切欠
き正面図
【図13】その第1ロック機構のロック状態を示す縦断
側面図
【図14】第3実施例に係るロックアーム体の斜視図
【図15】そのスイッチ本体のキー抜き出し状態を示す
切欠き正面図
【図16】そのスイッチ本体のキー抜き出し状態を示す
縦断側面図
【図17】その第1ロック機構のロック状態を示す切欠
き正面図
【図18】その第1ロック機構のロック状態を示す縦断
側面図
【図19】第4実施例を示す外観斜視図
【図20】そのスイッチ本体のキー抜き出し状態を示す
切欠き正面図
【図21】スイッチ本体のキー抜き出し状態を示す切欠
き側面図
【図22】キー挿入状態を示す切欠き正面図
【図23】キー挿入状態を示す切欠き側面図
【符号の説明】
2 キー 5 本体ケース(ケース) 6 スイッチ素子 7 電磁ソレノイド 9 ヘッドケース(ケース) 11 キー挿入孔 17 第2ロック機構(キー抜き取り阻止機構)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キー挿入孔を備えるケースと、 前記ケース内に設けられるスイッチ素子と、 前記ケース内に設けられ前記キー挿入孔から挿入される
    キーに連動して前記スイッチ素子の操作を行う第1操作
    体と、 電磁ソレノイドと、 前記電磁ソレノイドに連動して、前記キーの抜き取りを
    阻止するキー抜き取り阻止機構と、 前記電磁ソレノイドに連動して、前記スイッチ素子を操
    作する第2操作体と、 を備えてなるキースイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキースイッチにおいて、
    前記スイッチ素子と電磁ソレノイドとを並列配置してあ
    るキースイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のキースイッチにおいて、
    前記キー抜き取り阻止機構が、前記第1操作体のロック
    機構であるキースイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のキースイッチにおいて、
    前記ロック機構が、前記電磁ソレノイドの作動に伴って
    往復作動するカム片と、前記カム片に連動して前記第1
    操作体に係合するロック部材とからなるキースイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のキースイッチにおいて、
    前記第1操作体のロック機構と前記スイッチ素子を操作
    する第2操作体とが一体に構成されるキースイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のキースイッチにおいて、
    前記キー抜き取り阻止機構が、前記キー挿入孔から挿入
    されるキーのロック機構であるキースイッチ。
JP9074492A 1992-01-31 1992-04-10 キースイッチ Pending JPH05303926A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE69320840T DE69320840T3 (de) 1992-01-31 1993-02-01 Sicherheitsschalter
US08/011,628 US5488207A (en) 1992-01-31 1993-02-01 Key switch with a locking arrangement on a rotating element
EP93101524A EP0553885B2 (en) 1992-01-31 1993-02-01 Safety switch

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JP4-43012 1992-02-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257973A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Omron Corp 安全スイッチ
JP2012221956A (ja) * 2011-04-01 2012-11-12 Idem Safety Switches Ltd 防護ロックを備えた不正操作防止安全スイッチ装置

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